JP3114597B2 - トップドロス回収装置 - Google Patents

トップドロス回収装置

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JP3114597B2 JP07308838A JP30883895A JP3114597B2 JP 3114597 B2 JP3114597 B2 JP 3114597B2 JP 07308838 A JP07308838 A JP 07308838A JP 30883895 A JP30883895 A JP 30883895A JP 3114597 B2 JP3114597 B2 JP 3114597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融亜鉛めっきを
行う際、溶融亜鉛めっき浴上に生じるトップドロスから
容易に溶融亜鉛を分離回収する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼帯の表裏面に、連続的に溶融
亜鉛めっきを行う時、鋼帯の表裏面に付着する亜鉛量を
所定値に制御するため、ガスワイピングを行っている
が、その影響で溶融亜鉛めっき浴の表面にトップドロス
と呼ばれる酸化亜鉛と溶融亜鉛の溶融混合物が生成す
る。
【0003】従って、表面品質に優れためっき鋼板を製
造するためには、溶融亜鉛めっき槽内のトップドロスを
定期的に除去する必要があり、例えば特開昭61−37
956号,特開平2−159353号,特開平5−32
0843号等が提案されている。
【0004】このうち、特開昭61−37956号は、
噴流ノズルにより溶融亜鉛めっき槽の一端側に集められ
たトップドロスを、ドロス掻き寄せ装置によって更に隅
部に集め、この隅部に集めたトップドロスを、ドロス汲
み上げ装置で汲み上げてドロス回収ケトルに回収するも
のである。
【0005】また、特開平2−159353号は、溶融
亜鉛めっき槽内に配置する箱体に、ドロスを含有する溶
融亜鉛めっき浴が流入する切欠部と、着脱可能なセラミ
ックフィルターを有する排出口を設けるとともに、箱体
内には、着脱可能な電気ヒータを内装することで、酸化
亜鉛のみを効率良く除去するものである。
【0006】また、特開平5−320843号は、ドロ
スを汲み取るドロス汲取バケットを溶融亜鉛めっき槽の
縁に沿って横行させることで、溶融亜鉛めっき槽内のド
ロスを回収するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開昭61−37956号,特開平2−159353
号,特開平5−320843号は、いずれも、溶融亜鉛
めっき浴から引き出される鋼帯近傍の浮遊ドロスを除去
できず、鋼帯表面へドロスが付着するという問題があっ
た。また、これらは、可動部が溶融亜鉛めっき浴に浸漬
する等のため、設備の保守が困難である。さらに、特開
昭61−37956号,特開平5−320843号で
は、溶融亜鉛も含めて系外へ排出するので、めっき金属
の歩留りが悪かった。
【0008】すなわち、上記した特開昭61−3795
6号,特開平2−159353号,特開平5−3208
43号は、いずれも、実際に使用した場合には満足でき
る結果が得られず、従来は、人手による汲み出しを行っ
ているのが実情である。しかし、この人手による作業
は、危険,高熱,重筋の3K作業であり、また、この作
業は熟練を必要とするので、作業の良否がめっき品質に
影響を与えるという問題があった。
【0009】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、溶融亜鉛めっき浴から引き出され
る鋼帯近傍の浮遊ドロスを効率良く除去し、鋼帯表面へ
のドロス付着を効果的に防止できるとともに、設備の保
守も容易で、かつ、めっき金属の歩留りが良いトップド
ロスの回収装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のトップドロス回収装置は、溶融亜鉛め
っき浴の表面に浮遊するトップドロスを除去し、溶融亜
鉛のみを分離回収する装置であって、溶融亜鉛めっき浴
に下部が浸漬し、鋼帯が引き出される箇所からトップド
ロスを離反する方向に案内する案内ガイドと、この案内
ガイドに配設され、トップドロスを前記案内ガイドに沿
って誘導し、一箇所に集めるべく、不活性ガスを噴射す
る複数のガス噴射ノズルと、これらガス噴射ノズルと案
内ガイドによって移動されてきたトップドロスを汲み上
げ、溶融亜鉛のみを分離濾過して溶融亜鉛めっき浴に戻
し、残りはドロス受け槽に排出する汲み取り装置を備え
ているのである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のトップドロス回収装置
は、溶融亜鉛めっき浴の表面に浮遊するトップドロスを
除去し、溶融亜鉛のみを分離回収する装置であり、溶融
亜鉛めっき浴に下部が浸漬し、その表裏面に溶融亜鉛を
付着させた鋼帯が、溶融亜鉛めっき浴から引き出される
箇所から離反する方向に、トップドロスを案内する案内
ガイドと、この案内ガイドに配設され、トップドロスを
前記案内ガイドに沿って誘導し、例えばスナウトが溶融
亜鉛めっき浴内に進入する側に集めるべく、溶融亜鉛め
っき浴上のトップドロスに不活性ガスを、上下方向に揺
動させた状態で噴射する複数のガス噴射ノズルと、これ
らガス噴射ノズルと案内ガイドによって移動されてきた
トップドロスを汲み上げ、溶融亜鉛のみを分離濾過して
溶融亜鉛めっき浴に戻し、残りはドロス受け槽に排出す
る汲み取り装置を備えた構成である。
【0012】
【実施例】以下、本発明のトップドロス回収装置を図1
〜図12に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発
明のトップドロス回収装置の第1実施例の全体を示す斜
視図、図2は本発明のトップドロス回収装置を構成する
ガス噴射ノズルによるトップドロスの誘導順序を説明す
る図、図3は本発明のトップドロス回収装置を構成する
隣接したガス噴射ノズルの上下方向の揺動動作を説明す
る図、図4は本発明のトップドロス回収装置を構成する
汲み取り装置の詳細を示す正面図、図5は図4のドロス
受け部の詳細を示す一部切欠斜視図、図6は本発明のト
ップドロス回収装置を構成するガス噴射ノズルの制御装
置の一例を示す図、図7は本発明のトップドロス回収装
置を構成するガス噴射ノズルのシーケンス制御のフロー
チャート図、図8は本発明のトップドロス回収装置の第
2実施例の平面図、図9は本発明のトップドロス回収装
置の第3実施例の平面図、図10は本発明のトップドロ
ス回収装置を使用した場合と従来方法を使用した場合等
の回収時間と回収率の関係を示す図、図11は本発明の
トップドロス回収装置を使用した場合と従来方法を使用
した場合の亜鉛歩留り量の比較図、図12は本発明のト
ップドロス回収装置を使用した場合と従来方法を使用し
た場合のトップドロスの流れ速度と付着ドロス指数を示
す図である。
【0013】図面において、1は溶融亜鉛めっき槽、2
は溶融亜鉛めっき槽1内の溶融亜鉛めっき浴3に鋼帯4
を案内するスナウトであり、このスナウト2によって溶
融亜鉛めっき浴3内に導かれた鋼帯4は、その表裏面に
めっき液が付着した状態で溶融亜鉛めっき浴3から引き
出される。
【0014】11は溶融亜鉛めっき浴3による腐食に耐
えられるような、例えばSUS 316Lステンレス鋼やセラミ
ックスで製作された、高さが380mmの案内ガイドであ
り、溶融亜鉛めっき浴3に下部が、150mm程度浸漬し
た状態で配置され、溶融亜鉛めっき浴3上に浮遊するト
ップドロス5を、溶融亜鉛めっき浴3から引き出される
鋼帯4から離反する方向、例えばスナウト2が溶融亜鉛
めっき浴3に進入する側に案内するものである。
【0015】そして、この案内ガイド11として、図
1,図2及び図8に示す実施例では、溶融亜鉛めっき浴
3から引き出される鋼帯4と相対する溶融亜鉛めっき槽
1の短辺側中央に、半径が500mmの円弧を有し、底辺
が1000mmの平面視略三角形状のものを、また、前記
鋼帯4とスナウト2の両側面に相対する溶融亜鉛めっき
槽1の両長辺側に、厚さが30mmで、長辺側が3200
mm,短辺側が680mmの平面視L字状のものを、溶融亜
鉛めっき槽1の短辺側中心からそれぞれ1470mmの位
置に振り分け、長辺側端面が、溶融亜鉛めっき槽1のス
ナウト2側の短辺より1150mmの位置にくるように、
対称的に配置したものを示している。また、図9に示す
実施例では、両長辺側に対称的に配置した案内ガイド1
1の長さを2300mmと短くするとともに、スナウト2
側をそれぞれ内側に15°ずつ傾けたものを示してい
る。
【0016】12は溶融亜鉛めっき浴3による腐食に耐
えられるような、例えばSUS 304 ,SUS 316 ステンレス
鋼で製作されたガス噴射ノズルであり、例えば図3,図
6に示すように、噴出口に例えばスリット幅が0.8〜
1.5mmで、スリット長さが250mmのスリットノズル
12aを設置し、ガス供給配管12bにおけるスリット
ノズル12aの近傍に、最大で50mm程度ある溶融亜鉛
めっき浴3の高さ変化に対応するためのストローク調整
器12cと、この溶融亜鉛めっき浴3上に浮遊するトッ
プドロス5を移動させるために、スリットノズル12a
を上下方向に例えば15°揺動させるロータリーアクチ
ュエータ12dと、スリットノズル12aの揺動角度を
検出する角度検出器12eを介設している。
【0017】このガス噴射ノズル12は、前記案内ガイ
ド11に、例えば300mm間隔で複数個配設され、溶融
亜鉛めっき浴3の表層より100〜150mm上方の高さ
位置から、1本当たり17〜25 m3/Hr程度の流量の例
えばN2ガスを、前記表層に向けて上下方向に15°揺動
させつつ連続的に噴射することで、すなわち、図3に示
すように、隣接するガス噴射ノズル12のうち、先ず一
番左側〔鋼帯4に近い側〕の No1のガス噴射ノズル12
が基準位置から15°揺動し、基準位置に戻る時、トッ
プドロス5を誘導する側に隣接した No2のガス噴射ノズ
ル12が基準位置から15°下降揺動する、という動作
を順番に行わせることで、溶融亜鉛めっき浴3上のトッ
プドロス5を、案内ガイド11に沿って鋼帯4から離反
する方向に、図2のaからdの順にeまで、誘導する。
【0018】13は前記ガス噴射ノズル12と案内ガイ
ド11によって、図2のeの位置まで誘導されてきたト
ップドロス5を汲み上げ、溶融亜鉛のみを分離濾過して
溶融亜鉛めっき浴3に戻し、残りは、例えば溶融亜鉛め
っき槽1の一方の長辺側側面に設置されたドロス受け槽
14に排出する汲み取り装置であり、以下のような構成
である。
【0019】この汲み取り装置13は、例えば図4及び
図5に示すように、前記eの位置に集められたトップド
ロス5を汲み上げるドロス受け部13aと、このドロス
受け部13aに着脱可能に内装され、トップドロス5を
濾して溶融亜鉛のみを分離し、溶融亜鉛めっき浴3に戻
すカーボンフィルター13bと、ドロス受け槽14への
排出時、ドロス受け部13aを反転させるロータリーア
クチュエータ13cと、前記ドロス受け部13aを溶融
亜鉛めっき浴3に浸漬させたり、また、溶融亜鉛めっき
浴3から持ち上げたりする昇降用アクチュエータ13d
と、この昇降用アクチュエータ13d,ロータリーアク
チュエータ13cごと前記ドロス受け部13aを溶融亜
鉛めっき槽1の長辺方向に水平移動させる横行用アクチ
ュエータ13eと、これら横行用アクチュエータ13
e,ロータリーアクチュエータ13c,昇降用アクチュ
エータ13d及びドロス受け部13aを溶融亜鉛めっき
槽1の短辺方向に水平移動させる走行駆動機構13fと
で構成されている。
【0020】ところで、前記カーボンフィルター13b
は、融点が3700℃程度のガラス状炭素の多孔質であ
り、熱に強く、また、セラミックフィルターと比べてド
ロスとの親和性が良くなく、フィルター内にドロスが入
り込まず、目詰まりが起こらないので使用されるが、例
えば気孔率が95〜97%で孔径が3.5〜5.0mmの
ものが好ましい。
【0021】また、前記走行駆動機構13fは、本実施
例では、図4に示すように、モータ13faの正逆回転
をチェーン13fb等の動力伝達機構を介して車輪13
fcに伝達する構成のものを開示している。
【0022】本発明のトップドロス回収装置は上記した
ような構成であり、次のようにして溶融亜鉛めっき浴3
上に浮遊するトップドロス5を回収する。溶融亜鉛めっ
き槽1内の溶融亜鉛めっき浴3上に、ある程度トップド
ロス5が堆積してくると、制御盤12fからのシーケン
ス制御で、案内ガイド11に配設したガス噴射ノズル1
2を、鋼帯4に近いものから順次、連続的に15°ずつ
下降,上昇させながら、スリットノズル12aよりN2
スを噴射し、ドロス受け部13aまで誘導してくる。こ
の作動は、例えば4時間毎にタイマーがONし、ガス噴射
ノズル12からのN2ガスの噴射を1時間継続することに
よって行う。なお、このシーケンス制御のフローチャー
トを図7に示す。
【0023】トップドロス5が集まってくると、昇降用
アクチュエータ13dのロッドを退動作させて溶融亜鉛
めっき浴3中に浸漬されたドロス受け部13aを溶融亜
鉛めっき浴3上に汲み上げ、その後一定時間、例えば約
180秒程度保持して、カーボンフィルター13bによ
ってトップドロス5に捕捉されている溶融亜鉛を分離濾
過し、溶融亜鉛は溶融亜鉛めっき浴3に戻す。
【0024】一方、カーボンフィルター13b上に残っ
たドロスは、横行用アクチュエータ13e,走行機構1
3fによってドロス受け槽14の上方まで移動させ、こ
こでロータリーアクチュエータ13cを作動させてドロ
ス受け部13aを90°回転させ、ドロスをドロス受け
槽14に排出する。その後、昇降用アクチュエータ13
d,横行用アクチュエータ13e,走行機構13fを作
動させて、ドロス受け部13aを汲み取り定位置まで移
動させる。以上の操作を繰り返し行って、溶融亜鉛めっ
き浴3上のトップドロス5を順次分離回収する。
【0025】図10は本発明のトップドロス回収装置を
使用した場合と従来方法を実施した場合等の回収時間と
回収率の関係を示す図である。図10において、線Aは
従来方法である人手によるドロス回収作業を実施した場
合(従来例)の、溶融亜鉛めっき槽の表面積に対するド
ロス回収率を、また、線Bは本発明装置の構成部材であ
る案内ガイドのみを設置した場合(比較例)の同様のド
ロス回収率を、また、線Cは本発明装置を使用した場合
の同様のドロス回収率を示す。
【0026】この図10より明らかなように、従来例の
場合には、2時間作業してもドロス回収率は20%弱し
か回収できないが、比較例の場合には50%弱のドロス
が回収できる。これに対して本発明装置を使用した場合
には、1時間で略100%のドロスを回収できた。
【0027】図11は平成7年の1月から4月までの間
は従来例における月間の亜鉛歩留り量を示し、5月から
8月までの間は本発明装置を使用した場合の月間の亜鉛
歩留り量を示す図である。この図11より明らかなよう
に、従来例では月間約50トンであった亜鉛の歩留り
が、本発明装置を使用した場合には月間約25トンに減
少した。
【0028】図12は本発明装置を使用した場合と従来
例の場合のトップドロスの流れ速度と鋼帯への付着ドロ
ス指数〔=本発明装置を使用した場合の鋼帯へのドロス
付着量/従来例による場合の鋼帯へのドロス付着量〕の
関係を示す図である。図12において○点は従来方法の
場合のドロス流れ速度を表し、▲点は本発明装置を使用
した場合のドロス流れ速度を表している。
【0029】図12より明らかなように、ドロス流れ速
度が0.45 m/s以下になるように、ガス噴射ノズルの
流量,揺動角度,スリット幅を設定することにより、従
来例と比較しても問題がないことが判る。
【0030】なお、本実施例では、ガス噴射ノズルを順
に上下揺動させることで、トップドロスを案内ガイドに
沿って誘導するものを開示したが、不活性ガスを噴射し
てトップドロスを誘導するものであれば,、ガス噴射ノ
ズル自体を移動させたり、移動手段として汎用ロボット
を用いたものでもよい。また、汲み取り装置の移動手段
も本実施例で開示したものに限らず、汎用ロボットを利
用したもの等でもよいことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトップド
ロス回収装置によれば、溶融亜鉛めっきを行う際に発生
するトップドロスを、溶融亜鉛めっき槽内全域にわた
り、確実に除去でき、表面品質に優れた亜鉛めっき鋼板
が製造できるとともに、溶融亜鉛めっき浴中から除去し
たトップドロス中には、殆どめっき金属である溶融亜鉛
が含有されていないので、めっき金属の歩留りが低下し
ない。また、溶融亜鉛めっき浴中に直接接触する部分が
少ないので、設備の保守が簡単である。なお、本発明装
置を使用した場合における溶融亜鉛めっき浴の温度低下
は、1時間に2℃弱程度であるので、特に問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトップドロス回収装置の第1実施例の
全体を示す斜視図である。
【図2】本発明のトップドロス回収装置を構成するガス
噴射ノズルによるトップドロスの誘導順序を説明する図
である。
【図3】本発明のトップドロス回収装置を構成する隣接
したガス噴射ノズルの上下方向の揺動動作を説明する図
である。
【図4】本発明のトップドロス回収装置を構成する汲み
取り装置の詳細を示す正面図である。
【図5】図4のドロス受け部の詳細を示す一部切欠斜視
図である。
【図6】本発明のトップドロス回収装置を構成するガス
噴射ノズルの制御装置の一例を示す図である。
【図7】本発明のトップドロス回収装置を構成するガス
噴射ノズルのシーケンス制御のフローチャート図であ
る。
【図8】本発明のトップドロス回収装置の第2実施例の
平面図である。
【図9】本発明のトップドロス回収装置の第3実施例の
平面図である。
【図10】本発明のトップドロス回収装置を使用した場
合と従来方法を使用した場合等の回収時間と回収率の関
係を示す図である。
【図11】本発明のトップドロス回収装置を使用した場
合と従来方法を使用した場合の亜鉛歩留り量の比較図で
ある。
【図12】本発明のトップドロス回収装置を使用した場
合と従来方法を使用した場合のトップドロスの流れ速度
と付着ドロス指数を示す図である。
【符号の説明】
3 溶融亜鉛めっき浴 4 鋼帯 5 トップドロス 11 案内ガイド 12 ガス噴射ノズル 13 汲み取り装置 14 ドロス受け槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−32544(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融亜鉛めっき浴の表面に浮遊するトッ
    プドロスを除去し、溶融亜鉛のみを分離回収する装置で
    あって、溶融亜鉛めっき浴に下部が浸漬し、鋼帯が引き
    出される箇所からトップドロスを離反する方向に案内す
    る案内ガイドと、この案内ガイドに配設され、トップド
    ロスを前記案内ガイドに沿って誘導し、一箇所に集める
    べく、不活性ガスを噴射する複数のガス噴射ノズルと、
    これらガス噴射ノズルと案内ガイドによって移動されて
    きたトップドロスを汲み上げ、溶融亜鉛のみを分離濾過
    して溶融亜鉛めっき浴に戻し、残りはドロス受け槽に排
    出する汲み取り装置を備えたことを特徴とするトップド
    ロス回収装置。
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