JPH0747443Y2 - 土砂の散布機 - Google Patents

土砂の散布機

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JPH0747443Y2
JPH0747443Y2 JP1990071317U JP7131790U JPH0747443Y2 JP H0747443 Y2 JPH0747443 Y2 JP H0747443Y2 JP 1990071317 U JP1990071317 U JP 1990071317U JP 7131790 U JP7131790 U JP 7131790U JP H0747443 Y2 JPH0747443 Y2 JP H0747443Y2
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JP
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sand
earth
blade
hopper
discharge port
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JP1990071317U
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JPH0430107U (ja
Inventor
勝 南野
弘道 宮崎
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宮崎造園土木株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は土砂等の散布機の改良に関するものであり、主
としてゴルフ場や公園等に於ける芝張りや芝面の補修作
業に利用されるものである。
(従来の技術) 一般に、ゴルフ場や公園の芝張工事に於いては、第4図
に示す如く地面A上に芝Bを張り植えした後、真砂等を
目砂(若しくは目土)Cとして散布して芝の活着が良く
なるようにしている。
而して、上記目砂Cの散布は通常人手によって行なわれ
ているが、重労働であつて作業能率の向上が計れないう
え、目砂Cの散布厚さを均一にし難いと云う難点があ
る。
一方、前述の如き問題を避けるため、運搬車の荷台の後
端部に回転自在に軸支した散布羽根と散布すべき砂等の
繰出し装置とから成る散布機(スプレッダー)を搭載
し、運搬車のエンジン動力を利用して散布機を駆動する
ことにより、荷台に積み込んだ土等を走行しながら散布
するようにした散布車が開発されている。
しかし、前記散布車はトラクター等の運搬車の荷台後端
部から散布するものであるため、勾配の大きな傾斜面等
では散布車の走行が危険となって土砂等の散布ができな
いという基本的な欠点がある。
また、従前の散布機は荷台の外形寸法とほぼ同じ外形寸
法の大きな繰出し装置を必要とし、散布機そのものが大
形になって車輌への取付け並びに取外しに手数がかかる
うえ、散布すべき土砂等の積込みにも多くの手数がかか
るという難点がある。
更に、従前の散布車は運搬車の荷台後端部からの散布で
あるため、散布位置の高さが低くて遠距離まで土砂等を
飛ばすことが出来ないうえ、土砂等の散布方向を変える
ためには運搬車そのものの方向を変えなければならず、
極めて作業性が悪いと云う難点がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従前のこの種芝張り工事の目砂散布等に於け
る上述の如き問題、即ち(イ)人力による作業の場合に
は作業能率が悪いうえ、均一な厚みに目砂等を散布する
ことが出来ないこと、(ロ)従前の散布機を用いた散布
車では、傾斜面の散布が出来ないこと、(ハ)従前の散
布機では遠距離まで土砂等を到達させることが出来ない
うえ、土砂等の散布方向を簡単に変えることが困難なこ
と、(ニ)散布機の繰出し装置上への土砂等の積込み作
業を別途に必要とし、作業性が悪いこと、(ホ)散布機
そのものが極めて大形となり、車輌への搭載等に手数が
かかること等の問題を解決せんとするものであり、小形
であって容易にユンボ等へ装着することができ、しかも
傾斜面であっても容易に土砂等を散布することができる
と共に、別途に土砂等の積込みを必要とすることなく、
遠距離まで均一に土砂等を散布することが出来るように
した土砂等の散布機を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本願考案は、油圧駆動装置2と俯仰自在なアーム3と無
限軌道型走行装置4を備えた台車4と,内部をホッパー
部7とした箱形を呈し、前面側の上端縁に掬取り刃13を
備えると共に傾斜状の底面7aに細幅状の土砂排出口12を
有し、後面側に設けた支持金具4を介して前記台車4の
アーム3の先端へ俯仰自在に支持したホッパーケース8
と,前記ホッパーケース8の底面7aに移動自在に取付け
られ、土砂排出口12の大きさを調整するスライド板式の
開度調整具16と,前記土砂排出口12の下方に水平状に配
設され、掻出し刃15aの先端を排出口12へ臨ませた状態
でホッパーケース8の両側板8dへ回転自在に軸支したロ
ーラ状の掻出体15と,前記掻出体15の下方に水平に配設
され且つホッパーケース8の両側板8dへ回転自在に軸支
した支軸10aとその外周面に放射状に突設した散土羽根1
0bとから成り、上方より掻き出された土砂を前方へ向け
て飛散させる散土翼10と,前記ホッパーケース8の側板
8dに取付けられ、前記台車5の油圧駆動装置2からの送
油によって掻出体15及び散土翼10を回転駆動する油圧モ
ータ11とを考案の基本構成とするものである。
(作用) 台車アーム先端に装着した土砂等の散布機をパワーショ
ベルのショベルと同様に操作して目砂等をホッパー部内
へ掬取る。
次に、アームの俯仰角度や散布機の傾動姿勢を調整して
散布機の高さと散布方向を決めた後、油圧モータを作動
する。
掻出し体が回転されることにより、予かじめ開度が調整
されている排出口を通して土砂等が連続的に掻出され、
下方の散土翼上へ落下する。
土砂等は掻出し体によって散土翼上へ繰出されるため、
散土翼の軸方向に亘って均一に繰出されることになる。
落下した土砂等は高速回転する散土翼によって前方へ飛
散され、芝等の上に均一に散布される。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案に係る土砂等の散布機1の縦断面図であ
り、第2図はその正面図である。また、第3図は本件散
布機1を装着した土砂等の散布用台車の側面図である。
即ち、本件考案の散布機1は、ユンボやパワーシャベル
等の油圧駆動装置2と俯仰自在なアーム3と走行装置4
とを備えた台車5の前記アーム先端に傾動自在に装着さ
れ、台車5の油圧駆動装置2からの送油によって作動さ
れるものであり、土砂等の散布方向や散布高さの制御
は、台車5の運転席よりアーム3の先端位置や散布機1
の傾動姿勢を調整することにより行なわれる。
また、散布機1への土砂6等の積込は、通常のパワーシ
ャベルと同様にアーム3先端の散布機1を操作すること
により、そのホッパー部7内へ土砂等が掬取られる。
尚、前記台車5は、油圧駆動装置2と俯仰自在なアーム
3と走行装置4とを備えてさえすれば、如何なる形式の
ものであってもよいことは勿論である。
第1図及び第2図を参照して、本件散布機1はホッパー
ケース8、土砂等の掻出し装置9、散土翼10及び油圧モ
ータ11等から構成されている。
前記ホッパーケース8は0.8〜1.5m3程度のホッパー部7
を有する上面開放の箱形に形成されており、ホッパー部
7を形成する傾斜状の底面7aには土砂等の排出口12が設
けられている。またホッパーケース8の前面側上端縁に
は土砂等の掬取り刃13が設けられており、更にその背面
側にはホッパーケース8を台車アーム3の先端へ傾動自
在に軸支するための支持金具14が取付けられている。
前記土砂等の掻出し装置9はホッパー部底面7aの下方に
設けられており、ホッパーケース8の両側板間に回転自
在に軸支した掻出し体15と排出口12の開度調整具16とか
ら構成されている。
尚、本実施例では開度調整具16をスライド板製としてい
るが、その構造は如何なるものであっても良いことは勿
論である。
また、掻出し体15は、円筒状胴部15aの外表面に高さ25m
mの横長状の掻出し刃15bを6本設けた構成となってい
る。尚、本実施例では掻出し体15をロール型に形成して
いるが、その形状は如何なるものであってもよく、例え
ばシャフトの外周面に掻出し刃を取付けたようなもので
あってもよい。
前記散土翼10は掻出し体15の下方に配設されており、そ
の両端部はホッパーケース8の両側板8d,8d間へ回転自
在に支持されている。
また、散土翼10と前記掻出し体15とは、スプロケット17
a,17b及びチェーン17cから成る伝動機構17により連結さ
れている。
当該散土翼10は支軸10aとその外周面に半径方向に120°
のピッチ間隔で放射状に取付けた断面L形の散土羽根10
bとから形成されており、軸方向に隣接する各散土羽根1
0b,10bは、半径方向に約30°づらせた状態で取付けられ
ている。
尚、本実施例に於いては長さ100mmのL形鋼(4mm×50mm
×50mm)を散土羽根10bとして用い、これを軸方向に連
続的に配列するようにしているが、散土羽根10bの形態
やその取付位置関係は如何なるものであっても良い。
前記油圧モータ11はホッパーケース8の側板8dに取付け
られており、散土翼10の支軸10aを回転駆動する。ま
た、当該油圧モータ11へは台車5の油圧駆動装置2から
作動油が供給される。
次に、本考案の作動について説明する。
土砂等の散布に際しては、本件散布機1をアーム先端に
装着した台車5を土砂等の置場まで移動し、散布機1を
通常のパワーショベルのショベルと同様に操作してその
ホッパー部7へ所定量の土砂等(例えば目砂)を掬取
る。
次に、散布場所まで台車1を走行させ、アーム3を適宜
に操作して散布機1を適当な高さに位置せしめると共に
方向を決め、油圧モータ11へ送油してこれを駆動する。
送油により、油圧モータ11は約800RPMで回転され、散土
翼10は高速回転をする。また、散土翼10の回転は伝導機
構17を介して掻出し体15へ伝達され、当該掻出し体15は
約200RPMで回転される。
これにより、排出口12から所定量の土砂等が散土翼10上
へ繰出されると共に、繰出された土砂等は散土翼10によ
って前方向へ向けて飛ばされる。
尚、土砂等の散布量は、排出口12の開度を調整して繰出
量を調整することにより制御される。
実機テストの結果、散布機1の高さ位置を適宜に調整す
ることにより、5〜20mの平均飛距離でもって土砂等を
極めて均一に散布できることが確認されている。
(考案の効果) 本考案の散布機はホッパー部と散土翼等を一体とし、こ
れをユンボ等のアーム先端に傾動自在に取付けると共
に、台車の油圧駆動装置からの送油により散土翼等を駆
動する構成としているため、下記の如き多くの効用を発
揮することができる。
(1)通常のパワーショベルと同じ要領で散布機を操作
することにより、土砂等の掬取り積込が出来、従前のス
プレッダー等に比較して土砂等の積込みが極めて容易な
ものとなる。
(2)散布機の高さ位置を変えることにより土砂等の飛
距離を容易に調整することができ、急な傾斜面であって
も土砂等を均一に、しかも安全に散布することができる
と共に、散布方向も容易に変えることが出来る。
(3)土砂等の掻出し装置と散土翼とを有機的に結合し
ているため、土砂等の繰出しが円滑に行なえるだけでな
く、軸方向に亘って均一な繰出しが出来ると共に詰り事
故等も皆無となる。
本考案は上述の通り、優れた実用的効用を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る土砂等の散布機の縦断面図であ
り、第2図は散布機の正面概要図である。 第3図は散布機を台車へ装着した状態を示す側面図であ
る。 第4図は従前のゴルフ場等の芝張り概要説明図である。 1……土砂等の散布機、2……油圧駆動装置 3……アーム、4……走行装置 5……台車、6……土砂等(目砂) 7……ホッパー部、8……ホッパーケース 9……掻出装置、10……散土翼 11……油圧モータ、12……排出口 13……掬取刃、14……支持金具 15……掻出し体、16……開度調整具 17……伝動機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧駆動装置(2)と俯仰自在なアーム
    (3)と無限軌道型走行装置(4)を備えた台車(4)
    と,内部をホッパー部(7)とした箱形を呈し、前面側
    の上端縁に掬取り刃(13)を備えると共に傾斜状の底面
    (7a)に細幅状の土砂排出口(12)を有し,後面側に設
    けた支持金具(4)を介して前記台車(4)のアーム
    (3)の先端へ俯仰自在に支持したホッパーケース
    (8)と,前記ホッパーケース(8)の底面(7a)に移
    動自在に取付けられ、土砂排出口(12)の大きさを調整
    するスライド板式の開度調整具(16)と,前記土砂排出
    口(12)の下方に水平状に配設され、掻出し刃(15a)
    の先端を排出口(12)へ臨ませた状態でホッパーケース
    (8)の両側板(8d)へ回転自在に軸支したローラ状の
    掻出体(15)と,前記掻出体(15)の下方に水平に配設
    され且つホッパーケース(8)の両側板(8d)へ回転自
    在に軸支した支軸(10a)とその外周面に放射状に突設
    した散土羽根(10b)とから成り、掻出体(15)により
    下方へ掻き出された土砂を前方へ向けて飛散させる散土
    翼(10)と,前記ホッパーケース(8)の側板(8d)に
    取付けられ、前記台車(5)の油圧駆動装置(2)から
    の送油によって掻出体(15)及び散土翼(10)を回転駆
    動する油圧モータ(11)とより構成した土砂の散布機。
JP1990071317U 1990-07-03 1990-07-03 土砂の散布機 Expired - Lifetime JPH0747443Y2 (ja)

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JPH0430107U JPH0430107U (ja) 1992-03-11
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176805U (ja) * 1984-10-26 1986-05-23
JPS63104409U (ja) * 1986-12-24 1988-07-06

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JPH0430107U (ja) 1992-03-11

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