JP2002247019A - フレーム同期制御方式 - Google Patents

フレーム同期制御方式

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JP2002247019A
JP2002247019A JP2001035627A JP2001035627A JP2002247019A JP 2002247019 A JP2002247019 A JP 2002247019A JP 2001035627 A JP2001035627 A JP 2001035627A JP 2001035627 A JP2001035627 A JP 2001035627A JP 2002247019 A JP2002247019 A JP 2002247019A
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clock signal
data
transmission
reception
counter
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JP2001035627A
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Katsuji Suzuki
勝二 鈴木
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TMDA/TDD通信方式による基地局と各
移動局との間で、少ない負担で、簡単な制御調整によっ
て送受信データの同期を取ることが可能なフレーム同期
制御方式を提供する。 【解決手段】 基地局と複数の移動局との間でTMDA
/TDD通信方式によるデータ送受信を行う際のフレー
ム同期制御方式であって、移動局は、同期クロック信号
発生部4S及びカウンタ6Sを有し、同期クロック信号
発生部4Sは、基地局の送信データから検出したフレー
ム同期信号の供給によって初期化される同期クロック信
号を発生し、カウンタ6Sは、検出されたフレーム同期
信号の供給によりリセットされるとともに同期クロック
信号をカウントするもので、受信データの受信タイミン
グ及び送信データの送信タイミング信号がカウンタ6S
のカウント値で設定され、データ送受信を同期クロック
信号に基づいて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム同期制御
方式に係り、特に、基地局(マスタ局)と複数の移動局
(スレーブ局)との間で時分割多元接続/時分割二重
(TDMA/TDD)通信方式によりデータ送受信を行
う場合、各送受信データの伝送タイミングが規定タイミ
ングに合致するように、基地局の受信データ及び移動局
の送信及び受信データの各送受信タイミングを設定した
フレーム同期制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゲーム機等の遊技機器において
は、遊技機器本体に内蔵された時分割データ送受信機
(以下、これをマスタ送受信機という)と、1人以上の
操作者が個別に手にする複数のパッドワイヤレスコント
ローラに内蔵された時分割データ送受信機(以下、これ
らをスレーブ送受信機という)との間で、無線信号を用
いた時分割多元接続/時分割二重(TDMA/TDD)
通信方式によるデータの送受信が行われ、パッドワイヤ
レスコントローラの操作によって遊技機器本体の動作が
適宜制御されるものである。
【0003】ところで、このような時分割多元接続/時
分割二重通信方式に用いられるマスタ送受信機及びスレ
ーブ送受信機は、そぞれ、送受信切替部と、高周波信号
の送受信を行う高周波信号送受信部と、高周波信号とベ
ースバンド信号との周波数変換を行う変復調部と、ベー
スバンド信号を処理するベースバンド信号処理部と、操
作者による入力操作が行われる操作部と、これらを統括
制御する制御部とを備るもので、この他に、マスタ送受
信機は、マスタ送受信機側の同期クロック信号を形成す
るシステムクロック信号発生器を備えている。
【0004】図4は、この種の既知のマスタ送受信機及
びスレーブ送受信機の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0005】図4に示されるように、マスタ送受信機及
びスレーブ送受信機20は、アンテナ21と、切替スイ
ッチからなる送受信切替部22と、高周波信号(RF)
送信部231 及び高周波信号(RF)受信部232 を有
する高周波信号(RF)送受信部23と、ベースバンド
信号を高周波信号に変換する変調回路部(MOD)24
1 及び高周波信号をベースバンド信号に変換する復調回
路部(DEM)242を有する変復調部(MODEM)
24と、ベースバンド信号を処理するベースバンド信号
処理部25と、操作部26と、マイクロコンピュータ等
からなる制御部(CPU)27とからなり、マスタ送受
信機20は、この他に、点線で図示されたシステムクロ
ック(CLK)発生器28を備えている。
【0006】そして、送受信切替部22は、共通端がア
ンテナ21に接続され、一方の選択端が高周波信号送信
部231 の出力端に接続され、他方の選択端が高周波信
号受信部232 の入力端に接続され、制御端が制御部2
7に接続される。変調回路部241 は、入力端がベース
バンド信号処理部25の出力端に接続され、出力端が高
周波信号送信部231 の入力端に接続される。復調回路
部242 は、入力端が高周波信号受信部232 の出力端
に接続され、出力端がベースバンド信号処理部25の入
力端に接続される。ベースバンド信号処理部25は、操
作部26の出力端に接続されるとともに、制御部27に
接続される。操作部26は、制御部27に接続される。
なお、マスタ送受信機20においては、システムクロッ
ク発生器28がベースバンド信号処理部25に接続され
ている。
【0007】次に、図5は、図4に図示されたマスタ送
受信機及びスレーブ送受信機20との間で送受信データ
の送受信が実行される際の送受信タイミングの一例を示
す説明図である。
【0008】図5において、Txはマスタまたはスレー
ブ送受信機20から送信される送信データであり、Rx
はマスタまたはスレーブ送受信機20で受信される受信
データである。
【0009】前記構成による時分割データ送受信機20
の動作の概要を図4及び図5を用いて説明する。なお、
説明の便宜上、この時分割データ送受信機20はスレー
ブ送受信機20であるものとする。
【0010】スレーブ送受信機20とマスタ送受信機2
0との間のデータ送受信は、図5に示されるように、送
信データTxの送信タイミングと受信データRxの受信
タイミングとが時分割的に交互にくるように設定されて
いる。
【0011】そして、スレーブ送受信機20は、データ
の送信タイミングになると、制御部27がベースバンド
信号処理部25に送信データの形成を指令し、送受信切
替部22を高周波信号送信部231 側に切替える。この
とき、ベースバンド信号処理部25は、送信すべきデー
タに、リアンブルコード、IDコード、CRCコード等
を付加したデータパケットを構成し、そのデータパケッ
トを変調回路部241に供給する。変調回路部24
1 は、供給されたデータパケットを変調して送信用高周
波信号に変換し、高周波信号送信部231 に供給する。
高周波信号送信部231 は、供給された送信用高周波信
号を送信レベルになるように電力増幅し、既に切替られ
ている送受信切替部22を通してアンテナ21に供給
し、無線信号をマスタ送受信機20に送信する。この送
信データの送信は、図5に図示の送信タイミング内で行
われる。
【0012】一方、スレーブ送受信機20は、データの
受信タイミングになると、制御部27がベースバンド信
号処理部25に受信データの処理を指令し、送受信切替
部22を高周波信号受信部232 側に切替える。このと
き、マスタ送受信機20が送信した受信データを含む無
線信号がアンテナ21に到来すると、高周波信号受信部
232 は、アンテナ21から既に切替られている送受信
切替部22を通して受信用高周波信号として受領し、そ
の受信用高周波信号を所定レベルに増幅して復調回路部
242 に供給する。復調回路部242 は、供給された受
信用高周波信号を復調してベースバンド信号に変換し、
データパケットを形成する。このデータパケットは、ベ
ースバンド信号処理部25に供給され、ベースバンド信
号処理部25で正規の受信データRxであるか否かのチ
ェック等の処理が行われた後、データが抽出され、その
データが制御部27に供給される。
【0013】この後、スレーブ送受信機20は、データ
の送信タイミングになると、再び前述の送信タイミング
のときに行ったのと同じ処理を実行し、その後も、デー
タの受信、データの送信を繰り返し実行する。
【0014】また、マスタ送受信機20においても、ス
レーブ送受信機20で実行される処理とほぼ同じ処理が
実行される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の時分割多元
接続/時分割二重通信方式は、マスタ送受信機20と各
スレーブ送受信機20との間で正常な送受信を行うため
に、マスタ送受信機20と各スレーブ送受信機20との
間で送受信データの同期を取る必要がある。すなわち、
マスタ送受信機20と各スレーブ送受信機20は、交互
に到来する送信タイミング及び受信タイミングに合うよ
うに、送信する送信データを形成するとともに受信する
受信データを抽出しているもので、マスタ送受信機20
と各スレーブ送受信機20の各送受信タイミングのいず
れか一方または双方がずれてしまうと、正常にデータの
送受信を行うことができないことから、マスタ送受信機
20と各スレーブ送受信機20の間で送受信される送受
信データをフレーム同期させる必要がある。
【0016】この場合、前記既知の時分割多元接続/時
分割二重通信方式は、マスタ送受信機20が基準クロッ
ク信号を形成していることから、各スレーブ送受信機2
0の送受信データの発生タイミングを、その基準クロッ
ク信号に同期して形成されるマスタ送受信機20側の送
受信データの発生タイミングに同期するように設定して
いる。ところが、各スレーブ送受信機20の送受信デー
タの発生タイミングを、マスタ送受信機20側の送受信
データの発生タイミングに同期するように設定したとし
ても、マスタ送受信機20と常時移動している各スレー
ブ送受信機20との距離の変動や、マスタ送受信機20
と各スレーブ送受信機20の特性のバラツキによる内部
データ遅延のバラツキ等の要因によって、マスタ送受信
機20及び/または各スレーブ送受信機20において、
受信データの各データビットを安定状態でサンプリング
することができず、受信したデータを正常に再生するこ
とができないことがあった。
【0017】このような事態を回避するため、時分割多
元接続/時分割二重通信方式においては、マスタ送受信
機が、各スレーブ送受信機から受信したデータが同期ク
ロック信号からの時間的な変移を生じていた場合、その
スレーブ送受信機に対して同期クロック信号のクロック
数で時間的な変移の発生を通知し、通知を受けたスレー
ブ送受信機がその通知指令に基づいて送信データの送信
タイミングを制御調整する手段を備えた時分割多元接続
/時分割二重通信方式が既に提案されている。
【0018】かかる手段を備えた時分割多元接続/時分
割二重通信方式によれば、一応、マスタ送受信機と各ス
レーブ送受信機との間の送受信データの同期を達成する
ことができるが、マスタ送受信機が通知指令を形成し、
形成した通知指令を対応するスレーブ送受信機に送信し
たり、その通知指令を受けたスレーブ送受信機が送信デ
ータの送信タイミングをその指令内容に合致するように
制御調整したりする等の必要があり、全体的に見て、双
方の送受信機に負担が掛かり、しかも、その制御調整は
必ずしも簡単なものでない。
【0019】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、時分割多元接続/時分割
二重通信方式による基地局と各移動局との間で、少ない
負担で、簡単な制御調整によって送受信データの同期を
取ることが可能なフレーム同期制御方式を提供すること
にある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、基地局と複数の移動局との間で時分割多
元接続/時分割二重通信方式によるデータ送受信を行う
際のフレーム同期制御方式であって、移動局は、同期ク
ロック信号発生部及びカウンタを有し、同期クロック信
号発生部は、基地局の送信データから検出したフレーム
同期信号の供給によって初期化される同期クロック信号
を発生し、カウンタは、検出されたフレーム同期信号の
供給によってリセットされるとともに同期クロック信号
をカウントするもので、受信データの受信タイミング及
び送信データの送信タイミング信号がカウンタのカウン
ト値によって設定され、データ送受信を同期クロック信
号に基づいて行う第1の手段を備える。
【0021】前記第1の手段によれば、移動局において
は、同期クロック信号発生部及びカウンタを具備し、同
期クロック信号発生部が基地局の送信データから検出し
たフレーム同期信号の供給によりリセットされ、この同
期クロック信号発生部から発生する同期クロック信号が
基地局側のフレーム同期信号に同期するようになり、カ
ウンタが同期クロック信号のカウント値により受信デー
タの受信タイミング及び送信データの送信タイミング信
号が設定されるので、負担が少なく、しかも、簡単な制
御調整によって、基地局側との間で送受信データの送受
信タイミングを取ることができる。
【0022】また、前記目的を達成するために、本発明
は、基地局と複数の移動局との間で時分割多元接続/時
分割二重通信方式によるデータ送受信を行う際のフレー
ム同期制御方式であって、基地局は、基準クロック信号
発生部と同期クロック信号発生部とカウンタとを有し、
基準クロック発生部は、固定周期の基準クロック信号を
発生し、同期クロック信号発生部は、移動局の送信デー
タから検出したフレーム同期信号の供給によって初期化
される同期クロック信号を発生し、カウンタは、基準ク
ロック信号をカウントするとともに、そのカウント値が
予め決められた値になるとリセットされるもので、受信
データの受信タイミング及び送信データの送信タイミン
グがカウンタのカウント値によって設定され、データ送
信を基準クロック信号に基づいて行い、データ受信を同
期クロック信号に基づいて行う第2の手段を備える。
【0023】前記第2の手段によれば、基地局において
は、基準クロック信号発生部の他に、同期クロック信号
発生部及びカウンタを具備し、同期クロック信号発生部
が移動局の送信データから検出したフレーム同期信号の
供給により初期化され、同期クロック信号発生部から発
生する同期クロック信号が移動局側のフレーム同期信号
に同期するようになり、カウンタが基準クロック信号の
カウント値により受信データの受信タイミング及び送信
データの送信タイミングを設定し、データ送信を基準ク
ロック信号に基づいて行い、データ受信を同期クロック
信号に基づいて行っているので、負担が少なく、しか
も、簡単な制御調整によって、移動局側との送受信デー
タの送受信タイミングを取ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明によるフレーム同期制御方
式の一つの実施の形態を示すもので、基地局(マスタ
局)におけるベースバンド信号処理部及びシステムクロ
ック信号発生部の要部構成を示すブロック図であり、ベ
ースバンド信号処理部及びシステムクロック信号発生部
以外の図示されていない構成部分は、図4に図示された
同構成部分と同じ構成になっている。
【0026】図1に示されるように、マスタ局側は、ベ
ースバンド信号処理部1Mとシステムクロック信号(C
LK)発生部8Mとからなり、ベースバンド信号処理部
1Mは、送信データ形成部2Mと、受信データ形成部3
Mと、フレーム同期信号(ユニークワード)検出部4M
と、同期クロック信号(CLK)発生部5Mと、カウン
タ6Mと、基準クロック信号(CLK)発生部7Mを備
えている。
【0027】そして、送信データ形成部2Mは、入力端
が図示されない制御部(CPU)に接続され、出力端が
図示されない変調回路部(MOD)に接続される。受信
データ形成部3Mは、入力端が図示されない復調回路部
(DEM)に接続され、出力端が図示されない制御部
(CPU)に接続される。フレーム同期信号検出部4M
は、入力端が図示されない復調回路部(DEM)に接続
され、出力端が同期クロック信号発生部5Mのリセット
端に接続される。同期クロック信号発生部5Mは、入力
端がシステムクロック信号発生部8Mの出力端に接続さ
れ、出力端が受信データ形成部3Mの入力端に接続され
る。カウンタ6Mは、制御端が基準クロック信号発生部
7Mの出力端に接続され、出力端が送信データ形成部2
M及び受信データ形成部3Mの制御端にそれぞれ接続さ
れる。基準クロック信号発生部7Mは、入力端がシステ
ムクロック信号発生部8Mの出力端に接続され、出力端
が送信データ形成部2Mの制御端及びカウンタ6Mの入
力端にそれぞれ接続される。
【0028】次に、図2は、同じく本発明によるフレー
ム同期制御方式の一つの実施の形態を示すもので、移動
局(スレーブ局)におけるベースバンド信号処理部の要
部構成を示すブロック図であり、ベースバンド信号処理
部以外の図示されていない構成部分は、図4に図示され
た同構成部分と同じ構成になっている。
【0029】図2に示されるように、スレーブ局側は、
ベースバンド信号処理部1Sが、送信データ形成部2S
と、受信データ形成部3Sと、フレーム同期信号(ユニ
ークワード)検出部4Sと、同期クロック信号(CL
K)発生部5Sと、カウンタ6Sを備えている。
【0030】そして、送信データ形成部2Sは、入力端
が図示されない制御部(CPU)に接続され、出力端が
図示されない変調回路部(MOD)に接続される。受信
データ形成部3Sは、入力端が図示されない復調回路部
(DEM)に接続され、出力端が図示されない制御部
(CPU)に接続される。フレーム同期信号検出部4S
は、入力端が図示されない復調回路部(DEM)に接続
され、出力端が同期クロック信号発生部5Sのリセット
端とカウンタ6Sのリセット端にそれぞれ接続される。
同期クロック信号発生部5Mは、出力端がカウンタ6M
の入力端と送信データ形成部2M及び受信データ形成部
3Mの各制御端にそれぞれ接続される。カウンタ6S
は、出力端が送信データ形成部2S及び受信データ形成
部3Sの制御端にそれぞれ接続される。
【0031】次いで、図3は、図1に図示されたベース
バンド信号処理部1M及び図2に図示されたベースバン
ド信号処理部1Sの動作時における各部のデータ状態等
の一例を示す波形図である。
【0032】図3において、上側4段の波形はベースバ
ンド信号処理部1Mで実行されるものであり、下側3段
の波形はベースバンド信号処理部1Sで実行されるもの
である。この場合、上側4段は、1段目が送信タイミン
グ時に送信される送信データTx及び受信タイミング時
に受信される受信データであって、それぞれフレーム同
期信号(FS)を含むものであり、2段目がカウンタ6
Mのカウント値であり、3段目が基準クロック信号(C
LK)であり、4段目が同期クロック信号(CLK)で
ある。また、下側の3段は、1段目が送信タイミング時
に送信される送信データTx及び受信タイミング時に受
信される受信データであって、それぞれフレーム同期信
号(FS)を含むものであり、2段目がカウンタ6Sの
カウント値であり、3段目が同期クロック信号(CL
K)である。
【0033】ここで、前記構成によるマスタ送受信機の
ベースバンド信号処理部1M及びスレーブ送受信機のベ
ースバンド信号処理部1Sの動作を、図1乃至図3を用
して説明する。なお、ベースバンド信号処理部1M、1
Sを除いた構成部分の動作は、図4に図示された同構成
部分の動作と殆んど同じであるので、これらの構成部分
の動作の説明は、省略する。
【0034】始めに、ベースバンド信号処理部1Mの動
作について述べる。基準クロック信号発生部7Mは、シ
ステムクロック信号発生部8Mから供給される固定周期
のシステムクロック信号を分周し、図3の上側の3段目
に示すような基準クロック信号を発生し、この基準クロ
ック信号を送信データ形成部2Mとカウンタ6Mに供給
する。フレーム同期信号検出部4Mは、移動局側からの
受信データが供給されたとき、その受信データの中から
フレーム同期信号を検出し、検出信号を同期クロック信
号発生部5Mに供給する。このとき、同期クロック信号
発生部5Mは、検出信号の供給によってリセット(初期
化)され、その後に図3の上側の4段目に示すようなシ
ステムクロック信号の分周信号に対応した同期クロック
信号を発生する。カウンタ6Mは、基準クロック信号を
カウントし、このカウント値が予め決められた値nに達
したときに送信データ形成部2Mを駆動状態に設定して
リセットされ、このカウント値が予め決められた値nよ
り小さい値mに達したときに、受信データ形成部3Mを
駆動状態に設定する。送信データ形成部2Mは、駆動状
態に設定されると、制御部から供給されたデータに、リ
アンブルコード、IDコード及びCRCコード等を付加
したデータパケットを構成し、そのデータパケットを変
調信号部に供給する。この後、そのデータパケットは、
高周波信号への変換、所定送信レベルに達するまでの増
幅等の処理を行い、送信タイミング内に移動局に対して
送信される。また、受信データ形成部3Mは、駆動状態
に設定されると、復調回路部から供給されたデータパケ
ットが正規のものであるか否かの判定を行い、正規のも
のであればデータパケットからデータを抽出し、抽出し
たデータを制御部に供給する。
【0035】このように、このベースバンド信号処理部
1Mは、同期クロック信号発生部5Mから発生される同
期クロック信号が移動局側のフレーム同期信号に同期す
るようになり、カウンタ6Mが基準クロック信号のカウ
ント値により受信データの受信タイミング及び送信デー
タの送信タイミングを設定し、データ送信を基準クロッ
ク信号に基づいて行い、データ受信を同期クロック信号
に基づいて行われるので、受信データを常時正規にサン
プリングすることが可能になる。
【0036】次に、ベースバンド信号処理部1Sの動作
について述べる。フレーム同期信号検出部4Sは、基地
局側からの受信データが供給されたとき、その受信デー
タの中からフレーム同期信号を検出し、検出信号を同期
クロック信号発生部5S及びカウンタ6Sに供給する。
このとき、同期クロック信号発生部5Sは、図3の下側
の3段目に示すように、検出信号の供給によってリセッ
ト(初期化)され、リセット時に1つのクロック信号を
発生した後、それに引き続いて一定周期の同期クロック
信号を発生し、この同期クロック信号がカウンタ6Sに
供給される。カウンタ6Sは、検出信号の供給によって
リセットされ、その後に同期クロック信号をカウントす
る。そして、このカウント値が予め決められた値aに達
したときに、送信データ形成部2Sを駆動状態に設定
し、このカウント値が予め決められた値aより大きい値
bに達したときに、受信データ形成部3Sを駆動状態に
設定する。送信データ形成部2Sは、駆動状態に設定さ
れると、制御部から供給されたデータに、リアンブルコ
ード、IDコード及びCRCコード等を付加したデータ
パケットを構成し、そのデータパケットを変調信号部に
供給する。この後、そのデータパケットは、高周波信号
への変換、所定送信レベルに達するまでの増幅等の処理
を行い、送信タイミング内に基地局に対して送信され
る。また、受信データ形成部3Sは、駆動状態に設定さ
れると、復調回路部から供給されたデータパケットが正
規のものであるか否かの判定を行い、正規のものであれ
ばデータパケットからデータを抽出し、抽出したデータ
を制御部に供給する。
【0037】このように、このベースバンド信号処理部
1Sは、同期クロック信号発生部5Sから発生される同
期クロック信号が基地局の送信データから検出したフレ
ーム同期信号の供給によりリセットされ、この同期クロ
ック信号が基地局側のフレーム同期信号に同期するよう
になり、カウンタ6Sが同期クロック信号のカウント値
により受信データの受信タイミング及び送信データの送
信タイミング信号が設定されるので、送信データを常時
正規な送信タイミング内に送信することができるととも
に、受信データをに正規な状態でサンプリングすること
が可能になる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、移動局は、同期クロック信号発生部及びカウン
タを具備し、同期クロック信号発生部が基地局の送信デ
ータから検出したフレーム同期信号の供給によりリセッ
トされ、この同期クロック信号発生部から発生する同期
クロック信号が基地局側のフレーム同期信号に同期する
ようになり、カウンタが同期クロック信号のカウント値
により受信データの受信タイミング及び送信データの送
信タイミング信号が設定されるので、負担が少なく、し
かも、簡単な制御調整によって、基地局側との間で送受
信データの送受信タイミングを取ることができ、常時、
受信データを正常に受信することができるという効果が
ある。
【0039】また、請求項2に記載の発明によれば、基
地局は、基準クロック信号発生部の他に、同期クロック
信号発生部及びカウンタを具備し、同期クロック信号発
生部から発生される同期クロック信号が、移動局の送信
データから検出したフレーム同期信号の供給により初期
化されて移動局側のフレーム同期信号に同期するように
なり、カウンタが基準クロック信号のカウント値により
受信データの受信タイミング及び送信データの送信タイ
ミングを設定し、データ送信を基準クロック信号に基づ
いて行い、データ受信を同期クロック信号に基づいて行
っているので、負担が少なく、しかも、簡単な制御調整
によって、移動局側との送受信データの送受信タイミン
グを取ることができ、常時、受信データを正常に受信す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフレーム同期制御方式の一つの実
施の形態を示すもので、基地局(マスタ局)におけるベ
ースバンド信号処理部及びシステムクロック信号発生部
の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるフレーム同期制御方式の一つの実
施の形態を示すもので、移動局(スレーブ局)における
ベースバンド信号処理部の要部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図1に図示されたベースバンド信号処理部及び
図2に図示されたベースバンド信号処理部の動作時にお
ける各部のデータ状態等の一例を示す波形図である。
【図4】既知のマスタ送受信機及びスレーブ送受信機の
構成の一例を示すブロック図である。
【図5】図4に図示されたマスタ送受信機及びスレーブ
送受信機との間で送受信データの送受信が実行される際
の送受信タイミングの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1M、1S ベースバンド信号処理部 2M、2S 送信データ形成部 3M、3S 受信データ形成部 4M、4S フレーム同期信号検出部 5M、5S 同期クロック信号(CLK)発生部 6M、6S カウンタ 7M 基準クロック信号(CLK)発生部 8M システムクロック信号(CLK)発生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の移動局との間で時分割多
    元接続/時分割二重通信方式によるデータ送受信を行う
    際のフレーム同期制御方式であって、前記移動局は、同
    期クロック信号発生部及びカウンタを有し、前記同期ク
    ロック信号発生部は、前記基地局の送信データから検出
    したフレーム同期信号の供給によって初期化される同期
    クロック信号を発生し、前記カウンタは、前記検出され
    たフレーム同期信号の供給によってリセットされるとと
    もに前記同期クロック信号をカウントするもので、受信
    データの受信タイミング及び送信データの送信タイミン
    グ信号が前記カウンタのカウント値によって設定され、
    データ送受信を前記同期クロック信号に基づいて行って
    いることを特徴とするフレーム同期制御方式。
  2. 【請求項2】 基地局と複数の移動局との間で時分割多
    元接続/時分割二重通信方式によるデータ送受信を行う
    際のフレーム同期制御方式であって、前記基地局は、基
    準クロック信号発生部と同期クロック信号発生部とカウ
    ンタとを有し、前記基準クロック発生部は、固定周期の
    基準クロック信号を発生し、前記同期クロック信号発生
    部は、前記移動局の送信データから検出したフレーム同
    期信号の供給によって初期化される同期クロック信号を
    発生し、前記カウンタは、前記基準クロック信号をカウ
    ントするとともに、そのカウント値が予め決められた値
    になるとリセットされるもので、受信データの受信タイ
    ミング及び送信データの送信タイミングが前記カウンタ
    のカウント値によって設定され、データ送信を前記基準
    クロック信号に基づいて行い、データ受信を前記同期ク
    ロック信号に基づいて行っていることを特徴とするフレ
    ーム同期制御方式。
JP2001035627A 2001-02-13 2001-02-13 フレーム同期制御方式 Withdrawn JP2002247019A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1330112C (zh) * 2003-06-11 2007-08-01 因芬尼昂技术股份公司 移动站中处理无线信号之时间控制装置及方法
JP2008113091A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Kenwood Corp 移動局用デジタル無線機及び制御方法
JPWO2012056542A1 (ja) * 2010-10-28 2014-03-20 富士通株式会社 無線通信装置及び無線通信方法

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