JP2003095409A - プリント基板用ストッカー - Google Patents

プリント基板用ストッカー

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JP2003095409A
JP2003095409A JP2001290170A JP2001290170A JP2003095409A JP 2003095409 A JP2003095409 A JP 2003095409A JP 2001290170 A JP2001290170 A JP 2001290170A JP 2001290170 A JP2001290170 A JP 2001290170A JP 2003095409 A JP2003095409 A JP 2003095409A
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Kazuo Tazaki
和夫 田崎
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Tani Electronics Corp
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Tani Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント基板の中間バッファ装置として各装置
間の間隙を広く設定でき、ストッカーのコンベアの幅員
と各装置側のコンベアの幅員との整合作業や各装置の作
動状態等の監視・点検等を容易にする。 【解決手段】基板用ストッカーは、複数のプリント基板
支持・搬送手段6をそれぞれ構成する各一対のコンベア
6A、6Bを一対の側壁4A、4Bの内側にそれぞれ前
後方向に移動可能に取り付け、プリント基板5の搬入ま
たは搬出の際に該基板を搬入または搬出する一対のコン
ベア6A、6Bを該基板を搬入または搬出する側に移動
させることにより該コンベアの一方の端部を該基板を搬
入または搬出する側の前記側壁4A、4Bの開口7A、
7Bから外方に所定の距離に亘って突出させ得るように
構成したストッカー本体A1と、該ストッカー本体を昇
降可能に支持すると共に、これを必要に応じて昇降させ
る昇降駆動手段8を設けた支持フレームA2とから構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装用の
プリント基板をスクリーン印刷の前又は後に一時的に段
積み状に収納してストックするプリント基板用ストッカ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の段積み式ストッカーであって、
左右一対の側壁の内側にプリント基板の左右側端部を支
持し得ると共に、プリント基板を該側壁に沿って前後方
向に搬送し得るように構成した左右一対のコンベアから
なるプリント基板の支持・搬送手段を上下に所定の間隔
ずつあけて複数設け、前記支持・搬送手段を介してプリ
ント基板を搬入・搬出し得るようにしたタイプのプリン
ト基板用ストッカーは、例えば特開平6−321317
号公報等により既に知られている。
【0003】この種のタイプのプリント基板用ストッカ
ーは、複数枚のプリント基板を互いに対向するラックプ
レートの各段にそれぞれ搭載してストックするようにし
たタイプの従来公知の段積み式ストッカー(マガジンラ
ック)と異なり、プリント基板の搬入・搬出に際し、プ
ッシャーを必要としないため、実装機等の前後の機械・
装置のパッファとして一時的に基板をストックする装置
であるプリント基板中間バッファ装置として使用するこ
とがてきるため、プリント基板の実装の作業能率を高め
ることが可能となるところから、近時においては広く利
用されている。
【0004】また、この種のタイプのプリント基板用ス
トッカーとしては、前記の如き従来公知のマガジンラッ
クの場合と同様に、大小各種サイズのプリント基板の収
納に汎用することができるようにするため、収納すべき
プリント基板のサイズに応じて基板の収納幅を調整でき
るように構成したものも近時においては広く利用に供さ
れている。
【0005】さらにまた、左右一対のコンベアを複数段
に亘って設けたこの種のプリント基板用ストッカーにあ
っては、前記の如きプリント基板中間バッファ装置とし
て使用することができるようにするため、その前後に配
置された各装置の側の一対のコンベアと該ストッカー側
の各一対のコンベアとの間の段差を使用の際に調整する
ための手段として昇降駆動手段を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来公知
のこの種プリント基板用ストッカーにおいては、各左右
一対のコンベアは左右一対の側壁の内側にその外側ない
し該コンベアの水平軸線に対し直角な方向からは見るこ
とができない態様でそれぞれの定位置に前後方向に移動
不能に配設されているため、該ストッカーの前後にコン
べアをそれぞれ具備する基板実装機等の装置を配列して
該ストッカーをバッファとして利用する場合、該ストッ
カーのコンベアの幅員とその前後に近接して配置される
各装置のコンベアの幅員とを整合する整合作業が容易で
なく、その整合作業に多大の労力と時間を費やしてい
た。
【0007】また、近時においては、長さが60mm、
幅が40mm程度の小サイズのプリント基板に対する実
装需要が携帯電話等の小型電子機器の出現により高まっ
てきている関係上、このような小型基板を多数一時的に
ストッカーにストックする場合が多くなっているが、こ
のような小型プリント基板の搬入・搬出に当たっては、
バッファとして使用されるストッカーのコンベアとその
前後に配列される装置の各コンペアとの間の間隙は、そ
の間隙に該基板が入り込んで落下して了うことを防止す
るためには、一般的には2〜5mm程度に狭くする必要
がある。しかし乍ら、ラインを形成するそれら装置の各
コンベア間の間隙をそのように狭く設定すると、各装置
が正常に作動して基板の搬送が円滑に行われているかど
うか、基板に傷や歪み等が発生していないかどうか、基
板に対するスクリーン印刷の結果の良否について該間隙
を通して監視、点検することが著しく困難となる。
【0008】本発明は、従来技術の有する上記の如き問
題点に鑑みてなされたものであって、その前後に実装機
等の他の装置をそれぞれ配置してプリント基板中間バッ
ファ装置として使用することができるようにしたプリン
ト基板用ストッカーであって、バッファとして使用する
ために、その前後に他の装置をそれぞれ配置する際に各
装置間の間隙を広く設定することができ、それによりス
トッカーのコンベアの幅員とその前後に配置される各装
置側のコンベアの幅員との整合を多大の労力と時間を費
やすことなく容易かつ正確に行えるようにすると共に、
前記の如き諸点についての監視、点検等を容易に行える
ようにしたプリント基板用ストッカーを提供することを
その主たる目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るプリント基板用ストッカーは、左右一
対の側壁の内側にプリント基板の左右側端部を支持し得
ると共に、プリント基板を該側壁に沿って前後方向に搬
送し得るように構成した左右一対のコンベアからなるプ
リント基板の支持・搬送手段を上下に所定の間隔ずつあ
けて複数設け、前記支持・搬送手段を介してプリント基
板を搬入・搬出し得るようにすると共に、前記左右一対
の側壁の一方を固定側壁として構成する一方、その他方
を可動側壁として構成し、該可動側壁を前記固定側壁に
対し接離する方向に移動させることによりプリント基板
の収納幅を任意に調整し得るようにしたプリント基板用
ストッカーにおいて、前記複数のプリント基板支持・搬
送手段をそれぞれ構成する各一対のコンベアを前記一対
の側壁にそれぞれ前後方向に移動可能に取り付け、プリ
ント基板の搬入または搬出の際に該プリント基板を搬入
または搬出する一対のコンベアを該プリント基板を搬入
または搬出する側に移動させることによりそれらの一方
の端部を該プリント基板を搬入または搬出する側の前記
側壁間の開口から外方に所定の距離に亘って突出させ得
るように構成したストッカー本体と、該ストッカー本体
を昇降可能に支持すると共に、これを必要に応じて昇降
させる昇降駆動手段を設けた支持フレームとからなって
いることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係るプリント基板用ストッ
カーは、左右一対の側壁の内側にプリント基板の左右側
端部を支持し得ると共に、プリント基板を該側壁に沿っ
て前後方向に搬送し得るように構成した左右一対のコン
ベアからなるプリント基板の支持・搬送手段を上下に所
定の間隔ずつあけて複数設け、前記支持・搬送手段を介
してプリント基板を搬入・搬出し得るようにすると共
に、前記左右一対の側壁の一方を固定側壁として構成す
る一方、その他方を可動側壁として構成し、該可動側壁
を前記固定側壁に対し接離する方向に移動させることに
よりプリント基板の収納幅を任意に調整し得るようにし
たプリント基板用ストッカーにおいて、前記複数のプリ
ント基板支持・搬送手段をそれぞれ構成する各一対のコ
ンベアを前記一対の側壁にそれぞれ前後方向に移動可能
に取り付け、プリント基板の搬入または搬出の際に該プ
リント基板を搬入または搬出する一対のコンベアを該プ
リント基板を搬入または搬出する側に移動させることに
よりそれらの一方の端部を該プリント基板を搬入または
搬出する側の前記側壁間の開口から外方に所定の距離に
亘って突出させ得るように構成したストッカー本体と、
該ストッカー本体を昇降可能に支持し、かつこれを必要
に応じて昇降させる昇降駆動手段を設けると共に、該ス
トッカー本体を昇降させることにより、前記一対の側壁
の外側から前記コンベアを一対ずつ前後方向へ移動さ
せ、かつ所定の方向へ巡回させ得るように構成した左右
一対の駆動ユニットを設けた支持フレームとからなって
いることを特徴とするものである。
【0011】さらにまた、本発明に係るプリント基板用
ストッカーは、段落0010記載のものにおいて、各コ
ンベアは前記側壁の全長と同長またはそれより若干短い
支持レールと、該支持レールの両端部にそれぞれ回動自
在に軸支された第1及び第2の従動プーリと、これら第
1及び第2の従動プーリに巻き掛けられた無端ベルト
と、該無端ベルトを巡回させる主動プーリとからそれぞ
れ構成されており、各主動プーリは各側壁に上下に所定
の間隔ずつあけて穿設した複数の横長の長孔を通して外
方にそれぞれ突出する伝動軸を介して前記各駆動ユニッ
トにそれぞれ所定の方向に回転可能に作動連結されるよ
うになっていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリント基板
用ストッカーにつき、その実施の形態の一例を示した図
面を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】図1及び2は、本発明の実施形態の一例と
してのプリント基板用ストッカー(以下、単にストッカ
ーという)の全体構成の概要を示すもので、図1はその
斜視図、図2はその正面図である。図面において、Aは
ストッカー、A1はストッカー本体、A2は該ストッカ
ー本体A1を支持する支持フレームであり、1は四角形
をした底壁2及び頂壁3のそれぞれの4個所の隅角部に
それぞれ固定され、ストッカー本体A1の骨格を形成す
る支柱である。
【0014】ストッカー本体A1は、互いに対向する左
右一対の側壁4A、4Bを具備し、その一方の側壁4A
は、図面の向かって左側の前後一対の支柱1の内側にお
いて上記底壁2と頂壁3との間に固定された固定側壁
で、その他方の側壁4Bは、該固定側壁4Aに対し接離
する方向に移動可能なように該底壁・頂壁間に設けられ
た可動側壁である。前記左右一対の側壁4A、4Bの内
側には、プリント基板5の左右側端部を支持し得ると共
に、プリント基板5を該側壁に沿って前後方向に搬送し
得るように構成した同一の構造を有する左右一対のベル
トコンベア6A、6Bからなるプリント基板5の支持・
搬送手段6が上下に所定の間隔ずつあけて段状に複数設
けられている。そして、上記他方の側壁4Bは、前述し
たように、可動側壁として構成されているため、これを
上記固定側壁4Aに対し接離する方向に移動させると、
これに伴ってその内側に設けられているベルトコンベア
6Bも一体に移動するので、プリント基板5の収納幅が
その移動量に応じて変化せしめられるようになってい
る。
【0015】本発明においては、前記複数のプリント基
板支持・搬送手段6をそれぞれ構成する各一対のベルト
コンベア6A、6Bは、前記対向側壁4A、4Bに後述
するようにそれぞれ前後方向に移動可能に取り付けられ
ており、プリント基板5の搬入または搬出の際に当該プ
リント基板を搬入または搬出する一対のベルトコンベア
6A、6Bを当該プリント基板を搬入または搬出する側
に移動させることにより該コンベアの一方の端部が当該
プリント基板を搬入または搬出する側の前記側壁4A、
4B間の開口7A、7Bから外方に所定の距離に亘って
突出せしめられるようになっている。
【0016】また、本発明に係るストッカーにあって
は、上記支持フレームA2は、上記ストッカー本体A1
を昇降可能に支持し、かつこれを必要に応じて昇降させ
るための昇降駆動手段8を具備すると共に、該ストッカ
ー本体を昇降させることにより、前記対向側壁4A、4
Bの外側から前記ベルトコンベアを一対づつ前後方向へ
移動させ、かつ所要の方向へ巡回させ得るように構成し
た一対の駆動ユニット9A、9Bを左右対称に備えてい
る。
【0017】各ベルトコンべア6A、6Bは、図1〜5
からよく分かるように、前記側壁4A、4Bの前後方向
の全長とほぼ同長またはそれより若干短い支持レール1
0と、当該支持レールの両端部にそれぞれ回動自在に軸
支された第1の従動プーリ11及び第2の従動プーリ1
2と、これら第1及び第2の従動プーリ11、12に巻
き掛けられた無端ベルト13と、無端ベルト13の下側
部分13A中央部に摩擦係合し、当該無端ベルトを支持
レール10に沿って巡回させる主動プーリ14とからそ
れぞれ構成されており、各主動プーリ14は、支持レー
ル10の中央部下側に垂下突設された軸受突起10Aに
支承され、かつ各側壁4A、4Bの中央部に上下に所定
の間隔ずつあけて突設した複数の横長の長孔15を通し
て外方にそれぞれ突出する伝動軸16を介して前記各駆
動ユニット4A、4Bにそれぞれ所定の方向に回転可能
に作動連結されるようになっている。そして、主動プー
リ14は前記伝動軸16の内端部に固着されており、前
記長孔15を通して外方に突出する該伝動軸16の突出
軸部分には、後述する駆動ユニット9A、9Bの一対の
駆動ピニオン17A、17B間に介在してそのいずれか
一方と択一的に噛合して回動する被駆動ピニオン18が
固着されている。
【0018】また、主動プーリ14と無端ベルト13と
の接触面の摩擦力を高めて該ベルトのすべりを防止する
ため、該ベルトはその下側部分13Aの中央部におい
て、前記した支持レール10の軸受突起10Aに回動自
在に軸支されたピンチローラ19により主動プーリ14
に対して弾性的に圧接されている。そしてまた、各支持
レール10には、前記第1及び第2の従動プーリ11、
12が軸支されている側とは反対側の両端部寄りの部位
に摺動突起20、21がそれぞれ突設されており、これ
らの摺動突起20、21は、各側壁4A、4Bの前後両
端寄りの部位に上下に所定の間隔ずつあけて穿設した各
一対の横長の長孔22、23内にそれぞれ摺動自在に挿
通され、上記伝動軸16と相俟って各一対のベルトコン
ベア6A、6Bを該側壁にそれぞれ前後方向に移動可能
に支持している。
【0019】各駆動ユニット9A、9Bは、減速歯車機
構(図示してない)を内蔵するギヤボックス22と、こ
のギヤボックスに固定され、該内蔵歯車機構を回転駆動
するサーボモータ23とからなる駆動部24と、該駆動
部24をストッカー本体A2の各側壁4A、4Bに関
し、前後方向に往復移動させる往復動機構25と、これ
らの駆動部24及び往復動機構25を一体的に組み付け
た枠体26とで複合機能を有する単一の構造体として構
成されている。
【0020】前記した各駆動ユニット9A、9Bの枠体
26は、図示の例にあっては、平面コ字状の凹所27を
有し、該凹所の対向壁28、29間には、ギヤボックス
22を摺動自在に支持する上下2本のガイドロット3
0、30が該ギヤボックスを左右方向に平行に貫通して
延設されていると共に、該対向壁28、29の外側には
前記往復動機構25を構成するエアシリンダ31、32
がそれぞれ同軸的に配設され、各エアシリンダ31、3
2のピストンロッド33は各対向壁28、29を貫通し
て前記ガイドロッド30、30の中間に延在し、ギヤボ
ックス22の左右側壁にそれぞれ連結されている。前記
対向壁28、29と共に、前記コ字状凹所27を形成し
ている枠体26の長方形前壁部26Aには、その中央部
位にストッカー本体A2の各側壁4A、4Bの中央部に
上下に複数段に亘って設けられている横長の長孔15に
対応する横長の長孔34が穿設されており、前記ギヤボ
ックス22の内蔵歯車機構に同一方向に回転するように
連結された一対の出力歯車軸35A、35Bが互いに所
定の間隔をあけて該横長の長孔34を通して前方へ突出
し、該歯車軸35A、35Bの先端部に前記駆動ピニオ
ン17A、17Bがそれぞれ固着されている。上記の如
く構成された駆動ユニット9A、9Bのうち、左側の駆
動ユニット9Aは、支持フレームA2頂部の左端部寄り
の部位に固定した支持台36A上に取り付けた取付板3
7Aに、ストッカー本体A2の左側の固定側壁4Aの外
側面に該外側面との間に所定の間隙を残して対面させた
態様で取り付けられている一方、右側の駆動ユニット9
Aは、支持フレームA2頂部の右端部寄りの部位に固定
した左右方向に延在する一対の支持レール36B上に左
右方向に摺動可能に設けた摺動部材37Bに取り付けた
取付部材37B′に、ストッカー本体A2の右側の可動
側壁4Bの外側面に該外側面との間に所定の間隙を残し
て対面させた態様で取り付けられている。図1におい
て、符号38は可動側壁4Bを固定側壁4Aに対し接離
する方向に移動させてプリント基板5の収納幅を調整す
る際に前記摺動部材37Bを摺動調整するための調整部
材である。
【0021】前記したストッカー本体A1の昇降駆動手
段8は、図示の例にあっては、図1及び2に示すよう
に、支持フレームA2の左端部内側に立設され、該支持
フレームの上方へ突出する突出部分39Aを有する取付
板39と、該突出部分39Aの外側に固定されたモータ
40と、該モータを動力源とするベルト伝動機構41
と、前記取付板39の内側に垂直軸線周りに回動可能に
縦設され、該ベルト伝動機構41を介して回転駆動され
るボールネジ42と、該ボールネジ42と螺合し、かつ
ストッカー本体A1を担持する担持手段43を備えたコ
字状のボールナット44とからなっており、モータ40
を起動し、ボールネジ42をベルト伝動機構41を介し
て所定の方向に回動させてやることによりストッカー本
体A1を自在に昇降させることができるようにされてい
る。
【0022】図12は、本発明に係るストッカーAを中
間バッファ装置として使用する場合の一使用態様を示
し、ストッカーAの前後に装置B、Cをそれぞれ所定の
間隔をあけて配置し、装置BからストッカーAにそれぞ
れのコンベアを介して小サイズのプリント基板5を搬入
している様子を図解したものである。図中、B1は、装
置Bの搬入側の一対のコンベア、B2はその搬出側の一
対のコンベア、C1は装置Cの搬入側の一対のコンベ
ア、C2はその搬出側の一対のコンベアであり、6A
(6B)は装置Bの搬出側コンベアB2と協働して小型
プリント基板5を搬入中のストッカーA側の一対のコン
ベアである。同図に図解されているように、ストッカー
A側の当該コンベアはストッカー本体Aの前方に装置B
の搬出側コンベアC2の搬出端部に近接した位置まで突
出して前記プリント基板5の搬入を容易かつ確実ならし
めている。
【0023】図13は図12に示したバッファとしての
ストッカーAの休止時におけるそのコンベア駆動部24
の位置を示すと共に、該ストッカーのストッカー本体A
1と装置Cの搬入側コンベアC1との間に比較的広い間
隙Sが設けられている状態を示し、図14はストッカー
A側のコンベア6A、6Bが後方に装置Cの搬入側コン
ベアC1の搬入端部に近接した位置まで突出して前記プ
リント基板5を該コンベアC1上に確実に受け渡してい
る状態を図解したものである。ストッカーAの休止時に
は、駆動ユニット9A、9Bの駆動部24は、図9及び
13に示すように、該ユニットの中央位置、すなわちニ
ュートラル位置にあり、プリント基板5を後方へ搬送す
る場合には、駆動部24はエアシリンダ31の作動によ
り、図10及び14に示すように、ニュートラル位置か
ら側壁中央部の横長の長孔15に案内されて後方へ移動
し、これに伴って駆動部24と一体に移動する駆動ピニ
オン17A、17Bの一方17Aを伝動軸16の被駆動
ピニオン18に圧接し、該伝動軸16及び主動プーリ1
4を介してコンベア6A、6Bを後方へ押圧するので、
該コンベア6A、6Bはその支持レール10の摺動突起
20、21が挿通されている前記横長の長孔22、23
に案内されて側壁4A、4B間の後方の開口7Bから後
方に所定の距離に亘って突出せしめられる。そして、こ
れと同時に駆動部24が起動され、その回転が駆動ピニ
オン17A、これと噛合する被駆動ピニオン18、伝動
軸16及び主動プーリ14を介してコンベア6A、6B
に伝達されるので、該コンベアは基板5の搬出方向へ巡
回せしめられ、該基板の搬送を行う。
【0024】コンベア6A、6Bを図12に示したよう
に前方へ突出させて基板5の搬入を行う場合には、図7
及び11に示すように、エアシリンダ32を作動させ、
駆動部24を前方へ移動させて他方の駆動ピニオン17
Bを被駆動ピニオン18に噛合させ、その回転を当該コ
ンベアに伝達してこれを搬入方向に巡回させる。
【0025】一対の駆動ピニオン17A、17Bは、図
9において、いずれも時計方向に回転駆動せしめられる
ようになっているので、伝動軸16の被駆動ピニオン1
8は該駆動ピニオンのいずれと噛合しても常に反時計方
向に回転駆動せしめられる。従って、コンベア6A、6
Bを巡回させる主動プーリ14も常に被駆動ピニオン1
8と同一の方向に回転する。しかし乍ら、駆動部24の
モータ23を逆回転させることにより、主動プーリ14
の回転方向、従って又コンベア6A、6Bの巡回方向を
逆転させることができる。
【0026】本発明は、叙上の如く構成されているの
で、それによれば、その前後に実装機等の他の装置をそ
れぞれ配置してプリント基板中間バッファ装置として使
用することができるようにしたプリント基板用ストッカ
ーであって、バッファとして使用するために、その前後
に他の装置をそれぞれ配置する際に各装置間の間隙を広
く設定することができ、それによりストッカーのコンベ
アの幅員とその前後に配置される各装置側のコンベアの
幅員との整合を多大の労力と時間を費やすことなく容易
かつ正確に行えるようにすると共に、基板の大小に拘わ
らずその搬送を安全かつ確実に行うことができ、しかも
各装置が正常に作動して基板の搬送が円滑に行われてい
るかどうか、基板に傷や歪み等が発生していないかどう
か、基板に対するスクリーン印刷の結果の良否等につい
て各装置間の該間隙を通して容易に監視、点検すること
ができるようにしたプリント基板用ストッカーを提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る基板用ストッカーの全体構
成の概要を示す斜視図。
【図2】図2は図1の正面図。
【図3】図3はストッカー本体の拡大斜視図。
【図4】図4は図3とは異なる角度から見たストッカー
本体の拡大斜視図。
【図5】図5はコンベアと駆動ユニットとの関係を示す
斜視図。
【図6】図6は図5に示したコンベアと駆動ユニットを
裏返して見た斜視図。
【図7】図7は一方の駆動ユニットの斜視図。
【図8】図8は他方の駆動ユニットの斜視図。
【図9】図9の(A)前記一方の駆動ユニットの平面図
であり、その(B)は(A)の右側面図。
【図10】図10は一方の駆動ピニオンと被駆動ピニオ
ンとの噛合状態を一部破断して示す平面図。
【図11】図11は他方の駆動ピニオンと被駆動ピニオ
ンとの噛合状態を示す一部破断して示す平面図。
【図12】図12は本発明に係るストッカーを中間バッ
ファ装置として使用する場合の一使用例を示す側面図。
【図13】図13は図12に示した使用例において、ス
トッカーの休止時におけるコンベア駆動部の位置等を示
す説明図。
【図14】図14はストッカー側のコンベアが他の装置
の搬入側コンベアの搬入端部に近接した位置まで突出し
て基板を該コンベア上に確実に受け渡している状態を示
す説明図。
【符号の説明】
A1 ストッカー本体 A2 支持フレーム 4A、4B 側壁 5 プリント基板 6 支持・搬送手段 6A、6B ベルトコンベア 7A、7B 開口 8 昇降駆動手段 9A、9B 駆動ユニット 10 支持レール 11、12 従動レール 13 六端ベルト 14 主動プーリ 15 長孔 16 伝動軸 17A、17B 駆動ピニオン 18 被駆動ピニオン 22、23 長孔 24 駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の側壁の内側にプリント基板の
    左右側端部を支持し得ると共に、プリント基板を該側壁
    に沿って前後方向に搬送し得るように構成した左右一対
    のコンベアからなるプリント基板の支持・搬送手段を上
    下に所定の間隔ずつあけて複数設け、前記支持・搬送手
    段を介してプリント基板を搬入・搬出し得るようにする
    と共に、前記左右一対の側壁の一方を固定側壁として構
    成する一方、その他方を可動側壁として構成し、該可動
    側壁を前記固定側壁に対し接離する方向に移動させるこ
    とによりプリント基板の収納幅を任意に調整し得るよう
    にしたプリント基板用ストッカーにおいて、前記複数の
    プリント基板支持・搬送手段をそれぞれ構成する各一対
    のコンベアを前記一対の側壁にそれぞれ前後方向に移動
    可能に取り付け、プリント基板の搬入または搬出の際に
    該プリント基板を搬入または搬出する一対のコンベアを
    該プリント基板を搬入または搬出する側に移動させるこ
    とによりそれらの一方の端部を該プリント基板を搬入ま
    たは搬出する側の前記側壁間の開口から外方に所定の距
    離に亘って突出させ得るように構成したストッカー本体
    と、該ストッカー本体を昇降可能に支持すると共に、こ
    れを必要に応じて昇降させる昇降駆動手段を設けた支持
    フレームとからなっていることを特徴とするプリント基
    板用ストッカー。
  2. 【請求項2】 左右一対の側壁の内側にプリント基板の
    左右側端部を支持し得ると共に、プリント基板を該側壁
    に沿って前後方向に搬送し得るように構成した左右一対
    のコンベアからなるプリント基板の支持・搬送手段を上
    下に所定の間隔ずつあけて複数設け、前記支持・搬送手
    段を介してプリント基板を搬入・搬出し得るようにする
    と共に、前記左右一対の側壁の一方を固定側壁として構
    成する一方、その他方を可動側壁として構成し、該可動
    側壁を前記固定側壁に対し接離する方向に移動させるこ
    とによりプリント基板の収納幅を任意に調整し得るよう
    にしたプリント基板用ストッカーにおいて、前記複数の
    プリント基板支持・搬送手段をそれぞれ構成する各一対
    のコンベアを前記一対の側壁にそれぞれ前後方向に移動
    可能に取り付け、プリント基板の搬入または搬出の際に
    該プリント基板を搬入または搬出する一対のコンベアを
    該プリント基板を搬入または搬出する側に移動させるこ
    とによりそれらの一方の端部を該プリント基板を搬入ま
    たは搬出する側の前記側壁間の開口から外方に所定の距
    離に亘って突出させ得るように構成したストッカー本体
    と、該ストッカー本体を昇降可能に支持し、かつこれを
    必要に応じて昇降させる昇降駆動手段を設けると共に、
    該ストッカー本体を昇降させることにより、前記一対の
    側壁の外側から前記コンベアを一対ずつ前後方向へ移動
    させ、かつ所定の方向へ巡回させ得るように構成した左
    右一対の駆動ユニットを設けた支持フレームとからなっ
    ていることを特徴とするプリント基板用ストッカー。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプリント基板用ストッ
    カーにおいて、各コンベアは前記側壁の全長と同長また
    はそれより若干短い支持レールと、該支持レールの両端
    部にそれぞれ回動自在に軸支された第1及び第2の従動
    プーリと、これら第1及び第2の従動プーリに巻き掛け
    られた無端ベルトと、該無端ベルトを巡回させる主動プ
    ーリとからそれぞれ構成されており、各主動プーリは各
    側壁に上下に所定の間隔ずつあけて穿設した複数の横長
    の長孔を通して外方にそれぞれ突出する伝動軸を介して
    前記各駆動ユニットにそれぞれ所定の方向に回転可能に
    作動連結されるようになっていることを特徴とするプリ
    ント基板用ストッカー。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010189094A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Shiidaa Kk 搬送物品の一時保管装置
KR101192751B1 (ko) 2005-12-29 2012-10-18 엘지디스플레이 주식회사 평판표시장치 제조 장비 및 이를 이용한 평판표시장치 제조방법
CN103420147A (zh) * 2013-08-29 2013-12-04 东莞市新泽谷机械制造股份有限公司 具有收板放板功能的pcb过板机构
JP2014075510A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Yamaha Motor Co Ltd 基板搬送装置、基板作業装置および搬送ベルト
CN109927472A (zh) * 2017-12-19 2019-06-25 天津市祥元科技有限公司 一种带有储存箱的木板年画生产设备
CN113247549A (zh) * 2021-06-24 2021-08-13 福莱盈电子股份有限公司 一种柔性电路板元件运输装置
CN114348615A (zh) * 2022-01-11 2022-04-15 珠海中京电子电路有限公司 一种压蓝胶、包边机与前处理连线方法、连线系统及应用

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