JP2023104393A - 包丁 - Google Patents

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【課題】指の安全性を高めることができる包丁を提供する。【解決手段】包丁100は、刃110aと峰110bとが設けられる刃部110と、刃部110の刃110aで食材を押し切る際に把持するための把持部120とを備え、刃部110は、刃110aで食材を押し切る際に指を保護するための鈍突出部112を設け、鈍突出部112は、刃が設けられておらず、刃110aから峰110bとは反対方向に突出することを特徴とする。鈍突出部の突出高さは任意でよいが、指を保護するという機能と包丁の使い勝手を考慮すると、1.5cm程度かそれ以上が好ましい。鈍突出部112によって刃110aとまな板CBとの間に隙間が形成されるため、刃110aとまな板CBとの間に誤って指が挿入されていたとしても、指の安全性を高めることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、包丁に関する。
一般的な包丁は、刃と峰とが設けられる刃部と、刃部の刃で食材を押し切る際に把持するための把持部とを備えている。把持部を把持して、食材を刃で押し切ったり、食材の皮を刃で剥いたりすることができる。包丁の安全性を高めた包丁として、非特許文献1に開示されるものがある。同文献に開示される包丁は、安全性を高めた機能美に関する意匠である。
意匠登録第603270号公報
特許文献1に開示される包丁によれば、安全性について改良の余地があった。すなわち、特許文献1に開示される包丁では、穴に指を入れることによって、利き腕の指の安全性を一定程度高めることができる。しかしながら、多様な切り方が知られており、包丁の使い方は人それぞれであり、特許文献1に開示される包丁では、安全性について改良の余地があった。特に、特許文献1に開示される包丁では、食材を刃で押し切る際に利き腕でないほうの指の安全性を高めることはできなかった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、指の安全性を高めることができる包丁を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、刃と峰とが設けられる刃部と、前記刃部の刃で食材を押し切る際に把持するための把持部とを備えた包丁において、前記刃部は、前記刃で食材を押し切る際に指を保護するための鈍突出部を1つ以上設け、前記鈍突出部は、刃が設けられておらず、前記刃から前記峰とは反対方向に突出することを特徴とする、包丁が提供される。
かかる構成によれば、鈍突出部によって刃とまな板との間に隙間が形成されるため、刃とまな板との間に誤って指が挿入されていたとしても、指の安全性を高めることができる。なお、鈍突出部の突出高さは任意でよいが、指を保護するという機能を考慮すると、1.5cm程度かそれ以上が好ましい。しかし、子供の小さな指や、重度の大人の指の切断を回避する高さと、包丁の使い勝手を考慮すると、1.5cm以下であってもよい。本発明はこのような包丁本来の機能である切りやすさに逆行する構成要素を設けたことを特徴とする。しかしながら、例えば、魚のアラやカボチャのような固い部分のある食材や里芋や長芋のような滑りやすい食材を押し切りする際には、刃が滑りやすく怪我が不安なユーザのために、隙間が指を保護して安全に食材を途中まで押し切りをする事ができ、その後に切り残しの食材を前方にずらして切断すればよく、包丁による怪我の減少に寄与して社会に貢献できる好適な包丁を提供できる。また、例えば、普通の包丁に加えて、この指を保護できる包丁を所有していれば、刃が滑りやすい食材の押し切りの際にはユーザはこの包丁を選択して安全に安心して使用することができる。なお、このような鈍突出部は、刃部とは別体のものを固着してもよいが、刃部と一体成形することで鈍突出部の製造工程を簡略化できる。また、刃部とは別体の鈍突出部を固着して形成する場合は、刃部の形成を従来通りに先行して行うことができ刃の製造工程を簡略化できる。また、鈍突出部の素材や強度は、刃部と同素材や合成樹脂材等、押し切りの際にまな板との衝撃に対して使用可能であればどのような素材としてもよい。鈍突出部の固着方法は、趣旨を損なわず固着可能であれば周知の方法としてよい。
本発明は様々な応用が可能である。以下の応用例は、適宜組み合わせて実施できる。例えば、前記鈍突出部は1つ設けられていてもよい。かかる構成によれば、鈍突出部のない普通の包丁として使える部分が多くなる。特に、鈍突出部は、前記刃の長さ方向において中央より前記把持部寄りに設けられるようにしてもよい。刃の長さ方向において中央より先端部分の多くの部分を、普通の包丁として使うことができる。
また、前記鈍突出部は2つ設けられていてもよい。かかる構成によれば、2つの鈍突出部の間の刃で皮むきをすることもでき、例えば、前記把持部寄りの端部に一方の鈍突出部を設けることによって、その鈍突出部に親指の付け根部分を添えて皮むきを行う際には親指が滑り刃に当たることを防止しやすくなり指の安全性を高めることができる。この場合も、2つの鈍突出部が、前記刃の長さ方向において中央より前記把持部寄りに設けられるようにしてもよい。鈍突出部が3つ以上の場合も同様である。しかし、用途に応じて自由な配置としてもよい。例えば、鈍突出部を先端に設けることによって、包丁を振り回した際は、突出部が先に当たり安全性を高めることができる。この、先端に鈍突出部を設けた包丁は、子供の練習用や包丁に触れたがる子供がいる家庭等の安全包丁として提供できる。
なお、鈍突出部の数(1つ、2つ又は3つ以上)とは、刃の長さ方向の数(1箇所、2箇所又は3箇所以上)であり、刃の厚み方向や幅については、鈍突出部の形態は任意でよい。鈍突出部の厚みを増したり、鈍突出部を刃の厚み方向に複数固着して設けたりすれば、鈍突出部の強度を高めることができるとともに、鈍突出部自体が指に当たった際の指の怪我の程度を厚みによって軽減することができ安全である。
また、少なくとも1つの前記鈍突出部には、前記鈍突出部の突出方向に対して直交する方向に貫通する貫通孔が設けられていてもよい。かかる構成によれば、押し切りの際に貫通孔を覗くことによって、反対側の食材の状況の確認をしやすくできる。また、指が入る程度の大きさの貫通孔を有する鈍突出部を把持部側の端に設けることによって、把持する指を入れて操作することができ指を安全にできる。
また、少なくとも1つの前記鈍突出部には、前記刃の長さ方向に回動可能にローラが設けられていてもよい。かかる構成によれば、ローラによって刃を前後方向に円滑に動かすことができるため、ローラを利用して押して引くことによって楽に切ることができる。よって、軽い力で食品を切ることができる。また、ネギなどのみじん切りやキュウリなどの切り残しての飾り切りも熟練の技術を必要とせずに容易に行うことができる。
また、前記峰には前記鈍突出部が設けられた位置を表示する表示部を設けてもよい。かかる構成によれば、鈍突出部を横方向から覗き込まなくても鈍突出部の位置を確認することができるため、便利である。
本発明の第2の観点によれば、鈍突出部は2つ設けられる包丁と、前記2つの鈍突出部の間隔より若干小さい幅を有するまな板と、からなることを特徴とする、調理器具が提供される。かかる構成によれば、2つの鈍突出部の間にまな板を配置すると、押し切りの際に隙間がなくなることによって、食材を容易に押し切りすることができる。例えば、片方の鈍突出部は、刃の長さ方向において中央より先端部分方向に設け、2つの鈍突出部の間隔を大きく設けることが好ましい。また、例えば、鈍突出部を先端に設けることによって、包丁を振り回した際は、突出部が先に当たり安全性を高めることができるために、先端に鈍突出部を設けた包丁とこの専用まな板のセットは、子供の練習用や包丁に触れたがる子供がいる家庭等の安全包丁セットとして提供できる。
また、前記まな板は、少なくとも前記刃部を収納する収納部を有していてもよい。かかる構成によれば、刃部をまな板に収納するため、安全である。また、まな板と包丁を一体化させることができるため、持ち運びや収納に便利である。
また、専用のまな板を探す手間がなくなり安心できる。
本発明によれば、指の安全性を高めることができる包丁が提供される。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態の包丁100を示す図である。 包丁100の使用方法を示す図であり、(a)は鈍突出部112がまな板CBの上に乗っている状態であり、(b)は刃110aのみがまな板CBの上に乗っている状態である。 第2の実施形態の包丁200を示す図である。 第3の実施形態の包丁300を示す図である。 第4の実施形態の包丁400を示す図である。 第5の実施形態の包丁500を示す図である。 第6の実施形態の包丁600を示す図であり、(a)は包丁600の2つの鈍突出部612-1、612-2の間に専用まな板700を配置した図であり、(b)は刃部110を専用まな板700に収納した状態を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の包丁100について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の包丁100を示す図である。本実施形態の包丁100は、図1に示したように、刃110aと峰110bとが設けられる刃部110と、刃部110の刃110aで食材を押し切る際に把持するための把持部120とを備える。
刃部110は、刃110aで食材を押し切る際に指を保護するための鈍突出部112を設け、鈍突出部112は、刃110aが設けられておらず、刃110aから峰110bとは反対方向に突出することを特徴とする。本実施形態では、鈍突出部112が1つ設けられていることを特徴とする。
鈍突出部112は、図1に示したように、刃110aの長さ方向において、中央より把持部120寄りに形成されている。鈍突出部112は、刃部110と一体に成形されている。鈍突出部112の先端は円弧状に形成されている。鈍突出部112の突出高さは、鈍突出部112の近傍において刃110aとまな板の間に指が挿入されていたとしても、刃110aとまな板との間に隙間が形成され、刃110aによって指を傷つけにくい高さであり、例えば1.5cm程度である。しかし、子供の小さな指や、大人の指の骨の切断を回避しやすい高さと、包丁の使い勝手を考慮すると、例えば1cm前後程度であってもよい。
なお、図1に示した鈍突出部112の形態は一例であり、突出高さや形状などは、指の安全性を高める形態であれば任意である。
鈍突出部112よりも刃110aの先端側は、切り込み、切り開き、押し切りなどの使用方法が好適である。鈍突出部112よりも刃110aの後側は、皮むきや力を入れた切断などの使用方法が好適である。
以上、包丁100の構成について説明した。以下、図2を参照しながら包丁の使用方法について説明する。図2は、包丁100の使用方法を示す図であり、(a)は鈍突出部112がまな板CBの上に乗っている状態であり、(b)は刃110aのみがまな板CBの上に乗っている状態である。
包丁100は、図2(a)に示したように、鈍突出部112をまな板CBに乗せて使用する場合、鈍突出部112の近傍において鈍突出部112の高さ分だけ刃110aとまな板CBとの間に隙間が形成される。よって、鈍突出部112の近傍において刃110aとまな板の間に指が挿入されていたとしても、刃110aによって指を傷つけにくい。なお、包丁の前方を下方に傾けて使用すれば、鈍突出部112がまな板に当たらずに、通常の包丁と同様の押し引き切りをする使い方ができる。
また、包丁100は、図2(b)に示したように、鈍突出部112をまな板CBから外して、刃110aのみをまな板CBに乗せて使用する場合、通常の包丁と同様の使い方ができる。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、鈍突出部112によって刃110aとまな板CBとの間に隙間が形成されるため、刃110aとまな板CBとの間に誤って指が挿入されていたとしても、指の安全性を高めることができる。
また、本実施形態では、鈍突出部112をまな板CBから外した位置に配置することで普通の包丁と同様に使用することができる。
以下では、上記第1の実施形態を応用した他の実施形態について説明する。以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。説明の便宜上、主要な構成要素のみ符号を付している。また、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の包丁200について、図3を参照しながら説明する。図3は、第2の実施形態の包丁200を示す図である。本実施形態は、鈍突出部の数が上記第1の実施形態とは異なるものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の包丁200は、図3に示したように、刃部110に2つの鈍突出部212-1、212-2が設けられている。2つの鈍突出部212-1、212-2は、間隔を空けて配置されており、刃110aの長さ方向において中央よりも把持部120寄りにある。
把持部120から遠い鈍突出部212-1よりも先端側では、上記第1の実施形態と同様の使い方ができる。また、2つの鈍突出部212-1、212-2の間の刃110aで皮むきをすると、鈍突出部212-2に添える親指の付け根部分が安定して親指の先が滑って刃に当たることの防止となるため、指の安全性を高めることができる。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、上記第1の実施形態の効果に加えて、2つの鈍突出部212-1、212-2の間の刃110aで皮むきをすると、鈍突出部212-2に添える親指の付け根部分が安定して親指の先が滑って刃に当たることの防止となるため、指の安全性を高めることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の包丁300について、図4を参照しながら説明する。図4は、第3の実施形態の包丁300を示す図である。本実施形態は、鈍突出部312の構成が上記第1の実施形態とは異なるものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の包丁300においては、図4に示したように、第1の実施形態の包丁100と同様に鈍突出部312が設けられている。鈍突出部312には、鈍突出部312の突出方向に対して直交する方向に貫通する貫通孔312aが設けられている。
貫通孔312aの大きさは、任意に設計することができる。例えば、押し切りした際の貫通孔312aから反対側の食材の状況が確認でき便利である。また、例えば、鈍突出部312を2つ設け、片方を把持部側の端に設け、貫通孔312aの大きさを指が入る程度の大きさにすると、包丁300を使うときに把持する指を手前の貫通孔312aに入れて操作することができる。このような使い方も、指の安全性を高めることに効果的である。また、貫通孔312aは、刃部110に延設されていてもよく、趣旨を損なわなければ刃部110に貫通孔312aを設けてもよい。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、貫通孔312aによって反対側の食材の状況を確認することができる。また、把持部側の端に貫通孔312aの大きさを指が入る程度の大きさに設けた鈍突出部の貫通孔312aに把持する指を入れて安全に操作することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の包丁400について、図5を参照しながら説明する。図5は、第4の実施形態の包丁400を示す図である。本実施形態は、鈍突出部412の構成が上記第1の実施形態とは異なるものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の包丁400においては、図5に示したように、第1の実施形態の包丁100と同様に鈍突出部412が設けられている。鈍突出部412には、刃110aの長さ方向に回動可能にローラ414が設けられている。ローラ414の径は、鈍突出部412の端部よりローラの端部が下方に若干飛び出ている程度として設けることが好ましい。なお図5では説明の便宜上、誇張して表されている。ローラ414の取り付け方法は、周知された方法としてよく、素材は、強度上使用可能ならば自由にしてよい。また、刃部110にローラ軸を設けローラ本体を鈍突出部としてもよい。
ローラ414を利用することにより、軽い力で刃部110を前後方向に移動させることができる。ローラ414をまな板CBに乗せて作業をしてもよく、まな板CBから外して刃110aのみまな板CBに乗せて作業してもよい。
通常の包丁では、食材を切るときには、刃は押すか、引くかどちらかのタイミングでのみ切ることができる。しかし、包丁400は、ローラ414を利用して、押すときと引くときの両方で食材を切ることができる。また、ネギなどのみじん切りやキュウリなどの切り残しての飾り切りも熟練の技術を必要とせずに容易にスピーディに行うことができる。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、ローラ414によって刃を前後方向に円滑に動かすことができるため、ローラ414を利用して押して引くことによって楽に切ることができる。よって、軽い力で食品を切ることができる。また、ネギなどのみじん切りやキュウリなどの切り残しての飾り切りも熟練の技術を必要とせずに容易にスピーディに行うことができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態の包丁500について、図5を参照しながら説明する。図6は、第5の実施形態の包丁500を示す図である。本実施形態は、刃部110に印(表示部)516を設けた点が上記第1の実施形態とは異なるものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の包丁500においては、図6に示したように、刃部110には鈍突出部512が設けられた位置を表示する星型の印516が表されている。印516は、刃部110の刃110aの方向において鈍突出部512と略同位置の峰110bに配置されている。印516によって鈍突出部512の位置が視認しやすいため、鈍突出部512と食材との位置を取りやすい。
なお、本実施形態では、表示部を刃部110に描いた星型の印516としたが、表示部はこれに限定されない。例えば、表示部は、刃部110に設けた凹凸にしてもよい。これにより目が不自由な方も容易に鈍突出部512の位置が分かる。また、このような表示部は、主旨を損なわなければ位置や表示方法は自由にしてよい。
(第5の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、鈍突出部512を横方向から覗き込まなくても鈍突出部512の位置を確認しやすくなるため、便利である。
(第6の実施形態)
第6の実施形態の包丁600について、図7を参照しながら説明する。図7は、第6の実施形態の包丁600を示す図である。本実施形態は、鈍突出部の構成と専用まな板が上記第1の実施形態とは異なるものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の包丁600においては、図7に示したように、刃部110には2つの鈍突出部612-1、612-2が設けられている。一方の鈍突出部612-1は、刃110aの長さ方向中央よりも先端寄りに配置され、他方の鈍突出部612-2は、刃部110の把持部120側の端部に配置されている。2つの鈍突出部612の間には、専用まな板700を配置することができる。
専用まな板700は、鈍突出部612よりも若干高く、幅は2つの鈍突出部612の間隔より若干小さく構成されている。また、専用まな板700は、刃部110を収納するための収納部710を有する。収納部710は、専用まな板700の長手方向の一方の端部から他方の端部方向に形成された溝である。収納部710は、ナイフの鞘のように周知された方法によって、収納部710から刃部110が抜け落ちることなく設けることができる。まな板の素材は、まな板として使用可能であれば自由にしてよい。
(第6の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、2つの鈍突出部612の間に専用まな板700を配置すると、鈍突出部612がまな板700に当たらずに鈍突出部612に関係なく通常の包丁と同様に食材を容易に切断することができる。また、鈍突出部612がまな板に当たらないようによそ見をしないで集中して操作をするために指は安全になりやすい。
また、刃部110を専用まな板700に収納して包丁600と専用まな板700を一体化させることができるため、持ち運びや収納に便利である。また、刃部110を専用まな板700に収納するため、安全である。
本実施形態の包丁600と専用まな板700は、これらをセットにした調理器具として市場に流通させることができる。あるいは、それぞれ単体として市場に流通させることもできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、鈍突出部を1つ又は2つ設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。鈍突出部を3つ以上設けてもよい。
また、上記第1の実施形態では、鈍突出部112が、刃110aの長さ方向において、中央より把持部120寄りに形成されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。鈍突出部112が刃110aの長さ方向において、中央より先端側に形成されていてもよい。他の実施形態についても同様である。
また、上記第6の実施形態では、専用まな板700は、包丁600の刃部110を収納するための収納部710を有する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。専用まな板は、包丁600の刃部110を収納できなくてもよい。
100、200、・・・、600 包丁
110 刃部
110a 刃
110b 峰
112、212-1、212-2、312、412、512、612 鈍突出部
120 把持部
312a 貫通孔
414 ローラ
700 専用まな板
710 収納部

Claims (9)

  1. 刃と峰とが設けられる刃部と、前記刃部の刃で食材を押し切る際に把持するための把持部とを備えた包丁において、
    前記刃部は、前記刃で食材を押し切る際に指を保護するための鈍突出部を1つ以上設け、
    前記鈍突出部は、刃が設けられておらず、前記刃から前記峰とは反対方向に突出することを特徴とする、包丁。
  2. 前記鈍突出部は1つ設けられることを特徴とする、請求項1に記載の包丁。
  3. 前記鈍突出部は2つ設けられることを特徴とする、請求項1に記載の包丁。
  4. 少なくとも1つの前記鈍突出部は、前記刃の長さ方向において中央より前記把持部寄りに設けられることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の包丁。
  5. 少なくとも1つの前記鈍突出部には、前記鈍突出部の突出方向に対して直交する方向に貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の包丁。
  6. 少なくとも1つの前記鈍突出部には、前記刃の長さ方向に回動可能にローラが設けられていることを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の包丁。
  7. 前記峰には前記鈍突出部が設けられた位置を表示する表示部を設けたことを特徴とする、請求項1~6のいずれかに記載の包丁。
  8. 請求項3~7のいずれかに記載の包丁と、前記2つの突出部の間隔より若干小さい幅を有するまな板と、からなることを特徴とする、調理器具。
  9. 前記まな板は、少なくとも前記刃部を収納する収納部を有することを特徴とする、請求項8に記載の調理器具。

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