JP3115475B2 - 食器洗浄機のための電気制御装置 - Google Patents

食器洗浄機のための電気制御装置

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JP3115475B2 JP06081771A JP8177194A JP3115475B2 JP 3115475 B2 JP3115475 B2 JP 3115475B2 JP 06081771 A JP06081771 A JP 06081771A JP 8177194 A JP8177194 A JP 8177194A JP 3115475 B2 JP3115475 B2 JP 3115475B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部から洗浄水タンク
へ給水する給水処理、洗浄水タンク内の洗浄水を洗浄ノ
ズルに供給して同ノズルから洗浄水を噴射する洗浄処理
及び洗浄水タンク内の洗浄水を外部へ排出する排水処理
からなるシーケンス処理を行って食器の洗浄を制御する
食器洗浄機のための電気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開昭6
1−168325号公報に示されているように、ディス
プレイを見ながらキーボードを操作することによって予
洗い及びすすぎ洗いのためのシーケンス処理の回数、本
洗いのためのシーケンス処理における洗浄処理の時間を
所定の範囲内で任意に指定して、食器の汚れの程度、汚
れの種類などに応じて食器の洗浄を制御するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置においては、食器の洗浄開始前に、使用者は予洗い及
びすすぎ洗いのためのシーケンス処理の回数、本洗いの
ためのシーケンス処理における洗浄処理の時間をそれぞ
れキーボードの操作により決定する必要がある。通常、
食器の洗浄制御態様は数種類あれば充分であり、同従来
の装置では食器の洗浄制御態様の決定操作を不必要に複
雑にしていて、使用者が食器の洗浄前の操作を煩わしく
感じるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は少ない数の選択スイッチを用いた
簡単な操作で食器の洗浄制御態様を種々に選択できるよ
うにした食器洗浄機のための電気制御装置を提供するこ
とにある。また、他の目的は、前記食器の洗浄制御態様
の選択状態を簡単な構成で視覚確認できるようにした食
器洗浄機のための電気制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の第1の特徴は、給水弁を開いて外
部からの洗浄水を洗浄水タンクに満たす給水処理、循環
ポンプを所定時間だけ作動させて洗浄水タンク内の洗浄
水を洗浄ノズルに供給し同ノズルから噴射する洗浄処理
及び排水ポンプを作動させて洗浄水タンク内の洗浄水を
外部へ排出する排水処理からなるシーケンス処理を自動
的に行って食器の洗浄を制御する食器洗浄機のための電
気制御装置において、複数の異なるシーケンス処理をそ
れぞれ選択する複数の選択スイッチと、複数の選択スイ
ッチにより選択されたシーケンス処理にしたがって食器
の洗浄を制御するシーケンス制御手段と、複数の選択ス
イッチのうちの一つの選択スイッチの所定時間内におけ
る操作回数に応じて同操作された選択スイッチに対応し
たシーケンス処理中の最初の洗浄処理における循環ポン
プの作動時間を変更する時間変更手段とを設けたことに
ある。
【0006】また、本発明の構成上の第2の特徴は、前
記食器洗浄機のための電気制御装置において、複数の選
択スイッチにそれぞれ対応させて設けた複数のランプ
と、選択スイッチの操作に応答して同操作された選択ス
イッチに対応したランプを点灯させるとともに同ランプ
の点灯の態様を選択スイッチの所定時間内における操作
回数に応じて変更するランプ制御手段とを設けたことに
ある。
【0007】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明の第
1の特徴によれば、複数の選択スイッチの一つを操作す
ると、シーケンス制御手段が操作された選択スイッチに
対応したシーケンス処理にしたがって食器の洗浄を制御
する。さらに、時間変更手段は、選択スイッチの所定時
間内における操作回数に応じて、前記選択スイッチに対
応したシーケンス処理中の最初の洗浄処理における循環
ポンプの作動時間を変更する。その結果、選択スイッチ
の数を少なくしても食器の洗浄制御態様を種々に選択す
ることができるようになり、食器の洗浄制御態様を選択
するための構成が簡単になるとともに、同選択のための
操作も簡単になる。
【0008】また、第2の特徴によれば、前記のように
選択スイッチが操作されると、同操作された選択スイッ
チに対応したランプが点灯するとともに、その点灯態様
が所定時間内における選択スイッチの操作回数に応じて
変更される。その結果、ランプの点灯状態により、前記
のように選択された食器の洗浄制御態様を視覚的に簡単
に確認できるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は同実施例に係る食器洗浄機の全体を概略
的に示している。この食器洗浄機は、箱状のハウジング
10内に収容された洗浄槽20を備えている。洗浄槽2
0は、その中央部にて前面扉21を介して出し入れされ
る食器22を載せるラック23を収容するとともに、そ
の上面および下面にて一対の洗浄ノズル24,25を組
み付け支持している。洗浄ノズル24,25は、循環ポ
ンプ26の作動により、洗浄槽20の底部に形成した洗
浄水タンク27から循環パイプ28を介して循環供給さ
れる洗浄水を回転しながら食器22に向けて噴射する。
洗浄槽20の背壁20aには給水管31がその出口部に
て接続されていて、同給水管31は給湯器32からの高
温の洗浄水を給水弁33を介して洗浄水タンク27に供
給する。給湯器32は外部から供給される洗浄水(例え
ば、水道水)を熱して出力する。
【0010】循環パイプ28からは排水パイプ34およ
びサブタンク用パイプ35が分岐している。排水パイプ
34には排水ポンプ36が介装されており、同ポンプ3
6はその作動により洗浄水タンク27内の洗浄水を排水
パイプ34を介して機外へ排出する。サブタンク用パイ
プ35の先端はサブタンク37に連通していて、同タン
ク37内にはフロートスイッチ38が収容されている。
フロートスイッチ38は洗浄水タンク27内の洗浄水の
水面が洗浄等に必要な高さを示す基準レベルに達したこ
とを検出するもので、同水面の高さが基準レベルより高
ければオン状態になり、かつ同水面の高さが基準レベル
より低ければオフ状態になる。
【0011】次に、上記のように構成した食器洗浄機を
電気的に制御するための電気制御装置について図面を用
いて説明すると、図2は同装置の操作パネル40を平面
図により示すとともに、図3は同装置の回路構成をブロ
ック図により示している。操作パネル40には、洗浄の
開始を指示するためのスタートスイッチ41と、複数の
異なるシーケンス処理をそれぞれ選択するための標準コ
ース選択スイッチ42、強力コース選択スイッチ43及
びすすぎコース選択スイッチ44と、各選択スイッチ4
2〜44にそれぞれ対応した標準コースランプ45、強
力コースランプ46及びすすぎコースランプ47とが配
設されている。
【0012】これらの各スイッチ41〜44はフロート
スイッチ38と共に制御回路50(例えば、マイクロコ
ンピュータで構成される)の入力側に接続されている。
制御回路50は図4のフローチャートに対応したメイン
プログラム(図5〜13のフローチャートに対応したサ
ブプログラムを含む)を繰り返し実行するとともに、図
14のフローチャートに対応した割り込みプログラムを
所定の短時間毎に実行して当該食器洗浄機の作動を制御
する。制御回路50の出力側には、循環ポンプ26、給
水弁33及び排水ポンプ36をそれぞれ駆動制御するた
めの駆動回路51〜53と、各ランプ45〜47の点灯
及び点灯態様を制御するためのランプ制御回路54と、
ブザー55の発音及び発音態様を制御するためのブザー
回路56とが接続されている。
【0013】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。使用者は、洗浄槽20内に食器22を載置
したラック23を収容した後、洗剤を洗浄槽20内に投
入してスタートスイッチ41をオン操作する。これによ
り、制御回路50は図4のステップ100にてメインプ
ログラムの実行を開始するとともに、図14の割り込み
プログラムを所定の短時間毎に実行し始めるようにな
る。
【0014】前記ステップ100によるプログラムの実
行開始後、制御回路50はステップ102にてコース入
力ルーチンを実行する。コース入力ルーチンは図5のフ
ローチャートに詳細に示されており、制御回路50はそ
の実行をステップ200にて開始し、ステップ202に
て各選択スイッチ42〜44にそれぞれ対応して食器の
洗浄制御態様を指定するためのモードフラグM1〜M3を
「0」に初期設定する。次に、ステップ204にて制御
回路50に内蔵したスイッチ用タイマをリセットすると
ともに作動開始させ、ステップ206にて同タイマが所
定時間(本件実施例では5秒に設定されている)の計測
を終了したか否かを判定する。スイッチ用タイマが所定
時間の計測を終了するまで、ステップ206にて「N
O」と判定してプログラムをステップ208〜212に
進める。ステップ208〜212においては、各選択ス
イッチ42〜44がオン操作されたか否かを判定する。
いずれかの選択スイッチ42〜44がオン操作されるま
で、ステップ208〜212にてそれぞれ「NO」と判
定してプログラムをステップ206に戻し、ステップ2
06〜212からなる処理を繰り返し実行する。
【0015】このステップ206〜212の循環処理
中、スイッチ用タイマが所定時間の計測を終了すると、
ステップ206にて「YES」と判定して、ステップ2
14にてモードフラグM1〜M3がすべて「0」であるか否
かを判定する。この場合、モードフラグM1〜M3は「0」
に初期設定されたままであるので、ステップ214にて
「YES」と判定して、プログラムをステップ204に
戻し、同ステップ204の処理後、ふたたびステップ2
06〜212からなる循環処理をいずれかの選択スイッ
チ42〜44がオン操作されるまで実行し続ける。した
がって、いずれかの選択スイッチ42〜44がオン操作
されるまで、プログラムの進行は停止される。
【0016】前記ステップ206〜212からなる循環
処理中、標準コース選択スイッチ42がオン操作される
と、ステップ208にて「YES」と判定して、ステッ
プ216にてモードフラグM1に「1」を加算するととも
にモードフラグM2,M3を「0」に設定する。そして、前
記加算の結果、モードフラグM1が「3」になればステッ
プ218における「YES」との判定の基に、ステップ
220にてモードフラグM1を「1」に変更する。これに
より、標準コース選択スイッチ42がオン操作される毎
に、モードフラグM1は「1」又は「2」に切り換えられ
る。強力コース選択スイッチ43がオン操作された場合
には、ステップ210における「YES」との判定の基
にステップ222〜226の処理により、同選択スイッ
チ43がオン操作される毎にモードフラグM2を「1」又
は「2」に切り換えるとともにモードフラグM1,M3を
「0」に設定する。また、すすぎコース選択スイッチ4
4がオン操作された場合には、ステップ212における
「YES」との判定の基にステップ228〜232の処
理により、同選択スイッチ44がオン操作される毎にモ
ードフラグM3を「1」又は「2」に切り換えるとともに
モードフラグM1,M2を「0」に設定する。
【0017】次に、ステップ234にてブザー音ルーチ
ンを実行する。ブザー音ルーチンの詳細は図6に示され
ており、制御回路50はその実行をステップ250にて
開始し、前記ステップ216〜232の処理によってモ
ードフラグM1〜M3のいずれかが「1」に設定されていれ
ば、ステップ252〜258の処理によりブザー音を1
回鳴らすための制御信号をブザー回路56に出力する。
また、モードフラグM1〜M3のいずれかが「2」に設定さ
れていれば、ステップ260〜266の処理によりブザ
ー音を2回鳴らすための制御信号をブザー回路56に出
力する。ブザー回路56はブザー55を駆動して、同ブ
ザー55を前記制御信号による指示に応じて発音させ
る。これにより、モードフラグM1〜M3のいずれかが
「1」であればブザー音は1回発音され、モードフラグ
M1〜M3のいずれかが「2」であればブザー音は2回発音
される。
【0018】前記ステップ258,266の処理後、ス
テップ268の処理によりプログラムは図5のコース入
力ルーチンに戻される。そして、制御回路50はステッ
プ236にてスイッチ用タイマをリセットするとともに
作動を開始させて、プログラムをステップ206に戻
し、同リセットから所定時間が経過するまで、ステップ
206〜212からなる循環処理を実行し続ける。この
循環処理中に、選択スイッチ42〜44のいずれかがオ
ン操作されれば、前述したステップ216〜232の処
理により、操作された選択スイッチ42〜44に対応し
たモードフラグM1〜M3が「1」又は「2」に切り換えら
れる。これにより、モードフラグM1〜M3は所定時間(例
えば5秒)以内における選択スイッチ42〜44の操作
回数に応じて設定される。一方、選択スイッチ42〜4
4のいずれかが操作されてから5秒間、選択スイッチ4
2〜44のいずれも操作されなければ、ステップ206
にて「YES」と判定するとともに、ステップ214に
て「NO」と判定して、ステップ238にてこのコース
入力ルーチンの実行を終了する。
【0019】コース入力ルーチンの実行終了後、制御回
路50は図4のステップ104にて時間設定ルーチンを
実行する。この時間設定ルーチンの詳細は図7のフロー
チャートに示されており、制御回路50はその実行をス
テップ300にて開始し、ステップ302〜310にて
モードフラグM1〜M3のいずれかが「1」又は「2」であ
るかを判定する。モードフラグM1が「1」に設定されて
いれば、ステップ302,312,316の処理によ
り、洗浄時間データTを105秒に設定するとともにコ
ース選択フラグCを「1」に設定する。モードフラグM1
が「2」に設定されていれば、ステップ304,31
4,316の処理により、洗浄時間データTを3分に設
定するとともにコース選択フラグCを「1」に設定す
る。モードフラグM2が「1」に設定されていれば、ステ
ップ306,318,322の処理により、洗浄時間デ
ータTを5分に設定するとともにコース選択フラグCを
「2」に設定する。モードフラグM2が「2」に設定され
ていれば、ステップ308,320,322の処理によ
り、洗浄時間データTを10分に設定するとともにコー
ス選択フラグCを「2」に設定する。モードフラグM3が
「1」に設定されていれば、ステップ310,324,
328の処理により、洗浄時間データTを30秒に設定
するとともにコース選択フラグCを「3」に設定する。
モードフラグM3が「2」に設定されていれば、ステップ
310,326,328の処理により、洗浄時間データ
Tを60秒に設定するとともにコース選択フラグCを
「3」に設定する。そして、ステップ330にてこの時
間設定ルーチンの実行を終了する。
【0020】一方、制御回路50は所定の短時間毎に図
14の割り込みプログラムを割り込み実行している。こ
の割り込みプログラムはステップ600にて開始され、
ステップ602〜612にてモードフラグM1〜M3のいず
れかが「1」又は「2」であるかを判定する。モードフ
ラグM1が「1」に設定されていれば、ステップ602,
614の処理により、標準コースランプ45を持続点灯
するための制御信号をランプ制御回路54に出力する。
これにより、ランプ制御回路54は標準コースランプ4
5を持続して点灯させる。モードフラグM1が「2」に設
定されていれば、ステップ604,616の処理によ
り、標準コースランプ45を点滅させるための制御信号
をランプ制御回路54に出力する。これにより、ランプ
制御回路54は標準コースランプ45を点滅させる。以
下、同様に、制御回路50はステップ606〜612,
618〜624の処理によりランプ制御回路54と協働
して、モードフラグM2が「1」に設定されていれば強力
コースランプ46を持続点灯させ、モードフラグM2が
「2」に設定されていれば強力コースランプ46を点滅
させ、モードフラグM3が「1」に設定されていればすす
ぎコースランプ47を持続点灯させ、モードフラグM3が
「2」に設定されていればすすぎコースランプ47を点
滅させる。なお、ランプ45〜47のいずれかが持続点
灯又は点滅する場合、他のランプは消灯する。
【0021】また、全てのモードフラグM1〜M3が「1」
又は「2」に設定されていなければ、いずれのステップ
602〜612においても「NO」と判定して、ステッ
プ626にて全てのランプ45〜47を消灯させるため
の制御信号をランプ制御回路54に出力する。これによ
り、ランプ制御回路54は全てのランプ45〜47を消
灯させる。このようなランプ45〜47の点灯及び点灯
態様により、選択された食器の洗浄制御態様が視覚的に
認識される。そして、前記ステップ614〜626の処
理後、ステップ628にて割り込みルーチンの実行を終
了する。
【0022】前記時間設定ルーチンの実行終了後、制御
回路50は図4のステップ106,108にてコース選
択フラグCが「1」であるか「2」であるかを判定す
る。コース選択フラグCが「1」であれば、ステップ1
06における「YES」との判定の基にステップ110
にて標準コースルーチンを実行する。コース選択フラグ
Cが「2」であれば、ステップ108における「YE
S」との判定の基にステップ112にて強力コースルー
チンを実行する。コース選択フラグCが「3」であれ
ば、ステップ106,108における「NO」との判定
の基にステップ114にてすすぎコースルーチンを実行
する。
【0023】以下、標準コースルーチン、強力コースル
ーチン及びすすぎコースルーチンの各処理について説明
する。まず、標準コースが選択された場合について説明
すると、制御回路50は図8に詳細に示す標準コースル
ーチンの実行をステップ400にて開始し、ステップ4
02の給水処理、ステップ404の洗浄時間設定処理、
ステップ406の洗浄処理及びステップ408の排水処
理からなる第1シーケンス処理と、ステップ410の給
水処理、ステップ412の洗浄時間設定処理、ステップ
414の洗浄処理及びステップ416の排水処理からな
る第2シーケンス処理と、ステップ418の給水処理、
ステップ420の洗浄時間設定処理、ステップ422の
洗浄処理及びステップ424の排水処理からなる第3シ
ーケンス処理をこの順に実行して、ステップ426にて
標準コースルーチンの実行を終了する。
【0024】前記各シーケンス処理のステップ402,
410,418の給水処理においては、図11のステッ
プ500〜508の処理により、フロートスイッチ38
がオンするまで給水弁33がオンされて、洗浄水タンク
27が給湯器32により熱された洗浄水で満たされる。
ステップ404の洗浄時間設定処理においては、洗浄用
タイマ値TM が時間設定ルーチンによって設定した洗浄
時間データTが示す値に設定される。また、ステップ4
12,420の洗浄時間設定処理においては、洗浄用タ
イマ値TM が所定時間(例えば30秒)に設定される。
前記各シーケンス処理のステップ406,414,42
2の洗浄処理においては、図12のステップ510〜5
20の処理により、制御回路50に内蔵されている洗浄
用タイマが前記設定した洗浄用タイマ値TM により表さ
れた時間を計測終了するまで循環ポンプ26が作動され
て、洗浄ノズル24,25から同タイマ値TM に等しい
時間だけ洗浄水タンク27内の洗浄水が食器に向けて噴
射される。前記各シーケンス処理のステップ408,4
16,424の排水処理においては、図13のステップ
530〜540の処理により、制御回路50に内蔵され
ている排水用タイマが所定時間(例えば30秒)を計測
終了するまで排水ポンプ36が作動されて、洗浄水タン
ク27内の洗浄水が外部に排出される。
【0025】その結果、この標準コースルーチンの第1
〜第3シーケンス処理により、食器22は洗剤の入った
洗浄水で洗浄時間データTが示す時間だけ洗浄され、3
0秒間ずつ2度に渡って洗剤の入ってない洗浄水で洗
浄、すなわち30秒間ずつ2度に渡ってすすぎ洗いされ
る。この場合、モードフラグM1が「1」であれば洗浄時
間データTは105秒に設定されるので、前記洗剤の入
った最初の洗浄は105秒間行われる。また、モードフ
ラグM1が「2」であれば洗浄時間データTは3分に設定
されるので、前記洗剤の入った最初の洗浄は3分間行わ
れる。
【0026】次に、強力コースが選択された場合につい
て説明すると、制御回路50は図9に詳細に示す強力コ
ースルーチンの実行をステップ430にて開始し、ステ
ップ432の給水処理、ステップ434の洗浄時間設定
処理、ステップ436の洗浄処理及びステップ438の
排水処理からなる第1シーケンス処理と、ステップ44
0の給水処理、ステップ442の洗浄時間設定処理、ス
テップ444の洗浄処理及びステップ446の排水処理
からなる第2シーケンス処理と、ステップ448の給水
処理、ステップ450の洗浄時間設定処理、ステップ4
52の洗浄処理及びステップ454の排水処理からなる
第3シーケンス処理をこの順に実行して、ステップ42
6にて強力コースルーチンの実行を終了する。
【0027】これらの第1〜第3シーケンス処理は前記
標準コースルーチンの場合とほぼ同じであり、異なる点
は、ステップ434の洗浄時間設定処理により設定され
る洗浄用タイマ値TM と、ステップ436の処理による
食器22の洗浄時間のみである。すなわち、モードフラ
グM2が「1」であれば洗浄時間データTは5分に設定さ
れているので、前記洗剤の入った最初の洗浄は5分間行
われる。また、モードフラグM2が「2」であれば洗浄時
間データTは10分に設定されているので、前記洗剤の
入った最初の洗浄は10分間行われる。その結果、この
強力コースルーチンの第1〜第3シーケンス処理によ
り、食器22は洗剤の入った洗浄水で洗浄時間データT
により洗わされた時間(モードフラグM2が「1」であれ
ば5分、モードフラグM2が「2」であれば10分)だけ
洗浄され、30秒間ずつ2度に渡って洗剤の入ってない
洗浄水で洗浄、すなわち30秒間ずつ2度に渡ってすす
ぎ洗いされる。
【0028】次に、すすぎコースが選択された場合につ
いて説明すると、制御回路50は図10に詳細に示すす
すぎコースルーチンの実行をステップ460にて開始
し、ステップ462の給水処理、ステップ464の洗浄
時間設定処理、ステップ466の洗浄処理及びステップ
468の排水処理からなる第1シーケンス処理を実行し
て、ステップ470にてすすぎコースルーチンの実行を
終了する。なお、この場合には、スタートスイッチ41
のオン操作前に、使用者は洗剤を洗浄槽20へ投入しな
い。この第1シーケンス処理の給水、洗浄及び排水の各
処理は上記標準及び強力コースの場合とほぼ同じであ
り、異なる点は、ステップ464の洗浄時間設定処理に
より設定される洗浄用タイマ値TM と、ステップ436
の処理による食器22の洗浄時間のみである。すなわ
ち、モードフラグM3が「1」であれば洗浄時間データT
は30秒に設定されているので、食器22は洗剤の入ら
ない洗浄水で30秒間すすぎ洗いされる。また、モード
フラグM3が「2」であれば洗浄時間データTは60秒に
設定されているので、食器22は洗剤の入らない洗浄水
で60秒間すすぎ洗いされる。
【0029】上記作動説明から理解できるとおり、標準
コース選択スイッチ42、強力コース選択スイッチ43
又はすすぎコース選択スイッチ44の操作により標準コ
ース、強力コース又はすすぎコースが選択されるととも
に、所定時間内における前記各選択スイッチ42〜44
の操作回数に応じて各コースの最初の洗浄処理における
洗浄時間が切り換えられる。したがって、選択スイッチ
の数を少なくしても食器の洗浄制御態様を種々に選択す
ることができるようになり、食器の洗浄制御態様を選択
するための構成が簡単になるとともに、同選択ための操
作も簡単になる。また、前記各コース毎にランプ45〜
47が選択的に点灯されるとともに、洗浄時間の相違に
より同ランプ45〜47は持続して点灯制御されたり、
点滅制御されたりする。したがって、ランプ45〜47
の点灯状態により、前記のように選択された食器の洗浄
制御態様を視覚的に簡単に確認できるようになる。
【0030】次に、上記実施例の変形例について説明す
る。この変形例においては、上記実施例の標準コースラ
ンプ45、強力コースランプ46及びすすぎコースラン
プ47を赤色と緑色の2色で点灯可能なランプで構成す
るとともに、上記実施例のランプ制御回路54を前記各
ランプ45〜47の点灯色を制御する回路で構成してあ
る。また、制御回路50は上記実施例の割り込みプログ
ラム(図14)に代えて、図15の割り込みプログラム
を所定の短時間毎に実行する。その他の点については、
上記実施例と同じである。
【0031】この変形例に係る割り込みプログラムは、
上記実施例の割り込みプログラムのステップ614〜6
24の処理をステップ614a〜624aの処理で変更
して、ステップ614a,618a,622aにて各ラ
ンプ45〜47を赤色点灯させ、かつステップ616
a,620a,624aにて各ランプ45〜47を緑色
点灯させるようにしている。したがって、この変形例に
おいては、モードフラグM1〜M3がそれぞれ「1」に設定
されているとき、各ランプ45〜47がそれぞれ赤色に
点灯する。また、モードフラグM1〜M3がそれぞれ「2」
に設定されているとき、各ランプ45〜47がそれぞれ
緑色に点灯する。その結果、ランプ45〜47の点灯色
により、選択されている食器の洗浄制御態様を視覚的に
簡単に確認できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る食器洗浄機を概略的
に示す縦断側面図である。
【図2】 同食器洗浄機のための電気制御装置の操作パ
ネルの平面図である。
【図3】 同食器洗浄機のための電気制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】 同電気制御装置の制御回路にて実行されるメ
インプログラムのフローチャートである。
【図5】 図4のコース入力ルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 図5のブザー音ルーチンの詳細を示すフロー
チャートである。
【図7】 図4の時間設定ルーチンの詳細を示すフロー
チャートである。
【図8】 図4の標準コースルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 図4の強力コースルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図4のすすぎコースルーチンの詳細を示すフ
ローチャートである。
【図11】図8〜10の給水処理ルーチンの詳細を示す
フローチャートである。
【図12】図8〜10の洗浄処理ルーチンの詳細を示す
フローチャートである。
【図13】図8〜10の排水処理ルーチンの詳細を示す
フローチャートである。
【図14】同電気制御装置の制御回路にて実行される割
り込みプログラムのフローチャートである。
【図15】変形例に係る電気制御装置の制御回路にて実
行される割り込みプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
20…洗浄漕、22…食器、24,25…洗浄ノズル、
26…循環ポンプ、27…洗浄水タンク、33…給水
弁、36…排水ポンプ、37…サブタンク、38…フロ
ートスイッチ、40…操作パネル、41…スタートスイ
ッチ、42…標準コース選択スイッチ、43…強力コー
ス選択スイッチ、44…すすぎコース選択スイッチ、4
5…標準コースランプ、46…強力コースランプ、47
…すすぎコースランプ、50…制御回路(マイクロコン
ピュータ)、54…ランプ制御回路、55…ブザー、5
6…ブザー回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/46 A47L 15/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器を収容するとともに供給された洗浄
    水を同食器へ向けて噴射する洗浄ノズルを組み付けてな
    る洗浄槽と、前記洗浄槽の下部に設けられて洗浄水を蓄
    える洗浄水タンクと、外部からの給水及び非給水を切り
    換える給水弁と、前記洗浄水タンク内の洗浄水を前記洗
    浄ノズルへ供給して同洗浄水を循環させる循環ポンプ
    と、前記洗浄水タンク内の洗浄水を外部へ排出する排水
    ポンプとを備えた食器洗浄機に適用され、前記給水弁を
    開いて外部からの洗浄水を前記洗浄水タンクに満たす給
    水処理、前記循環ポンプを所定時間だけ作動させて前記
    洗浄水タンク内の洗浄水を前記洗浄ノズルに供給する洗
    浄処理及び前記排水ポンプを作動させて前記洗浄水タン
    ク内の洗浄水を外部へ排出する排水処理からなるシーケ
    ンス処理を自動的に行って食器の洗浄を制御する食器洗
    浄機のための電気制御装置において、 複数の異なるシーケンス処理をそれぞれ選択する複数の
    選択スイッチと、 前記複数の選択スイッチにより選択されたシーケンス処
    理にしたがって食器の洗浄を制御するシーケンス制御手
    段と、 前記複数の選択スイッチのうちの一つの選択スイッチの
    所定時間内における操作回数に応じて同操作された選択
    スイッチに対応したシーケンス処理中の最初の洗浄処理
    における循環ポンプの作動時間を変更する時間変更手段
    とを設けたことを特徴とする食器洗浄機のための電気制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の食器洗浄機のため
    の電気制御装置において、 前記複数の選択スイッチにそれぞれ対応させて設けた複
    数のランプと、 前記選択スイッチの操作に応答して同操作された選択ス
    イッチに対応したランプを点灯させるとともに同ランプ
    の点灯の態様を前記選択スイッチの所定時間内における
    操作回数に応じて変更するランプ制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする食器洗浄機のための電気制御装置。
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