JP3111266U - 包丁用スライスガード - Google Patents
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Abstract
【課題】挿入した複数の小指が包丁によるスライス作業時に、何ら不安感を感じることなくスライスができると共に、安全にスライスの練習等ができるようにした包丁用スライスガードを提供する。
【解決手段】包丁の一側面部が当る一側面を包丁当り面部とする包丁当り部の裏面部に、所定の厚みを有する指ガード部を設け、指ガード部の裏面部に挿入孔を有する指挿入部を形成した。また、前記指ガード部が、側面よりみて三角形状をもって形成したり、前記包丁当て部の包丁当り部の左側端縁部と右側端縁部が内側方に湾曲する湾曲部を形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】包丁の一側面部が当る一側面を包丁当り面部とする包丁当り部の裏面部に、所定の厚みを有する指ガード部を設け、指ガード部の裏面部に挿入孔を有する指挿入部を形成した。また、前記指ガード部が、側面よりみて三角形状をもって形成したり、前記包丁当て部の包丁当り部の左側端縁部と右側端縁部が内側方に湾曲する湾曲部を形成した。
【選択図】 図1
Description
本考案は、包丁スライスガードの分野に関するものである。
従来包丁切削用案内装置として、実開平7−9237号公開実用新案公報が開示されている。
前記開示の実開平7−9237号公開公報記載の包丁切削用案内装置は、包丁案内部12の背面部に指を係止めする係着部18が形成されていた。
そのため指を係止する前記係着部18が前記包丁案内部12の裏面に直接接着されているので、包丁が野菜のスライス時に前記包丁が係止されている指に接触するかの如き不安感を与えるおそれがあった。
さらに前記開示の公開実用新案の包丁切削用案内装置は、包丁案内部12の背面部に角度調整部28が形成されていた。
しかしその形状は、1本〜2本の指を挿入し係止するもので、他の指は案内装置より喰み出している。
そのため、喰み出した指がスライス時の包丁の刃部に当ったり、接触しないように、細心の注意を払ってスライスをしなければならなかった。
また前記開示の公開実用新案の包丁切削用案内装置は、小芋等のような表面がつるつるしたものをスライスするとき、包丁案内部12の端縁部で押えても滑ってしまい、思うようなカットやスライスができないという弊害がある。
実開平7−9237号公開実用新案公報
本考案は、前記した従来開示の実開平7−9237号公開公報記載の考案と異なり、挿入した複数の小指が包丁によるスライス作業時に、何ら不安感を感じることなくスライスができると共に、安全にスライスの練習等ができるようにした。
さらに本考案の包丁用スライスガードは、少く共親指及び小指以外の3本の小指全部を挿入せしめ、喰み出している親指は包丁当て部によって保護し、小指は指挿入部の裏面部によって保護されるようにして安全に野菜等のスライスができるようにした。また本考案のスライスガードは、第二関節と指の付け根までの間の手指に取付けるため、平にすると前記スライスガードより指先が出るが、厚さがあるため、ぴったり包丁をガードの平な部分に付け指の先まで包丁が行っても安全であるようにした。
また本考案の包丁用スライスガードは、表面がつるつるした芋等でも、芋等の表面部を確実に押えて安全にして、しかも迅速にスライスができる。
さらに本考案の包丁用スライスガードは、スライス時に包丁の角度を改変させることなく野菜等のカットができる。
また本考案のスライスガードは、左利き、右利きでも使用可能であると共に、挿入する指を延ばしたままもしくは折り曲げ状態にして使用ができる利点がある。
請求項1記載の包丁用スライスガードは、包丁の一側面部が当る一側面を包丁当り面部とする包丁当り部の裏面部に、所定の厚みを有する指ガード部を設け、前記指ガード部の裏面部に挿入孔を有する指挿入部を形成せしめることを特徴とする包丁用スライスガードである。
請求項2記載の包丁用スライスガードは、前記指ガード部が、側面よりみて三角形状をもって形成せしめたことを特徴とする請求項1記載の包丁用スライスガードである。
請求項3記載の包丁用スライスガードは、前記包丁当て部の包丁当り部の左側端縁部と右側端縁部が内側方に湾曲する湾曲部を形成せしめたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の包丁用スライスガードである。
請求項4記載の包丁用スライスガードは、前記包丁当て部の包丁当り部の左側端縁部と右側端縁部に夫々凹部と凸部とを形成せしめた請求項1又は請求項2又は請求項3記載の包丁用スライスガードである。
請求項5記載の包丁用スライスガードは、前記凹部と凸部が、鋸刃形状とすることを特徴とする請求項4記載の包丁用スライスガードである。
請求項1記載の包丁用スライスガードは、包丁の一側面部が当る一側面を包丁当り面部とする包丁当り部の裏面部に、所定の厚みを有する指ガード部を設け、前記指ガード部の裏面部に挿入孔を有する指挿入部を形成せしめる包丁用スライスガードなので、スライス時に何ら不安を感じることなくスライスができると共に、安全且安心してスライスの練習ができる利点がある。
請求項2記載の包丁用スライスガードは、前記指ガード部が、側面よりみて三角形状をもって形成せしめた包丁用スライスガードなので、請求項1記載の考案と同じ効果を有している。
請求項3記載の包丁用スライスガードは、前記包丁当て部の包丁当り部の左側端縁部と右側端縁部が内側方に湾曲する湾曲部を形成せしめた包丁用スライスガードなので、スライス時に前記湾曲部が野菜等の表面を押えて動揺を阻止し、スライスをスムーズにする利点を有している。
請求項4記載の包丁用スライスガードは、前記包丁当て部の包丁当り部の左側端縁部と右側端縁部に夫々凹部と凸部とを形成せしめた包丁用スライスガードなので、請求項3記載の考案と同じ効果を有している。
請求項5記載の包丁用スライスガードは、前記凹部と凸部が、鋸刃形状とする包丁用スライスガードなので、請求項3又は請求項4記載の考案と同じ効果を有している。
本考案の包丁用スライスガードの請求項1〜5記載の考案の実施の形態は、共通しているので一括して説明する。
以下本考案を実施するための最良の形態を図面に依拠して説明する。
図面において、Aは本考案の包丁用スライスガードであり以下の構成からなる。
図面において1は包丁Bの一側面部2が当る包丁当り部である。この包丁当り部1は図面図示のとおり、所定の幅員と長さを有し、表面部1aはフラット状である。1bは包丁当り部1の下方部である。
前記包丁当り部1の左側端縁部3と右側端縁部4には、凹部5と凸部6を交互に形成する。前記凹部5と凸部6は、凹部5と凸部6とが交互にして形成するかもしくは鋸刃形状とする。即ち前記凹部5と凸部6は、表面がつるつるする芋等の表面に若干突刺し、芋等の動揺を押えて確実にスライスせしめる作用を有している。
さらに包丁当り部1の左右両側端縁部3、4に形成の凹部5と凸部6は、夫々対称的に形成する。
図面において7は、前記包丁当り部1の裏面部1cにして、且前記包丁当り部1の長さより若干短く形成する指ガード部である。
前記指ガード部7は、側面よりみて上方部8を厚く下方部9に行くに従って幅員が狭く、且前記包丁当り部1の下方部1bよりも若干短く形成する。
前記指ガード部7の上方部8と包丁当り部1の上方部1aとは同じ高さとする。
さらに指ガード部7は、包丁当り部1の裏面部1cの面積よりも若干小さ目に形成する。
10は包丁当り部1の下方部1bと指ガード部7の下方部9との間に形成された親指をガードする保護部である。
11は前記指ガード部7の裏面部に取着して形成する指挿入部である。12は指挿入部11の上方部、13は同じく下方部である。この指挿入部11は、親指と小指以外の3本の指が挿入可能な形状の指挿入孔14を設ける。
前記指挿入孔14に挿入の3本の指は、本考案のスライスガードAの使用時に延ばした状態のままか、もしくは挿入して折り曲げ状態にして使用してもよい。
さらに前記指ガード部7の裏面部7aに、上方部8から下方部9にかけて凹凸状部(図示なし)を設けてもよい。
本考案のスライスガードAは、通常プラスチック製であるが限定しない。
本考案の包丁用スライスガードAは上記の実施例によって形成される。かくして形成されたスライスガードAは、以下のようにして使用する。
先ず第1に指挿入部11の挿入孔14に、親指と小指を除く3本の指の表面部が指ガード部7の裏面部に当るようにして浅く挿入し、第2関節を折曲する。
さらに前記のような手指の挿入方法とは異なり、深く挿入し、第1関節を折曲して、指挿入部11をつかんでも良い。
前記のように3本の指を指挿入部11の挿入孔14に挿入後は、包丁当り部1と指ガード部7等が、包丁当り部1の右側端縁部4が下方になって手指と共にスライスする野菜等の上面に当る。
前記のような状態を保持しながら、前記包丁当り部1の包丁Bの一側面部2に包丁Aの刃の左側面を当ててスライスする。
上記は、右利きの場合であるが、左利きの場合も挿入する手指は右の手指であり、その手順も前記の右利きの場合と同じである。
本考案のスライスガードAは、大人も小人も安全且安心して使用できる。
さらに本考案のスライスガードAは、指ガード部7が前記した形状のような幅員を有する形状のため、挿入する手指を若干角度を調整すれば、包丁Bの角度調整は不要となる。
また本考案のスライスガードAを野菜等の上面に挿入し手指を載せると、右側端縁部4の凹部5と凸部6が軽く当る。従って前記スライスガードAは、表面がつるつるしている芋等の場合確実に押えて確実にスライスができる。
さらに本考案のスライスガードAは、親指が保護部10によって常時確実に保護しているので、包丁Bのスライス時に当って怪我をするようなことはない。
また本考案のスライスガードAを構成する包丁当り部1の左右両側端縁部3、4を、内側方に湾曲状に喰込んだ湾曲形状とし、前記両端縁部3、4に凹部5、凸部6とを形成してもよい。
前記の凹部5と凸部6によってスライスガードAは、スライス時に野菜等の上面に当てると、前記野菜等の表面部にならって押え状態となる。そのためスライスされる野菜等が不意に動いたりしない作用効果がある。
A スライスガード
B 包丁
1 包丁当り部
1a 表面部
1b 下方部
1c 裏面部
2 一側面部
3 左側端縁部
3a 湾曲部
4 右側端縁部
4a 湾曲部
5 凹部
6 凸部
7 指ガード部
7a 裏面部
8 上方部
9 下方部
10 保護部
11 指挿入部
12 上方部
13 下方部
14 指挿入孔
B 包丁
1 包丁当り部
1a 表面部
1b 下方部
1c 裏面部
2 一側面部
3 左側端縁部
3a 湾曲部
4 右側端縁部
4a 湾曲部
5 凹部
6 凸部
7 指ガード部
7a 裏面部
8 上方部
9 下方部
10 保護部
11 指挿入部
12 上方部
13 下方部
14 指挿入孔
Claims (5)
- 包丁の一側面部が当る一側面を包丁当り面部とする包丁当り部の裏面部に、所定の厚みを有する指ガード部を設け、前記指ガード部の裏面部に挿入孔を有する指挿入部を形成せしめることを特徴とする包丁用スライスガード。
- 前記指ガード部が、側面よりみて三角形状をもって形成せしめたことを特徴とする請求項1記載の包丁用スライスガード。
- 前記包丁当て部の包丁当り部の左側端縁部と右側端縁部を内側方に湾曲する湾曲部とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の包丁用スライスガード。
- 前記包丁当て部の包丁当り部の左側端縁部と右側端縁部に夫々凹部と凸部とを形成せしめた請求項1又は請求項2又は請求項3記載の包丁用スライスガード。
- 前記凹部と凸部が、鋸刃形状とすることを特徴とする請求項4記載の包丁用スライスガード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005002133U JP3111266U (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 包丁用スライスガード |
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JP2005002133U JP3111266U (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 包丁用スライスガード |
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JP3111266U true JP3111266U (ja) | 2005-07-14 |
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Family Applications (1)
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JP2005002133U Expired - Fee Related JP3111266U (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 包丁用スライスガード |
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JP (1) | JP3111266U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013094776A1 (ko) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Kim Bok-Chun | 손가락 보호가 되는 주방용 칼 |
-
2005
- 2005-04-11 JP JP2005002133U patent/JP3111266U/ja not_active Expired - Fee Related
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