JP3116729U - 金属製造花置物 - Google Patents

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Abstract


【課題】大量生産が可能な部品で各部材を形成すると共に、各部材の選択組み合わせで多様な形態の置物を得ることができる新規な金属製造花を提供する。
【解決手段】 薄金属板を所定の形状に型抜きして形成した花弁部及び花芯部を重ね合わせ、細棒金属体で形成した茎部先端を前記花弁部及び花芯部に設けた貫通孔に挿着して一体化してなる花弁体と、葉形状で且つ適宜位置に装着部を備えるように型抜き形成した葉部に、細棒金属体で形成した茎部先端を前記装着部に連結して一体化してなる葉体と、花弁体及び葉体の茎部下端を挿着する装着孔を適宜数形成した基台と、基台を連結する置き台とで構成し、基台に花弁体及び葉体を選択的に組み合わせて装着し、基台を置き台に装着してなる
【選択図】 図5

Description

本考案は、置物として使用される金属製造花に関するものである。
装飾体(飾り物)として金属製造花については従前より種々知られており、基本的には各種の部材(花弁・葉)を接着剤で接着して組み立てている(特許文献1)。具体的には、特開2003−328221号公報(特許文献2)に、所定の接着剤溜まりを設けた萼部に花弁を一枚毎貼着したり、枝先端に接着剤溜まりを設けて葉の裏面に接着する構成が開示されている。
また造花の装飾構成(置物構造)として、ベース部を採用している構造も公知であり、登録実用新案第3034669号公報(特許文献3)には、植木鉢の上端部内周面に嵌合支持した支え板を、支柱によって植木鉢を介し置き台上に保持させて植木鉢と置き台を一体とし、造花の茎部に連なる取付棒を前記支柱に連結支持させて、造花の直立状態の安定を図っている手段が開示されている。
実開平2−118719号公報。 特開2003−328221号公報。 登録実用新案第3034669号公報。
置物として金属製造花を提供しようとした場合に、前記した従前手段のように花弁や葉を枝や茎に接着剤で直接接着して全体を構築する手段で製作したのでは、製作が煩雑となってコスト高となってしまう。
また置物として置き台上に造花を組み込む構成にしても、前記した植木鉢構造では、構造が複雑になって、コスト高となってしまう。
そこで本考案は、大量生産が可能な部品で各部材を形成すると共に、各部材の選択組み合わせで多様な形態の置物を得ることができる新規な金属製造花を提案したものである。
本考案に係る金属製造花置物は、薄金属板を所定の形状に型抜きして形成した花弁部及び花芯部を重ね合わせ、細棒金属体で形成した茎部先端を前記花弁部及び花芯部に設けた貫通孔に挿着して一体化してなる花弁体と、薄金属板を葉形状で且つ葉の適宜位置に溝又は孔による装着部を備えるように型抜き形成した葉部に、細棒金属体で形成した茎部先端を前記装着部に連結して一体化してなる葉体と、前記花弁体及び葉体の茎部下端を挿着する装着孔を適宜数形成するとともに、底面に差込連結部を設けた基台と、前記基台との差込連結部を設け、且つ所定の大きさ及び重量を備えて上方装着の造花の安定起立を実現させる置き台とで構成され、基台に花弁体及び葉体を選択的に組み合わせて装着し、花弁体及び葉体を装着した基台を置き台に装着してなることを特徴とするものである。
而して基部に花弁体と葉体とを適宜組み合わせて挿着固定し、基部を置き台に装着することで金属製造花置物が簡単に形成されるものであり、予め複数形態(花弁形状や色彩が相違するもの)の花弁体と、複数形態(葉形状や葉脈などの色彩構成が相違するもの)の葉体とから選択して基台に挿着し、複数形体(形状、高さ、材質が相違するもの)の置き台とから選択して前記基台を装着することで多種類の置物を簡単に形成できるものである。
本考案の構成は上記の通りであるから、種々の花弁体並びに葉体は容易に製出されるので、これらの選択的組み合わせで、種々の植物を模した造花や、同種の植物でも色彩や葉形態が相違する造花などの多種多様な形態の金属製造花置物を容易に得ることができたものである。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した金属製造花置物は、複数の花弁体1a,1bと、複数の葉体2a,2bと、基台3と、複数の置き台4a,4bを選択組み合わせて形成するものである。
花弁体1a,1bは、花芯部11と、花弁部12a,12bと、茎部13で構成される 。花芯部は、薄金属板を放射状突出片を備えた部品をプレス加工して王冠形状に形成したオシベ部11aと、前記オシベ部11a内に配置される小円盤状のメシベ部11bとで構成され、オシベ部11a及びメシベ部11bは、適宜な色彩の組合せとする(例えばオシベ部を黄色とし、メシベ部を緑色、或いは反対に、更にオシベ部を赤色にする等任意の多種の色彩組み合わせとすることができる)。
花弁部12a,12bは、薄金属板を所定の花に模した形状に型抜きして着色形成したものである。そして花弁体1a,1bは、オシベ部11a、メシベ部11b、花弁部12a(12b)を選択し、細棒金属体で形成した茎部13の先部を、前記オシベ部11a及び花弁部12a(12b)に設けた貫通孔に挿通し、先端をメシベ部11bの底面に設けた挿着穴に挿着(適宜接着剤を使用する)して一体化したものである。
葉体2a,2bは、薄金属板を所定の植物の葉形状を模した形状に型抜きして形成した葉部21a,21bと、前記葉部21a,21bに先端部を連結した茎部22で構成されるもので、葉部21a,21bと茎部22の連結は、葉部21a,21bに溝又は孔の装着部を形成し、茎部22の先端を当該装着部にカシメ連結してなるものである。
基台3は、円盤形状で、上部や側面の適宜位置に茎部13,22の下端が差し込むことのできる装着孔31を適宜数形成するとともに、底面に差込連結部(差込突部)32を設けたものである。
置き台は金属製置き台4aや木製置き台4bで、所定の大きさ及び重量を備えて上方装着の造花の安定起立を実現させるものであれば良く、上面に前記基台3の差込突部32が装着される嵌合凹部41を設けてなる。
而して前記の花弁体1a,1b、葉体2a,2bを適宜組み合わせて、その茎部13,22を装着孔31に差し込み装着(接着剤を塗布)し、更に基台3を置き台4a,4bに装着固定すると、所望の形態の金属製造花置物(図6,7)が形成されるものである。
従って、予め種々の花弁体、葉体、置き台等を形成しておき、それぞれを選択組み合わせることで多種多様の金属製造花置物が容易に且つ安価に形成することができるものである。
本考案の実施形態の花弁体の分解斜視図。 同花弁体の要部断面図。 同葉体の分解斜視図。 同葉体の要部断面図。 同各部材の組み合わせの説明図。 同完成した置物の斜視図。 同完成した置物の斜視図(別例)。
符号の説明
1a,1b 花弁体
11 花芯部
11a オシベ部
11b メシベ部
12a,12b 花弁部
13 茎部
2a,2b 葉体
21a,21b 葉部
22 茎部
3 基台
31 装着孔
32 差込突部
4a 金属製置き台
4b 木製置き台
41 嵌合凹部

Claims (3)

  1. 薄金属板を所定の形状に型抜きして形成した花弁部及び花芯部を重ね合わせ、細棒金属体で形成した茎部先端を前記花弁部及び花芯部に設けた貫通孔に挿着して一体化してなる花弁体と、薄金属板を葉形状で且つ葉の適宜位置に溝又は孔による装着部を備えるように型抜き形成した葉部に、細棒金属体で形成した茎部先端を前記装着部に連結して一体化してなる葉体と、前記花弁体及び葉体の茎部下端を挿着する装着孔を適宜数形成するとともに、底面に差込連結部を設けた基台と、前記基台との差込連結部を設け、且つ所定の大きさ及び重量を備えて上方装着の造花の安定起立を実現させる置き台とで構成され、基台に花弁体及び葉体を選択的に組み合わせて装着し、花弁体及び葉体を装着した基台を置き台に装着してなることを特徴とする金属製造花置物。
  2. 花芯部を、王冠形状に形成したオシベ部と、オシベ部内に配置され、底面に茎部先端挿着穴を設けたメシベ部で構成してなる請求項1記載の金属製造花置物。
  3. 葉体装着部に、茎部先端をカシメ連結してなる請求項1又は2記載の金属製造花置物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101800A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 菊一 西 貝殻造花

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