JP3113197U - 介護用ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】被介護者を持ち上げる際の補助として使用する滑りにくい介護用ベルトの提供。
【解決手段】ベルト本体内面で身体背部と脇部、或いは左右脇部などと当接する箇所付近に、滑り止めシート部材9が取付けてあり、また該滑り止めシート部材と対応するベルト本体外面の下端箇所に対し、持ち上げ用把手10,11を取付けしめ、該ベルト本体の身体に対する取付け時にベルト本体端縁部の相互箇所が重なり合いを形成する箇所に対し、相互の係着を可能にする面ファスナー3を取付け、且つ該取付け状態を固定する一対の止着具の一つはベルト本体の片端縁部に、他の一つはベルト本体の中央寄り前面部へ取付けたものとなされる。
【選択図】図3
【解決手段】ベルト本体内面で身体背部と脇部、或いは左右脇部などと当接する箇所付近に、滑り止めシート部材9が取付けてあり、また該滑り止めシート部材と対応するベルト本体外面の下端箇所に対し、持ち上げ用把手10,11を取付けしめ、該ベルト本体の身体に対する取付け時にベルト本体端縁部の相互箇所が重なり合いを形成する箇所に対し、相互の係着を可能にする面ファスナー3を取付け、且つ該取付け状態を固定する一対の止着具の一つはベルト本体の片端縁部に、他の一つはベルト本体の中央寄り前面部へ取付けたものとなされる。
【選択図】図3
Description
本考案は、被介護者を持ち上げる際の補助として、又は被介護者を車いすへ固定する際に使用することができる等、多機能の介護用ベルトに関するものである。
従来から、特許文献1及び特許文献2に示す如く、被介護者が立ち上がるとき、又は移動するときの補助として使用する介護用ベルトが考えられている。
上記の特許文献には、ベルト本体の素材として、ナイロン繊維等の材質からなる中に同材質の芯及びクッション材を入れたものや、帆布などが示されている。また、把手はベルトの幅方向の中心付近に取り付けられている。しかしながら、これらの素材や、把手の位置では滑りやすく、ベルト本体がずり上がってしまうという問題があった。
登録実用新案公報第3057706号
登録実用新案公報第3071498号
上記の特許文献には、ベルト本体の素材として、ナイロン繊維等の材質からなる中に同材質の芯及びクッション材を入れたものや、帆布などが示されている。また、把手はベルトの幅方向の中心付近に取り付けられている。しかしながら、これらの素材や、把手の位置では滑りやすく、ベルト本体がずり上がってしまうという問題があった。
そこで、本考案は、係る問題点を解決すべく、滑りにくい介護用ベルトの提供を目的とするものである。
本考案に係る介護用ベルトは、幅寸法が8cm〜15cm、長さ寸法を90cm〜120cmとなしたベルト本体、該ベルト本体内面で身体背部と脇部、或いは左右脇部などと当接する箇所付近に、幅寸法を7cm〜14cm、長さ寸法を10cm〜20cmとなした滑り止めシート部材が取付けてあり、また該滑り止めシート部材と対応するベルト本体外面の下端箇所に対し、持ち上げ用把手を取付けしめ、該ベルト本体の身体に対する取付け時にベルト本体端縁部の相互箇所が重なり合いを形成する箇所に対し、凡そ同幅寸法で10cm〜20cmの範囲で相互の係着を可能にする面ファスナーを取付け、且つ該取付け状態を固定する一対の止着具の一つはベルト本体の片端縁部に、他の一つはベルト本体の中央寄り前面部へ取付けたものとなしてあることを特徴とする。この際、持ち上げ用把手は幅寸法が2cm〜3cm、長さ寸法を15cm〜20cmとなした帯体で、且つ内方箇所で指掛りを可能にする複数の仕切りが形成されるものとなしてある。
また、1対の止着具は長さを適宜調節可能になした帯体の先端に、夫々れ雄型と雌型を備えた脱着具を取り付けたものとなしてある。さらに、上記1対からなる止着具の1つを取り付けしめないベルト本体の片端縁部に対し、車椅子に乗せたさい、車椅子を介して上記ベルト本体側の止着具と係合止着を可能にする長さ調節付き止着具を取り付けたりする。
本考案は以上の通り構成するものであって、ベルト本体内面で身体背部と脇部、或いは左右脇部などと当接する箇所付近に、滑り止めシート部材が取付けてあり、また該滑り止めシート部材と対応するベルト本体外面の下端箇所に対し、持ち上げ用把手を取付けしめたことは、介護用ベルトが迅速に身体へしっかりと密着した状態に取付けることができるものとなる。従って持ち上げるさいずり上がったりしにくいものとなり、被介護者を的確に抱きかかえて移動させやすいものとなる。また、持ち上げ用把手は幅寸法が2cm〜3cm、長さ寸法を15cm〜20cmとなした帯体で、且つ内方箇所で指掛りを可能にするべく複数の仕切りを形成するものとなしたので、手指の力が一定範囲に分散にして力強く持ち上げやすいものとなった。
上記1対の止着具に於いて長さを適宜調節可能になした帯体の先端に、夫々れ雄型と雌型を備えた脱着具を取り付けたことは、ベルト本体を被介護者に取り付けるさい迅速且つ確実に行うことができるものとなった。また、本考案品では車椅子に被介護者を乗せたさいの対応を便ならしめるべく、上記1対からなる止着具の1つを取り付けしめないベルト本体の片端縁部に対し、今一つの長さ調節付き止着具を取り付けるものとなし、これにより被介護者を車椅子に乗せたさいの安全保持が同時に簡便且つ的確に行われるものとなった。
以下、図面に示す実施の形態について説明する。
図1は本考案に係る介護用ベルトの正面図で、図2は図1の背面図で、図3は被介護者の腰部に巻き付けた状態の斜視図で、図4は車椅子に被介護者を固定する状態の説明図である。本考案に係る介護用ベルト1は、ベルト本体2、面ファスナー3、4、脱着具雌型5a、脱着具雄型5b、6、滑り止めシート部材8、9、持ち上げ用把手10、11などからなる。
図1は本考案に係る介護用ベルトの正面図で、図2は図1の背面図で、図3は被介護者の腰部に巻き付けた状態の斜視図で、図4は車椅子に被介護者を固定する状態の説明図である。本考案に係る介護用ベルト1は、ベルト本体2、面ファスナー3、4、脱着具雌型5a、脱着具雄型5b、6、滑り止めシート部材8、9、持ち上げ用把手10、11などからなる。
ベルト本体2の素材は、各種の素材を使用することができるが、身体に対する軟らかい適合性を考慮すると、キルティング等の布地が良好であり、また大きさは長さ寸法L1を90cm〜120cmで、幅寸法w1を8cm〜15cmにすると良い。
上記ベルト本体2の一端の外面には面ファスナー3が、ベルト本体2の他端の内面には面ファスナー4が縫着されている。該面ファスナー3及び4の幅寸法はベルト本体2と凡そ同幅寸法で、長さ寸法L2及びL3は10cm〜20cmの範囲となされ、ここに、面ファスナー3及び4は夫々れの対合状態で係合止着を可能とするように、雄型と雌型或いは雌型と雄型の如くに対応させて取付けてある。
5は上記ベルト本体2を身体に巻き付けて固定するための止着具であって、長さ調節可能になした帯体の先端に夫々れ雄型と雌型の脱着具を備えた1対の構成であり、図示例では、ベルト本体2の面ファスナー4が縫着されている側の片端縁部に雌型の脱着具5aを、そしてベルト本体2を身体に取り付けた際、ベルト本体2の上記片端部が重なり合う部分、即ちベルト本体の中央寄り前面部に他の1つの雄型の脱着具5bが長さ調節具16を備えた紐14を介して取り付けられている。6は上記1対の脱着具とは別に取付けてなる脱着具であって、即ち上記した1対の脱着具の1つを取付けたベルト本体2の片端縁と反する側の他縁部に対し長さ調節具15を備えた紐13を介し取付けたものであり、これは必要に応じ被介護者を車椅子に乗せたさい、後述する如き使用で被介護者が安定的に車椅子上へ保持できるようになされる。
上記に於いて長さ調節具15、16の役は、ベルト本体2を身体に対して巻き付け、先ず面ファスナー3及び4を相互に係着させ、次に、脱着具雌型5a及び脱着具雄型5bを相互に止着させたのち、この取付け状態を長さ調節具でで引張りながら緊張下で固定させるのである。上記は身体の腰部に巻き付ける例であるが、被介護者を車椅子に乗せて使用する場合は、車椅子の周囲を取り囲むようにして巻き付け、ベルト本体2の両端縁部に於ける脱着具雌型5a及び脱着具雄型6を相互に止着させ、同じく一定の緊張下で引張って固定するのである。
8及び9はベルト本体2の内面の2カ所に設けてなる滑り止めシート部材であって、具体的には幅寸法w2をベルト本体2の幅寸法より稍々小となる7cm〜14cm、長さ寸法L4は10cm〜20cmとなされ、且つその取り付け箇所は、ベルト本体2を身体に巻き付けた際、身体の背部と脇部に、或いは左右脇部に当接する箇所付近となされる。
なお、上記滑り止めシート部材8、9を取り付けしめた箇所のベルト本体2外面の下端箇所には持ち上げ用把手10、11が設けられるのであり、該持ち上げ用把手10、11は、幅寸法w3が2cm〜3cmで、長さ寸法L5が15cm〜20cm程度の帯体として縫着させ、内方を少なくと複数に仕切られるようにするのであり、図示例では2つに仕切った構成である。この仕切りは次述する被介護者を持ち上げようとするさい、手指を適宜分散状態に差し込むことにより、被介護者の状態に関係なくベルト本体2の簡便且つ的確な持ち上げ動作を可能にすることができるものとなる。
次に使用方法について説明する。被介護者の腰に巻いて使用するには、図3に示す如く、介護用ベルト1を被介護者17の背面側から正面側へ腰回りを一周させ、面ファスナー4を面ファスナー3に係止し、脱着具雄型7を脱着具雌型5に係止する。この際、滑り止めシート部材8、9は、身体の背部と脇部に、或いは左右脇部に当接し、帯体14に設けられた長さ調節具16により、長さを調節して使用する。そうして、持ち上げ用把手10、11を持ち、被介護者を持ち上げるのである。
被介護者を車椅子に保持する場合には、図4に示す如く、車椅子18に座った状態の被介護者と車椅子18の背もたれを一周して介護用ベルト1を巻き付け、脱着具雄型6を脱着具雌型5に係止する。この際、帯体13に設けられた長さ調節具15により、長さを調節して使用する。
1 介護用ベルト
2 ベルト本体
3 面ファスナー
4 面ファスナー
5 脱着具
5a 雌型の脱着具
5b 雄型の脱着具
6 雄型の脱着具
8、9 滑り止めシート部材
10、11 持ち上げ用把手
12 帯体、
13、14 長さ調節紐
15、16 長さ調節具
17 被介護者
18 車椅子
2 ベルト本体
3 面ファスナー
4 面ファスナー
5 脱着具
5a 雌型の脱着具
5b 雄型の脱着具
6 雄型の脱着具
8、9 滑り止めシート部材
10、11 持ち上げ用把手
12 帯体、
13、14 長さ調節紐
15、16 長さ調節具
17 被介護者
18 車椅子
Claims (4)
- 幅寸法が8cm〜15cm、長さ寸法を90cm〜120cmとなしたベルト本体、該ベルト本体内面で身体背部と脇部、或いは左右脇部などと当接する箇所付近に、幅寸法を7cm〜14cm、長さ寸法を10cm〜20cmとなした滑り止めシート部材が取付けてあり、また該滑り止めシート部材と対応するベルト本体外面の下端箇所に対し、持ち上げ用把手を取付けしめ、該ベルト本体の身体に対する取付け時にベルト本体端縁部の相互箇所が重なり合いを形成する箇所に対し、凡そ同幅寸法で10cm〜20cmの範囲で相互の係着を可能にする面ファスナーを取付け、且つ該取付け状態を固定する一対の止着具の一つはベルト本体の片端縁部に、他の一つはベルト本体の中央寄り前面部へ取付けたものとなしてあることを特徴とする介護用ベルト。
- 持上げ用把手は幅寸法が2cm〜3cm、長さ寸法を15cm〜20cmとなした帯体で、且つ内方箇所で指掛りを可能にする複数の仕切が形成されるものとなしてあることを特徴とした請求項1記載の介護用ベルト。
- 1対の止着具は長さを適宜調節可能になした帯体の先端に、夫々れ雄型と雌型を備えた脱着具を取り付けたものとなしてあることを特徴とする請求項1又は2記載の介護用ベルト。
- 上記1対からなる止着具の1つを取り付けしめないベルト本体の片端縁部に対し、車椅子に乗せたさい、車椅子を介して上記ベルト本体側の止着具と係合止着を可能にする長さ調節付き止着具を取り付けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の介護用ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005003891U JP3113197U (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 介護用ベルト |
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JP2005003891U JP3113197U (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 介護用ベルト |
Publications (1)
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JP3113197U true JP3113197U (ja) | 2005-09-02 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3113197U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013538614A (ja) * | 2010-09-03 | 2013-10-17 | ハンディカレ アクティエボラーグ | ウエストトランスファベルト |
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005003891U patent/JP3113197U/ja not_active Expired - Fee Related
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