JP3118596U - ティッシュボックス - Google Patents

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弘明 小林
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Abstract

【課題】運搬や取引時の取り扱いを便利にする。
【解決手段】上板1aにティッシュ取出口2が設けられた外ケース1と、外ケース1内に取り出し可能に収容され且つティッシュペーパー12を重ねた状態で収容する内ケース3とを備え、内ケース3は、ティッシュペーパー12を収容する枠部材と、ティッシュペーパー12を載せると共に枠部材内で取出口2に向けて移動可能なティッシュトレー5と、ティッシュトレー5を取出口2に向けて付勢する弾性部材6とを有し、外ケース1と枠部材とティッシュトレー5は紙を折り曲げて組み立てられるものであり、組み立ての接続位置にはスリットに突片を挿入することで接着剤を使用せずに係止する係止機構が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、ティッシュボックスに関する。更に詳しくは、本考案は、特にポケットティッシュの収容に適したティッシュボックスに関するものである。
携帯に便利なポケットティッシュを部屋の中で便利に使用するためのものとして、ポケットティッシュを1組ずつ取り出せるように重ねて収容するティッシュボックスがある。従来のティッシュボックスは完成した状態で市販されたり配られていた。つまり、予めボックス状に組み立てられた状態で運搬や取引されていた。
なお、ポケットティッシュを収容し、部屋の中での使い勝手を向上させたティッシュボックスとして、例えば特開2000−62867号公報に開示されたものがある。
特開2000−62867号
しかしながら、従来のティッシュボックスはボックス状に組み立てられた状態で運搬や取引されていたため、大変嵩張り取り扱いに不便であった。
本発明は、運搬や取引時の取り扱いに便利なティッシュボックスを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載のティッシュボックスは、上板にティッシュ取出口が設けられた外ケースと、外ケース内に取り出し可能に収容され且つティッシュペーパーを重ねた状態で収容する内ケースとを備え、内ケースは、ティッシュペーパーを収容する枠部材と、ティッシュペーパーを載せると共に枠部材内で取出口に向けて移動可能なティッシュトレーと、ティッシュトレーを取出口に向けて付勢する弾性部材とを有し、外ケースと枠部材とティッシュトレーは紙を折り曲げて組み立てられるものであり、組み立ての接続位置にはスリットに突片を挿入することで接着剤を使用せずに係止する係止機構が設けられたものである。
したがって、ティッシュペーパーは内ケースのティッシュトレーの上に重ねた状態で収容されている。ティッシュトレーは弾性部材によって常に外ケースの上板の取出口に向けて付勢されており、取出口から一番上のティッシュペーパーを摘んで取り出すことができる。ティッシュペーパーが取り出されると、その厚さ分だけティッシュトレーが弾性部材によって動かされる。内ケースは外ケースから取り出し可能になっており、内ケースを取り出すことでティッシュペーパーを補充することができる。外ケース、内ケースの枠部材とティッシュトレーは板紙を折り曲げて組み立てられている。組み立ての接続位置にはスリットに突片を挿入することで係止する係止機構が設けられているので、接着剤を使用せずに止めることができる。外ケースは紙製であり、外側面に印刷を行うことができる。
また、請求項2記載のティッシュボックスのように弾性部材を輪ゴムとしても良い。
請求項1記載のティッシュボックスは、上板にティッシュ取出口が設けられた外ケースと、外ケース内に取り出し可能に収容され且つティッシュペーパーを重ねた状態で収容する内ケースとを備え、内ケースは、ティッシュペーパーを収容する枠部材と、ティッシュペーパーを載せると共に枠部材内で取出口に向けて移動可能なティッシュトレーと、ティッシュトレーを取出口に向けて付勢する弾性部材とを有し、外ケースと枠部材とティッシュトレーは紙を折り曲げて組み立てられるものであり、組み立ての接続位置にはスリットに突片を挿入することで接着剤を使用せずに係止する係止機構が設けられているので、ティッシュペーパーを使いやすい状態でコンパクトにまとめて置いておくことができる。このため、ティッシュペーパーの使い勝手が向上する。特に街頭で無料配布されるポケットティッシュは有ると大変便利であるが、使用後に一定の場所に戻されずに使用の度に置き場所が変わることも少なくない。そのため、いざ使おうとしたときにポケットティッシュを探すなど苦労することもある。本考案のティッシュボックスにポケットティッシュを収容しておくことで、使用の度に置き場所が変わるようなことが少なくなり、上記のような苦労がなくなって大変便利である。また、ティッシュトレーは弾性部材によって常に取出口に向けて動かされるので、ティッシュペーパーの残りが少なくなってもその取り出しやすさは変わらない。この点からも大変使い勝手が良くて便利である。
本考案のティッシュボックスは組み立て式であり、組み立て前の平面の状態で搬送したり取引することができる。このため、搬送時や取引時に嵩張らず、大変便利である。しかも、組み立てに接着剤が不要であり、搬送先や取引先で簡単に組み立てることができる。このように組み立て場所を選ばないため、ティッシュボックスを組み立て式にするのに適している。
また、外ケースは紙製であり、その外側面に印刷ができるので広告などの表示が容易であり、宣伝広告・販売促進用のノベルティー商品としての使用に適している。もちろん、本考案のティッシュボックス自体を取引対象となる商品としても良く、その場合には、外ケースに模様等を表示するのが容易であるため、他の商品との差別化が容易であり商品価値を高めるのに都合が良い。
また、請求項2記載のティッシュボックスのように弾性部材を輪ゴムとしても良い。輪ゴムは広く一般に流通しており安価である。このため、ティッシュボックスの製造コストを安くすることができる。また、輪ゴムは軽量であると共に、設置に場所をとらない。このため、ティッシュボックスを小型化、軽量化することができる。
以下、本考案の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態では、ティッシュボックスを例えば机に載せて使用する場合について説明する。即ち、取出口2を上にした状態について説明する。
図1〜図5に、本考案のティッシュボックスの実施形態の一例を示す。ティッシュボックスは、上板1aにティッシュ取出口2が設けられた外ケース1と、外ケース1内に取り出し可能に収容され且つティッシュペーパー12を重ねた状態で収容する内ケース3とを備え、内ケース3は、ティッシュペーパー12を収容する枠部材4と、ティッシュペーパー12を載せると共に枠部材4内で取出口2に向けて移動可能なティッシュトレー5と、ティッシュトレー5を取出口2に向けて付勢する弾性部材6とを有している。
外ケース1は、上板1aと下板1bと大小2組の側板1c,1d、1e,1fを備えた中空の箱体で、対向する2組の側板1c,1d、1e,1fのうち面積の狭い方の組の側板1c,1dが開閉可能な蓋になっている。蓋としての側板1c,1dを開けることで、内ケース3の取り出しや収容が可能になる(図1(e),(f))。外ケース1の上板1aにはティッシュ取出口2(以下、単に取出口2という)が設けられている。取出口2は、例えば上板1aの長手方向に沿って形成された長孔部2aと、長孔部2aの中央の両側に設けられた拡張部2bより構成されている。
枠部材4は、底板4aと大小2組の側板4c,4d、4e,4fを備えた容器であり、外ケース1の側板1c,1dに対向する側板4c,4d、即ち面積の狭い方の組の側板4c,4dには孔7が設けられている。側板4c,4dの上縁には折り返し板4bが設けられており、折り返し板4bの取出口2に対向する部位は半円状に除去されている。また、面積が広い方の組の側板1e,1fの上縁には切り込み8が2箇所ずつ設けられている。
ティッシュトレー5は、枠部材4の底板4aとほぼ同じ大きさの板材であり、その両端縁(長さが短い方の縁)には折り返し板5aが設けられている。ティッシュトレー5の両側縁(長さが長い方の縁)には切り込み14が2箇所ずつ設けられている。
弾性部材6は、例えば輪ゴムである(図1(a))。ティッシュボックスを組み立てる際、弾性部材6はティッシュトレー5に一旦セットされる(図1(b))。即ち、ティッシュトレー5の下に弾性部材6を通してその両端部を切り込み14に引っ掛けておく。そして、枠部材4の中にティッシュトレー5を挿入し、弾性部材6の両端部を切り込み14から外して枠部材4の切り込み8に掛け替える(図1(c),(d))。これにより内ケース3が完成する。
次に、図1では図示を省略しているが、内ケース3にティッシュペーパー12を充填した後、ティッシュペーパー12ごと内ケース3を外ケース1内に収納し(図1(e),(f))、蓋である側板1cを閉めることでティッシュボックスの組み立てが完成する(図1(g))。なお、図1には、蓋として側板1cを開閉する様子を記載しているが、側板1dを開閉しても良いことは勿論である。
内ケース3へのティッシュペーパー12の充填は、ティッシュトレー5の上にティッシュペーパー12を重ねて載せることで行われる。ティッシュトレー5は弾性部材6によって持ち上げられる方向に付勢されているので、弾性部材6の付勢力に抗してティッシュトレー5を押し下げながらティッシュペーパー12を重ねて載せる。そして、ティッシュペーパー12が持ち上がらないように押さえ付けながら内ケース3を外ケース1内に挿入する。本実施形態では、ティッシュペーパー12として、例えばポケットサイズのティッシュペーパー(いわゆるポケットティッシュ)が使用される。
ティッシュトレー5は弾性部材6によって常に外ケース1の上板1aの取出口2に向けて付勢されており、取出口2から一番上のティッシュペーパー12を摘んで取り出すことができる。一番上のティッシュペーパー12が取り出されると、その厚さ分だけティッシュトレー5が弾性部材6によって持ち上げられる。このため、ティッシュペーパー12の残りが少なくなってもその取り出しやすさは変わらず、最後の1組まで容易に取り出すことができる。したがって、大変使い勝手が良く、便利である。
ティッシュペーパー12の補充は簡単である。即ち、側板1c,1dを開けて外ケース1の中から内ケース3を取り出すことでティッシュペーパー12を簡単に補充することができ、補充後に内ケース3を外ケース1内に戻して側板1c,1dを閉めれば作業が完了する。内ケース3の枠部材4の側板4c,4dには孔7が設けられているので、外ケース1から内ケース3を取り出す場合に、孔7に指を挿入して側板4c,4dの内側に引っ掛けて引き出すことができる。このため、外ケース1から内ケース3を取り出す作業は簡単である。
なお、充填するティッシュペーパー(ポケットティッシュ)12は、例えば包装袋から取り出して中身だけをティッシュトレー5上に載せることが好ましい。ただし、包装袋に入れた状態のものをそのままティッシュトレー5上に載せて使用することも可能である。
本考案のティッシュボックスを使用することで、ティッシュペーパー12を使いやすい状態で例えば机上にコンパクトに置いておくことができる。このため、ポケットティッシュの使い勝手が向上する。特に街頭で無料配布されるポケットティッシュは有ると大変便利であるが、使用後に一定の場所に戻されずに使用の度に置き場所が変わることも少なくない。そのため、いざ使おうとしたときにポケットティッシュを探すなど苦労することもある。本考案のティッシュボックスにポケットティッシュを収容しておくことで、使用の度に置き場所が変わるようなことが少なくなり、使用時にポケットティッシュを探す等の苦労がなくなり、大変便利である。このとき、ティッシュボックスの底面を両面テープ等で机上に止めておくことでティッシュボックスの移動を防止できるので、より一層便利である。
このティッシュボックスの外ケース1と枠部材4とティッシュトレー5は、紙を折り曲げて組み立てられている。そして、組み立ての接続位置9にはスリット10aに突片10bを挿入することで接着剤を使用せずに係止する係止機構が設けられている。なお、図3,図4では、接続するもの同士の接続位置9について、9a,9a、9b,9b、…との同一の符号を付してある。
組み立て前の外ケース1を図3に示す。図中、二点鎖線で示す位置を山側折り(外側が凸になる折り曲げ)することで、外ケース1を組み立てることができる。このとき、側板1e,1fに設けられている折り曲げ板11を側板1c,1dの内側に折り込み、側板1c,1dに設けられている折り曲げ板11を下板1bの内側に折り込み、下板1bに設けられている折り曲げ板11を側板1eの内側に折り込むようにする。
係止機構は、側板1eと下板1bの接続位置9aに設けられている。即ち、側板1eに設けられている突片10bを下板1bに設けられているスリット10aに挿入することで、側板1eと下板1bとが係止され、外ケース1が組み立てられる。このように、接着剤を使用せずに外ケース1を組み立てることができる。
組み立て前の枠部材4を図4に示す。図中、二点鎖線で示す位置を山側折りすることで、枠部材4を組み立てることができる。このとき、側板4c,4d,4eに設けられている折り曲げ板11を底板4aの内側に折り込み、側板4fに設けられている折り曲げ板11を側板4dの内側に折り込むようにする。
係止機構は、底板4aと側板4c,4d、4eの接続位置9b,9c,9d、および側板4dと側板4fの接続位置9eにそれぞれ設けられている。即ち、底板4aに設けられている突片10bを側板4c,4d、4eに設けられているスリット10aに挿入することで、底板4aと側板4c,4d、4eとが係止され、側板4dに設けられている突片10bを側板4fに設けられているスリット10aに挿入することで、側板4dと側板4fとが係止され、枠部材4が組み立てられる。このように、接着剤を使用せずに枠部材4を組み立てることができる。
折り曲げ前のティッシュトレー5を図5に示す。図中、二点鎖線で示す位置を谷側折り(外側が凹になる折り曲げ)することで、ティッシュトレー5を完成することができる。なお、図3〜図5において、符号13は折り曲げ位置に設けられたスリットである。
以上のように、外ケース1、枠部材4、ティッシュトレー5は板紙を折り曲げ、接着剤を使用せずに組み立てることができるので、簡単に組み立てることができる。また、組み立てた外ケース1、枠部材4、ティッシュトレー5を1つのティッシュボックスに組み付けることも簡単である。このため、組み立て前の平面の状態で搬送したり取引することができ、嵩張らないので取り扱い易く大変便利である。
また、外ケース1は紙製であり、その外側面に印刷ができるので広告などの表示が容易である。このため、本考案のティッシュボックスは、宣伝広告・販売促進用のノベルティー商品としての使用に適している。もちろん、本考案のティッシュボックス自体を取引対象となる商品としても良く、その場合には、外ケース1に模様等を表示するのが容易であるため、他の商品との差別化が容易であり商品価値を高めるのに都合が良い。
また、ティッシュボックスは外ケース1と内ケース3の二重構造であり、接続位置9の接続に接着剤を使用していなくてもティッシュボックスとして十分な強度を確保することができる。
さらに、取出口2には拡張部2bが設けられているので、取出口2の形状がティッシュペーパー12を摘み易いものとなり、使い勝手に優れている。
なお、上述の形態は本考案の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、ポケットティッシュ用のティッシュボックスを例にしていたが、通常の大きさのティッシュペーパー用のティッシュボックスに適用しても良い。
また、上述の説明では、ティッシュボックスを机上に置いて使用する場合、即ち上向き(取出口2を上にする向き)で使用する場合について説明したが、必ずしも上向きに限るものではなく、下向き、横向き等で使用しても良い。
また、上述の説明では弾性部材6は輪ゴムであったが、輪ゴム以外のものを使用しても良い。例えば、ゴムバンド、コイルスプリング、板ばね等を使用しても良い。また、弾性部材6の材料としては、ゴムの他に、プラスチック、金属等でも良い。さらに、例えば紙等を折り曲げたり湾曲させることで弾性力を発揮するスプリング等でも良い。
本発明のティッシュボックスの実施形態の一例を示し、(a)は弾性部材とティッシュトレーのセット前の斜視図、(b)は弾性部材をティッシュトレーにセットした状態の斜視図、(c)は枠部材の斜視図、(d)は弾性部材とティッシュトレーを枠部材にセットして完成した内ケースの斜視図、(e)は外ケースの斜視図、(f)は外ケースに内ケースを収容した状態の斜視図、(g)は完成したティッシュボックスの斜視図である。 本発明のティッシュボックスの縦断面図である。 外ケースの展開図である。 枠部材の展開図である。 ティッシュトレーの展開図である。
符号の説明
1 外ケース
1a 上板
2 ティッシュ取出口
3 内ケース
4 枠部材
5 ティッシュトレー
6 弾性部材
9 組み立ての接続位置
10a スリット(係止機構)
10b 突片(係止機構)
12 ティッシュペーパー

Claims (2)

  1. 上板にティッシュ取出口が設けられた外ケースと、前記外ケース内に取り出し可能に収容され且つティッシュペーパーを重ねた状態で収容する内ケースとを備え、前記内ケースは、前記ティッシュペーパーを収容する枠部材と、前記ティッシュペーパーを載せると共に前記枠部材内で前記取出口に向けて移動可能なティッシュトレーと、前記ティッシュトレーを前記取出口に向けて付勢する弾性部材とを有し、前記外ケースと前記枠部材と前記ティッシュトレーは紙を折り曲げて組み立てられるものであり、前記組み立ての接続位置にはスリットに突片を挿入することで接着剤を使用せずに係止する係止機構が設けられたことを特徴とするティッシュボックス。
  2. 前記弾性部材は輪ゴムであることを特徴とする請求項1記載のティッシュボックス。
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