JP3117808U - 射出成形装置 - Google Patents

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忠雄 川瀬
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Abstract

【課題】横形射出成形機で得た成形品単体を、多数連続的に繋げて製造することができる射出成形装置を提供する。
【解決手段】射出成形装置は、横形射出成形機と、移送機とを備える。横形射出成形機は、下方の端部に接続片2e、2eを有する成形品単体2を成形するための、キャビティー70と、そのキャビティー70の上方に設けられるとともに、成形品単体2の前記接続片2e、2e側を収容し得る収容部71と、その収容部71とキャビティー70とを繋ぐ連通部72、72とを有する、可動側の型8および固定側の型9からなる金型7を備える。移送機は、金型の型開きの際に、可動側の型8に残された成形品単体2を、可動側の型8の収容部71側へと移動させる。
【選択図】図9

Description

この考案は、射出成形で得られる成形品単体を、多数連続的に繋げて製造する射出成形装置に関するものである。
従来、横形射出成形機では、金型のキャビティー内に成形材料を射出して成形品単体を成形し、その成形の度に、前記成形品単体を取り出すのが一般的であった。すなわち、成形品単体同士は、それぞれ別個に成形されていた。
しかしながら、成形品単体が別個に成形された場合には、それら成形品単体を保管等しておくには、一定数量毎に箱詰めする必要があり、その作業が面倒であった。このような面倒な作業をなくすためには、成形品単体同士を一定数量だけ連続的に繋げて製造することができればよいが、従来の横形射出成形機では、成形品単体同士を多数連続的に繋げて製造することができなかった。この考案は、横形射出成形機で得た成形品単体を、多数連続的に繋げて製造することができる射出成形装置を提供することを目的としている。
この考案は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の考案に係る射出成形装置は、射出成形で得られる成形品単体が多数連続的に繋がった連続成形品を製造するための射出成形装置であって、上方または下方のいずれか一方の端部に接続片を有する成形品単体を成形するための、上方または下方のいずれか一方に接続片成形部が設けられたキャビティーと、そのキャビティーの上方または下方のいずれか他方に設けられるとともに、前記成形品単体の少なくとも前記接続片側を収容し得る収容部と、その収容部と前記キャビティーとを繋ぐ連通部とを有する、可動側の型および固定側の型からなる金型を備える横形射出成形機と、前記金型の型開きの際に、前記可動側の型に残された前記成形品単体を、その成形品単体の前記接続片が、前記可動側の型の連通部に嵌まり込むように、前記可動側の型の収容部側へと移動させる移送機とを備えることを特徴とする。これによれば、金型のキャビティー内に成形材料を射出(射出成形)することで、上方または下方のいずれか一方の端部に接続片を有する成形品単体が成形される。そして、型開きの際に可動側の型に残された前記成形品単体を、移送機によって可動側の型の収容部側に移動させて、金型を閉じると、接続片がキャビティーと収容部とを繋ぐ連通部に嵌まり込んで、その連通部を塞ぐこととなる。したがって、前記成形品単体を移動させた後に、前記キャビティー内に新たに成形材料を射出し冷却(射出成形)すると、新たに成形された成形品単体と、収容部側に移動された前記成形品単体とが、前記接続片を介して繋がる。これにより、射出成形と、その射出成形で得た成形品単体の移動とを繰り返すことで、成形品単体が多数連続的に繋がった連続成形品を製造することができる。
また、請求項2に記載の考案に係る射出成形装置は、請求項1に記載の射出成形装置において、前記移送機は、前記可動側の型から突き出された前記成形品単体を掴むチャック部と、そのチャック部で掴んだ成形品単体を前記可動側の型の前記収容部に向かって押し出す、押し出し部とを有する受け渡し体を備えていてもよい。これによれば、可動側の型から突き出された成形品単体は、チャック部に掴まれて受け渡し体に保持される。また、チャック部に掴まれて、受け渡し体に保持された前記成形品単体は、押し出し部によって、前記可動側の型の収容部に向かって押し出される。
また、請求項3に記載の考案に係る射出成形装置は、請求項2に記載の射出成形装置において、前記受け渡し体は、前記成形品単体に形成された第1の位置決め孔に嵌まることで、前記成形品単体を保持する第1の保持ピンを有し、前記可動側の型の前記収容部は、前記成形品単体に形成された第2の位置決め孔に嵌まることで、前記成形品単体を保持する第2の保持ピンを有する。これによれば、成形品単体は、その第1の位置決め孔に、受け渡し体の第1の保持ピンが嵌まることで、その受け渡し体に対して位置決めされる。また、成形品単体は、チャック部に掴まれるとともに保持ピンによって保持されることで、受け渡し体に確実に保持される。そして、受け渡し体の押し出し部によって押し出された成形品単体は、第2の位置決め孔に、収容部の第2の保持ピンが嵌まることで、その収容部に対して位置決めされるとともに、その第2の保持ピンによって保持される。
また、請求項4に記載の考案に係る射出成形装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載の射出成形装置において、前記横形射出成形機は、前記連続成形品を後工程へと案内する案内部材を備えていてもよい。これにより、成形品単体は、案内部材によって後工程へ案内される。
また、請求項5に記載の考案に係る射出成形装置は、請求項4に記載の射出成形装置において、前記案内部材は、前記可動側の型の前後移動に追従して動くように、その可動側の型に固定されていてもよい。このように、案内部材が可動側の型の前後移動に追従して動くので、接続片を介して繋がった成形品単体同士、すなわち、連続成形品が、金型の開閉動作時にちぎれるのを防ぐことができる。
また、請求項6に記載の考案に係る射出成形装置は、請求項5に記載の射出成形装置において、前記案内部材は、一端部が前記可動側の型に固定されるとともに、他端部が前記可動側の型よりも後方の位置において不動に固定され、かつ、前記案内部材には、前記可動側の型の前後移動に伴う前記一端部と前記他端部との間の距離の違いを吸収し得るように湾曲する湾曲部が備わっていてもよい。
また、請求項7に記載の考案に係る射出成形装置は、請求項6に記載の射出成形装置において、前記接続片成形部は、前記キャビティーの下方の端部に設けられるとともに、前記収容部は、前記キャビティーの上方側の位置に設けられ、前記案内部材は、前記一端部が前記可動側の型の上部に固定されるとともに、前記他端部が前記横形射出成形機の後部に固定されて、前記横形射出成形機の上方側において、上方に凸状に湾曲するように設けられていてもよい。このように、案内部材が上方に凸状に湾曲しているので、案内部材の頂部よりも後方部分上に位置する連続成形品は、自重によって案内部材上を滑り落ちようとする。これにより、横形射出成形機で成形された成形品単体を、収容部へと上方に移動させることで、連続成形品は、案内部材上を後工程側へとスムーズに進むこととなる。
以上、詳述したところから明らかなように、この考案に係る射出成形装置によれば、横形射出成形機で得た成形品単体が多数連続的に繋がった、連続成形品を製造することができる。
以下、この考案を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図13は、この考案の一実施の形態を示す。図中符号1は、本考案の射出成形装置であって、射出成形で得られる成形品単体2が多数連続的に繋がった連続成形品3を製造するためのものである。4は、成形品単体2の、後述する連結部2b、2bと、成形品単体2と一体に成形されるランナRおよびゲートGとを切断する切断装置、5は、連続成形品3を巻き取る巻き取り装置である。
ここで、図示実施の形態においては、成形品単体2は、複数のピン部材2a、2aが、左右の連結部2b、2bによって連結されるとともに、中間部で連結線部2c、2cによって連結されて、互いに平行して並ぶように成形されている。また、成形品単体2は、上方または下方のいずれか一方の端部(図示実施の形態においては、下方の端部)に、接続片2e、2eを有する。具体的には、接続片2e、2eは、前記連結部2b、2bの下端および平行に並ぶピン部材2a、2aのうち最も下方に位置するピン部材2aから、それぞれ下方に向かって直線状に延びている。さらに、前記連結部2b、2bの下端部分には、第1の位置決め孔2hおよび第2の位置決め孔2iが上下に並んで形成されている。そして、連続成形品3は、多数の成形品単体が2、2が接続片2e、2eを介して連続的に繋がっている。
また、射出成形装置1は、横形射出成形機6と、その横形射出成形機6で成形された成形品単体2を移動させる移送機11とを備える。
横形射出成形機6は、可動側の型8および固定側の型9からなる金型7と、前記成形品単体2を、後工程である前記切断装置4側へと案内する案内部材10とを備える。前記可動側の型8は、可動側取付板81と、エジェクタピン82、82が取り付けられたエジェクタプレート83、84と、スペーサブロック85、85と、可動側型板86とからなる。一方、固定側の型9は、固定側取付板91と、固定側型板92とからなる。そして、可動側型板86および固定側型板92は、前記成形品単体2を成形するための、上方または下方のいずれか一方(図示実施の形態においては、下方)に接続片成形部70e、70eが設けられたキャビティー70と、そのキャビティー70の上方または下方のいずれか他方(図示実施の形態においては、上方)に設けられるとともに、前記成形品単体2の少なくとも前記接続片2e、2e側を収容し得る収容部71と、その収容部71と前記キャビティー70とを繋ぐ連通部72、72とを有する。
具体的には、キャビティー70は、前記成形品単体2のピン部材2a、2aを成形するためのピン部材成形部70a、70aと、前記成形品単体2の連結部2b、2bを成形するための連結部成形部70b、70bと、前記連結線部2c、2cを成形するための連結線部成形部70c、70cと、前記接続片成形部70e、70eとが窪むように形成されてなる。ここで、前記接続片成形部70e、70eは、図示実施の形態においては、前記ピン部材成形部70a、70aのうち最も下方に位置するピン部材成形部70aおよび前記連結部成形部70b、70bの下端から、下方に直線状に延びるように形成されている。そして、前記連結部成形部70b、70bの下端部分には、前記第1および第2の位置決め孔2h、2iを成形するための突起部70h、70iが設けられている。
収容部71は、図示実施の形態においては、前記キャビティー70の上方側において、そのキャビティー70に隣接位置するとともに、型板の上端面に開口するようにして、窪んで形成されている。また、可動側型板86の収容部71には、前記成形品単体2に形成された前記第2の位置決め孔2i、2iに嵌まることで、前記成形品単体2を保持する第2の保持ピン71p、71pが備わっている。一方、固定側型板92の収容部71には、前記金型7が型締めされた際に、前記第2の保持ピン71p、71pの先端が入り込む挿入穴71h、71hが備わっている。
連通部72は、連結部成形部70b、70bの上端およびピン部材成形部70a、70aのうち最も上方に位置するピン部材成形部70aから上方に向かって直線状に延びて、前記収容部71の下端に繋がっている。
案内部材10は、一端部が前記可動側の型8に固定されるとともに、他端部が前記可動側の型8よりも後方の位置において不動に固定されている。そして、案内部材10には、前記可動側の型8の前後移動に伴う前記一端部と前記他端部との間の距離の違いを吸収し得るように湾曲する湾曲部10aが備わる。図示実施の形態においては、案内部材10は、可動側の金型8の上端から上方側へ立ち上がるように取り付けられる被取付部10bと、前記湾曲部10aとからなっている。ここで、湾曲部10aは、例えば、金属製等の可撓性を備えた板部材からなるとともに、前記金型7の型締め時(固定側の型8が最も前進したとき)における、前記固定側の型8と前記横形射出成形機6の後部6aとの間の距離よりも大きな長さを有している。そして、湾曲部10aは、一方の端部が前記被取付部10bの上端部に固定され、他方の端部が、横形射出成形機6の前記後部6aに固定されている。これにより、案内部材10は、前記横形射出成形機6の上方側において、上方に凸状に湾曲するようになっている。また、案内部材10は、金型7を型締めするために前記可動側の型8が前進した場合には、緩やかに湾曲し、金型7を型開きするために前記可動側の型8が後退した場合には、大きく湾曲するようになっている。
移送機11は、金型7の型開きの際に、可動側の型8に残された成形品単体2を、その成形品単体2の接続片2e、2eが、前記可動側の型8の連通部72、72に嵌まり込むように、前記可動側の型8の収容部71側へと移動させるものである。図示実施の形態においては、移送機11は、横形射出成形機6で成形された成形品単体2を、金型7から上方に取り出すことができる自動取出し装置からなり、その自動取出し装置のアーム部11aに、可動側の型8から突き出された成形品単体2を掴むチャック部112と、そのチャック部112で掴んだ前記成形品単体2を前記可動側の型8の収容部71に向かって押し出す、押し出し部113と、さらには、前記成形品単体2の第1の位置決め孔2h、2hに嵌まることで、前記成形品単体2を保持する第1の保持ピン114、114とを有する、受け渡し体110が設けられている。具体的には、受け渡し体110は、前記アーム部11aに取付固定される本体プレート111を有する。そして、本体プレート111の上部部分に、前記チャック部112が設けられている。ここで、チャック部112は、2枚の掴み板112a、112aからなっている。これらの掴み板112a、112aは、本体プレート111に固定されたシリンダ112b、112bのロッドの先端に取り付けられて、互いに近づいたり離れたりするようになっており、成形品単体2を、その両側から挟むように掴むことができる。押し出し部113は、例えば、正面視略凹状の押し出し板113aからなり、前記本体プレート111の下部部分に設けられている。ここで、押し出し板113aは、その四隅が本体プレート111に固定されたシリンダ113b、113bのロッドの先端に取り付けられて、前記本体プレート111に対して離れたり近づいたりする(すなわち、進退移動する)ようになっており、成形品単体2を押し出すことができる。第1の保持ピン114、114は、その先端側が、前記押し出し板113aの下端部分に形成された通し孔113h、113hから突き出得るように、前記本体プレート111の下端部分に設けられている。なお、図示実施の形態においては、前記押し出し部113が最も前進したとき(図6において、二点鎖線で示す)には、第1の保持ピン114、114の先端は、押し出し部113から突き出ないようになっている。もっとも、可動側の型8の収容部71に、前記第1の保持ピン114、114の先端側が進入し得る穴等が形成されておれば、第1の保持ピン114、114は、先端側が常に押し出し部113から突き出るようになっていても構わない。
以上の構成からなる射出成形装置1によって、射出成形で得られる成形品単体を、多数連続的に繋げるように製造する、連続成形品3の製造方法について説明する。
まず、横形射出成形機6に備わる、可動側の型8および固定側の型9からなる金型7を型締めし、その金型7のキャビティー70に、熱可塑性樹脂等の成形材料を射出し、冷却する(射出工程)。これにより、上方または下方の端部(図示実施の形態においては、下方の端部)に、接続片2e、2eを有する成形品単体2が成形される(図9(a)参照。)。
そして、金型7を開き、その際に、可動側の型8に残された成形品単体2を、その成形品単体2の接続片2e、2eがキャビティー70に臨むように、可動側の型8におけるキャビティー70の上方側または下方側の位置(図示実施の形態においては、上方側の位置)へと移動させる(移送工程)。具体的には、可動側の型8に残された成形品単体2を、その成形品単体2の接続片2e、2eが、可動側の型8の連通部72、72に嵌まり込むように、可動側の型8の収容部71側へと移動させる(図9(b)、図10、図11参照。)。ここで、成形品単体2の移動は、具体的には、以下のようにして行われる。まず、金型7を開いてから、移送機11のアーム部11aを降下させて、そのアーム部11aに設けられた受け渡し体110を、可動側の型8に残された成形品単体2と対面位置させたところで、可動側の型8のエジェクタピン82、82を突き出す。そして、チャック部112によって、成形品単体2を両側から挟むようにして掴むことで、成形品単体2は、受け渡し体110に保持される。また、図示実施の形態においては、受け渡し体110は、成形品単体2に形成された第1の位置決め孔2h、2hに嵌まる第1の保持ピン114、114を有するので、成形品単体2が突き出されると、前記第1の保持ピン114、114が第1の位置決め孔2h、2hに嵌まって、成形品単体2は、受け渡し体110に対して正確に位置決めされる。また、前記第1の保持ピン114、114は、前記第1の位置決め孔2h、2hに嵌まることで、成形品単体2を保持する。したがって、成形品単体2は、前記チャック部112に掴まれるとともに前記第1の保持ピンに114、114によって保持されるので、受け渡し体110に確実に保持されることとなる。そして、成形品単体2を保持した状態で、アーム部110aを上昇させて、前記受け渡し体110を可動側の型8の収容部71に対面位置させたところで、押し出し部113を前進させる。すなわち、成形品単体2を前記可動側の型8の収容部71に向かって押し出す。これにより、成形品単体2は、接続片2e、2eが可動側の型8の連通部72、72に嵌まり込ようにして可動側の型8の収容部71に部分的(図示実施の形態においては、成形品単体2の接続片2e、2e側の部分)に収容される。ここで、前記収容部71は、成形品単体2に形成された第2の位置決め孔2i、2iに嵌まる第2の保持ピン71p、71pを有するので、成形品単体2が突き出されると、前記第2の保持ピン71p、71pが第2の位置決め孔2i、2iに嵌まって、成形品単体2は、可動側の型8の収容部71に対して正確に位置決めされるとともに、第2の保持ピン71p、71pによって保持される。
こうして、成形品単体2を可動側の型8の収容部71側へ移動させた後、金型7を型締めすると、成形品単体2の接続片2e、2eは、固定側の型9の連通部72、72にも嵌まり込む。こうして、キャビティー70と収容部71とを繋ぐ連通部72、72が塞がれる。そして、キャビティー70に新たに成形材料を射出すると、前記成形品単体2は、新たに成形された成形品単体2と、前記接続片2e、2eを介して繋がるように一体に成形される(図9(c)参照)。さらに、新たに成形された成形品単体2を、収容部71側に移動し、キャビティー70に成形材料を射出することを繰り返す。すなわち、移送工程と射出工程とを繰り返すことで、多数の成形品単体2、2が接続片2e、2eを介して連続的に繋がった連続成形品3を製造することができる。
この連続成形品3は、最も基端側の成形品単体2、すなわち、最も新しく成形された成形品単体2(詳しくは、射出成形されたのち、まだ可動側の型8に残された状態である成形品単体2)が、移送機11によって、可動側の型8の収容部71側に移動されることにより、その後は、案内部材10上を後工程である切断装置4側へと案内される。ここで、図示実施の形態においては、案内部材10は、一端部が可動側の型8に固定され、他端部が横形射出成形機6の後部6aに固定されているが、金型7を型締めするために可動側の型8が前進した場合には、図12に示すように緩やかに湾曲し、金型7を型開きするために可動側の型8が後退した場合には、図13に示すように大きく湾曲するようになっている。したがって、連続成形品3は、可動側の型8が前後に移動しても、その移動につられて案内部材10上を前後に移動するようなことがないので、接続片2e、2eでちぎれることを防止することができる。また、案内部材10の湾曲部10aは、上方に凸状に湾曲するように設けられているので、案内部材10の頂部よりも後方部分上に位置する連続成形品3は、自重によって案内部材10上を滑り落ちようとする。これにより、前記最も新しく成形された成形品単体2を、収容部71に収容(図示実施の形態においては、部分的に収容)させるように上方に移動させることで、その成形品単体2と接続片2e、2eを介して繋がった他の成形品単体2とからなる連続成形品3は、案内部材10上を後工程側へとスムーズに送られることとなる。すなわち、連続成形品3は、案内部材10によってスムーズに後工程である切断機5へと案内される。
なお、本考案は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。案内部材10は、湾曲10aと被取付部10bとからなる必要はなく、例えば、湾曲部10aのみからなり、その湾曲部10aの一端部が直接可動側の型8に取り付けられていてもよい。また、案内部材10は、湾曲部10aを備えていなくてもよい。さらには、案内部材10は、なくても構わない。
また、図示実施の形態にあっては、成形品単体2は、その接続片2e、2e側の部分が収容部71に収容されるように移動させられるが、そのように収容部71に部分的に収容されるように、成形品単体2が移動させられるのではなく、接続片2e、2e側の部分を含む成形品単体2全体が収容部71に収容されるように、同成形品単体2が移動させられるものであっても構わない。
この考案に係る射出成形装置の、一実施の形態を側面図である。 前記射出成形装置によって成形される連続成形品の正面図である。 前記射出成形装置の、可動側の型の正面図である。 同じく、金型の型締め時における、図3のA−A線部分に対応する断面図である。 同じく、受け渡し体の正面図である。 同じく、受け渡し体の側面図である。 同じく、成形品単体を可動側の型から突き出した状態を示す側面図である。 同じく、成形品単体を収容部に向かって押し出した状態を示す側面図である。 金型と成形品単体との位置関係を説明する図であり、(a)は、型開きした際の成形品単体の位置を、(b)は、収容部側へと移動させられた成形品単体の位置を、また、(c)は、成形品単体同士が繋がった状態における、それら成形品単体同士の位置を示す。 図9(c)における、要部拡大図である。 金型の型締め時における、図10のB−B線に対応する断面図である。 金型の型締め時における、射出成形機の要部側面図である。 金型の型開き時における、射出成形機の要部側面図である。
符号の説明
1 射出成形装置
2 成形品単体
2e 接続片
2h 第1の位置決め孔
2i 第2の位置決め孔
3 連続成形品
6 横形射出成形機
7 金型
8 可動側の型
9 固定側の型
10 案内部材
10a 湾曲部
11 移送機
70 キャビティー
70e 接続片成形部
71 収容部
71p 第2の保持ピン
72 連通部
110 受け渡し体
112 チャック部
113 押し出し部
114 第1の保持ピン

Claims (7)

  1. 射出成形で得られる成形品単体が多数連続的に繋がった連続成形品を製造するための射出成形装置であって、
    上方または下方のいずれか一方の端部に接続片を有する成形品単体を成形するための、上方または下方のいずれか一方に接続片成形部が設けられたキャビティーと、そのキャビティーの上方または下方のいずれか他方に設けられるとともに、前記成形品単体の少なくとも前記接続片側を収容し得る収容部と、その収容部と前記キャビティーとを繋ぐ連通部とを有する、可動側の型および固定側の型からなる金型を備える横形射出成形機と、
    前記金型の型開きの際に、前記可動側の型に残された前記成形品単体を、その成形品単体の前記接続片が、前記可動側の型の前記連通部に嵌まり込むように、前記可動側の型の前記収容部側へと移動させる移送機とを備えることを特徴とする、射出成形装置。
  2. 前記移送機は、前記可動側の型から突き出された前記成形品単体を掴むチャック部と、そのチャック部で掴んだ前記成形品単体を前記可動側の型の前記収容部に向かって押し出す、押し出し部とを有する受け渡し体を備えることを特徴とする、請求項1に記載の射出成形装置。
  3. 前記受け渡し体は、前記成形品単体に形成された第1の位置決め孔に嵌まることで、前記成形品単体を保持する第1の保持ピンを有し、
    前記可動側の型の前記収容部は、前記成形品単体に形成された第2の位置決め孔に嵌まることで、前記成形品単体を保持する第2の保持ピンを有することを特徴とする、請求項2に記載の射出成形装置。
  4. 前記横形射出成形機は、前記連続成形品を後工程へと案内する案内部材を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の射出成形装置。
  5. 前記案内部材は、前記可動側の型の前後移動に追従して動くように、その可動側の型に固定されていることを特徴とする、請求項4に記載の射出成形装置。
  6. 前記案内部材は、一端部が前記可動側の型に固定されるとともに、他端部が前記可動側の型よりも後方の位置において不動に固定され、かつ、
    前記案内部材には、前記可動側の型の前後移動に伴う前記一端部と前記他端部との間の距離の違いを吸収し得るように湾曲する湾曲部が備わることを特徴とする、請求項5に記載の射出成形装置。
  7. 前記接続片成形部は、前記キャビティーの下方の端部に設けられるとともに、前記収容部は、前記キャビティーの上方側の位置に設けられ、
    前記案内部材は、前記一端部が前記可動側の型の上部に固定されるとともに、前記他端部が前記横形射出成形機の後部に固定されて、前記横形射出成形機の上方側において、上方に凸状に湾曲するように設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の射出成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101844185B1 (ko) * 2017-08-22 2018-03-30 오동환 건축부재 고정용 합성수지재 와셔의 연속사출장치

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