JP3118315B2 - スノコ用板材の製造方法 - Google Patents
スノコ用板材の製造方法Info
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Description
れる樹脂製スノコ,特にポリエチレン樹脂あるいはEV
A樹脂(エチレン・酢酸ビニール樹脂)等の、金型内で
加熱・加圧して発泡成形させる独立気泡発泡体 (内部に
独立気泡体を有する発泡体をいう) を使用したスノコ用
板材の製造方法に関する。
性に鑑み、従来の木製スノコに代わって樹脂製スノコ
(バスマットという)が多用されている。
に樹脂材料を入れ、ここで所定時間加熱・加圧して架橋
・発泡させて、内部に独立気泡体を有するマット状の独
立気泡発泡体からなる板材を成形し、その後平面的に一
定の大きさ(例えば、600mm ×850mm)のものに裁断する
ことによって製造される。また、一般に、上記製造に際
し、金型の上下の面に凹凸のデザインを施して、出来上
がった製品の上下の表面に模様がつけられる。
きさ(6畳あるいは8畳等の所定の平面形状をした大き
さ)の基準に従って作られてるのに比べて、浴室の洗場
は、浴室全体の大きさ、湯ぶねの配置あるいは住人の好
み等によって、様々な大きさ及び形状に作られる傾向が
ある。
の洗場の形状及び大きさに合わせたものが個別に作られ
て使用されるが、バスマットの場合には、上述のように
金型で成形され裁断機で裁断されることより、一般に、
様々な浴室の洗場の形状及び大きさに関係なく一定の寸
法のものが使用される。この結果、洗場においてバスマ
ットの周囲に不具合な隙間がある状態で使用されること
が殆どである。
さに合わせたものにするため、所定寸法の規格化された
バスマット片をつなぎ合わせることにより、洗場の形状
及び大きさに適合したバスマットを提供することが考え
られる。
リエチレン,EVA等のマット状の独立気泡発泡体から
なる板材は、金型から取り出した状態においては、図
1,図2(a) に図示するように、必ず平面の各部分の厚
みが異なり、一般にマット厚が30mm程度の厚さのもの
で、1〜5mm程度の厚み方向の誤差が生ずるのが常識と
されている。具体的には、周辺部で厚みが薄く、中央部
位で厚みが厚くなる傾向がある。
気泡発泡体からなる板材を所定寸法に裁断してバスマッ
ト片をつなぎ合わせて所望の形状及び大きさのバスマッ
トをつくろうとすると、つなぎ部分で段差が生じて、使
用に際し支障が生じてバスマットとして使用できない。
われたもので、マット状の独立気泡発泡体を使用した、
各部の厚みが均一なスノコ用板材の製造方法を提供する
ことを目的とする。
ノコ用板材の製造方法は、金型内で発泡剤を含む樹脂材
料を加熱・加圧することによって発泡成形されたマット
状の独立気泡発泡体を使用したスノコ用板材の製造方法
において、金型で最終製品のほぼ2倍の厚みを有するマ
ット状の独立気泡発泡体を成形し、しかる後、該マット
状の独立気泡発泡体を厚み方向に半分の寸法になるよう
スライスし、次にこのスライスしたマット状の独立気泡
発泡体の各々をロール成形機でロール成形する工程を経
て製造されることを特徴とする。
方法は、第1の発明の、ロール成形機での成形工程にお
いて、前記マット状の独立気泡発泡体のスライスされた
面に接触する矯正ローラに、表面に凹凸を有するローラ
を用いて、上記マット状の独立気泡発泡体のスライスし
た面に凹凸を形成する加工をおこなうことを特徴とす
る。
方法は、第2の発明における凹凸を有するローラを加熱
しておくことによって、上記マット状の独立気泡発泡体
のスライスした面に凹凸を形成する加工をおこなうこと
を特徴とする。
の製造方法によれば、厚み方向にスライスすることによ
り、マット状の独立気泡発泡体の内部の各独立気泡体が
切断されて表面に露出することに起因して、マット状の
独立気泡発泡体に内在する内部応力が除去され、周辺部
と中央部を含む各部においてほぼ厚み的に均一になる。
そして、続くロール成形機の成形加工により、上記スラ
イスされた表面の平滑化がおこなわれるとともに、さら
に厚みが均一化される。この結果、厚み的に非常に均一
なマット状の独立気泡発泡体からなるスノコ用板材が得
られる。
かかるスノコ用板材の製造方法によれば、上記第1の発
明によって製造されたマット状の独立気泡発泡体からな
る板材のスライスした面に、ロール成形機の成形工程に
おいて凹凸が形成できるため、従来のバスマットと同じ
く上下両方の表面に凹凸が形成できてデザイン的に美し
くなるとともに、浴室の床面と接触する場合には、その
凸部が当接するためクッション性が向上するとともに、
洗湯の排出口側への流れを円滑にする。
の製造方法を図面を参照しながら説明する。
マット状の独立気泡発泡体の概略形状を示す斜視図、図
2(a) 〜(c) は本実施例にかかる各製造工程におけるマ
ット状の独立気泡発泡体の厚み方向の形状を示す側面
図、同(d) は上記(a) 〜(c) を経て得られるスノコ用板
材の厚み方向の形状を示す側面図である。
方法と同じく上下面に凹凸のデザインが施された金型内
で、上下面に凹凸のデザイン(この図1では凹凸は省略
して図示する)が形成されたマット状の独立気泡発泡体
1が成形される。つまり、この成形は、金型内に発泡剤
とともに樹脂材料 (例えば、EVA樹脂材料)を入れて
加熱・加圧することにより、図2(a) に示す如き上下面
に凹凸のデザイン1a (図2(b),(c) 参照) が形成された
マット状の独立気泡発泡体1が形成される。このマット
状の独立気泡発泡体1は、厚み的には図1あるいは図2
(a) に示すように、周辺部(図1において四隅の端部,
図2(a) において左右両端) で厚みが薄く、中央部位で
厚みが厚くなっている。
形状を有するマット状の独立気泡発泡体1を図2(b),
(c) に図示するように、厚み方向 (図2において上下方
向)に半分になるようスライス加工する。このようにス
ライス加工すると、スライスされたそれぞれのマット状
の独立気泡発泡体1A,1B は、各部の厚みがほぼ均一にな
る。
気泡発泡体1A,1B を、それぞれスライス面が上方を向く
ようにして、ロール成形機にかける。つまり、このロー
ル成形機の対をなして配置された上方の成形ロールが、
表面に凹凸を有するとともに該ロール内に加熱装置が配
装され、加熱・押圧によりスライス面に凹凸成形加工が
可能に構成されている。
されたマット状の独立気泡発泡体は、図2(d) に図示す
るように、各部の厚みが正確に均一になったスノコ用板
材となる。
ット状の独立気泡発泡体からなる板材を、そのままバス
マットとして使用することもできるが、図3(a) 〜(e)
に図示するように、一定の規格化された大きさで接続の
ための係合手段(凹凸部)1bが一端面あるいは二つの端
面若しくは三つの端面又は四つの端面にあるバスマット
片を、裁断機で二次加工を施すことによって製造すれ
ば、これらをつなぎ合わせることにより、図4〜図9に
図示するような、あるいは他の形状をした任意の形状の
且つ大きさのバスマットとなる。
設定することにより、各浴室の洗場に適合したバスマッ
トを提供することができる。
に違う色彩を用いておけば、カラフルなバスマットとな
る。
装置が配装されたものを用いているが、この成形加工
が、スライスされたマット状の独立気泡発泡体が十分熱
いうちにおこなわれる場合には、必ずしも上記加熱装置
は必要としない。
の製造方法によれば、厚み的に各部の厚みが均一になっ
た板材を製造できるので、所定寸法のバスマット片にな
るよう二次加工により製造して、これらをつなぎ合わせ
てバスマットにしても、つなぎ目に段差が生じることが
ない。
きさのバスマットを提供することが可能となる。
の独立気泡発泡体の概略形状を示す斜視図である。
ト状の独立気泡発泡体の厚み方向の形状を示す側面図,
(b)は(a) に示すマット状の独立気泡発泡体を厚み方向
に半分にスライス加工した後の上方のマット状の独立気
泡発泡体の形状を示す側面図 ,(c) は(a) に示すマット
状の独立気泡発泡体を厚み方向に半分にスライス加工し
た後の下方のマット状の独立気泡発泡体の形状を示す側
面図,(d)は(b),(c) に示すマット状の独立気泡発泡体の
スライスした面を成形加工して出来上がったスノコ用板
材の形状を示す側面図である。
二次加工して得られる各種バスマット片のそれぞれの平
面形状を示す平面図である。
せて得られるバスマットの平面形状を示す平面図であ
る。
合わせて得られるバスマットの平面形状を示す平面図で
ある。
合わせて得られるバスマットの平面形状を示す平面図で
ある。
なぎ合わせて得られるバスマットの平面形状を示す平面
図である。
ト片をつなぎ合わせて得られるバスマットの平面形状を
示す平面図である。
なぎ合わせて得られるバスマットの平面形状を示す平面
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】金型内で発泡剤を含む樹脂材料を加熱・加
圧することによって発泡成形されたマット状の独立気泡
発泡体を使用したスノコ用板材の製造方法において、 金型で最終製品のほぼ2倍の厚みを有するマット状の独
立気泡発泡体を成形し、しかる後、該マット状の独立気
泡発泡体を厚み方向に半分の寸法になるようスライス
し、次にこのスライスしたマット状の独立気泡発泡体の
各々をロール成形機でロール成形する工程を経て製造さ
れることを特徴とするスノコ用板材の製造方法。 - 【請求項2】前記ロール成形機での成形工程において、
前記マット状の独立気泡発泡体のスライスされた面に接
触する成形ローラに、表面に凹凸を有するローラを用い
て、上記マット状の独立気泡発泡体のスライスした面に
凹凸を形成する加工をおこなうことを特徴とする請求項
1記載のスノコ用板材の製造方法。 - 【請求項3】前記凹凸を有するローラを加熱しておくこ
とによって、前記マット状の独立気泡発泡体のスライス
した面に凹凸を形成する加工をおこなうことを特徴とす
る請求項2記載のスノコ用板材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04158135A JP3118315B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | スノコ用板材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04158135A JP3118315B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | スノコ用板材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05344935A JPH05344935A (ja) | 1993-12-27 |
JP3118315B2 true JP3118315B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=15665043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04158135A Expired - Lifetime JP3118315B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | スノコ用板材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118315B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002303010A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-18 | Taisei:Kk | 非平面用緩衝パッド及びその製造方法 |
JP2010037729A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Tajima Inc | 置き敷き可能な二重床下地用床仕上げ材 |
JP5852204B1 (ja) * | 2014-10-02 | 2016-02-03 | 王恵利 | 浴室用のクッションの製造方法 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP04158135A patent/JP3118315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05344935A (ja) | 1993-12-27 |
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