JP3111760U - 高速プレスの薄板用コイル材供給装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 近年のプレス高速化とあいまって、コイルの板厚が極く薄い材料に対応して、安定した供給ができるコイル材供給装置を提供する。
【構成】 アンコイラーにコイル状に巻かれたコイル材を矯正して、プレスに供給するコイル材供給装置であって、コイル材を矯正するレベラーと該レベラーから出た後の前記コイル材をS字状に形成させるガイド部を有し、ループのふくらみが所望値になったことを検知するセンサーと該センサーの信号によって前記ガイド部の後方から突出する支持ロールを設けたことを特徴とする高速プレスの薄板用コイル材供給装置。
【選択図】 図1

Description

考案の詳細な説明
産業上の利用分野
本考案はコイル状に巻かれた帯状フープ材(以下便宜上コイル材と称す)をアンコイラーから巻きほぐした後、レベラーで矯正してプレスに供給するコイル材供給装置であり、特に近年のプレス高速化に対応するべくコイル形状の幅が種々要求され且つ板厚が薄い材料を安定して供給できる装置に関するものである。
従来、コイル厚が0.2mm以上で使用されるコイル供給装置は、例えば図3、図4に示したようにアンコイラー(図示なし)から巻きほぐされ出てきたコイル材101がレベラー102で矯正された後、ガイド103によってS字状にループを形成し、水平案内部104を通りロールフィーダ(図示なし)を経て、プレス(図示なし)に供給される。
この際、コイル材101の供給速度はプレスの回転速度と同調させるため、前記レベラー102の駆動モータを可変速して前記S字ループの上側ルーピング部105で形成されるコイル材101のたるみ具合をコントロールすることによって安定させている。
ここで106はコイル材101のふくらみを検知するセンサーであり、107はS字中央に設けられたコイル材幅ガイド、108は出口水平案内部104に設けられたコイル材幅ガイド、109は操作盤である。
前記の従来装置ではコイル厚が0.2mm以上の範囲ではプレス高速化に十分対応でき問題なく安定した供給が可能である。しかしながら、近年のプレス高速化と使用されるコイル材の多様性、特に板厚の極く薄いもの0.15〜0.10mmとなれば種々問題が生じる。
考案が解決しようとする課題
すなわち、極く薄いコイル材が供給される場合において高速でプレスを運転すると運転直後、S字ループ上側ルーピング部105でのループ形成が大きくふくらんだとき、バタツキが激しく、コイル材がアオリ気味に変形し、ひどい場合は腰折れを生じ、供給が殆ど不可能な状態になってしまう。
さらには、材料幅が大きいと自重による影響が顕著にあらわれ、機械部分の振動を誘発し、最後には損傷をまねくばかりか、薄板であることによる取扱い上の身の安全性を常に確保せねばならないなど問題点が多い。
課題を解決するための手段
前記の問題を解決するために本考案のコイル材供給装置は、アンコイラーにコイル状に巻かれたコイル材を矯正して、プレスに供給するコイル材供給装置であって、コイル材を矯正するレベラーと該レベラーから出た後の前記コイル材をS字状に形成させるガイド部を有し、ループのふくらみが所望値になったことを検知するセンサーと該センサーの信号によって前記ガイド部の後方から突出する支持ロールを設けたことを特徴とするものである。
作用
本考案は前記の構成であるから極く薄いコイル材が供給された場合であっても、プレスの高速運転に伴うループのふくらみをセンサーで検知することで、該センサーの信号で支持ロールを突出させコイル材の下面を保持してバタツキを防止でき、前記コイル材の供給を安定させることができる。
本考案の実施例を図1、図2にもとづいて説明する。1はアンコイラーから巻きほぐされて送り出されてくるコイル材、2は該コイル材1を矯正するレベラー、該レベラー2の駆動モーターはコイル材1の送り速度を可変速するためインバーターモータを使用している。
3は前記レベラー2から送り出されたコイル材1をS字状に形成して案内するガイド部であり、該ガイド部3はS字ループの下側部分に定着する外側ガイド4と内側ガイド5及びS字ループの上側に設けられた固定ガイド6とスレッチングガイド7から構成される。
8はS字ループ形成の中央(中間)部分に設けられたコイル材幅両端を案内して蛇行を防止する幅ガイドである。9はS字ループ上側部分で伸びたルーピング部10を構成する延長ガイドで、該ルーピング部は補助ガイド11、上から押える上部ガイド12と該ガイド11、12の隙間に光軸が透過するセンサー13、14、15、16が設けられる。
ここで、センサー13は張限センサーで該センサー13の作用領域でコイル材1が検知されるとプレスの運転を停止させる。センサー14は低速域センサーで該センサー14の作用領域でコイル材1が検知されると低速でコイル材1を送り出し、センサ15はたるみ限センサーで該センサー15の作用領域でコイル材1が検知されるとコイル材の送りを停止する。
次に、センサー16は高速域センサーとバタツキ防止用の兼用センサーで、該センサー16の作用領域でコイル材1が検知されると前記レベラー2のモーターが高速で運転されてコイル材1を送り出すと共に前記固定ガイドの後方に待機していた支持ロール17が前方17Aに出て、コイル材1の下面を支え案内する。
18は前記支持ロール17を出退されるシリンダーで、該シリンダー18のロッド先端金具を介してフレーム19と連結し、該フレーム19に前記支持ロール17を回動自在に取付けてある。さらに、フレーム19は後方に伸びたスライドレール20を有し、シリンダーサポート21側に設けたスライドベアリング22を介して摺動可能である。
また、固定ガイド6には前記支持ロール17が出退できる窓23が設けられ、且つその引込み端で該支持ロール17の表面がわずかのぞく位置に停止して待機している。24は固定ガイド6のサポートである。
前記ストレッチングガイド7は通常、操作ラインから後退していて、最初のコイル材先端をプレスに誘導するときのみに使用する。25はシリンダーで、該シリンダー25のロッド端をスレッチングガイド7に連結し、リニアガイド26を介して図1の前後方向にスレッチングガイド7を出退できる。
なお、前記補助ガイド11は薄板を使用するときのみに使用し、そうでないときは取外しておくもともでき、27はS字ループの終端近くに設けた上ガイドロールで、コイル材1が上側へ偏向しないよう下方へ押さえる。28は水平案内部で、幅ガイド29を有する。
30は供給装置のフレームで、該フレーム30を支持する架台31に対して垂直に設けられる。32は操作ボックスである。
本考案によれば、最初アンコイラーから巻きほぐされたコイル材1は、その先端がレベラー2を通過して矯正された後、ガイド部3へ送り出され、外側ガイド4と内側ガイド5との隙間を案内され、上方に移行し、あらかじめ待機したスレッチングガイド7と固定ガイド6との隙間を案内され、S字ループの出口から水平案内部28を経てロールフィーダからプレスへ移動して停止する。
ここでプレスが起動し自動運転されるが、その直前にスレッチングガイド7が後退し、レベラー2によるコイル材1の供給が始まる。このとき、前記ルーピング部10でコイル材がふくらみかげんになるが、このふくらみをセンサー16でいちはやく検出し、該センサー16の信号で支持ロール17を17Aに向けて突出し、コイル材1の下面をタイミングよく保持してバタツキを防止でき、安定した供給を可能にする。
考案の効果
本考案は上記の構成によるもので、プレスの高速化に伴なう薄板のバタツキ防止を一層確実にし、コイル材かアオリ気味で変形し、腰折れなどしないよう、更には取扱い上の安全性においても効果的に改善できる。
本考案の実施例では支持ロール17はS字ループの出口近辺に位置しているが、該位置に固定限定するものでなく、固定ガイド6の後方領域で自在に変更可能であり、そのためシリンダー18のストロークを長めに選定しておき、必要ならば短かく使用できるようロッド端にストッパー33を調節自在に設けることもできる。
さらに本考案は操作ボックス32に配したタッチパネルを使用することにより、例えばプレスの回転数と送り量に応じて供給するコイル材の特性すなわち板厚、板幅、材質等のデータをあらかじめインプットし演算読み込みしておけば、タッチパネル上の操作で自動運転され得ることは言うまでもない。
本考案の正面図である。 本考案の図1のA−A矢視部分拡大図である。 従来の正面図である。 従来の側面図である。
符号の説明
1. コイル材
2. レベラー
3. ガイド部
6. 固定ガイド
10. ルーピング部
13. センサー
14. センサー
15. センサー
16. (バタツキ防止用)センサー
17. 支持ロール
18. シリンダー
30. フレーム
31. 架台
32. 操作ボックス
33. ストッパー

Claims (1)

  1. アンコイラーにコイル状に巻かれたコイル材を矯正して、プレスに供給するコイル材供給装置において、コイル材を矯正するレベラーと該レベラーから出た後の前記コイル材をS字状に形成させるガイド部を有し、ループのふくらみが所望値になったことを検知するセンサーと該センサーの信号によって前記ガイド部の後方から突出する支持ロールを設けたことを特徴とする高速プレスの薄板用コイル材供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104650A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Matsumoto Seisakusho:Kk 高速プレスの薄板用コイル材供給装置
JP2014104501A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Aisin Aw Co Ltd 打抜きプレス機
CN116517204A (zh) * 2023-06-06 2023-08-01 山东鑫达鲁鑫防水材料有限公司 一种自粘型高分子复合防水卷材及其施工方法

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