JP3115068U - 組み立て式柱脚接合金物 - Google Patents

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Abstract

【課題】木造架構において柱と土台及び基礎を確実に緊結する接合金物を簡単な加工で安価に提供する。
【解決手段】主板Pと座金たる副板Wからなる接合金物を、溶接を介することなく組み立て、土台と柱に加工されたスリットに主板Pを挿入し、座金たる副板をアンカーボルトで締め付けるとともに、土台及び柱にドリフトピンで固定することにより、柱の鉛直荷重を土台に伝達し、併せて柱の引き抜き力を確実に基礎に伝達させる。
【選択図】図5

Description

本考案は、木造軸組において柱脚を基礎と土台に緊結する金物に関するものである。
木造軸組における柱脚を、金物を使用して基礎と土台に接合する方式は、軸組架構が地震などによる水平荷重を受けた場合の引き抜き力を確実に基礎に伝達する機構として採用されているが、鋼板挿入型と呼ばれる接合金物の多くは、基礎又は土台の上に接する底板と称する鋼板に、柱脚に挿入される挿入板と称する鋼板を溶接により組み立て、底板にあけられたボルト穴にアンカーボルトを貫入固定することにより成立している。
溶接によって形成された金物の場合、工数の増加に伴い金物の価格が上昇する。また、製品形状が立体的であることにより、在庫や流通により大きな空間を必要とする。
本考案が解決しようとする課題は、柱脚を固定するとともに、柱脚に発生する引き抜き力を基礎に確実に伝達する機構を、特殊な工具を必要としない木材加工と、溶接を用いない金属板の組み立てによる低価格の金物で提供することである。
本考案は、柱脚の荷重を土台及び基礎に伝達する接合金物を、適切に切削加工された金属板を溶接なしに組み立てることにより実現することを特徴とする。
通常時の柱には鉛直下向きの荷重が作用しており、その荷重は、基礎に緊結された土台上面に柱の下面が接することにより、面圧として土台に伝達される。この場合、土台と柱は、土台と柱に連続して挿入される主板に、柱もしくは土台と主板を貫通するドリフトピンを挿入することによって緊結される。
地震や風による水平荷重が作用する時の柱には鉛直上向きの荷重が作用する場合があり、その荷重を基礎に伝達する機構は、主板と、アンカーボルトの座金である副板を組み合わせて配置し、ナットで固定することにより実現される。
本考案の接合金物は、主板、副板、及びドリフトピンの組み合わせで構成される。主板を土台に挿入するとともに、副板を主板の欠き取り部分に嵌め合わせ、アンカーボルトにナットで固定し、土台と主板をドリフトピンで固定することにより、柱の荷重を土台及び基礎に伝達することができる。結果、溶接によって組み立てられた金物に比して、作業工数が減少することによる製造コストの低減が見込まれることにあわせて、荷姿容積が縮小することによる在庫及び流通コストの低減が見込まれ、総合的に金物価格の抑制に効果がある。
木造架構における柱と土台及び基礎の金物による接合を簡単で確実にしかも低コストで成立させるという目的を、金物の製作においては溶接に依存せず、木材の加工においては特別な技術技能を不要とすると共に市販の工具を応用することにより実現した。
図1は、接合金物における、主板Pと座金たる副板Wの加工形状と組み合わせの例を示すと共に、出隅における土台の加工内容を示したものである。主板Pには、四隅にドリフトピン挿入用の穴と、アンカーボルトをかわし座金たる副板Wを取り付けるためのT字形の切欠きが設けられる。座金たる副板Wには、アンカーボルト挿入用の穴と、主板を挟み込むための切り欠きが設けられる。土台D1と土台D2は合欠きとしアンカーボルト貫通用穴Habがあけられ、土台D2には主板Pを挿入するスリットSd、座金たる副番Wの厚み分の座掘Zd及びドリフトピン貫通用穴Hdが加工される。
図2は、土台に接合金物が取り付けられた状況を示したものである。土台D2のスリットSdに主板Pを挿入し、ドリフトピンDPにより固定すると共に、座金たる副板Wを取り付けナットNで締め付けることにより接合金物の土台への取り付けが完了する。柱に発生する引き抜き力は、主板Pから座金たる副番Wを経由してアンカーボルトABへと伝達される。
図3は、土台に固定された接合金物の状況と、柱Cの加工状況を示したものである。柱Cには、主板Pが挿入されるスリットSc、ドリフトピン貫通用の穴Hc及びアンカーボルトの頂部を挿入するための座掘Zcが加工される。
図4は、柱Cの固定方法を示したものである。柱Cを土台に固定された主板Pが柱に加工されたスリットScに挿入されるように建て込み、ドリフトピンDPを貫通させることにより、柱の固定が完了する。
図5は、接合金物を介して、基礎、土台及び柱の接合が完了した状況を示したものである。
以上に説明したとおり、本考案の接合金物は、応力伝達の機構が合理的であること、予め加工された金属板とドリフトピン又はアンカーボルトの組合せで構成されるものであり規格化が容易であること、板状のままでの在庫流通が可能であること、柱もしくは土台の加工がスリットと穴あけという特別な技能を必要としないものであることなどの利点を持つことから、木造軸組の施工に関してコストの低減が見込まれる。
本考案にかかる接合金物の組合せと土台の加工状態を示す斜視図である 土台への接合金物の取り付け状態を示した斜視図である 柱の加工状態と建て込み手順を示した斜視図である 柱の建て込み状態と固定手順を示した斜視図である 土台及び柱の接合金物を介した接合が完了した状態を示した斜視図である
符号の説明
C:柱
Sc:柱に加工された主板挿入用のスリット
Hc:柱にあけられたドリフトピン貫通用孔
Zc:柱に加工されたアンカーボルト頂部の挿入用座掘
D1、D2:土台
Sd:土台に加工された主板挿入用のスリット
Hab:土台にあけられたアンカーボルト貫通用孔
Hd:土台にあけられたドリフトピン貫通用孔
P:主板
Hp:主板に加工されたドリフトピン貫通用孔
W:座金たる副番
AB:アンカーボルト
DP:ドリフトピン
N:ナット

Claims (1)

  1. 木造軸組の土台及び基礎と柱の接合部において、柱の荷重を土台及び基礎に確実に伝達させる機構を、土台と柱に連続して挿入されドリフトピンにより固定される主板と、アンカーボルトの座金として利用され土台と主板を基礎に固定する役割を担う副板を、溶接を介することなく組み立てることにより実現することを特徴とする接合金物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0679206A (ja) * 1992-05-18 1994-03-22 Kurimoto Ltd 鋳鉄管受口の自動塗装装置

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