JP3162288U - 皮剥き器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ナイフや包丁のように果物や野菜の皮をむくことができ、かつ果物や野菜を保持固定及び回転させることを両手で行えるようにする皮剥き器を提供する。【解決手段】この皮剥き器は、ガイド12とこのガイドと平行に配置された刃部11とを有する皮剥き刃部10と、使用時に使用者の手によって握持される部分である握持部20であって、使用者の手の親指と人差し指の間の部分を納め、一端が開口となっている空間23を形成する本体部21と、前記皮剥き刃部の長手方向端部に取り付けられる腕部22とを有する握持部20とを有することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は皮剥き器に関し、より詳しくはジャガイモやリンゴのような球状の物体も、手に持ちながらナイフや包丁のように皮をむくことが可能な皮剥き器に関する。
従来、一般的に用いられた皮剥き器は、図8に示すものが用いられていたが、この皮剥き器は、把手を引くだけで容易に一定の厚みで皮を剥くことができるため、特に、胡瓜や大根等の長い野菜の皮を剥くのには適している反面、林檎や梨等の丸いものを剥くのには逆に不便であり、使い慣れたナイフや包丁の方が剥き易いと言った声も聞かれる。そこで林檎や梨等の丸いものであっても、又、ナイフや包丁で皮を剥くことに慣れた者でも、簡単且つ能率的に皮剥き作業を行うことができる皮剥き器が提案された(特許文献1)。
この改良された皮剥き器は、皮剥き用の刃と把手部とを、両者の長手方向が略平行となる位置と、両者の長手方向が交わる位置との少なくとも2か所の位置を選択し得る。両者の長手方向が交わる位置では、従来の皮剥き器と同様の方法で把手を引くことによって、皮を剥くことができる。他方、両者の長手方向が略平行となる位置では、ナイフや包丁の場合と同様に、一方の手で果物や野菜を持ち、他方の手の親指を除く4本の指で把手部を握って、果物や野菜の表面に皮剥き用の刃2を押し付け、且つ、親指を伸ばした状態で果物や野菜の表面に押し付けた状態で、親指を曲げるようにして親指に把手部1を近づけることにより、皮剥き用の刃で皮を剥くことができる。従って、通常のナイフや包丁の場合と同様、皮剥き用の刃の動く範囲は、手の握りの範囲内に止まり、林檎や梨等の丸いものであっても、又、ナイフや包丁で皮を剥くことに慣れた者でも、容易に使用できる。
また、上記とは別に、本考案者の考案にかかる皮剥き器が提案されている(特許文献2)。
上記特許文献1に記載の皮剥き器は、ナイフや包丁のように果物や野菜の皮をむくことができるが、皮剥き対象物である果物や野菜を固定保持するには、皮剥き器を保持する手とは別の手のみで果物や野菜を保持固定及び回転させねばならず、手の小さな子どもや握力が十分にないお年寄りには、使用が難しいという問題点があった。
また、特許文献2に記載の皮剥き器は、特許文献1の皮剥き器の課題は克服しているが、使用者の人差し指から薬指などを収容する空間の大きさが固定されているため、使用者の手の大きさに関わりなく使用することが難しいという課題があった。
本考案の目的は、ナイフや包丁のように果物や野菜の皮をむくことができ、かつ果物や野菜を保持固定及び回転させることを両手で行えるようにするとともに、使用者の手の大きさに関わりなく使用可能な、皮剥き器を提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、本考案は以下の特徴を有する。
本考案は、皮剥き器として提案される。この皮剥き器は、ガイド(12)とこのガイドと平行に配置された刃部(11)とを有する皮剥き刃部(10)と、使用時に使用者の手によって握持される部分である握持部(20)であって、使用者の手の親指と人差し指の間(股)の部分を納め、一端が開口となっている空間(23)を形成する本体部(21)と、前記皮剥き刃部の長手方向端部に取り付けられる腕部(22)とを有する握持部(20)とを有することを特徴とする。
本考案によれば、ナイフや包丁のように丸い野菜や果物などをむくことができると同時に、握持部を握った状態で親指以外の指を、他方の手により握られている野菜や果物などに当てることができるため、野菜や果物を握っている手と、皮剥き器を握っている手の両方により野菜や果物などを支えることが可能となり、手の小さな者や握力があまりないものであっても、野菜や果物などを安定して保持した状態で皮剥きをすることができる。
また、本皮剥き器は、握持部と皮剥き器との間の空間に指を挿入することなく使用できので、上記空間が小さいため手の大きな使用者が指を挿入できない不都合が発生しないため、大人でも子供でも同一の大きさの皮剥き器を使用することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案の一実施形態にかかる皮剥き器の平面図であり、図2は、図1の断面線I−Iに沿った断面図である。以下、図1、図2に従って本考案の一実施形態にかかる皮剥き器を説明する。
皮剥き器1は、皮剥き刃部10と、皮剥き刃部10が取り付けられた握持部20とを有する。皮剥き刃部10は、ガイド12と、このガイドに平行に配置された刃部11とを有している。ガイド12と刃部11との間にはスリット13が形成され、刃部11によって剥かれた皮がスリット13より排出されるようになっている。ガイド12は、棒状、板状などの部材であって、刃部11が深く皮むき対象物に入り込まないようにする機能を有する。刃部11は、一方の側部に刃が形成された部材であって、たとえば刃が形成された金属板、セラミック板などである。
握持部20は、本皮剥き器1の本体部21(本例では、ウサギの胴体及び頭部)と、本体部21の一端から延伸したストッパ部24(本例では、ウサギの耳)と、本体部21の両端に設けられた腕部22(本例では、ウサギの手足)を有する。腕部22は、皮剥き刃部10の長手方向両端に取り付けられる。ストッパ部24は、使用時に使用者の手が滑るなどして、本皮剥き器1が使用者の手から外れてしまうことを防止する機能を有する。本体部21とストッパ部24の間には、使用者の手の一部、より詳しくは親指と人差し指の間の股の部分を収容する手収容空間23が形成される。手収容空間23の後端部(ウサギの耳の先端側)は開口(開放)となっており、この開口(開放)部分から親指と人差し指の間の股の部分を手収容空間23内に入れることができる。手収容空間23は、ストッパ部24の基部(図1の例ではウサギの耳の根本)に近づくにつれて幅(ストッパ部24と本体部21との距離を言う)が狭まり、基部から離れるほど幅が広くなる形状であることが好ましい。手の小さな使用者は基部近くまで手を押し込んで使用し、手の大きな使用者は基部から少し離れた位置に手を置けばよい。
図3に、本皮剥き器1の使用時にどのように使用者に保持されるかを示した図を示す。本体部21とストッパ部24の間に設けられた手収容空間23内には、使用者の手50の親指と人差し指の間の股の部分が収容される。この状態で親指の腹側を握持部20の一方の面(図3の例ではウサギ形状の板である握持部20の上面)に当てるとともに、人差し指の横腹部分を握持部20の他方の面(図3の例ではウサギ状の板である握持部20の下面)に当てて、本皮剥き器1を保持する。なお、本例では、親指と人差し指で握持部20をはさんで持つ例を述べたが、本考案はこのような持ち方に限定される趣旨ではなく、人差し指と中指、又は中指と薬指にて挟み込むようにして握持部20をはさんで持つようにしてもかまわない。
皮剥き刃部10は、腕部22に対して固定されるように取り付けられていてもよいし、皮剥き刃部10の長手方向を回転軸として皮剥き刃部10が回動可能若しくは揺動可能に取り付けられていてもよい。この場合の取り付け方法としては、例えば、皮剥き刃部10の長手方向両端に突起部を形成し、腕部22が皮剥き刃部10と接する位置に前記突起部を収容する孔を形成して、前記突起部を孔に収容するようにしてよい。この例の場合の皮剥き器1の分解組立図を図4に示す。
図5に、本皮剥き器1の使用例を示す。この例では、使用者は右利きであるとして説明をするが、左利きの使用者用の形状(本例では、ウサギ形状の握持部20を左右反転させた形状)とすれば使用可能である。
使用者が右利きの場合、使用者は皮剥き器1を利き手である右手50で保持することが使用し易い。この場合、同時に、もう一方の手60で皮剥きの対象物40を握る。使用者は上記の状態で、皮剥き刃部10を対象物40の表面に押しつけながら、そこからもう一方の手60で対象物40を皮剥き刃部10に向かって回転するように回していくことによって、対象物40の皮が皮剥き刃部10の刃部11により剥離されてスリット13から排出されて皮剥きが行われる。このとき、皮剥き器1を保持する手50の中指、薬指、小指はある程度自由に伸ばしたり曲げたりすることができるので、図5に示すように対象物40に添えるなどして、対象物40の安定及び回転のアシストを行うことができるようになっている。その結果、野菜や果物を握っている手と、皮剥き器1を握っている手の両方により野菜や果物などを支えることが可能となる。
[変形例]
上記の皮剥き器1は、使用中に皮剥き器1が使用者の手からすっぽ抜けてしまわないようにストッパ部24を有していたが、すっぽ抜けを防止するように、ストッパ部24とは別の第2ストッパ部をさらに設けるようにしてもよい。
上記の皮剥き器1は、使用中に皮剥き器1が使用者の手からすっぽ抜けてしまわないようにストッパ部24を有していたが、すっぽ抜けを防止するように、ストッパ部24とは別の第2ストッパ部をさらに設けるようにしてもよい。
図6は、第2ストッパ部を有する皮剥き器1の断面図である。なお、第2ストッパ部を有する以外については、図1,2に示した構成と同様なので、同様の構成要素については同一の参照番号を付してこれらの説明は省略する。第2ストッパ部25は、握持部20の面(図1を例とすると、ウサギの形状の板である握持部20の裏面)の下方向(図1を例にすると紙面裏に向かう方向)に伸びる部材である。第2ストッパ部25は、使用者が皮剥き器1を使用している時に、使用者の手の中指、薬指の背部に届くように設けられており、親指、人差し指が滑った場合に皮剥き器1が使用者の手からすっぽ抜けることを防止する。
図7に、第2ストッパ部25を有する皮剥き器1の斜視図を示す。この例の場合には、ウサギの一方の耳がストッパ部24となり、他方の耳が第2ストッパ部25として機能する。
[その他]
皮剥き器1には、ジャガイモの芽をとるための芽取り部を設けるようにしてもよい。芽取り部は、ジャガイモの芽をえぐりとる機能を有し、たとえばU字型の金属製突起である。芽取り部はどこに設けてもよいが、たとえば本実施形態の場合にはウサギのしっぽの先端に当たるところに設けることが考えられる。
皮剥き器1には、ジャガイモの芽をとるための芽取り部を設けるようにしてもよい。芽取り部は、ジャガイモの芽をえぐりとる機能を有し、たとえばU字型の金属製突起である。芽取り部はどこに設けてもよいが、たとえば本実施形態の場合にはウサギのしっぽの先端に当たるところに設けることが考えられる。
1…皮剥き器; 10…皮剥き刃部; 11…刃部; 12…ガイド; 13…スリット; 20…握持部; 22…腕部; 24…ストッパ部; 25…第2ストッパ部
Claims (4)
- ガイド(12)とこのガイドと平行に配置された刃部(11)とを有する皮剥き刃部(10)と、
使用時に使用者の手によって握持される部分である握持部(20)であって、使用者の手の親指と人差し指の間の部分を納め、一端が開口となっている空間(23)が形成されている本体部(21)と、前記皮剥き刃部の長手方向端部に取り付けられる腕部(22)とを有する握持部(20)と
を有することを特徴とする皮剥き器(1)。 - 前記握持部は、前記本体部との間に前記空間を形成するように前記本体部から伸びているストッパ部(24)をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の皮剥き器(1)。
- 前記空間(23)は、前記ストッパ部の基部に向かうにつれて幅が狭くなる形状であることを特徴とする請求項2に記載の皮剥き器(1)。
- 前記握持部は、握持部の面の下方向に伸びる部材である第2ストッパ部をさらに有することを特徴とする請求項2又は3に記載の皮剥き器(1)。
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