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切断機

Abstract

【課題】レーザー発振器を備えても構造がシンプルで配線が楽に行えるようにする。
【解決手段】スライドマルノコ1は、被切断材を載置するベース2上に、鋸刃を備えた本体30を上下動可能に設けて、本体30を軸支する前側ホルダ25に、ベース2上の被切断材に向けてレーザーを縦向きに面発光するレーザー発振器55を備える。レーザー発振器55は、直流電源によって動作するタイプであって、ブレードケース33の右側面には、レーザー発振器55の電源となる電池を収容する電池ボックス53が設けられている。
【選択図】図2

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JP2010280013A

Japan

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Inventor
Yoshihiro Fujiwara
詳浩 藤原
Katsuhiko Sasaki
克彦 佐々木
Masahiko Inai
昌彦 稲井
Current Assignee
Makita Corp

Worldwide applications
2009 JP 2010 CN

Application JP2009133333A events
2014-02-05
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Description

本発明は、ベース上に載置した被切断材を上下動する回転刃物によって切断する卓上マルノコ等の切断機に関する。
卓上マルノコ等の切断機においては、被切断材を載置するベース上に、モータ駆動する回転刃物を備えた本体を上下動可能に設け、本体を下降操作することで回転刃物によってベース上の被切断材を切断可能となっている。このような切断機では、特許文献1に示すように、回転刃物による被切断材の切断位置が予め墨線として視認できるようにレーザー発振器を備えたものが知られている。
特開2000−225602号公報
このようなレーザー発振器は、動作電源をモータと同様に商用電源から得ているため、本体内に配線の引き回しが必要となる等、構造が複雑となり、コストや組付けの手間が掛かってしまう。
そこで、本発明は、レーザー発振器を備えても配線が楽に行える切断機を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レーザー発振器を、直流電源によって動作するタイプとして、本体側に、レーザー発振器の電源となる電池を収容する電池ボックスを設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、電池ボックスを、本体におけるモータ設置側の外面でレーザー発振器の近傍に配置したことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、レーザー発振器を、回転可能且つ任意の位相で固定可能に支持してレーザーの軸回りでの照射角度を、左右方向へ傾斜可能且つ任意の傾斜位置で固定可能に支持してレーザーの左右方向での照射角度を、左右方向へスライド可能且つ任意のスライド位置で固定可能に支持して左右方向での照射位置を夫々調整可能としたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、レーザー発振器と電池ボックスとが切断機に対して電気的に独立して取り付けられるため、レーザー発振器に係る構造がシンプルとなり、配線が楽に行える。また、レーザー発振器を備えない切断機に対しても簡単に後付けできる上、修理等に伴う取り外しも容易となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、電池交換が簡単に行えると共に、両者を接続するリード線が短くて済み、本体の外面に引き回されるリード線が作業の邪魔になるおそれも少なくなる。また、電池ボックスが本体におけるモータの設置側に設けられているので、モータの組立と同じ工程で電池ボックスの組立が連続して行える。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、被切断材の切断態様に応じたレーザーの微調整が簡単且つ正確に行える。
スライドマルノコを左上方から見た斜視図である。 スライドマルノコを右上方から見た斜視図である。 アーム部分の縦断面図である。 クランプ軸及びレバーの斜視図である。 アームのストッパ機構の説明図で、(A)が固定筒部を後方から見た状態を、(B)〜(D)が下ストッパ部分の横断面(夫々傾斜0°、左45°、右45°)を夫々示す。 アームを後方から見た説明図である。 本体の説明図で、(A)がモータ部分の断面、(B)がロックボタン部分の断面を夫々示す。 ブレードカバーの斜視図である。 レーザー照射ユニットの斜視図である。 電池ボックスの説明図で、(A)が平面、(B)(C)が縦断面を夫々示す。 ガイドフェンスの右側のガイド部の斜視図で、(A)が前方から、(B)が後方から夫々見た状態で示す。 上フェンスを取り外した右側のガイド部の斜視図である。 (A)はターンベースを下方から見た斜視図、(B)はスライドプレートの斜視図である。 ベース及びターンベースの中央縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1,2は、切断機の一例であるスライドマルノコの斜視図で、スライドマルノコ1は、ベース2の中央に、平面視が円形状のターンベース3を回転可能に載置し、ターンベース3の後方(図1の左上側)に形成された固定筒部4に、アーム5の下端に形成された可動筒部6が左右方向へ夫々最大45°まで傾動可能且つ任意の角度で固定可能に連結されている。この連結は、図3に示すように、後方からクランプ軸7を、可動筒部6及び固定筒部4の中心に遊挿させてその前端を固定筒部4に回転不能に連結する一方、クランプ軸7の後端に形成したネジ部8を、アーム5の後方に被着されるカバー9によってアーム5内で固定されるキャップ10に貫通させて、レバー11の基端部12を螺合させる構造となっている。
すなわち、レバー11を基端部12がネジ部8へねじ込まれる方向へ右回転させると、キャップ10に移動規制される基端部12がクランプ軸7を後方へネジ送りし、可動筒部6を固定筒部4へ押圧してアーム5を当該位置で固定する(クランプ状態)。逆に、レバー11を左回転させると、基端部12がクランプ軸7を前方へネジ送りして可動筒部6と固定筒部4との押圧を解除し(アンクランプ状態)、固定筒部4に対する可動筒部6の回転、すなわちアーム5の傾動を許容する。また、キャップ10の前方でネジ部8には、図4にも示すように、ナット13が螺合されて、その前方で一対のワッシャー14,14及びその間に設けたスラストニードルベアリング15をクランプ軸7に固定している。これにより、アンクランプ時にはワッシャー14がアーム5に係合してクランプ軸7に一定の軸力を付与し、アーム5を当該位置で維持可能となっている。
また、アーム5の最大傾動の規制は、図5に示すように、固定筒部4内で左右に設けた左右一対のストッパボルト16,16に、可動筒部6から固定筒部4内に突設される下ストッパ17が当接する(同図(C)が左45°傾動時、(D)が右45°傾動時)ことで行われている。この下ストッパ17は、可動筒部6と別体で形成されてボルト18によって可動筒部6に固定されている。このように下ストッパ17を別体で形成すると、左右一方への片傾斜と左右両方への両傾斜とを形状が異なる下ストッパ17の交換で簡単に選択可能となる上、下ストッパ17以外の部分の共通化が図られるという利点がある。19は、図5(B)の直角切断位置で固定筒部4に設けた上ストッパボルト20に当接する上ストッパで、解除ボタン21の操作によって上ストッパボルト20との当接位置から外れるようになっている。
そして、アーム5の上端には、一対の筒状の保持部22,22が前後方向へ向けて平行且つ一体に設けられて、両保持部22に、左右一対のパイプ状のスライドバー23,23が前後方向へスライド可能に軸支されている。このスライドバー23,23の後端は、後側ホルダ24に夫々連結され、スライドバー23,23の前端は、前側ホルダ25に夫々連結されて、前側ホルダ25の上部には、支軸26によって本体30が上下方向へ回転可能に連結されると共に、図示しないトーションバネによって図1,2の上死点に保持されている。なお、後側ホルダ24の後面には、図3,6に示すように、鋸刃の交換等に用いるボックスレンチ27の一端を差し込む差込孔28が形成されると共に、ボックスレンチ27の他端を保持するホルダ金具29が設けられて、ボックスレンチ27の着脱が可能となっている。
一方、本体30には、図7にも示すように、右側に設けたモータ31の駆動で回転する回転刃物である円盤状の鋸刃32と、鋸刃32の上側を覆って支軸26によって前側ホルダ25と連結されるブレードカバー33とが設けられ、ブレードカバー33の下方には、上死点で鋸刃32の下縁部を覆い、本体30の下降に従ってリンク35(図1に図示)によって回転し、鋸刃32の下縁部を露出させる安全カバー34が設けられている。モータ31を収容するモータハウジング36は、右側への本体30の傾動の際に後述するガイドフェンス77と干渉しないように、ブレードカバー33の右側面に組み付けられるギヤハウジング37を介して鋸刃32に対して上方へ45°傾斜した向きで設けられている。このようにブレードカバー33とギヤハウジング37とを別体に作製することで、一体にするよりも個々の部品の金型構造を簡素にすることができる。38はギヤハウジング37の固定ネジで、モータハウジング36の上側には、スイッチレバー40を備えてブレードカバー33と平行なハンドル39が設けられている。
また、42は、ブレードカバー33及びギヤハウジング37に軸支されて鋸刃32が取り付けられるスピンドルで、モータ31の出力軸41からスピンドル42へのトルク伝達は、出力軸41に形成したベベルギヤ43と、スピンドル42に外装したベベルギヤ44との噛み合いによって行われている。45は、鋸刃32の交換等の際にスピンドル42の回転をロックするためのロックボタンで、押し込み操作によってスピンドル42側のベベルギヤ44に設けた係止孔44aに係止させると、ベベルギヤ44を介してスピンドル42の回転がロックされる。
さらに、モータハウジング36において、出力軸41におけるベベルギヤ43と反対側の端部を軸支するボールベアリング46は、モータハウジング36に設けたベアリングリテーナ47内で、ラバーリング48を介して保持されている。このラバーリング48がベベルギヤ43,44から発生した振動を吸収することにより、ベベルギヤ43,44同士の噛み合い音を低減することができる。一方、ギヤハウジング37における出力軸41の上側部位には、図8に示すように、モータハウジング36とブレードカバー33とを連通させる連通孔49が穿設され、ブレードカバー33におけるギヤハウジング37の連結側には、出力軸41に設けたモータ冷却用ファン51によって生じるモータの冷却用空気をブレードカバー33内へ導く風窓50,50・・が設けられている。
そして、図9に示すように、前側ホルダ25の前面には、レーザー照射ユニット52が設けられ、ブレードカバー33の右側面において支軸26寄りには、電池ボックス53が設けられている。
まずレーザー照射ユニット52は、リード線54を介して電池ボックス53に電気的接続されるレーザー発振器55と、そのレーザー発振器55を前方斜め下向きで回転可能に保持する筒状のホルダ56と、ホルダ56の側方へ突出した上連結板57が連結される下連結板58と、前側ホルダ25の前面に設けられ、下連結板58が連結されるブラケット板59とを有している。
このうちレーザー発振器55は、直流電源の供給によって前面からレーザーを縦向き扇状に面発光する軸状体で、ホルダ56へ回転可能に遊挿されている。ホルダ56の上面には、押圧ネジ60が螺合されて、この押圧ネジ60をホルダ56内へねじ込むことで、レーザー発振器55の側面が押圧されてその回転が規制されることになる。よって、押圧ネジ60を緩めると、レーザー発振器55をホルダ56内で回転させて、前面からのレーザーの照射角度を軸回りで調整することができる。
上連結板57は、前後に並べた2本のネジ61,62によって下連結板58へ取り付けられるが、上連結板57における前側のネジ62の貫通孔は左右方向に長い長孔63となっているため、ネジ61,62を緩めた状態では、後方のネジ61を中心にして上連結板57を左右に傾斜させてホルダ56及びレーザー発振器55の向き(左右方向への照射角度)を調整することができる。
下連結板58は、ブラケット板59にネジ64によって取り付けられるが、下連結板58は、背面に突設した左右方向の突条65を、ブラケット板59に設けた左右方向の溝66に嵌合させていると共に、ネジ64の貫通孔は左右方向に長い長孔67となっている。よって、ネジ64を緩めた状態では、下連結板58を左右方向にスライドさせてこれと一体のホルダ56及びレーザー発振器55の左右方向のスライド位置を調整することができる。
そして、電池ボックス53は、図10に示すように、2本の単三電池68a,68aを収容する収容部68と、収容部68に隣接するスイッチ69とを備え、収容部68の上面には、同図(C)に示すように、スイッチ69と反対側へスライドさせることで収容部68の上面を開放可能な蓋70が設けられている。この電池ボックス53は、ブレードカバー33の側面に形成されたリブ71,71の間に収まる格好で、スイッチ69を支軸26側に向けた姿勢でレーザー照射ユニット52の近傍にネジ止めされる。リード線54は、前側ホルダ25に設けた二箇所の係止部72,72で固定されて、本体30が上下動しても側方へ飛び出さないようになっている。
一方、ベース2において、ターンベース3の前方には、半径方向に延長部73が突設されて、その延長部73からターンベース3の中心に亘って上面に刃口板74が設けられている。延長部73の前端には、ターンベース3の水平回転操作用のグリップ75が突設されている。また、ベース2におけるターンベース3の左右には、上面がターンベース3と同一高さとなり、前後方向へ伸びる脚を下部に備えた載置部76,76が夫々形成されている。
77は、載置部76,76の上面間に架設されたガイドフェンスで、このガイドフェンス77は、載置部76に固定される左右一対のガイド部78,78と、刃口板74を後方で迂回して両ガイド部78,78を連結する半円状の迂回部79とからなる。ここで、右側のガイド部78は、図11に示すように、載置部76に固定される下フェンス80と、その下フェンス80上へツマミネジ82によって着脱可能に連結される上フェンス81とに二分割されている。
この上フェンス81の背面には、ツマミネジ84が螺合可能な筒部83,83が形成されて、何れかの筒部83に、ターンベース3上に載置される被切断材を上方から押圧固定する縦バイス85が装着可能となっている。よって、本体30を右側へ傾動させる場合は、図12に示すように、ガイド部78から上フェンス81を取り外せば、本体30との干渉が回避できる。なお、上フェンス81を取り外した場合でも、下フェンス80背面の筒部に設けたツマミネジ82によって下フェンス80に縦バイス85を装着することができる。また、左側のガイド部78も上下フェンス86,87に二分割されているが、ここでの上フェンス86は下フェンス87上で外側へスライドさせることで、左傾動時の本体30との干渉が回避できるようになっている。
また、図13(A)に示すように、ターンベース3の下面には、スライドプレート88,88が設けられている。このスライドプレート88は、ターンベース3の周方向に沿って円弧状にカーブする一対の帯状体で、同図(B)に示すように、上面で両端と中央との三箇所に突設した突起89,89・・を、ターンベース3の下面に設けた凹部90,90・・に差し込むことで、ターンベース3へ一体回転可能に連結される。ターンベース3をベース2上に載置した状態では、図14に示すように、スライドプレート88がベース2に形成した受け部91の上面に摺接してターンベース3を回転可能に支持するものとなる。92は、ターンベース3の回転中心となる六角ボルトで、ターンベース3の上側からターンベース3及びベース2を貫通し、ベース2の下側に突出する下端に、ナイロンナット93を螺合させて抜け止めを行っている。
以上の如く構成されたスライドマルノコ1においては、ターンベース3の上面に被切断材を載置し、ガイドフェンス3のガイド部78に押し当てて位置決めした状態で、電池ボックス53のスイッチ69をON操作すると、レーザー発振器55からレーザーが照射されて被切断材の上面に墨線として現れる。よって、被切断材の位置を微調整する等して切断後に得られる被切断材の寸法を正確に合わせることができる。
次に、ハンドル39を把持してスイッチレバー40を押し込むと、モータ31が駆動して鋸刃32が回転する。そのまま本体30を下降させれば、安全カバー34が回転して鋸刃32の下縁部を露出し、墨線の位置で被切断材の直角切断を行うことができる。なお、安全カバー34の左側面の周縁際で上死点で最後端となる位置には、ローラ94(図1に図示)が設けられており、安全カバー34が被切断材と干渉しても、ローラ94の転動によって安全カバー34の回転がスムーズに行われるようになっている。
ここで、グリップ75を把持してターンベース3を回転させると、本体30も追従して回転し、ガイド部78に対して鋸刃32及び刃口板74の角度を変更するため、平面視で被切断材を斜めにカットする角度切りが行える。また、レバー11の操作によってアーム5を左右何れかへ所定角度傾動させると、本体30も当該角度で傾斜するため、正面視で被切断材を斜めにカットする傾斜切断が行える。何れの場合もレーザーは鋸刃32に追従して回転或いは傾斜するため、直角切断と同様に墨線の位置で切断することができる。
一方、前後に長い被切断材に対してスライド切断を行う場合は、ハンドル39を把持して本体30を手前に引くと、前側ホルダ25を介して本体30と一体となるスライドバー23,23が保持部22,22に対してスライドするため、本体30を前方へ移動させることができる。本体30が被切断材の端に到達した時点でスイッチレバー40を押し込んで本体30を下降させると、回転する鋸刃32が被切断材に切り込まれる。そのまま本体30を後方へ向けて押すと、今度はスライドバー23,23が保持部22,22に対して後方へスライドするため、本体30が後方へ移動して被切断材をスライド切断することができる。このときも前側ホルダ25に追従したレーザー発振器55からレーザーが照射されるため、墨線に沿ったスライド切断が可能となる。
そして、墨線の位置を例えば鋸刃32の側面に合わせる等の変更や微調整を行う場合、前述のようにレーザー照射ユニット52において、押圧ネジ60を緩めれば、レーザー発振器55を軸回りで回転させて照射角度の調整が可能となる。また、上連結板57のネジ61,62を緩めれば、レーザー発振器55ごとホルダ56を左右方向へ傾斜させてレーザーの左右方向への照射角度が調整可能となる。そして、下連結板58のネジ64を緩めれば、レーザー発振器55ごと上連結板57を左右方向へスライドさせてレーザーの左右方向の位置が調整可能となる。また、電池68a,68aの容量がなくなった場合は、電池ボックス53の蓋70を取り外して収容部68を開放させれば電池の交換が行える。
このように、上記形態のスライドマルノコ1によれば、レーザー発振器55を、直流電源によって動作するタイプとして、直流電源となる電池を収容する電池ボックス53を設けたことで、レーザー発振器55と電池ボックス53とがスライドマルノコ1に対して電気的に独立して取り付けられる。よって、レーザー発振器55を備えても構造がシンプルとなり、配線が楽に行える。特に、レーザー発振器を備えないスライドマルノコに対しても簡単に後付けできる上、修理等に伴う取り外しも容易となる。
また、ここでは電池ボックス53を、本体30におけるモータ31の設置側の外面でレーザー発振器55の近傍に配置しているので、電池交換が簡単に行えると共に、両者を接続するリード線54が短くて済み、本体30の外面に引き回されるリード線54が作業の邪魔になるおそれも少なくなる。また、電池ボックス53がモータ31と同じ側(ここでは右側)に設けられているので、モータ31の組立と同じ工程で電池ボックス53の組立が連続して行える。
さらに、レーザー発振器55を、回転可能且つ任意の位相で固定可能に支持してレーザーの軸回りでの照射角度を、左右方向へ傾斜可能且つ任意の傾斜位置で固定可能に支持してレーザーの左右方向での照射角度を、左右方向へスライド可能且つ任意のスライド位置で固定可能に支持して左右方向での照射位置を夫々調整可能としているので、必要に応じたレーザーの微調整が簡単且つ正確に行える。
なお、レーザー発振器の微調整は、上記形態による構造に限らず、上連結板では後側のネジの貫通孔を長孔にしたり、下連結板では2本のネジを長孔によって左右方向へスライド可能に案内したり等、適宜設計変更できる。勿論ネジと長孔とによる調整構造以外に、ネジ送り機構等の他の構造も採用可能である。
また、レーザーの回転方向と左右の傾斜方向と左右のスライド方向との3方向で調整可能とする必要はなく、何れか1方向又は2方向のみで調整可能としても差し支えない。
さらに、電池ボックスにおいても、蓋の開閉はスライドでなくヒンジを採用したり、スイッチをスライド式にしたりする他、電池にボタン電池等の他のタイプを採用したり、蓄電池を採用したり等も考えられる。加えて、レーザー発振器と別個に設けるのに限らず、レーザー発振器と電池ボックスとを一体型にして本体に装着することも可能である。
その他、切断機としてはスライドマルノコに限らず、スライド機構を持たない卓上マルノコであってもよいし、また、カッタ等の他の切断機であっても本発明は採用可能である。
1・・スライドマルノコ、2・・ベース、3・・ターンベース、4・・固定筒部、5・・アーム、6・・可動筒部、7・・クランプ軸、23・・スライドバー、24・・後側ホルダ、25・・前側ホルダ、26・・支軸、30・・本体、31・・モータ、32・・鋸刃、33・・ブレードカバー、36・・モータハウジング、39・・ハンドル、52・・レーザー照射ユニット、53・・電池ボックス、54・・リード線、55・・レーザー発振器、56・・ホルダ、57・・上連結板、58・・下連結板、59・・ブラケット板、60・・押圧ネジ、61,62,64・・ネジ、64,67・・長孔、68・・収容部、69・・スイッチ、70・・蓋、71・・リブ。

Claims (3)
Hide Dependent

  1. 被切断材を載置するベース上に、モータ及びそのモータの駆動で回転する回転刃物を備えた本体を上下動可能に設けて、前記本体側に、前記ベース上の前記被切断材に向けてレーザーを縦向きに面発光するレーザー発振器を設けた切断機であって、
    前記レーザー発振器を、直流電源によって動作するタイプとして、前記本体側に、前記レーザー発振器の電源となる電池を収容する電池ボックスを設けたことを特徴とする切断機。
  2. 前記電池ボックスを、前記本体における前記モータ設置側の外面で前記レーザー発振器の近傍に配置したことを特徴とする請求項1に記載の切断機。
  3. 前記レーザー発振器を、回転可能且つ任意の位相で固定可能に支持してレーザーの軸回りでの照射角度を、左右方向へ傾斜可能且つ任意の傾斜位置で固定可能に支持してレーザーの左右方向での照射角度を、左右方向へスライド可能且つ任意のスライド位置で固定可能に支持して左右方向での照射位置を夫々調整可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の切断機。