JP3116022U - 飲料用紙容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】音を発生させずに容器内の飲料を円滑に飲み干すことができ、かつ、紙容器を押し潰しても飲料が周辺に飛散することを防止する。
【解決手段】紙容器1は、容器本体2の上面6にストロー刺込み部7を有し、上面6には、ストロー刺込み部7とは別に通気予定部9を形成する。通気予定部9は、通気孔10を薄いシート層3で施蓋して成る。この通気予定部9は、ストロー4で飲料を飲む前に、例えばストロー4下端を薄いシート層3に刺込む・破断することにより、通気孔10を開口させる。この通気孔10を介して、容器本体2の内部空間が外気と連通して、内圧が大気と同圧に保たれる。
【選択図】 図1


Description

本考案は、飲料用紙容器に関するものであり、特に、ストローによる飲料の吸引に伴う音の発生、容器本体の変形、及び飲料の不意の飛散を防止するようにした飲料用紙容器に関するものである。
従来、ジュース、牛乳などの飲料が収容された紙容器としては、箱状厚紙部の内壁体部に、アルミ箔やポリエチレン樹脂膜等の薄いシート層を積層し、容器本体の外側面には、ストローを包装してなるフィルム袋を添着したものがある。そして、容器本体の上面には、ストローを差込むための孔を有するストロー刺込み部が設けられ、該ストロー孔は軟質の薄いシート層にて施蓋されている。(例えば、特許文献1の図4等)。
消費者が、紙容器内の飲料を飲むときは、ストロー刺込み部の薄いシート層をストロー下端で刺通して、容器本体の中にストローを差し込むことにより、ストローから飲料を吸引することができる。
特開2002−253415号公報
容器本体は、内面に軟質の薄いシート層が被覆された密閉体であるため、ストローで飲料を吸引すると、飲料の減少量に応じて、容器本体の内部空間に負圧が生じ、容器本体の壁体部が内側に変形するという欠点を有する。
その後、吸引を止めてストローから口を離すと、内外の気圧差を無くすべく、ストローを通じて容器本体内に外気が流れ込む。その結果、容器本体の壁体部が元の形状に膨張復帰しつつ、飲料中に気泡を含む流動作用が惹起され、大きな音を生ずることがある。特に、容器本体内の飲料が一定値以下に減少すると、一層大きな音が生ずるために、音を出さずに飲料を円滑に吸引することは極めて困難になる。
又、紙容器内に飲料の一部が残存しているとき、例えば、紙容器を廃棄するとき、容器本体の壁体部を押圧変形させると、ストロー刺込み部又はストローから、飲料が紙容器の周辺に不意に飛散して汚染させるという問題を有していた。
そこで、音を発生させずに、容器内の飲料を円滑に飲み干すことができ、しかも、ストロー等を通じて飲料が不意に飛散しないようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該課題を解決することを目的とする。
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、上面にストロー刺込み部が形成された飲料用紙容器において、前記ストロー刺込み部とは別に前記上面に、通気孔を金属箔、薄紙等のシート層により被覆して成る通気予定部が形成されて成り、前記ストローにて飲料用紙容器内の飲料を吸引するとき、前記ストロー刺込み部に前記ストローを刺し込んで孔をあけると共に、前記通気予定部の薄いシート層に前記ストロー等を刺し通すか、或いは、該シート層を剥離して前記通気孔を開口させることにより、前記容器の内部空間が外気と連通するように構成した飲料用紙容器を提供する。
この構成によれば、紙容器内の飲料を飲むときは、ストロー刺込み部に前記ストローを刺し込んで孔をあけると共に、通気予定部にストロー等を突き刺して通気予定部の薄いシート層を穿孔するか、あるいは、該シート層を剥離して前記通気孔を開口させる。これにより、ストロー刺込み部とは別の箇所で、容器の内部空間と外気とが互いに連通する。
前記連通状態において、ストローで容器内の飲料を吸引すると、容器内の飲料が減少し、容器の内部空間が増加するが、この場合でも、容器の内部空間は外気圧と同圧に保たれる。よって、従来のように、該内部空間に負圧を生じないので、容器の壁体部が変形することがない。又、ストローから口を離して吸引を停止した場合でも、ストローを介して外気が容器内の飲料中に流れ込む虞もない。
本考案によれば、ストローで容器内の飲料を吸引しても、容器の壁体部が挫屈変形しないのみならず、外気が容器内に流れ込んで気泡を生ずることもないので、異常音を発生させずに、容器内の飲料を最後まで円滑容易に飲み干すことができる。また、ストロー刺込み部にストローを挿込んだままの状態で、吸引を途中で停止している場合、容器の側壁を押しても容器の内圧が上昇しないので、容器から飲料が不意に飛び出すことを未然に防止することができる。
更に、容器内に飲み残した状態で紙容器を握り潰しても、容器から飲料がストローを通じて周囲に飛散する虞もないという優れた効果がある。
本考案は、音を発生させずに、容器本体内の飲料を円滑容易に飲み干すことができ、かつ、紙容器から飲料が不意に飛び出して周囲を汚染しないようにするという目的を、上面にストロー刺込み部が形成された飲料用紙容器において、前記ストロー刺込み部とは別に前記上面に、通気孔を金属箔、薄紙等のシート層により被覆して成る通気予定部が形成されて成り、前記ストローにて飲料用紙容器内の飲料を吸引するとき、前記ストロー刺込み部に前記ストローを刺し込んで孔をあけると共に、前記通気予定部の薄いシート層に前記ストロー等を刺し通すか、或いは薄いシート層を剥離して前記通気孔を開口させ、前記容器の内部空間が外気と連通するように構成することにより実現した。
紙容器に収容される飲料には、ジュース、牛乳、コーヒー等の液体の他に半流動体、粒粉体を有するものも含まれる。また、容器本体は、厚紙もしくは厚紙類似の素材の内壁面に、必要により、合成樹脂フィルム、金属箔等の耐水性薄いシート層を積層して形成される。尚、容器本体の形状は、一般に箱状もしくは筒状に形成されるが、例えば六面体又は屋根型状の密閉形状も含まれる。
以下、本考案の一実施の形態を図1及び図4に従って説明する。図中、1は飲料用紙容器であって、紙容器1の容器本体2は、厚紙部により箱状形状に形成されている。容器本体2の内壁体部には、耐水性薄いシート層3が貼着積層され、この薄いシート層3の材料としては、必要に応じてアルミ箔等の金属箔、合成樹脂フィルム(ポリエチレン樹脂膜等)又は軟質薄紙を適宜採用できる。
耐水性薄いシート層3は、原紙部の内側面に密着して形成され、容器本体2の原紙部に飲料が浸透したり、原紙部から飲料が漏出することを阻止する。
容器本体2の外側面には、飲料吸入具であるストロー4を包装してなる軟質樹脂製フィルム袋5が添着されている。また、容器本体2の上面6の適当箇所にはストロー刺込み部7が設けられ、ストロー刺込み部7は、ストロー4が差し込まれる円形ストロー孔8と、該ストロー孔8を覆うアルミ箔等の薄いシート層3とから成る。
ストロー刺込み部7とは別に、容器本体2の上面6の適当箇所には、通気予定部9が形成され、この通気予定部9は、容器本体2の厚紙部に形成された通気孔10と、該通気孔10を覆うアルミ箔等の薄いシート層3とから成る。
ストロー刺込み部7及び通気予定部9は、飲料の液面位置よりも高い上面適所に形成されるが、図4に示すように、屋根部を有する紙容器11の場合には、屋根部分14の傾斜面適所に形成することができる。
通気予定部9は、ストロー4の下端を薄いシート層3に当てて刺し通すことにより、容器本体2の内部空間が外部と連通する。尚、耐水性薄いシート層3を刺し通す手段としては、ストロー4に代えて爪楊枝などの他の刺込み具を用いることもできる。
通気予定部9は、図2に示すように、容器本体2の原紙部に設けられた通気孔10と、該通気孔10を剥離可能に覆う剥離片12とから形成することもできる。該剥離片12は、接着もしくは熱溶着によって剥離可能に原紙部に取着され、剥離片12の一端縁部には摘み部(図示省略)が形成されている。
この剥離片12を摘んで引き剥がすことにより、通気孔10が容器本体2の外面に露出開口する。この通気孔10を介して、容器本体2の内部空間が外部と連通する。
通気予定部9としては、図3に示すように、容器本体2の厚紙部外面に切り込まれた所定深さのカットライン部13により形成することもできる。カットライン部13は、紙容器1の落下衝撃により内圧が上昇しも、破損しない強度を有する。また、カットライン部13の形状は、例えば、ストロー4下端の刺込みで容易に穿孔されるように、X字形、Y字形又はV字形などの適宜形状に形成できる。カットライン部13にストロー4下端を当てて刺し通すことにより、容器本体2の内部空間が外部と連通する。尚、図2及び図3の構成例では、薄いシート層3は設けなくても良い。
上記構成の紙容器1(11)において、消費者が紙容器1内の飲料をストロー4で飲む際は、例えば、次の手順に従えば良い。即ち、まず容器本体2側部に添設されたストロー4を取り外し、ストロー刺込み部7に前記ストロー4を刺し込んでストロー孔8をあけると共に、ストロー刺込み部7の薄いシート層3にストロー4を刺し通すか、或いは、薄いシート層3を剥離して通気孔10を開口させる。したがって、容器1の内部空間を外気と連通させることにより、容器本体2内の飲料をストロー4で静かに吸引することができる。
いま、ストロー4で容器本体2内の飲料を吸引すると、吸引量に応じて容器本体2内の飲料が減少する。この場合、飲料が減少しても、容器本体2の内部空間は外気圧と同じ大きさに保たれる。
即ち、飲料の吸引に伴い、飲料の液面が下降して容器本体2の内部空間が増加するが、外気が通気孔10を通じて容器本体2内に導入されるので、容器本体2の内圧は大気圧と常に同等に維持される。このため、従来の如く、容器本体2の壁体部が負圧で内側に挫屈変形することがない。その後、消費者が吸引を途中で止めてストロー4から口を離しても、ストロー4を通じて、従来のように、容器本体2内に外気が逆流して飲料中に泡を発生させるおそれもない。
したがって、飲料の吸引時に、音を発生させることなく、容器本体2内の全ての飲料を最後までスムーズに飲み干すことができる。また、紙容器1を押し潰しても、従来の如き飲料が不意に飛び出して、周囲を汚染させることもない。
このように、本実施例は、ストロー刺込み部7とは別に、容器本体2の上面6に通気予定部9を設け、通気予定部9の薄いシート層3をストロー4で刺込みするか、又は、剥離片12を引き剥がすことによって、通気孔10を介して、容器本体2の内部空間が外気と連通するようにしたので、ストロー4による飲料の吸引に伴って、容器本体2の内部空間が増加しても、該内部空間の圧力は、常に外圧と同等の大きさに維持される。
これにより、飲料及び外気の流れに伴う音の発生を抑止でき、且つ、容器本体2の壁体部が挫屈変形することを阻止できると共に、ストロー4又は通気孔10を介する飲料の突然の飛散・汚染を未然に防止できる。
尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本考案の一実施の形態を示し、通気孔を有する飲料用紙容器の斜視図。 本考案の一実施の形態を示し、通気孔を剥離片で覆った飲料用紙容器の斜視図。 本考案の一実施の形態を示し、カットライン部を有する飲料用紙容器の斜視図。 本考案の一実施の形態を示し、屋根部を有する飲料用紙容器の斜視図。
符号の説明
1 飲料用紙容器
2 容器本体
3 薄いシート層
4 ストロー(飲料吸引具)
5 フィルム袋
6 上面(天面)
7 ストロー刺込み部
8 ストロー孔
9 通気予定部
10 通気孔
11 紙容器
12 剥離片
13 カットライン部(切り込み線部)
14 屋根部分


Claims (1)

  1. 上面にストロー刺込み部が形成された飲料用紙容器において、前記ストロー刺込み部とは別に前記上面に、通気孔を金属箔、薄紙等のシート層により被覆して成る通気予定部が形成されて成り、前記ストローにて飲料用紙容器内の飲料を吸引するとき、前記ストロー刺込み部に前記ストローを刺し込んで孔をあけると共に、前記通気予定部のシート層に前記ストロー等を刺し通すか、或いは、該薄いシート層を剥離して前記通気孔を開口させることにより、前記容器の内部空間が外気と連通するように構成したことを特徴とする飲料用紙容器。



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