JP3114663B2 - パケット通信用基地局装置 - Google Patents

パケット通信用基地局装置

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JP3114663B2 JP09230817A JP23081797A JP3114663B2 JP 3114663 B2 JP3114663 B2 JP 3114663B2 JP 09230817 A JP09230817 A JP 09230817A JP 23081797 A JP23081797 A JP 23081797A JP 3114663 B2 JP3114663 B2 JP 3114663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パケット通信を
行うパケット通信用基地局装置に関し、特に通信中に通
信チャネルの受信機感度を測定する機能を備えたパケッ
ト通信用基地局装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の基地局装置(以下、
単に基地局という)では、送信系の故障診断方法とし
て、常時送信出力をモニタするなどの方法がとられてい
る。しかし、この方法では、基地局の受信系が故障した
場合には、移動局からの発呼がない場合と区別がつか
ず、故障検出を行うことができない。そこで、基地局に
受信感度測定用データを与え、通信チャネルの受信機感
度を測定することにより、受信系の故障を検出すること
が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受信機感度の測定方法では、運用中の基地局では受信感
度測定用データと実運用データとの識別ができないこと
から、受信機を現用システムから一旦切り離さなければ
ならなかった。この現用システムからの受信機の切り離
しの実施により、システム上、その受信機は無いものと
して動作するため、受信機感度の測定が可能となる。ま
た、従来の受信機感度の測定方法では、受信機感度を測
定する装置が大規模となり、小型基地局に適用すること
ができない。また、従来の受信機感度の測定方法では、
受信機を現用システムから切り離さなければならないの
で、受信機感度の測定を常時実施することは不可能であ
った。また、従来の受信機感度の測定方法では、1チャ
ネル構成の基地局では受信機感度を測定することができ
なかった。すなわち、1チャネル構成の基地局では、予
備のチャネルが無いため、基地局そのものを停止するこ
とになる。また、従来の受信機感度の測定方法では、受
信機感度の劣化を時系列的に細かく把握することができ
なかった。
【0004】なお、特開昭57−178441号公報に
は、基地局と無線により通信可能な試験移動局を設け、
この試験移動局より試験発呼を行うことにより、基地局
の故障検出を行う技術が記載されている。この場合、試
験移動局から受信感度測定用データを送るようにするこ
とが考えられるが、試験移動局を必要とし、システムが
大規模となってしまう。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、基地局の運
用中に受信機感度を常時測定することのできる、また小
型基地局への適用も可能で、1チャネル構成の基地局で
も受信機感度を測定することのできる、また受信機感度
の劣化を時系列に細かく把握することのできるパケット
通信用基地局装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、パケッ
ト通信中、前回のデータを受信してから今回のデータを
受信するまでの各受信待受時間を測定時間帯とし、これ
ら測定時間帯のそれぞれにおいて通信チャネルの受信機
感度を測定するようにしたものである。この発明によれ
ば、基地局において、パケット通信中に通信チャネル
の受信機感度常時測定される
【0007】第2発明(請求項2に係る発明)は、第1
発明において、受信待受時間が受信機感度測定に十分な
時間として得られない場合、その受信待受時間での測定
途中のデータを蓄積することにより、通信チャネルの受
信機感度を分割して測定するようにしたものである。こ
の発明によれば、受信待受時間が受信機感度測定に十分
な時間として得られなくても、受信機感度を測定するこ
とができる
【0008】第3発明(請求項3に係る発明)は、第1
発明および第2発明において、測定された受信機感度を
センタへ送るようにしたものである。この発明によれ
ば、センタにおいて、基地局の受信機感度を把握するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1:第1発明〕図2は本発明に係る基地局
を使用したパケット通信システムを示すシステム系統図
である。同図において、1は交換制御,監視制御,課金
等を行うセンタ、2(2−1〜2−n)はセンタ1と通
信ラインで結ばれている基地局、3(3−1〜3−m)
は移動局である。
【0010】図1は基地局2の構成を示すブロック図で
ある。基地局2は、送信制御部(TXCONT)2A
と、送信部(TX)2Bと、電力増幅部(PA)2C
と、第1の切替器2Dと、受信部(RX)2Eと、第2
の切替器2Fと、受信制御部(RXCONT)2Gと、
演算処理部2Hと、ビット列データ用オシレータ(Da
ta)2Iと、小電力送信機(tx)2Jと、高周波減
衰器(ATT)2Kと、遠隔制御部(SV)2Lとを備
えている。
【0011】センタ1からの移動局3への送信データ
は、制御線L1を通して送信制御部2Aに入り無線の信
号形式に変換され、送信部2Bで変調され、電力増幅部
2Cで増幅され、出力端子P1よりアンテナANを経由
して電波として送信される。
【0012】移動局3から送信された電波は、アンテナ
ANを介して入力端子P2より入力され、切替器2Dを
経由して受信部2Eで復調される。受信部2Eで復調さ
れたデータは、切替器2Fを経由して受信制御部2Gに
入り、制御線L2を通してセンタ1へ送られる。すなわ
ち、後述する受信機感度の測定時間帯以外は、切替器2
Dおよび2Fは図示A側への切替モードとされている。
【0013】演算処理部2Hは、送信制御部2Aおよび
受信制御部2Gからの信号に基づき、受信機感度の測定
時間帯に入ったか否かを判断し、受信機感度の測定時間
帯に入った場合、切替器2Dおよび2Fの切替モードを
図示A側からB側へ切り替える。この場合、演算処理部
2Hは、ビット列データ用オシレータ2I,小電力送信
機2Jおよび高周波減衰器2Kの動作を制御し、受信機
感度の測定を行う。高周波減衰器2Kは、演算処理部2
の判断により、高周波信号の減衰量(ATTの値)を
電子制御する。演算処理部2Hは、このときの受信機感
度の測定値を蓄積し、この蓄積した測定値を遠隔制御部
2Lを介し制御線L3を通してセンタ1へ送る。
【0014】〔データの送受信〕図3は基地局2−1と
移動局3−1,3−2との間のパケット通信のデータの
送受信タイミングを示す図である。基地局2−1は移動
局3−1に対してデータAを送信する。移動局3−1が
受信し、データAの内容を確認後、データAに含まれて
いる送信時間および移動局3−1の送信条件によってデ
ータA+1を送信する。基地局2−1は、データA+1
を受信し、そのデータA+1の内容を確認する。データ
Bに対してもデータAと同様の送受信が行われる。
【0015】〔通信チャネルの受信機感度の測定〕本実
施の形態では、基地局2−1でのデータA+1とB+1
との受信間隔T1中に、すなわち前回のデータA+1を
受信してから今回のデータB+1を受信するまでの受信
待受時間(受信感度測定可能時間)T1中に、通信チャ
ネルの受信機感度を測定する。
【0016】この通信チャネルの受信機感度の測定は演
算処理部2Hによって行われる。以下、演算処理部2H
での具体的な処理動作について、図4に示すフローチャ
ートを用いて説明する。
【0017】演算処理部2Hは移動局3からの通信デー
タを受信する時間帯にあるか否かをチェックする(ステ
ップ101)。このチェックは比較的簡単である。すな
わち、基地局2が送信する通信データ内には、今後予定
される各移動局3からの上り送信時間情報が含まれてい
る。また、基地局2が移動局3から受信する通信データ
内には、予定する受信情報のデータの時間情報が含まれ
ている。これにより、受信部2Eが移動局3からの通信
データを受信する時間帯にあるか否かを比較的簡単にチ
ェックすることができる。
【0018】今、移動局3からの通信データを受信する
時間帯にあるとする。この場合、ステップ101でのY
ESに応じてステップ114へ進み、通信データの受信
を継続する。移動局3からの通信データを受信する時間
帯でなくなると、演算処理部2Hは、切替器2Dおよび
2Fの切替モードをB側に切り替えて(ステップ10
2,103)、受信機感度の測定をスタートする(ステ
ップ104)。
【0019】この場合、ビット列データ用オシレータ2
Iをオンとし、そのオシレータ動作を開始させる。次
に、高周波減衰器2KのATTの値を初期値にセットし
(ステップ105)、受信機感度の測定を実行する(ス
テップ106)。測定した受信機感度の値は演算処理の
結果として蓄積する(ステップ107)。なお、この
際、蓄積した受信機感度の値は、遠隔制御部2Lを介し
制御線L3を通してセンタ1へ送る。
【0020】次に、高周波減衰器2KでのATTの値を
変化するか否かをチェックし(ステップ108)、「A
TTの値を変化?」のYESに応じてATTの値を変化
させながら(ステップ115)、受信機感度の測定を続
行する。そして、通信データを受信する時間帯に入れば
(ステップ109)、受信機感度の測定を中止し(ステ
ップ110)、それまでの受信機感度の演算結果を蓄積
し(ステップ111)、切替器2Dおよび2Fの切替モ
ードをA側に切り替え(ステップ112,113)、通
信データの受信を行う(ステップ114)。
【0021】このように、本実施の形態によれば、前回
のデータを受信してから今回のデータを受信するまでの
受信待受時間T1中に通信チャネルの受信機感度が測定
されるものとなり、基地局2においてパケット通信中
(基地局2の運用中)に通信チャネルの受信機感度を常
時測定することができるようになる。また、本実施の形
態によれば、大型のハードウェアが不要となり、小型基
地局にも適用可能となる。また、本実施の形態によれ
ば、受信待受時間T1毎に受信機感度が測定されるの
で、受信機感度の劣化を時系列に細かく把握することが
できるようになる。また、本実施の形態によれば、基地
局2で測定された受信機感度をセンタ1へ送るようにし
ているので、センタ1において基地局2の受信機感度を
把握することができ、より詳細な維持管理が可能とな
る。
【0022】〔実施の形態2:第2発明〕受信機感度の
測定に十分な時間をかけられない場合は、演算処理部2
Hの受信機感度蓄積機能により、受信機感度を分割して
測定することが可能である。すなわち、受信待受時間T
1が受信機感度測定に十分な時間として得られない場合
には、その受信待受時間T1での測定途中のデータを蓄
積することにより、受信機感度を分割して測定すること
が可能である。
【0023】なお、本発明は、制御チャネル方式以外の
方式として1チャネルで制御および通信を行う基地局に
も適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
第1発明によれば、パケット通信中、前回のデータを受
信してから今回のデータを受信するまでの各受信待受時
間を測定時間帯とし、これら測定時間帯のそれぞれにお
いて通信チャネルの受信機感度を測定するようにしたの
で、基地局においてパケット通信中に通信チャネルの受
信機感度を常時測定することができる。また、小型基地
局への適用も可能となり、1チャネル構成の基地局でも
受信機感度を測定することができ、また受信機感度の劣
化を時系列に細かく把握することができるようになる。
また、第2発明によれば、第1発明において、受信待受
時間が受信機感度測定に十分な時間として得られない場
合、その受信待受時間での測定途中のデータを蓄積する
ことにより、通信チャネルの受信機感度を分割して測定
するようにしたので、第1発明の効果に加え、受信待受
時間が受信機感度測定に十分な時間として得られなくて
も、受信機感度を測定することができるようになる。ま
た、第3発明によれば、測定された受信機感度をセンタ
へ送るようにしたので、センタにおいて基地局の受信機
感度を把握することができ、より詳細な維持管理が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1に示した基地局の構成を示すブロック図
である。
【図2】 本発明に係る基地局を用いてなるパケット通
信システムを示すシステム系統図である。
【図3】 基地局と移動局との間のパケット通信のデー
タの送受信タイミングを示す図である。
【図4】 基地局の演算処理部での具体的な処理動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…センタ、2(2−1〜2−n)…基地局、3(3−
1〜3−n)…移動局、2A…送信制御部(TXCON
T)、2B…送信部(TX:送信機)、2C…電力増幅
部(PA)、2D…第1の切替器、2E…受信部(R
X:受信機)、2F…第2の切替器、2G…受信制御部
(RXCONT)、2H…演算処理部、2I…ビット列
データ用オシレータ(Data)、2J…小電力送信機
(tx)、2K…高周波減衰器(ATT)、2L…遠隔
制御部(SV)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット通信を行うパケット通信用基地
    局装置において、パケット通信中、前回のデータ受信
    してから今回のデータを受信するまでの各受信待受時間
    を測定時間帯とし、これら測定時間帯のそれぞれにおい
    通信チャネルの受信機感度を測定する受信機感度測定
    手段を備えたことを特徴とするパケット通信用基地局装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記受信機感度測定
    手段は、前記受信待受時間が受信機感度測定に十分な時
    間として得られない場合、その受信待受時間での測定途
    中のデータを蓄積することにより、通信チャネルの受信
    機感度を分割して測定することを特徴とするパケット通
    信用基地局装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、測定された受
    信機感度をセンタへ送る送信手段を備えたことを特徴と
    するパケット通信用基地局装置。
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