JP3116833U - 自動販売機用のダミー体およびその取付構造 - Google Patents

自動販売機用のダミー体およびその取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストや販売費を低減できる自動販売機用のダミー体及び取付構造を提供する。
【解決手段】ステージ17の取付孔H1,H2に取り付けられ、この取付孔H1,H2の径より大きい外径を有する胴部13と、この胴部13の下部から下方に向けて突設され前記取付孔H1,H2の径より小さい外径を有する円筒状フランジ19とを備え、前記円筒状フランジ19の外周面から径方向外側に突出する第一突出片20、第二突出片21および突出部23を備え、前記第一突出片20は、円筒状フランジ19の左側または右側において、円筒状フランジ19を前記取付孔内に挿入したときに、取付孔の周縁部の下面から下向きの付勢を受けて弾性変形する状態となるように設けられ、前記第二突出片は、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに取付孔の周縁部の下側に進入するように設けられ、前記突出部は円筒状フランジの後側に設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、ボトル缶や直胴(ストレート)缶あるいはネックインタイプの缶やペットボトル等に収容される商品(ジュースやコーヒー、ビール、茶等)を販売する自動販売機において、販売する商品を示すために自動販売機に設けられたステージの取付孔に取り付けられる自動販売機用のダミー体およびその取付構造に関する。
缶入りやペットボトル入りのジュース、コーヒーやビール等の商品を販売するための自動販売機には、それらの商品のダミー体を展示するための展示室が設けられている。これらのダミー体は商品をより魅力あるものとして宣伝するためのものであると共に、商品の入れ替えに伴って容易に交換可能であることが必要である。
そのため、ダミー体の胴部の下部から下方に向けて胴部より小径の円筒状フランジが突設されている一方、前記展示室内の鉄板等からなるステージには取付孔が形成され、前記円筒状フランジを取付孔に挿入連結することによりダミー体がステージに着脱自在に取り付けられるように構成されている。なお、前記ステージの下方にはダミー体照明用の蛍光灯等の照射光源が配置されている。
ところで、前記ステージとして、図6に示す取付孔(以下、第一の取付孔という)H1を有するものと、図7に示す取付孔(以下、第二の取付孔という)H2を有するものとがあり、第一の取付孔H1および第二の取付孔H2は、それぞれ拡径方向に設けられた切り欠き部を複数有するほぼ円形状をしており、径もほぼ同じとなっている。具体的には、図6に示す第一の取付孔H1は、後方(自動販売機の後側。図6では上方)を12時の方向としたときに、1時の方向から3時の方向の間に位置する第一切り欠き部1と、5時の方向から7時の方向の間に位置する第二切り欠き部2と、9時の方向から11時の方向の間に位置する第三切り欠き部3と、12時の方向に位置する小切り欠き部4とを有している。なお、第一切り欠き部1および第二切り欠き部2は、ともにその両端部がほぼ直角に切り込まれている。また、第三切り欠き部3は、第二切り欠き部2に近い方の端部がぼ直角に切り込まれている一方で、小切り欠き部4あるいは第一切り欠き部1に近い方の端部は鈍角に切り込まれている。
一方、図7に示す第二の取付孔H2は、後方(図7では上方)を12時の方向としたときに、1時の方向、2時の方向、7時の方向および8時の方向に位置する山型切り欠き部5,6,7,8と、2時の方向から4時の方向の間および8時の方向から10時の方向の間に位置する大切り欠き部9,10とを有している。なお、山型切り欠き部5,7は同一形状、山型切り欠き部6,8も同一形状であって、山型切り欠き部5,7は山型切り欠き部6,8よりも若干大きく形成されている。また、大切り欠き部9,10は、ともにその両端部がほぼ直角に切り込まれている。
そして、上記二種の取付孔H1,H2に取り付けられるダミー体は同一形状のものではなく、個別に適した形状を有するダミー体が用意されていたことから、より大量生産が不可能で、ダミー体の製造コストの低減を図ることや、取付孔H1,H2が設けられたステージを用いるそれぞれ異なるユーザー間で、自動販売機の共用もできなかった。
この考案は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、製造コストや販売費の低減を図ることができる自動販売機用のダミー体およびその取付構造を提供することである。
上記目的を達成するために、本考案の自動販売機用のダミー体は、自動販売機において販売する商品を示すために自動販売機に設けられたステージの取付孔に取り付けられ、この取付孔の径より大きい外径を有する胴部と、この胴部の下部から下方に向けて突設され前記取付孔の径より小さい外径を有する円筒状フランジとを備えた自動販売機用のダミー体であって、前記円筒状フランジの外周面から径方向外側に突出する第一突出片、第二突出片および突出部を備え、前記第一突出片は、円筒状フランジの左側または右側において、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに、取付孔の周縁部の下面から下向きの付勢を受けて弾性変形する状態となるように設けられ、前記第二突出片は、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに取付孔の周縁部の下側に進入するように設けられ、前記突出部は円筒状フランジの後側に設けられていることを特徴としている(請求項1)。
前記自動販売機用のダミー体において、第二突出片が第一突出片に隣接する位置に設けられていてもよい(請求項2)。
さらに、前記自動販売機用のダミー体が、前記円筒状フランジの外周面から径方向外側に突出し、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに取付孔の周縁部の下側に進入するように設けられた第三突出片を備え、また、前記第二突出片および第三突出片が第一突出片を挟む位置に設けられていてもよい(請求項3)。
また、前記自動販売機用のダミー体が、前記円筒状フランジの外周面から径方向外側に突出し、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに取付孔の周縁部の下側に進入するように設けられた突起片を備え、この突起片が、円筒状フランジの外周面において前記第一突出片と反対側の位置に設けられていてもよい(請求項4)。
一方、上記目的を達成するために、本考案の自動販売機用のダミー体の取付構造は、取付孔の形状が異なる2種類のステージに請求項2に記載の自動販売機用のダミー体を取り付けるための自動販売機用のダミー体の取付構造であって、前記ダミー体が、それぞれ拡径方向に設けられた切り欠き部を複数有するほぼ円形状の第一の取付孔および第二の取付孔に取付可能となるように、前記第一の取付孔は、後方を12時の方向としたときに、1時の方向から3時の方向の間に位置する第一切り欠き部、5時の方向から7時の方向の間に位置する第二切り欠き部、9時の方向から11時の方向の間に位置する第三切り欠き部および12時の方向に位置する小切り欠き部を有する一方、第二の取付孔は、後方を12時の方向としたときに、1時の方向、2時の方向、7時の方向および8時の方向に位置する山型切り欠き部と、2時の方向から4時の方向の間および8時の方向から10時の方向の間に位置する大切り欠き部とを有し、また、第一突出片および第二突出片を合わせた形状が第一の取付孔の第一切り欠き部、第二切り欠き部および第三切り欠き部にほぼ一致し、さらに、前記第一突出片の形状が第二の取付孔の大切り欠き部にほぼ一致することを特徴としている(請求項5)。
また、本考案のもう一つの自動販売機用のダミー体の取付構造は、取付孔の形状が異なる2種類のステージに請求項3に記載の自動販売機用のダミー体を取り付けるための自動販売機用のダミー体の取付構造であって、前記ダミー体が、それぞれ拡径方向に設けられた切り欠き部を複数有するほぼ円形状の第一の取付孔および第二の取付孔に取付可能となるように、前記第一の取付孔は、後方を12時の方向としたときに、1時の方向から3時の方向の間に位置する第一切り欠き部、5時の方向から7時の方向の間に位置する第二切り欠き部、9時の方向から11時の方向の間に位置する第三切り欠き部および12時の方向に位置する小切り欠き部を有する一方、第二の取付孔は、後方を12時の方向としたときに、1時の方向、2時の方向、7時の方向および8時の方向に位置する山型切り欠き部と、2時の方向から4時の方向の間および8時の方向から10時の方向の間に位置する大切り欠き部とを有し、また、第一突出片、第二突出片および第三突出片を合わせた形状が第一の取付孔の第一切り欠き部、第二切り欠き部および第三切り欠き部にほぼ一致し、さらに、前記第一突出片の形状が第二の取付孔の大切り欠き部にほぼ一致することを特徴としている(請求項6)。
また、上記自動販売機用のダミー体の取付構造において、前記円筒状フランジを前記第一の取付孔内に挿入したときに、前記突出部が第一の取付孔の小切り欠き部に係止して円筒状フランジの中心軸まわりの回転が防止されることが好ましい(請求項7)。
請求項1〜7に係る本考案によれば、製造コストの低減を図ることができる自動販売機用のダミー体およびその取付構造が得られる。すなわち、本考案では、複数の突出片および突出部等を有する円筒状フランジを備えたことにより、形状が異なる取付孔を有する複数のステージに着脱自在に取り付けることができ、汎用性を有する自動販売機用のダミー体が得られる。そして、形状が異なる複数の取付孔に取り付けることができるこの考案のダミー体を用いれば、取付孔の形状毎に個別に適した形状を有するダミー体を用意する必要がなくなり、製造コストの低減を図ることができる自動販売機用のダミー体およびその取付構造が得られる。
また、請求項5〜7に係る本考案によれば、例えば、前記第一の取付孔および第二の取付孔が既に設けられている場合に両方の取付孔を有効に活用することができ、そのような活用に特に好適な自動販売機用のダミー体の取付構造が得られる。
特に、請求項5に係る自動販売機用のダミー体の取付構造では、ダミー体を、前記第一突出片および第二突出片が第一の取付孔の第一切り欠き部、第二切り欠き部または第三切り欠き部のいずれかに合致する向きとすれば、第一突出片および第二突出片を合わせた形状が前記三つの切り欠き部にそれぞれほぼ一致するように構成されているので、第一の取付孔への円筒状フランジの挿入をよりスムーズに行うことができるという効果が得られる。そのうえ、前記取付構造では、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに取付孔の周縁部の下面から下向きの付勢を受けて弾性変形する状態となる前記第一突出片が、第二の取付孔に対するダミー体の取付時に第二の取付孔の大切り欠き部内に嵌まり込み、そのときの感触を作業者が手掛かりにすることにより、ダミー体の取付作業をより簡便に行うことができるという効果もが得られる。
また、請求項6に係る考案でも、上記請求項5に係る取付構造と同様の効果を奏する自動販売機用のダミー体の取付構造が得られる。
他方、請求項7に係る考案では、第一の取付孔の小切り欠き部に突出部を嵌め込むことにより、第一の取付孔に取り付けたダミー体が不意に回転することを確実に防止することができる上、突出部が小切り欠き部内に嵌まり込んだときの感触を作業者が手掛かりにすることにより、ダミー体の取付作業をより簡便に行うことができる自動販売機用のダミー体の取付構造が得られる。
図1は、本考案の一実施の形態に係る自動販売機用のダミー体(以下、ダミー体という)およびその取付構造の構成を概略的に示す斜視図、図2(A)、(B)および(C)は、前記ダミー体の要部の構成を概略的に示す横断面図、部分拡大側面図および部分拡大背面図である。なお、図6、図7に示したものと同一または同等の部材等については同じ符号を付し、その説明を省略する。
まず、図1に示すように、この実施形態のダミー体は、例えば、茶、ジュース、コーヒー等の飲料である商品のパッケージ(飲料容器)と略同じ内容の印刷が施された適宜の可撓性を有するフィルム体11を備えている。なお、このフィルム体11は、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタレート等またはそれらの再生品など、耐熱性、耐候性に優れた素材からなる。
そして、上記フィルム体11は、図1に示すように、比較的硬質の合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタレート等またはそれらの再生品)をインジェクション成形して得られるダミー体本体12に装着される。このダミー体本体12の胴部13は、フィルム体11の上端および下端を保持する上枠部14および下枠部15と、フィルム体11の左右両端を保持する背面部16とを備えており、ダミー体本体12は、胴部13にフィルム体11が装着された状態で全体として飲料容器(この実施形態ではペットボトル)全体の形状を呈するように構成されている。なお、図1において、ダミー体本体2の胴部13の前面中央部を二点鎖線で囲むと共に符号Fを付して示しているが、これは、図1以外の図面において前面中央部Fを図示することによりダミー体本体2の胴部13の向き(ダミー体の向き)を特定して本考案の理解を容易とするためであり、前面中央部Fの形状や模様等を表すものではない。また、ダミー体(ダミー体本体2)の前側、後側、右側および左側は、ステージ17(後述する)に設置した状態のダミー体を自動販売機の前方からみたときの(あるいは図1における)ダミー体の手前側、奥側、右側および左側を指す。
一方、図1において、17は自動販売機の展示室内に設けられた自動販売機において販売する商品を示すためのダミー体を展示するステージ17であり、このステージ17の下方にはダミー体照明用の棒状の蛍光灯18が配置されている。そして、ステージ17には、前記第一の取付孔H1(図6参照)が設けられたものと第二の取付孔H2(図7参照)が設けられたものとがあり、前記ダミー体本体12は、取付孔の形状が異なる2種類のステージ17のいずれにも着脱自在に取り付けられるように構成されている。
詳述すると、ダミー体本体12は、図1および図2(A)〜(C)に示すように、前記取付孔H1,H2の径より大きい外径を有する胴部と、胴部13の下部から下方に向けて突設され、前記取付孔H1,H2の径より小さい外径を有する円筒状フランジ19と、この円筒状フランジ19の外周面から径方向外側に突出する第一突出片20、第二突出片21、突起片22および突出部23とを備えている。
ここで、前記第一突出片20は、図1および図2(A)に示すように、円筒状フランジ19の左側または右側(この実施の形態では左側)に設けられ、前記第二突出片21は、図1並びに図2(A)および(B)に示すように、この第一突出片20に隣接する位置(この実施の形態では第一突出片20の前側)に設けられ、前記突起片22は、円筒状フランジ19の外周面において前記第一突出片20と反対側の位置に設けられ、前記突出部23は円筒状フランジ19の後側に設けられている。また、図2(B)および(C)に示すように、前記第一突出片20、第二突出片21、突起片22は板状をしており、第二突出片21と突起片22とはほぼ同じ高さに設けられているのに対し、第一突出片20はこれら21,22よりも若干上方に設けられている。さらに、突起片22は、第一突出片20および第二突出片21に比べて、円筒状フランジ19の外周面から径方向外側への突出量(以下、単に突出量という)が小さくなっている。一方、前記突出部23は、図2(C)に示すように、上下方向に延びる突条となっている。
また、第一突出片20は、円筒状フランジ19を前記取付孔H1,H2内に挿入したときに、取付孔H1,H2の周縁部の下面から下向きの付勢を受けて弾性変形する状態となり、第二の取付孔H2の大切り欠き部9,10に合致する位置にきたときには、大切り欠き部9,10内にその上部が下方から進入する状態となるように構成されている。また、第二突出片21および突起片22は、円筒状フランジ19を前記取付孔H1,H2内に挿入したときに取付孔H1,H2の周縁部の下側に進入し、前記周縁部の下面に当接するように設けられている。
上記の構成からなるダミー体を第一の取付孔H1を有するステージ17に取り付けるには、まず、図3(A)に示すように、ダミー体を傾けた状態で円筒状フランジ19を第一の取付孔H1(図6参照)内にその上方から挿入し、突起片22よりも突出量の大きい第一突出片20および第二突出片21をステージ17の下側に潜り込ませる。このとき、第一突出片20よりも若干低い位置に設けられた第二突出片21は、第一突出片20をステージ17の下側に潜り込ませるためのガイドの役割を果たす。また、このとき、ダミー体を、前記第一突出片20および第二突出片21が第一切り欠き部1、第二切り欠き部2または第三切り欠き部3のいずれかに合致する向きとすれば、第一突出片20および第二突出片21を合わせた形状(大きさ)が第一の取付孔H1の第一切り欠き部1、第二切り欠き部2および第三切り欠き部3にそれぞれほぼ一致するように構成されているので、第一の取付孔H1への円筒状フランジ19の挿入をよりスムーズに行うことができるが、そのような向きにしなくても前記挿入を行うことは可能である。
その後、突起片22をステージ17の下側に潜り込ませ、ダミー体の傾きが元に戻れば、第一の取付孔H1に対する円筒状フランジ19の挿入が完了する(図3(B)参照)。ここで、前記突起片22が第一の取付孔H1の周縁部に当接して、この突起片22をステージ17の下側へ潜り込ませることができない場合には、ダミー体を適宜に回転操作して、前記突起片22が前記切り欠き部1〜3のいずれかに合致する位置に移動させる等すればよい。そして、上記挿入の完了により、図4(A)に示すように、ダミー体の正面(ダミー体本体12の胴部13の前面中央部F)が前方(自動販売機の前側)に位置していれば、第一の取付孔H1を有するステージ17へのダミー体の取り付けが完了していることになる。従って、ダミー体の正面が前方に位置していない場合には、そうなるようにダミー体を適宜に回転操作すればよい。
上記のように、第一の取付孔H1を有するステージ17へのダミー体の取り付けが完了すると、図4(A)に示すように、第一の取付孔H1の小切り欠き部4にほぼ一致する形状を有する前記突出部23が、この小切り欠き部4に嵌まり込んで係止し、円筒状フランジ19(ダミー体本体12)の縦方向に延びる中心軸まわりの回転が防止されることとなる。なお、作業者は、上記のように突出部23が小切り欠き部4内に嵌まり込んだときの感触によって、ダミー体が正面を向き、その取り付けが完了したことを知ることができる。また、同時に、ダミー体本体12の下枠部15の下面がステージ17の上面に当接すると共に、第一突出片20、第二突出片21および突起片22が第一の取付孔H1の周縁に係止して、円筒状フランジ19(ダミー体本体12)の第一の取付孔H1からの抜けが防止されることとなる。
一方、前記ダミー体を第二の取付孔H2を有するステージ17に取り付ける手順も上記と同様であり、まず、図3(A)に示すように、ダミー体を傾けた状態で円筒状フランジ19を第二の取付孔H2(図7参照)内にその上方から挿入し、第一突出片20および第二突出片21をステージ17の下側に潜り込ませる。このとき、第一突出片20よりも若干低い位置に設けられた第二突出片21は、第一突出片20をステージ17の下側に潜り込ませるためのガイドの役割を果たす。
その後、突起片22をステージ17の下側に潜り込ませ、ダミー体の傾きが元に戻れば、第二の取付孔H2に対する円筒状フランジ19の挿入が完了する(図3(B)参照)。ここで、前記突起片22が第二の取付孔H2の周縁部に当接し、この突起片22をステージ17の下側へ潜り込ませることができない場合には、ダミー体を適宜に回転操作等すればよい。そして、上記挿入の完了により、図4(B)に示すように、ダミー体の正面(ダミー体本体12の胴部13の前面中央部F)が前方に位置していれば、第二の取付孔H2を有するステージ17へのダミー体の取り付けが完了していることになる。従って、ダミー体の正面が前方に位置していない場合には、そうなるようにダミー体を適宜に回転操作すればよい。
上記のように、第二の取付孔H2を有するステージ17へのダミー体の取り付けが完了すると、図4(B)に示すように、第二の取付孔H2の大切り欠き部9,10にそれぞれほぼ一致する形状(大きさ)を有する第一突出片20が、大切り欠き部9,10のいずれか一方(この実施の形態では大切り欠き部10)の内部にその上部が下方から進入する状態となる。すなわち、第一突出片20は、大切り欠き部10内に若干嵌まり込んでその両側の角部が大切り欠き部10の周縁に係止(当接)し(図4(B)中の部分拡大縦断面図参照)、これにより、円筒状フランジ19(ダミー体本体12)の縦方向の中心軸まわりの回転が防止されることとなる。なお、作業者は、上記のように第一突出片20が大切り欠き部10内に嵌まり込んだときの感触によって、ダミー体が正面を向き、その取り付けが完了したことを知ることができる。また、同時に、ダミー体本体12の下枠部15の下面がステージ17の上面に当接すると共に、第一突出片20、第二突出片21および突起片22が第二の取付孔H2の周縁に係止して、円筒状フランジ19(ダミー体本体12)の第二の取付孔H2からの抜けが防止されることとなる。
逆に、第一の取付孔H1を有するステージ17に取り付けたダミー体を取り外すには、まず、前記円筒状フランジ19における突起片22が設けられた側(この実施の形態では左側)を持ち上げ、第一の取付孔H1の周縁部に係止した状態の前記第一突出片20および第二突出片21はそのままにしつつ、これらの突出片20,21よりも突出量の小さい突起片22が第一の取付孔H1から上方に引き抜かれた状態となるようにダミー体を傾けた状態とする(図3(A)参照)。ここで、前記突起片22が第一の取付孔H1の周縁に係止して上記持ち上げができない場合には、突起片22が第一の取付孔H1の周縁によって係止されない位置(例えば、前記切り欠き部1〜3に合致する位置)にくるように、ダミー体を適宜に回転させればよい。その後、斜め上方向にダミー体を引っ張ることで、第一突出片20および第二突出片21に対する第一の取付孔H1の周縁の係止が解除され、ダミー体をステージ17から取り外すことができる。
また、第二の取付孔H2を有するステージ17に取り付けたダミー体を取り外すには、まず、前記円筒状フランジ19における突起片22が設けられた側(この実施の形態では左側)を持ち上げ、第二の取付孔H2の周縁部に係止した状態の前記第二突出片21はそのままにしつつ、この突出片21よりも突出量の小さい突起片22が第二の取付孔H2から上方に引き抜かれた状態となるようにダミー体を傾けた状態とする(図3(A)参照)。その後、斜め上方向にダミー体を引っ張ることで、第二突出片21に対する第二の取付孔H2の周縁の係止が解除され、ダミー体をステージ17から取り外すことができる。
上記構成のダミー体では、ダミー体本体12を前方および下方を開口させたフレーム構造としているので、前方を開口させずにダミー体本体12の枠の部分と前面部分とを一体成形した従来のダミー体に比べて、一層の軽量化を図ることができ省資源エネルギーにもなる。
本考案は、上記実施の形態に限らず、種々に変形して実施することができる。例えば、上記の実施形態では、ダミー体本体12として、フィルム体11が装着された状態で全体として飲料容器(例えばペットボトル)全体の形状を呈する構造のものを用いたが、本考案はこれに限られず、第一の取付孔H1および第二の取付孔H2に対する取り付けに用いられるダミー体本体12の下部の構造が同一であれば、種々の構成を採用することができる。すなわち、ダミー体本体12は、例えば、前方、後方および下方が開口し、フィルム体11が装着された状態で全体として飲料容器(例えばペットボトル)のほぼ前半分の形状を呈するように形成された所定の肉厚を有するフレーム構造をしていてもよい。
また、第一の取付孔H1および第二の取付孔H2に対する取り付けに用いられるダミー体本体12の下部の構造も上記のものに限られない。例えば、図5(A)および(B)に示すように、ダミー体本体12が、前記円筒状フランジ19の外周面から径方向外側に突出し、円筒状フランジ19を前記取付孔H1,H2内に挿入したときに取付孔H1,H2の周縁部の下側に進入するように設けられ、前記第二突出片21と同様の役割を果たす第三突出片24を備えていてもよい。より具体的に説明すると、この第三突出片24は、板状で、第二突出片21と共に第一突出片20を挟む位置に設けられており、前記第二突出片21とほぼ同じ高さに設けられていると共に、突出量も第二突出片21とほぼ同じである。この場合、前記第一突出片20、第二突出片21および第三突出片24を合わせた形状が、第一の取付孔H1の第一切り欠き部1、第二切り欠き部2および第三切り欠き部3にほぼ一致するように構成することが望ましい。これは、第一の取付孔H1に円筒状フランジ19を挿入する際に、ダミー体を、前記三つの突出片20,21,24が三つの切り欠き部1〜3のいずれかに合致する向きとすることにより、第一の取付孔H1への円筒状フランジ19の挿入をよりスムーズに行うことができるからである。
本考案の一実施の形態に係る自動販売機用のダミー体およびその取付構造の構成を概略的に示す斜視図である。 (A)、(B)および(C)は、前記ダミー体の要部の構成を概略的に示す横断面図、部分拡大側面図および部分拡大背面図である。 (A)および(B)は、前記ダミー体の取付手順を概略的に示す説明図である。 (A)は、第一の取付孔に取り付けた前記ダミー体の要部の構成を概略的に示す横断面図、(B)は、第二の取付孔に取り付けた前記ダミー体の要部の構成を概略的に示す横断面図である。 (A)および(B)は、前記ダミー体の変形例の要部の構成を概略的に示す横断面図および部分拡大側面図である。 第一の取付孔を有するステージの構成を概略的に示す平面図である。 第二の取付孔を有するステージの構成を概略的に示す平面図である。
符号の説明
13 胴部
17 ステージ
19 円筒状フランジ
20 第一突出片
21 第二突出片
22 突起片
23 突出部
H1 第一の取付孔
H2 第二の取付孔

Claims (7)

  1. 自動販売機において販売する商品を示すために自動販売機に設けられたステージの取付孔に取り付けられ、この取付孔の径より大きい外径を有する胴部と、この胴部の下部から下方に向けて突設され前記取付孔の径より小さい外径を有する円筒状フランジとを備えた自動販売機用のダミー体であって、前記円筒状フランジの外周面から径方向外側に突出する第一突出片、第二突出片および突出部を備え、前記第一突出片は、円筒状フランジの左側または右側において、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに、取付孔の周縁部の下面から下向きの付勢を受けて弾性変形する状態となるように設けられ、前記第二突出片は、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに取付孔の周縁部の下側に進入するように設けられ、前記突出部は円筒状フランジの後側に設けられていることを特徴とする自動販売機用のダミー体。
  2. 第二突出片が第一突出片に隣接する位置に設けられている請求項1に記載の自動販売機用のダミー体。
  3. 前記円筒状フランジの外周面から径方向外側に突出し、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに取付孔の周縁部の下側に進入するように設けられた第三突出片を備え、また、前記第二突出片および第三突出片が第一突出片を挟む位置に設けられている請求項1に記載の自動販売機用のダミー体。
  4. 前記円筒状フランジの外周面から径方向外側に突出し、円筒状フランジを前記取付孔内に挿入したときに取付孔の周縁部の下側に進入するように設けられた突起片を備え、この突起片が、円筒状フランジの外周面において前記第一突出片と反対側の位置に設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の自動販売機用のダミー体。
  5. 取付孔の形状が異なる2種類のステージに請求項2に記載の自動販売機用のダミー体を取り付けるための自動販売機用のダミー体の取付構造であって、前記ダミー体が、それぞれ拡径方向に設けられた切り欠き部を複数有するほぼ円形状の第一の取付孔および第二の取付孔に取付可能となるように、前記第一の取付孔は、後方を12時の方向としたときに、1時の方向から3時の方向の間に位置する第一切り欠き部、5時の方向から7時の方向の間に位置する第二切り欠き部、9時の方向から11時の方向の間に位置する第三切り欠き部および12時の方向に位置する小切り欠き部を有する一方、第二の取付孔は、後方を12時の方向としたときに、1時の方向、2時の方向、7時の方向および8時の方向に位置する山型切り欠き部と、2時の方向から4時の方向の間および8時の方向から10時の方向の間に位置する大切り欠き部とを有し、また、第一突出片および第二突出片を合わせた形状が第一の取付孔の第一切り欠き部、第二切り欠き部および第三切り欠き部にほぼ一致し、さらに、前記第一突出片の形状が第二の取付孔の大切り欠き部にほぼ一致することを特徴とする自動販売機用のダミー体の取付構造。
  6. 取付孔の形状が異なる2種類のステージに請求項3に記載の自動販売機用のダミー体を取り付けるための自動販売機用のダミー体の取付構造であって、前記ダミー体が、それぞれ拡径方向に設けられた切り欠き部を複数有するほぼ円形状の第一の取付孔および第二の取付孔に取付可能となるように、前記第一の取付孔は、後方を12時の方向としたときに、1時の方向から3時の方向の間に位置する第一切り欠き部、5時の方向から7時の方向の間に位置する第二切り欠き部、9時の方向から11時の方向の間に位置する第三切り欠き部および12時の方向に位置する小切り欠き部を有する一方、第二の取付孔は、後方を12時の方向としたときに、1時の方向、2時の方向、7時の方向および8時の方向に位置する山型切り欠き部と、2時の方向から4時の方向の間および8時の方向から10時の方向の間に位置する大切り欠き部とを有し、また、第一突出片、第二突出片および第三突出片を合わせた形状が第一の取付孔の第一切り欠き部、第二切り欠き部および第三切り欠き部にほぼ一致し、さらに、前記第一突出片の形状が第二の取付孔の大切り欠き部にほぼ一致することを特徴とする自動販売機用のダミー体の取付構造。
  7. 前記円筒状フランジを前記第一の取付孔内に挿入したときに、前記突出部が第一の取付孔の小切り欠き部に係止して円筒状フランジの中心軸まわりの回転が防止される請求項5または6に記載の自動販売機用のダミー体の取付構造。
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