JP3111822U - 汎用型ペレット堆肥散布機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動モータを動力源としてペレット堆肥や粒状物を精密に散布する装置。
【解決手段】 小型運搬車2の荷台2a、または小型トラック3の荷台3aに搭載される汎用型のペレット堆肥散布機1であって、小型運搬車2の荷台2a、または小型トラック3の荷台3aに着脱可能の本体フレーム4に、小型発電機5と、ペレット堆肥を収容するペレット堆肥収容ホッパ6と、前記ペレット堆肥収容ホッパ6に収容されたペレット堆肥を電動モータの動力により繰り出すペレット堆肥繰り出し装置8と、前記ペレット堆肥繰り出し装置8により繰り出されたペレット堆肥を電動モータの動力により回転する回転円盤10により圃場に向け散布するペレット堆肥散布装置11と、前記ペレット堆肥散布装置11の回転円盤10により水平方向に放出されたペレット堆肥の散布方向及び散布幅を制御する板状体12a,12bからなるペレット堆肥散布幅制御装置12とを備えている。
【選択図】図1

Description

この考案は、従来から知られている粒状(ペレット)肥料散布のほか、有機資材用の散布も可能な汎用型散布機に関するものであり、さらに具体的には、小型運搬車の荷台、及び小型(軽)トラック(以下、小型トラックという。)の荷台へ搭載可能なタイプの散布機であり、広大な圃場から施設ハウス等の狭い圃場までのペレット資材の精密散布が可能で、堆肥等の有機資材の利用と作業効率を向上させることができる軽量で簡易な構成の汎用型ペレット堆肥散布機に関する。
従来からある粒状肥料の散布機としては、トラクタ装着タイプのブロードキャスタが周知である。また、特許文献1に記載されているような、ホッパーの下方に散布手段2を設け、この散布手段の下方に伝動部を設け、この伝動部を駆動する原動機をユニット化してなる肥料散布機を移動台車の荷枠に搭載して、前記荷枠の一側端から散布可能に構成するとともに、ホッパーより前方に散布手段を偏位させて構成し、この散布手段を荷枠の側端縁に近接配置させ、かつ、ホッパーのアジテータは散布手段の回転より遅く回転するようにした肥料散布機も周知である。
特開2001−16936号公報
上記ブロードキャスタにおいては、肥料散布量の微調節が不可能で(散布量調節開度を小さくするとペレット堆肥が詰まりやすいこと、すなわち全開した場合のみ散布可能)、全方位に散布するようになっていること(散布幅10m)、ペレット堆肥収容ホッパの肥料積載量が小さいこと(市販の散布機の場合;約150kg)、ペレット堆肥の粒径の大小の違いによって散布精度が低下すること、ペレットの破損を生ずること、及びハウス等の狭い圃場で散布が困難である等の欠点を持っている。また、特許文献1に記載された肥料散布機においては、肥料の粉砕及び摺り潰しが、それ以前の肥料散布機よりは少なくなっているものの、前記ブロードキャスタと同様の欠点を有していた。そのため本考案は、これらの問題を解決すべく、ペレット堆肥を精密散布することができる汎用型の肥料散布機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案の汎用型ペレット堆肥散布機は、以下の構成を有することを特徴としている。
A.小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台に搭載される汎用型のペレット堆肥散布機であって、
前記ペレット堆肥散布機は、前記小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台に着脱可能の本体フレームに、小型発電機と、ペレット堆肥を収容するペレット堆肥収容ホッパと、前記ペレット堆肥収容ホッパに収容されたペレット堆肥を電動モータの動力により繰り出すペレット堆肥繰り出し装置と、前記ペレット堆肥繰り出し装置により繰り出されたペレット堆肥を電動モータの動力により回転する回転円盤により圃場に向け散布するペレット堆肥散布装置と、前記ペレット堆肥散布装置の回転円盤により水平方向に放出されたペレット堆肥の散布方向及び散布幅を制御する板状体からなるペレット堆肥散布幅制御装置とを備えている。
B.前記ペレット堆肥収容ホッパのペレット堆肥の積載量を最大500kgとし、前記ペレット堆肥繰り出し装置の回転軸、及びペレット堆肥散布装置の回転円盤を回転駆動するモータは、前記小型発電機により発電された電力を受けて回転する別々のモータとし、それぞれのモータの回転数を電圧調整器機により調整することを特徴とする。
C.前記ペレット堆肥繰り出し装置のペレット堆肥繰り出し量を調節する繰り出し量調節レバーと、ペレット堆肥の繰り出しを停止するペレット堆肥繰り出し停止レバーとを設け、これら両レバーを、前記小型運搬車、または小型トラックの運転席において操作できるように配設した。
D.前記ペレット堆肥繰り出し装置の回転軸、及びペレット堆肥散布装置の回転円盤を回転駆動するモータをオン・オフ制御する制御スイッチ、及び両モータの回転数を調整するモータ回転数制御装置を、前記小型運搬車、または小型トラックの運転席において操作できるように配設した。
E.前記ペレット堆肥散布幅制御装置の板状体を、前記ペレット堆肥散布装置の回転円盤に対応して左右両側に設け、前記左右両側の板状体の機体への取付け基部側を水平方向に回動・固定可能に支持し、前記左右の板状体の間隔を変えることによりペレット堆肥の散布方向及び散布幅を調節可能とした。
F.前記本体フレームを、小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台から取り外し、移動台車に搭載して汎用型ペレット堆肥散布機を移動自在にした。
本考案は、上記A.(請求項1)〜F.(請求項6)の構成を有することにより、以下の効果を奏することができる。
イ.ペレット堆肥散布機は、小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台に着脱可能の本体フレームに、小型発電機と、ペレット堆肥を収容するペレット堆肥収容ホッパと、前記ペレット堆肥収容ホッパに収容されたペレット堆肥を電動モータの動力により繰り出すペレット堆肥繰り出し装置と、前記ペレット堆肥繰り出し装置により繰り出されたペレット堆肥を電動モータの動力により回転する回転円盤により圃場に向け散布するペレット堆肥散布装置と、前記ペレット堆肥散布装置の回転円盤により水平方向に放出されたペレット堆肥の散布方向及び散布幅を制御する板状体からなるペレット堆肥散布幅制御装置と、を備えているので、ペレット堆肥散布機を小型、コンパクトに、かつ軽量に構成することができる。しかも、肥料散布量の微調節が可能であり、ペレット堆肥繰り出し装置の散布量調節開度を小さくしても、ペレット堆肥の詰まりが少なく、散布幅の調節を容易に行うことができ、ペレット堆肥の粒径の大小の違いによって散布精度が低下することがなく、ペレット堆肥の精密散布を能率良く行うことができる。また、広大な圃場から施設ハウス等の狭い圃場までのペレット資材の精密散布が可能で、堆肥等の有機資材の利用と作業効率を向上させることができる。
ロ.ペレット堆肥収容ホッパのペレット堆肥の積載量を最大500kgとし、ペレット堆肥繰り出し装置の回転軸、及びペレット堆肥散布装置の回転円盤を回転駆動するモータは、小型発電機により発電された電力を受けて回転する別々のモータとし、それぞれのモータの回転数を電圧調整器機により調整するので、ペレット堆肥収容ホッパのペレット堆肥の積載量が従来のペレット堆肥収容ホッパより大きくなることでペレット堆肥のペレット堆肥収容ホッパヘの補給回数が少なくなり、作業能率を向上させることができる。また、ペレット堆肥や散布資材の性状に応じて、ペレット堆肥繰り出し装置の繰り出し量、及びペレット堆肥散布装置の放射散布力を調節することによって、ペレット堆肥や散布資材の性状に合った適正な散布作業を行うことができる。
ハ.ペレット堆肥繰り出し装置のペレット堆肥繰り出し量を調節する繰り出し量調節レバーと、ペレット堆肥の繰り出しを停止するペレット堆肥繰り出し停止レバーとを設け、これら両レバーを、小型運搬車、または小型トラックの運転席において操作できるように配設したので、ペレット堆肥収容ホッパからのペレット堆肥繰り出し量の調節と、ペレット堆肥収容ホッパからのペレット堆肥の繰り出し停止(または開始)操作を、小型運搬車、または小型トラックの運転席においてこれらを操縦している作業者が操縦しながら行うことができ、作業精度、作業能率を向上させることができる。
ニ.ペレット堆肥繰り出し装置の回転軸及びペレット堆肥散布装置の回転円盤を回転駆動するモータをオン・オフ制御する制御スイッチ、及び両モータの回転数を調整するモータ回転数制御装置を、小型運搬車、または小型トラックの運転席において操作できるように配設したので、小型運搬車、または小型トラックの運転席において操縦している作業者は、これらを操縦しながら、2つのモータのオン・オフ制御、及び回転数を調整して、安全で、ペレット堆肥のロスが少なく、精度の良い散布作業を行うことができる。
ホ.ペレット堆肥散布幅制御装置の板状体を、ペレット堆肥散布装置の回転円盤に対応して左右両側に設け、前記左右両側の板状体の機体への取付け基部側を水平方向に回動・固定可能に支持し、前記左右の板状体の間隔を変えることによりペレット堆肥の散布方向及び散布幅を調節可能としたので、左右両側の板状体を水平方向に回動・固定するだけで、ペレット堆肥の散布方向及び散布幅を簡単に調節することができる。
ヘ.本体フレームを、小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台から取り外し、移動台車に搭載して汎用型ペレット堆肥散布機を移動自在にしたので、汎用型ペレット堆肥散布機を収納するときに移動が容易となる。また、収納した汎用型ペレット堆肥散布機を小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台に搭載するときに、これら荷台に向け移動して接近させ、容易に搭載することができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について、添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本考案による汎用型ペレット堆肥散布機を小型運搬車の荷台に搭載した状態(第1実施例)の斜め後方からの斜視図、図2は、汎用型ペレット堆肥散布機を小型トラックの荷台に搭載した状態(第2実施例)の側面図、図3は、ペレット堆肥散布装置の背面図、図4は、ペレット堆肥収容ホッパの平面図、図5は、ペレット堆肥収容ホッパ下部のペレット堆肥繰り出し部の部分平面図、図6は、同部分側面図、図7の(a)は、ペレット堆肥散布装置の部分背面図、(b)は、回転円盤の拡大平面図、図8は、ペレット堆肥繰り出し量調節装置の部分背面図、図9は、ペレット堆肥繰り出し停止装置の部分背面図、図10は、ペレット堆肥散布幅制御装置の平面図、図11は、小型運搬車の運転席近傍に設けられた操作パネルの斜視図、図12は、汎用型ペレット堆肥散布機を小型運搬車または小型トラックの荷台から取り外して移動台車に搭載した状態の側面図である。
図1ないし図3において、符号1は本考案に係る汎用型のペレット堆肥散布機で、この汎用型ペレット堆肥散布機1は、小型運搬車2の荷台2a(第1実施例)、または小型トラック3の荷台3a(第2実施例)に搭載されて使用するものである。汎用型ペレット堆肥散布機1は、前記小型運搬車2の荷台2a、または小型トラック3の荷台3aに着脱可能の本体フレーム4に装着されている。
前記本体フレーム4に装着される汎用型ペレット堆肥散布機1は、小型エンジンを装備する小型発電機5と、ペレット堆肥を収容するペレット堆肥収容ホッパ6と、ペレット堆肥収容ホッパ6に収容されたペレット堆肥をペレット堆肥繰り出し用モータ7の動力により繰り出すペレット堆肥繰り出し装置8と、前記ペレット堆肥繰り出し装置8により繰り出されたペレット堆肥を、ペレット堆肥散布用モータ9の動力により回転する回転円盤10により圃場に向け散布するペレット堆肥散布装置11と、前記ペレット堆肥散布装置11の回転円盤10により水平方向に放出されたペレット堆肥の散布方向及び散布幅を制御する板状体12a,12bなどからなるペレット堆肥散布幅制御装置12などを備えている。
前記ペレット堆肥収容ホッパ6は、ペレット堆肥の積載量を最大500kgとしている。このペレット堆肥収容ホッパ6のペレット堆肥を収容する積載部分は、図4に示すように、左右の側板6a,6aと、急傾斜で前傾状に傾斜する前部傾斜板6bと、前記前部傾斜板6bより緩やかに傾斜している後部傾斜板6cとを漏斗状に固設して形成されており、ペレット堆肥収容ホッパ6に収容されたペレット堆肥は、その自重により自動的に底部に向け移動するようにしてある。ペレット堆肥収容ホッパ6の底部開口部に臨んで、前記ペレット堆肥繰り出し装置8のペレット堆肥繰り出し用回転軸13が左右水平方向に軸架され、前記ペレット堆肥繰り出し用モータ7によりベルト伝動系7aを介して駆動回転するようにしている。ペレット堆肥繰り出し用回転軸13の軸周部には、ペレット堆肥を攪拌しながら繰り出す、ペレット堆肥攪拌・繰り出し羽根13aが多数個配設されている(図5及び図6参照)。
前記ペレット堆肥繰り出し用回転軸13により繰り出されたペレット堆肥がペレット堆肥収容ホッパ6の底部から外側に繰り出されるペレット堆肥繰り出し口6dには、図8及び図9に示すように、上下方向にスライドしてその高さによってペレット堆肥の繰り出し量を調節するペレット堆肥繰り出し量調節板14と、前記ペレット堆肥繰り出し口6dを開閉して、ペレット堆肥の繰り出しを許容する状態と、ペレット堆肥の繰り出しを停止する状態とを選択・制御するペレット堆肥繰り出し口開閉シャッタ15とが設けられている。前記ペレット堆肥繰り出し量調節板14及びペレット堆肥繰り出し口開閉シャッタ15には、それぞれペレット堆肥繰り出し量調節レバー14aと、ペレット堆肥の繰り出しを停止するペレット堆肥繰り出し停止レバー15aとが取付けられ、これらペレット堆肥繰り出し量調節レバー14a,ペレット堆肥繰り出し停止レバー15aは、リンク機構を介して前記小型運搬車2の運転席2b、または小型トラック3の運転席3bにおいて操作できるように連繋されている。
図7(a)及び(b)に示すように、前記ペレット堆肥繰り出し口6dの下方には、ペレット堆肥繰り出し口6dから排出されるペレット堆肥を左右ほぼ中央位置に集めて前記ペレット堆肥散布装置11の回転円盤10上に排出して供給するペレット堆肥案内板16が後方に向け傾斜して設けられている。前記回転円盤10は、水平矢印方向に回転するように支持されており、前記ペレット堆肥散布用モータ9からベルト伝動系9aを介して動力を受けて回転する。前記回転円盤10の上面には、ペレット堆肥案内板16から供給されたペレット堆肥を、回転円盤10が回転する遠心力により放射方向に放出する5枚の放出羽根10aが、放射方向に等間隔で配設されている。
前記ペレット堆肥繰り出し装置8のペレット堆肥繰り出し用の回転軸13を駆動回転するペレット堆肥繰り出し用モータ7及びペレット堆肥散布装置11の回転円盤10を駆動回転するペレット堆肥散布用モータ9は、それぞれ前記小型発電機5により発電された電力を受けて作動する別々のものであり、それぞれの回転数を電圧調整器機により調整するようにしている。前記ペレット堆肥繰り出し用モータ7及びペレット堆肥散布用モータ9をオン・オフ制御する制御スイッチ及びペレット堆肥繰り出し用モータ7、ペレット堆肥散布用モータ9の回転数を調整する前記電圧調整器機を制御するモータ回転数制御装置としてのモータ制御盤17を、前記小型運搬車2の運転席2b、または小型トラック3の運転席3bにおいて操作できる位置に配設している(図11参照)。
前記ペレット堆肥散布装置11の回転円盤10の一側に対応して、前記ペレット堆肥散布幅制御装置12の長さの異なる板状体12a,12bを、ヒンジ12cにより角度調節可能に設けている。また、回転円盤10の他側には1枚の板状体12a,12bからなるペレット堆肥散布幅制御装置12,12bが水平方向に角度調節可能に設けられている。また、板状体12aの機体への取付け基部も水平方向に回動・固定可能に枢支されており、前記左右のペレット堆肥散布幅制御装置12、ペレット堆肥散布幅制御装置12の左右間隔、板状体12a,12bの角度を変えることにより、回転円盤10から放出されるペレット堆肥の散布方向及び散布幅を調節可能にしている。板状体12a,12bの回動調節は手動で行ってもよく、図10に示すように、シリンダ機構12dにし、前記小型運搬車2の運転席2b、または小型トラック3の運転席3bにおいて遠隔自動操作するようにしてもよい。
前記汎用型のペレット堆肥散布機1の本体フレーム4は、小型運搬車2の荷台2a、または小型トラック3の荷台3aに対し着脱可能であり、荷台2a、または荷台3aから汎用型ペレット堆肥散布機1を取り外した状態で、図12に示すように、移動台車18に搭載して汎用型ペレット堆肥散布機1を移動自在にしている。
なお、本考案の汎用型ペレット堆肥散布機1は、ペレット堆肥の散布のみならず、他の粒状有機資材、粒状化学肥料、粒状種子等の散布も可能である。また、小型運搬車2の荷台2a、及び小型トラック3の荷台3aへの搭載ばかりでなく、例えば、走行台車に搭載して耕耘整地装置の後部に散布装置として装着し、耕耘整地作業と同時に散布作業を行うことも可能である。
本考案の汎用型ペレット堆肥散布機1により、移動遠度を0.56m/sとしたときのペレット堆肥粒径別のペレット堆肥繰り出し量調節板14の開度と散布量の関係は表1の通りである。
Figure 0003111822
次に、上記のように構成された汎用型ペレット堆肥散布機1の作用について説明する。散布作業前にペレット堆肥収容ホッパ6にペレット堆肥を積載するときは、人力により上部開口から投入することは可能であるが、一回の積載量が最大500kgと大きく、上部開口が比較的高い位置にあるので、フロントローダ、あるいは予め底部に開閉扉を有する積載用タンクを用意しておき、このタンクにペレット堆肥を所定量収容してフォークリフトにより持ち上げることにより、上部開口から短時間で積載することもできる。
小型運搬車2、または小型トラック3により散布すべき畝を跨いだ状態で圃場に導入された汎用型ペレット堆肥散布機1は、小型運搬車2、または小型トラック3を操縦する作業者が、運転席2b、または運転席3bにおいてモータ制御盤17を操作して、散布するペレット堆肥の性状に応じてペレット堆肥繰り出し用モータ7、またはペレット堆肥散布用モータ9の回転数を設定し、また、ペレット堆肥繰り出し量調節レバー14aによりペレット堆肥繰り出し量調節板14を上下調節し、ペレット堆肥繰り出し口6dを開けると共に、ペレット堆肥散布幅制御装置12a,12bの左右間隔、水平角度を調節してペレット堆肥の散布量及び散布方向、散布幅などを設定する。そして、小型運搬車2、または小型トラック3を走行させるのと同時に、ペレット堆肥繰り出し用モータ7及びペレット堆肥散布用モータ9をオンにしてペレット堆肥繰り出し用回転軸13及び回転円盤10を回転させて散布作業を行う。
ペレット堆肥繰り出し口6dから排出されたペレット堆肥は、ペレット堆肥案内板16を介して回転円盤10上に導かれ、落下する。回転円盤10においては放出羽根10aによる放射方向の遠心力によりペレット堆肥を回転円盤10の周方向全方位に放出する。また、ペレット堆肥は傾斜したペレット堆肥案内板16に沿って移動し、回転円盤10上に自然落下させているので、ペレット肥料の破損が少なく粉塵の発生も極めて少ない利点がある。
ペレット堆肥の散布幅は、この実施例では3mに設定され、往復で6m幅の散布をほぼ均一に行うことができる。九州地方における畑地の堆肥散布量は2ton/10aであり、ペレット堆肥では1ton/10aとなり、10a散布する場合は、ペレット堆肥収容ホッパ6に2回の積載で散布が可能であり、時間的には約30分程度ですみ、作業効率が良好である。また、動力源は小型発電機5によりペレット堆肥繰り出し用モータ7及びペレット堆肥散布用モータ9を駆動するので、騒音は小さく、粉塵等の発生も少ないので、一般圃場はもとより、施設園芸内においても自由自在に散布が可能である。また、汎用型ペレット堆肥散布機1を移動台車18に搭載することにより収納も容易で自由に移動できる。
本考案による汎用型ペレット堆肥散布機を小型運搬車の荷台に搭載した状態(第1実施例)の斜め後方からの斜視図である。 汎用型ペレット堆肥散布機を小型トラックの荷台に搭載した状態(第2実施例)の側面図である。 ペレット堆肥散布装置の背面図である。 ペレット堆肥収容ホッパの平面図である。 ペレット堆肥収容ホッパ下部のペレット堆肥繰り出し部の部分平面図である。 同部分側面図である。 (a)は、ペレット堆肥散布装置の部分背面図、(b)は、回転円盤の拡大平面図である。 ペレット堆肥繰り出し量調節装置の部分背面図である。 ペレット堆肥繰り出し停止装置の部分背面図である。 ペレット堆肥散布幅制御装置の平面図である。 小型運搬車の運転席近傍に設けられた操作パネルの斜視図である。 汎用型ペレット堆肥散布機を小型運搬車または小型トラックの荷台から取り外して移動台車に搭載した状態の側面図である。
符号の説明
1 汎用型ペレット堆肥散布機
2 小型運搬車
2a 荷台
2b 運転席
3 小型トラック
3a 荷台
3b 運転席
4 本体フレーム
5 小型発電機
6 ペレット堆肥収容ホッパ
6a 左右の側板
6b 前部傾斜板
6c 後部傾斜板
6d ペレット堆肥繰り出し口
7 ペレット堆肥繰り出し用モータ
7a ベルト伝動系
8 ペレット堆肥繰り出し装置
9 ペレット堆肥散布用モータ
9a ベルト伝動系
10 回転円盤
10a 放出羽根
11 ペレット堆肥散布装置
12 ペレット堆肥散布幅制御装置
12a,12b 板状体
12c ヒンジ
12d シリンダ機構
13 ペレット堆肥繰り出し用回転軸
13a ペレット堆肥攪拌・繰り出し羽根
14 ペレット堆肥繰り出し量調節板
14a ペレット堆肥繰り出し量調節レバー
15 ペレット堆肥繰り出し口開閉シャッタ
15a ペレット堆肥繰り出し停止レバー
16 ペレット堆肥案内板
17 モータ制御盤
18 移動台車

Claims (6)

  1. 小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台に搭載される汎用型のペレット堆肥散布機であって、
    前記ペレット堆肥散布機は、前記小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台に着脱可能の本体フレームに、小型発電機と、ペレット堆肥を収容するペレット堆肥収容ホッパと、前記ペレット堆肥収容ホッパに収容されたペレット堆肥を電動モータの動力により繰り出すペレット堆肥繰り出し装置と、前記ペレット堆肥繰り出し装置により繰り出されたペレット堆肥を電動モータの動力により回転する回転円盤により圃場に向け散布するペレット堆肥散布装置と、前記ペレット堆肥散布装置の回転円盤により水平方向に放出されたペレット堆肥の散布方向及び散布幅を制御する板状体からなるペレット堆肥散布幅制御装置と、を備えていることを特徴とする汎用型ペレット堆肥散布機。
  2. 前記ペレット堆肥収容ホッパのペレット堆肥の積載量を最大500kgとし、前記ペレット堆肥繰り出し装置の回転軸、及びペレット堆肥散布装置の回転円盤を回転駆動するモータは、前記小型発電機により発電された電力を受けて回転する別々のモータとし、それぞれのモータの回転数を電圧調整器機により調整することを特徴とする請求項1記載の汎用型ペレット堆肥散布機。
  3. 前記ペレット堆肥繰り出し装置のペレット堆肥繰り出し量を調節する繰り出し量調節レバーと、ペレット堆肥の繰り出しを停止するペレット堆肥繰り出し停止レバーとを設け、これら両レバーを、前記小型運搬車、または小型トラックの運転席において操作できるように配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の汎用型ペレット堆肥散布機。
  4. 前記ペレット堆肥繰り出し装置の回転軸、及びペレット堆肥散布装置の回転円盤を回転駆動するモータをオン・オフ制御する制御スイッチ、及び両モータの回転数を調整するモータ回転数制御装置を、前記小型運搬車、または小型トラックの運転席において操作できるように配設したことを特徴とする請求項1,2又は3記載の汎用型ペレット堆肥散布機。
  5. 前記ペレット堆肥散布幅制御装置の板状体を、前記ペレット堆肥散布装置の回転円盤に対応して左右両側に設け、前記左右両側の板状体の機体への取付け基部側を水平方向に回動・固定可能に支持し、前記左右の板状体の間隔を変えることによりペレット堆肥の散布方向及び散布幅を調節可能としたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の汎用型ペレット堆肥散布機。
  6. 前記本体フレームを、小型運搬車の荷台、または小型トラックの荷台から取り外し、移動台車に搭載して汎用型ペレット堆肥散布機を移動自在にしたことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の汎用型ペレット堆肥散布機。
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JP2013198408A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Takakita Co Ltd 搭載型堆肥散布機の動力接続装置における遠隔操作装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013198408A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Takakita Co Ltd 搭載型堆肥散布機の動力接続装置における遠隔操作装置

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