JP3112594B2 - レイアウト設計装置 - Google Patents

レイアウト設計装置

Info

Publication number
JP3112594B2
JP3112594B2 JP05038224A JP3822493A JP3112594B2 JP 3112594 B2 JP3112594 B2 JP 3112594B2 JP 05038224 A JP05038224 A JP 05038224A JP 3822493 A JP3822493 A JP 3822493A JP 3112594 B2 JP3112594 B2 JP 3112594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frame information
value
ratio
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05038224A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06251117A (ja
Inventor
毅史 縄田
誠治 辻
善夫 中埜
英和 谷川
尚 里村
謙次 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP05038224A priority Critical patent/JP3112594B2/ja
Publication of JPH06251117A publication Critical patent/JPH06251117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3112594B2 publication Critical patent/JP3112594B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示画面上での各表示
図形のレイアウトや印刷のレイアウトを設計する時に用
いるレイアウト設計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画面のレイアウトや印刷のレイア
ウトをアプリケーションから切り離して、利用者の要望
に合うように変更可能とすることが、例えば帳票作成等
の用途で多くなってきている。これらのレイアウトを利
用者の要望に合うように作成・変更するためにレイアウ
トの設計・編集ツールがある。一般に、レイアウトの設
計・編集ツールが対象とするレイアウトは矩形枠領域の
組合せで構成される。レイアウトの矩形枠領域は隣接
し、意味的な関係でグルーピングされてより大きな矩形
に包含されたりするので、これを編集する際には内部に
他の矩形枠領域を含む矩形枠領域の集合として扱うこと
が便利である。
【0003】このような内部に他の枠領域を含む枠領域
を編集する際に必要となる枠領域の自動サイズ調節方式
として、例えば、公開特許公報平3−110665号
(一般書式作成のための方法および装置)に記載された
ものがある。この枠領域自動サイズ調節方式を用いたレ
イアウト設計装置は、図16のように、枠情報格納部1
と、枠情報編集部2と、枠情報調節部3と、出力部6を
持ち、枠情報調節部9は枠情報調節手段10と、整合性
検査手段8とを持つ。枠情報格納部1は、枠領域の高さ
と幅のサイズの属性値と該枠領域の内部に含む他の枠領
域を識別する識別子から成る枠情報を持つ。枠領域の高
さと幅のサイズの属性値は画面や印刷時の画素数やミリ
メートルなどを単位系とする絶対的なサイズで、値は調
節可能である。枠情報編集部2はレイアウトの設計者の
指示に基づき枠情報格納部1に格納される枠情報の高さ
や幅のサイズの属性値を変更する。出力部6は枠情報格
納部1に格納されている枠情報を画面やプリンタに出力
可能な形で出力する。枠情報調節部9は、枠情報編集部
2もしくは枠情報調節部9自身が枠情報格納部1の枠情
報を変更した時に、整合性検査手段8を用いて枠領域同
士が重なりあったり、内部の枠領域が外側の枠領域から
はみ出したりしている不整合な状態であるかどうかを検
査し、不整合と判定された時は枠情報調節手段10を用
いて枠領域同士の不整合がなくなるように枠情報を変更
する。
【0004】このようなレイアウト設計装置において
は、レイアウト設計者が枠情報編集部2からレイアウト
の枠領域の高さや幅などの枠情報を変更すると、枠情報
調節部9が整合性検査手段8に基づいて自動的に隣接す
る枠領域の枠情報を検査し、枠情報調節手段10が枠情
報を調節し、レイアウトの調整のための変更の手間を省
いてくれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、レイアウトの枠領域の高さや幅などの属性
値を自動的に変更するため、特定の枠領域のサイズを変
更したくない場合や、枠領域同士で同じ比率のサイズを
保ちたい場合には、再度枠情報編集部を用いて一度変更
された枠領域のサイズを元に戻さねばならず、サイズ変
更の操作回数が多くなるという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解消
し、レイアウト設計者の求めるレイアウトを設計終了す
るまでの変更回数を減らし、レイアウト編集の効率を上
げることのできるレイアウト設計装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、1つ
の枠領域内に入れ子構造で複数の枠が含まれているレイ
アウトの設計装置であって、一の枠とその領域内に含ま
れる他の枠とを識別する識別子と各枠の配置方向及び各
枠の高さ及び幅についての比率値とを含む枠情報を格納
する枠情報格納手段と、前記入れ子構造の枠の一つにつ
いて大きさの変更を指示する変更指示手段と、変更指示
手段によって直接に変更を指示されていない残余の枠に
ついて、その比率値と変更指示された枠の変更後のサイ
ズとに基づき枠サイズを演算する演算手段と、変更指示
手段によって指示された変更内容と前記演算手段で求め
られた結果とを用いて枠情報を書き換え、これを出力枠
情報として格納する出力枠情報格納手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、前記枠情報格納手段は
更に枠の高さ及び幅についての範囲値を有し、レイアウ
ト設計装置は更に演算手段によって求められた枠サイズ
が、前記枠情報格納手段の格納する枠の範囲値に対して
整合性を有するかを再帰的に検査する整合性検査手段
と、整合性がないと判定された場合に、範囲値をもつ枠
内部の枠についての出力枠情報をその枠の高さ、幅の比
率に逆変換する比率値逆変換手段と、逆変換された高
さ、幅の比率値を受け取ると、範囲値をもつ枠内部の枠
についてのサイズの制限を消去した枠情報を作製し演算
手段に送出する枠情報修正手段と、を有することを特徴
としている。
【0009】
【作用】請求項1の発明において、レイアウトの設計者
の指示により、変換指示手段が枠情報格納手段に格納さ
れている枠情報を変更した時に、演算手段を用いて枠情
報格納手段の枠情報の比率値の高さまたは幅のサイズを
比率に応じて変換し出力枠情報を作成し、出力枠情報格
納手段に格納する。
【0010】請求項2の発明において、枠情報格納手段
が枠の高さ及び幅についての範囲値を有しており、整合
性検査手段が、演算手段によって求められた枠サイズを
前記範囲値に対し整合性があるかどうか検査し、不整合
の場合、比率値逆変換手段によって範囲値をもつ枠内部
の枠についての出力枠情報を比率値に逆変換する。そし
て、枠情報修正手段が範囲値をもつ枠内部の枠について
のサイズの制限を消去した枠情報を作製し、演算手段に
送出する。演算手段は、これを受けて再度枠サイズを演
算する。演算の結果は、枠情報修正手段によって範囲値
をもつ枠内部の枠についてのサイズの制限が既に消去さ
れているので、範囲値をもつ枠の範囲値と整合する枠サ
イズとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例のレイアウト設計装置
について図面を参照して説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1のレイアウト設計
装置の構成図で、このレイアウト設計装置は、枠情報格
納部1と、枠情報編集部2と、枠情報出力変換部3と、
出力枠情報格納部5と、出力部6とを備えており、枠情
報出力変換部5は、比率値変換手段7とを備えている。
枠情報格納部1は、内部に他の枠領域を含む枠領域の枠
情報を格納し、それぞれの枠領域は高さと幅のサイズの
属性と枠領域の内部に含む他の枠領域の識別子と枠領域
の内部に含む他の枠領域の垂直方向または水平方向の配
置方向の属性から成る枠情報を持つ。枠領域は枠情報の
高さと幅のサイズを持てば不定型の形であっても良い
が、ここでは簡単のため矩形の枠領域であるとする。
【0012】図3はそのような枠情報の概観を示してい
る。図示のものは、親枠W1の中に3個の子枠W11、
W12、W13が横方向に配され、また子枠W12の中
に3個の孫枠W121、W122、W123が横方向に
配され、子枠W13の中に2個の孫枠W131、W13
2が立て方向に配された例を示している。図3中、ra
teは同じ枠領域を親とする子の枠領域同士の高さまた
は幅の比率値である。例えば、W12の幅方向のrat
eが2となっているのは、他の子枠W11、W13に対
する比率が2であることを意味する。同様に、各孫枠W
121、W122、W123の幅方向のrateは全て
1であるが、これは各孫枠とも幅方向の比率が等しく1
であること意味する。また、幅方向、高さの方向のra
teが記載されていない箇所はrateが指定されてい
ないことを意味し、従って、レイアウト変更時にrat
eを考慮する必要がない。又、図3中、16とは、枠の
幅方向、高さ方向サイズとして許容できる最小値を意味
する。例えば、lb=10dotとは、許容できる最小
サイズが10画素であることを意味する。又、lbの記
載されていない高さ、幅は最小サイズが決まっていない
ことを意味する。
【0013】図3に示した各枠の関係を構造で表すと図
4のようになるし、各枠の情報を表にすると図5のよう
になる。図5中、下限値は許容される最小サイズであ
る。新下限値、出力値については各枠の比率値、下限値
を基に計算によって求めた値で、その計算方法は後述す
る。枠情報編集部2は、レイアウト設計者(以下簡単の
ためレイアウト設計者を設計者とする)の指示により、
枠情報格納部1に格納されている枠情報の枠領域同士の
親子関係の変更や、親枠領域の中の子枠領域の配置方向
の変更や、枠領域の削除や、枠領域の生成や、枠領域の
高さや幅のサイズの属性値の変更を行う。情報出力変換
部3は、枠情報格納部1から枠情報を取り出し、比率値
変換手段7を用いて、高さまたは幅のサイズの属性値の
比率値を持つ場合、比率値に応じた絶対値の出力値を計
算し、出力枠情報を作成する。枠情報格納部1から取り
出した枠情報の高さまたはサイズの属性が比率値を持た
ない場合は下限値を高さまたは幅のサイズの属性の絶対
値として、出力枠情報を作成する。出力部6は、出力枠
情報格納部5から枠情報を取り出し、 画面表示たは印
刷のためのデータを作成する。
【0014】次に上記レイアウト設計装置について、図
2のフローチャートを参照しながら説明する。まず、設
計者が枠情報編集部2を通して枠情報格納部1に枠情報
の変更として枠W1の幅を100dotにする旨の指示
を与えたとする(ステップS1)。この時枠情報格納部
2に格納されている枠情報は、図3に示すような概観を
持っているものとする。枠情報格納部1における変更が
トリガとなり枠情報出力変換部3を起動する。枠情報出
力変換部3において、枠領域格納部1に格納されている
枠情報の木構造について、比率値変換手段が木構造のノ
ードである各枠領域の枠の大きさの下限値を再帰的に計
算し、親の枠領域の下限値から比率値を持たない子の枠
領域の下限値の和を引いた残りを比率値を持つ子の枠領
域の出力値に比率値に従って分配し、出力枠情報格納部
5に格納する(ステップS2)。出力部6は出力枠情報
格納部5から出力枠情報を取り出し、画面表示や印刷を
行うために出力枠情報を変換する(ステップS3)。
【0015】ここで、比率値変換手段7の動作であるス
テップS2について、図6乃至図9のフローチャートを
参照しながら更に詳しく説明する。比率値変換手段7は
枠領域の配置方向と同じ方向の辺のサイズ属性の処理
と、配置方向と垂直な方向の辺のサイズ属性の処理とに
分けて行う。 (配置方向の属性値の処理)図6は配置方向の属性値の
処理を表すフローチャートである。まず、木構造の各ノ
ードである枠領域の配置方向の属性値の下限値を再帰的
に求めるサブルーチンを実行する(ステップS4)。次
に、木構造の各ノードである枠領域の下限値から比率値
を持たない子の枠情報の下限値の和を引いた残りを比率
値を持つ子の枠情報の出力値に設定するサブルーチンを
実行する(ステップS5)。
【0016】図7は、ステップS4のサブルーチンのフ
ローチャートを示している。先ず、対象となる枠領域
(対象枠領域)(=W1)の子の枠領域(子枠領域)を
一つ(=W12)取り(ステップS6)、その子枠領域
を対象枠領域として再帰的に自分のルーチンを呼び出す
(ステップS7)。この処理によって、W12の枠の中
にW121、W122、W123の枠が存在することが
検出され、かつ各枠W121、W122、W123の中
にはその子枠が存在しないことも検出される。そして、
ステップ6、7を繰り返すことによって、全ての子枠W
11、W13について行われる。これによって、結局、
図4に示すような各枠の関係を装置が認識することにな
る。
【0017】以上の処理を終了すると、ステップS8に
進み、最初の対象枠領域(W1)の子枠領域(W11、
W12、W13)に関して、比率値をもたないものを選
び、それの下限値の和を求める。W11、W12、W1
3のうち、それらの配置方向で比率値をもたないのはW
11の幅方向だけであり、その幅方向サイズは図3から
lb=20dotである。従って、ステップS8で求め
られる値はSumF=20となる。
【0018】続いて、ステップS9に進み、比率値をも
つ子枠領域の比率値の和を求める。比率値をもつ子枠領
域はW12とW13であり、夫々の比率値の和(Sum
R)は1+2=3となる。ステップ10では比率値をも
つ子枠領域の下限値の和(SumFR)を求める。比率
値をもつ子枠領域W12においては直接下限値は記され
ていないが、その枠内の孫枠W122に下限値が記され
ている。この下限値及びW121、W122、W123
の各枠の比率値を基に子枠W12の幅方向の下限値を求
めると、2dot×3=6となる。同様にW13につい
ても下限値は記されていないが、比率値があるので、W
12の比率値との関係から、W12の幅方向の下限値は
6÷2=3となる。従って、比率値をもつ子枠領域の下
限値の和(SumFR)は、SumFR=6+3=9と
なる。
【0019】ステップS11では、ステップS8で求め
たSumFとステップS10で求めたSumFRとの和
(20+9=29)とレイアウト変更指令で指定された
値である対象枠領域の下限値[100画素]とのうちの
大きな値[Max(29画素,100画素)=100画
素]を対象枠領域の新たな下限値(NewLB)とす
る。
【0020】以上の処理を対象領域W1の子枠領域W1
1、W12、W13に対して完了すると、その子枠領域
の1つ(例えばW12)を対象領域としてその子枠領域
W121、W122、W123について同様な処理を行
い、NewLBを求める(ステップS12)。これを全
ての子枠領域に対して行う(ステップS13)。続い
て、ステップS5の処理に移行するが、ステップS5は
さらに図8で示されるフローチャートで処理される。ま
ず、対象となる枠領域(対象枠領域)(=W1)の下限
値(NewLB=100画素)から比率値を持たない子
の枠領域(子枠領域)の下限値の和(SumF=20画
素)を引いた(NewLB−SumR)[100画素−
20画素=80画素]を計算し、一時的な比率値用の残
り値(LeftR)へ格納する(ステップS21)。次
に、対象枠領域の下の子枠領域(=W12)を一つ取り
(ステップ22)、子枠領域があれば子枠領域が比率値
を持つかどうかを調べ(ステップS23)、持たなけれ
ば子枠領域の下限値を出力値としてステップ19(後
述)へ進むが(ステップS15)、一方、持てば子枠領
域の(比率値×LeftR)÷SumR[(2×80画
素)÷3=53画素(整数値のため切捨て処理)]を計
算して子枠領域の出力値へ格納し(ステップS25)、
LeftRから出力値を引いた値を再びLeftRへ格
納し[80画素−53画素=27画素→LeftR]
(ステップS26)、SumRから比率値を引いた値を
再びSumRへ格納する[3−2=1→SumR](ス
テップS27)。この後、子枠領域(=W12)を対象
枠領域としてこのルーチンを呼び出し(ステップS2
8)、その後ステップS22へ戻り、子枠領域がくなる
まで再帰的に繰り返す。
【0021】(配置方向と垂直方向の属性値の処理)図
9は配置方向と垂直方向の属性値の処理を表すフローチ
ャートである。まず、木構造の各ノードである枠領域の
配置方向と垂直方向の属性値の下限値を再帰的に求める
サブルーチンを実行する(ステップS30)。その後、
木構造の各ノードである枠領域の下限値が最大値の比率
値を持つ子の枠領域の出力値となるように比率値を持つ
子の枠領域の出力値を設定するサブルーチンを実行する
(ステップS31)。
【0022】図10はステップS30のサブルーチンの
フローチャートを示している。基本的な処理は図7に示
したフローチャートと同じなので、簡単に説明する。先
ず、対象となる枠領域(対象枠領域)(=W1)の子の
枠領域(子枠領域)を一つ(=W11)取り(ステップ
S41)、その子枠領域を対象枠領域として再帰的に自
分のルーチンを呼び出す(ステップS42)。ステップ
S42終了後、ステップS41に戻り、次の子枠領域を
取る。子枠領域がなくなれば、対象領域をW1とする子
枠領域W11、W12、W13について、その配置方向
と垂直な方向(高さ方向)の下限値の最大値(Max
F)を求める(ステップS43)。この場合、W132
の高さが1b=20dotと規定されており、W13の
中にW131とW132が高さ方向に並んでいることか
ら、MaxF=20dot×2=40dotとなる。
【0023】次にステップS44に進み、比率値を持つ
子枠領域の比率値の最大値を求め、一時的な変数Max
R(図示せず)に格納する。この場合、子枠領域比率値
はW11=W12=1、W13=2であるから、Max
R=2となる。ステップS45で、比率ちを持つ子枠領
域の下限値の最大値を求めて一時的な変数MaxFRに
格納する。比率値を持つ子枠領域の下限値は、W11=
W12=10dot、W13=20dot×2=40d
otであるから、MaxFR=40dotであるから、
MaxFR=40となる。
【0024】ステップS46では、ステップS43でも
とめたMaxFとステップS45で求めたMaxFRの
最大値を新たな下限値として求め、一時的な変数New
LB(=40)に格納する。以上の処理を終えると、次
に子枠領域を対象領域としてその子枠領域について同様
な処理を行い、これ全ての子枠領域に対して行う(ステ
ップS47、S48)。
【0025】続いて、ステップS31のサブルーチンの
実行に移るが、ステップS31のサブルーチンの詳細を
図11に示す。まず、対象となる枠領域(対象枠領域)
(=W1)の子枠領域を(=W11)一つ取り(ステッ
プS51)、子枠領域があれば子枠領域が比率値を持つ
かどうかを調べ(ステップS52)、持たなければ子枠
領域の下限値を出力値としてステップS55へ進み(ス
テップS53)、一方、持てば子枠領域の(比率値×M
axFR)÷MaxR[(1×40画素)÷2=20画
素]を計算して子枠領域の出力値へ格納し(ステップS
54)、子枠領域(=W11)を対象枠領域としてこの
ルーチンを呼び出し(ステップS55)、その後ステッ
プS51へ戻る。ステップS51で子枠領域がなければ
このルーチンを終了する。
【0026】このように、レイアウトのサイズの属性を
比率で指定してあるので、設計者がレイアウトのサイズ
の関係を比率で考えて設計していた場合で、レイアウト
の変更箇所が比率で考えていた部分に影響を及ぼす場合
にも、比率にあったサイズの変更を自動的に行うため、
レイアウトの設計を行う場合にも設定が少なくて簡単で
あるし、レイアウトの変更を行う場合にも変更箇所が少
なくなり、レイアウトの設計・変更の効率を上げること
ができる。
【0027】尚、実施例で配置方向の処理と配置方向と
垂直方向の処理に分けて説明したが、同じ制御構造(ル
ープ)内で処理を行っても良い。また、実施例におい
て、比率値は同じ枠領域を親とする子の枠領域同士の高
さまたは幅の比率としているが、枠領域の高さと幅の比
率であったり、ある絶対値の値に対する比率であっても
良い。
【0028】更に、本実施例では枠領域自体はその属性
によってのみ下限値のサイズが設定されているが、枠領
域の中にテキストが入ったり、ウィンドウ画面を構成す
るボタンなどが入ることにより属性値のサイズが決まる
と考えても、本発明の範囲を越えるものではない。 (実施例2)図12は本発明の実施例2のレイアウト設
計装置の構成図で、このレイアウト設計装置は、枠情報
格納部1と、枠情報編集部2と、枠情報出力変換部3
と、比率値逆変換部4と、出力枠情報格納部5と、出力
部6とを備えており、枠情報出力変換部5は、比率値変
換手段7と、整合性検査手段8とを備えている。枠情報
格納部1、枠情報編集部2、出力枠情報格納部5、出力
部6、比率値変換手段7は夫々第1の実施例の対応する
要素と異ならないので、説明は省略する。枠情報出力変
換部3の整合性検査手段8は、比率値変換手段7で作成
した出力枠情報の高さまたは幅の属性の絶対値の出力値
が同じ枠領域の枠情報の高さまたは幅の属性の上限値を
越えない整合性があるかないかを検査する。比率値逆変
換部4は、整合性検査手段8で整合性が無いと判定され
た枠領域について、その子供で比率値の高さまたは幅の
属性を持たない枠領域のについて下限値に絶対値に基づ
く比率の比率値を計算し、枠情報格納部1に比率値とし
て格納する。また、比率値逆変換部は設計者の指示によ
り、出力枠情報格納部5から枠情報の高さまたは幅のサ
イズの属性の絶対値の出力値を取り出し、その枠領域の
親と同じ親を持つ枠領域の高さまたは幅のサイズの属性
の絶対値の出力値との比率を計算し、枠情報格納部1に
枠情報の高さまたは幅のサイズの属性値の比率値として
格納する。
【0029】次に上記レイアウト設計装置について、図
13のフローチャートを参照しながら説明する。まず、
設計者が枠情報編集部2を通して枠情報格納部1に枠情
報の変更を行う(ステップS61)。例えば、実施例1
の枠領域のデータを枠領域W122の幅の下限値を2画
素から20画素に変更し、枠領域W1は幅の上限値とし
て100画素を持ち、その他の枠領域は幅の上限値を持
たないと変更されたとする。本実施例では枠領域の幅の
みに着目する。この時、枠情報格納部2に格納されてい
る枠情報は、図14に示すような概観を持ち、図4に示
した木構造を持ち(但し、W131、W132のノード
は有していない。)、木構造のノードとなる各枠情報は
図15に示す幅の属性値を持つ。枠情報格納部1におけ
る変更がトリガとなり枠情報出力変換部3を起動し、枠
情報出力変換部3において、枠領域格納部1に格納され
ている枠情報の木構造について、比率値変換手段が木構
造のノードである各枠領域の枠の大きさの下限値を再帰
的に計算し、親の枠領域の下限値から比率値を持たない
子の枠領域の下限値の和を引いた残りを比率値を持つ子
の枠領域の出力値に比率値に従って分配し、出力枠情報
格納部5に格納する(ステップS62)。ここで、出力
値は図15の幅の出力値の通りである。この後、枠領域
の出力枠情報の出力値が枠情報の上限値の属性を越える
かどうかを整合性検査手段8が検査する(ステップS6
3)。枠領域W1の幅の出力値(110画素)が上限値
(100画素)を越えていると、比率値逆変換部4が枠
領域W1の子枠領域の出力値の比率(20画素:60画
素:30画素)で枠情報格納部1の各子枠領域の比率値
(2:6:3)を設定し、下限値を0画素に設定し直
し、さらに子供の子枠領域についても再帰的に同様の処
理を行い(ステップS64)、再びステップS62へ戻
る。この時出力値によっては比率値の値が大きくなった
り、既に単純な比率値であったものが複雑な比率値にな
ることもあるが、既に設定されている比率値を参考にし
たり、比率の近似値をとるなどの処理(21画素:30
画素≒2:3)を行い、単純な比率値にすることもでき
る。出力部6は出力枠情報格納部5から出力枠情報を取
り出し、画面表示や印刷を行うために出力枠情報を変換
する。また、設計者の指示により比率値逆変換部4が枠
情報格納部1から枠情報を取り出し、比率値でない枠情
報を比率値に変換する(ステップS65)。
【0030】また、整合性検査手段8を用いて上限値に
従って自動的に比率値逆変換部4を起動し、比率値を設
定するだけではなく、直接比率値に設定したい枠領域を
指定して比率値逆変換部4を起動することにより、設計
者の要求する部分を比率値にすることができる。このよ
うに、レイアウトを構成する枠領域の高さや幅などのサ
イズを絶対的な値から比率値に自動的に変換できること
により、サイズの絶対値を目測で決定し、それにあった
比率値のサイズを設定でき、その後は比率値でレイアウ
トを扱うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、1つの枠領域内に入れ子構造で複数の枠が含まれ
ているレイアウトにおいて、各枠の高さ及び幅について
の比率値を枠情報として枠情報格納手段が格納してお
り、変更指示手段が入れ子構造の枠の一つについて大き
さの変更を指示すると、演算手段が変更指示されていな
い残余の枠について枠情報格納手段の格納する比率値と
変更指示された枠の変更後のサイズとに基づき演算し、
出力枠情報として作成するものであるから、レイアウト
設計者の求めるレイアウトが一つの枠サイズの変更指示
により自動的に実現し、レイアウト変更回数の大幅な減
少が図れる。
【0032】請求項2の発明によれば、枠の高さ及び幅
に範囲値が与えられている場合には、レイアウト変更指
令に従って枠領域の変更回数少なく変更できると共に、
変更後の枠サイズが前記範囲値内に収まるように自動的
に調整され、頗る利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
の構成図である。
【図2】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
のルーチン1の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
の枠情報管理部に格納される枠情報のレイアウトの概観
である。
【図4】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
の枠情報管理部に格納される枠情報の木構造である。
【図5】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
の枠情報管理部に格納される枠情報の属性値の値であ
る。
【図6】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
のルーチン2の動作を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
のルーチン3の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
のルーチン4の動作を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装置
のルーチン5の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装
置のルーチン6の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図11】本発明の実施例1におけるレイアウト設計装
置のルーチン7の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図12】本発明の実施例2におけるレイアウト設計装
置の構成図である。
【図13】本発明の実施例2におけるレイアウト設計装
置のルーチン8の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図14】本発明の実施例2におけるレイアウト設計装
置の枠情報管理部に格納される枠情報のレイアウトの概
観である。
【図15】本発明の実施例2におけるレイアウト設計装
置の枠情報管理部に格納される枠情報の属性値の値であ
る。
【図16】従来のレイアウト設計装置の構成図である。
【符号の説明】
1 枠情報格納部 2 枠情報編集部 3 枠情報出力変換部 4 比率値逆変換部 5 出力枠情報格納部 7 比率値変換手段 8 整合性検査手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 英和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 里村 尚 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 伊藤 謙次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−135034(JP,A) 特開 平5−342326(JP,A) 特開 平3−110665(JP,A) 特開 平4−51358(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 100 G06F 17/21 536

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの枠領域内に入れ子構造で複数の枠
    が含まれているレイアウトの設計装置であって、一の枠
    とその領域内に含まれる他の枠とを識別する識別子と各
    枠の配置方向及び各枠の高さ及び幅についての比率値と
    を含む枠情報を格納する枠情報格納手段と、前記入れ子
    構造の枠の一つについて大きさの変更を指示する変更指
    示手段と、変更指示手段によって直接に変更を指示され
    ていない残余の枠について、その比率値と変更指示され
    た枠の変更後のサイズとに基づき枠サイズを演算する演
    算手段と、変更指示手段によって指示された変更内容と
    前記演算手段で求められた結果とを用いて枠情報を書き
    換え、これを出力枠情報として格納する出力枠情報格納
    手段と、を備えたことを特徴とするレイアウト設計装
    置。
  2. 【請求項2】 前記枠情報格納手段は更に枠の高さ及び
    幅についての範囲値を有し、レイアウト設計装置は更に
    演算手段によって求められた枠サイズが、前記枠情報格
    納手段の格納する枠の範囲値に対して整合性を有するか
    を再帰的に検査する整合性検査手段と、整合性がないと
    判定された場合に、範囲値をもつ枠内部の枠についての
    出力枠情報をその枠の高さ、幅の比率に逆変換する比率
    値逆変換手段と、逆変換された高さ、幅の比率値を受け
    取ると、範囲値をもつ枠内部の枠についてのサイズの制
    限を消去した枠情報を作製し演算手段に送出する枠情報
    修正手段と、を有することを特徴とする請求項1のレイ
    アウト設計装置。
JP05038224A 1993-02-26 1993-02-26 レイアウト設計装置 Expired - Fee Related JP3112594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05038224A JP3112594B2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 レイアウト設計装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05038224A JP3112594B2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 レイアウト設計装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06251117A JPH06251117A (ja) 1994-09-09
JP3112594B2 true JP3112594B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=12519341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05038224A Expired - Fee Related JP3112594B2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 レイアウト設計装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3112594B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4250540B2 (ja) 2004-01-30 2009-04-08 キヤノン株式会社 レイアウト調整方法および装置およびレイアウト調整プログラム
JP4743909B2 (ja) * 2008-11-26 2011-08-10 キヤノン株式会社 情報処理方法および装置およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06251117A (ja) 1994-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6603493B1 (en) Method for arranging display elements
EP1612655A2 (en) Aligned behaviour in templated lists
JP2008192159A (ja) テーブルレイアウトを行うブラウザプログラム、方法および装置
JPH09128466A (ja) 表処理方法及び表処理装置
JP2000039948A (ja) オブジェクト配置制御装置、方法及び記録媒体
JP3112594B2 (ja) レイアウト設計装置
US5469189A (en) Display apparatus and method with multi-window function
JP3711810B2 (ja) 画像変換装置、記憶媒体および画像変換方法
KR100686162B1 (ko) 이동통신 단말기 및 섬네일 이미지 표시 방법
CN107861711A (zh) 页面适配方法及装置
US5519412A (en) Pattern processing method
CN111475693A (zh) 投屏显示管理的方法、装置及存储介质
JP3306896B2 (ja) 文書作成装置
JPS61141480A (ja) 拡大文字処理方法
JPH02115896A (ja) 画像処理装置
JP2582296B2 (ja) プリント基板設計装置におけるデータ入力方法
JPH07140964A (ja) 画像表示装置
JPH0370068A (ja) 文書処理装置
JPH05313850A (ja) ウインドウサイズの最適化方法
JPH06301774A (ja) イメージパターンの拡大縮小方法
JPS61258288A (ja) 表示制御装置
JP2718386B2 (ja) 図形処理装置
JP2695081B2 (ja) ウィンドウシステムの縮小イメージ作成方式
JPH10240722A (ja) データ表示装置及び記憶媒体
JPH05242088A (ja) 画像表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees