JP3118472U - 防水層保護構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイルの貼り付け作業が格別の技能がなくても簡単にできて施工効率が高く、しかも施工コストが低廉なうえ、タイルの被接着面からの剥離と再接合が極めて簡単なため床面下地やその上の防水層の点検、補修工事等を極めて容易になる一方、排水性、遮音性の良好な床面仕上げ層を実現する。
【解決手段】床面又はこの上の防水層の表面にタイルを敷設してなる床面仕上げ構造であって、複数のタイルを着脱自在手段ならびに緩衝手段を介して床面あるいは防水層上に敷設してなり、タイルへの様々な応力を緩衝手段により緩和して床面を保護するとともに床面あるいは防水層の点検・補修に際してタイルの床面等からの剥離と床面等への再接合という原状回復を着脱自在手段により容易にし、タイル裏面と床面との間に通水路、遮音部 が形成された床面仕上げ構造を提供して上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本願考案は、建造物におけるエレベータホール、外廊下等における床面の仕上げ構造に関するものである。
建造物におけるエレベータホール、外廊下等各種ドアーが設置される場所では出入りを容易にするためドアー下端の框を低くする必要がある。 このため、下地床面に設置される仕上げ層の厚さも框の高さ内に制限され、極く薄層にしなければならない。
従来の床面仕上げは床面に防水層を形成してその上に絨毯等の敷物を敷設するか、あるいは下地床面上に直接絨毯その他の敷物類を貼るのが一般的である。
なお、本願考案に関連する文献として以下のものが存在する。
特開2004−066778号公報 特開2003−041717号公報 特開2001−098639号公報 特開2003−041717号公報 特開平07−102702号公報 特開平07−305462号公報
しかしながら、上記従来技術では、日常の保守管理に際して防水層の点検をなす必要が生じても防水層上に敷設された絨毯類をはがすという面倒な作業を必要とする場合が少なくないうえ、工期も長くなり工事コストも増加する。 また、防水層の補修にあたっても同様であり、防水層上に張設された敷物類をいったん剥がしてしまうと原状を回復することが難しい。 さらに、上記従来の敷物類は耐久性、遮音性に劣るという問題もある。
さらに、絨毯その他の仕上げ層の工事作業には、下地床面やこの上の防水層施工にあたる技能者とは別の分野の技能者を必要とし、工事の進捗が円滑にすすまないことも多く、さらには別個の技能者を要することから施工コストの増大という問題もあった。
本願考案は、床面又はこの上の防水層の表面にタイルを敷設してなる床面仕上げ構造であって、複数のタイルを着脱自在手段ならびに緩衝手段を介して床面あるいは防水層上に敷設してなり、タイルへの様々な応力を緩衝手段により緩和して床面あるいは防水層を保護するとともに床面あるいは防水層の点検・補修に際してタイルの床面等からの剥離と床面等への再接合という原状回復を着脱自在手段により容易になし得るようにした床面仕上げ構造を提供して上記従来の課題を解決しようとするものである。
また、上記の床面仕上げ構造において、タイルと床面又はこの上の防水層との間に介装される着脱自在手段ならびに緩衝手段により形成されるスリットにより通水路ならびに遮音部を構成することがある。
さらに、上記いずれかの床面仕上げ構造において、前記着脱自在手段ならびに緩衝手段は、弾性接着剤で構成することがある。
本願考案に係る床面仕上げ構造は、上述の構成により、日常の保守管理に際して簡単にタイルを剥離できるから床面下地あるいは防水層の点検が極めて容易であり、剥離したタイルの貼り付けも着脱自在手段により容易に復旧できる。 また、床面や防水層の補修にあたっても、タイルの撤去は単にタイルを剥離すればよいから床面下地あるいは防水層上に形成された各種の従来仕上げ層の除去のように煩雑な作業を要しない。
さらに、本願考案にあっては、床面やその上の防水層上に遮音効果を有する耐久性に優れた仕上げ層を簡単な施工作業で実現できる。
図面にもとづいて、本願考案の1実施例を説明する。 図1は、床面仕上げ構造を示す一部断面側面図であり、図において、1は床面下地2上に張設された防水層3の表面にタイル4を敷設してなる建造物の外廊下に構築された床面仕上げ構造である。
複数のタイル4、4...は後述の着脱自在手段ならびに緩衝手段5を介して防水層上に着脱自在に敷設されている。
また、図において、6は廊下に開口するドアー、7はドアー6の框部分である。着脱自在手段ならびに緩衝手段5の設置によりタイルへ4の様々な応力例えば歩行による負荷、衝撃等を緩衝手段により緩和して床面下地2あるいは防水層3を保護する。
また、着脱自在手段ならびに緩衝手段5によりタイル4は被接着面に対して着脱自在になっているから、床面下地2あるいは防水層3の点検・補修に際してタイル4を持ち上げるようにすれば防水層3の表面から極めて簡単に剥離できる。 そして、点検・補修の終了後は、防水層3表面にタイル4を着脱自在手段ならびに緩衝手段5を介して押圧すればタイルの再接合という原状回復が容易になし得る。
タイル4の敷設は、割付にしたがって被接着面に圧着していくという簡単な作業であるから、タイル貼りに係る特別な技能を有する者でなくても、例えば防水工事作業者なども容易に対応することができる。各種の施工手順が円滑に進行し、かつ施工コストも低減できる。
さらに、図1において、8は通水路ならび遮音部を構成するスリットであり、このスリットはタイル4と防水層3との間に介装される着脱自在手段ならびに緩衝手段5により構成されている。通水路は本願考案の構築場所が外廊下等の場合には吹き込んだ雨水の排水処理の用に供され、また構築場所がエレベータホールやあるいはエントランス等の場合にはタイル面の清掃水の処理に至便である。
また、前記スリットにより防水層3とタイル4裏面との間には遮音部としての空間が形成されるから、タイル4による仕上げ面の歩行音やその他の衝撃音等が直接防水層3や床面下地2に伝播しにくく、当該床面の下層階に対する遮音機能を実現できる。
前記着脱自在手段ならびに緩衝手段5は、軟質樹脂部材や弾性接着剤で構成する。弾性接着剤は1液型でも2液型のいずれも使用しえるが、1液型は変成シリコン樹脂を主成分としており、2液型は主剤がエポキシ樹脂、硬化剤が変成シリコン樹脂からなっている。このような弾性接着剤は、例えば、タイル4裏面の四隅に厚塗り塗工して防水層3の表面に接着させれば、タイル裏面と防水層表面との間には前記スリット8が形成されることになる。
いずれの弾性接着剤も、外的振動・衝撃などの応力を吸収する、あるいは膨張・収縮などの熱歪を吸収する一方、接着界面への応力の集中を防止するとともに高い剥離接着強さを得られる。 したがって、各タイル4と防水層3の接合、前記弾性接着剤を使用することにより、衝撃、振動に対して良好な緩和作用を発揮し、また、熱歪耐性が得られ、さらには接合したタイルを容易に剥離してさらに原状に復帰させることができる。
図2は、タイル4の裏面を示す斜視図である。タイル4の裏面四隅には着脱自在手段ならびに緩衝手段5が固着されている。この着脱自在手段ならびに緩衝手段5は軟質樹脂材で形成されたリング体により構成されている。
着脱自在手段ならびに緩衝手段をこのリング体5により構成することにより、タイル4を被接着面に押圧した場合、リング体5の小円孔5a内が脱気され圧力が低下し、このためリング体5は被接着面に大気圧により吸着こていされることになる。タイル4を剥離する場合は、リング体5変形させれば大気が小円穴5a内に流入しリング体5の吸着は解除されタイル4は容易に剥離できる。
上記実施例では、着脱自在手段ならびに緩衝手段5を前記リング体5で構成したが、このようなリング体に替えて、軟質樹脂材による半球体で構成することもできる。
本願考案の1実施例に係る床面仕上げ構造を示す一部断面側面図である。 裏面に着脱自在手段ならびに緩衝手段を具えたタイルの1実施例を示す斜視図である。
符号の説明
1........床面仕上げ構造
2........床面下地
3........防水層用タイル
4........タイル
5........着脱自在手段ならびに緩衝手段
6........ドアー
7........ドア−框ち
8........スリット(通水路ならびに遮音部)

Claims (3)

  1. 床面又はこの上の防水層の表面にタイルを敷設してなる床面仕上げ構造であって、複数のタイルを着脱自在手段ならびに緩衝手段を介して床面あるいは防水層上に敷設してなり、タイルへの様々な応力を緩衝手段により緩和して床面を保護するとともに床面あるいは防水層の点検・補修に際してタイルの床面等からの剥離と床面等への再接合という原状回復を着脱自在手段により容易になし得るようにした床面仕上げ構造。
  2. 請求項1記載の床面仕上げ構造において、タイルと床面との間に介装される着脱自在手段ならびに緩衝手段により形成されるスリットにより通水路ならびに遮音部を構成したことを特徴とする床面仕上げ構造。
  3. 請求項1又は2記載の床面仕上げ構造において、前記着脱自在手段ならびに緩衝手段は、弾性接着剤であることを特徴とする床面仕上げ構造。
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