JP3116745U - ポール用基礎にポールを立てるための補助器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
プレキャストされたコンクリート製ポール基礎を用いて、ポールを正しく立てる作業を確実に行うための補助器具を提供する。
【解決手段】
ポール用基礎(1)の上面の3ヶ所あるいは4ヶ所以上に設けられたオールアンカー(5)にビス(6)でとめられたスライド式金具(7)であって、ポール用基礎(1)およびポール(3)を設置し、両者の空隙(4)にモルタルミルクを充填した後、
ポールを正しい位置に支えるように該金具(7)をスライドさせて、ビス(6)で固定できる補助器具を用いる。
【選択図】図4
プレキャストされたコンクリート製ポール基礎を用いて、ポールを正しく立てる作業を確実に行うための補助器具を提供する。
【解決手段】
ポール用基礎(1)の上面の3ヶ所あるいは4ヶ所以上に設けられたオールアンカー(5)にビス(6)でとめられたスライド式金具(7)であって、ポール用基礎(1)およびポール(3)を設置し、両者の空隙(4)にモルタルミルクを充填した後、
ポールを正しい位置に支えるように該金具(7)をスライドさせて、ビス(6)で固定できる補助器具を用いる。
【選択図】図4
Description
本考案は、地面にポールを立てる時に従来の生コンクリート打設法に比べて作業を大幅に簡略化できるプレキャストされたポール用基礎を用いる場合の、ポールを正しく立てるための補助器具に関するものである。
筒状あるいは柱状の支柱、すなわちポールを地上に立てる用途としては、各種標識や旗を立てる、車止め用の柵など種々のものがある。このポールを立てるために、これまで用いられてきた方法は、地面に穴を掘ってポールを立て、その基部に生コンクリートを流し込んで固めて支持するというものである。この場合には、生コンクリートが固まるまで数日の養生期間を要するので、現地で設置する作業が1日で終わらず、その間、天候の影響も受け、また移動も含めて特殊な技能を有する作業員を拘束する時間が長くなるという問題がある。
その問題を解決するための方法が、本考案と同じ考案者によるプレキャスト式ポール基礎である(特許文献1)。これは、図1に示すように2つあるいは3つ以上のプレキャストコンクリート成形物(1)を、設置現場でボルト・ナット(2)で一体的に締結することによって中心部にポールを抱持できようにし、そこにポール(3)を通して、空隙(4)にモルタルミルク(4´)を流し込んで固定する方法である。
実願2005−6654号公報
その問題を解決するための方法が、本考案と同じ考案者によるプレキャスト式ポール基礎である(特許文献1)。これは、図1に示すように2つあるいは3つ以上のプレキャストコンクリート成形物(1)を、設置現場でボルト・ナット(2)で一体的に締結することによって中心部にポールを抱持できようにし、そこにポール(3)を通して、空隙(4)にモルタルミルク(4´)を流し込んで固定する方法である。
この方法において、ポール(3)を立ててモルタルミルクを流し込んだ後、モルタルミルクが固まるまでの間に人的あるいは天候変化によりポールに予期しないなんらかの力がかかると、ポールを正しい状態で固定できない可能性がある。それを防止する方法としては、特許文献1には適当なサイズ,形状の砕石などを楔として打ち込んでモルタルミルクが固まるまで固定するという方法が示されているが、作業者の資質に依存する所があり不確実性が残る。
本考案は、これを確実に行うための補助器具を提供しようとするものである。すなわち、プレキャストコンクリート製ポール用基礎(1)の中心部の孔にポール(3)を立てて、空隙(4)にモルタルミルクを流し込んだ後、モルタルミルクが固まるまでポールを正しい状態で支持し、固まれば取り外して悪影響を残さない方法である。
本考案は、前述の課題解決のために、第一に、図4に示すように、プレキャストされたコンクリートブロックであるポール用基礎(1)の上面の3ヶ所あるいは4個以上の箇所に設けられたオールアンカー(5)にビス(6)でとめられたスライド式金具(7)であって、該ポール用基礎(1)およびポール(3)を設置し両者の空隙(4)にモルタルミルクを充填した後、ポール(3)を正しい位置に支えるように動かして、ビス(6)で固定できる補助器具を用いることである。
第二は、図3(A)に示すように、このスライド式金具(7)のポールに接する側の部分(8)が、凹状をなしているようにすることである。
第三は、図3(B)に示すように、スライド式金具(7)のポールに接する部分(8)の厚さが、ビスで固定できる部分(9)の厚さよりも大きくすることである。
本考案の器具を用いることによって、プレキャストコンクリート製ポール基礎(1)の中心部の孔に、ポール(3)を立て、空隙(4)にモルタルミルクを流し込んだ後、モルタルミルクが固まるまでポールを正しい状態で支持しることを確実に行い、固まれば取り外すことで悪影響を残さないようにすることができる。
プレキャストコンクリート製のポール基礎(1)の一例を図4に示す。設置現場で作業者が手で扱えることを配慮して2個に分割して、各ブロックの重量は、たとえば32kgとしている。設置状態では、このブロックは緊結用ボルト・ナット(2)で一体化される。本考案では、このポール基礎(1)の上面に、ビス(6)をとめるためにオールアンカー(5)が設けられている。これはコンクリートをプレキャストする時に、図2に示すようなオールアンカー(5)を埋め込むことによって形成できる。その数は3個以上、望ましくは4個である。この各オールアンカー(5)に、ビス(6)によってスライド式金具(7)が取り付けられる。
スライド式金具(7)の形状は、図3(A),(B)に示すように、下面はポール用基礎の上面をスライドできるように平面である。中央部にスリット部分(10)が設けられていて、そこにビス(6)を通して、オールアンカー(5)に取り付けた状態で金具(7)をスライドできるようになっている。スライド式のポールに接する部分(8)は、ポールを支える機能を強化するために、水平断面でみると凹状をなしていることが望ましい。この凹状については、対象とするポールの1つと曲率が同じように作っておくと、それよりも径の大きなポールを用いる場合には、該金具(7)とポールは2ヶ所で接触し、逆にそれよりも径の小さなポールを用いる場合には、該金具(7)とポールは1ヶ所で接触することになる。また、図3(B)に示すように垂直断面では、ポールに接する部分(8)の厚さが、ビスでとめられる部分(9)の厚さより大きくなっていること、できれば2倍以上であることが望ましい。
この補助器具を用いてのポールを立てる作業は次の通りである。ポール設置場所に穴を掘って、そこにポール用基礎の分割ブロック(1)を2個設置して、ボルト・ナット(2)で緊結・一体化してポール抱持部を形成し、そこにポール(3)を立てて空隙(4)にモルタルミルクを充填する。移動式水準器などを用いてポールが正しく垂直になるように調整し、スライド式金具(7)を動かして、その先端がポールを支えられるようにし、ビス(6)を締めて固定する。そしてこの状態でモルタルミルクが固まるまで放置する。その後、ビス(6)をはずしてスライド式金具(7)を取り外し、必要に応じて、オールアンカー(5)の部分をモルタルミルクで塞ぐ。そして、ポール用基礎の周辺の埋め戻しや上面の仕上げ作業を行って完成する。
0011では単段のポール用基礎を用いる場合の作業を示したが、2段以上のポール用基礎を設置する作業を行う場合の作業は次のようになる。ポール設置場所の地面に穴を掘って、そこにポール用基礎の分割ブロックを(1)2個設置してボルト・ナットで緊結・一体化してポール抱持部を形成し、そこにポール(3)を立てて、空隙(4)にモルタルミルクを充填する。この際、ポール用基礎の上面に設けられたオールアンカーは使用しない。続いて、次の段のポール用基礎を設置して上記と同様の作業を行う。最上段のポール用基礎(1)を置いてからの作業は、0011と同じである。
使用したポール用基礎およびスライド式金具の寸法を図5に示す。これを用いて、図6に示すような車止めポールの設置を行った。
使用したポール用基礎およびスライド式金具の寸法を図7に示す。これを用いて、2段のポール用基礎を用いて旗ポールの設置を行った。ポール外径は85mm 、ポール高さは5mである。作業手順は0012の通りである。
本考案は分割型プレキャスト・ポール用基礎だけでなく、一体型プレキャスト・ポール基礎にも適用できる。
1 プレキャストされたコンクリート製ブロックであるポール用基礎
2 締結用ボルト・ナット
3 ポール
4 空隙
4´ モルタルミルク
5 オールアンカー
6 ビス
7 スライド式金具
8 スライド式金具のポールに接する部分
9 スライド式金具のビスでとめられる部分
10 スライド式金具のスリット部分
2 締結用ボルト・ナット
3 ポール
4 空隙
4´ モルタルミルク
5 オールアンカー
6 ビス
7 スライド式金具
8 スライド式金具のポールに接する部分
9 スライド式金具のビスでとめられる部分
10 スライド式金具のスリット部分
Claims (3)
- プレキャストされたコンクリート製ブロックであるポール用基礎(1)の上面の3
ヶ所あるは4ヶ所以上に設けられたオールアンカー(5)にビス(6)でとめられるスライド式金具(7)であって、ポール用基礎およびポール間の空隙(4)にモルタルミルクを充填した後、ポールを正しい位置に支えるように動かして、そこでビス(6)で固定できることを特徴とするポール用基礎にポールを立てるための補助器具。 - 請求項1において、スライド式金具のポールに接する面(8)が、凹状をなしていることを特徴とするポール用基礎にポールを立てるための補助器具。
- 請求項1において、スライド式の板状物のポールに接する側の部分(8)の厚さが、ビスで固定できる部分(9)の厚さより大きいことを特徴とするポール用基礎にポールを立てるための補助器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007597U JP3116745U (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | ポール用基礎にポールを立てるための補助器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005007597U JP3116745U (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | ポール用基礎にポールを立てるための補助器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3116745U true JP3116745U (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=43278951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005007597U Expired - Fee Related JP3116745U (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | ポール用基礎にポールを立てるための補助器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3116745U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100933739B1 (ko) * | 2007-07-30 | 2009-12-24 | 박무용 | 지하층에 매설되는 기둥 시공용 케이싱을 가이드하는 구조체 |
KR101161814B1 (ko) * | 2009-06-15 | 2012-07-03 | 주식회사 성훈이엔지 | 가로등 기초 |
KR20220166602A (ko) * | 2021-06-10 | 2022-12-19 | (주)스마트 제어계측 | 전신주 보강 조립체 |
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2005
- 2005-09-15 JP JP2005007597U patent/JP3116745U/ja not_active Expired - Fee Related
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