JP3115078U - 理美容用櫛 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の櫛歯3が基部2から外方に向けて一端4から他端5に至るまで列状に設けられる。基部2から後方に向けて棒状のテール部7が延設され、基部2とテール部7の境界部8には、テール部7から他端5側の櫛歯3の先端方向に向けてほぼ円弧状に形成されたあご部10を設ける。テール部7が延設された方向に対する周方向に沿って、あご部10の表面の少なくとも一部に、使用時に手指と接触する突条11が設けられる。あご部10の円弧状の端縁部10aは薄肉に形成される。
【選択図】図1
Description
また、美容師等がコームを業務で使用する場合は、作業のスピードや正確性が強く要求され、特に、作業中にコームを落下させることは能率低下を招くので好ましくない。
一般的に、コームは、美容師にとってきわめて使用頻度が高く重要な道具であるため、微妙な使い勝手の善し悪しが作業に大きく影響する。したがって、コームを持つ手指との一体感に優れた操作性が良いものが要求される。
複数の櫛歯が基部から外方に向けて一端から他端に至るまで列状に設けられ、かつ基部から後方に向けて棒状のテール部が延設され、基部とテール部の境界部には、テール部から前記他端の櫛歯の先端方向に向けてほぼ円弧状に形成されたあご部を設けてなる理美容用櫛であって、
テール部が延設された方向に対する周方向に沿って、あご部の表面の少なくとも一部に、使用時に手指と接触する突条が設けられるとともに、あご部の円弧状の端縁部を薄肉に形成したことを特徴とする。
これらの突条は、あご部の周囲設けられるが、通常、手指が触れるのは、あご部の両側面と底部であるので、少なくとも、あご部の一側面から底部を通り他側面まで連続するように設けることが好適である。
本考案のコーム1は、「峰」と呼ばれている基部2から、所定方向に複数の櫛歯3が列状に形成されることで、基部2の前方側の一端4から他端5にかけて櫛部本体6が形成されている。
また、基部2から後方(矢印X方向)に向けて、さらに棒状のテール部7が延設されている。このテール部7は柄に相当する部分であるが、後端に向けて次第に径小になり、頭髪に分け目を入れる際にはその後端部7aを使用する等、機能的な役割も果たす部分である。
一方、あご部10の円弧状の端縁部10aは、図4に示すように、その先端が肉薄に形成されている。なお、端縁部10aは、適度に肉薄に形成されればよく、その形状は図示のものに限定されることはない。
あご部10は上記のような形態であるので、あご部10を、例えば親指と人差し指で両側から挟むようにして持つ場合、これらの指が突条11、11に触れることで、あご部10が平滑面である場合に比べて摩擦力が増大し、手指とコーム1の一体感が向上する。
になる。
このような形態の突起12を設けることにより、円弧状の端縁部10aに接触する中指の腹がこの突起12にも接触する。このとき、突起12はいわゆる滑り止めとしての機能を果たし、中指の接触位置が固定されるので中指による操作性がさらに良好になる。すなわち、中指を突起に掛けるようにしてコーム1を持つことで、コーム1との一体感が増大して、回転動作等が一層、確実に行いやすくなる。
図5から図9は、コーム1を回転させながら、頭髪をとく場合の一連の流れを示している。
図5においては、コーム1を持つ場合の基本的な手指の位置を示しており、あご部10の両側面を親指と人差し指で挟み、かつ中指の腹を円弧状の端縁部10a及び突起12に接触させるようにして持つ。この状態で頭髪に櫛歯3を入れる。
図7では、コーム1の移動を反対方向に変える(戻る)と共に、コーム1を逆方向に回転させる状態が示されている。
図9では、人差し指を反対側に移動させ、親指と人差し指の位置を互いに変更し、これらと中指でコーム1を支持しながら、上方に引き上げる状態が示されている。
図8に示す位置までコーム1を回転させる場合でも、特に、肉薄の端縁部10aが中指の動きに追随し、滑りが生じ難いため操作性がきわめて良好である。
2 基部
3 櫛歯
4 一端
5 他端
6 櫛部本体
7 テール部
7a 後端部
8 境界部
9 溝部
10 あご部
11 突条
12 突起
Claims (3)
- 複数の櫛歯が基部から外方に向けて一端から他端に至るまで列状に設けられ、かつ基部から後方に向けて棒状のテール部が延設され、基部とテール部の境界部には、テール部から前記他端の櫛歯の先端方向に向けてほぼ円弧状に形成されたあご部を設けてなる理美容用櫛であって、
テール部が延設された方向に対する周方向に沿って、あご部の表面の少なくとも一部に、使用時に手指と接触する突条が設けられるとともに、あご部の円弧状の端縁部を薄肉に形成したことを特徴とする理美容用櫛。 - 前記突条は複数が並列して設けられている請求項1に記載の理美容用櫛。
- 前記あご部のテール部側後端には、手指に当接する突起が形成されている請求項1または2に記載の理美容用櫛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005889U JP3115078U (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 理美容用櫛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005005889U JP3115078U (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 理美容用櫛 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3115078U true JP3115078U (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=43277349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005005889U Expired - Lifetime JP3115078U (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 理美容用櫛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115078U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018020714A1 (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 昌寛 山田 | 毛髪方向付け方法及び毛髪方向付け器具 |
-
2005
- 2005-07-25 JP JP2005005889U patent/JP3115078U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018020714A1 (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 昌寛 山田 | 毛髪方向付け方法及び毛髪方向付け器具 |
JP2018015332A (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 昌寛 山田 | 毛髪方向付け方法及び毛髪方向付け器具 |
CN109475212A (zh) * | 2016-07-28 | 2019-03-15 | 山田昌宽 | 毛发定向方法以及毛发定向器具 |
CN109475212B (zh) * | 2016-07-28 | 2021-11-02 | 山田昌宽 | 毛发定向方法以及毛发定向器具 |
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