JP3113808B2 - タワークレーン - Google Patents

タワークレーン

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JP3113808B2
JP3113808B2 JP07312425A JP31242595A JP3113808B2 JP 3113808 B2 JP3113808 B2 JP 3113808B2 JP 07312425 A JP07312425 A JP 07312425A JP 31242595 A JP31242595 A JP 31242595A JP 3113808 B2 JP3113808 B2 JP 3113808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タワーブームの仰
動を強制停止することができるタワークレーンに関す
る。
【0002】
【従来技術】従来のタワークレーンでは、タワーブーム
の角度が限界角度に到達したことを捉えてタワーブーム
を停止し、タワーブームが必要以上に後方に仰動しない
ように制限している。例えば、特開平6−271287
号公報に開示されたクレーンでは、タワーブーム角度が
所定の制限値に達した場合にオン操作されるリミットス
イッチを備え、そのリミットスイッチのオン操作により
タワーブーム起伏ウインチを停止させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のタ
ワークレーンではタワーブームの角度検出を介して異常
を検知しており、タワーブームに加えられる荷重を直接
的にあるいは間接的に検出し、その検出情報に基づいて
タワーブームの仰動を禁止することは行なわれていなか
った。
【0004】本発明の目的は、タワーブームへの荷重に
応じた情報を捉えてタワーブームの姿勢の異常を検知す
ることができるタワークレーンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図16に対応付けて説明すると、請求項1に記載の発
明は、タワーブーム2と、タワーブーム2の仰動を制限
する制限状態およびタワーブーム2の仰動を制限しない
非制限状態の間を移動可能に設けられたバックストップ
20とを有するタワークレーンに適用される。そして、
バックストップ20に、制限状態の付近において作用す
る緩衝ばね23を設け、緩衝ばね23が縮みきった後の
制限状態における、バックストップ20に作用する荷重
が所定値を越えたことを検出する検出手段24と、検出
手段24からの検出信号を受けてタワーブーム2の仰動
を禁止する禁止手段50とを備えることにより上述の目
的が達成される。請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のタワークレーンにおいて、検出手段24に、バッ
クストップ20に取付けられ荷重に応じて変形する弾性
体29と、弾性体29が一定量変形した時に検出信号を
出力するスイッチLS1とを設けるものである。請求項
3に記載の発明は、請求項1に記載のタワークレーンに
おいて、検出手段に、バックストップ20に作用する荷
重を測定するロードセル60Aと、ロードセル60Aの
測定値が所定値を越えたときに検出信号を出力する信号
出力装置とを設けるものである。請求項4に記載の発明
は、請求項1に記載のタワークレーンにおいて、検出手
段に、バックストップ20に取付けられた歪ゲージ70
と、歪ゲージ70により測定された歪量が所定値を越え
たときに検出信号を出力する信号出力装置とを設けるも
のである。請求項5に記載の発明は、油圧モータ34に
より俯仰動されるタワーブーム2と、油圧モータ34へ
の油を制御する制御弁32と、タワーブーム2の仰動を
制限するバックストップ20とを有するタワークレーン
に適用される。しして、バックストップ20に、タワー
ブーム2の仰動を制限する状態付近において作用する緩
衝ばね23を設け、緩衝ばね23が縮みきった後の制限
状態における、バックストップ20に作用する荷重が所
定値を越えたことを検出する検出手段24と、検出手段
24からの検出信号を受けて制御弁32のパイロット圧
を制御し、タワーブーム2の仰動を禁止する制御手段5
0とを備えることにより上述の目的が達成される。請求
項6に記載の発明は、タワーブーム2と、タワーブーム
2の仰動を制限するバックストップ20と、タワーブー
ム2の先端部に取付けられたジブ3と、ジブ3の先端部
から吊り下げられるフック16とを有するタワークレー
ンに適用される。そして、バックストップ20に、タワ
ーブーム2の仰動を制限する状態付近において作用する
緩衝ばね23を設け、緩衝ばね23が縮みきった後の状
態における、バックストップ20に作用する荷重が所定
値を越えたことを検出する検出手段24と、検出手段2
4からの信号を受けて、タワーブーム2の仰動動作、ジ
ブ3の仰動動作、およびフック16の巻上げ動作を禁止
する禁止手段50とを備えることにより上述の目的が達
成される。
【0006】請求項1に記載の発明では、緩衝ばね23
が縮みきった後、バックストップ20に作用する荷重が
所定値を越えたことを検出手段24が検出すると検出信
号を送出し、禁止手段50が検出信号を受けてタワーブ
ーム2の仰動を禁止する。請求項2に記載の発明では、
バックストップ20に取付けられた弾性体29が一定量
変形した時にスイッチLS1が検出信号を出力する。請
求項3に記載の発明では、バックストップ20に作用す
る荷重を測定するロードセル60Aの測定値が所定値を
越えたときに信号出力装置が検出信号を出力する。請求
項4に記載の発明では、バックストップ20に取付けら
れた歪ゲージ70により測定された歪量が所定値を越え
たときに信号出力装置が検出信号を出力する。請求項5
に記載の発明では、緩衝ばね23が縮みきった後、バッ
クストップ20に作用する荷重が所定値を越えたことを
検出して検出手段24が検出信号を送出する。また、制
御手段50が検出信号を受けて制御弁32のパイロット
圧を制御し、タワーブーム2の仰動を禁止する。請求項
6に記載の発明では、緩衝ばね23が縮みきった後、バ
ックストップ20に作用する荷重が所定値を越えたこと
を検出して検出手段24が検出信号を送出する。また、
禁止手段50が検出信号を受けて、タワーブーム2の仰
動動作、ジブ3の仰動動作、およびフック16の巻上動
作を禁止する。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は本発明によるタワークレー
ンの一実施の形態を示す側面図である。図2において、
1はクレーン本体、2はクレーン本体に回動可能に軸支
されるタワーブーム、3はタワーブーム2の先端部に回
動可能に軸支されたジブである。4はクレーン本体1に
搭載されるタワーブーム起伏用ウインチ、5は第1のペ
ンダントロープで、一端がタワーブーム2の先端部に連
結され、他端が第1のブライドル装置6を介してタワー
ブーム起伏用ウインチ4のタワーブーム起伏ロープ7に
連結されている。そして、タワーブーム2はタワーブー
ム起伏用ウインチ4の駆動によって俯仰動する。
【0009】8はタワーブーム2の先端部に回動可能に
軸支されるスイングレバーで、このスイングレバー8は
3角形状をなし、一の頂角は第2のペンダントロープ9
を介してジブ3の先端部に連結され、他の頂角は第3の
ペンダントロープ10、第2のブライドル装置11、ジ
ブ起伏ロープ12を介してクレーン本体1に搭載される
ジブ起伏用ウインチ13に連結される。ジブ起伏用ウイ
ンチ13によりスイングレバー8を時計回り、反時計回
りに回動させてジブ3が俯仰動する。
【0010】タワーブーム2の先端部背面側にはガイド
ローラ2bが突設されている。スイングレバー8が図2
の状態から時計回り方向に回転すると、第3のペンダン
トロープ10がタワーブーム2に接近し、スイングレバ
ー8が一定角以上回転すると第3のペンダントロープ1
0がガイドローラ2bに接触する。この状態で第3のペ
ンダントロープ10の繰り出し、繰込みが行なわれる
と、ガイドローラ2bが回転しつつ第3のペンダントロ
ープ10を支持する。
【0011】14はクレーン本体1に搭載される主ウイ
ンチ、15はロープ、16はフックで、ロープ15の一
端はジブ3の先端部に取付けられ、フック16の滑車1
6a、ジブ3の先端の滑車3aおよびタワーブーム2の
先端の滑車2aを介して主ウインチ14に連結される。
主ウインチ14の駆動によりロープ15の繰込み、繰り
出しが行なわれ、これによりフック16が上下動する。
【0012】17はジブ3の背面部に設けられたバック
ストップで、ジブ3が所定の角度を越えて後方に仰動し
ないように、タワーブーム2先端部のあて板(図示しな
い)に当ててタワーブームの仰角を制限する。
【0013】20はタワーブーム2の背面部とクレーン
本体1との間に介装されたバックストップで、タワーブ
ーム2が所定の角度を越えて後方に仰動するのを阻止す
る。図7〜図9に示すように、バックストップ20は外
筒21と、外筒21に収納される内筒22と、内筒22
に嵌装された緩衝ばね23と、緩衝ばね23と並んで内
筒22に対し摺動可能に取付けられた検出機構24とを
備える。外筒21の上端部はピン20Aを介してタワー
ブーム2の背面部と、内筒22の下端部はピン20Bを
介してクレーン本体1とそれぞれ回動可能に結合されて
いる。内筒22にはフランジ22aが、外筒21にはフ
ランジ21aがそれぞれ形成され、緩衝ばね23がフラ
ンジ21aと、検出機構24がフランジ22aと、それ
ぞれ当接可能とされている。
【0014】検出機構24は、内筒22に貫通され不図
示のボルトによりフランジ25に取り付けられた第1部
材25と、同じく内筒22に貫通され内筒22に対し摺
動可能に設けられた第2部材26と、第1部材25に取
付板27aを介して固定された第1のリミットスイッチ
LS1と、第1部材25および第2部材26の間の相対
的なねじれを抑えるとともに両者の間隔を一定間隔以下
に制限する4本のボルト28と、第1部材25および第
2部材26の間に介装された皿ばね29とを備える。第
1部材25および第2部材26は内筒22およびボルト
28に対して摺動可能に取付けられているが、第1部材
25および第2部材26が一定間隔まで接近すると第2
部材26に形成された突出部26aが第1部材25に当
接するので、第1部材25および第2部材26の間隔は
それ以上狭まらない。また、第1部材25には第1のリ
ミットスイッチLS1と対向する位置にストライカ25
aが形成されている。皿ばね29のばね定数は緩衝ばね
23のばね定数よりも大きく設定されており、緩衝ばね
23が縮みきった後に皿ばね29が所定長さだけ圧縮さ
れるとリミットスイッチLS1がオンする。したがっ
て、皿ばね29のばね定数を適切に定めることにより、
バックストップ20に所定の荷重が作用したときにリミ
ットスイッチLS1をオンさせることができる。なお、
所定荷重については後で詳述する。
【0015】図2において、LS2は第2のリミットス
イッチで、クレーン本体1に取付けられ、タワーブーム
2の仰動によりクレーン本体1に対するタワーブーム2
の角度θ2が一定値以上になると、タワーブーム2によ
り押込まれてオンする。LS3は第3のリミットスイッ
チで、タワーブーム2の先端部に取付けられ、ジブ3が
仰動されてタワーブーム2に対するジブ3の角度θ1が
一定値以上になると、ジブ3により押込まれてオンす
る。LS4は第4のリミットスイッチで、タワーブーム
2の上端部背面側に設けられ、スイングレバー8が反時
計回り方向に回転しタワーブーム2に対する角度θ3が
一定角度以下になると、スイングレバー8により押込ま
れてオンする。LS5は第5のリミットスイッチで、ジ
ブ3の先端部に取付けられ、フック16が上昇していく
と、フック16がジブ3と接触する前にフック16によ
り押込まれてオンする。これらリミットスイッチLS1
〜LS5は、例えばタワーブーム2、ジブ3の後方への
転倒、ジブ3のバックストップ17、ジブ3の先端の滑
車3a等の損傷を防止するために、それらの状態を監視
するためのセンサであり、設定される上述の一定値、一
定角度はそれらを考慮して予め設定されるものであり、
公知のものである。なお、図2において第2〜第5のリ
ミットスイッチLS2〜LS5は模式的に描かれており
実際の形状を表したものではない。
【0016】図1は、本実施の形態のクレーンの油圧系
および制御系の構成を簡略化して示したものである。図
1において、ポンプ31は制御弁32およびカウンタバ
ランス弁33を介してモータ34と、ポンプ35は制御
弁36およびカウンタバランス弁37を介してモータ3
8と、ポンプ39は制御弁40およびカウンタバランス
弁41を介してモータ42と、それぞれ接続されてい
る。モータ34はタワーブーム起伏用ウインチ4を、モ
ータ38はジブ起伏用ウインチ13を、モータ42は主
ウインチ14を、それぞれ駆動する。制御弁32、36
および40は、それぞれモータ34、38および42の
回転方向および速度を制御する。
【0017】制御弁32のパイロット室にはパイロット
弁44および電磁弁45a、45bを介し、制御弁36
のパイロット室にはパイロット弁46および電磁弁47
を介し、制御弁40のパイロット室にはパイロット弁4
8および電磁弁49を介し、それぞれポンプ43から吐
出されるパイロット油圧が加えられる。パイロット弁4
4の操作により制御弁32が、パイロット弁46の操作
により制御弁36が、パイロット弁48の操作により制
御弁40が、それぞれ切換えられる。
【0018】50はコントローラで、電磁弁45a、4
5b、47および49に励磁電流を供給してポンプ43
から吐出されたパイロット油圧を遮断する。電磁弁45
aは制御弁32のパイロット室のうちタワーブーム2の
仰動側の管路に挿入され、電磁弁45aがパイロット油
圧を遮断するとタワーブーム2の仰動側へのタワーブー
ム起伏用ウインチ4の回転が強制的に停止される。電磁
弁45bは制御弁32のパイロット室のうちタワーブー
ム2の俯動側の管路に挿入され、電磁弁45aがパイロ
ット油圧を遮断するとタワーブーム2の俯動側へのタワ
ーブーム起伏用ウインチ4の回転が強制的に停止され
る。電磁弁47は制御弁36のパイロット室のうちジブ
3の仰動側の管路に挿入され、電磁弁47がパイロット
油圧を遮断するとジブ3の仰動側へのジブ起伏用ウイン
チ13の回転が強制的に停止される。電磁弁49は制御
弁40のパイロット室のうちフック16の上昇側の管路
に挿入され、電磁弁49がパイロット油圧を遮断すると
フック16の上昇側への主ウインチ14の回転が強制的
に停止される。
【0019】コントローラ50には第1のリミットスイ
ッチLS1、第2のリミットスイッチLS2、第3のリ
ミットスイッチLS3、第4のリミットスイッチLS4
および第5のリミットスイッチLS5からの信号が入力
される。また、ポンプ43を駆動するエンジン60のエ
ンジンコントローラ61に信号を出力する。
【0020】次に、本実施の形態のタワークレーンの組
立について説明する。図3の状態において、操作者がブ
ーム起伏レバー(不図示)を操作すると、タワーブーム
起伏用ウインチ4にタワーブーム起伏ロープ7が巻き取
られてタワーブーム2が起立し始める。タワーブーム2
が起立していくと図4のように、スイングレバー8とジ
ブ起伏用ウインチ13との距離が次第に短くなるため、
第3のペンダントロープ10にたるみが生じる。このた
るみが生じると、ジブ起伏ロープ12(図2参照)がジ
ブ起伏用ウインチ13から外れるおそれがあるため、ク
レーンの操作者はジブ起伏レバー(不図示)を巻き取り
方向に操作してたるみを取る必要がある。
【0021】図5はタワーブーム2を起立させていき、
ブーム角度が所定値に達した場合を示す。タワーブーム
2を起立させた後、操作者がタワーブーム2とジブ3を
連結する連結装置18をはずしてジブ起伏レバー(不図
示)を操作すると、ジブ起伏用ウインチ13にジブ起伏
ロープ12(図2参照)が巻き取られてタワージブ3が
起立し始める。タワージブ3を図6に示すような目的の
位置まで起立させた後、フック16の巻上げ操作により
吊り上げ作業を行なう。
【0022】次に図7〜図11を用い、タワークレーン
の動作に基づいて本実施の形態の動作を説明する。タワ
ーブーム2の仰動動作により内筒22は外筒21に挿入
され、緩衝ばね23および検出機構24は縁部21aと
縁部22aとの間に挟持される。さらにタワーブーム2
の仰動が続けられて緩衝ばね23が縮みきると、皿ばね
29が圧縮変形されて第1部材25および第2部材26
の間隔が狭まり、ストライカ25aが第1のリミットス
イッチLS1を押込んで第1のリミットスイッチLS1
がオンする。なお、風圧を受けるなどして第1のリミッ
トスイッチLS1がオンした状態からさらにタワーブー
ム2が仰動し、第1部材25と第2部材26が強く押圧
された場合でも、第2部材26の突設部26aが第1部
材25と当接するため、第1部材25および第2部材2
6がそれ以上接近することはなく、第1のリミットスイ
ッチLS1が損傷を受けることはない。
【0023】図10は、本実施の形態のタワークレーン
のシーケンスを示すフローチャートで、エンジン60を
かけることによりシーケンスがスタートする。ステップ
S1において、第1のリミットスイッチLS1の状態を
判断し、第1のリミットスイッチLS1がオンであると
判定されればステップS3へ、オフであると判定されれ
ばステップS2へ進む。ステップS2において、第2の
リミットスイッチLS2の状態を判断し、第2のリミッ
トスイッチLS2がオンであると判定されればステップ
S3へ、オフであると判定されればステップS4へ進
む。ステップS3では電磁弁45aを閉じて、タワーブ
ーム2の仰動側へのタワーブーム起伏用ウインチ4の回
転を強制停止し、ステップS5へ進む。ステップS4で
は、電磁弁45aが閉じている場合には、電磁弁45a
を開けてタワーブーム起伏用ウインチ4の仰動側への回
転の強制停止を解除し、ステップS5へ進む。
【0024】ステップS5において、第1のリミットス
イッチLS1の状態を判断し、第1のリミットスイッチ
LS1がオンであると判定されればステップS8へ、オ
フであると判定されればステップS6へ進む。ステップ
S6において、第3のリミットスイッチLS3の状態を
判断し、第3のリミットスイッチLS3がオンであると
判定されればステップS8へ、オフであると判定されれ
ばステップS7へ進む。ステップS7において、第4の
リミットスイッチLS4の状態を判断し、第4のリミッ
トスイッチLS4がオンであると判定されればステップ
S8へ、オフであると判定されればステップS9へ進
む。ステップS8では電磁弁47を閉じてジブ3の仰動
側へのジブ起伏用ウインチ13の回転を強制停止し、ス
テップS10へ進む。ステップS9では、電磁弁47が
閉じている場合には、電磁弁47を開けてジブ起伏用ウ
インチ13の仰動側への回転の強制停止を解除し、ステ
ップS10へ進む。
【0025】ステップS10において、第1のリミット
スイッチLS1の状態を判断し、第1のリミットスイッ
チLS1がオンであると判定されればステップS13
へ、オフであると判定されればステップS11へ進む。
ステップS11において、第3のリミットスイッチLS
3の状態を判断し、第3のリミットスイッチLS3がオ
ンであると判定されればステップS13へ、オフである
と判定されればステップS12へ進む。ステップS12
において、第5のリミットスイッチLS5の状態を判断
し、第5のリミットスイッチLS5がオンであると判定
されればステップS13へ、オフであると判定されれば
ステップS14へ進む。ステップS13において、電磁
弁49を閉じてフック16の上昇側への主ウインチ14
の回転を強制停止し、ステップS15へ進む。ステップ
S14では、電磁弁49が閉じている場合には、電磁弁
49を開けてフック16の上昇側への主ウインチ14の
回転の強制停止を解除し、ステップS15へ進む。
【0026】ステップS15において、第3のリミット
スイッチLS3の状態を判断し、第3のリミットスイッ
チLS3がオンであると判定されればステップS16
へ、オフであると判定されればステップS17へ進む。
ステップS16では、電磁弁45bを閉じて、タワーブ
ーム2の俯動側へのタワーブーム起伏用ウインチ4の回
転を強制停止し、ステップS1へ戻る。ステップS17
では、電磁弁45bが閉じている場合には、電磁弁45
bを開けてタワーブーム起伏用ウインチ4の俯動側への
回転の強制停止を解除し、ステップS1へ戻る。ステッ
プS15、16の手順は、例えばジブ起伏ウインチ13
を停止したままタワーブーム起伏ウインチ4を巻下げた
場合に、ジブ3が仰動してリミットスイッチLS3がオ
ンした場合の自動停止処理である。
【0027】このように本実施の形態のクレーンでは、
第1のリミットスイッチLS1がオンである場合には、
タワーブーム起伏用ウインチ4によるタワーブーム2の
仰動(ステップS5)、ジブ起伏用ウインチ13による
ジブ3の仰動(ステップS8)、および主ウインチ14
によるフック16の上昇動作(ステップS13)をそれ
ぞれ制限し、タワーブーム2の仰動を禁止する。なお、
タワーブーム起伏用ウインチ4の動作のみならず、ジブ
起伏用ウインチ13および主ウインチ14の動作によっ
てもタワークレーン2を仰動させることは可能であり、
本実施の形態ではジブ起伏用ウインチ13および主ウイ
ンチ14の動作にも制限を加えることにより、パイロッ
トバルブ44、46および48をどのように操作しても
タワーブーム2を一定以上仰動できないようにしてい
る。
【0028】図10により説明したシーケンスでは、タ
ワークレーンの状態(リミットスイッチLS1〜5の状
態)と禁止される動作との対応関係は以下のようにな
る。
【表1】 リミットスイッチの状態 禁止される動作 LS1 オン() タワーブーム仰動、ジブ仰動、フック巻上げ LS2 オン() タワーブーム仰動 LS3 オン() タワーブーム俯動、ジブ仰動、フック巻上げ LS4 オン() ジブ仰動 LS5 オン() フック巻上げ
【0029】表1に示すように、 リミットスイッチLS1がオン、つまりバックストッ
プ20に所定の荷重が作用した場合には、タワーブーム
2の仰動動作、ジブ3の仰動動作、フック16の巻上げ
動作のいずれか、またはそれらの動作の組合せに起因し
てタワーブーム2を後方へ移動させようとしている力が
作用していることを示している。したがって、これらの
3種類の動作のすべてを禁止することによりバックスト
ップ20の荷重がそれ以上の増加することが避けられ
る。 リミットスイッチLS2がオンした場合には、タワー
ブーム2の仰動動作によってタワーブーム2の角度θ2
(図2参照)が所定の角度に達したことを示している。
したがって、この場合にはタワーブーム2がそれ以上後
方へ回動することを回避するためにタワーブーム起伏用
ウインチ4の巻上げ動作を禁止している。 リミットスイッチLS3がオンした場合には、ジブ3
の角度θ3(図2参照)が所定の角度に達したことを示
しているが、これはジブ3の仰動動作、あるいはフック
16の巻上げ動作に起因するものである。ジブ3が所定
の角度を越えて後方へ回動しようとすれば、それに伴い
タワーブーム2も後方へ引張られるため、タワーブーム
2を後方へ回動させようとする力が働いてしまう。そこ
で、上述の動作を禁止してタワーブーム2の後方への移
動を防止している。また、この状態でタワーブーム2を
俯動させると、ジブ3の起伏に関連する第3のペンダン
トロープ10(図2参照)などに異常な緊張が生じロー
プの破損を招く原因となるため、タワーブーム2の下げ
動作をも同時に禁止している。 リミットスイッチLS4がオンした場合には、ジブ3
の仰動動作に起因してタワーブームを後方へ移動しよう
とする力が作用しているため、その動作を停止すること
でタワーブーム2を後方へ移動しようとするのを防止す
るものである。 リミットスイッチLS5がオンした場合には、ロープ
15(図2参照)の過巻によってジブ3が一定位置まで
上昇したことを示している。この状態でフック16をさ
らに巻上げるとタワーブーム2を後方へ移動させる力が
発生してしまうので、フック16の巻上げ動作を禁止し
ている。
【0030】本実施の形態のクレーンでは、バックスト
ップ20の荷重検出による強制停止のシーケンス動作は
解除できないようにされており、タワーブーム2の仰動
の強制停止動作が確実に実行される。なお、タワーブー
ム2の仰動が強制停止された状態にあってもタワーブー
ム2を俯動する方向への操作は可能であり、タワーブー
ム2を俯動してバックストップ20にかかる荷重が一定
値以下になれば、タワーブーム2の仰動の強制停止が解
除される(ステップS4、ステップS9およびステップ
S17)。強制停止が解除された後は、通常の操作が可
能となる。
【0031】図11は本実施の形態のタワークレーンの
バックストップ20が、種々の状況下で受ける作用力の
一例を示している。図11に示すように、誤操作に起
因してジブ3が座屈する場合に想定される作用力(図1
1における「ジブ強度による値」)、および誤操作に
起因してタワーブーム2が座屈する場合に想定される作
用力(図11における「タワー強度による値」)は大き
な値をとる。
【0032】一方、正規作業時における荷吊りによる
作用力(図11における「荷吊り時」)、および正規
作業時において風を受けた場合(図11における「風を
受けた時」)にもバックストップ20に荷重が作用する
が、上述のおよびの場合よりも小さな値をとる。し
たがっておよびの場合においてバックストップ20
に作用する荷重よりも大きな値であって、かつ破損時の
荷重(および)よりも小さな値で第1のリミットス
イッチLS1がオンするように検出機構24を調整する
のが望ましく、例えば、プリセット荷重、および第1の
リミットスイッチLS1がオンするだけたわんだ時のス
イッチング荷重を図11に示すような値に設定すること
ができる。
【0033】本実施の形態では、バックストップ20に
作用する荷重の検出に皿ばね29とリミットスイッチL
S1を用いているが、図12に示すように皿ばねに代え
て筒状の弾性ゴム29Aを使用してもよい。圧縮力を受
けると弾性ゴム29Aは板ばねと同様、圧縮変形を起こ
すので、本実施の形態と同様の動作が確保される。
【0034】また、図13に示すように、荷重検出機構
24に代えてリング状のロードセル60Aを内筒22に
挿入して、フランジ22aと緩衝ばね23との間でロー
ドセル60Aを挟持してもよい。あるいは、図14に示
すように第1の実施例の荷重検出機構24を取り外し、
バックストップ20とクレーン本体1を結合するピン2
0Bの代りにピン型ロードセル60Bを取付けてもよ
い。これらロードセル60A、60Bを使用する場合
は、それらの出力を比較器に入力し、入力値が比較器に
予め設定した基準値を越えた場合に比較器からコントロ
ーラ50に検出信号を送出するようにすればよい。この
ように構成することにより、ロードセル60A、60B
の出力値が所定値を越えた場合、すなわちバックストッ
プに一定値以上の荷重が印加されたときにはコントロー
ラ50に検出信号が送出されるので、本実施の形態と同
様にタワーブームの仰動が禁止される。
【0035】図15に示すように、バックストップ20
の外筒21それ自体に歪ゲージ70を貼り付けることに
よりバックストップ20に印加される荷重をバックスト
ップ20の歪を介して測定するようにしてもよい。この
場合には、歪ゲージ70の出力を比較器に入力し、比較
器に予め設定した基準値を越える入力があった場合にコ
ントローラ50に検出信号を送出するようにすればよ
い。バックストップ20に作用する荷重とバックストッ
プ20の歪は対応関係にあるので、このように構成する
ことにより本実施の形態と同様、バックストップ20に
作用する異常な荷重を検出することができる。
【0036】図16に示すように、内筒22の内側に流
体圧シリンダ80を収納し、流体圧シリンダ80のピス
トンロッド81を緩衝ばね23を介して外筒21で押込
むようにし、流体圧シリンダ80の圧力を検出すること
により、バックストップの荷重の異常を検知するように
してもよい。流体圧シリンダ80のチューブ端は内筒2
2のフランジ22aに固定されるとともに、図16に示
すように、ピストンロッド81には突設部材82が取付
けられ、この突設部材82が内筒22に形成された長孔
22bから内筒22の外側に向けて突出している。タワ
ーブーム2の仰動に伴い内筒22が外筒21に挿入され
ると、外筒21のフランジ21aと突設部材82との間
で緩衝ばね23が圧縮され、縮みきった緩衝ばね23が
突設部材82を介してピストンロッド81を押込み、シ
リンダ内の油圧が高まる。この油圧の上昇を図示しない
圧力スイッチで検出すると検出信号がコントローラ50
に向けて送出される。したがって、これに応じてコント
ローラ50によりタワーブーム起伏用ウインチ4などを
停止することができる。
【0037】本実施の形態では、バックストップ20に
作用する荷重の異常値を検出した場合には、タワーブー
ム2の仰動、ジブ3の仰動およびフック16の巻上げに
対応するウインチ4、13および14の動作を強制停止
するようにしているが、ウインチ4、13および14を
停止させる代りにエンジン60を停止させてもよい。バ
ックストップ20に作用する荷重の異常値を検出した場
合に、コントローラ50からエンジンコントローラ61
に向けて信号を送出することによりエンジン60を停止
させることができる。エンジン60の停止によりタワー
ブーム2、ジブ3およびフック16などのすべての操作
が強制的に禁止されるため、異常値の検出時からさらに
危険側へ操作されるおそれがなくなる。
【0038】本実施の形態では、パイロット2次圧、す
なわちパイロットバルブ44とコントロールバルブ32
の中間、パイロットバルブ46とコントロールバルブ3
6の中間、およびパイロットバルブ48とコントロール
バルブ40の中間の管路を遮断するようにしているが、
パイロット2次圧を遮断する代りにパイロット1次圧、
すなわちポンプ43とパイロットバルブ44、46、4
8の中間の管路を遮断するようにしてもよい。また、パ
イロット圧を遮断する代りにアンロード弁や可変リリー
フ弁をパイロット油圧系に設けてパイロット圧力をタン
ク圧力に逃すようにしてもよい。
【0039】パイロット油圧系を制御する代りに、メイ
ン油圧系を制御するようにしてもよい。例えば、ポンプ
31、35あるいは39の駆動を停止してもよいし、ポ
ンプ31とモータ34の中間、ポンプ35とモータ38
の中間、あるいはポンプ39とモータ42の中間で油圧
を遮断し、またはこれらの中間にアンロード弁や可変リ
リーフ弁を設けてメイン油圧を逃すようにしてもよい。
また、ポンプ31、35あるいは39を可変容量ポンプ
にしてバックストップに作用する荷重が所定値以上のと
きにその吐出容量をゼロもしくは小さくしてモータを停
止してもよい。あるいは、モータ34、38、42の回
転をブレーキ機構により止めるようにしてもよい。
【0040】パイロット油圧系またはメイン油圧系を制
御する代りに、パイロットバルブ44、46あるいは4
8のレバーを強制的に中立位置に戻すようにしてもよ
い。また、異常検出後は危険側にクレーンを操作できな
いように、レバーの操作角度を強制的に制限するように
してもよい。
【0041】本実施の形態では、バックストップ20に
作用する異常荷重の検出によりタワーブーム2の仰動の
みを強制停止しているので、強制停止後でもタワーブー
ム2を俯動すれば強制停止を解除することができ、解除
後は通常の場合と同様にクレーンの操作が可能となる。
しかし、例えばエンジン自体を停止させる場合やメイン
油圧系のポンプを停止させる場合には、異常状態のまま
クレーンが停止することとなるので復旧方法が問題とな
る。この場合の復旧方法としては、ユーザーには知らせ
ない復旧スイッチを設け、サービス員により復旧スイッ
チが操作されることにより復旧可能としてもよいし、複
数スイッチの同時操作により復旧可能としておき、同じ
くサービス員により復旧できるようにしてもよい。
【0042】さらに、異常の検出と同時にタワーブーム
等の動作を止めず、安全側にわずかに動作させた後に、
例えばエンジンを停止するようにしてもよい。安全側で
止める場合には、止めた状態から再度、例えばエンジン
をかけ直すことにより通常の動作に復帰する。
【0043】本実施の形態のクレーンと請求項の対応に
ついて、緩衝ばね23が縮みきった状態がバックストッ
プの制限状態に対応する。
【0044】
【発明の効果】請求項1〜4に記載の発明によれば、緩
衝ばね23が縮みきった後のバックストップに作用する
荷重を捉えてタワーブームの仰動を禁止するようにして
いるので、安全確実にタワーブームの仰動範囲を制限す
ることができる。請求項5に記載の発明によれば、検出
手段からの検出信号を受けて制御弁のパイロット圧を制
御するようにしているので、確実にタワーブームの仰動
範囲を制限することができる。請求項6に記載の発明に
よれば、検出手段からの検出信号を受けてタワーブーム
の仰動動作、ジブの仰動動作、およびフックの巻上動作
を禁止するようにしているので、誤操作された場合にも
確実にタワーブームの仰動範囲を制限することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタワークレーンの一実施の形態を
示す油圧回路図。
【図2】図1に示す実施の形態のタワークレーンを示す
側面図。
【図3】図1に示す実施の形態のタワークレーンの組立
手順を示す図。
【図4】図3に続く組立手順を示す図。
【図5】図4に続く組立手順を示す図。
【図6】図5に続く組立手順を示す図。
【図7】バックストップを示す図2の一部拡大図。
【図8】バックストップを示す図7の一部拡大図。
【図9】図8に示すバックストップを詳細に示す図であ
り、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A線による
断面図、(c)は(a)のB−B線による断面図。
【図10】図1に示す実施の形態のタワークレーンのシ
ーケンスを示すフローチャート。
【図11】バックストップに印加される荷重の大きさを
示す図。
【図12】検出機構に弾性ゴムを用いた別実施の形態の
タワークレーンのバックストップを示す図。
【図13】検出機構にリング状のロードセルを用いた別
実施の形態のタワークレーンのバックストップを示す
図。
【図14】検出機構にピン型ロードセルを用いた別実施
の形態のタワークレーンのバックストップを示す図。
【図15】検出手段として歪ゲージを用いた別実施の形
態のタワークレーンのバックストップを示す図。
【図16】検出手段としてシリンダを用いた別実施の形
態のタワークレーンのバックストップを示す図。
【符号の説明】
2 タワーブーム 3 ジブ 16 フック 20 バックストップ 24 検出機構 29 皿ばね 32 制御弁 34 油圧モータ 50 コントローラ 60A ロードセル 70 歪ゲージ LS1 第1のリミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−280196(JP,A) 実開 昭62−77196(JP,U) 実開 平5−69069(JP,U) 実開 昭62−13992(JP,U) 実開 平6−16389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/88,23/92

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タワーブームと、前記タワーブームの仰
    動を制限する制限状態および前記タワーブームの仰動を
    制限しない非制限状態の間を移動可能に設けられたバッ
    クストップとを有するタワークレーンにおいて、前記バックストップは、前記制限状態の付近において作
    用する緩衝ばねを備え、 前記緩衝ばねが縮みきった後の制限状態における、 前記
    バックストップに作用する荷重が所定値を越えたことを
    検出する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号を受けて前記タワーブーム
    の仰動を禁止する禁止手段とを備えることを特徴とする
    タワークレーン。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記バックストップに
    取付けられ前記荷重に応じて変形する弾性体と、 前記弾性体が一定量変形した時に前記検出信号を出力す
    るスイッチとを備えることを特徴とする請求項1に記載
    のタワークレーン。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記バックストップに
    作用する荷重を測定するロードセルと、 前記ロードセルの測定値が所定値を越えたときに前記検
    出信号を出力する信号出力装置とを備えることを特徴と
    する請求項1に記載のタワークレーン。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記バックストップに
    取付けられた歪ゲージと、 前記歪ゲージにより測定された歪量が所定値を越えたと
    きに前記検出信号を出力する信号出力装置とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタワークレーン。
  5. 【請求項5】 油圧モータにより俯仰動されるタワーブ
    ームと、前記油圧モータへの油を制御する制御弁と、前
    記タワーブームの仰動を制限するバックストップとを有
    するタワークレーンにおいて、前記バックストップは、前記タワーブームの仰動を制限
    する状態付近において作用する緩衝ばねを備え、 前記緩衝ばねが縮みきった後の制限状態における、 前記
    バックストップに作用する荷重が所定値を越えたことを
    検出する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号を受けて前記制御弁のパイ
    ロット圧を制御し、前記タワーブームの仰動を禁止する
    制御手段とを備えることを特徴とするタワークレーン。
  6. 【請求項6】 タワーブームと、前記タワーブームの仰
    動を制限するバックストップと、前記タワーブームの先
    端部に取付けられたジブと、前記ジブの先端部から吊り
    下げられるフックと、を有するタワークレーンにおい
    て、前記バックストップは、前記タワーブームの仰動を制限
    する状態付近において作用する緩衝ばねを備え、 前記緩衝ばねが縮みきった後の状態における、 前記バッ
    クストップに作用する荷重が所定値を越えたことを検出
    する検出手段と、 前記検出手段からの信号を受けて、前記タワーブームの
    仰動動作、前記ジブの仰動動作、および前記フックの巻
    上げ動作を禁止する禁止手段とを備えることを特徴とす
    るタワークレーン。
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