JP2011140345A - 飲料用ストロー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】飲料用ストロー2は、液体食品用紙容器に用いられる1本若しくは複数本のストロー管からなる飲料用ストローであって、液体食品用紙容器が飲料用ストローを差込むための薄肉部を器壁に有し、ストローが、薄肉部に差込まれる側のストロー管の斜めに形成されシールされた先端部4と、先端部近傍に形成された複数個の貫通孔6とを有し、貫通孔の合計孔面積がストロー管の断面積より広い。
【選択図】図1
Description
飲料用ストローが、例えば、内管と内管を収納する外管とからなる伸縮ストローである場合、内管の先端部からその薄肉部に差込まれる。
消費者がこの紙容器から飲料を飲む場合、図7に示すように、飲料用ストロー(2)を、容器1の薄肉部(ストロー孔3)に貫通孔を、ストロー先端で形成して差込み、飲用することによって使用することができる。
しかし、飲料用ストロー用の薄肉部(パンチ穴部分)のフィルムが、差込時に破断片化してストロー内に直接入り込んで消費者がそれを飲んでしまう恐れ、または、パンチ穴の部分のフィルムが破断片化して、容器内に落下しそれを消費者が飲んでしまう恐れがある。破断片は、何ら体に影響がないが、極めて清潔観念が強い消費者にとって好ましくはない。
本発明は、紙容器薄肉部のフィルムが破断片化してストロー内に直接入り込むことを確実に防止し、かつそのフィルムが破断片化して容器内に落下することを簡易にかつ廉価に防止することができる飲用ストローを提供することを目的とする。
貫通孔の合計孔面積がストロー管の断面積より広いことを特徴とする。
本発明の飲料用ストローは、液体食品用紙容器に用いられる1本若しくは複数本のストロー管からなる飲料用ストローである。このストロー管には、中空の貫通空間があり、この管を伝って液体食品が流れる。
この発明において使用される液体食品用紙容器は、飲料用ストローを差込むための薄肉部を器壁に有する。通常、器壁は、容器の頂壁にあり、薄肉部は、紙主体の包材の紙基材層にパンチなどで打ち抜かれ、パンチ穴を含むこの紙基材層に、プラスチック層、必要であれば、アルミニウム箔層を積層することによって形成される。
ストローの先端部は、円筒状のストロー管の端部が、薄肉部に差込まれる側で斜めに切断されて形成され、切断部分は尖った形状を呈する。この形から、容器頂壁の薄肉部に差込まれるとき、容易に薄肉部を破断して、ストローによる飲料の飲用を可能にする。
このシールによって、広い開口部から飲料が流れることがない。
上述のとおり、シールによって、広い開口部から飲料が流れることがないが、先端部近傍に形成された複数個の貫通孔を設けるので、飲料は、この貫通孔を流れる。
貫通孔の合計孔面積がストロー管の断面積より広いので、従来のストローに比べて、開口部における流量制限がなく、よりスムーズに飲料を流すことができる。
上述の様に、ストロー先端の変形がより少なくなるので、従来のような鋭い先端角にする必要がなく、消費者に対する安全性を高めることができる。
本発明の飲料用ストローでは、万一、ストロー孔の断片が容器内部に落下して混入しても、先端部近傍に形成された複数個の貫通孔の口径を小さくすることで、その断片を飲用することを未然に防止することができ、衛生的である。
この実施態様の飲料用ストローは、図7に示す液体食品用紙容器1に用いられる1本若しくは2本のストロー管からなる飲料用ストロー2である。このストロー管には、貫通中空があり、この管を伝って液体食品が流れる。
この実施態様において使用される液体食品用紙容器1は、飲料用ストロー2を差込むための薄肉部(ストロー孔)3を頂壁に有する。薄肉部は、紙主体の包材の紙基材層にパンチなどで打ち抜かれ、パンチ穴を含むこの紙基材層に、プラスチック層及びアルミニウム箔層を積層することによって形成される。
ストローの先端部4は、円筒状のストロー管の端部が、薄肉部に差込まれる側で斜めに切断されて形成され、切断部分は尖った形状を呈する。この形から、容器の薄肉部3に差込まれるとき、容易に薄肉部3を破断して、ストロー2による飲料の飲用を可能にする。
シール5によって、広い開口部から飲料が流れることがないが、先端部4近傍に形成された複数個の貫通孔6を設けるので、飲料は、この貫通孔6を流れる。
貫通孔の合計孔面積がストロー管の断面積Sより広いので、従来のストローに比べて、開口部における流量制限がなく、よりスムーズに飲料を流すことができる。
上述の様に、ストロー先端4の変形がより少なくなるので、従来のような鋭い先端角にする必要がなく、消費者に対する安全性を高めることができる。
この実施態様の飲料用ストローでは、万一、ストロー孔の断片が容器内部に落下して混入しても、先端部近傍に形成された複数個の貫通孔の口径を小さくすることで、その断片を飲用することを未然に防止し、衛生的である。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
2 ・・ ストロー
3 ・・ ストロー孔、薄肉部
4 ・・ 先端部
5 ・・ シール
6 ・・ 貫通孔
Claims (1)
- 液体食品用紙容器に用いられる1本若しくは複数本のストロー管からなる飲料用ストローであって、該液体食品用紙容器が該飲料用ストローを差込むための薄肉部を器壁に有し、該ストローが、該薄肉部に差込まれる側の該ストロー管の斜めに形成されシールされた先端部と、該先端部近傍に形成された複数個の貫通孔とを有し、
該貫通孔の合計孔面積が該ストロー管の断面積より広い、
ことを特徴とする飲料用ストロー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010085947A JP2011140345A (ja) | 2009-12-12 | 2010-04-02 | 飲料用ストロー |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009282321 | 2009-12-12 | ||
JP2009282321 | 2009-12-12 | ||
JP2010085947A JP2011140345A (ja) | 2009-12-12 | 2010-04-02 | 飲料用ストロー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011140345A true JP2011140345A (ja) | 2011-07-21 |
Family
ID=44456507
Family Applications (1)
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JP2010085947A Pending JP2011140345A (ja) | 2009-12-12 | 2010-04-02 | 飲料用ストロー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011140345A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011111443A1 (de) * | 2011-08-30 | 2013-02-28 | Sergey Kastalskiy | Trinkhalm mit zusätzlicher Öffnung |
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JP2002249172A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-09-03 | Kikkoman Corp | ストロー |
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2010
- 2010-04-02 JP JP2010085947A patent/JP2011140345A/ja active Pending
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