JP3115526U - 植木鉢用懸架具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 植木鉢を家の内外の壁面に又は塀の壁面等に懸架して、植え込まれた草花等の観賞用植物を空間に展示して観賞することができる植木鉢用懸架具を提供する。
【解決手段】 合成樹脂製の円壺状の植木鉢の側部に設けた3ヶ所の穴明きを有する懸架板と該懸架板の穴明きと嵌合する懸架用留具であって、前記懸架用留具が、壁面に螺着する貼着用ねじ穴を有する貼着板と該貼着板とL字型に一体に形成され、かつ、前記植木鉢の側部と当接可能な円弧状端面を有する張出し板と該貼着板から2枚の隔壁により離隔した位置で該張出し板上にほぼ垂直に立設され、かつ、上部の2ヶ所に突起部を形成した懸架板受けとからなる留具本体と、前記貼着板と前記懸架板受けと2枚の前記隔壁に囲まれる開口部に挿嵌され、かつ、上端部に1ヶ所の懸架板受けの突起部を形成し、かつ、上部両端部で2枚の前記隔壁の上部を横架して咬持する懸架用中子と、から構成されることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 合成樹脂製の円壺状の植木鉢の側部に設けた3ヶ所の穴明きを有する懸架板と該懸架板の穴明きと嵌合する懸架用留具であって、前記懸架用留具が、壁面に螺着する貼着用ねじ穴を有する貼着板と該貼着板とL字型に一体に形成され、かつ、前記植木鉢の側部と当接可能な円弧状端面を有する張出し板と該貼着板から2枚の隔壁により離隔した位置で該張出し板上にほぼ垂直に立設され、かつ、上部の2ヶ所に突起部を形成した懸架板受けとからなる留具本体と、前記貼着板と前記懸架板受けと2枚の前記隔壁に囲まれる開口部に挿嵌され、かつ、上端部に1ヶ所の懸架板受けの突起部を形成し、かつ、上部両端部で2枚の前記隔壁の上部を横架して咬持する懸架用中子と、から構成されることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、植木鉢を家の内外の壁面に又は塀の壁面等に懸架して、植え込まれた草花等の観賞用植物を空間に展示して観賞することができる植木鉢の懸架具に関するものである。
従来、庭や鉢植え込みなどで草花を観賞することが多く行われている。中でも鉢植えは、庭がない場合とか、余り日が当たらない庭又は庭土が余り良くない庭の場合でも、鉢植えだとどんな場所でも植えられるし、また、鉢やコンテナに草花を植えることにより誰でも気軽に観賞できるからである。これら鉢植えの中で、通常飾れない場所に飾れるとか、空間の有効利用が可能ということから、本出願人は、以前、植木鉢を家の内外の壁面に又は塀の壁面等に懸架して、植木鉢に植え込まれた草花等の観賞用植物を空間に展示して観賞することができる懸架式植木鉢を考案した(特許文献1参照)。
登録実用新案公報第3112785号公報
しかし、前記の懸架式植木鉢は、その懸架する方式が、植木鉢の懸架用フックを壁面に貼着した懸架用具に引掛ける構成であるから、時と場合により、植木鉢の荷重又は風等も加わった動荷重に対して耐えられるようにするフックの設計に制約があった。また、引掛けた懸架用フックと懸架用具との間に若干の隙間があり、植木鉢をより確実に保持できない点もあった。
本考案は、上記の問題点を解消するために為したものであって、その目的は、植木鉢を家の内外の壁面に又は塀の壁面等に確実に懸架して保持できる植木鉢用懸架具を提供するものである。
本考案(請求項l)に係る植木鉢用懸架具は、合成樹脂製の円壺状又は逆円錐台状の植木鉢の側部に設けた3ヶ所の穴明きを有する単数又は複数の懸架板と、該懸架板の穴明きと嵌合する懸架用留具と、から構成される植木鉢用懸架具であって、前記懸架用留具が、合成樹脂製又は金属製であり、壁面に螺着又は釘着する複数の貼着用ねじ穴を有する貼着板と該貼着板とL字型に一体に形成され、かつ、反貼着板側に前記植木鉢の側部と当接可能な円弧状端面を有する張出し板と該貼着板から2枚の隔壁により離隔した位置で該張出し板上にほぼ垂直に立設され、かつ、上部の離間した2ヶ所に突起部を形成した懸架板受けとからなる留具本体と、前記貼着板と前記懸架板受けと2枚の前記隔壁に囲まれる四角形の開口部に挿嵌され、かつ、上端部に1ヶ所の懸架板受けの突起部を形成し、かつ、上部両端部で2枚の前記隔壁の上部を横架して咬持する懸架用中子と、から構成されることを特徴とする。
本考案(請求項l)によれば、植木鉢の懸架板の穴明き3ヶと夫々が対応する懸架用留具の3ヶ所の突起部とを嵌合することにより、植木鉢を懸架用留具に確実に懸架して保持することができる。また、植木鉢を懸架用留具に自由自在に取付け取外しも容易にでき、植木鉢一個の単位で草花の展示を入れ替えることや草花の育成に適した場所への移動ができる。また、懸架用留具は家の内外の壁面や塀の壁面に螺着又は釘着することで確実に、容易に取り付けることができる。つまり、植木鉢の懸架して設置する場所を選択する制約が少ないから、鑑賞植物や鑑賞草花を観賞に適した場所に展示することが容易である。また、植木鉢の懸架板を複数にすることにより鉢の向きを自由に変えることができ、それに伴う美観も変えることが可能となる。
また、本考案(請求項2)に係る植木鉢用懸架具は、合成樹脂製の円壺状又は逆円錐台状の植木鉢の側部に設けた3ヶ所の穴明きを有する単数又は複数の懸架板と、該懸架板と嵌合する懸架用留具と、から構成される植木鉢用懸架具であって、前記懸架用留具が、合成樹脂製又は金属製であり、壁面に螺着又は釘着する複数の貼着用ねじ穴を有する貼着板と該貼着板とL字型に一体に形成され、かつ、反貼着板側に前記植木鉢の側部と当接可能な円弧状端面を有する張出し板と該貼着板から2枚の隔壁により離隔した位置で該張出し板上にほぼ垂直に立設され、かつ、上部の離間した2ヶ所に突起部を形成した懸架板受けとからなる留具本体と、上端部に1ヶ所の懸架板受けの突起部を形成し、かつ、上部両端部で2枚の前記隔壁の上部を横架して咬持し、かつ、前記貼着板と前記懸架板受けと2枚の前記隔壁に囲まれる四角形の開口部に挿嵌し、前記張出し板から下方へ突出した突出部の両側部に契合楔部を備えた懸架用中子と、上部で前記懸架用中子の契合楔部と咬合し、かつ、下部に上下3ヶ所にわたり夫々、幅と奥行き長さの異なる支持片受け部を設けた間隔用支持片受け部と、前記支持片受け部に嵌合可能な3段の幅と突出の長さが異なる挿入部を有し、かつ、挿入部の反対側に前記植木鉢の側部と当接可能な円弧状端面を有する間隔用支持片と、から構成されることを特徴とする。
また、本考案(請求項2)によれば、請求項1に係わる植木鉢用懸架具の作用、効果に加えて、懸架用中子を置き換えることにより、植木鉢の側部に当接して支持する間隔用支持片を設けることができ、植木鉢を懸架用留具により確実に懸架して保持することができる。また、間隔用支持片の突き出し長さが3段階に変えられるので、円壺状又は逆円錐台状の植木鉢の側部への間隔が異なった場合でも、間隔用支持片を植木鉢の側部に適切に当接させることができる。
また、本考案(請求項3)に係る植木鉢用懸架具は、請求項l又は2に記載の植木鉢用懸架具において、前記懸架板の穴明きが2個の四角形穴と1個の円錘形穴又は長円錘形穴からなり、また、前記懸架板受けにおける2ヶ所の突起部が四角形柱であり、かつ、前記懸架用中子における1ヶ所の突起部が円錐形台又は長円錐形台であることを特徴とする。
また、本考案(請求項3)によれば、植木鉢の懸架板を懸架用留具に懸架して保持する場合に、確実に3ヶ所で一体的に嵌合することができ、懸架・保持を強固にすることができる。しかも、嵌合の芯合わせがし易く、嵌合作業を容易にする。
また、本考案(請求項4)に係る植木鉢用懸架具は、請求項lから3のいずれかに記載の植木鉢用懸架具において、前記懸架用中子の突起部に嵌合する逆L字状の支持腕片を着脱自在に設けたことを特徴とする。
また、本考案(請求項4)によれば、逆L字状の支持腕片を懸架用中子に任意に嵌めることにより、側部上側に開孔した植木鉢を容易に吊り下げ展示することが選択可能となる。
本考案に係る植木鉢用懸架具は、植木鉢を家の内外の壁面や塀等の壁面に容易に設置できるし、また、植木鉢1個の単位で入れ替えることも容易である。したがって、観賞の時期を迎えた鑑賞植物や鑑賞草花を適時・適所に展示して観賞することができ、また、草花の育成に適した場所への移動も容易である。また、植木鉢用懸架具は設置する場所の選択が容易であり、制約が少ないから、植木鉢を観賞植物や観賞草花を観賞に適した場所に展示することができる。また、植木鉢用懸架具は、簡単な機構で、植木鉢を確実に、強固に懸架して保持できるので、植木鉢の落下防止や風等による揺れにも問題が無いから、観賞者は植木鉢を懸架して観賞することを安心して採用できる。
以下、本考案の実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の実施するための最良の形態に係る植木鉢用懸架具の全体斜視図である。図2は、図1の懸架用留具における別の実施形態の全体斜視図(a)、正面図(b)、平面図(c)、側面図(d)、A一A矢視の断面図(e)、B一B矢視の断面図(f)である。図3は、図2における懸架用留具の構成部品の斜視図であって、留具(a)、懸架用中子(b)である。図4は、図1の懸架用留具の全体斜視図(a)、正面図(b)、平面図(c)、側面図(d)、A一A矢視の断面図(e)、B一B矢視の断面図(f)である。図5は、図4における懸架用留具の間隔用支持片であって、平面図(a)、正面図(b)である。図6は、図2の懸架用留具において装着する吊下げ用支持腕片の斜視図(a)、正面図(b)、平面図(c)、B一B矢視の断面図(d)である。図7は、図1の植木鉢の懸架板であって、平面図(a)、側面図(b)である。
本考案の実施するための最良の形態に係る植木鉢用懸架具について図lに基づいて説明すると、植木鉢用懸架具は、壁面に貼着可能な懸架用留具1と、該懸架用留具1に懸架される植木鉢2の懸架板2aと、から構成される。また、図1は、植木鉢用懸架具において、植木鉢2の懸架板2aを懸架用留具1に懸架する直前の状態を示している。この懸架板2aは、図7に示すように、2個の四角形状の穴明き2cと1個の円錐形状の穴明き2dを有し、円壺状植木鉢2の側部2b上部において、最大外径部付近に張出して一体的に構成され射出成型法にて製作する。一方、懸架用留具1は、植木鉢の懸架のために、2ヶ所の四角形の突起部3bと1ヶ所の円錐形台の突起部4aと、さらに張出し板の円弧状端面3eと間隔支持片7とが設けられ、3ヶ所の突起部3b,4aは懸架板2aに設けられた夫々対応する3ヶ所の穴明き2c、2dと嵌合し、また、円弧状端面3eと間隔支持片7により植木鉢2の側部2bと当接することにより植木鉢2を懸架用留具1に確実に懸架して保持する。
因みに、植木鉢2は、円壺状の外形を有しているから、製作にあたっては成型性のよい、強度が薄肉でも高い、着色が自由にできる点で、ポリプロピレン系のプラスチック材を用いて、金型による射出成型法で製作するとよい。本例では、植木鉢2の標準的な大きさは最大外径が約15cm、全高は約16cmである。なお、前記寸法は本考案を限定するものではない。また、図1では円壺状の植木鉢を示しているが、これに限定されることなく、通常の逆円錐台形状の植木鉢でも同効である。また、懸架用板2aは一個のものを図示しているが、複数個備えてあってもよい。
また、図2、図3に示すように、懸架用留具1は留具本体3と、懸架用中子4とから構成される。留具本体3は、合成樹脂製であって、壁面に螺着又は釘着するための複数の貼着用ねじ穴3hを有する貼着板3aと、該貼着板3aとL字型に一体に形成され、かつ、反貼着板側に円弧状端面3eを有する張出し板3dと、該貼着板3aから二枚の隔壁3fにより離隔した位置で該張出し板3d上にほぼ垂直に立設され、かつ、上部に2箇所の四角形の突起部3bを形成した懸架板受け3cと、から構成されている。さらに、張出し板3dに、該貼着板3aと懸架板受け3cと二枚の隔壁3fとから囲まれる部分を開口した開口部3gを設けていて、この開口部3gに前記懸架用中子4が挿嵌される。
また、2ヶ所の四角形の突起部3bは懸架板受け3cの上部に離隔して突出して設けて、植木鉢2の懸架板2aの穴明き2cと嵌合する形状としている。また、留具本体3の開口部3gに挿嵌する懸架用中子4は、上端部に植木鉢2の懸架板2aを受けるために嵌合し易くした1ヶ所の円錐台形状の突起部4aを形成し、かつ、上部両端部にある張出し部4bと凹部4cで、夫々前記留具本体3の隔壁3fを跨いで咬持する。こうして懸架用中子4は、留具本体3に確実に嵌合しているので、その突起部4aに掛かるあらゆる方向の荷重を受け持ち、次いでその荷重を留具本体3に伝達する。また、懸架板受け3cは、下部は張出し板3cと、側部は貼着板3aと連設した隔壁3f二枚と、連設して一体成型されているから、懸架板受け3cは植木鉢2の重量を十分支待し得る強度を持つ構造となっている。
また、植木鉢2は留具本体3の突起部3bと懸架用中子4の突起部4aに嵌合して懸架されるから、栽培用の養土を含めた植木鉢2の重量が該突起部3b,4aを介して留具本体3の懸架板受け3cと懸架用中子4に掛り、また、懸架板2aを中心にした一部の重量の回転モーメントを植木鉢2の側部2bの下部が張出し板3dの円弧状端面3eと接触することにより負担させる構造となっている。すなわち、張出し板3dの円弧状端面3eは植木鉢2の側部2bの下部と接触する構造を取っているので、懸架板受け3c及び懸架用中子4並びに張出し板17の円弧状端面17aとの協同作用により植木鉢2の重量及びその回転モーメントを十分負担することができる。
また、留具本体3は、植木鉢2の荷重を懸架板受け3c及び張出し板17並びに懸架用中子4を介して貼着板3aに総荷重を負担させる役目から、材質は高強度で、亀裂又は引き裂き抵抗の大きい材質であるポリプロピレン系樹脂等の合成樹脂が用いられ、一体成型で製作される。また、懸架用中子4も同じ材質、製法で製作されるのがよい。本実施形態の留具本体3の標準的な大きさは、幅約5cm、高さ約5cmであって、張出し板3dの張り出し方向は約2〜2.5cmである。また、懸架用中子4は、幅約3cm、奥行き約0.6cm、高さ約2.5cmである。なお、前記寸法は本考案を限定するものではない。
本考案に係わる植木鉢用懸架具の別の実施形態を図4、図5を用いて、前述の実施形態と異なる所のみを説明すると、図4に示すように、懸架用中子5には、前述の懸架用中子4の構成に加えて、留具本体1の開口部3gから下方に突き出した突出部5dが設けられている。また、前記突出部5dの中間付近で両側部に契合楔部5fを設けている。そして、この契合楔部5fに契合して懸架用中子5と結合する間隔用支持片受け部6が設けられる。前記間隔用支持片受け部6の本体には、図4fに示すように、留具本体3の張出し板と並行する方向に間隔用支持片7を挿入・支持するための3段の夫々幅及び奥行きの異なる支持片受け部6a、6b、6cが設けられる。
また、前記間隔用支持片7は、図5に示すように平板であり、一端に夫々幅及び突出長さが異なる3段の挿入部7a、7b、7cを有し、その反対側には植木鉢2の側部2bと当接する円弧状端面7dを有する。このように植木鉢2の側部2bの下方で当接して支持する間隔用支持片7は、間隔用支持片受け部6の3ヶ所の支持片受け部6a、6b、6cの内、確実に当接できる1ヶ所を選択し挿入されて、懸架用中子5と確実に結合され、ひいては留具本体3に結合している。図4fに示すように、植木鉢2の荷重は、懸架板2aを介して3ヶ所の突起部3b,3b,5aが負担し、一方懸架板2aを中心とする一部荷重の回転モーメントは張出し板3dの円弧状端面3eで負担すると共に、更にそれより下方にある間隔用支持片7の円弧状端面7dで効率よく負担することができる。すなわち、本実施形態の方が、植木鉢2で、特に深さの深い、径の大きい植木鉢2をより確実に懸架し支持することができる。また、これら懸架用中子5、間隔用支持片受け部6、間隔用支持片7は、寸法精度、強度が高い点で、ポリプロピレン系合成樹脂で一体成型で製作するのがよい。
また、図6に示すように、懸架用中子4(又は5)の突起部4a(又は5a)に任意に着脱して嵌合できる嵌合部8aを有する支持腕片8を設けることができる。前記支持腕片8は、逆L字形状を呈し、上部横行部の先端近くに吊下げ部8b設けており、植木鉢2の側部2b上部にある開口部(図示しない)を引掛けて吊下げることも可能となる。これにより側部2b上側に開孔した植木鉢2を容易に吊り下げ展示することが選択可能となる。また、前記支持腕片8も寸法精度、強度が高い点で、ポリプロピレン系合成樹脂で一体成型で製作するのがよい。
この本考案の植木鉢用懸架具を用いた植木鉢2の使用状態について、図1に示しているように、懸架用留具1に1個の植木鉢2を懸架して植木鉢2内に草花等の観賞用植物(図示しない)を栽培して展示している。本考案に係る植木鉢懸架具は、前述したように家の内外の壁面や塀等の壁面に貼着した状態で設置できるので、設置面積が少なくても、空間を有効に利用して草花等の観賞用植物を展示することができるので、従来にない様式で草花植物や観葉植物の観賞が可能となる。また、生花でない造花や作り物の観葉植物等も植木鉢懸架具を用いた植木鉢2で観賞するための展示が可能である。
また、本考案の植木鉢用懸架具を用いると、植木鉢2を入れ替えるための取り外しが容易であるから、展示する植物の植木鉢2を入れ替えたり、または、観賞用植物を育成に適した別の場所で育て、見ごろになった頃に、懸架用留具1に移設して展示することもできるので、植木鉢2での観賞用植物の展示及び育成面で作業が容易であるとともに、これら作業を選択する自由度も大きい。また、植木鉢用懸架具は壁面に螺着、釘着又は貼付けと適宜選択できる懸架用留具1が付随しているから、家の内外の壁面や塀等の壁面に懸架するのが容易であり、展示の姿が自由に変えられ、観賞の幅が広がる利点が有る。植木鉢用懸架具の懸架場所の変更も、懸架用留具1を付け替えるだけであり、場所変更の作業も容易で、ひいては、場所の選択もし易い。
植木鉢用懸架具を介して壁面に装着された植木鉢であるので、植木鉢の外形美と相俟って草花等の観賞用植物や観葉植物等の観賞に美感を助長し、かつ、観賞植物ごと植木鉢が入れ替え易いので、園芸分野で利用できる。
1:懸架用留具 2:植木鉢 2a:懸架板 2b:側部
2c:穴明き 2d:穴明き
3:留具本体 3a:貼付板 3b:突起部 3c:懸架板受け
3d:張出し板 3e:円弧状端面 3f:隔壁 3g:開口部
4:懸架用中子 4a:突起部 4b:張出し部 4c:凹部
5:懸架用中子 5a:突起部 5b:張出し部 5c:凹部
5d:突出部 5f:契合楔部
6:間隔用支持片受け部 6a、6b、6c:支持片受け部
7:間隔用支持片 7a、7b、7c:挿入部 7d:円弧状端面
8:支持腕片 8a:嵌合部 8b:吊下げ部
2c:穴明き 2d:穴明き
3:留具本体 3a:貼付板 3b:突起部 3c:懸架板受け
3d:張出し板 3e:円弧状端面 3f:隔壁 3g:開口部
4:懸架用中子 4a:突起部 4b:張出し部 4c:凹部
5:懸架用中子 5a:突起部 5b:張出し部 5c:凹部
5d:突出部 5f:契合楔部
6:間隔用支持片受け部 6a、6b、6c:支持片受け部
7:間隔用支持片 7a、7b、7c:挿入部 7d:円弧状端面
8:支持腕片 8a:嵌合部 8b:吊下げ部
Claims (4)
- 合成樹脂製の円壺状又は逆円錐台状の植木鉢の側部に設けた3ヶ所の穴明きを有する単数又は複数の懸架板と、該懸架板の穴明きと嵌合する懸架用留具と、から構成される植木鉢用懸架具であって、前記懸架用留具が、合成樹脂製又は金属製であり、壁面に螺着又は釘着する複数の貼着用ねじ穴を有する貼着板と該貼着板とL字型に一体に形成され、かつ、反貼着板側に前記植木鉢の側部と当接可能な円弧状端面を有する張出し板と該貼着板から2枚の隔壁により離隔した位置で該張出し板上にほぼ垂直に立設され、かつ、上部の離間した2ヶ所に突起部を形成した懸架板受けとからなる留具本体と、前記貼着板と前記懸架板受けと2枚の前記隔壁に囲まれる四角形の開口部に挿嵌され、かつ、上端部に1ヶ所の懸架板受けの突起部を形成し、かつ、上部両端部で2枚の前記隔壁の上部を横架して咬持する懸架用中子と、から構成されることを特徴とする植木鉢用懸架具。
- 合成樹脂製の円壺状又は逆円錐台状の植木鉢の側部に設けた3ヶ所の穴明きを有する単数又は複数の懸架板と、該懸架板の穴明きと嵌合する懸架用留具と、から構成される植木鉢用懸架具であって、前記懸架用留具が、合成樹脂製又は金属製であり、壁面に螺着又は釘着する複数の貼着用ねじ穴を有する貼着板と該貼着板とL字型に一体に形成され、かつ、反貼着板側に前記植木鉢の側部と当接可能な円弧状端面を有する張出し板と該貼着板から2枚の隔壁により離隔した位置で該張出し板上にほぼ垂直に立設され、かつ、上部の離間した2ヶ所に突起部を形成した懸架板受けとからなる留具本体と、上端部に1ヶ所の懸架板受けの突起部を形成し、かつ、上部両端部で2枚の前記隔壁の上部を横架して咬持し、かつ、前記貼着板と前記懸架板受けと2枚の前記隔壁に囲まれる四角形の開口部に挿嵌し前記張出し板から下方へ突出した突出部の両側部に契合楔部を備えた懸架用中子と、上部で前記懸架用中子の契合楔部と咬合し、かつ、下部に上下3ヶ所にわたり夫々、幅と奥行き長さの異なる支持片受け部を設けた間隔用支持片受け部と、前記支持片受け部に嵌合可能な3段の幅と突出の長さが異なる挿入部を有し、かつ、挿入部の反対側に前記植木鉢の側部と当接可能な円弧状端面を有する間隔用支持片と、から構成されることを特徴とする植木鉢用懸架具。
- 前記懸架板の穴明きが2個の四角形穴と1個の円錘形穴又は長円錘形穴からなり、また、前記懸架板受けにおける2ヶ所の突起部が四角形柱であり、かつ、前記懸架用中子における1ヶ所の突起部が円錐形台又は長円錐形台であることを特徴とする請求項l又は2に記載の植木鉢用懸架具。
- 前記懸架用中子の突起部に嵌合する逆L字状の支持腕片を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項lから3のいずれかに記載の植木鉢用懸架具。
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