JP2932241B2 - 皮剥き器 - Google Patents

皮剥き器

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JP2932241B2 JP21817394A JP21817394A JP2932241B2 JP 2932241 B2 JP2932241 B2 JP 2932241B2 JP 21817394 A JP21817394 A JP 21817394A JP 21817394 A JP21817394 A JP 21817394A JP 2932241 B2 JP2932241 B2 JP 2932241B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、果物や野菜の皮を剥
くための皮剥き器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、果物や野菜の皮を剥くための皮剥
き器としては、図6に示すものが用いられていた。この
皮剥き器は、把手部101と、把手部101の先端に左
右に拡がるように形成された支持部102と、支持部1
02の左右両端間に支持された皮剥き用の刃103とを
備える。この図6の例では、皮剥き用の刃103は、全
体が金属で形成され、中央に空間部104が形成されて
おり、空間部104を臨む先端側の部分に横方向に伸び
る刃先が形成された刃部105となっている。他方、空
間部104を臨む先端側の部分には刃先が形成されず、
ガイド部106となっている。そして、刃部105とガ
イド部106とは、適当な角度(100〜170度)を
持って対向しており、両部105,106を果物や野菜
の表面に押し付けるようにして把手を引くことによっ
て、皮を剥き、剥かれた皮は空間部104を通って出で
くるようになっている。また、押し付けた際に、円滑に
刃先105が当接するように、皮剥き用の刃103は支
持部102に対して自由に回動するようになっているも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この皮剥き器は、把手
を引くだけで容易に一定の厚みで皮を剥くことができる
ため、特に、胡瓜や大根等の長い野菜の皮を剥くのには
適している反面、林檎や梨等の丸いものを剥くのには逆
に不便であり、使い慣れたナイフや包丁の方が剥き易い
と言った声も聞かれる。そこで本願発明は、通常の皮剥
き器としても使用できると同時に、林檎や梨等の丸いも
のであっても、又、ナイフや包丁で皮を剥くことに慣れ
た者でも、簡単且つ能率的に皮剥き作業を行うことがで
きる皮剥き器を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、果物や野菜
の皮を剥くための皮剥き器において、把手部1と、皮剥
き用刃2と、この皮剥き用の刃2を支持する支持部3
と、この支持部3を把手部1に対して回動可能に接続す
る回動接続部4と、固定手段51,52とを備え、回動
接続部4は、支持部3を、把手部1に対して上下に摺動
可能に且つ左右に回動可能に接続するものであり、支持
部3は、弾性体6によって常時上方に付勢されることに
より、把手部1に当接し、固定手段51,52は、上記
の支持部3と把手部1との当接状態において、皮剥き用
の刃2と把手部1とを、両者の長手方向が略平行となる
位置と、両者の長手方向が交わる位置との少なくとも2
か所の位置にて固定するものであり、且つ、この固定
が、上記の弾性体6の弾性力に抗して支持部3を下方に
摺動させた状態において解除されることを特徴とする皮
剥き器を提供することにより、上記の課題を解決する。
【0005】
【作用】本願発明の皮剥き器にあっては、皮剥き用の刃
2と把手部1とを、両者の長手方向が略平行となる位置
と、両者の長手方向が交わる位置との少なくとも2か所
の位置を選択し得る。両者の長手方向が交わる位置で
は、従来の皮剥き器と同様の方法で把手を引くことによ
って、皮を剥くことができる。他方、両者の長手方向が
略平行となる位置では、ナイフや包丁の場合と同様に、
一方の手で果物や野菜を持ち、他方の手の親指を除く4
本の指で把手部1を握って、果物や野菜の表面に皮剥き
用の刃2を押し付け、且つ、親指を伸ばした状態で果物
や野菜の表面に押し付けた状態で、親指を曲げるように
して親指に把手部1を近づけることにより、皮剥き用の
刃2で皮を剥くことができる。従って、通常のナイフや
包丁の場合と同様、皮剥き用の刃2の動く範囲は、手の
握りの範囲内に止まり、林檎や梨等の丸いものであって
も、又、ナイフや包丁で皮を剥くことに慣れた者でも、
容易に使用できる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本願発明の一実施例を説
明する。図1は一実施例の皮剥き器の斜視図であり、図
2は同皮剥き器の要部分解斜視図であり、図3は同皮剥
き器の把手部の要部拡大平面図であり、図4の(A)は
同皮剥き器の使用状態を示す要部拡大断面図であり、
(B)は同皮剥き器の刃の回動時の状態を示す要部拡大
断面図である。
【0007】この実施例の皮剥き器は、把手部1と、皮
剥き用刃2と、この皮剥き用刃2を支持する支持部3と
を備える。この支持部3は、回動接続部4によって、把
手部1に対して回動可能に接続されている。そして、回
動接続部4により支持部3を回動することによって、皮
剥き用刃2と把手部1との両者の長手方向が略平行とな
る状態(以下、ナイフ剥き状態という)と、皮剥き用刃
2と把手部1との両者の長手方向が交わる状態(以下、
引き剥き状態という)との両状態を選択し得るようにな
っている。
【0008】把手部1は、把手本体11と、この把手本
体の先端側に延設された延設部12とを合成樹脂成形で
一体に形成したものである。延設部12は必ずしも設け
る必要がなく、把手本体11の先端に、支持部3を回動
接続部4に設けるだけでもよいが、この実施例では、ナ
イフ剥き状態において、把手部1と皮剥き用刃2との上
下の位置関係が作業性の良い位置関係となるように、延
設部12を設け、この延設部12の下方に支持部3を配
位する。より詳しくは、延設部12の下面の位置が、把
手本体11の下面の位置より上になるようにしている。
図1中、13は、延設部12と把手本体11との間に設
けられた段差を示すものである。
【0009】把手部1は握り易い適当な形状とすれば足
りるが、この実施例では包丁やナイフの柄に近い棒状の
形状としている。さらに、この実施例では、把手部1の
基端に、4種類の機能を持たせるようにしている。
【0010】第1の機能は、ジャガイモ等の芽取り機能
であり、略U字状の芽取り部14を把手部1の横方向に
突出させている。この略U字状の芽取り部14は、ジャ
ガイモ等の芽の周囲に略U字状の部分を押し付けて、芽
をほじくり出すようにして取るものである。
【0011】第2の機能は、夏ミカンやハッサク等の芯
取り機能であり、半円筒形の先端を鋭利にした芯取り部
15を、把手部1の後端から軸方向に突出形成してい
る。尚、半円筒形の先端を鋭利にすると共に、ギザギザ
の小さな凹凸を設けておいてもよい。この芯取り部15
は、夏ミカンやハッサク等の芯の周辺に芯取り部15の
先端を押し付けて、芯をほじくり出すようにして取るも
のである。
【0012】第3の機能は、夏ミカンやハッサク等の皮
剥き用の切り口形成機能であり、1本の先の尖った突片
からなる切り口形成部16を、把手部1の横方向に突出
させている。切り口形成部16は、夏ミカンやハッサク
等の皮に押し付けつつ引っ張ることによって、その皮に
1本の切り目を入れるようにしたものである。そして、
この切り目から指を入れて、容易に夏ミカンやハッサク
等の皮を剥くことができるようにしたものである。
【0013】第4の機能は、夏ミカンやハッサク等の房
(1個のミカンの中に有る10数個の袋)を開封する房
切り機能であり、把手部1の軸方向に溝17を形成し、
この溝内に、同方向の伸びる金属製の房切り刃18を突
出形成したものである。この金属製の房切り刃18は、
手を切る恐れがあるため、溝から外部に突出しないよう
に溝17内に収まるものとし、溝17内にミカン等の房
を入れて引くことにより、房を開封するものである。
尚、第1乃至第3の機能の芽取り部14、芯取り部15
及び切り口形成部16は、夫々、切断作用を果たすた
め、ある程度鋭利に形成しておくことが望ましいが、合
成樹脂により把手部1と一体に形成しておくことによ
り、手を切るには到らない程度の鋭利さにしておくこと
が望ましい。
【0014】次に、皮剥き用刃2について図2を中心に
説明する。この皮剥き用刃2は、刃部21とガイド部2
3とが、空間部22を挟んで、適当な角度(100〜1
70度)を持って対向しているものである。この実施例
では、板状の刃部21を金属で形成し、この刃部21の
後方側に空間部22を介して対向する板状のガイド部2
3を合成樹脂で形成している。刃部21とガイド部23
とは、適当な角度(100〜170度)を持って対向し
ており、刃部21の空間部22を臨む内側辺には、横方
向に伸びる刃先21aが形成されている。そして両部2
1,23を果物や野菜の表面に押し付けるようにして把
手を引くことによって、皮を剥き、剥かれた皮は空間部
22を通って出でくるようになっている。刃部21とガ
イド部23の左右の両端は、ヘ字状の連結部24,24
によって連結されている。また、左右の連結部24,2
4からは、外方向に軸部25,25が突出形成されてい
る。この軸部25は、刃部21とガイド部23との間の
空間部22付近に位置している。
【0015】次に、支持部3は、皮剥き用刃2を、左右
両端の上方から揺動自在に支持するものである。具体的
には、刃部21及びガイド部23の上方にて、左右平行
に延びる上部31と、上部31の左右両側に設けられた
揺動支持部32とを備え、この揺動支持部に軸孔33が
形成されているものである。各軸孔33には、上記の軸
部25が回動可能に挿入される。尚、図4に示すよう
に、揺動支持部32の内側には、突起34を形成して、
この突起と連結部24とを当接させることによって、皮
剥き用刃2が回り過ぎないように調整しておくことが望
ましい。
【0016】支持部3の上部31の左右方向の中央に
は、回動接続部4が設けられている。この回動接続部4
は、軸部41と、頭部42とからなり、軸部41を、把
手部1の先端側(この実施例では延設部11の先端寄
り)に上下方向に設けられた挿通孔43に挿通すること
によって、支持部3を把手部1に対して回動可能に接続
している。尚、図4では、支持部3の上部31と、軸部
41と、頭部42とを、同一のハッチングによって示し
ており、一体に形成されているように描かれているが、
一体に形成すると、組立が不可能になるため、上部31
と軸部41との間で、或いは軸部41と頭部42との間
で分離し、軸部41を挿通孔43に挿通した後、螺合
や、接着、ネジ止め等の適当な接続手段で一体化してお
く。
【0017】さらに、支持部3と把手部1とは、ナイフ
剥き状態と、引き剥き状態との両位置にて固定される。
この固定手段は、軸部41に突起51を周方向に突出す
るように設け、他方、把手部1の挿通孔43を臨む内周
面に、突起に嵌合する凹部52を設けたものである。こ
の実施例では、凹部52は、90度毎に4か所設け、4
種類の位置で固定するようにしているが、少なくとも上
記の2つの状態となるように2か所に設ければよい。ま
た、突起51は、少なくとも1個設ければよいが、この
実施例では、より強固な固定のために、4個設けてい
る。尚、この実施例とは逆に、突起を挿通孔43側に設
け、軸部41に凹部を設けるようにしてもよい。
【0018】そして、把手部1と頭部42との間にバネ
6や合成樹脂等の弾性体を介在させ、このバネ6によっ
て、支持部3を把手部1の下面に常時当接させると共
に、突起51が凹部52に嵌まるようにしておく(図4
(A)参照)。位置を変更するには、頭部42をバネ6
の弾性力に抗して下方に押圧する(図4(B)参照)。
これにより、突起51が下方に下がり、凹部52から下
方へ抜け出す。この状態で、頭部42又は支持部3を回
すことによって、突起51が異なる凹部52の下方に位
置するようになる。そして、手を放すと、バネ6の弾性
力により、頭部42並びに突起51が上昇して、突起5
1が異なる凹部52に嵌まり、ナイフ剥き状態と、引き
剥き状態との両位置を変更することができる。
【0019】より具体的に説明すると、挿通孔43の周
囲に、バネ受け部61を設け、このバネ受け部61と頭
部42との間につる巻きバネ6を介在させる。軸部41
は、このつる巻きバネ6内に挿通されており、軸部41
の上下長さは、把手部1の厚みよりも長く設定されるこ
とにより、軸部41及び頭部42は上下に摺動可能とな
っていると共に、バネ6の弾性力により、常時、上方に
付勢され、支持部3の上面は把手部1の下面に常時当接
している。図中62は、バネ6を収容する収容凹部を示
し、バネ受け部61が収容凹部62の底部を構成してい
る。そして、図2から明らかなように、このバネ受け部
61の中央に挿通孔43が形成され、その周囲に凹部5
2が形成されているものである。尚、図では、頭部42
を収容凹部62により大きくしているが、小さいもので
あっても実施可能である。尚、頭部42には、適当な摘
みを設けておくことにより、位置変更の際に回動し易い
ものとなり有利である。
【0020】上記の構成とすることにより、バネを押し
て回すだけで、容易に且つ大きな力を必要とすることな
く、支持部3を回動させることが出来る。しかも、回動
に大きな力を必要としないため、手が滑って、誤って刃
で手を切ると言ったこともなく、安全性をも向上し得た
ものである。しかも、ナイフ剥き状態と引き剥き状態と
の2種の状態の固定も確実なものとすることができる。
【0021】上記の実施例では、支持部3を360度回
転可能とし、90度毎に固定できるようにしたが、少な
くとも、ナイフ剥き状態と引き剥き状態との2か所の固
定ができるようにすれば足りる。
【0022】また、ナイフ剥き状態と引き剥き状態との
2か所について固定するとしても、両状態の支持部3の
回動角度を90度とする必要はなく、45度毎に固定す
る等、回動角度の変更は可能である。
【0023】図5は、支持部3を180度回転可能とし
た実施例を示すものであり、支持部3を180度回転可
能とし、90度毎に固定できるようにすることによっ
て、引き剥き状態と、右きき用のナイフ剥き状態と、左
きき用のナイフ剥き状態との3状態を得ることができ
る。引き剥き状態は、図5(A)に示すように、刃部2
1がガイド部23の前方に来る状態で、把手部1の長手
方向と交わるものである。右きき用のナイフ剥き状態
は、図5(B)に示すように、刃部21がガイド部23
の右方に来る状態で、把手部1の長手方向と略平行にな
るものであり、右手で把手を持って、ナイフと同様の要
領で皮を剥くことができる。左きき用のナイフ剥き状態
は、図5(C)に示すように、刃部21がガイド部23
の左方に来る状態で、把手部1の長手方向と略平行にな
るものであり、左手で把手を持って、ナイフと同様の要
領で皮を剥くことができる。
【0024】この実施例においても、回動手段及び固定
手段は、先の実施例と同様であるが、180度に回動角
度を規制するために、頭部42に係合片71を突設し、
この係合片71に当接するストッパ片72,73を把手
部1に立設する。そして、両ストッパ片72,73を、
略180度の間隔で設けて、右きき用のナイフ剥き状態
では図5(B)に示すように、一方のストッパ片72に
係合片71が当接し、左きき用のナイフ剥き状態では図
5(C)に示すように、他方のストッパ片73に係合片
71が当接するようにしている。
【0025】尚、係合片及びストッパ片を設ける位置
は、図のものに限らず、軸部や収容凹部内や挿通孔内に
設けてもよい。また、図3の例で、1つの凹部52を設
けず、3個の凹部52,52,52のみを90度毎に設
け、他方、凹部に嵌まる突起51を1個だけ設けること
によって、支持部は360度回動可能であるとしても、
固定の位置が、引き剥き状態と左右のナイフ剥き状態と
の3か所のみとなるようにしてもよい。また、図示の実
施例では、回動接続部の構造として、把手部1に挿通孔
43を、支持部3に軸部42を設けたが、逆に、共に、
把手部1に軸部を、支持部3に挿通孔を設けるようにし
てもよい。
【0026】以上、本願発明は、果物や野菜の皮を剥く
ための皮剥き器であって、把手部1と、皮剥き用刃2
と、この皮剥き用の刃2を支持する支持部3と、この支
持部を把手部に対して回動可能に接続する回動接続部4
とを備え、さらに、皮剥き用の刃と把手部とを、両者の
長手方向が略平行となる位置と、両者の長手方向が交わ
る位置との少なくとも2か所の位置にて固定する固定手
段51,52とを有するものに関する。
【0027】そして、本願発明の特徴は、この種の皮剥
き器において、回動接続部4は、支持部3を、把手部1
に対して上下に摺動可能に且つ左右に回動可能に接続す
るものであり、支持部3は、弾性体6によって常時上方
に付勢されることにより、把手部1に当接し、固定手段
51,52は、上記の支持部3と把手部1との当接状態
において、皮剥き用の刃と把手部とを、両者の長手方向
が略平行となる位置と、両者の長手方向が交わる位置と
の少なくとも2か所の位置にて固定するものであり、且
つ、この固定が、上記の弾性体6の弾性力に抗して支持
部3を下方に摺動させた状態において、解除される点に
ある。
【0028】さらに、本願発明は、上記の皮剥き器にお
いて、回動接続部4が、把手部1又は支持部3の何れか
一方に設けられた挿通孔43と、何れか他方に設けられ
ると共に、この挿通孔43に対して上下に摺動可能に且
つ左右に回動可能に挿通された軸部42を有し、固定手
段51,52は、挿通孔43と軸部42との何れか一方
に設けられた凹部52と、何れか他方に設けられると共
に、この凹部52に対して上下に摺動可能に且つ回動不
能に嵌合された突起51を有し、支持部3と把手部1と
の当接状態において、皮剥き用の刃と把手部とを、両者
の長手方向が略平行となる位置と、両者の長手方向が交
わる位置との少なくとも2か所の位置にて、凹部52に
突起51が嵌合するものであり、且つ、この嵌合が、上
記の弾性体6の弾性力に抗して支持部3を下方に摺動さ
せた状態において、凹部52と突起51とが相対的に上
下方向に移動して解除されるものであることを特徴とす
るものとして実施し得る。
【0029】さらに詳しくは、本願発明は、果物や野菜
の皮を剥くための皮剥き器において、把手部1と、把手
部1の下方に配位された皮剥き用刃2と、この皮剥き用
の刃を支持する支持部3とを備え、皮剥き用刃2は、果
物や野菜の皮を切る刃部21と、果物や野菜の表面に当
接するガイド部23とが、空間部22を挟んで並設され
たものであり、さらに皮剥き用刃2は、刃部21及びガ
イド部23の長手方向と平行な回動軸により支持部3に
よって軸支され、支持部3は、その両端に、皮剥き用刃
2に対する軸支部分を有すると共に、両軸支部分間の略
中央から上方に軸部41が立設され、把手部1の上面か
ら下方に向けて底部62を備えた収容凹部6が形成さ
れ、この底部62の中央に挿通孔43が形成され、挿通
孔43の周囲に凹部52又は突起が形成され、上記の軸
部41は、挿通孔43に下方から挿通されると共に、こ
の軸部41の上部に軸部41より大きな頭部42が形成
され、且つ、この軸部41の周囲に、上記挿通孔43の
周囲の凹部52又は突起に対し上下に摺動可能に且つ回
動不能に嵌合する突起51又は凹部が形成され、上記の
底部62と頭部42との間に、頭部42を上方に付勢す
ることにより支持部3を把手部1に当接させる、弾性体
6が、装着され、支持部3と把手部1との当接状態にお
いて、皮剥き用の刃と把手部とを、両者の長手方向が略
平行となる位置と、両者の長手方向が交わる位置との少
なくとも2か所の位置にて、上記の挿通孔43の周囲の
凹部52又は突起に対し上記の軸部41突起51又は凹
部が嵌合するものであり、且つ、この嵌合が、上記の弾
性体6の弾性力に抗して支持部3を下方に摺動させた状
態において、解除されるものであることを特徴とする皮
剥き器として実施し得る。
【0030】
【発明の効果】以上、本願発明は、通常の皮剥き器とし
ても使用できると同時に、林檎や梨等の丸いものであっ
ても、又、ナイフや包丁で皮を剥くことに慣れた者で
も、簡単且つ能率的に皮剥き作業を行うことができる皮
剥き器を提供せんとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の皮剥き器の斜視図である。
【図2】同皮剥き器の要部分解斜視図である。
【図3】同皮剥き器の把手部の要部拡大平面図である。
【図4】(A)は同皮剥き器の使用状態を示す要部拡大
断面図であり、(B)は同皮剥き器の刃の回動時の状態
を示す要部拡大断面図である。
【図5】(A)は他の実施例の皮剥き器の一使用状態を
示す要部平面図であり、(B)は他の実施例の皮剥き器
の他の使用状態を示す要部平面図であり、(B)は他の
実施例の皮剥き器のさらに他の使用状態を示す要部平面
図である。
【図6】(A)は従来の皮剥き器の平面図であり、
(B)はその皮剥き用刃の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 把手部 2 皮剥き用刃 3 支持部 4 回動接続部 51 突起 52 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果物や野菜の皮を剥くための皮剥き器に
    おいて、把手部(1)と、皮剥き用刃(2) と、この皮剥き
    用の刃(2) を支持する支持部(3) と、この支持部(3) を
    把手部(1) に対して回動可能に接続する回動接続部(4)
    と、固定手段(51,52) とを備え、 回動接続部(4) は、支持部(3) を、把手部(1) に対して
    上下に摺動可能に且つ左右に回動可能に接続するもので
    あり、支持部(3) は、弾性体(6) によって常時上方に付
    勢されることにより、把手部(1) に当接し、固定手段(5
    1,52) は、上記の支持部(3) と把手部(1) との当接状態
    において、皮剥き用の刃(2) と把手部(1) とを、両者の
    長手方向が略平行となる位置と、両者の長手方向が交わ
    る位置との少なくとも2か所の位置にて固定するもので
    あり、且つ、この固定が、上記の弾性体(6) の弾性力に
    抗して支持部(3) を下方に摺動させた状態において解除
    されることを特徴とする皮剥き器。
JP21817394A 1994-08-18 1994-08-18 皮剥き器 Expired - Lifetime JP2932241B2 (ja)

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