JP4683699B2 - 包装容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品は、一般に、包材から成るブリック型、多面体型等の包装容器に収容されて販売される。そして、一度で飲み切ることができる容量を有する包装容器においては、頂壁に注出口としてのストローホールが形成され、飲用時には該ストローホールを前記包装容器に取り付けたストローを突き刺すことにより液体食品を吸い出して飲用している。
【0003】
図5は従来の包装容器の斜視図である。
図6は従来の包装容器のストローホールの断面図である。
図7は従来の包装容器のストローをストローホールに突き刺した断面図である。
【0004】
図において、10は液体食品を収容する包装容器本体、12は該包装容器本体10の頂壁、19は前記包装容器本体10の後壁、20は前記包装容器本体10の側壁であり、前記頂壁12の所定の位置にストローホール21が形成される。この場合、前記液体食品を飲用しようとする者、すなわち、飲用者は、前記後壁19に貼(ちょう)着されているストロー18の袋16からストロー18を取り出し、該ストロー18を前記ストローホール21に挿入して液体食品を飲用することができる。
この場合、ストローホールは紙基材そのものが円形に切り取られた後に、紙基材37の表側及び裏側から樹脂を溶着させるため、ストローホールそのものは、円形形状に樹脂で形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の包装容器においては、ストローホール21にストロー18を差込、該ストロー18に唇を当て、液体食品を直接飲用する場合、ストロー18でストローホール21に突き刺してストローホール21を開口した際に、極めてまれであるが、破断されたストローホールの樹脂膜片がストローの中に混入することがあり、飲用者が内容液を吸った時に、内容液と共に前記破断されたストローホールの樹脂膜片75、76が飲用者の口に同時に吸い込まれてしまうということがあった。
【0006】
本発明は、前記従来の包装容器の問題点を解決して、注出口で破断されたストローホールの樹脂膜片がストローの中に混入して飲用者が内容液を吸った時に、内容液と共に前記破断されたストローホールの樹脂膜片が飲用者の口に同時に吸い込まれてしまうということがない包装容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の包装容器は、 注出口としてのストローホール部が包材頂壁に配設され、前記ストローホール部は予め紙基材の一部を切断して形成された後、包材頂壁の表側から前記ストローホール部を覆って紙基材全面に樹脂を溶着し、前記包材頂壁の裏側から前記ストローホール部を覆って紙基材全面に樹脂を溶着して形成される包装容器であって、前記ストローホール部は予め紙基材と繋がった状態で紙基材の一部を切断して形成される。更に、ストローホール部は、略半円形が互いに弦側でずれて2個向き合う形状である。つまり従来のストローホールのように予め紙基材を円形に切り取るのではなく、紙基材の一部だけを切断して形成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の実施の形態における包装容器の初期状態を示す図である。
図2は本発明の実施の形態における包装容器のストローホール部の詳細図である。
図3は本発明の実施の形態における包装容器のストローホール部の断面図である。
図4は本発明の実施の形態における包装容器のストローをストローホール部に突き刺した断面図である。
さらに、図8は参考の形態における包装容器のストローホール部の詳細図である。
【0010】
図において、10は液体食品を収容する包装容器本体、12は該包装容器本体10の頂壁、19は前記包装容器本体10の後壁、20は前記包装容器本体10の側壁であり、前記頂壁12の所定の位置にストローホール部51が形成される。
【0011】
前記包装容器本体10は包材を成形することによって形成される。そのために、包材にあらかじめ折り目が形成され、該折り目に沿って包材を折り曲げることによって原型容器が形成される。続いて、該原型容器に所定の成形加工が施され、最終形状の包装容器本体10が形成される。前記包材は、可撓(とう)性を有する積層体から成り、図示されない紙基材、該紙基材の表面に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る図示されない最外層、前記紙基材の裏面には場合によりガスバリヤ性を有する図示されないバリヤ層が被覆され、該バリヤ層の裏面に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る図示されない最内層を備える。
【0012】
該ストローホール部は、図に示すように略半円形が2個向き合って差し込むような形状であり、紙基材は該形状に沿って破断しているが、該紙基材の表面、裏面側からは、樹脂を溶着しているために、該樹脂の強度によって、前記破断部はその外形が崩れることなく破断形状が保持される。また紙容器の内容液が漏れることもない。
従って、ストローを前記ストローホール部に突き刺すと、前記略半円形が2個向き合って差し込むような形状の何れかの破断部に沿って、ストローが突き刺し進入してゆくが、前記略半円形が2個向き合って差し込まれた形状は、紙基材を容器頂壁において360度(閉ループ)破断する従来技術のような形状に成っていないため、ストローが差し込まれた状態でも、ストローにより破断された紙基材は一部容器頂壁の紙基材と繋がったままで、容器内に残る為、ストロー内に入り込むことがない。
【0013】
なお、参考のために、例えば、ストローホール部の形状は、その形状の紙基材の一部でも容器本体の紙基材と繋がっているような形状であれば良いので図8に示されるような、ストローホール部の形状も考えられる。
さらに、注出口51は、前記ストローホール部にパンチングによって一部を残して破断形成されるが、頂壁37において、注出口を部分的にミシン目から成る破断部によって形成することもできる。
また、ストローホール部の寸法は6mm直径のストロー用に考案された寸法を示しているが、これらの数字は状況に応じて種々の数字を選ぶことが可能である。
【0014】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、本発明の包装容器は、 注出口としてのストローホール部が包材頂壁に配設され、前記ストローホール部は予め紙基材の一部を切断して形成された後、包材頂壁の表側から前記ストローホール部を覆って紙基材全面に樹脂を溶着し、前記包材頂壁の裏側から前記ストローホール部を覆って紙基材全面に樹脂を溶着して形成される包装容器であって、前記前記ストローホール部は予め紙基材の一部を切断して形成される。更に、ストローホール部は、略半円形が互いに弦側でずれて2個向き合う形状である。つまり従来のストローホールのように予め紙基材を円形に切り取るのではなく、紙基材の一部(だけ)を切断して形成されるので、ストローホールを突き刺した時でも、ストローホール部は開口しても紙基材の他の一部は切断されないため、ストローホール部の樹脂を含む紙基材はストロー内に吸い込まれることがない。
【0015】
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の実施の形態における包装容器の初期状態を示す図である。
図2は本発明の実施の形態における包装容器のストローホール部の詳細図である。
図3は本発明の実施の形態における包装容器のストローホール部の断面図である。
図4は本発明の実施の形態における包装容器のストローをストローホール部に突き刺した断面図である。
図5は従来の包装容器の斜視図である。
図6は従来の包装容器のストローホールの断面図である。
図7は従来の包装容器のストローをストローホールに突き刺した断面図である。
図8は参考の形態における包装容器のストローホール部の詳細図である。
【符号の説明】
12 頂壁
75 外面樹脂
76 内面樹脂
10 包装容器
37 紙基材
19 後壁
18 ストロー
51 ストローホール部
21 ストローホール
Claims (1)
- 注出口としてのストローホール部が包材頂壁に配設され、前記ストローホール部は予め紙基材とは繋がった状態で紙基材の一部を切断して形成された紙基材と、包材頂壁の表側から前記ストローホール部を覆って紙基材全面に積層した樹脂と、前記包材頂壁の裏側から前記ストローホール部を覆って紙基材全面に積層した樹脂と、からなり、
ストローホール部は、略半円形が互いに弦側でずれて2個向き合う形状である包装容器。
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 2000-09-11 JP JP2000274671A patent/JP4683699B2/ja not_active Expired - Fee Related
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