JPH10336075A - 周波数ホッピング方式無線機 - Google Patents

周波数ホッピング方式無線機

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JPH10336075A
JPH10336075A JP9143727A JP14372797A JPH10336075A JP H10336075 A JPH10336075 A JP H10336075A JP 9143727 A JP9143727 A JP 9143727A JP 14372797 A JP14372797 A JP 14372797A JP H10336075 A JPH10336075 A JP H10336075A
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JP
Japan
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hopping
monitoring
timing
frequency
communication
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JP9143727A
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English (en)
Inventor
Masaaki Makino
将明 牧野
Hisahiro Matsushita
尚弘 松下
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】相手無線機が電波を送出した時点で自局のホッ
ピングタイミングと異なる無線機が存在することを速や
かに検出する。 【解決手段】無線通信周波数をホッピング符号に従って
順次切換えて通信する自局用通信回路11、ホッピング
周波数に相当する信号のみを受信する監視用受信回路2
0及びこの監視用受信回路が受信中の信号における無線
周波数と受信データを監視する受信信号監視手段21か
らなる監視ブロック19、この監視ブロックが監視して
いる受信周波数並びに受信データの受信タイミングが、
自局が通信に使用しているホッピング周波数のホッピン
グタイミングに一致しているか否かを判定するタイミン
グ監視回路22を備え、タイミング監視回路がホッピン
グタイミングの不一致を判定するとホッピング同期はず
れ検出信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数ホッピング
方式の無線機に関し、特に、ホッピング同期が外れた無
線機を検出し、再度同期を取り直すように動作する無線
機に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数ホッピング方式無線機において、
ホッピング同期が外れた場合、以下に示す方法でホッピ
ング同期を取り直していた。すなわち、制御局無線機か
ら一定時間間隔でビーコン信号を送信し、他の無線機
は、一定の監視時間以上ビーコン信号を受信することが
できなかった場合に、現在のホッピング・タイミングを
リセットし、ホッピング開始周波数などある特定の周波
数で待ち受ける制御を行うようになっていた。このこと
は予め決めた特定の周波数で待ち受けていれば、制御局
無線機の送信周波数がホッピング・パターンを1周する
うちにはどこかでビーコン信号を受信することができる
ので、そのときからホッピング・タイミングの再同期を
確立することができるという原理に基づいている。
【0003】これは、制御局無線機のホッピング・タイ
ミングを基準とし、他の無線機は、制御局無線機のホッ
ピング・タイミングに同期しているかどうかを個々に独
立して監視し、それぞれの無線機においてホッピング同
期のずれを検出した場合は各無線機がそれぞれ独立した
制御動作により特定周波数で制御局無線機が発するビー
コン信号を待ち受け再同期を確立する方法である。
【0004】また、別の方法としては、特開平8−18
1681号公報に示されている制御方法がある。この方
法は、図21に示す回路構成の無線機によって実現して
いる。すなわち、無線ネットワークを構成するネットワ
ーク番号と無線端末自体を認識する無線端末番号を登録
する番号登録部1と、電源投入時のネットワーク番号が
入力されて該当するパターン番号を算出するパターン番
号算出部2と、このパターン番号算出部2で算出したパ
チーン番号の結果から該当する周波数ホッピングパター
ンと初期チャネルを確定するための周波数ホッピング制
御部3と、ネットワークの周波数ホッピング制御の実行
を判断して周波数ホッピング制御部3へのチャネル設定
を制御し、かつ、データ送受信の許可などの制御を行う
無線制御部4と、電源投入時に番号登録部1からの無線
端末番号が入力され、かつ、受信状態でネットワーク番
号に基づいた周波数ホッピングパターンから同一ネット
ワークの無線端末が常時同一チャネルに存在している際
の、その自己宛のデータフレームか否かを判別する無線
端末番号確認部5と、受信時のフレーム抜け及びフレー
ムエラー発生の有無を検出して無線制御部4に通知する
受信エラーフレーム検出部6と、受信時の所定以上の電
界強度によってフレーム中のプリアンブルを検出するた
めの受信電界強度検出部7と、無線制御部4の許可制御
によってデータ送受信を行うためのデータ端末装置8
と、指示されたチャネルに設定されてその送受信を行う
無線送受信部9とで構成した無線機を使用する。
【0005】この無線機は、通常の通信状態において
は、図22の(b) に示す通常フォーマットのデータをや
りとりしている。そして、何らかの理由でホッピング同
期が取れなくなった場合、データ受信側無線機は、受信
エラーフレーム検出部6でエラーフレームとして、その
カウントを行う。このカウントが一定値を越えた場合
に、カウントアップ情報を無線制御部4に送出して、周
波数ホッピングをリセットする。このリセット動作によ
り、データ送受信を行っている無線機間双方では、無線
通信周波数が初期チャネルに設定される。そして、送信
側無線機は、図22の(a) に示す初期設定用のデータフ
レームを送信し、再度ネットワーク全体が初期チャネル
に移行し、周波数ホッピング同期を再確立する。すなわ
ち、ネットワーク番号が共通した1つのネットワークの
全無線端末が一斉に、初期チャネルの設定を実施すると
いうものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな周波数ホッピング方式の無線機においては、次に示
すような問題点があった。前記した何れの方法であって
も、相手無線局より受信すべきデータを、一定時間以上
続けて受信できないことをもって、無線機がホッピング
同期はずれの状態にあることを知るための判断条件とし
ている。従って、無線機がホッピング同期はずれを検出
するまでには、相手無線機の送信データを何回か連続し
て取り逃すことになる。すなわち、ホッピング同期はず
れを検出するまでには、長い時間を要するという問題点
やどの無線機も受信することのない不要な電波を送信し
てしまうといった問題点があった。
【0007】また、相手無線機からのデータ受信が正常
に行われないことを、ホッピング同期はずれの判断根拠
としている。このため、電波伝搬環境が悪化したために
受信データパケットが欠落している状態を、ホッピング
同期はずれと誤判定してしまうという問題点があった。
【0008】さらに、公報に記載された後者の方法にお
いては、送信側無線機と受信側無線機のホッピング同期
はずれ検出をそれぞれ独立に行っている。従って、シス
テム内の全ての無線機のタイミングを一致させるために
は、検出時間、制御時間のずれやバラツキを予め見込ん
で十分なマージンを取った再同期確立時間を設定する必
要がある。このためにシステム内の無線機台数が多くな
るほど再同期確立時間を長く設定しなければならないと
いう問題点があった。
【0009】そこで請求項1乃至8記載の発明は、相手
無線機が電波を送出した時点で自局のホッピングタイミ
ングと異なる無線機が存在することを速やかに検出で
き、また、ホッピング同期はずれ無線機の存在を受信デ
ータにより判定しているので、電波伝搬環境の悪化のた
めにホッピング同期はずれを起こしていない無線機をホ
ッピング同期はずれを起こしていると誤判定するのを極
力防止できる周波数ホッピング方式無線機を提供する。
【0010】また、請求項4乃至8記載の発明は、さら
に、ホッピング同期はずれを起こした無線機に対してホ
ッピングタイミングのずれ情報を伝送してタイミングの
ずれの回復を迅速に図ることができる周波数ホッピング
方式無線機を提供する。
【0011】また、請求項8記載の発明は、さらに、ホ
ッピング同期はずれを起こした無線機のホッピングタイ
ミングのみを修正させることで他の正常タイミングで動
作している無線機に対して影響を与えない周波数ホッピ
ング方式無線機を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
無線通信周波数を予め定められたホッピング符号に従っ
て順次切換えながら無線通信する自局用通信回路と、ホ
ッピング周波数に相当する信号のみを常時受信する監視
用受信回路及びこの監視用受信回路が受信中の受信信号
における無線周波数と受信データを常時監視する受信信
号監視手段からなる監視ブロックと、この監視ブロック
が監視している受信周波数並びに受信データの受信タイ
ミングが、自局が通信に使用しているホッピング周波数
のホッピングタイミングに一致しているか否かを判定す
るタイミング監視回路とを備え、タイミング監視回路
は、ホッピングタイミングの不一致を判定したとき、ホ
ッピング同期はずれ検出信号を出力することにある。
【0013】従って、自局用通信回路以外に、監視用受
信回路と受信信号監視回路からなる監視ブロックを持っ
ているため、たとえ自局が電波を送/受信中であって
も、自局が送/受信に使用中の無線周波数とは別の無線
周波数の電波が送出されているか否かを検出できる。そ
して、そのような電波を検出した場合には、タイミング
監視回路が検出した周波数とタイミングの関係により受
信した電波が自局のホッピングタイミングと一致してい
るかどうかを判定する。判定の結果、自局のホッピング
タイミングと異なるタイミングで電波の送信を行ってい
ることが判明したならば、ホッピング同期はずれ検出信
号を出力する。
【0014】請求項2記載の発明は、無線通信周波数を
予め定められたホッピング符号に従って順次切換えなが
ら無線通信する自局用通信回路と、ホッピング周波数に
相当する信号のみを常時受信する複数の監視用受信回路
及びこの各監視用受信回路が受信中の受信信号における
無線周波数と受信データをそれぞれ常時監視する複数の
受信信号監視手段からなる複数の監視ブロックと、この
各監視ブロックが監視している受信周波数並びに受信デ
ータの受信タイミングが、自局が通信に使用しているホ
ッピング周波数のホッピングタイミングに一致している
か否かを判定し、かつ、各監視ブロックが監視対象とす
る無線周波数が、自局が通信に使用しているホッピング
周波数のうち自局が滞留中である無線周波数以外の無線
周波数を監視するように制御するとともに各監視ブロッ
クが同時に同一の無線周波数を監視しないように制御す
るタイミング監視回路とを備え、タイミング監視回路
は、ホッピングタイミングの不一致を判定したとき、ホ
ッピング同期はずれ検出信号を出力することにある。
【0015】従って、自局用通信回路以外に、監視用受
信回路と受信信号監視回路からなる監視ブロックを持っ
ているため、たとえ自局が電波を送/受信中であって
も、自局が送/受信に使用中の無線周波数とは別の無線
周波数の電波が送出されているか否かを検出できる。ま
た、複数の監視ブロックを備え、しかも、この各監視ブ
ロックが監視している無線周波数は互いに重なることは
なく、同一時間には別の無線周波数を監視するようにタ
イミング監視回路が制御を行う。すなわち、自局が滞留
中である無線周波数以外の無線周波数に関し、同時に複
数の監視ブロックによりそれぞれ異なる周波数の電波が
使用されているかどうかを監視する。そして、異なる周
波数の電波を検出した場合には、タイミング監視回路が
検出した周波数とタイミングの関係により受信した電波
が自局のホッピングタイミングと一致しているかどうか
を判定する。判定の結果、自局のホッピングタイミング
と異なるタイミングで電波の送信を行っていることが判
明したならば、ホッピング同期はずれ検出信号を出力す
る。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の周
波数ホッピング方式無線機において、監視ブロックの個
数を自局が通信に使用するホッピング周波数の数と等し
くしたことにある。
【0017】請求項4記載の発明は、無線通信周波数を
予め定められたホッピング符号に従って順次切換えなが
ら無線通信する自局用通信回路と、ホッピング周波数に
相当する信号のみを常時受信する監視用受信回路及びこ
の監視用受信回路が受信中の受信信号における無線周波
数と受信データを常時監視する受信信号監視手段からな
る監視ブロックと、この監視ブロックが監視している受
信信号が持つホッピングタイミングT2 が、自局の通信
に使用するホッピングタイミングT1 に一致しているか
否かを判定し、このホッピングタイミングの不一致を判
定したとき、ホッピングタイミングT2 のタイミングを
検出するとともにホッピングタイミングT1 とT2 のタ
イミングずれ時間TX を検知した後、同期はずれ検出信
号を出力するタイミング監視回路とを備え、自局用通信
回路は、自局の通信タイミング及び通信コマンドの制御
を行う通信制御回路を設け、タイミング監視回路が同期
はずれ検出信号を出力すると、通信制御回路は、ホッピ
ングタイミングT1 による自局の通信を一時停止してホ
ッピングタイミングをT1 からT2 に変更した後、監視
相手局に対してずれ時間報知信号を送信してホッピング
タイミングT1 とT2 とのタイミングずれ時間TX を報
知することにある。
【0018】従って、同期はずれを起こした無線機が存
在する場合には、自局のホッピングタイミングT1 と、
同期はずれを起こした無線機のホッピングタイミングT
2 との、タイミングずれ時間TX を求める。そして、ず
れ時間TX を求めた後は、ホッピングタイミングT1 に
よる通信を一時中断してから自局のホッピングタイミン
グを同期はずれ無線機のホッピングタイミングT2 に変
更し、この同期はずれ無線機に対しずれ時間報知信号S
を送信してタイミングずれ時間TX を報知する。これに
より同期はずれ無線機は、自局がホッピング同期はずれ
を起こしていることを認識するとともに自局のホッピン
グタイミングと正しいホッピングタイミングとの間の時
間差TX を知ることになる。
【0019】請求項5記載の発明は、無線通信周波数を
予め定められたホッピング符号に従って順次切換えなが
ら無線通信する自局用通信回路と、ホッピング周波数に
相当する信号のみを常時受信する複数の監視用受信回路
及びこの各監視用受信回路が受信中の受信信号における
無線周波数と受信データをそれぞれ常時監視する複数の
受信信号監視手段からなる複数の監視ブロックと、この
各監視ブロックが監視している受信周波数並びに受信デ
ータの受信タイミングが、自局が通信に使用しているホ
ッピング周波数のホッピングタイミングに一致している
か否かを判定し、かつ、各監視ブロックが監視対象とす
る無線周波数が、自局が通信に使用しているホッピング
周波数のうち自局が滞留中である無線周波数以外の無線
周波数を監視するように制御するとともに各監視ブロッ
クが同時に同一の無線周波数を監視しないように制御す
るタイミング監視回路とを備え、自局用通信回路は、自
局の通信タイミング及び通信コマンドの制御を行う通信
制御回路を設け、タイミング監視回路は、各監視ブロッ
クが監視している受信信号が持つホッピングタイミング
T2 が、自局の通信に使用するホッピングタイミングT
1 に一致しているか否かを判定し、このホッピングタイ
ミングの不一致を判定したとき、ホッピングタイミング
T2 のタイミングを検出するとともにホッピングタイミ
ングT1 とT2 のタイミングずれ時間TX を検知した
後、同期はずれ検出信号を出力し、タイミング監視回路
が同期はずれ検出信号を出力すると、通信制御回路は、
ホッピングタイミングT1 による自局の通信を一時停止
してホッピングタイミングをT1からT2 に変更した
後、監視相手局に対してずれ時間報知信号を送信してホ
ッピングタイミングT1 とT2 とのタイミングずれ時間
TX を報知することにある。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の周
波数ホッピング方式無線機において、監視ブロックの個
数を自局が通信に使用するホッピング周波数の数と等し
くしたことにある。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項4、5又は
6記載の周波数ホッピング方式無線機において、通信制
御回路は、ずれ時間報知信号を送信すると、自局の通信
に使用する周波数ホッピングタイミングをT2 からT1
に戻すことにある。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項4、5、6
又は7記載の周波数ホッピング方式無線機において、監
視相手局の無線機にずれ時間報知信号を送信してこの無
線機に自局のホッピングタイミングをタイミングずれ時
間TX 分だけ補正させることにある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら説明する。図1において、11は自局用通
信回路、12はアンテナ、13は送信データ入力端子、
14は受信データ出力端子で、前記自局用通信回路11
は、送信回路(TX)15、受信回路(RX)16、前
記送信回路15及び受信回路16を制御する通信制御回
路17及び前記送信回路15と受信回路16とで前記ア
ンテナ12を共用する為の方向性結合素子であるデュプ
レクサ18とで構成している。前記自局用通信回路11
は、アンテナ12が信号を受信すると、その受信信号を
デュプレクサ18を介して受信回路16に取込み、通信
制御回路17が受信回路16を制御して受信信号を処理
し、受信データを受信データ出力端子14に出力する。
また、前記自局用通信回路11は、送信データ入力端子
13から送信データを入力すると、それを処理し、送信
回路15を制御して送信信号をデュプレクサ18を介し
てアンテナ12から放射するようになっている。
【0024】また、図中191 ,192 ,…19n は監
視ブロックで、この各監視ブロック191 〜19n は、
それぞれ監視用受信回路201 ,202 ,…20n と受
信信号監視手段211 ,212 ,…21n とで構成して
いる。さらに、図中22はタイミング監視回路である。
そして、前記デュプレクサ18を介してアンテナ12が
受信した信号を前記各監視用受信回路201 〜20n に
供給している。
【0025】前記各監視用受信回路201 〜20n は、
図2に示すように、RFアンプ201、バンドパス・フ
ィルタ202,203、ミキサ204、IFアンプ20
5、検波器206、ローパス・フィルタ207、2値化
回路208、RSSI(Receive Signal Strength Indi
cator )信号発生器209、局部発振器210で構成し
ている。
【0026】前記通信制御回路17は、送信回路15,
受信回路16を制御して自局が使用する無線通信周波数
を予め設定したホッピング符号に従って変化させる制御
を行うようになっている。そして、使用する無線周波数
を時間経過とともに、f1 →f2 →…→fm-1 →fm →
f1 →f2 →…と変化させるようになっている。
【0027】前記監視用受信回路201 〜20n と受信
信号監視手段211 〜21n からなる監視ブロック19
1 〜19n の個数nを通信に使用するホッピング符号に
おける無線周波数の個数m以下にしている。例えば、ホ
ッピング符号における無線周波数の個数m=5、監視ブ
ロックの個数n=1とした場合の動作を図3に基づいて
説明する。
【0028】m=5であるから、通信制御回路17は、
自局が使用する無線通信周波数をf1 →f2 →f3 →f
4 →f5 →f1 →f2 →…のようにホッピングさせる。
この制御動作に対し、タイミング監視回路は22は、受
信信号監視手段211 を介して監視用受信回路201 を
制御し、自局が通信に使用している無線周波数以外の無
線周波数において電波が送信されているか否かを監視す
る。
【0029】例えば、自局が無線周波数f1 を使用中で
ある場合には、f2 〜f5 の無線周波数を順番にサーチ
する。また、通信制御回路17が自局の通信周波数をf
2 にホッピングさせると、タイミング監視回路22の制
御動作は、監視対象無線周波数をf1 ,f3 ,f4 ,f
5 に変更し、これらの無線周波数において電波が送信さ
れているか否かの判定を行う。以下、通信制御回路17
が通信周波数をホッピングさせる毎に、タイミング監視
回路22は、監視対象無線周波数をその時点で自局が通
信に使用していない無線周波数に変更していく。図3は
この状態を示している。
【0030】受信信号監視手段211 は、タイミング監
視回路22と、監視用受信回路201 の間に介在し、監
視対象無線周波数において電波が送信されているか否か
の監視を行うとともに、監視対象無線周波数において電
波が送信されている場合には、そのデータの中味の確認
を行う。すなわち、そのとき監視対象無線周波数におい
て送出されているデータが自局と同じシステムに属する
無線機から送信されているものであるのかどうかをチェ
ックする。そして、チェックの結果、受信したデータを
読み取ることができ、しかも、それが自局と同じシステ
ムから送信されているものであることを判別できた場
合、更に、それが、自局と同一のホッピングチャネルを
使用する、同一無線グループに属する無線機であるかど
うかを判定する。同一グループに属するものではないと
判定した場合には、再び前記した一連の監視と判定動作
に戻る。また、同一グループに属するものであると判定
した場合には、その結果を前記タイミング監視回路22
に通知する。
【0031】前記タイミング監視回路22は、受信信号
監視手段211 からの通知結果を受け、この受信信号監
視手段211 がデータを受信したタイミングが自局のホ
ッピングタイミングと一致しているかどうかを確認す
る。そして、自局のホッピングタイミングと一致しない
場合のみ、ホッピング同期はずれ信号を前記通信制御回
路17に出力する。これは、本来、自局が通信中の無線
周波数で通信を行うべき無線機が、他の無線周波数で電
波を送信していることを検出したことを意味する。
【0032】次に、ホッピング符号における無線周波数
の個数m=5、監視ブロックの個数n=5とした場合の
動作を図4に基づいて説明する。すなわち、監視用受信
回路201 〜205 と受信信号監視手段211 〜215
からなる監視ブロック191〜195 を使用する。そし
て、前記各監視用受信回路201 〜205 は、それぞれ
ホッピング周波数のうちの特定の周波数のみを受信する
ように構成している。
【0033】これにより、監視用受信回路201 〜20
5 の回路構成は、図2において、局部発振器210の周
波数が固定となり、外部から局部発振器210の発振周
波数を設定するための信号線211は不要になる。ま
た、局部発振器210自体も周波数が可変できる構造に
する必要はない。従って、監視用受信回路201 〜20
5 の回路構成が簡単になる。
【0034】この場合、通信制御回路17は、自局が使
用する無線周波数をf1 →f2 →f3 →f4 →f5 →f
1 →f2 →…のようにホッピングさせる。この制御動作
に対し、タイミング監視回路22は、受信信号監視手段
211 〜215 を介して、監視用受信回路201 〜20
5 を制御し、自局が通信に使用している無線周波数以外
の無線周波数において、電波が送信されているか否かを
監視する。
【0035】ここで、監視ブロックは、当該無線機がホ
ッピングする無線周波数の個数と等しい個数が用意され
ているため、各監視ブロック191 〜195 では監視対
象無線周波数を変更しなくても、当該無線機が使用する
全無線周波数を同時に監視することができる。すなわ
ち、図4に示すように、監視用受信回路201 及び受信
信号監視手段211 からなる監視ブロック191 の監視
系統1が監視対象とする無線周波数をf1 に固定し、同
様にして、監視用受信回路202 及び受信信号監視手段
212 からなる監視ブロック192 の監視系統2の監視
対象周波数をf2に固定し、監視用受信回路203 及び
受信信号監視手段213 からなる監視ブロック193 の
監視系統3の監視対象周波数をf3 に固定し、監視用受
信回路204 及び受信信号監視手段214 からなる監視
ブロック194 の監視系統4の監視対象周波数をf4 に
固定し、監視用受信回路205 及び受信信号監視手段2
15からなる監視ブロック195 の監視系統5の監視対
象周波数をf5 に固定している。
【0036】受信信号監視手段211 〜215 は、タイ
ミング監視回路22と監視用受信回路201 〜205 の
間に介在し、それぞれ、前記した監視対象無線周波数に
おいて電波が送信されているかどうかの監視を行う。ま
た、監視対象無線周波数において電波が送信されている
場合には、そのデータの中味の確認を行う。すなわち、
それぞれの監視用受信回路201 〜205 が受信する受
信データが自局と同じシステムに属する無線機から送信
されているものであるのか否かをチェックする。そし
て、チェックの結果、受信したデータを読み取ることが
でき、しかも、それが、自局と同じシステムから送信さ
れているものであることが判別できた場合、更に、それ
が、自局と同一のホッピングチャネルを使用する、同一
無線グループに属する無線機であるかどうかを判定す
る。同一グループに属するものではないと判定した場合
には、再び前記した一連の監視と判定動作に戻る。ま
た、同一グループに属するものであると判定された場合
は、その結果を前記タイミング監視回路22に通知す
る。(この例の場合、ホッピング周波数は5波であるか
ら、各監視系統ではホッピングの1周期のうち1/5
は、自局の通信周波数が監視対象周波数と一致すること
になる。) 前記タイミング監視回路22は、受信信号監視手段21
1 〜215 からの通知結果を受け、この受信信号監視手
段211 〜215 がデータを受信したタイミングが自局
のホッピングタイミングと一致しているかどうかを確認
する。そして、自局のホッピングタイミングと一致しな
い場合にのみ、同期はずれ信号を前記通信制御回路17
に出力する。
【0037】なお、上記の監視、制御動作において、タ
イミング監視回路22は、自局がホッピングで滞留中の
無線周波数に対応する監視系統に対しては、一時的に監
視動作を休止させる制御を行ってもよい。例えば、図4
に示すタイム・スロットTs2の期間は、自局が通信のた
めに滞留している無線周波数はf2 であるから、f2を
監視する監視系統2を構成する監視ブロック191 の監
視用受信回路202 と受信信号監視手段212 の動作
を、この期間のみ一時的に休止させる制御を行ってもよ
い。
【0038】次に、ホッピング符号における無線周波数
の個数m=5、監視ブロックの個数n=2とした場合の
動作を図5に基づいて説明する。すなわち、監視用受信
回路201 ,202 と受信信号監視手段211 ,212
からなる監視ブロック191,192 を使用する。
【0039】通信制御回路17は、自局が使用する無線
周波数をf1 →f2 →f3 →f4 →f5 →f1 →f2 →
…のようにホッピングさせる。この制御動作に対し、タ
イミング監視回路は22は、受信信号監視手段211 ,
212 を介して、監視用受信回路201 ,202 を制御
し、自局が通信に使用している無線周波数以外の無線周
波数において、電波が送信されているか否かを監視す
る。
【0040】例えば、自局が無線周波数f1 を使用中で
ある場合には、f2 〜f5 の無線周波数を、受信信号監
視手段211 と監視用受信回路201 からなる監視ブロ
ック191 の監視系統1と、受信信号監視手段212 と
監視用受信回路202 からなる監視ブロック192 の監
視系統2とに分けて、それぞれの無線周波数が使用され
ているか否かを監視する。
【0041】すなわち、図5のタイム・スロットTs1の
期間のように、通信周波数がf1 のときには、監視系統
1は、無線周波数f2 ,f3 の順でそれぞれの無線周波
数において電波が送信されているか否かの監視を行う。
また、前記監視系統1の監視動作と並行して、監視系統
2は、無線周波数f4 ,f5 の順でそれぞれの無線周波
数において電波が送信されているか否かの監視を行う。
【0042】以下、時間がタイム・スロットTs2→Ts3
→Ts4→…と経過するにつれて、通信周波数がf2 →f
3 →f4 →…とホッピングしていく場合も同様に監視動
作を行う。図5に示すように、監視系統1及び監視系統
2における監視対象周波数が、自局が通信のために滞留
中の無線周波数以外の周波数で、かつ、監視系統1と監
視系統2が、同一時間に同一無線周波数を監視しないよ
うに、タイミング監視回路22は監視ブロック191 と
監視ブロック192 を制御する。
【0043】周波数のホッピング方法以外は、前述した
制御と同様の制御を行う。すなわち、タイミング監視回
路22は、前記監視ブロック191 と監視ブロック19
2 のそれぞれにおいて、監視対象無線周波数で電波が送
出されているかどうかをチェックする。また、送出され
ている場合には、そのときの受信データから、自局と同
じシステムに属し、しかも自局と同一のホッピングチャ
ネルを使用する、同一の無線グループに属する無線機
が、自局と異なるホッピングタイミングで電波を送出し
ているかどうかをチェックする。
【0044】そして、チェックの結果、自局と同じシス
テムに属し、しかも、自局と同一のホッピングチャネル
を使用する、同一の無線グループに属する無線機が、自
局のホッピングタイミングとは異なるタイミングで無線
送信を行っていることを検出した場合には、タイミング
監視回路22はホッピング同期はずれ信号を前記通信制
御回路17に出力する。
【0045】なお、監視系統1及び監視系統2の監視対
象無線周波数のホッピング順序は、図5に示したものに
限定するものではない。例えば、図6に示すように、通
信周波数がf1 のタイム・スロットTs1の期間におい
て、監視系統1は、無線周波数をf2 ,f3 ,f2 ,f
3 の順で繰り返し変化させて監視を行い、また、監視系
統1の監視動作と並行して、監視系統2は、無線周波数
をf4 ,f5 ,f4 ,f5 の順で繰り返し変化させて監
視を行ってもよい。この場合、タイム・スロットTs2以
降についても同様に滞留中の通信周波数以外の周波数で
監視対象周波数を変化させつつ制御を行うのは勿論であ
る。
【0046】また、図7に示すように、通信周波数がf
1 のタイム・スロットTs1の期間において、監視系統1
は、無線周波数をf2 ,f3 ,f2 ,f3 の順で繰り返
し変化させて監視を行い、また、監視系統1の監視動作
と並行して、監視系統2は、無線周波数をf4 ,f5 の
順で1回だけ変化させて監視を行ってもよい。この場
合、タイム・スロットTs2以降についても同様に滞留中
の通信周波数以外の周波数で監視対象周波数を変化させ
つつ制御を行うのは勿論である。
【0047】さらにまた、図8に示すように、通信周波
数がf1 のタイム・スロットTs1の期間において、監視
系統1は、無線周波数をf2 ,f3 ,f4 ,f5 の順で
変化させて監視を行い、また、監視系統1の監視動作と
並行して、監視系統2は、無線周波数をf4 ,f5 ,f
2 ,f3 の順で変化させて監視を行ってもよい。この場
合、タイム・スロットTs2以降についても同様に滞留中
の通信周波数以外の周波数で監視対象周波数を変化させ
つつ制御を行うのは勿論である。
【0048】次に、自局と同じシステムに属し、しかも
自局と同一の無線グループに属するにも関わらず、自局
のホッピング・タイミングとは異なるタイミングで送信
を行っている無線機が存在することを検出する場合の動
作について述べる。例えば、ホッピング符号における無
線周波数の個数m=5、監視ブロックの個数n=1とし
た場合の動作を図9及び図10に基づいて説明する。
【0049】図9に示すように、自局はホッピングタイ
ミングT1 で通信し、これに対し、時間TA だけ遅れた
ホッピングタイミングT2 でホッピングを行っているホ
ッピング同期はずれ無線機が存在する例で説明する。ホ
ッピング同期はずれ無線機が、時間TZ1、TZ2もしくは
TZ3の何れかのタイミングで電波を送信すると、既に説
明済みの方法と同じ方法により、ホッピング同期はずれ
を起こした無線機が存在することを検出する。
【0050】このときタイミング監視回路22は、監視
用受信回路201 及び受信信号監視手段211 から受信
データが出力されたタイミングと、通信制御回路17が
自局の無線通信周波数をホッピングするタイミングT1
との時間差を検出する。例えば、図9の時間TZ1におい
てホッピング同期はずれ無線機を検出した場合は、タイ
ム・スロットTs2の中の、f1 周波数をサーチしている
時間内に同期はずれ無線機を検出したと判断して、ずれ
時間TX1を得る。同様に、時間TZ2において検出した場
合は、ずれ時間TX2を、時間TZ3の場合は、ずれ時間T
X3を得る。
【0051】以上のように、複数のずれ時間TX1、TX
2、TX3を得ることができた場合は、そのうちの最も大
きい時間を、ホッピングタイミングT1 とT2 の間のタ
イミングずれ時間TX とする。また、同期はずれ無線機
からのデータ送出が少なく、TX1〜TX3のようなずれ時
間を1つしか得ることができなかった場合には、そのず
れ時間をTX とする。ここでは、TZ1〜TZ3の何れにお
いても、同期はずれ無線機からのデータを受信し、TX1
〜TX3の何れも検出することができた場合を例として説
明する。よって、ホッピングタイミングT1 とT2 のタ
イミングずれ時間TX は、TX =TX3として検出され
る。
【0052】タイミング監視回路22がタイミングずれ
時間TX (=TX3)を検出すると、通信制御回路17
は、タイム・スロットTs4が終了した時点で、ホッピン
グタイミングT1 によるホッピング動作を一時中断す
る。そして、同期はずれ無線機は、自局が無線周波数f
3 で送信を終了してから後も時間TX (=TX3)分だけ
遅れて無線周波数f3 で送信しているものと判断し、タ
イム・スロットTs4の終了時からさらに時間TX 分(=
TX3)だけ、無線通信周波数をf4 のまま継続する制御
を行う。このときのようすを図10のタイミングチャー
トに示す。
【0053】従って、図10に示すように、タイム・ス
ロットTs5においては、タイム・スロットの先頭部分の
TX (=TX3)間は、通信周波数を本来の無線周波数f
5 ではなく、f4 のまま継続する。そして、通信制御回
路17は、タイム・スロットTs5の先頭において、延長
した周波数f4 によるずれ時間報知信号Sを送信する。
このずれ時間報知信号Sには、タイミングずれ時間TX
(=TX3)の情報及び同期はずれ無線機のずれ時間が時
間的に進んでいるのか遅れているのかの情報を含んでい
る。なお、タイム・スロットTs5においては、タイミン
グずれ時間TX(=TX3)の経過後は、図10に示すよ
うに、再び本来の無線周波数であるf5に通信周波数を
戻す。また、タイム・スロットTs5の間は、タイミング
監視回路22による監視動作を一時的に中断する。
【0054】なお、タイム・スロットTs5において通信
周波数を一時的に変更するときの動作を図11に示すよ
うに行ってもよい。この制御の図10との違いを述べる
と、通信制御回路17は、ずれ時間報知信号Sを送出す
ると、タイミングtB まで無線周波数f4 を継続するこ
となく、タイミングtC の時点(ずれ時間報知信号送信
直後)で通信周波数を本来のホッピング周波数であるf
5 に戻す点にある。
【0055】次にホッピング符号における無線周波数の
個数m=5、監視ブロックの個数n=5とした場合の動
作を図12及び図13に基づいて説明する。図12に示
すように、自局はホッピングタイミングT1 で通信し、
これに対し、時間TA だけ遅れたホッピングタイミング
T2 でホッピングを行っているホッピング同期はずれ無
線機が存在し、このホッピング同期はずれ無線機がS
1、S2、S3のように電波を送信していると、既に説
明済みの方法と同じ方法によりホッピング同期はずれを
起こした無線機が存在することを検出する。
【0056】このときタイミング監視回路22は、監視
系統1(監視ブロック191 )〜監視系統5(監視ブロ
ック195 )から出力される情報を常時監視しているた
め、それぞれの監視系統から受信データが出力されたタ
イミングと、通信制御回路17が自局の無線通信周波数
をホッピングするタイミングT1 との時間差を検出す
る。
【0057】例えば、ホッピング同期はずれ無線機がS
1の電波を送信すると、周波数f1の監視を行っている
監視系統1がこれを検出する。そして、自局のホッピン
グタイミングでは、周波数f1 のタイミングは既に終了
していることから、ずれ時間TX11 を得る。同様に、信
号S2,S3の受信データの検出タイミングから、ずれ
時間TX21 ,TX31 を得る。
【0058】以上のように、複数のずれ時間TX11 ,T
X21 ,TX31 を得ることができた場合は、そのうちの最
も大きい時間を、ホッピングタイミングT1 とT2 の間
のタイミングずれ時間TX とする。また、同期はずれ無
線機からのデータ送出が少なく、TX11 〜TX31 のよう
なずれ時間を1つしか得ることができなかった場合に
は、そのずれ時間をTX とする。ここでは、信号S1〜
S3の3つのデータを受信し、TX11 〜TX31 の何れも
検出することができた場合を例として説明する。よっ
て、ホッピングタイミングT1 とT2 のタイミングずれ
時間TX は、TX =TX31 として検出される。
【0059】タイミング監視回路22がタイミングずれ
時間TX (=TX31 )を検出すると、通信制御回路17
は、タイム・スロットTs4が終了した時点で、ホッピン
グタイミングT1 によるホッピング動作を一時中断す
る。そして、同期はずれ無線機は、自局が無線周波数f
3 で送信を終了してから後も時間TX (=TX31 )分だ
け遅れて無線周波数f3 で送信しているものと判断し、
タイム・スロットTs4の終了時からさらに時間TX 分
(=TX31 )だけ、無線通信周波数をf4 のまま継続す
る制御を行う。このときのようすを図13のタイミング
チャートに示す。
【0060】従って、図13に示すように、タイム・ス
ロットTs5においては、タイム・スロットの先頭部分の
TX (=TX31 )間は、通信周波数を本来の無線周波数
f5ではなく、f4 のまま継続する。そして、通信制御
回路17は、タイム・スロットTs5の先頭において、延
長した周波数f4 によるずれ時間報知信号Sを送信す
る。このずれ時間報知信号Sには、タイミングずれ時間
TX (=TX31 )の情報及び同期はずれ無線機のずれ時
間が時間的に進んでいるのか遅れているのかの情報を含
んでいる。なお、タイム・スロットTs5においては、タ
イミングずれ時間TX (=TX31 )の経過後は、図13
に示すように、再び本来の無線周波数であるf5 に通信
周波数を戻す。また、タイム・スロットTs5の間は、タ
イミング監視回路22による監視動作を一時的に中断す
る。
【0061】なお、タイム・スロットTs5において通信
周波数のを一時的に変更するときの動作を図14に示す
ように行ってもよい。この制御の図13との違いを述べ
ると、通信制御回路17は、ずれ時間報知信号Sを送出
すると、タイミングtB2まで無線周波数f4 を継続する
ことなく、タイミングtC2の時点(ずれ時間報知信号送
信直後)で通信周波数を本来のホッピング周波数である
f5 に戻す点にある。
【0062】次に、監視対象無線機側のずれ時間補正動
作について述べる。監視対象無線機は、図15に示すよ
うに、アンテナ301、デュプレクサ302、RFアン
プ303、バンドパスフィルタ304,305,30
6、ミキサ307,308、IFアンプ309,31
0、検波器311、ローパス・フィルタ312、2値化
回路313、RSSI信号発生器314、局部発振器3
15,316、通信制御回路317、インターフェース
回路318、変調器319、パワーアンプ320で構成
している。
【0063】この構成において、前記RFアンプ30
3、バンドパスフィルタ304,305、ミキサ30
7、IFアンプ309、検波器311、ローパス・フィ
ルタ312、2値化回路313、RSSI信号発生器3
14及び局部発振器315は受信回路を構成し、変調器
319、IFアンプ310、ミキサ308、バンドパス
フィルタ306、パワーアンプ320及び局部発振器3
16は送信回路を構成し、デュプレクサ302及び通信
制御回路317は前述したデュプレクサ18及び通信制
御回路17と同様の回路となっている。すなわち、この
回路は、前述した自局用通信回路11と同様の構成で通
常の無線機の周知の構成である。
【0064】このような回路構成の無線機において、図
1に示す構成の無線機が図3に示すような通信周波数で
ホッピング動作するとともに監視対象周波数を変化させ
ているとすると、図16に示すように、ホッピング同期
はずれ無線機は、タイミングtC の時点で自局のホッピ
ングタイミングを変更することなく、無線周波数がf4
のときにずれ報知信号Sを受信することができる。
【0065】ずれ報知信号Sを受信したホッピング同期
ずれ無線機は、その信号内容を通信制御回路317で解
読することにより、自局のホッピングタイミングが通信
相手局のホッピングタイミングT1 に対してTX (=T
X3)だけ遅れていることを知る。
【0066】これにより、ホッピング同期はずれ無線機
の通信制御回路317は、局部発振器316の周波数設
定タイミングを変更して無線通信周波数のホッピングタ
イミングを変更する。この例の場合は、自局の方がTX
(=TX3)だけ遅れているから、f4 の次にホッピング
する無線周波数f5 に於ける滞留時間を、通常の時間T
hから、Th−TX (=Th−TX3)に変更し、通常よ
りf5 に於ける滞留時間を短くする。無線周波数f5 の
滞留時間終了後は、元のホッピング周期に戻り、時間T
h毎に、f1 →f2 →f3 →…とホッピングを行うよう
になる。
【0067】以上の制御動作により、ホッピング同期は
ずれ無線機は、ホッピングタイミングのずれを補正す
る。これらの制御の結果、図16に示すように、タイム
・スロットTs6以降は、同期はずれ無線機のホッピング
タイミングもほぼ通信周波数と一致する。原理的には、
ずれ報知信号Sを送信する無線機に於ける監視対象周波
数の監視時間間隔tHS時間以下の時間ずれが残る(図1
6においては、時間tEのずれ)。しかし、これは、監
視対象周波数の切替えを、より高速に行うことと、それ
ぞれの無線機から送出する送信データパケットの長さを
できるだけ短くすることにより、検出遅れ時間を小さく
することが可能となり、ホッピング同期ずれ時間の補正
誤差tE も小さくすることが可能となる。
【0068】ここではずれ報知信号Sを送信する無線機
の監視系統が1つの場合について述べたが、監視系統が
ホッピング周波数の個数と等しい無線機からずれ報知信
号Sを受信した場合も同様である。例えば、ずれ報知信
号Sを送信する無線機のホッピング周波数の個数m=5
で、監視系統の個数n=5のときの動作を図17に基づ
いて説明する。
【0069】ホッピング同期はずれ無線機は、タイミン
グtC2の時点で自局のホッピングタイミングを変更する
ことなく、無線周波数がf4 のときにずれ報知信号Sを
受信することができる。ずれ報知信号Sを受信したホッ
ピング同期ずれ無線機は、その信号内容を通信制御回路
317で解読することにより、自局のホッピングタイミ
ングが、通信相手局のホッピングタイミングT1 に対し
てTX (=TX31 )だけ遅れていることを知る。
【0070】これにより、ホッピング同期ずれ無線機の
通信制御回路317は、局部発振器316の周波数設定
タイミングを変更することにより、無線通信周波数のホ
ッピングタイミングを変更する。この例の場合は、自局
の方がTX (=TX31 )だけ遅れているから、f4 の次
にホッピングする無線周波数f5 に於ける滞留時間を、
通常の時間Thから、Th−TX (=Th−TX31 )に
変更し、通常よりf5に於ける滞留時間を短くする。無
線周波数f5 の滞留時間終了後は、元のホッピング周期
に戻り、時間Th毎に、f1 →f2 →f3 →…とホッピ
ングを行うようになる。
【0071】以上の制御動作により、ホッピング同期は
ずれ無線機は、ホッピングタイミングのずれを補正す
る。これらの制御の結果、図17に示すように、タイム
・スロットTs6以降は、同期はずれ無線機のホッピング
タイミングもほぼ通信周波数と一致する。なお、図に示
すように、タイミング補正動作終了後もtE2のような補
正ずれ時間が残る。しかし、この補正ずれ時間tE2は、
ホッピング同期はずれ無線機より信号S3が送出された
タイミングを検出する際に発生したものであり、図中の
tG2の値に等しい。従って、全ホッピング周波数におい
て、次の周波数にホッピングする直前に必ず自局の存在
を示すビーコン信号を送出するようにすれば、図17に
おける時間tG2を略0にでき、補正ずれ時間tE2をを非
常に小さいものにすることができる。
【0072】なお、前述した実施の形態においては、監
視系統が1つ及び5つの場合について述べたが必ずしも
これに限定するものでないのは勿論である。例えば、監
視系統が4つの場合におけるホッピング同期はすれ無線
機を検出するための無線周波数変更の例について述べ
る。
【0073】すなわち、図18に示すように、通信周波
数がf1 のタイム・スロットTs1の期間において、監視
系統1は、無線周波数をf2 ,f3 ,f4 ,f5 の順で
変化させて監視を行い、監視系統2は、監視系統1の監
視動作と並行して、無線周波数をf3 ,f4 ,f5 ,f
2 の順で変化させて監視を行い、監視系統3は、監視系
統1の監視動作と並行して、無線周波数をf4 ,f5 ,
f2 ,f3 の順で変化させて監視を行い、監視系統4
は、監視系統1の監視動作と並行して、無線周波数をf
5 ,f2 ,f3 ,f4 の順で変化させて監視を行う。ま
た、通信周波数がf2 のタイム・スロットTs2の期間に
おいて、監視系統1〜4は、それぞれ、無線周波数を、
f1 ,f3 ,f4 ,f5 の順、f3 ,f4 ,f5 ,f1
の順、f4,f5 ,f1 ,f3 の順、f5 ,f1 ,f3
,f4 の順で変化させて監視を行う。そして、タイム
・スロットTs3以降についても同様に滞留中の通信周波
数以外の周波数で監視対象周波数を変化させつつ制御を
行う。
【0074】また、図19に示すように、監視系統1
は、通信周波数がf1 のタイム・スロットTs1の期間に
おいて無線周波数をf5 にし、通信周波数がf2 〜f5
のタイム・スロットTs2〜Ts5の期間において無線周波
数をf1 にし、通信周波数がf1 のタイム・スロットT
s6の期間において無線周波数をf5 にし、これを繰り返
す。また、監視系統2は、通信周波数がf1 のタイム・
スロットTs1の期間において無線周波数をf2 にし、通
信周波数がf2 のタイム・スロットTs2の期間において
無線周波数をf5 にし、通信周波数がf3 〜f1 のタイ
ム・スロットTs3〜Ts6の期間において無線周波数をf
2 にし、これを繰り返す。また、監視系統3は、通信周
波数がf1 ,f2 のタイム・スロットTs1,Ts2の期間
において無線周波数をf3 にし、通信周波数がf3 のタ
イム・スロットTs3の期間において無線周波数をf5 に
し、通信周波数がf4 〜f1 のタイム・スロットTs4〜
Ts6の期間において無線周波数をf3 にし、これを繰り
返す。また、監視系統4は、通信周波数がf1 〜f3 の
タイム・スロットTs1〜Ts3の期間において無線周波数
をf4 にし、通信周波数がf4 のタイム・スロットTs4
の期間において無線周波数をf5 にし、通信周波数がf
5 ,f1 のタイム・スロットTs5,Ts6の期間において
無線周波数をf4 にし、これを繰り返す。このようにし
ても滞留中の通信周波数以外の周波数で監視対象周波数
を変化させつつ制御を行うことができる。
【0075】さらに、図20に示すように、監視系統1
は、通信周波数がf1 のタイム・スロットTs1の期間に
おいて無線周波数をf2 にし、通信周波数がf2 〜f5
のタイム・スロットTs2〜Ts5の期間において無線周波
数をf1 にし、通信周波数がf1 〜f4 のタイム・スロ
ットTs6〜Ts9の期間において無線周波数をf5 にし、
通信周波数がf5 〜f3 のタイム・スロットTs10 〜T
s13 の期間において無線周波数をf4 にし、通信周波数
がf4 〜のタイム・スロットTs14 〜の期間において無
線周波数をf3 にし、以降これに従った内容で監視対象
周波数を変化させる。
【0076】また、監視系統2は、通信周波数がf1 ,
f2 のタイム・スロットTs1,Ts2の期間において無線
周波数をf3 にし、通信周波数がf3 〜f1 のタイム・
スロットTs3〜Ts6の期間において無線周波数をf2 に
し、通信周波数がf2 〜f5のタイム・スロットTs7〜
Ts10 の期間において無線周波数をf1 にし、通信周波
数がf1 〜f4 のタイム・スロットTs11 〜Ts14 の期
間において無線周波数をf5 にし、通信周波数がf5 〜
のタイム・スロットTs15 〜の期間において無線周波数
をf4 にし、以降これに従った内容で監視対象周波数を
変化させる。
【0077】また、監視系統3は、通信周波数がf1 〜
f3 のタイム・スロットTs1〜Ts3の期間において無線
周波数をf4 にし、通信周波数がf4 〜f2 のタイム・
スロットTs4〜Ts7の期間において無線周波数をf3 に
し、通信周波数がf3 〜f1のタイム・スロットTs8〜
Ts11 の期間において無線周波数をf2 にし、通信周波
数がf2 〜f5 のタイム・スロットTs12 〜Ts15 の期
間において無線周波数をf1 にし、以降これに従った内
容で監視対象周波数を変化させる。
【0078】また、監視系統4は、通信周波数がf1 〜
f4 のタイム・スロットTs1〜Ts4の期間において無線
周波数をf5 にし、通信周波数がf5 〜f3 のタイム・
スロットTs5〜Ts8の期間において無線周波数をf4 に
し、通信周波数がf4 〜f2のタイム・スロットTs9〜
Ts12 の期間において無線周波数をf3 にし、通信周波
数がf3 〜のタイム・スロットTs13 〜の期間において
無線周波数をf2 にし、以降これに従った内容で監視対
象周波数を変化させる。このようにしても滞留中の通信
周波数以外の周波数で監視対象周波数を変化させつつ制
御を行うことができる。
【0079】
【発明の効果】以上、請求項1乃至8記載の発明によれ
ば、相手無線機が電波を送出した時点で自局のホッピン
グタイミングと異なる無線機が存在することを検出でき
る。従って、自局周辺にホッピング同期はずれを起こし
た無線機が存在することを速やかに検出できる。また、
ホッピング同期はずれ無線機の存在を受信データにより
判定しているので、電波伝搬環境の悪化のためにホッピ
ング同期はずれを起こしていない無線機をホッピング同
期はずれを起こしていると誤判定するのを極力防止でき
る。従って、電波伝搬環境が劣悪な環境下においても、
不要なホッピング同期の再同期動作を繰り返すことはな
く、比較的安定した動作が得られる。
【0080】また、請求項4乃至8記載の発明によれ
ば、さらに、ホッピング同期はずれを起こした無線機に
対してホッピングタイミングのずれ情報を伝送してタイ
ミングのずれの回復を迅速に図ることができる。従っ
て、ホッピング同期はずれを起こした無線機が、どの無
線機も受信することのない不要な電波を長時間に渡って
送信し続けることはない。
【0081】また、請求項8記載の発明によれば、さら
に、ホッピング同期はずれを起こした無線機のホッピン
グタイミングのみを修正させることで他の正常タイミン
グで動作している無線機に対して影響を与えない。従っ
て、システム内の無線機が多くなっても、再同期確立の
ために特別大きなマージンを取る必要はなく、無線機台
数によって再同期確立のためのマージン時間を多く見積
もる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路ブロック図。
【図2】図1における監視用受信回路の構成を示すブロ
ック図。
【図3】同実施の形態において監視系統を1系統とした
場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピング
の一例を示すタイミングチャート。
【図4】同実施の形態において監視系統を5系統とした
場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピング
の一例を示すタイミングチャート。
【図5】同実施の形態において監視系統を2系統とした
場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピング
の一例を示すタイミングチャート。
【図6】同実施の形態において監視系統を2系統とした
場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピング
の他の例を示すタイミングチャート。
【図7】同実施の形態において監視系統を2系統とした
場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピング
の他の例を示すタイミングチャート。
【図8】同実施の形態において監視系統を2系統とした
場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピング
の他の例を示すタイミングチャート。
【図9】同実施の形態において監視系統が1系統のとき
の自局のホッピングタイミングとは異なるタイミングで
送信を行っている無線機の存在を検出する一動作例を示
すタイミングチャート。
【図10】同実施の形態において監視系統が1系統のと
きの自局のホッピングタイミングとは異なるタイミング
で送信を行っている無線機の存在を検出する一動作例を
示すタイミングチャート。
【図11】同実施の形態において監視系統が1系統のと
きの自局のホッピングタイミングとは異なるタイミング
で送信を行っている無線機の存在を検出する他の動作例
を示すタイミングチャート。
【図12】同実施の形態において監視系統が5系統のと
きの自局のホッピングタイミングとは異なるタイミング
で送信を行っている無線機の存在を検出する一動作例を
示すタイミングチャート。
【図13】同実施の形態において監視系統が5系統のと
きの自局のホッピングタイミングとは異なるタイミング
で送信を行っている無線機の存在を検出する一動作例を
示すタイミングチャート。
【図14】同実施の形態において監視系統が5系統のと
きの自局のホッピングタイミングとは異なるタイミング
で送信を行っている無線機の存在を検出する他の動作例
を示すタイミングチャート。
【図15】同実施の形態においてずれ報知信号を受信す
るホッピング同期はずれ無線機の回路構成を示すブロッ
ク図。
【図16】同実施の形態において監視系統を1系統とし
たときのずれ報知信号を送信する側の無線機とずれ報知
信号を受信する側の無線機の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【図17】同実施の形態において監視系統を5系統とし
たときのずれ報知信号を送信する側の無線機とずれ報知
信号を受信する側の無線機の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【図18】同実施の形態において監視系統を4系統とし
た場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピン
グの一例を示すタイミングチャート。
【図19】同実施の形態において監視系統を4系統とし
た場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピン
グの他の例を示すタイミングチャート。
【図20】同実施の形態において監視系統を4系統とし
た場合の通信周波数と監視対象周波数の周波数ホッピン
グの他の例を示すタイミングチャート。
【図21】従来例を示す回路ブロック図。
【図22】同従来例において使用するデータパケットの
構成を示す図。
【符号の説明】
11…自局用通信回路 17…通信制御回路 191 〜19n …監視ブロック 201 〜20n …監視用受信回路 211 〜21n …受信信号監視手段 22…タイミング監視回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信周波数を予め定められたホッピ
    ング符号に従って順次切換えながら無線通信する自局用
    通信回路と、ホッピング周波数に相当する信号のみを常
    時受信する監視用受信回路及びこの監視用受信回路が受
    信中の受信信号における無線周波数と受信データを常時
    監視する受信信号監視手段からなる監視ブロックと、こ
    の監視ブロックが監視している受信周波数並びに受信デ
    ータの受信タイミングが、自局が通信に使用しているホ
    ッピング周波数のホッピングタイミングに一致している
    か否かを判定するタイミング監視回路とを備え、 前記タイミング監視回路は、ホッピングタイミングの不
    一致を判定したとき、ホッピング同期はずれ検出信号を
    出力することを特徴とする周波数ホッピング方式無線
    機。
  2. 【請求項2】 無線通信周波数を予め定められたホッピ
    ング符号に従って順次切換えながら無線通信する自局用
    通信回路と、ホッピング周波数に相当する信号のみを常
    時受信する複数の監視用受信回路及びこの各監視用受信
    回路が受信中の受信信号における無線周波数と受信デー
    タをそれぞれ常時監視する複数の受信信号監視手段から
    なる複数の監視ブロックと、この各監視ブロックが監視
    している受信周波数並びに受信データの受信タイミング
    が、自局が通信に使用しているホッピング周波数のホッ
    ピングタイミングに一致しているか否かを判定し、か
    つ、前記各監視ブロックが監視対象とする無線周波数
    が、自局が通信に使用しているホッピング周波数のうち
    自局が滞留中である無線周波数以外の無線周波数を監視
    するように制御するとともに前記各監視ブロックが同時
    に同一の無線周波数を監視しないように制御するタイミ
    ング監視回路とを備え、 前記タイミング監視回路は、ホッピングタイミングの不
    一致を判定したとき、ホッピング同期はずれ検出信号を
    出力することを特徴とする周波数ホッピング方式無線
    機。
  3. 【請求項3】 監視ブロックの個数を自局が通信に使用
    するホッピング周波数の数と等しくしたことを特徴とす
    る請求項2記載の周波数ホッピング方式無線機。
  4. 【請求項4】 無線通信周波数を予め定められたホッピ
    ング符号に従って順次切換えながら無線通信する自局用
    通信回路と、ホッピング周波数に相当する信号のみを常
    時受信する監視用受信回路及びこの監視用受信回路が受
    信中の受信信号における無線周波数と受信データを常時
    監視する受信信号監視手段からなる監視ブロックと、こ
    の監視ブロックが監視している受信信号が持つホッピン
    グタイミングT2 が、自局の通信に使用するホッピング
    タイミングT1 に一致しているか否かを判定し、このホ
    ッピングタイミングの不一致を判定したとき、前記ホッ
    ピングタイミングT2 のタイミングを検出するとともに
    前記ホッピングタイミングT1 とT2 のタイミングずれ
    時間TX を検知した後、同期はずれ検出信号を出力する
    タイミング監視回路とを備え、 前記自局用通信回路は、自局の通信タイミング及び通信
    コマンドの制御を行う通信制御回路を設け、 前記タイミング監視回路が同期はずれ検出信号を出力す
    ると、前記通信制御回路は、前記ホッピングタイミング
    T1 による自局の通信を一時停止してホッピングタイミ
    ングをT1 からT2 に変更した後、監視相手局に対して
    ずれ時間報知信号を送信してホッピングタイミングT1
    とT2 とのタイミングずれ時間TX を報知することを特
    徴とする周波数ホッピング方式無線機。
  5. 【請求項5】 無線通信周波数を予め定められたホッピ
    ング符号に従って順次切換えながら無線通信する自局用
    通信回路と、ホッピング周波数に相当する信号のみを常
    時受信する複数の監視用受信回路及びこの各監視用受信
    回路が受信中の受信信号における無線周波数と受信デー
    タをそれぞれ常時監視する複数の受信信号監視手段から
    なる複数の監視ブロックと、この各監視ブロックが監視
    している受信周波数並びに受信データの受信タイミング
    が、自局が通信に使用しているホッピング周波数のホッ
    ピングタイミングに一致しているか否かを判定し、か
    つ、前記各監視ブロックが監視対象とする無線周波数
    が、自局が通信に使用しているホッピング周波数のうち
    自局が滞留中である無線周波数以外の無線周波数を監視
    するように制御するとともに前記各監視ブロックが同時
    に同一の無線周波数を監視しないように制御するタイミ
    ング監視回路とを備え、 前記自局用通信回路は、自局の通信タイミング及び通信
    コマンドの制御を行う通信制御回路を設け、 前記タイミング監視回路は、前記各監視ブロックが監視
    している受信信号が持つホッピングタイミングT2 が、
    自局の通信に使用するホッピングタイミングT1 に一致
    しているか否かを判定し、このホッピングタイミングの
    不一致を判定したとき、前記ホッピングタイミングT2
    のタイミングを検出するとともに前記ホッピングタイミ
    ングT1 とT2 のタイミングずれ時間TX を検知した
    後、同期はずれ検出信号を出力し、 前記タイミング監視回路が同期はずれ検出信号を出力す
    ると、前記通信制御回路は、前記ホッピングタイミング
    T1 による自局の通信を一時停止してホッピングタイミ
    ングをT1 からT2 に変更した後、監視相手局に対して
    ずれ時間報知信号を送信してホッピングタイミングT1
    とT2 とのタイミングずれ時間TX を報知することを特
    徴とする周波数ホッピング方式無線機。
  6. 【請求項6】 監視ブロックの個数を自局が通信に使用
    するホッピング周波数の数と等しくしたことを特徴とす
    る請求項5記載の周波数ホッピング方式無線機。
  7. 【請求項7】 通信制御回路は、ずれ時間報知信号を送
    信すると、自局の通信に使用する周波数ホッピングタイ
    ミングをT2 からT1 に戻すことを特徴とする請求項
    4、5又は6記載の周波数ホッピング方式無線機。
  8. 【請求項8】 監視相手局の無線機にずれ時間報知信号
    を送信してこの無線機に自局のホッピングタイミングを
    タイミングずれ時間TX 分だけ補正させることを特徴と
    する請求項4、5、6又は7記載の周波数ホッピング方
    式無線機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003069454A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd スペクトラム拡散無線通信装置
JP2008536564A (ja) * 2005-04-15 2008-09-11 アイビー バイオメディカル システムズ, インコーポレイテッド 無線患者モニタリングシステム
US8480577B2 (en) 2005-04-15 2013-07-09 Ivy Biomedical Systems, Inc. Wireless patient monitoring system

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JP2008536564A (ja) * 2005-04-15 2008-09-11 アイビー バイオメディカル システムズ, インコーポレイテッド 無線患者モニタリングシステム
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