JP5084036B2 - 血液透析装置における補液供給装置 - Google Patents

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本発明は、血液透析装置における補液供給装置に関し、とくに補液供給回路の閉塞等に起因する内圧の上昇を確実に検出可能な血液透析装置における補液供給装置に関する。
従来、血液透析装置における補液(たとえば、生理食塩水)を供給する装置においては、補液供給回路のプライミング時等に回路下流側に位置する出口付近に(たとえば、補液を加温する補液加温装置を回路に設ける場合にはその下流側に位置する出口付近に)、鉗子を架け、回路を意図的に閉塞させることがある。しかし、血液透析治療開始前に鉗子を外し忘れ、そのまま補液の供給動作を行なう補液ポンプを作動させた場合、補液供給回路の内圧が上昇し、補液加温装置や補液供給回路を形成する管の接続嵌合部から補液が漏れ出すおそれがある。このように補液が補液回路外に漏れると、その漏れは血液透析装置本体側では検知されないため、血液透析装置本体側で行なわれる血液からの除水動作に影響を及ぼし、大きな除水誤差が発生するおそれがある。
補液供給回路の閉塞の検出方法としては、たとえば補液加温装置内に圧力センサを設け内圧上昇時に警報を発生させる方法、漏水検知器により液漏れを検出する方法、補液ポンプロータバネ調整によりある一定以上の圧力が加わった場合に圧送しないようにする方法等が実際に試みられているが十分ではない。また、装置の大掛りな改造が必要になる。なお、補液供給回路からの液漏れを検出する方法では、基本的に事後検出であるため、除水誤差の発生を未然に防止することはできない。
また、液体供給源からの液体ライン内の圧力を検知し平均圧力を決定するとともに、液体ラインの一端側と他端側の圧力差を決定し、平均圧力と圧力差に基づいて液体ラインの閉塞状態を検知する装置も提案されているが(特許文献1)、圧力センサとその信号処理とを必要とするため構造が複雑であり、とくに既存の装置に簡単に適用できない
特表平11−500338号公報
本発明の課題は、簡単な改良により補液供給回路の閉塞を早期の段階で確実に検出でき、補液漏れや除水誤差の発生を未然に防止可能な、既存の装置にも容易に組み込み可能な血液透析装置における補液供給装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る血液透析装置における補液供給装置は、補液を収容した補液容器から補液を、補液ポンプにより補液供給路を介して血液回路に供給する血液透析装置における補液供給装置において、前記補液供給路に、第1、第2のドリップチャンバを直列二段に配置し、両ドリップチャンバ間に、第2のドリップチャンバ側からの気液界面の上昇を検知するエア検出手段を設けたことを特徴とするものからなる。このような補液供給装置においては、補液供給路に第1、第2のドリップチャンバが直列二段に配置され、両ドリップチャンバ間に、第2のドリップチャンバ側からの気液界面の上昇を検知するエア検出手段が設けられているので、たとえば、補液供給路の下流側部位に鉗子が装着されたままその上流側に設けられた補液ポンプが運転されると、補液パックから送り出される補液は第1のドリップチャンバ側から第2のドリップチャンバ内へと落下され、その動作が順次くり返されるが、下流側が閉塞されているため、第2のドリップチャンバからの補液の行き場が無くなり、第2のドリップチャンバ内の液量が増加し気液界面が徐々に上昇する。つまり、この部分で、閉塞されている下流側に対し、一種のバックフローと同等の現象となる。その結果、第2のドリップチャンバの気液界面の上昇に伴って同チャンバ内上部に存在していた気相部分が、それまで液相であった上方の部位に押し上げられ、その部位に設けられているエア検出手段により検出される。したがって、実際に補液の漏出が発生する以前に補液供給回路の閉塞状態を早期にしかも確実に検知できるようになる。
上記エア検知手段は、装置が通常に運転されている際に補液中の気泡の検出機能を兼ね備えたものから構成することができる。つまり、供給すべき補液自体の中に気泡を含有することがあるが、エア検出手段の感度を上げておくことにより、前述の上方に押し上げられてくる気相部分の検出とともに、そのような含有微小気泡の検出まで可能とすることができる。したがって、高感度のエア検出手段であれば1台で済むことになる。
また、上記エア検出手段として、とくに高感度のエア検出手段として、超音波センサ、光センサ等を用いることができる。
本発明に係る血液透析装置における補液供給装置によれば、プライミング時等に用いた鉗子の外し忘れ等に起因する補液回路の閉塞を極めて早期の段階で、しかも確実に検出することができるので、補液漏れや除水誤差の発生を未然に防止することができる。
以下に、本発明に係る血液透析装置における補液供給装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施態様に係る血液透析装置における補液供給装置を示している。図1において、1は血液透析装置全体を示しており、血液透析装置1は、血液透析用の血液回路2と補液供給装置3とを有している。
血液回路2は、血液透析要素4(ダイアライザー)、ガス抜き用のドリップチャンバ5、血液ポンプ6を有しており、患者の動脈側から送られてきた血液は、血液ポンプ6によりガス抜き用のドリップチャンバ5を介して血液透析要素4(ダイアライザー)に送られようになっている。血液透析要素4内には透析膜が内在されており、透析液回路との間で血液透析が行われることによって、血液回路2側から尿成分等が透析回路側に抽出されて除去されるとともに、必要に応じて余剰水分が除水されるようになっている。この余剰水分は、透析液回路を通して系外へ除水される。そして、血液からの除水分を補うため、血液回路2中の血液に補液が供給されて患者の体内へと戻される。
補液供給装置3は、補液が収容される補液容器7(たとえば、補液バッグ)と、補液を血液回路2側に供給する補液供給路8を有している。補液容器7の直下流には、第1のドリップチャンバ9、第2のドリップチャンバ10が設けられている。第2のドリップチャンバ10の下流には、図2の別の実施態様で示すように、補液加温装置11が設けられていてもよい。この第2のドリップチャンバ10の下流側に(補液加温装置11が設けられている場合にあってはその上流側に)補液ポンプ12が設けられている。補液供給路8は、たとえば図1に示すような嵌合部13を介して血液回路側のガス抜き用のドリップチャンバ5へと接続されている。
第1のドリップチャンバ9と第2のドリップチャンバ10は、補液供給方向に直列二段に配置されており、両チャンバ9、10の間にはエア検出手段14が設けられている。エア検出手段14は、第2のドリップチャンバ10側の気液界面の上昇を検知可能に、かつ、通過する補液中の気泡を検知可能に構成されている。なお、本実施態様においては、ドリップチャンバは直列二段に配置されているが、三段以上に配置することも可能であり、その場合にはいずれかのドリップチャンバ間にエア検出手段を設ければよい。
本実施態様においては、補液供給路8に第1のドリップチャンバ9、第2のドリップチャンバ10が直列二段に配置され、両ドリップチャンバ間に、第2のドリップチャンバ10側からの気液界面の上昇を検知するエア検出手段14が設けられているので、たとえば、補液供給路8のプライミング時等に手技的に、たとえば補液加温装置11の出口付近に鉗子15を架けられ、鉗子15が装着されたまま補液ポンプ12が運転され、その状態で第1のドリップチャンバ9側から補液が第2のドリップチャンバ10内に落下されると、第2のドリップチャンバ10内の液相16が増加し気液界面が徐々に上昇する。そして第2のドリップチャンバ10内の上部の気相17部分が徐々に押し上げられ、エア検出手段14により検出される。したがって、実際に補液の漏出等が発生する以前に、鉗子15の外し忘れ等による補液供給路8の閉塞を早期にしかも確実に検知できる。
また、本実施態様においては、補液供給路中に気泡センサを設けた従来装置において補液供給路8中に設置される第1のドリップチャンバ9の下流にもう一つ別の第2のドリップチャンバ10を加えるだけの変更により、補液供給路8の閉塞を早期かつ確実に検知することができるので、既存の補液供給装置に対しても簡単に適用することができる。
本発明に係る血液透析装置における補液供給装置は、補液供給路を備えたあらゆる形態の血液透析装置に対し広く適用できる
本発明の一実施態様に係る血液透析装置における補液供給装置の概略構成図である。 本発明の別の実施態様に係る血液透析装置における補液供給装置の概略構成図である。
符号の説明
1 血液透析装置
2 血液回路
3 補液供給装置
4 透析要素(ダイアライザー)
5 ガス抜き用のドリップチャンバ
6 血液ポンプ
7 補液容器
8 補液供給路
9 第1のドリップチャンバ
10 第2のドリップチャンバ
11 補液加温装置
12 補液ポンプ
13 嵌合部
14 エア検出手段
15 鉗子
16 液相
17 気相

Claims (3)

  1. 補液を収容した補液容器から補液を、補液ポンプにより補液供給路を介して血液回路に供給する血液透析装置における補液供給装置において、前記補液供給路に、第1、第2のドリップチャンバを直列二段に配置し、両ドリップチャンバ間に、第2のドリップチャンバ側からの気液界面の上昇を検知するエア検出手段を設けたことを特徴とする血液透析装置における補液供給装置。
  2. 前記エア検出手段が、供給されている補液中の気泡の検出機能も兼ね備えている、請求項1に記載の血液透析装置における補液供給装置。
  3. 前記エア検出手段が超音波センサまたは光センサからなる、請求項1または2に記載の血液透析装置における補液供給装置。
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