JP2020185735A - 切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断部の揺動に起因する被照光領域の変化を抑制し、作業性を向上させることが可能な切断機を提供する。【解決手段】切断刃Pを装着可能な切断部7と、被加工材を載置可能な載置面2Aを有するベース部2と、切断部7を第1方向に延びる軸心Bを中心に載置面2Aに対して近接及び離間するように揺動可能に支持する切断部支持部4と、切断部支持部4に設けられ載置面2Aに向けて光を照射可能な照明部5と、を備えている。さらに、照明部5は、載置面2Aと直交する第2方向において、軸心Bに関してベース部2と反対側に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は切断機に関する。
従来、木材等の被加工材を切断するために切断工具が広く用いられている。このような切断工具としては、例えば、特許文献1に記載の卓上丸鋸が知られている。特許文献1に記載の卓上丸鋸は、切断刃を装着可能な切断部と、被加工材を載置可能な載置面を有するベース部と、切断部を載置面に対して近接及び離間するように揺動可能に支持する切断部支持部と、を備えている。また、切断部には、載置面に向けて光を照射可能な照明部が設けられている。
上記の卓上丸鋸を用いた切断作業においては、作業者は被加工材を載置面に載置し、切断部を載置面に対して近接させるように揺動させることで被加工材を切断する。
特開2016-209939号公報
上記の卓上丸鋸においては、照明部が切断部に設けられているため、切断部を揺動させると、照明部も切断部と一体に揺動し、照明部の載置面(ベース部)に対する位置も変化する。このため、切断部の揺動に起因して、被照光領域(載置面及び載置面に載置された被加工材の表面のうちの照明部から照射された光によって照らされる領域)が変化してしまい、作業性が低下するという問題があった。例えば、被加工材を切断するために切断部を載置面に近接するように揺動させた際には、照明部も載置面に対して近接して被照光領域が縮小してしまうため、被加工材の視認性が低下し、作業性が低下してしまっていた。
そこで本発明は、切断部の揺動に起因する被照光領域の変化を抑制し、作業性を向上させることが可能な切断機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、切断刃を装着可能な切断部と、被加工材を載置可能な載置面を有するベース部と、前記切断部を第1方向に延びる揺動軸心を中心に前記載置面に対して近接及び離間するように揺動可能に支持する切断部支持部と、前記切断部支持部に設けられ前記載置面に向けて光を照射可能な照明部と、を備え、前記照明部は、前記載置面と直交する第2方向において、前記揺動軸心に関して前記ベース部と反対側に位置することを特徴とする切断機を提供している。
上記の構成によれば、切断部が揺動軸心を中心に載置面に対して揺動する際に、照射部の光の照射範囲が変化することを抑制し、作業性を向上させることができる。また、照明部が揺動軸心に関してベース部と反対側に位置することにより、照明部が揺動軸心に関してベース部側に設けられる場合と比較して、照射部の光の照射範囲を広くすることができるため、作業性を更に向上させることができる。
上記構成において、前記切断部支持部は、前記切断部を前記載置面に対して前記第1方向と交差する第3方向に移動可能に支持する第1支持部を有することが好ましい。
上記構成において、前記照明部は、前記第1支持部に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、切断部が揺動軸心を中心に載置面に対して揺動する際に、照射部の光の照射範囲が変化することを抑制し、作業性を向上させることができる。
上記構成において、前記第1支持部は、前記第3方向に延びるとともに前記切断部を前記載置面に対して前記第3方向に移動可能に支持する少なくとも2本の軸部材と、前記少なくとも2本の軸部材を連結する連結部と、を有し、前記照明部は、前記連結部に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、軸部材が1本のみの場合と比較して安定して切断部を支持することができる。
上記構成において、前記切断部支持部は、前記第1支持部に対して前記第3方向に摺動可能に設けられた第2支持部をさらに有し、前記第2支持部は、前記切断部を前記揺動軸心を中心に前記載置面に対して近接及び離間するように揺動可能に支持し、前記切断部は、前記第2支持部が前記第1支持部に対して摺動することによって前記載置面に対して前記第3方向に移動し、前記照明部は、前記第2支持部に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、切断部の揺動に伴う被照光領域の変化を抑制できるため、作業性を向上させることができる。
上記構成において、前記照明部に接続され前記照明部に電力を供給するための配線と、前記第1支持部に設けられ前記配線を支持する配線支持部と、をさらに備えていることが好ましい。
上記構成において、前記切断部に装着された前記切断刃を回転駆動させるためのモータと、前記モータの電力源と接続可能な第1電源接続部と、前記モータの電力源とは異なる前記照明部の電力源と接続可能な第2電源接続部と、をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、モータの電力源が使用不可能な場合(例えば、卓上丸鋸の電源コードのコンセントプラグを交流電源に接続していない状態で、卓上丸鋸を運搬する場合等)でも、照明部の電力源が接続されていれば、照明部から光を照射することができ、作業性を向上させることができる。
本発明によれば、切断部の揺動に起因する被照光領域の変化を抑制し、作業性を向上させることが可能な切断機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す左側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態の卓上丸鋸の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す正面図であり、ホルダが傾動した状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す左側面図であり、切断部がベース部に対して近接するように揺動した状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す左側面図であり、切断部が載置面に対して前方に移動した状態を示している。 本発明の第2の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す左側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す左側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る卓上丸鋸の外観を示す正面図である。
本発明の実施の形態による切断機について、図1乃至図10を参照しながら説明する。最初に、本発明の第1の実施の形態による切断機の一例である卓上丸鋸1について図1乃至図6を参照しながら説明する。
卓上丸鋸1は、木材等(被加工材)を切断するための電動式の切断機であり、図1及び図2に示されるように、被加工材を載置可能な載置面2Aを有するベース部2と、ホルダ3と、切断部支持部4と、照明部5と、配線支持部6と、切断刃Pを着脱可能な切断部7と、モータ8と、を備えている。なお、詳細は後述するが、ホルダ3、切断部支持部4、照明部5、配線支持部6、及び切断部7は、載置面2Aに対して左右方向に一体に傾動可能に構成されており、切断部7は、載置面2A(ベース部2)に対して近接及び離間するように揺動可能に且つ載置面2Aに対して前後方向に移動可能に切断部支持部4に支持されている。
以下の説明においては、図1に示されている「上」を上方向、「下」を下方向、「前」を前方向、「後」を後方向と定義する。また、図1において紙面奥から紙面手前に向かう方向を左方向、紙面手前から紙面奥に向かう方向を右方向と定義する。また、以下においては、特に言及しない限り、切断部7が載置面2Aに対して傾動及び揺動していない状態を基準に説明する。
図1及び図2に示されているように、ベース部2は、ベース21と、ターンテーブル22と、フェンス部23と、操作部24と、傾動軸25と、傾動位置調整機構26と、を有している。
ベース21は、床面等に接地される金属製の部分であり、中央円形部21Aと、左脚部21Bと、右脚部21Cと、を有している。
中央円形部21Aは、図2に示されているように、ベース21の左右方向中央部を構成する部分であり、ターンテーブル22の下方に位置している。中央円形部21Aは、平面視略円形状をなしており、中央円形部21Aの平面視略中央には、上下方向に延びる図示せぬ回転軸が設けられている。
左脚部21B及び右脚部21Cは、中央円形部21Aの左部及び右部にそれぞれ接続されている。左脚部21B及び右脚部21Cの上下方向の寸法は、中央円形部21Aの上下方向の寸法よりも大きく構成されており、左脚部21Bの右側面、右脚部21Cの左側面、中央円形部21Aの上面等によって、ターンテーブル22を収容する収容空間が画成されている。また、左脚部21Bの上面及び右脚部21Cの上面には、左載置面21D及び右載置面21Eがそれぞれ規定されている。
ターンテーブル22は、金属製であり、平面視略円形状をなしている。ターンテーブル22は、ベース21に画成された上述の収容空間に収容された状態で上述の回転軸を介して中央円形部21Aに接続されており、ベース21に対して当該回転軸を中心に平面視時計回り及び反時計回りに回転可能である。ターンテーブル22の上面22Aの上下方向の位置(高さ)は、左脚部21Bの左載置面21D及び右脚部21Cの右載置面21Eの上下方向の位置と略一致しており、ターンテーブル22の上面22A、左載置面21D、及び右載置面21Eによって載置面2Aが規定されている。また、ベース21及びターンテーブル22には、切断作業時に切断部7が載置面2Aに近接するように揺動した際に、切断部7に装着された切断刃Pの進入を許容する図示せぬ溝部が形成されている。
操作部24は、ターンテーブル22のベース21に対する回転位置を変更及び固定する際にユーザが操作する部分であり、図1に示されているように、ターンテーブル22の前部から前方に延びている。
傾動軸25は、図2に示されているように、ターンテーブル22の後部に設けられており、前後方向に延びている。傾動軸25の軸心の上下方向の位置は、ターンテーブル22の上面22Aの上下方向の位置と一致している。
傾動位置調整機構26は、ホルダ3の載置面2Aに対する傾動位置、すなわち、切断部7の載置面2Aに対する傾動位置(言い換えれば、切断部7に装着された切断刃Pの側面と載置面2Aとの角度)を変更及び固定するための機構であり、ターンテーブル22の後端部に設けられている。傾動位置調整機構26は、突出部26A及び操作レバー26Bを有している。
突出部26Aは、ターンテーブル22の後端部から上方に突出しており、後面視において略扇形状をなしている。突出部26Aには、後面視において傾動軸25の軸心を中心とした円弧状に延びる長孔26aが形成されている。
操作レバー26Bは、ユーザがホルダ3の傾動位置を変更及び固定する際に操作する部分であり、軸部26Cと、レバー部26Dとを有している。軸部26Cは、前後方向に延びるとともに突出部26Aの長孔26aに挿通されている。軸部26Cの前端には雄ネジが形成されており、軸部26Cの前端はホルダ3の後下部に螺合されている。軸部26Cは、ホルダ3の載置面2Aに対する傾動動作に伴って、突出部26Aの長孔26a内を移動可能である。レバー部26Dは、軸部26Cの後部に設けられており、軸部26Cの径方向に延びている。
フェンス部23は、図2に示されているように、左フェンス23A及び右フェンス23Bを有している。左フェンス23Aは、左脚部21Bの上面に接続されており、左右方向に延びている。左フェンス23Aの前面には、載置面2Aと略直交する被当接面23Cが規定されている。右フェンス23Bは、右脚部21Cの上面に接続されており、左右方向に延びている。右フェンス23Bの前面には、載置面2Aと略直交する被当接面23Dが規定されている。被当接面23C及び被当接面23Dの前後方向の位置は略一致している。被切断材を切断加工する際には、左フェンス23Aの被当接面23C及び右フェンス23Bの被当接面23Dに被加工材の一面を当接させることにより、安定した切断作業を行うことが可能となる。
図1及び2に示されているように、ホルダ3は、ターンテーブル22の後部において傾動位置調整機構26の前方に位置しており、上方に延びている。また、ホルダ3の下部は、傾動軸25を介してターンテーブル22の後部に接続されており、ホルダ3は傾動軸25の軸心を中心として載置面2A(ベース部2)に対して左右方向に傾動可能である。ホルダ3の後部には、螺合孔が形成されており、当該螺合孔には操作レバー26Bの軸部26Cが螺合している。
ホルダ3の傾動位置を所望の傾動位置に変更する場合には、まず、操作レバー26Bのレバー部26Dを後面視において反時計回りに回動させて軸部26Cとホルダ3との螺合を緩ませ、ホルダ3を載置面2Aに対して傾動可能な状態とする。その後、ホルダ3を所望の傾動位置まで傾動させ、レバー部26Dを後面視において時計回りに回動させて、ホルダ3を当該所望の傾動位置に固定する。上記手順により、ユーザは、ホルダ3(切断部7)の傾動位置を所望の傾動位置に変更及び固定することができる、すなわち、切断部7に装着された切断刃Pと載置面2Aとの角度を所望の角度に設定することができる。これにより、卓上丸鋸1を用いて、いわゆるベベルカッティングを行うことが可能となる。
図1及び図2に示されているように、切断部支持部4は、ホルダ3に支持されており、ホルダ3と一体に載置面2Aに対して傾動可能である。切断部支持部4は、切断部7を載置面2Aに対して近接及び離間するように揺動可能に且つ載置面2Aに対して前後方向に移動可能に支持している。配線支持部6は、切断部支持部4に設けられており、照明部5から延出し照明部5に電力を供給するための配線9を支持している。照明部5は、切断部支持部4の前端部に設けられている。照明部5は、光源を有しており、載置面2Aに向けて光を照射可能に構成されている。切断部支持部4、照明部5、配線支持部6、及び配線9の詳細については後述する。
切断部7は、切断刃Pを着脱可能に構成されており、装着された切断刃Pを後述の軸心Aを中心に回転可能に支持可能である。上述したように、切断部7は、載置面2A(ベース部2)に対して近接及び離間するように揺動可能に且つ載置面2Aに対して前後方向に移動可能に切断部支持部4に支持されている。また、切断部7は、ホルダ3及び切断部支持部4と一体に載置面2Aに対して左右方向に傾動可能である。切断部7は、第1ハウジング71と、モータ8を収容する第2ハウジング72と、カバー部73と、ハンドル部74と、出力シャフト部(不図示)と、動力伝達機構(不図示)と、を有している。
第1ハウジング71は、切断部7の左部分を構成しており、左右方向の寸法が上下方向及び前後方向の寸法よりも小さい扁平形状をなしている。第1ハウジング71の下部は、切断部支持部4に後述の揺動軸42Cを介して接続されており、第1ハウジング71は、載置面2Aに近接及び離間するように揺動可能に切断部支持部4に支持されている。第1ハウジング71の内部には、出力シャフト部、動力伝達機構、配線等が収容されている。また、第1ハウジング71には、電源コード71A及びスイッチ部71Bが設けられている。
出力シャフト部は、第1ハウジング71内の前部に配置されており、左右方向に延びている。出力シャフト部の右端部は、切断刃Pを着脱可能に構成されており、第1ハウジング71の右側壁の前部に形成された開口から右方に突出している。出力シャフト部は、切断刃Pが装着された状態で、切断刃Pを出力シャフト部の軸心Aを中心に回転可能に支持する。
動力伝達機構は、複数のプーリや複数のベルト等を有する減速機構であり、第2ハウジング72内に収容されたモータ8と出力シャフト部との間に設けられており、モータ8の回転力を出力シャフト部に伝達するように構成されている。
電源コード71Aは、第1ハウジング71の後端部から後方に延出するコード部と、コード部の延出端部に設けられたコンセントプラグ(不図示)と、を有している。コンセントプラグは、モータ8の電力源となる交流電源Sに接続可能である。交流電源Sは、例えば、商用交流電源や交流発電装置等である。交流電源Sは、本発明における「モータの電力源」の一例である。コンセントプラグは、本発明における「第1電源接続部」の一例である。
スイッチ部71Bは、図2に示されているように、第1ハウジング71の上面に設けられており、操作スイッチ71C及び信号出力回路(不図示)を有している。操作スイッチ71Cは、照明部5のON状態とOFF状態と(すなわち、照明部5の光源へ電力が供給されている状態と当該光源へ電力が供給されていない状態と)を切り替えるための押しボタンスイッチである。
第2ハウジング72は、図2に示されているように、第1ハウジング71の右側壁の上部から右方向に延びる略円筒形状をなしている。第2ハウジング72の内部においては、モータ8の図示せぬ回転シャフトが左右方向に延びるようにモータ8が配置されている。モータ8の図示せぬ回転シャフトは、第1ハウジング71に収容されている動力伝達機構に連結されている。
カバー部73は、第1ハウジング71の右方且つ第2ハウジング72の前方に位置しており、ソーカバー73A及び保護カバー73Bを有している。ソーカバー73Aは、出力シャフト部に装着された状態の切断刃Pの一部分を覆うように側面視円弧形状をなしており、第1ハウジング71の右側壁の前部に接続されている。保護カバー73Bは、ソーカバー73Aに設けられており、ソーカバー73Aの外縁に沿って回動可能である。
ハンドル部74は、ソーカバー73Aの上面に設けられており、側面視において略逆U字形状をなしている。ハンドル部74は、切断部7を揺動させる際にユーザによって把持される部分であり、モータ8の駆動を制御するためのトリガ74Aを有している。また、ハンドル部74の内部には、トリガ74Aに対する操作に機械的に連動してON状態とOFF状態との間で切り替わるスイッチ機構74B(図3)が設けられている。スイッチ機構74Bの詳細については後述する。
次に、図3を参照して卓上丸鋸1の電気的構成について説明する。図3は、卓上丸鋸1の電気的構成を示すブロック図であり、電源コード71Aのコンセントプラグが交流電源Sに接続されている状態を示している。卓上丸鋸1は、電気的構成要素として、前述のモータ8と、第1ライン90と、第2ライン91と、前述のスイッチ機構74Bと、電圧変換部92と、プラスライン93と、マイナスライン94と、前述の照明部5と、スイッチング素子95と、前述のスイッチ部71Bと、コントローラ96と、を有している。交流電源Sは、本発明における「照明部の電力源」の一例である。
モータ8は、ブラシ付きモータであり、前述の回転シャフトと一体に回転するアーマチュアコイル81と、ステータコイル82と、ブレーキコイル83と、を有している。
第1ライン90及び第2ライン91は、モータ8に電力を供給するための電路であり、第1ライン90及び第2ライン91の一部は、電源コード71Aのコード部内に収容されている。
スイッチ機構74Bは、ON接点74C、OFF接点74D、及びCOM接点74Eを有している。スイッチ機構74Bは、トリガ74Aに対して引操作が行われると(すなわち、トリガ74AがONされると)、ON接点74CとCOM接点74Eとが接続されたON状態となり、モータ8に電力供給するための電力供給回路が形成される。一方、スイッチ機構74Bは、トリガ74Aに対する引操作が解除されると(すなわち、トリガ74AがOFFされると)、OFF接点74DとCOM接点74Eとが接続されたOFF状態となり、モータ8にブレーキをかけて停止させるためのブレーキ用回路が形成される。
電圧変換部92は、第1ライン90及び第2ライン91に接続されている。電圧変換部92は、第1ライン90と第2ライン91との間に印加される交流電源Sの交流電圧を、整流平滑及び降圧して制御用電圧を生成する回路である。
プラスライン93及びマイナスライン94は、照明部5、コントローラ96、及びスイッチ部71Bに電力を供給するための電路である。プラスライン93及びマイナスライン94は、電圧変換部92に接続されており、プラスライン93とマイナスライン94との間には電圧変換部92が生成する制御用電圧が印加される。なお、マイナスライン94は、図示せぬGNDに接続されている。
照明部5は、プラスライン93とマイナスライン94との間にスイッチング素子95と直列に接続されている。より詳細には、照明部5は、第1接続ライン97によってプラスライン93に接続され、第2接続ライン98によってスイッチング素子95に接続されている。
スイッチング素子95は、例えば、FET等である。スイッチング素子95のドレインは第2接続ライン98によって照明部5に接続され、ソースはマイナスライン94に接続され、ゲートはコントローラ96に接続されている。スイッチング素子95のゲートにコントローラ96からON信号が入力されると、照明部5のLEDに電力が供給され、照明部5はON状態となり載置面2Aに向けて光を照射する。一方、スイッチング素子95のゲートへのON信号の入力が停止されると、照明部5のLEDへの電力供給が遮断され、照明部5はOFF状態となり光の照射を停止する。
スイッチ部71Bは、プラスライン93とマイナスライン94との間に接続されており、スイッチ部71Bの信号出力回路は、コントローラ96に接続されている。信号出力回路は、操作スイッチ71Cへの操作に応じてライトON信号及びライトOFF信号のいずれかをコントローラ96に出力するように構成されている。より詳細には、信号出力回路は、スイッチ部71Bの操作スイッチ71Cが押圧される毎に、出力信号をライトON信号とライトOFF信号との間で切り替えるように構成されている。
コントローラ96は、プラスライン93とマイナスライン94との間に接続されている。コントローラ96は、例えばマイコンであり、スイッチ部71Bの信号出力回路から出力されるライトON信号及びライトOFF信号に基づいて、照明部5のON状態及びOFF状態を制御するように構成されている。具体的には、コントローラ96は、信号出力回路からライトON信号が出力されると、スイッチング素子95にON信号を出力し、照明部5をON状態にして光を照射させる。一方、コントローラ96は、信号出力回路からライトOFF信号が出力されると、スイッチング素子95へのON信号の出力を停止し、照明部5をOFF状態にして光の照射を停止させる。
次に、切断部支持部4、照明部5、配線支持部6、及び配線9の詳細について説明する。
切断部支持部4は、第1支持部41及び第2支持部42を有している。図1に示されているように、第1支持部41は、第1ロッド41Aと、第2ロッド41Bと、連結部41Cと、を有している。
第1ロッド41A及び第2ロッド41Bは、パイプ材などの高剛性材料によって形成されており、ベース部2の載置面2Aに平行且つ軸心Aに直交する方向(本実施の形態においては、前後方向)に延びる中空の円筒形状を有している。第1ロッド41A及び第2ロッド41Bは、上下方向に所定の間隔を空けて略平行に配置されており、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bの後端部は、ホルダ3に固定されている。また、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bの前後方向の長さは互いに略同一であり、載置面2Aの前後方向の長さよりも短く構成されている。第1ロッド41A及び第2ロッド41Bは、本発明における「2本の軸部材」の一例である。
連結部41Cは、上下方向に延びており、連結部41Cの後部には、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bの前端部がネジ等によって固定されている。言い換えると、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bは、連結部41Cによって連結されている。
第2支持部42は、図1及び図2に示されるように、摺動部42A及び揺動支持部42Bを有している。摺動部42Aは、第2支持部42の左部を構成しており、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bに跨るように設けられている。詳細には、摺動部42Aには、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bが挿通されており、摺動部42Aは、ホルダ3と連結部41Cとの間を第1ロッド41A及び第2ロッド41Bの上を摺動可能(すなわち、前後方向に摺動可能)に構成されている。
揺動支持部42Bは、図2に示されているように、摺動部42Aから右下方に延びる部分であり、切断部7を揺動可能に支持している。より詳細には、図1及び図2に示されているように、揺動支持部42Bは、左右方向に延びる揺動軸42Cを有しており、揺動軸42Cを介して切断部7が揺動支持部42Bに接続されている。これにより、揺動支持部42Bは、切断部7を揺動軸42Cの軸心Bを中心として載置面2A(ベース部2)に近接及び離間するように揺動可能に支持している。軸心Bは、本発明における「揺動軸心」の一例である。左右方向は、本発明における「第1方向」の一例である。
また、揺動軸42Cには、切断部7を載置面2Aから離間する方向(図1における時計回り方向)に付勢する図示せぬ付勢部材が設けられている。これにより、切断部7は、外力が加えられていない状態においては、付勢部材によって付勢され、切断部7の揺動可能範囲のうち最も上方の位置、すなわち、載置面2Aから離間した位置(以下、「切断部7の上死点」と呼ぶ)で停止するように構成されている。また、切断部7が最も下方の位置(以下、切断部7の下死点と呼ぶ)まで揺動した状態においては、切断刃Pの下端部は載置面2Aの左右方向の中央の位置に形成された溝部(不図示)の内部に位置するように構成されている。なお、図1及び図2は、切断部7が上死点に位置している状態を示している。
このように、切断部7を揺動可能に支持する第2支持部42は、第1支持部41に対して前後方向に摺動可能である。言い換えると、第1支持部41は、第2支持部42を介して切断部7を載置面2A(ベース部2)に対して前後方向に移動可能に支持している。このような構成により、切断部支持部4は、切断部7を載置面2Aに対して前後方向に移動可能且つ載置面2Aに対して近接及び離間するように揺動軸42Cの軸心Bを中心に揺動可能に支持している。前後方向は、本発明における「第3方向」の一例である。
照明部5は、光源としてLEDを有するLEDユニットであり、連結部41Cの下端部の前部に設けられている。照明部5(より詳細には、照明部5のLED)は、載置面2Aに向けて照射光を所定の照射範囲で照射可能に構成されている。また、照明部5は、載置面2Aと直交する方向(本実施形態においては、上下方向)において、揺動軸42Cの軸心Bに関してベース部2と反対側に位置している。すなわち、照明部5は揺動軸42Cの軸心Bよりも上方に位置している。上下方向は、本発明における「第2方向」の一例である。
ここで、照明部5の照射光の照射範囲について説明する。照明部5による照射範囲は、図1及び図2に示されているように、光軸ROを中心とした略円錐形状で囲まれた領域である。なお、図1及び図2に示されている照射光RFは、上記円錐形状の外周面を規定する照射光である。
光軸ROは、照明部5から延びて載置面2Aと交差する。より詳細には、照明部5の光軸ROは、図1に示されているように、側面視においては載置面2Aに対して直交しており、前後方向において照明部5と同じ位置で載置面2Aと交差する。また光軸ROは、図2に示されているように、前面視において傾動軸25よりも左方の位置で載置面2Aと交差する。
また、上記円錐形状を規定する照射光RFは、側面視において、ベース部2の前端部よりも前方の位置とホルダ3よりも僅かに前方の位置とで載置面2Aを含む平面と交差する。このため、前後方向における被照光領域(照射光によって照らされる領域)は、載置面2Aの前後方向の略全範囲と対応している。また、前面視において、照射光RFは載置面2Aの右端部及び左端部において載置面2Aと交差する。このため、左右方向における被照光領域は載置面2Aの左右方向の略全範囲と対応している。
このような構成により、載置面2A上に被加工材が載置されていない場合において、載置面2Aのうちターンテーブル22の上面22Aの略全てに対して照明部5からの光が照射されており、また、載置面2Aのうちベース21の左載置面21D及び右載置面21Eの略全てに対しても照明部5からの光が照射される。
なお、載置面2A上に被加工材を載置した場合においても、被加工材は載置面2Aと照明部5との間に位置するため、被加工材の上面に対して光が照射される。このとき、被加工材の上面における被照光領域には、ターンテーブル22の溝部の位置と対応する領域が含まれる。これにより、被加工材を切断する際に、被加工材に対して切断刃Pが切り込んでいる部分を含む領域に対して光を照射可能となる。
また、ホルダ3が載置面2Aに対して所定角度傾動したとき、照明部5も当該所定角度傾動する。このとき、光軸ROと載置面2Aとがなす角度は、当該所定角度だけ傾動する。なお、ホルダ3が傾動した場合であっても、照明部5の光は載置面2A上の所定の領域を照射可能に構成されている。具体的には、図4に示されているように、ホルダ3の傾動角度が傾動可能な最大角度の場合であっても、被照光領域には、被加工材の上面におけるターンテーブル22の溝部の位置と対応する領域が含まれるように構成されている。
さらに、照明部5が軸心Bに関してベース部と反対側に位置しているため、照明部5が軸心Bに関してベース部側に設けられる場合と比較して、照明部5の光の照射範囲を広くすることができるため、作業性を更に向上させることができる。
配線支持部6は、第1支持部41に設けられており、前突起61と、後突起62と、棒部63と、を有している。
前突起61は、連結部41Cの左壁から左方に突出しており、上下方向において、第1ロッド41Aと第2ロッド41Bの間に位置している。
後突起62は、ホルダ3の上部の左側面から左方に突出しており、左右方向及び上下方向において前突起61と同じ位置に設けられている。
棒部63は、棒状をなし、第1ロッド41Aと第2ロッド41Bと同一方向(すなわち、前後方向)に延びている。棒部63の前端部は、前突起61の後端部に接続されており、棒部63の後端部は、後突起62の前端部に接続されている。言い換えると、棒部63は、上下方向及び左右方向において前突起61及び後突起62と同じ位置で前後方向に延出しており、前突起61及び後突起62によって前側及び後側から固定されている。また、棒部63は、上下方向において第1ロッド41Aと第2ロッド41Bとの間に位置しており、棒部63の左端は、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bの左端よりも左方に位置している。
配線9は、照明部5に電力を供給するための配線であり、図3における第1接続ライン97及び第2接続ライン98に対応している。配線9は、延出部9Aと、巻回部9Bと、接続部9Cと、被収容部9Dと、を有している。
延出部9Aは、第1ハウジング71の左壁に形成された図示せぬ孔から外部に延出する部分である。延出部9Aの一端は、第2ハウジング72内に収容された配線から第1ハウジング71内部を延びる接続配線と接続されており、延出部9Aの他端は、巻回部9Bに接続されている。
巻回部9Bは、棒部52の外周面に巻回された部分であり、複数の巻回部分9Eを有している。巻回部分9Eは、棒部63に巻き付けられた1周分の配線である。前後に隣接する二つの巻回部分9Eは、図1の状態において、互いに当接した状態で棒部63に巻回されている。複数の巻回部分9Eのうち、最も前方に位置する巻回部分9Eは、延出部9Aの他端に接続されており、最も後方に位置する巻回部分9Eは、棒部63に固定されている。巻回部9Bが外力によって前方に引っ張られると、複数の巻回部分9E、互いに隣接する2つの巻回部分9Eの間隔を広げながら、最も後方に位置する巻回部分9Eを除き、棒部63上を前方に摺動するように構成されている。すなわち、巻回部9Bは、前後方向に伸縮可能に構成されている。
接続部9Cは、巻回部9Bと被収容部9Dとを接続する部分である。接続部9Cの一端は、巻回部9Bの巻回部分9Eのうちの最も後方に位置する巻回部分9Eに接続されており、接続部9Cの他端は、被収容部9Dに接続されている。接続部9Cの一端に近い部分は外部に露出しており、接続部9Cの他端に近い部分はホルダ3の上方後部に形成された図示せぬ孔を介してホルダ3内部に延びている。
被収容部9Dは、第2ロッド41Bの内部空間に収容された部分である。被収容部9Dは、第2ロッド41Bと略同じ長さを有し、前後方向に延びている。被収容部9Dの後端は、接続部9Cの他端と接続され、被収容部9Dの前端は、照明部5(詳細には、LED)と接続されている。外力によって複数の巻回部分9Eが棒部63上を前方に摺動した場合であっても、最も後方に位置する巻回部分9Eが棒部63に固定されているため被収容部9Dに当該外力は伝達されず、被収容部9Dの第2ロッド41Bの内部における位置は変化しないように構成されている。
次に、図1及び図5を参照しながら、切断部7を載置面2Aに近接させるように揺動させて被加工材を切断する切断作業及び卓上丸鋸1の動作について説明する。切断作業は、交流電源Sに電源コード71Aのコンセントプラグが接続され且つ切断部7が上死点に位置する状態(図1の状態)で開始される。なお、この状態において、照明部5はOFF状態である
上記状態において、作業者が操作スイッチ71Cを押圧すると、信号出力回路はライトON信号をコントローラ12に出力する。コントローラ12はライトON信号を受け取るとスイッチング素子95にON信号を出力して照明部5をON状態とする。これにより、照明部5は、光の照射を開始し、載置面2Aに光が照射される。この状態において、作業者が載置面2Aに被加工材を載置すると、被加工材の上面が光の照射を受ける。
次に、作業者が卓上丸鋸1の前方に立ち、ハンドル部74を把持してトリガ74Aに対して引操作を行うと、スイッチ機構74BのON接点74CとCOM接点74Eとが接続されたON状態となり、モータ8に電力が供給される。モータ8に電力が供給されると、モータ8の回転シャフトが回転を開始し、モータ8(回転シャフト)の回転力が動力伝達機構を介して出力シャフト部に伝達され、出力シャフト部及び出力シャフト部に装着された切断刃Pが軸心Aを中心にして回転を開始する。
切断刃Pが回転した状態において、作業者が揺動軸42Cの軸心Bを中心として切断部7を載置面2A上の被加工材に近接させるように下死点まで揺動させると(図5)、切断刃Pの下部がターンテーブル22の溝部に進入する。この揺動動作によって、被加工材は回転する切断刃Pによって切断され二つに分割される。
上述の切断作業においては、ターンテーブル22の溝部の位置と対応する領域が被加工材の上面における被照光領域に含まれるため、切断刃Pが被加工材に切り込んでいる部分に光が照射されている。このため、作業者は被加工材の切断部位を確認しつつ切断作業を行うことができ、作業性が向上する。
また、上述の切断作業において切断部7が載置面2A上の被加工材に対して近接するように揺動するとき、切断部支持部4及び切断部支持部4に設けられている照明部5の載置面2Aに対する位置は変化していない。すなわち、本実施の形態による卓上丸鋸1を用いた上記切断作業においては、照明部5の光の照射範囲は変化せず、載置面2A上に載置される被加工材上の被照光領域の範囲も変化しない。このような構成により、作業者が切断作業を行う際に、切断部7の揺動に伴う被照光領域の変化を抑制できるため、作業性を向上させることができる。
次に、図6を用いて、切断部7を載置面2Aに対して前後方向に摺動させて切断する切断作業及び卓上丸鋸1の動作について説明する。この切断作業は、切断部7を揺動させるだけでは被加工材の一部のみしか切断できないような前後方向に長い被加工材を切断する場合に行われる。
上記切断作業を行う場合、図1の状態において、作業者は操作スイッチ71Cを押圧して照明部5をON状態にして光を照射させ、載置面2A上に被加工材を載置する。
次に、作業者は、切断部7を前方に引き付けるようにして外力を加える。このとき、第2支持部42の摺動部42Aは、第1支持部41の第1ロッド41A及び第2ロッド41Bの上を摺動して前方に移動し、これに伴い、第2支持部42に支持されている切断部7も上死点に位置した状態で前方に移動する(図6)。
その後、作業者は卓上丸鋸1の正面に立ち、ハンドル部74を把持して、トリガ74Aに対して引操作を行って切断刃Pを回転させ、切断部7を上死点から下死点まで揺動させる。これにより、被加工材の前部が切断される。
次に、作業者は、切断部7を後方に押し出すようにして外力を加える。このとき、第2支持部42の摺動部42Aは、第1支持部41の第1ロッド41A及び第2ロッド41Bの上を摺動して後方に移動し、これに伴い、第2支持部42に支持されている切断部7も下死点に位置した状態で後方に移動する。この切断部7の後方への移動によって、前後方向に長い被加工材が切断され、2つに分割される。
上記切断作業においては、図6に示されるように、切断部7の前方への移動に伴い、切断部7から外部に延出している配線9の延出部9Aも前方に移動し、延出部9Aに接続されている巻回部9Bが前方に伸長する。また、切断部7の後方への移動に伴い、切断部7から外部に延出している配線9の延出部9Aも後方に移動し、延出部9Aに接続されている巻回部9Bが後方に圧縮される。
また、上記切断作業においては、切断部7が載置面2A(ベース部2)に対して前方に移動するとき、切断部支持部4及び切断部支持部4に設けられている照明部5の載置面2A(ベース部2)に対する位置は変化していない。すなわち、本実施の形態による卓上丸鋸1を用いた上記切断作業においては、照明部5の光の照射範囲は変化せず、被照光領域の範囲も変化しない。このような構成により、作業者が切断作業を行う際に、切断部7の揺動に伴う被照光領域の変化を抑制できるため、作業性を向上させることができる。
上述したように卓上丸鋸1は、切断刃Pを装着可能な切断部7と、被加工材を載置可能な載置面2Aを有するベース部2と、切断部7を所定方向(本実施の形態においては、左右方向)に延びる軸心Bを中心に載置面2Aに対して近接及び離間するように揺動可能に支持する切断部支持部4と、切断部支持部4に設けられ載置面2Aに向けて光を照射可能な照明部5と、を備えている。さらに、照明部5は、載置面2Aと直交する方向(本実施の形態においては、上下方向)において、軸心Bに関してベース部2と反対側に位置している。このような構成により、切断部7が軸心Bを中心に載置面2Aに対して揺動する際に、照明部5と載置面2Aとの位置関係が変化しないため、照明部5の光の照射範囲及び被照光領域が変化することを抑制し、作業性を向上させることができる。また、照明部5が軸心Bに関してベース部と反対側に位置することにより、照明部5が軸心Bに関してベース部側に設けられる場合と比較して、照明部5の光の照射範囲を広くすることができるため、作業性を更に向上させることができる。
また、卓上丸鋸1における切断部支持部4は、切断部7を載置面2Aに対して軸心Bの延びる方向と交差する方向(本実施の形態においては、前後方向)に移動可能に支持する第1支持部41を有している。
また、卓上丸鋸1における照明部5は、第1支持部41に設けられている。これにより、切断部7が軸心Bを中心に載置面2Aに対して揺動する際に、照明部5の光の照射範囲が変化することを抑制し、作業性を向上させることができる。
また、卓上丸鋸1の第1支持部41は、軸心Bの延びる方向と交差する方向(本実施の形態においては、前後方向)に延びる2本の軸部材、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bと、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bを連結する連結部41Cと、を有しており、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bは切断部7を載置面2Aに対して軸心Bの延びる方向と交差する方向(本実施の形態においては、前後方向)に移動可能に支持している。さらに、照明部5は、連結部41Cに設けられている。なお、本実施の形態における卓上丸鋸1においては、第1ロッド41A及び第2ロッド41Bの2本の軸部材を備えているが、軸部材の数は2本に限定されず、2本以上であってもよい。このような構成により、軸部材が1本のみの場合と比較して安定して切断部7を支持することができる。
また、卓上丸鋸1は、照明部5に接続され照明部5に電力を供給するための配線9と、第1支持部41に設けられ配線9を支持する配線支持部6と、をさらに備えている。
次に、本発明の第2の実施の形態による切断機の一例である卓上丸鋸100について図7及び8を参照しながら説明する。なお、卓上丸鋸100における卓上丸鋸1と同一の構成及び要素には、同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成及び要素についてのみ説明する。また、卓上丸鋸100における卓上丸鋸1と同一の構成及び要素は、卓上丸鋸1におけるそれらが奏する効果と同一の効果を奏する。
図7及び図8に示されるように、第2の実施の形態の卓上丸鋸100は、連結部41C及びスイッチ部71Bの代わりに、連結部141C及びスイッチ部171Bを備えている。また、卓上丸鋸100は、卓上丸鋸1が備えている配線支持部6及び配線9を備えていない。
連結部141Cには、電池収容空間141Dが画成されており、電池収容空間141Dには電池接続部141Eが収容されている。
電池収容空間141Dは、連結部141Cの内部において第1ロッド41Aの前方の位置に形成されている。電池収容空間141Dは、照明部5に電力を供給する直流電源C(本実施の形態では、乾電池2本)を収容可能に構成されている。また、連結部141Cの上端部には、開閉可能な蓋(不図示)が設けられており、蓋を開けた状態で電池収容空間141Dが外部に露出するように構成されている。ユーザは、電池収容空間141Dに収容される直流電源Cを交換する際に、連結部141Cの蓋を開けて作業を行う。
電池接続部141Eは、電池収容空間141Dに収容された直流電源Cと接続可能に構成されている。また、電池接続部141Eからは配線が延びており、当該配線は照明部5に接続されている。これにより、直流電源Cが電池接続部141Eに接続された状態において、直流電源Cから照明部5に電力を供給可能である。直流電源Cは、本発明における「照明部の電力源」の一例である。電池接続部141Eは、本発明における「第2電源接続部」の一例である。
スイッチ部171Bは、操作スイッチ71Cに替えて操作スイッチ171Cを有する。操作スイッチ171Cは、照明部5のON状態とOFF状態とを切り替えるための押しボタンスイッチであり、連結部141Cの前壁部に設けられている。
このように、上述した卓上丸鋸100においては、切断部7に装着された切断刃Pを回転駆動させるためのモータ8の電力源(すなわち、交流電源S)と照明部5の電力源(すなわち、直流電源C)とが異なっており、モータ8の電力源と接続可能なコンセントプラグと、照明部5の電力源と接続可能な電池接続部141Eと、を備えている。これにより、モータ8の電力源が使用不可能な場合(例えば、卓上丸鋸1の電源コード71Aのコンセントプラグを交流電源Sに接続していない状態で、卓上丸鋸1を運搬する場合等)でも、照明部5の電力源が接続されていれば、照明部5から光を照射することができ、作業性を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態による切断機の一例である卓上丸鋸200について図9及び10を参照しながら説明する。なお、卓上丸鋸200における卓上丸鋸1と同一の構成及び要素には、同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成及び要素についてのみ説明する。また、卓上丸鋸200における卓上丸鋸1と同一の構成及び要素は、卓上丸鋸1におけるそれらが奏する効果と同一の効果を奏する。
図9及び図10に示されるように、第3の実施の形態の卓上丸鋸200は、卓上丸鋸1が備えていた第2支持部42に替えて第2支持部242を備え、配線9に替えて配線209を備えている。また、卓上丸鋸200は、卓上丸鋸1が備えている配線支持部6を備えていない。
第2支持部242は、突出部242Dを有している。突出部242Dは、摺動部42Aの下端部の前部から右方に延出し、正面視において略矩形をなす。突出部242Dの下部には照明部5が設けられている。
配線209は、被収容部9Dに替えて被収容部209Dを有しており、巻回部9B及び接続部9Cを有していない。
被収容部209Dは、摺動部42Aの内部空間に収容された部分である。被収容部209Dの一端は、延出部9Aの他端と接続され、被収容部209Dの他端は、照明部5(詳細には、LED)と接続されている。
本実施の形態の卓上丸鋸200において、切断部7を載置面2A(ベース部2)に対して前後方向に移動させる場合は、照明部5の載置面2A(ベース部2)に対する位置は変化するが、切断部7を載置面2A上の被加工材に対して近接するように揺動する場合は、切断部支持部4及び切断部支持部4に設けられている照明部5の載置面2Aに対する位置は変化していない。すなわち、本実施の形態による卓上丸鋸200を用いた切断作業においては、切断部7の揺動に起因した照明部5の光の照射範囲の変化はなく、切断部7の揺動の際に被照光領域も変化しない。このような構成により、作業者が切断作業を行う際に、切断部7の揺動に伴う被照光領域の変化を抑制できるため、作業性を向上させることができる。
上述した卓上丸鋸200における切断部支持部4は、第1支持部41に対して軸心Bの延びる方向と交差する方向(本実施の形態においては、前後方向)に摺動可能に設けられた第2支持部42をさらに有しており、第2支持部42は、切断部7を軸心Bを中心に載置面2Aに対して近接及び離間するように揺動可能に支持している。さらに、切断部7は、第2支持部42が第1支持部41に対して摺動することによって載置面2Aに対して軸心Bの延びる方向と交差する方向(本実施の形態においては、前後方向)に移動し、照明部5は、第2支持部42に設けられている。これにより、切断部7の揺動に伴う被照光領域の変化を抑制できるため、作業性を向上させることができる。
以上、本発明の第1の実施の形態、第2の実施の形態、第3の実施の形態について詳細に説明したが、本発明による切断機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、また、第1の実施の形態による卓上丸鋸1においては、最も後方に位置する巻回部分9Eが棒部63に固定されていたが、代わりに、最も前方に位置する巻回部分9Eが棒部63に固定され、最も前方に位置する巻回部分9Eの一端が照明部5と接続され、最も後方に位置する巻回部分9Eの一端が延出部9Aの左端と接続されていてもよい。この場合、摺動部42Aがホルダ3に近接する位置にあるとき、前後に隣接する二つの巻回部分9Eは互いの間隔が広がった状態となり、摺動部42Aが連結部41Cに近接する位置にあるとき、前後に隣接する二つの巻回部分9Eは互いに当接した状態となり、被収容部9Dを備えないような構成となる。
また、第1の実施の形態による卓上丸鋸1においては、被収容部9Dは第2ロッド41Bの内部空間に収容されていたが、これに限定されず、第1ロッド41Aの内部空間に収容されていてもよい。
また、第1の実施の形態による卓上丸鋸1においては、配線支持部6の棒部63は、連結部41Cの左方の位置で延出していたが、これに限定されず、左右方向において第1ロッド41A及び第2ロッド41Bと略同じ位置で延出していてもよい。この場合、棒部63は摺動部42Aを挿通するような構成となり、工具本体の左右方向の大型化を抑制することができる。
また、第3の実施の形態における卓上丸鋸200においては、照明部5は摺動部42Aに設けられていたが、これに限定されず、揺動支持部42Bの前壁部に設けられていてもよい。
1、100、200…卓上丸鋸 2…ベース部 2A…載置面 4…切断部支持部 5…照明部 6…配線支持部 7…切断部 8…モータ 9、209…配線 41A…第1ロッド 41B…第2ロッド 41C、141C…連結部 42、242…第2支持部 42C…揺動軸 141E…電池接続部


Claims (7)

  1. 切断刃を装着可能な切断部と、
    被加工材を載置可能な載置面を有するベース部と、
    前記切断部を第1方向に延びる揺動軸心を中心に前記載置面に対して近接及び離間するように揺動可能に支持する切断部支持部と、
    前記切断部支持部に設けられ前記載置面に向けて光を照射可能な照明部と、を備え、
    前記照明部は、前記載置面と直交する第2方向において、前記揺動軸心に関して前記ベース部と反対側に位置することを特徴とする切断機。
  2. 前記切断部支持部は、前記切断部を前記載置面に対して前記第1方向と交差する第3方向に移動可能に支持する第1支持部を有することを特徴とする請求項1に記載の切断機。
  3. 前記照明部は、前記第1支持部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の切断機。
  4. 前記第1支持部は、前記第3方向に延びるとともに前記切断部を前記載置面に対して前記第3方向に移動可能に支持する少なくとも2本の軸部材と、前記少なくとも2本の軸部材を連結する連結部と、を有し、
    前記照明部は、前記連結部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の切断機。
  5. 前記切断部支持部は、前記第1支持部に対して前記第3方向に摺動可能に設けられた第2支持部をさらに有し、
    前記第2支持部は、前記切断部を前記揺動軸心を中心に前記載置面に対して近接及び離間するように揺動可能に支持し、
    前記切断部は、前記第2支持部が前記第1支持部に対して摺動することによって前記載置面に対して前記第3方向に移動し、
    前記照明部は、前記第2支持部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の切断機。
  6. 前記照明部に接続され前記照明部に電力を供給するための配線と、
    前記第1支持部に設けられ前記配線を支持する配線支持部と、をさらに備えていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の切断機。
  7. 前記切断部に装着された前記切断刃を回転駆動させるためのモータと、
    前記モータの電力源と接続可能な第1電源接続部と、
    前記モータの電力源とは異なる前記照明部の電力源と接続可能な第2電源接続部と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の切断機。
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