JP3114727U - 床面用石質板 - Google Patents

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正 吉田
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Abstract

【課題】 通行量が多い場所に設置しても摩耗しにくく、高い滑り止め効果が維持されるとともに、高級感があって美的に優れた床面を形成することができる床面用石質板を提供する。
【解決手段】 石材を平板状に成型した本体部1の表面に所定の間隔で滑止部2を設ける。この滑止部2も石材からなり、人がつまずかない程度に突出している。滑止部2は本体部1に凹部を切削し、ほぼ同形状でわずかに寸法を小さく形成した石材の小片を、上記凹部に嵌め入れ、タイルセメント等の接着剤で固着する。このような石質板は、鉄道の駅におけるプラットホームの縁、商業ビルの床面等におけるスリップ防止用に使用することができ、高級感のある床に仕上げることができる。
【選択図】 図1


Description

本願考案は、駅のプラットフォームやマンション・ホテル・商業ビル等の床面に敷設される石質板に係り、特に歩行者のスリップを有効に防止することができる床面用石質板に関するものである。
鉄道の駅のプラットフォームは、乗降する乗客のスリップを防止するために、線路に沿った縁辺に滑り止めの措置が施されたタイルが一般に用いられている。このノンスリップタイルは、例えば特許文献1に記載されているように、モルタルの板の表面にゴム材を埋め込み、その上部が板面よりわずかに突出するものとなっている。
このようなノンスリップタイルでは、上部が突出したゴム材によって乗降客のスリップを防止し、車両への乗降が安全に行われるようにするともに、プラットホーム上の歩行者が、線路上に転落することを防止している。
しかし、上記のような従来のノンスリップタイルでは、突出しているゴム材が摩耗しやすく、多数の乗降客の通行によって徐々に摩耗し、滑り止め効果が減退する。また、ゴム材は紫外線等による劣化で欠損する例も多く、欠損が生じると陥凹部に歩行者がつまずいて転倒する危険もある。
一方、マンション、ホテル、商業ビル等のエントランスや通路では、床材に高級感を有する石材が多く使用されている。しかし、石材からなる床面は、降雨時に通行者が所持する傘等からしずくが落ちることも多く、床面が濡れた状態となる。石材からなる床面が濡れた状態となると一般に滑りやすくなり、通行人が滑って転倒するおそれがある。
石材からなる床面の滑り止めには、表面を粗にしたシートを貼り付ける等の措置が行われているが美観を損ねることになる。また、摩耗しやすく維持管理に手間がかかる。
特開2003−103244号公報
本願考案は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通行量が多い場所に設置しても摩耗しにくく、高い滑り止め効果が維持されるとともに、高級感があって美的に優れた床面を形成することができる床面用石質板を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る考案は、 歩行用の路面又は床面に敷設される床面用石質板であって、 石質材からなり、平板状に形成された本体部と、 前記本体部の表面に所定の間隔で設けられ、人がつまずかない範囲で突出する滑止部とを有し、
前記滑止部は、前記本体部に凹部を切削し、ほぼ同形状でわずかに寸法を小さく形成した石質材、金属、セラミック又はガラスの小片を、前記凹部に嵌め入れて固着したものであることを特徴とする床面用石質板を提供する。
この床面用石質板では、複数の滑止部が所定間隔で突出しており、充分なすべり止め効果が得られる。したがって、駅のプラットホームの縁に沿って設けたときには、車両へ乗降しようとする者が滑ることなく、安全に乗降することができる。また、商業ビル等の床面に用いたときには、床面が濡れた場合でも通行者のスリップを有効に防止することができる。
また滑止部は石質材やセラミック等で形成されており、硬度が高く摩耗に対して充分な耐性を有している。したがって、磨耗によって滑り止め効果が低減することは少なく、長期にわたって高い滑り止め効果が維持される。
さらに、本体部は石質材から形成されており、重量感・高級感のある外観に仕上げることができる。したがって、商業ビル・ホテル等の高い美的要求にも対応することができる。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の床面用石質板において、 前記滑止部は、上面が粗面となるように仕上げられているものとする。
また、請求項3に係る考案は、請求項1に記載の床面用石質板において、 前記滑止部は石質材からなり、上面はバーナー仕上げによって粗面となっているものとする。
このような床面用石質板では、滑止部の上面が粗面となっており、スリップを抑止する効果が高く、より安全性の高い石質板とすることができる。粗面とする方法は、様々な方法を採用することができ、石質材からなる滑止部はバーナー仕上げによって粗面を簡単に形成することができる。
請求項4に記載の考案は、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の床面用石質板において、 前記滑止部は、本体部を形成する石質材と異なる色の石質材によって形成されているものとする。
この床面用石質板では、滑止部が本体部とは別個に切削・形成されたものであるため、それぞれを形成する石質材を適切に選択することにより、色彩的に良好な外観とすることができる。
以上説明したように、本願考案の床面用石質板では、本体部よりわずかに突出するように設けられた複数の滑止部によって、車両に乗降する者や歩行者のスリップが有効に防止され、雨水等で濡れているときでも、同様に高い滑り止め効果を有する。また、少なくとも本体部が石質材からなり、高級感を有する外観となって、ホテルや、商業ビル等における床材としての高い美的要求にも対応することができる。
以下、本願考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本願考案の一実施形態である床面用石質板の概略斜視図である。図2は、同じ石質板の断面図である。
この床面用石質板10は、矩形の板状となった花崗岩の本体部1に、花崗岩を棒状に切削した複数の滑止部2を埋め込んで、滑止部2の上部がわずかに突出するように固着したものである。そして、この床面用石質板10は、図3に示すように鉄道の駅におけるプラットホームの線路に沿った縁に、多数枚が配列されるものである。
上記本体部1は、花崗岩を矩形の板状となる寸法(800mm×300 mm×30 mm)に切断及び研磨したものである。そして、上面には、長さが250mm、幅が17mmの棒状に切削された花崗岩からなる滑止部2が、その長軸を本体部1の短辺方向に向けて固着されており、長辺方向へ所定の間隔(58mm)で平行に複数が配列されている。この滑止部2は、本体部1に形成された溝状の凹部3に嵌め入れ、タイルセメント4によって固着されたものであり、その上部が本体部の上面より1mmの高さで突き出ている。
上記本体部1の上面は、水磨き処理または粗磨き処理を行うことにより、平坦に仕上げられている。また、滑止部2の上面はバーナー仕上げ等により粗面となるように仕上げられており、この上を歩行する者の靴底が滑り難いようになっている。
上記本体部1を構成する花崗岩と上記滑止部2を構成する花崗岩とは、同じ色の花崗岩から切り出したものでも良いが、色の異なる花崗岩を用いてもよい。また、摩耗が生じにくい硬岩であれば、花崗岩以外の様々な石材を用いることもでき、自然石、人造石を用いることができる。
なお、滑止部には石質材以外の材料も用いることができ、金属、セラミック、ガラス等の硬質の材料を用いることができる。また、これらの複合材とすることもできる。
次に、上記床面用石質板10の製作工程を説明する。
本体部1の形状及び寸法に合わせて、花崗岩の切断、切削及び研磨を行い所定の寸法に仕上げる。上面は、粗磨き処理でも良いが、高級感が求められるときには光沢がでるように平滑に研磨することもできる。
次に、この本体部1の上面に、滑止部2を嵌め入れるための凹部3を形成する。凹部3は、滑止部2となる花崗岩の棒状石片より、わずかに大きい寸法に切削するものとし、この例では、平面形状は、長さ252mm、幅19 mmの長穴形状で、端部は半径9.5mの半円状に形成される。深さは、嵌め入れる棒状石片の高さ寸法に合わせて設定すれば良く、本体部1の上面よりの突出高さ及びこの棒状石片を本体部1に固着するためのタイルセメントの厚さを考慮して定める。この例では滑止部2となる棒状石片の高さが8mmであり、底部のタイルセメント厚を1mmとして、凹部の深さも8mmとする。
一方、滑止部2となる棒状の石片も、原材料である石材から切り出し、所定の寸法に仕上げる。表面は、バーナー仕上げ等により粗面処理を行う。また、上面の周縁は面取りを行い頂角部が欠け落ちないように処理する。そして、この滑止部2は、上記本体部1の上面に設けられた凹部に挿入し、タイルセメントを接着剤として固着する。このとき滑止部2が本体部1の上面より所定寸法が突出するように正確に高さを調整する。
上記のような床面用石質板10では、有効にスリップを防止することができ、プラットホームの縁に敷設することによって、鉄道車両へ安全に乗降することができる。
また、上記実施形態は鉄道の駅のプラットホームに用いられたものであるが、寸法・形状を適宜に調整して石材を利用した高級感のある床面に用いることができ、床面が濡れた状態となっても有効にスリップを防止することができる。
なお、上記石質板では、滑止部2が平行な筋状に設けられているが、滑止部の形状はこれに限定されるものではなく、所定の間隔で配列された円形、多角形、長円形等にすることができ、本体部から上記形状で突き出すように形成することができる。
また、上記の実施形態では、滑止部が1mmの高さに突出しているが、円形又は長円形でさらに大きく突出させ、盲人誘導用の点字ブロックとして利用することもできる。このような石質板を用いることによって、ホテルや商業ビルにおける石材からなる床面に、周囲の床面と違和感を生じることなく盲人誘導用の点字ブロックを設けることが可能となる。
本願考案の一実施形態である床面用石質板を示す斜視図である。 図1に示す床面用石質板の断面図である。 図1に示す床面用石質板を、鉄道の駅におけるプラットホームの縁に用いた状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1:本体部、 2:滑止部、 3:本体部に設けた凹部、 4:タイルセメント、
10:床面用石質板

Claims (4)

  1. 歩行用の路面又は床面に敷設される床面用石質板であって、
    石質材からなり、平板状に形成された本体部と、
    前記本体部の表面に所定の間隔で設けられ、人がつまずかない範囲で突出する滑止部とを有し、
    前記滑止部は、前記本体部に凹部を切削し、ほぼ同形状でわずかに寸法を小さく形成した石質材、金属、セラミック又はガラスの小片を、前記凹部に嵌め入れて固着したものであることを特徴とする床面用石質板。
  2. 前記滑止部は、上面が粗面となるように仕上げられていることを特徴とする請求項1に記載の床面用石質板。
  3. 前記滑止部は石質材からなり、上面はバーナー仕上げによって粗面となっていることを特徴とする請求項1に記載の床面用石質板。
  4. 前記滑止部は、本体部を形成する石質材と異なる色の石質材によって形成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の床面用石質板。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7479973B2 (ja) 2020-07-13 2024-05-09 株式会社バンザイ 車両の点検整備用のリフト装置

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