JP3115177B2 - エアコンのルーバーの制御装置 - Google Patents

エアコンのルーバーの制御装置

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JP3115177B2
JP3115177B2 JP06017022A JP1702294A JP3115177B2 JP 3115177 B2 JP3115177 B2 JP 3115177B2 JP 06017022 A JP06017022 A JP 06017022A JP 1702294 A JP1702294 A JP 1702294A JP 3115177 B2 JP3115177 B2 JP 3115177B2
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louver
air conditioner
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坂 亘 下
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  • Air-Flow Control Members (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアコンのルーバーの制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用や業務用エアコンにあっては、室
内の1箇所に設けた室内ユニットで室内の空気調節前の
空気を取り込んでこの空気に空調を施し、空調後の空気
を吹出口から室内へ放出する構成となっている。このよ
うなエアコンでは吹出口に空気流制御のルーバーを設
け、このルーバーを上下に回動させるルーバーの制御装
置を備えるのが常である。
【0003】このような従来のルーバーの動作タイミン
グを図6に示す。同図において、回動曲線50が示すよ
うに、ルーバーは標準時間tsの間に、設定上限ULと
設定下限LL間を往復しながら回動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成の装置では、回動曲線50に示すよう
に、動作中に外力30が働いて、ルーバーの方向が変え
られた場合には、ルーバーの回動範囲は正常なUL〜L
L間にはならず、異常なIUL〜ILL間に変化してし
まい、この復旧のためには一旦エアコンをリセットして
再起動させることで、ルーバー再配列をしなければなら
なかった。このため、エアコンの電源を切るなど面倒で
不便な操作が要求されていた。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
なされたもので、その目的は動作中に外力が働いてルー
バーの方向が変えられても、エアコンをリセットするこ
となく、直ちに正常方向に復元可能なエアコンのルーバ
ーの制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るルーバーの
制御装置は、設定トルクを超えると滑り空転する滑りジ
ョイントを介してモータに連結された回動自在なルーバ
ーを備え、前記モータは、該ルーバーを正常な設定上限
ULから正常な設定下限LLに至らせる時間tsだけ正方向へ
回転し、その後、正常な設定下限LLから正常な設定上限
ULへ至らせる時間にスリップ時間を加えた延長時間teだ
け逆方向へ回転する動作を繰返すモータであって、前記
滑りジョイントよりもルーバー側に、該ルーバーの回動
範囲を前記正常な設定上限ULに規制するストッパを備え
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、回動制御装置は、往復フレー
ムが下方に至ると、ストッパが往復フレームの移動を止
め、且つ、タイマーはルーバーの上方回動時に延長され
た時間を与えるからモータは回転を続ける。そしてトル
クが増加して限界トルクを超えるとジョイントが滑って
空転する。
【0008】ルーバーが歪んだ位置にある場合、正常よ
り早くストッパにあたり、ルーバーが全開の状態のまま
で滑りジョイントが滑って空転し、また、正常より遅く
ストッパに当接して停止した場合も、延長時間が終了す
るまでの間に往復フレームが下方に達して、いずれの場
合でもルーバーは正しく再配列されるので、ルーバーは
自動的に正常な状態に復帰する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、本発明の一実施例を備えたエアコ
ンの部分断面斜視図である。更に、図2は図1のオート
ルーバー機構の側面図である。
【0010】エアコンのオートルーバー機構1は、支持
ピン20Bを軸に、一端に設けた突出柱20Aを嵌挿さ
せた往復フレーム4の移動によって回動するルーバー2
0と、モータ6に直結し設定トルクを超えると滑り空転
する滑りジョイント2と、滑りジョイント2を経たモー
タ6からの回転力で上下動する往復フレーム4の下方向
に配設したストッパ14と、ルーバー20の上方回動時
に延長された時間を与えるタイマーを備えた回動制御手
段7から構成されエアコン10に組込まれる。
【0011】図3は滑りジョイント2の組込み状態を示
すものである。滑りジョイント2の一端はスピンドル6
Aによってモータ6に直結され、他端はスピンドル3A
によって歯車3に直結される。滑りジョイント2は加え
られるトルクが限界トルクTrm以下であると滑らず、
スピンドル6Aの回転力をスピンドル3Aに伝達する
が、加えられるトルクが限界トルクTrmを超えると滑
り、従って、スピンドル6Aの回転力がスピンドル3A
に伝達されないという機構を有するもので、従来技術で
構成される。図4は、ルーバー20の動作タイミングを
示すものである。
【0012】次に、本発明の動作を説明する。エアコン
10は、クロスフローファン11の回転によって空気調
節された空気を、ルーバー20によって偏流させ、吹出
口12から吹出流13として室内に放出させる。
【0013】このようなエアコン10に組込まれるルー
バー20は、モータ6からの回転力が設定トルクTrm
を超えると滑り空転する滑りジョイント2を経て、反転
メカニズム(詳細には図示していない)を介して往復フ
レーム4に伝達され、往復フレーム4がこの回転力をラ
ックギヤ4Aで受けて、上方向(β方向)あるいは下方
向(α方向)に移動する。
【0014】往復フレーム4が上下動すると、嵌合孔4
Bがルーバー20の突出柱20Aを嵌合した状態で上下
動するから、ルーバー20が支持ピン20Bを軸に下方
または上方に回動する。そして、往復フレーム4が下方
に至り、その先端4Cがその下方に配設したストッパ1
4に当接するとその移動を止める。このとき、ルーバー
20は設定上限UL(全開位置)にある。
【0015】往復フレーム4が上方に移動し予め設定さ
れた標準時間tsが経過した時点で、ルーバー20は回
動方向を上方に反転させるが、このときの位置が設定下
限LLである。すなわち、ルーバー20は設定上限UL
と設定下限LLの間の角度θの範囲を回動する。
【0016】タイマー付きの回動制御手段7は、ルーバ
ー20の上方回動時、すなわち往復フレーム4の下方向
(α方向)移動時に延長された時間teを与えるから、
往復フレーム4が下方に至ってストッパ14に当接し、
その移動を止めてもモータ6は回転を続ける。このため
滑りジョイント2に加わるトルクは増加してやがて限界
トルクを超えると、滑りジョイント2が滑って空転す
る。このスリップ期間が図4の回動曲線25のtslp
である。
【0017】ここで、ルーバー20が歪んだ位置にある
場合を想定する。まず、歪んだ位置にあるため正常より
も早く往復フレーム4が下方に至って、ストッパ14に
当接して停止した場合は、ルーバー20が全開の状態の
ままで、滑りジョイント2にかかるトルクは増加し、や
がて限界トルクを超えると滑りジョイント2が滑って空
転する。
【0018】この滑りジョイント2の空転は、延長時間
teの残された間だけ続き、やがてタイムアップで反転
メカニズムが往復フレーム4を上方向に移動開始すると
きには、ルーバー20が全開の正常な配置に復帰した状
態で回動を開始出来るものである。
【0019】また、図4の下部に示す回動曲線27の示
すように、外力30などによってルーバー20が歪んだ
位置に移動した場合は、標準時間ts終了時のt5にお
いて設定下限LLを超えた角度で折り返すことになる。
【0020】この状態では、位置のずれた状態で、往復
フレーム4は下方向に移動し、ルーバー20は上方に回
動するが、正常時間t7においてまだ往復フレーム4が
下方に至らない場合(点27参照)であっても、延長時
間teが終了するt8までの間に往復フレーム4が下方
に達する(点28参照)から、歪んだ位置にあったルー
バー20がここで全開の状態に正しく再配列される。こ
の再配列後もまだ延長時間teが残されていれば、滑り
ジョイント2にかかるトルクは増加して、やがて限界ト
ルクを超え滑りジョイント2が滑って空転する。
【0021】この滑りジョイント2の空転は、延長時間
teの残された間だけ続き、やがて延長時間teのタイ
ムアップで、反転メカニズムが往復フレーム4を上方向
に移動開始するt8には、ルーバー20が全開の正常な
位置に復帰した状態で回動を開始出来ることになる。
【0022】次に、本発明の動作を図5の流れ図に基づ
いて説明する。ルーバー20を下方に回動させる場合
に、回動制御手段7は、タイマーを標準時間tsにセッ
ト(ステップS1)し、ルーバー20を下方に回動させ
る(ステップS2)。標準時間tsが経過したら(ステ
ップS3)、タイマーを延長時間teにセット(ステッ
プS4)し、ルーバー20を上方に回動させる(ステッ
プS5)。延長時間teが経過したら(ステップS
6)、ステップS1に戻ってルーバー20を再び下方に
回動させる動作に入る。以下、これを繰り返す。前記に
おける、ステップS5からS6の間に、オートルーバー
機構1はルーバー20の位置調整を実行する。
【0023】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係るエアコ
ンのルーバーの制御装置は上述のように構成したので、
ルーバーが所定の位置からずれた状態になっても、ルー
バーは全開の状態で正しい状態に修正されるので、ルー
バーが自動的に正常な位置に復帰した状態で回動を開始
出来るものである。
【0024】この結果、例えば、外力などの作用でルー
バーの位置が歪んだ位置になっても、続く回動の1サイ
クル中でルーバーを元の正常位置に修正できるから、エ
アコン調整された空気を吹出口から正常方向に吹き出さ
せる状態に復帰でき、したがって、室内空気の対流が効
果的になされ、冷房時および暖房時における室内の温度
差を低減させて、快適な空気調和を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアコンのルーバーの制御装置の
一実施例を備えたエアコンの部分断面斜視図である。
【図2】本発明に係るオートルーバー機構の構成例の側
面図である。
【図3】本発明に係るオートルーバー機構の滑りジョイ
ントを示す図である。
【図4】本発明に係るオートルーバー機構の動作タイミ
ングを示す図である。
【図5】制御装置の制御動作の流れ図である。
【図6】従来のルーバーの動作タイミングを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 オートルーバー機構 2 滑りジョイント 4 往復フレーム 4A ラックギヤ 4B 嵌合孔 6 モータ 7 回動制御手段 10 エアコン 11 クロスフローファン 12 吹出口 13 吹出流 14 ストッパ 20 ルーバー 20A 突出柱 20B 支持ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F24F 1/00 401 F24F 13/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定トルクを超えると滑り空転する滑りジ
    ョイントを介してモータに連結された回動自在なルーバ
    ーを備え、前記モータは、該ルーバーを正常な設定上限
    ULから正常な設定下限LLに至らせる時間tsだけ正方向へ
    回転し、その後、正常な設定下限LLから正常な設定上限
    ULへ至らせる時間にスリップ時間を加えた延長時間teだ
    け逆方向へ回転する動作を繰返すモータであって、前記
    滑りジョイントよりもルーバー側に、該ルーバーの回動
    範囲を前記正常な設定上限ULに規制するストッパを備え
    ことを特徴とするエアコンのルーバーの制御装置。
JP06017022A 1994-01-17 1994-01-17 エアコンのルーバーの制御装置 Expired - Fee Related JP3115177B2 (ja)

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