JP4742115B2 - フェアウェイ用目砂散布機 - Google Patents

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本発明は、ゴルフ場のフェアウェイ(芝生)に目砂を散布するフェアウェイ用目砂散布機に関するものである。
ゴルフ場の目砂散布の時期は、そのゴルフ場の芝生の種類や現地の気象条件によっても多少異なるが、一般的に、フェアウェイでは春か秋の年一回、グリーンでは週一回か10日に一回とされている。
ゴルフ場のフェアウェイに目砂を散布する場合には、フェアウェイが広大で、アップダウンがあり、散布する目砂の量も膨大な量となるために、フェアウェイ用の目砂散布機としては、本機をトラックの荷台部分のシャーシ上に搭載してトラックにより走行しながら目砂を散布するトラック搭載式目砂散布機や、本機をトラクターに牽引される台車のシャーシ上に搭載してトラクターにより牽引走行しながら目砂を散布するトラクター牽引式目砂散布機などが使用されている。
従って、従来のこの種のフェアウェイ用目砂散布機は、トラックやトラクターなどによりフェアウェイを走行しながら目砂をフェアウェイに散布するので、大容量のフェアウェイ用ホッパーによって一度に多量の目砂を散布できるようになっていると共に、走行する回転羽根によって目砂を均一に広く飛散させることができるようになっている。
なお、グリーンでの目砂散布では、一般的に、グリーン用ホッパーに収容する目砂の量を極力少なくした小型軽量のグリーン用目砂散布機が使用されている。かかるグリーン用目砂散布機では、大抵の場合手押しによってグリーンに目砂を散布することにより、トラックやトラクターなどの使用によるグリーン(芝生)の痛みがないようにしている。
本発明の解決しようとする問題は、この種のフェアウェイ用目砂散布機では春か秋の年一回の目砂散布にしか使用できないために、これが高価で嵩の高いものであっても、一年のほとんどを倉庫に格納せざるを得なく、不経済であると共に大きな格納場所が必要になるという点である。
本発明は、トラックの荷台部分のシャーシ上あるいはトラクターに牽引される台車のシャーシ上に搭載するものであって、前記シャーシ上に載置されかつその後端側がダンプ式に押し上げられるようにその前端側を前記シャーシに回動可能に取り付けたダンプ式の機枠と、前記シャーシに取り付けられて前記機枠の後端側を押し上げる油圧シリンダと、前記機枠上に取り付けたフェアウェイ用ホッパーと、前記機枠に設置されて前記フェアウェイ用ホッパーからの落下目砂を後方に繰り出す目砂繰出機構と、この目砂繰出機構の前記シャーシから後方に突き出る目砂放出部の付近に位置するように前記機枠に架設される回転縦軸と、この回転縦軸の下端に着脱可能に取り付けられて前記目砂放出部からの落下目砂を回転力により水平方向に飛散させる回転羽根とを備え、かつ前記回転羽根を前記回転縦軸から外した後、前記油圧シリンダにより前記機枠の後端側を押し上げることにより、高さスペースのできた前記目砂放出部の下方にグリーン用目砂散布機をもぐり込ませて、そのグリーン用ホッパーに前記目砂放出部から直に目砂を投入するようにしたことを特徴とするフェアウェイ用目砂散布機である。
本発明のフェアウェイ用目砂散布機の好ましい態様では、回転縦軸を左右に並べた2本とし、この2本の回転縦軸を2個の軸受部材によりそれぞれ機枠に架設し、かつこの軸受部材をそれぞれ前後方向に傾動させることにより、前記各回転縦軸の下端がそれぞれ前後方向に揺動するようにしたものであって、前記2本の回転縦軸の下端にそれぞれ着脱可能に取り付けられる2枚の回転羽根を、回転縦軸の下端に嵌め込む円盤と、この円盤の上面にそれぞれ向き変更調節可能に取り付けられかつ円盤の円周方向に等間隔に3個以上存在する飛散部材とで構成し、かつ目砂繰出機構の目砂放出部からは両回転羽根の突き合う側の前方円盤上に等しく目砂が落下するようにすると共に、この落下目砂は飛散部材により互いに向き合ったまま後方に飛散されるように両回転羽根の回転方向を異ならせたことを特徴とする。
本発明のフェアウェイ用目砂散布機の好ましい態様では、トラックあるいはトラクターのPTO軸を駆動源とする油圧ポンプと、油圧バルブを介して前記油圧ポンプにより駆動される油圧モータとを備え、この油圧モータによって回転羽根及び目砂繰出機構を駆動するようにしたことを特徴とする。
本発明のフェアウェイ用目砂散布機の好ましい態様では、フェアウェイ用ホッパーをシャーシ上のほぼ全面に乗っかる大きさとすると共にその内部に2枚の仕切板を設けてその下半分を前後方向に三区分し、かつこのフェアウェイ用ホッパーの下方出口をその前後方向の全長にわたって開口する長孔形状とすると共にこの下方出口からの落下目砂を受け止めるように目砂繰出機構を配置して、この目砂繰出機構により目砂を後方に繰り出して後端の目砂放出部から目砂を放出するようにしたことを特徴とする。
本発明は、本機をダンプ式の機枠を用いてトラックの荷台部分のシャーシ上あるいはトラクターに牽引される台車のシャーシ上に搭載することにより、本機を機枠によりシャーシ上でダンプさせると、グリーン用目砂散布機のグリーン用ホッパーへ目砂を直接投入できるようになるので、グリーン用目砂散布機を使用する時期(週一回か10日に一回)にも本機をグリーン用目砂散布機の目砂投入機として使用できるようになり、本機を一年中倉庫に寝かすことなくグリーン用目砂散布機と共に一年中頻繁に使用できるという効果がある。
よって、本機をグリーンサイドに移動させることにより、グリーンサイドでグリーン用目砂散布機は本機から直接目砂の供給がしかも機械的に受けられるので、目砂をスコップで移し変えるという人力作業が不要になるし、また本機によりグリーンサイドへの目砂の運搬が可能になるので別個の目砂運搬車が不要となる。
その上、ダンプ時には回転羽根を回転縦軸から外しておけるので、回転羽根がなくなることによって目砂放出部の下方に大きな高さスペースができ、その分ダンプの押し上げが少なくてすみ、重い本機を高く上げなくてもよくなるという効果も得られる。
本発明は、回転縦軸を左右に並べた2本とし、この2本の回転縦軸を2個の軸受部材によりそれぞれ機枠に架設することにより、軸受部材の前後への傾動によって回転縦軸の下端を前後方向に揺動させることができるので、目砂の飛び出し角度や目砂の飛距離、つまり散布範囲を所望通りに変更調節できるし、また回転羽根を二枚としてその突き合う側の前方円盤上に等しく目砂が落下するようにすると共にこの落下目砂は飛散部材により互いに向き合ったまま後方に放出されるように両回転羽根の回転方向を異ならせることにより、2本の回転縦軸の中間位置から左右両側に対称形でしかも全面均一に目砂を散布することができるので、トラックやトラクターの走行に対して目砂が左右両側に等しく均一に散布されることになり、トラックやトラクターによる散布作業がし易く作業能率が上がるという効果がある。
その際、回転羽根の飛散部材の向きを円周方向に変更調節すれば、目砂の飛散角度を変えられるので、これによっても目砂の散布範囲を変更調節できる。
本発明は、回転羽根及び目砂繰出機構を油圧駆動としたので、フェアウェイのアップダウンなどでトラックやトラクターのエンジンの回転が落ちるなど、PTO軸の回転変化にも左右されずに、回転羽根及び目砂繰出機構を所定通りに駆動できると共に個々の駆動調節(変更)も走行しながらスイッチ操作だけで行え、よって安定した走行及び目砂の散布(均一散布)ができるという効果がある。
本発明は、フェアウェイ用ホッパーにおいて、目砂を十分に収容できるホッパー容量を確保できると共に2枚の仕切板によりホッパー内において目砂が前方または後方に大きく片寄るのを防止できるし、またフェアウェイ用ホッパーからの目砂繰出機構への目砂の落下も前後の一点に片寄ることなく前後三箇所に分散して落下することにより、目砂の落下がスムーズになって目砂繰出機構による目砂の繰り出しが安定かつ平均化するという効果がある。
本発明のフェアウェイ用目砂散布機は、トラックの荷台部分のシャーシ上あるいはトラクターに牽引される台車のシャーシ上に載置した機枠を油圧シリンダによりダンプできるようにしておいて、回転羽根を回転縦軸から外した後、油圧シリンダにより機枠の後端側を押し上げてダンプし、高さスペースのできた目砂繰出機構の目砂放出部の下方にグリーン用目砂散布機をもぐり込ませ、そのグリーン用ホッパーに目砂放出部から直に目砂を投入できるようにしたことにより、実現したものである。
本発明の一実施例を図1〜図8に示すトラック搭載式目砂散布機を用いて説明する。図1はトラック搭載式目砂散布機の全体を示す側面図、図2は図1の平面図、図3は図2の後方に目砂散布域を描いた部分平面図、図4は図3を後からみたものに目砂落下状況を描いた背面図、図5は図3を側面からみたものに目砂散布域を描いた側面図、図6は図5と同じ図に異なる目砂散布域を描いた側面図、図7は図1から本機をダンプした状態を示す側面図、図8は図7の状態で作業をする様子を示す側面図である。
図において、1はトラック、2はトラック1の荷台部分のシャーシ、3はシャーシ2のほぼ全面上に載置されかつその後端側がダンプ式に押し上げられる機枠、4は機枠3がダンプできるようにその前端側をシャーシ2に回動可能に取り付けるための支軸、5はシャーシ2に取り付けられて機枠3の後端側を押し上げる油圧シリンダ、6は機枠3上に取り付けられてシャーシ2のほぼ全面に乗っかる大きさを有するフェアウェイ用ホッパー、7はフェアウェイ用ホッパー6の前後方向の全長にわたって開口する長孔形状の下方出口、8はフェアウェイ用ホッパー6内の下半分を前後方向に三区分する2枚の仕切板である。
9は機枠3に設置した目砂繰出機構で、フェアウェイ用ホッパー6の下方出口7からの落下目砂を受け止めて順次後方に繰り出すようになっている。この目砂繰出機構9は、その原動軸9aを油圧モータA10により伝動ベルト11を介して駆動されている。12は目砂繰出機構9のシャーシ2から後方に突き出る目砂放出部で、この位置でここに繰り出されてくる目砂を放出している。なお、目砂放出部12には、機枠3に取り付けたガイド板13が付加されている。
14は機枠3の後方に架設した2本の回転縦軸、15は各回転縦軸14をそれぞれ支持する2個の軸受部材で、回転縦軸14の下端が前後方向に揺動できるように機枠3にそれぞれ傾動自在に取り付けてある。16は各軸受部材15にそれぞれ設置されて各回転縦軸14を図3中矢印で示す異なる方向に駆動する2個の油圧モータBである。17は各回転縦軸14の下端にそれぞれ着脱可能に取り付けた2枚の回転羽根で、各回転縦軸14の下端にそれぞれ嵌め込まれかつ目砂繰出機構9の目砂放出部12の下方にあって同一平面上の近接位置でそれぞれ回転する2個の円盤17aと、各円盤17aの上面にそれぞれ向き変更調節可能に取り付けられかつ円盤17aの円周方向に等間隔に3個以上(図では6個)存在する飛散部材17bとで構成されている。
18はトラック1のPTO軸、19はPTO軸18により駆動される油圧ポンプ、20は油圧ポンプ19と油圧シリンダ5とを繋ぐホース、21は油圧ポンプ19と油圧モータA10との間に介在させた油圧バルブA、22は油圧ポンプ19と油圧モータB16との間に介在させた油圧バルブBである。なお、油圧バルブA21及び油圧バルブB22は、図示省略しているがスイッチ操作できるようになっている。
図1〜図6に示す状態、つまり機枠3をダンプしない状態では、このままフェアウェイに目砂を散布することができる。
まず、フェアウェイ用ホッパー6に目砂を入れてトラック1によりフェアウェイに行く。予めPTO軸18により油圧ポンプ19を駆動しておいて、フェアウェイに着くと、走行しながらスイッチ操作により油圧バルブA21及び油圧バルブB22を開く。そうすると、油圧モータA10により原動軸9aがベルト駆動されて目砂繰出機構9が作動されるので、目砂繰出機構9により下方出口7からの落下目砂が順次後方に繰り出され、目砂放出部12から目砂が落下(放出)する。片や油圧モータB16により各回転羽根17が回転されるので、先ほどの目砂放出部12からの落下目砂はこの回転羽根17により水平方向に飛散される。よって、トラック1により走行しながらフェアウェイに目砂を散布することができる。
このようにフェアウェイ用ホッパー6に目砂を多量に入れてトラック1により走行してフェアウェイに行き、現場では走行しながらスイッチ操作を行うのみで、後は計画通りトラック1により走行しながらフェアウェイに目砂を散布できる。つまり春か秋の年一回のフェアウェイの目砂散布が本機により簡単かつ楽に行える。
本実施例のように2本の回転縦軸14によりそれぞれ回動される2枚の回転羽根17としておくと、目砂繰出機構9の目砂放出部12から落下(放出)する目砂は、図4に示すようにガイド板13により左右の回転羽根17上に均等に振り分けられるので、両回転羽根17の突き合う側の前方円盤17a上に等しく目砂が落下し、そのまま異なる方向の回転力によりうまく2本の回転縦軸14の中間位置から左右両側に対称形でしかも全面均一に飛散される。つまり、図3に示すようにトラック1の走行に対して目砂が左右両側に等しく均一に散布され、トラック1による散布作業がし易く作業能率が上がる。
また、本実施例のように2本の回転縦軸14をそれぞれ2個の軸受部材15により支持しておくと、この軸受部材15によって、回転縦軸14を後方へ振って回転羽根17が図5に示すように後方上向きになるようにセットできるので、目砂をより遠くへ飛ばすことができて散布範囲が広がるし、逆に回転縦軸14を軸受部材15により前方へ振って回転羽根17が図6に示すように後方下向きになるようにセットできるので、目砂を芝生に叩き付ける角度の散布となって散布範囲が若干狭くなるが通常散布後に必要な目砂のスリコミ作業が不要となり、全体の作業効率が上がる。
その際、円盤17a上の各飛散部材17bの向きを円周方向に若干変更調節することにより目砂の飛散角度が変わるので、これによっても目砂の散布範囲を変更調節できる。
次に、本機をグリーン用目砂散布機の目砂投入機として使用する場合を図7、図8を用いて説明する。なお、この目砂投入機としての使用時には、予め図1の状態において回転羽根17を回転縦軸14から外しておく。
この回転羽根17のない状態で、フェアウェイ用ホッパー6に目砂を入れてトラック1によりグリーンサイドに行く。予めPTO軸18により油圧ポンプ19を駆動しておいて、グリーンサイドに着くと、この油圧ポンプ19からの油圧により油圧シリンダ5を作動して機枠3の後端側を図7に示すように押し上げ、機枠3をダンプさせる。そして、トラック1後方の目砂放出部12の下方位置に図8に示すようにグリーン用目砂散布機23をもぐり込ませる。後はスイッチ操作により油圧バルブA21を開くと、油圧モータA10により目砂繰出機構9が駆動されてフェアウェイ用ホッパー6からの落下目砂が順次後方に繰り出されて目砂放出部12から目砂が落下(放出)するので、グリーン用目砂散布機23のグリーン用ホッパー23a内に目砂を投入することができる。
このように機枠3をダンプすると、本機からグリーン用目砂散布機23に目砂を直に投入できるので、グリーン用目砂散布機23を使用する時期(週一回か10日に一回)にも本機をグリーン用目砂散布機23の目砂投入機として使用できるようになり、本機を一年中倉庫に寝かすことなくグリーン用目砂散布機23の目砂投入機としても使用できて一年中頻繁に使用できる。
その際、グリーンサイドにおいて、グリーン用目砂散布機23は本機から直接目砂の供給がしかも機械的に受けられるので、目砂をスコップで移し変えるという人力作業が不要になるし、また本機によりグリーンサイドへの目砂の運搬も可能になるので別個の目砂運搬車が不要となる。
また、本機はフェアウェイ用ホッパー6に多量の目砂を積み込めるので、グリーンサイドにおいてグリーン用目砂散布機23のグリーン用ホッパー23aへ何度でも目砂を供給でき、いくつものグリーンへ移動して一度に数箇所のグリーンへの目砂散布が可能になるし、本機のフェアウェイ用ホッパー6が空になれば、ダンプを戻して(機枠3を下げる)、トラック1として目砂を取りに行けば便利であると共に作業性が良く作業時間の大幅な短縮が図れる。
さらに、ダンプ時には、図7、図8に示すように回転羽根17を回転縦軸14から外しておけるので、回転羽根17がなくなることによって目砂放出部12の下方に大きな高さスペースHができ、その分ダンプの押し上げが少なくてすみ、重い本機を高く上げなくてもよくなる。
なお、ダンプにより形成される高さスペースHは、最大1.5m(トラック1のシャーシ2の高さを0.74m位として)に設定されている。よって、グリーン用ホッパー23aの高さhが1.2m〜1.4mのグリーン用目砂散布機23は、そのグリーン用ホッパー23a部分が図8に示すように目砂放出部12の下方に十分にもぐり込むことができる。その際、グリーン用ホッパー23aの高さhに合わせて、本機のダンプ時の押し上げ(高さスペースH)を調整して、目砂放出部12をできるだけグリーン用ホッパー23aに近づけておくと、目砂放出部12から投入される目砂の周囲への飛散を極力防止できる。
上記実施例では、回転羽根17を油圧モータB16による駆動、また目砂繰出機構9を油圧モータA10による駆動、つまりいずれも油圧駆動としているので、フェアウェイのアップダウンなどでトラック1のエンジンの回転が落ちるなど、PTO軸18の回転変化にも左右されずに、回転羽根17及び目砂繰出機構9を所定通りに駆動できると共に個々の駆動調節(変更)も走行しながらスイッチ操作だけで行え、よって安定した走行及び目砂の散布(均一散布)ができる。
その際、回転羽根17及び目砂繰出機構9の駆動(回転)を個々に調節できることにより、目砂の薄まき、厚まきを自在に行えるので、ゴルフプレーに支障がないようにフェアウェイの部分毎に季節、状態に合った目砂散布が実施できる。
また、上記実施例では、フェアウェイ用ホッパー6をシャーシ2上のほぼ全面に乗っかる大きなものとして目砂を十分に収容できるようにすると共にその内部に2枚の仕切板8を設けて目砂が前方または後方に大きく片寄るのを防止している。また、この2枚の仕切板8により、フェアウェイ用ホッパー6からの目砂繰出機構9上への目砂の落下もたとえフェアウェイ用ホッパー6が傾いても前後の一点に片寄ることなく前後三箇所に分散して落下するので、目砂の落下がスムーズになって目砂繰出機構9による目砂の繰出しが安定かつ平均化する。
以上説明した本目砂散布機のダンプ状態で、目砂放出部12から目砂を放出できる状態(図7の状態)では、バンカーへ砂を供給する機械としても使用できるので、その使用頻度(時期)がさらに広がり、有用である。
本発明の他の実施例を図9に示すトラクター牽引式目砂散布機を用いて説明する。図9はトラクター牽引式目砂散布機の全体を示す側面図である。
図において、24はトラクター、25はトラクター24により牽引される台車、26は台車25のシャーシである。このシャーシ26上に搭載される本目砂散布機は、前記実施例1のもの(符号3〜22)と同一であるので、その構成の図示及び説明を省略する。
よって、本実施例においても、本目砂散布機を台車25を用いてトラクター24により牽引してトラクター24により走行しながらフェアウェイに目砂を散布したり、機枠3をダンプしてグリーン用目砂散布機23の目砂投入機として使用するが、かかる本目砂散布機による作用、効果は前記実施例1のものと同一であるので、その説明を省略する。
本発明は、ゴルフ場のフェアウェイ(芝生)に目砂を散布するフェアウェイ用目砂散布機に広く活用できる。
本発明の実施例1を示すもので、トラック搭載式目砂散布機の全体を示す側面図である。 図1の平面図である。 図2の後方に目砂散布域を描いた部分平面図である。 図3を後からみたものに目砂落下状況を描いた背面図である。 図3を側面からみたものに目砂散布域を描いた側面図である。 図5と同じ図に異なる目砂散布域を描いた側面図である。 図1から本機をダンプした状態を示す側面図である。 図7の状態で作業をする様子を示す側面図である。 本発明の実施例2を示すもので、トラクター牽引式目砂散布機の全体を示す側面図である。
符号の説明
1:トラック
2:トラック1のシャーシ
3:機枠
4:支軸
5:油圧シリンダ
6:フェアウェイ用ホッパー
7:フェアウェイ用ホッパー6の下方出口
8:仕切板
9:目砂繰出機構
9a:目砂繰出機構9の原動軸
10:油圧モータA
11:伝動ベルト
12:目砂繰出機構9の目砂放出部
13:ガイド板
14:回転縦軸
15:軸受部材
16:油圧モータB
17:回転羽根
17a:回転羽根17の円盤
17b:回転羽根17の飛散部材
18:PTO軸
19:油圧ポンプ
20:ホース
21:油圧バルブA
22:油圧バルブB
23:グリーン用目砂散布機
23a:グリーン用ホッパー
24:トラクター
25:台車
26:台車25のシャーシ

Claims (4)

  1. トラックの荷台部分のシャーシ上あるいはトラクターに牽引される台車のシャーシ上に搭載するものであって、
    前記シャーシ上に載置されかつその後端側がダンプ式に押し上げられるようにその前端側を前記シャーシに回動可能に取り付けたダンプ式の機枠と、前記シャーシに取り付けられて前記機枠の後端側を押し上げる油圧シリンダと、前記機枠上に取り付けたフェアウェイ用ホッパーと、前記機枠に設置されて前記フェアウェイ用ホッパーからの落下目砂を後方に繰り出す目砂繰出機構と、この目砂繰出機構の前記シャーシから後方に突き出る目砂放出部の付近に位置するように前記機枠に架設される回転縦軸と、この回転縦軸の下端に着脱可能に取り付けられて前記目砂放出部からの落下目砂を回転力により水平方向に飛散させる回転羽根とを備え、
    かつ前記回転羽根を前記回転縦軸から外した後、前記油圧シリンダにより前記機枠の後端側を押し上げることにより、高さスペースのできた前記目砂放出部の下方にグリーン用目砂散布機をもぐり込ませて、そのグリーン用ホッパーに前記目砂放出部から直に目砂を投入するようにしたことを特徴とするフェアウェイ用目砂散布機。
  2. 回転縦軸を左右に並べた2本とし、この2本の回転縦軸を2個の軸受部材によりそれぞれ機枠に架設し、かつこの軸受部材をそれぞれ前後方向に傾動させることにより、前記各回転縦軸の下端がそれぞれ前後方向に揺動するようにしたものであって、
    前記2本の回転縦軸の下端にそれぞれ着脱可能に取り付けられる2枚の回転羽根を、回転縦軸の下端に嵌め込む円盤と、この円盤の上面にそれぞれ向き変更調節可能に取り付けられかつ円盤の円周方向に等間隔に3個以上存在する飛散部材とで構成し、
    かつ目砂繰出機構の目砂放出部からは両回転羽根の突き合う側の前方円盤上に等しく目砂が落下するようにすると共に、この落下目砂は飛散部材により互いに向き合ったまま後方に飛散されるように両回転羽根の回転方向を異ならせたことを特徴とする請求項1記載のフェアウェイ用目砂散布機。
  3. トラックあるいはトラクターのPTO軸を駆動源とする油圧ポンプと、油圧バルブを介して前記油圧ポンプにより駆動される油圧モータとを備え、この油圧モータによって回転羽根及び目砂繰出機構を駆動するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のフェアウェイ用目砂散布機。
  4. フェアウェイ用ホッパーをシャーシ上のほぼ全面に乗っかる大きさとすると共にその内部に2枚の仕切板を設けてその下半分を前後方向に三区分し、かつこのフェアウェイ用ホッパーの下方出口をその前後方向の全長にわたって開口する長孔形状とすると共にこの下方出口からの落下目砂を受け止めるように目砂繰出機構を配置して、この目砂繰出機構により目砂を後方に繰り出して後端の目砂放出部から目砂を放出するようにしたことを特徴とする請求項1〜3記載のいずれかのフェアウェイ用目砂散布機。
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