JP3111884B2 - 真空脱気装置 - Google Patents

真空脱気装置

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JP3111884B2
JP3111884B2 JP08054132A JP5413296A JP3111884B2 JP 3111884 B2 JP3111884 B2 JP 3111884B2 JP 08054132 A JP08054132 A JP 08054132A JP 5413296 A JP5413296 A JP 5413296A JP 3111884 B2 JP3111884 B2 JP 3111884B2
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弘之 竹田
卓宏 山尾
克文 一色
元 安部
大輔 森
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被脱気液の供給
ラインと脱気液の排出ラインとを備えた脱気手段に真空
ポンプを接続し、この真空ポンプにより前記脱気手段内
の被脱気液を真空脱気する真空脱気装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】これまで被脱気液の供
給ラインと脱気液の排出ラインとを備えた脱気手段に真
空ポンプを接続し、該真空ポンプにより前記脱気手段内
の被脱気液を真空脱気する真空脱気装置は広く用いられ
ている。こうした真空脱気装置においては、脱気液の排
出ラインにフロースイッチを設けて、脱気液の流れを検
出した時に真空ポンプをONし、流れを検出しない時に
真空ポンプをOFFする制御が行われる。
【0003】こうした、真空脱気装置においては、液の
流れを直接検出することなく、液の流れの有無を判定す
る適当な手段が存在しなかった。又、フロースイッチが
故障して脱気液の流れがあるのに真空ポンプをOFFす
る信号を出力した場合、脱気運転ができず、脱気されて
いない液が供給されるという課題があった。又、フロー
スイッチが故障して脱気液の流れが無いのに真空ポンプ
のON信号を連続的に出力した場合、真空ポンプの過熱
のおそれがあると共に、真空ポンプの駆動が必要ないの
に駆動され、不経済であるという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、被脱気液の供
給ラインと脱気液の排出ラインとを備えた脱気手段に真
空ポンプを接続し、この真空ポンプにより前記脱気手段
内の被脱気液を真空脱気する真空脱気装置において、前
記真空ポンプの停止(液の流れが有る時と無い時とで真
空度の変化を検出できる程度の実質的停止状態を含む)
時における前記脱気手段の真空度の変化の割合が大きい
時被脱気液又は脱気液の流れが有りと判定し前記変化の
割合が小さい時被脱気液又は脱気液の流れが無いと判定
する液流有無判定手段を備えたことを第1の特徴とし、
【0005】又、被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する液流通
検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する真空脱
気装置において、前記真空ポンプの停止(液の流れが有
る時と無い時とで真空度の変化を検出できる程度の実質
的停止状態を含む)を検出する停止検出手段と、この停
止検出手段による前記真空ポンプの停止検出時における
前記脱気手段の真空度の変化の割合が大きい時被脱気液
又は脱気液の流れが有りと判定し前記変化の割合が小さ
い時被脱気液又は脱気液の流れが無いと判定する液流有
無判定手段と、この液流有無判定手段により流れ有りの
判定時前記液流通検出手段を異常と判定する異常判定手
段とを備えたことを第2の特徴とし、
【0006】又、被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する液流通
検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する真空脱
気装置において、前記真空ポンプの所定時間以上の連続
運転を検出する連続運転検出手段と、この連続運転検出
手段により連続運転が検出された時前記真空ポンプを停
止(液の流れが有る時と無い時とで真空度の変化を検出
できる程度の実質的停止状態を含む)する運転停止手段
と、この運転停止手段による前記真空ポンプの停止時に
おける前記脱気手段の真空度の変化の割合が大きい時被
脱気液又は脱気液の流れが有りと判定し前記変化の割合
が小さい時被脱気液又は脱気液の流れが無いと判定する
液流有無判定手段と、この液流有無判定手段により液の
流れ無しの判定時前記液流通検出手段を異常と判定する
異常判定手段とを備えたことを第3の特徴とし、
【0007】又、被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する液流通
検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する真空脱
気装置において、前記真空ポンプの停止(液の流れが有
る時と無い時とで真空度の変化を検出できる程度の実質
的停止状態を含む)を検出する停止検出手段と、この停
止検出手段による前記真空ポンプの停止時における前記
脱気手段の真空度の変化の割合が大きい時被脱気液又は
脱気液の流れが有りと判定し前記変化の割合が小さい時
被脱気液又は脱気液の流れが無いと判定する液流有無判
定手段と、この液流有無判定手段により流れ有りの判定
時前記液流通検出手段を異常と判定する第1の異常判定
手段と、前記真空ポンプの所定時間以上の連続運転を検
出する連続運転検出手段と、この連続運転検出手段によ
り連続運転が検出された時前記真空ポンプを停止(液の
流れが有る時と無い時とで真空度の変化を検出できる程
度の実質的停止状態を含む)する運転停止手段と、この
運転停止手段による前記真空ポンプの停止時において前
記液流有無判定手段により液の流れ無しの判定時前記液
流通検出手段を異常と判定する第2の異常判定手段とを
備えたことを第4の特徴とし、
【0008】又、被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する液流通
検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する真空脱
気装置において、前記液流通検出手段の異常を判定する
異常判定手段と、この異常判定手段により異常が判定さ
れた時に前記真空ポンプを前記液流通検出手段の検出信
号によらず運転制御する異常時運転制御手段とを備えた
ことを第5の特徴とし、
【0009】又、請求項5において、異常判定手段によ
り異常が判定された時に前記真空ポンプを間欠運転する
ことを第6の特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1の発明の実施の形態は、
被脱気液の供給ラインと脱気液の排出ラインとを備えた
脱気手段に真空ポンプを接続し、この真空ポンプにより
前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気する真空脱気装置
において、前記真空ポンプの停止時における前記脱気手
段の真空度の変化の割合が大きい時被脱気液又は脱気液
の流れが有りと判定し前記変化の割合が小さい時被脱気
液又は脱気液の流れが無いと判定する液流有無判定手段
を備えた構成の真空脱気装置とする。
【0011】この実施形態につき説明するに、脱気手段
とは脱気膜の一面側に被脱気液を流通させるように、被
脱気液の供給ラインと脱気済の脱気液の排出ラインを接
続し、他面側に真空ポンプを接続して他面側を真空ポン
プにより高度の真空状態として、脱気液中の溶存気体を
脱気膜の他面側に抽出、排気するものであり、通常脱気
膜は小径の中空糸膜として構成され、これが多数並列に
束ねられた脱気モジュールに構成される。脱気手段の真
空度とは脱気膜の他面側の真空度であり、その検出位置
は脱気モジュールの内部でも良いし、脱気モジュールと
真空ポンプの間と真空吸引ラインでも良い。液流有無判
定手段とは真空ポンプの停止時における脱気手段の変化
に基づき被脱気液又は脱気液の流れの有無を判定するも
のであって、真空ポンプの停止状態において液の流れが
有る場合と、無い場合とでは、真空度の変化の割合(程
度或いは度合いと言ってもよい)が異なる、より具体的
には真空度の降下の割り合いが前者のほうが、後者より
も大きいという知見に基づくものである。尚、運転停止
とは、真空ポンプを回転数制御等による多段階若しくは
無段階に容量制御(能力制御)できるものとした場合に
は、液の流れが有る時と無い時とで真空度の変化を検出
できる程度に回転数を停止に近い状態に下げる等による
実質的停止状態を含むものである。そして、液流有無判
定手段としては、次のものが含まれる。即ち、真空ポン
プの停止直後(停止から若干の遅れはあっても良い)、
真空度を監視し真空度が所定値(例えば、60Torr)降下
(低下)した時点で真空ポンプ停止時から所定時間(例
えば10分間)が経過していない場合に、流れ有りと判
定し、真空度が所定値降下した時点で、ポンプ停止から
所定時間が経過している場合に、流れ無しと判定する構
成(真空度を監視し、所定の降下時における時間を判定
する真空度優先型方式)のもの。又、真空ポンプの停止
直後(停止から若干の遅れはあっても良い)の真空度と
停止直後から所定時間(例えば10分間)後の真空度の
差、即ち、変化が所定値(例えば、60Torr)以上かどう
かに基づき、所定値以上の時は流れがあると判断し、以
下の時は流れがないと判定するもの(一定時間後に真空
度を判定する時間優先型方式のもの)である。又、真空
度の変化の割合を、真空度の変化率を検出し、これを平
均することにより求め、平均値が小さい場合に流れ無
し、大きい場合水の流れ有りと判定するものとしても良
い。
【0012】次に、請求項2の発明の実施形態は、被脱
気液の供給ラインと脱気液の排出ラインとを備えた脱気
手段に真空ポンプを接続し、この真空ポンプにより前記
脱気手段内の被脱気液を真空脱気し、被脱気液又は脱気
液の流れの有無を検出する液流通検出手段により前記真
空ポンプの運転を制御する真空脱気装置において、前記
真空ポンプの停止を検出する停止検出手段と、この停止
検出手段による前記真空ポンプの停止検出時における前
記脱気手段の真空度の変化の割合が大きい時被脱気液又
は脱気液の流れが有りと判定し前記変化の割合が小さい
時被脱気液又は脱気液の流れが無いと判定する液流有無
判定手段と、この液流有無判定手段により流れ有りの判
定時前記液流通検出手段を異常と判定する異常判定手段
とを備えた構成の真空脱気装置とする。
【0013】この実施の形態について以下に詳細に説明
する。請求項1の発明の実施形態と異なるところは、被
脱気液又は脱気液の流れの有無を検出し真空ポンプの運
転を制御する液流通検出手段と、真空ポンプの停止を検
出する停止検出手段と、前記液流有無判定手段により流
れ有りの判定時前記液流通検出手段を異常と判定する異
常判定手段とを付加したものであり、共通部分は請求項
1の実施形態と同様であり、異なる部分のみ説明する。
尚、本実施形態において、真空ポンプの(運転)停止と
は請求項1の実施形態と同様の内容を含んでいる。液流
通検出手段とは脱気液の排出ライン又は被脱気液の供給
ラインに設けられ真空ポンプのON,OFFに関係なく
液の流れを検出するもので、通常、液の流れを直接的に
検出して、流れ有りの時ONして真空ポンプをON(駆
動)し、流れが無しの時OFFして真空ポンプをOFF
(停止)するフロースイッチと称されるものが用いられ
る。要するに流れ有り時に真空ポンプを駆動し、流れ無
しの時に真空ポンプを停止するものであれば良い。尚、
液流検出手段が流れを段階的若しくは無段階的に流量を
検出できるものであれば、真空ポンプをON,OFF制
御でなく、容量制御しても良い。
【0014】又、停止検出手段とは,真空ポンプに対し
て出される駆動、停止信号のうち、停止信号が出されて
いるかどうかを判定するものである。この判定は、例え
ばマイクロコンピュータにより、予め定められた処理手
順に従い実行される。
【0015】又、異常判定手段とは、液流有無判別手段
により流れ有りの判定時前記液流通検出手段を異常と判
定するもので、液流有無判別手段により流れ有りと判定
されることは、液の流れが有ると想定され、液流通検出
手段が正常であれば流れ有りで真空ポンプが停止してい
ることは通常あり得ず、液流通検出手段の異常により真
空ポンプが停止されていると多くの場合に判定できると
いう知見に基づくものである。この異常判定は、例え
ば、マイクロコンピュータにより予め記憶された処理手
順の一部として構成される。液流有無判別手段による流
れ有りの判定は、1回の判定に基づくよりは、液流有無
判別手段による流れ有りの複数回(例えば、10回)の
判定によること正確を期する上で望ましい。尚、複数回
の判定を行うためには、異常判定を行った後、真空ポン
プを再度起動させる手段が必要である。
【0016】次に、請求項の3の発明の実施形態は、被
脱気液の供給ラインと脱気液の排出ラインとを備えた脱
気手段に真空ポンプを接続し、この真空ポンプにより前
記脱気手段内の被脱気液を真空脱気し、被脱気液又は脱
気液の流れの有無を検出する液流通検出手段により前記
真空ポンプの運転を制御する真空脱気装置において、前
記真空ポンプの所定時間以上の連続運転を検出する連続
運転検出手段と、この連続運転検出手段により連続運転
が検出された時前記真空ポンプを停止する運転停止手段
と、この運転停止手段による前記真空ポンプの停止時に
おける前記脱気手段の真空度の変化の割合が大きい時被
脱気液又は脱気液の流れが有りと判定し前記変化の割合
が小さい時被脱気液又は脱気液の流れが無いと判定する
液流有無判定手段と、この液流有無判定手段により液の
流れ無しの判定時前記液流通検出手段を異常と判定する
異常判定手段とを備えた構成の真空脱気装置とする。
【0017】この実施の形態について以下に詳細に説明
する。請求項1の発明の実施形態と異なるところは、被
脱気液又は脱気液の流れの有無を検出し真空ポンプの運
転を制御する液流通検出手段と、真空ポンプの所定時間
以上の連続運転を検出する連続運転検出手段と、この連
続運転検出手段により連続運転が検出された時前記真空
ポンプを停止する運転停止手段と、液流有無判定手段に
より液の流れ無しの判定時液流通検出手段を異常と判定
する異常判定手段とを付加した点にある。液流通検出手
段については請求項2の実施形態と同様であるので説明
を省略し、その他について説明する。尚、本実施形態に
おいて、真空ポンプの(運転)停止とは請求項1の実施
形態と同様の内容を含んでいる。
【0018】この実施形態において、連続運転検出手段
とは、真空ポンプの連続運転が所定時間(例えば30
分)以上行われたかどうかを判定するものであり、真空
ポンプに対する駆動信号を監視することで判定が可能で
ある。又、運転停止手段とは、連続運転検出手段により
所定時間の連続運転(容量制御の場合は高容量状態での
運転)が判定された時、真空ポンプに対し停止信号を出
力するものである。異常判定手段とは、液流有無判別手
段により流れ無しの判定時液流通検出手段を異常と判定
するもので、液流有無判別手段により流れ無しと判定さ
れることは、液の流れが無しが想定され、液流通検出手
段が正常な場合、この状態(液の流れなし)で真空ポン
プが連続運転していることは通常あり得ず、液流通検出
手段の異常により真空ポンプが連続運転されていると多
くの場合に判定できるとの知見に基づくものである。こ
の実施形態において、連続運転判定手段、運転停止手
段、液流有無検出手段及び異常判定手段は、例えば、マ
イクロコンピュータにより予め記憶された制御処理手順
の一部として構成される。異常判定手段は、液流有無判
別手段による判定が流れ無しかどうかで判定するもので
ある。この判定は、液流有無判別手段による流れ無しの
1回の判定に基づくよりは、液流有無判別手段による流
れ有りの複数回(例えば、10回)の判定によることが
望ましい。尚、複数回の判定を行うためには、真空ポン
プの強制的停止を伴う異常判定を行った後、真空ポンプ
を再度起動させる手段を設ける必要がある。
【0019】次に、請求項の4の発明の実施形態は、被
脱気液の供給ラインと脱気液の排出ラインとを備えた脱
気手段に真空ポンプを接続し、この真空ポンプにより前
記脱気手段内の被脱気液を真空脱気し、被脱気液又は脱
気液の流れの有無を検出する液流通検出手段により前記
真空ポンプの運転を制御する真空脱気装置において、前
記真空ポンプの停止を検出する停止検出手段と、この停
止検出手段による前記真空ポンプの停止時における前記
脱気手段の真空度の変化の割合が大きい時被脱気液又は
脱気液の流れが有りと判定し前記変化の割合が小さい時
被脱気液又は脱気液の流れが無いと判定する液流有無判
定手段と、この液流有無判定手段により流れ有りの判定
時前記液流通検出手段を異常と判定する第1の異常判定
手段と、前記真空ポンプの所定時間以上の連続運転を検
出する連続運転検出手段と、この連続運転検出手段によ
り連続運転が検出された時前記真空ポンプを停止する運
転停止手段と、この運転停止手段による前記真空ポンプ
の停止時において前記液流有無判定手段により液の流れ
無しの判定時前記液流通検出手段を異常と判定する第2
の異常判定手段とを備えた構成の真空脱気装置とする。
【0020】この実施の形態について以下に詳細に説明
する。この実施形態は、請求項2の実施形態と請求項3
の実施形態を組み合わせた形態であり、各手段について
は請求項2の実施形態と請求項3の実施形態のものと同
様である。尚、第1の液流有無判定手段と第2の液流有
無判定手段とは別の構成のものとして別個に設けてもよ
いが、同じ構成のものとして別個に設けるか、同じ構成
のものとして共通に用いても良い。尚、本実施形態にお
いて、真空ポンプの(運転)停止とは請求項1の実施形
態と同様の内容を含んでいる。
【0021】次に、請求項の5の発明の実施形態は、被
脱気液の供給ラインと脱気液の排出ラインとを備えた脱
気手段に真空ポンプを接続し、この真空ポンプにより前
記脱気手段内の被脱気液を真空脱気し、被脱気液又は脱
気液の流れの有無を検出する液流通検出手段により前記
真空ポンプの運転を制御する真空脱気装置において、前
記液流通検出手段の異常を判定する異常判定手段と、こ
の異常判定手段により異常が判定された時に前記真空ポ
ンプを前記液流通検出手段の検出信号によらず運転制御
する異常時運転制御手段とを備えたものとする。
【0022】この実施の形態について以下に詳細に説明
する。この実施形態は、被脱気液の供給ラインと脱気液
の排出ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続
し、該真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真
空脱気し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する
液流通検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する
構成については、請求項2と同様である。又、異常判定
手段としては、請求項3の実施形態で説明した異常判定
手段が用いられるか、又は請求項4の実施形態で説明し
た異常判定手段が用いられるが、これに限定されない。
異常運転制御手段としては、請求項6に記載のように異
常が判定された時に真空ポンプを間欠運転(例えば60se
c 運転、10sec 停止)を行うものであるが,間欠運転の
代わりに真空ポンプを回転数制御等による容量制御でき
るものとし、異常判定時には通常運転に比較して回転数
を下げて運転する等の容量制御を行うものであっても良
い。
【0023】
【実施例】以下、上述の実施形態に対応する具体的実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、同実施例
の機械構造(ハード)的概略構成を示す図で、図2及び
図3は同実施例の制御器による制御手順の一部を示す図
である。
【0024】図1において、1は被脱気液を真空脱気す
る周知の脱気手段で、中空糸膜等の気体透過膜(脱気
膜)により形成された膜脱気モジュール2をもって構成
される。この膜脱気モジュール2の一側には被脱気液の
供給ライン3の一端が接続されており、この供給ライン
3の他端は、被脱気液を所定の供給圧で脱気モジュール
2へ供給する供給源(図示省略)に接続されている。
又、膜脱気モジュール2の他側には脱気液を取り出す排
出ライン4が接続されており、この排出ライン4は脱気
液貯溜タンク5を介して脱気液を各機器(図示省略)へ
供給する構成となっている。これにより脱気膜の一面側
を被脱気液が流通するよう構成される。排出ライン4の
適所には後記真空ポンプ8のON,OFFに関係なく脱
気液の流れを直接的に検出してON−OFF(開閉)す
るフロースイッチ(液流通検出手段)6が設けられ、こ
のスイッチがONした時は真空ポンプ8をONし、OF
Fした時には真空ポンプ8をOFFするよう制御する。
7は貯溜タンク5内の水位を所定の水位幅内に制御する
定水位弁であり、この弁により、排出ライン4の脱気液
の流れが停止されると、フロースイッチ6はOFFし、
脱気液の流れが開始されると、フロースイッチ6はON
する。このフロースイッチは供給ライン3側に設けても
よい。
【0025】8は膜脱気モジュール2内を真空脱気する
手段としての水封式の真空ポンプであり、一般的な構成
として、封水ライン9と排気ライン10を備えている。
この真空ポンプ8と前記膜脱気モジュール2とは、真空
吸引ライン11で接続されている。これにより、脱気膜
の他面側を真空ポンプ8により高度の真空状態として、
脱気液中の溶存気体を脱気膜の他面側に抽出、排気する
構成とされる。この真空吸引ライン11には前記膜脱気
モジュール2内の真空度を検出する真空度センサ12が
設けられている。この真空度センサ12の検出圧力は、
後述の液流有無判定手段による真空度検出のために用い
られると共に、脱気モジュール2の真空度を表示器(図
示省略)に表示する信号として用いられる。このセンサ
12としては無段階に圧力範囲を設定できる半導体式圧
力センサが好適である。13は真空吸引ライン11に設
けられ真空吸引ライン11の連通,遮断を行う制御弁
で、フロースイッチ6等により真空ポンプ8と連動して
開閉される。
【0026】14はマイクロコンピュータ等からなる制
御器で、予めメモリ(図示省略)に記憶された制御手順
に従い真空度センサ12及びフロースイッチ6等からの
信号を入力して真空ポンプ8及び制御弁13等の制御を
行う。その制御手順の一部は図2及び図3に示されるも
のであり、これに従い本実施例の構成及び動作を以下に
説明する。
【0027】図2は、水が流れているのに、機械的な作
動不良等の何らかの理由によりフロースイッチ6がON
とならず、真空ポンプ8がOFFされるという異常状態
を検出し、異常報知とバックアップ制御を行う制御手順
を示すものである。ステップS0(以下SNはステップ
SNを意味する)から運転をスタートし、S1へ移行す
る。S1において、真空ポンプ8が運転停止かどうかを
判定する(停止検出手段)。ここで判定がNOの場合は
S0へ戻る。何らかの理由で真空ポンプ8が停止する
と、S1でYESが判定され、S2へ移行し、真空度セ
ンサ12による真空度をP1として記憶する。次いで、
S3において真空度をP2として記憶して、S4へ移行
する。S4にてP2−P1が所定値PX(例えば60To
rr)以上かどうか、即ち真空度が所定値以上降下したか
どうかを判定し、NOであればS3へ戻る。S4でYE
Sが判定されると、S5へ移行し、S4でYESが判定
された時点が運転停止から所定時間T10(例えば600s
ec)経過かどうかを判定する。所定時間以上経過の場合
は水の流れが無い(YES)と判定し、所定時間以上経
過していない場合は水の流れ有り(NO)と判定する
(液流有無判定手段)。S5でYESの場合、S11に
移行して異常カウンタ(図示省略)をクリアし、S9へ
移行して真空ポンプ8を所定の短時間T30(例えば60
sec )ONし、更にS10へ移行して真空ポンプ8を停
止し、S1へ戻る。S1でNOが判定されると、S0へ
戻る。S9を設けた理由は連続的に真空ポンプ8が停止
されることが無いようにするためである。
【0028】S5にてNOが判定される、即ち、水の流
れが有ると判定されると、異常と仮に判定し、異常カウ
ンタのカウント値を+1し、S7へ移行する。S7で異
常カウンタの値が所定値(例えば10回)以上かどうか
を判定し、NOの場合はS8へ移行し、S1にて真空ポ
ンプ8の停止が判定されてから所定時間T20(例えば
10sec )が経過かどうかを判定する。この判定は真空ポ
ンプ8の停止後直ちに起動すると真空ポンプに悪影響を
与えることを防止するためのステップである。S8でN
Oが判定されるとS8に止まり、YESが判定されると
S9、S10を経てS1へ移行する。フロースイッチが
異常の場合は、S1→S2→S3→S4→S5→S6→
S7→S8→S9→S10→S1を繰り返し、S7で所
定値がカウントされると、フロースイッチ異常と判定
(異常判定手段)し、S12へ移行し、フロースイッチ
6のOFF異常(液の流れありでOFFとなっている異
常)を図示しない表示器等により視覚的、又は音声等に
より聴覚的に報知し、S13へ移行して、バックアップ
運転を行う(異常時運転制御手段)。このバックアップ
制御は例えば真空ポンプ8をフロースイッチ6の信号に
よらず、これを無視して、所定時間(60sec )運転−所
定時間(10sec )停止−所定時間(60sec )運転の繰り
返し、即ち間欠運転を行うことである。
【0029】図3は、液の流れが無いのに、接点溶着等
によりフロースイッチ6がOFFとならず、真空ポンプ
8が連続ONされるという異常状態を検出し、異常報知
とバックアップ制御を行う制御手順を示すものである。
ステップS21において、真空ポンプの所定時間T40
(例えば30分)の連続運転を判定する(連続運転判定
手段)。ここで判定がNOの場合はS0へ戻り、YES
の場合はS22へ移行し、真空ポンプを停止し(運転停
止手段)、S23へ移行し、真空度センサ12による真
空度をP1として記憶する。次いで、S24にて真空度
をP2として記憶し、S25へ移行する。S25にてP
2−P1が所定値PX(例えば60Torr)以上かどう
か、即ち真空度が所定値以上降下したかどうかを判定
し、YESであれば水の流れが有りと判断(液流有無判
定手段)して、S29へ移行し、異常カウンタをクリア
して、S30へ移行する。S30では真空ポンプ8停止
後所定時間T60(例えば10sec )経過かどうかを判定
し、NOであればS30に止まり、YESが判定される
とS31へ移行し、真空ポンプ8をONして、S0へ戻
る。S30を設けたのは真空ポンプ8の停止後直ちにこ
れを起動させないためである。
【0030】S25にて、NOが判定されるとS26へ
移行し、運転停止から所定時間T50(例えば600sec)
経過かどうかを判定する。YESの場合、即ち真空度が
所定値以上降下となる前に所定時間が経過した時は真空
度の変化の割合が小さく、水の流れ無しと判定(液流有
無判定手段)し、仮に異常と判定し異常カウンタのカウ
ント値を+1し、S28へ移行する。S28で異常カウ
ンタの値が所定値(例えば10回)以上かどうかを判定
し、NOの場合はS31を経てS0へ移行する。フロー
スイッチがONを続ける異常の場合は、S0→S21→
S22→S23→S24→S25→S26→S27→S
28→S31→S0を繰り返し、S28で所定値がカウ
ントされるとフロースイッチ異常と判定(異常判定手
段)し、S32へ移行し、フロースイッチ6の異常(液
の流れが無いのにONとなっている異常)を図示しない
表示器等による視覚的、又は音声等による聴覚的に報知
し、S33へ移行して、バックアップ運転制御を行う。
このバックアップ制御は例えば真空ポンプをフロースイ
ッチの信号によらず(これを無視して)、所定時間(60
sec )運転−所定時間(10sec )停止−所定時間(60se
c )運転の繰り返し、即ち間欠運転を行うことである。
【0031】上記の実施例の構成において、図2の処理
手順と図3の処理手順とにおいて、図2では、S4(真
空度判定)でYESの後、S5(時間経過判定)でYE
Sが判定されると流れ無し(正常)、NOが判定される
と流れ有り(異常)の処理を行うのに対して、図3で
は、S25(真空度判定)でYESが判定されると、流
れ有り(正常)の処理を行い、S25でNOが判定され
た後、S26(時間経過判定)でYESが判定されると
流れ無し(異常)の処理を行うよう構成されている。何
れの場合も、真空ポンプ8の停止状態で異常の判定を行
うので、真空度判定ステップ(S4,S25)でYES
が判定されると、時間経過判定ステップ(S5,S2
6)の所定時間を経過すること無くS9,S31にて真
空ポンプ8を駆動するように構成している。これによ
り、液が流れているにもかかわらず真空ポンプを長時間
停止することが無くなり、脱気されていない被脱気液が
多量に供給されことが無くなるものである。尚、流れの
有無の判定を図2と図3とで共通にすることも可能であ
る。しかしながら、図3において図2ののS4及びS5
をS25及びS26の代わりに用いた場合、S4におい
て何らかの理由で長時間に渡り真空度が降下しなかった
場合、長時間に渡って真空ポンプが停止状態を続けると
いう異常事態のおそれの可能性があるが、図3のS2
5,S26NO処理によれば、真空度が低下しない場
合、S26の経過判定時間T50以内に真空ポンプ8の
停止時間を制限できる効果がある。図2において、S4
を採用しているのは、真空ポンプを強制的に停止したの
ではなく真空ポンプ8が停止したのであるから、S4に
おいて何らかの理由で長時間に渡り真空度が低下しなか
った場合に停止を続けたとしても然程問題ではないから
である。
【0032】又、上記のごとく構成される実施例におい
ては、次の効果を奏する。真空度の表示用として設けて
ある真空度センサ12の出力を用いて液の流れの有無を
判定でき、フロースイッチ6のバックアップ用の別個の
フロースイッチを必要としない。又、フロースイッチ6
が溶着する等の理由でONを続けた場合及び何らかの理
由でOFFを続けるという異常を判定でき、この判定結
果に基づいて、異常の表示やフロースイッチ6の信号に
基づかないバックアップ運転をできるものである。
【0033】
【発明の効果】上記の如く構成される本発明によれば、
次の効果を奏する。即ち、請求項1の発明によれば、真
空ポンプの停止時における脱気手段の真空度の変化の割
合が大きい時被脱気液又は脱気液の流れが有りと判定し
前記変化の割合が小さい時被脱気液又は脱気液の流れが
無いと判定する液流有無判定手段を備えたものであるか
ら、液の流れを直接検出すること無く、脱気手段の真空
度の変化割合で液の流れの有無を判定できる効果があ
る。
【0034】又、請求項2の発明によれば、真空ポンプ
の停止を検出する停止検出手段と、この停止検出手段に
よる真空ポンプの停止検出時における脱気手段の真空度
の変化の割合が大きい時被脱気液又は脱気液の流れが有
りと判定し前記変化の割合が小さい時被脱気液又は脱気
液の流れが無いと判定する液流有無判定手段と、この液
流有無判定手段により流れ有りの判定時液流通検出手段
を異常と判定する異常判定手段とを備えたものであるか
ら、液の流れを直接検出すること無く、脱気手段の真空
度の変化割合で液の流れの有無を判定でき、これを用い
て液の流れが有るにもかかわらず液流通検出手段が真空
ポンプを停止するという異常を判定できる効果がある。
【0035】又、請求項3の発明によれば、真空ポンプ
の所定時間以上の連続運転を検出する連続運転検出手段
と、この連続運転検出手段により連続運転が検出された
時真空ポンプを停止する運転停止手段と、この運転停止
手段による真空ポンプの停止時における脱気手段の真空
度の変化の割合が大きい時被脱気液又は脱気液の流れが
有りと判定し前記変化の割合が小さい時被脱気液又は脱
気液の流のが無いと判定する液流有無判定手段と、この
液流有無判定手段により液の流れ無しの判定時液流通検
出手段を異常と判定する異常判定手段とを備えたもので
あるから、液の流れを直接検出すること無く、脱気手段
の真空度の変化割合で液の流れの有無を判定でき、これ
を用いて液の流れが無いにもかかわらず液流通検出手段
が真空ポンプを連続運転させるという異常を判定できる
効果がある。
【0036】又、請求項4の発明によれば、真空ポンプ
の停止を検出する停止検出手段と、この停止検出手段に
よる真空ポンプの停止検出時における脱気手段の真空度
の変化の割合が大きい時被脱気液又は脱気液の流れが有
りと判定し前記変化の割合が小さい時被脱気液又は脱気
液の流れが無いと判定する液流有無判定手段と、この液
流有無判定手段により流れ有りの判定時液流通検出手段
を異常と判定する第1の異常判定手段と、真空ポンプの
所定時間以上の連続運転を検出する連続運転検出手段
と、この連続運転検出手段により連続運転が検出された
時前記真空ポンプを停止する運転停止手段と、この運転
停止手段による前記真空ポンプの停止時において液流有
無判定手段により液の流れ無しの判定時液流通検出手段
を異常と判定する第2の異常判定手段とを備えたもので
あるから、液の流れを直接検出すること無く、脱気手段
の真空度の変化割合で液の流れの有無を判定でき、これ
を用いて液の流れが有るにもかかわらず液流通検出手段
が真空ポンプを停止するという異常を判定できると共
に、液の流れが無いにもかかわらず液流通検出手段が真
空ポンプを連続運転させるという異常を判定できる効果
がある。
【0037】又、請求項5の発明によれば、液流通検出
手段の異常を判定する異常判定手段と、この異常判定手
段により異常が判定された時に前記真空ポンプを液流通
検出手段の検出信号によらず運転制御する異常時運転制
御手段とを備えたものであるから、液流通検出手段の異
常が検出された時、液の流れが有るのに真空ポンプを停
止状態のままとしたり、液の流れが無いのに真空ポンプ
を連続運転したりすることがが無いという効果がある。
【0038】又、請求項6の発明によれば、異常判定手
段により異常が判定された時に真空ポンプ手段を間欠運
転するものであるから、液流通検出手段の異常が検出さ
れた時、液の流れが有るのに真空ポンプを停止状態のま
まとしたり、液の流れが無いのに真空ポンプを連続運転
したりすること無く、間欠運転によるバックアップ運転
を行い、所定の脱気された状態の脱気液を供給できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本発明一実施例の概略構成を示す図であ
る。
【図2】図は同実施例の制御器による制御手順の一部を
示すフローチャート図である。
【図3】図は同実施例の制御器による制御手順の他部を
示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 脱気手段 3 供給ライン 4 排出ライン 6 フロースイッチ(液
流通検出手段) 8 真空ポンプ 11 真空排気ライン 12 真空度センサ 14 制御器
フロントページの続き (72)発明者 山尾 卓宏 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 (72)発明者 一色 克文 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 (72)発明者 安部 元 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 (72)発明者 森 大輔 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 審査官 豊永 茂弘 (56)参考文献 特開 平9−150009(JP,A) 特開 平9−85012(JP,A) 特開 平7−47352(JP,A) 特開 平3−284302(JP,A) 特開 平5−68808(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 19/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
    ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
    真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
    する真空脱気装置において、前記真空ポンプの停止時に
    おける前記脱気手段の真空度の変化の割合が大きい時被
    脱気液又は脱気液の流れが有りと判定し前記変化の割合
    が小さい時被脱気液又は脱気液の流れが無いと判定する
    液流有無判定手段を備えたことを特徴とする真空脱気装
    置。
  2. 【請求項2】 被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
    ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
    真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
    し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する液流通
    検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する真空脱
    気装置において、前記真空ポンプの停止を検出する停止
    検出手段と、この停止検出手段による前記真空ポンプの
    停止検出時における前記脱気手段の真空度の変化の割合
    が大きい時被脱気液又は脱気液の流れが有りと判定し前
    記変化の割合が小さい時被脱気液又は脱気液の流れが無
    いと判定する液流有無判定手段と、この液流有無判定手
    段により流れ有りの判定時前記液流通検出手段を異常と
    判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする真空
    脱気装置。
  3. 【請求項3】 被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
    ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
    真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
    し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する液流通
    検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する真空脱
    気装置において、前記真空ポンプの所定時間以上の連続
    運転を検出する連続運転検出手段と、この連続運転検出
    手段により連続運転が検出された時前記真空ポンプを停
    止する運転停止手段と、この運転停止手段による前記真
    空ポンプの停止時における前記脱気手段の真空度の変化
    の割合が大きい時被脱気液又は脱気液の流れが有りと判
    定し前記変化の割合が小さい時被脱気液又は脱気液の流
    れが無いと判定する液流有無判定手段と、この液流有無
    判定手段により液の流れ無しの判定時前記液流通検出手
    段を異常と判定する異常判定手段とを備えたことを特徴
    とする真空脱気装置。
  4. 【請求項4】 被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
    ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
    真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
    し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する液流通
    検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する真空脱
    気装置において、前記真空ポンプの停止を検出する停止
    検出手段と、この停止検出手段による前記真空ポンプの
    停止時における前記脱気手段の真空度の変化の割合が大
    きい時被脱気液又は脱気液の流れが有りと判定し前記変
    化の割合が小さい時被脱気液又は脱気液の流れが無いと
    判定する液流有無判定手段と、この液流有無判定手段に
    より流れ有りの判定時前記液流通検出手段を異常と判定
    する第1の異常判定手段と、前記真空ポンプの所定時間
    以上の連続運転を検出する連続運転検出手段と、この連
    続運転検出手段により連続運転が検出された時前記真空
    ポンプを停止する運転停止手段と、この運転停止手段に
    よる前記真空ポンプの停止時において前記液流有無判定
    手段により液の流れ無しの判定時前記液流通検出手段を
    異常と判定する第2の異常判定手段とを備えたことを特
    徴とする真空脱気装置。
  5. 【請求項5】 被脱気液の供給ラインと脱気液の排出
    ラインとを備えた脱気手段に真空ポンプを接続し、この
    真空ポンプにより前記脱気手段内の被脱気液を真空脱気
    し、被脱気液又は脱気液の流れの有無を検出する液流通
    検出手段により前記真空ポンプの運転を制御する真空脱
    気装置において、前記液流通検出手段の異常を判定する
    異常判定手段と、この異常判定手段により異常が判定さ
    れた時に前記真空ポンプを前記液流通検出手段の検出信
    号によらず運転制御する異常時運転制御手段とを備えた
    ことを特徴とする真空脱気装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、異常判定手段によ
    り異常が判定された時に前記真空ポンプを間欠運転する
    ことを特徴とする真空脱気装置。
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