JP3111208U - 小動物救援具 - Google Patents
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Abstract
【課題】昆虫や爬虫類、両生類等の虫や野鳥等の小動物が側溝の水中に落下した際に、自力で地上へ戻って来る為の小動物救援具を提供する。
【解決手段】所定幅と所定長さを有し、且つ、接合部にヒンジ部を有する固定板と上下移動式傾斜板を接合して設け、且つ、該固定板の四隅には係止穴を設け、且つ、該上下移動式傾斜板には、下端部のほぼ中央に野鳥等の小動物が通過可能な所定幅と所定高さを有する通過用切欠穴部と該通過用切欠穴部の横端に渦発生用部材を設け、且つ、上下移動式傾斜板のほぼ全表面に複数の滑り止めを設けて形成し、且つ、該救援具の上下移動式傾斜板が側溝の水嵩の増減に合わせて上下移動し、渦発生部材により上下移動式傾斜板の直下部に渦を発生させて水流方向を変える事で、小動物が流される事を阻止し、小動物自らが上下移動式傾斜板を使用して脱出可能にしたものである。
【選択図】図1
【解決手段】所定幅と所定長さを有し、且つ、接合部にヒンジ部を有する固定板と上下移動式傾斜板を接合して設け、且つ、該固定板の四隅には係止穴を設け、且つ、該上下移動式傾斜板には、下端部のほぼ中央に野鳥等の小動物が通過可能な所定幅と所定高さを有する通過用切欠穴部と該通過用切欠穴部の横端に渦発生用部材を設け、且つ、上下移動式傾斜板のほぼ全表面に複数の滑り止めを設けて形成し、且つ、該救援具の上下移動式傾斜板が側溝の水嵩の増減に合わせて上下移動し、渦発生部材により上下移動式傾斜板の直下部に渦を発生させて水流方向を変える事で、小動物が流される事を阻止し、小動物自らが上下移動式傾斜板を使用して脱出可能にしたものである。
【選択図】図1
Description
この考案は、昆虫類、爬虫類、両生類、鳥類等の小動物が田畑の横を流れる側溝に落下して流されるのを阻止し救援する小動物救援具に関するものである。
最近、都会は勿論、山林のある田舎に行っても昆虫や爬虫類、両生類、等の虫や野鳥等が減少し、なかなか見かけなく成って来ている。その原因の一つとして考えられるのが、以前は畑や田んぼの横を流れる小川は自由に行き来出来ていて、小動物にとっても給水を取るのに絶好の良い環境であったはずが、その小川が変化し、最近ではコンクリート製の側溝が多く成って来ている。そして、小動物が水を求めて山林から移動して出て来る。しかし、その途中側溝に一端落ち込むと、上がれなく成って最後には大半が死んでいくものが多い。
そこで、最近では小動物が側溝に落ち込んだ際に地上に上がれる様に、その側溝の所々に階段を新設している所も有るが、既に工事を終了している所は、わざわざその為に多額の費用を掛けて追加工事をするわけにもいかず、それに変わる何らかの対策が必要である。
この考案に類する特許文献は見当たらなかったので参考文献を紹介する。(特許文献1〜2参照。)
実開平6−017466
特開平6−153736
そこで、上記課題を解決する為に、この考案は昆虫や爬虫類、両生類等の虫や野鳥等の小動物が側溝の水中に落下した際に、自力で地上へ戻って来る為の小動物救援具を開発・提供する事にある。
この課題を解決する為の手段として、所定幅と所定長さを有し、且つ、接合部にヒンジ部を有する固定板と上下移動式傾斜板を接合して設け、且つ、該固定板の四隅には係止穴を設け、且つ、該上下移動式傾斜板には、下端部のほぼ中央に野鳥等の小動物が通過可能な所定幅と所定高さを有する通過用切欠穴部と該通過用切欠穴部の横端に渦発生用部材を設け、且つ、上下移動式傾斜板のほぼ全表面に複数の滑り止めを設けて形成し、且つ、該救援具の上下移動式傾斜板が側溝の水嵩の増減に合わせて上下移動し、渦発生部材により上下移動式傾斜板の直下部に渦を発生させて水流方向を変える事で、小動物が流される事を阻止し、小動物自らが上下移動式傾斜板を使用して脱出可能にしたものである。
この考案の効果として、所定幅と所定長さを有し、且つ、接合部にヒンジ部を有する固定板と上下移動式傾斜板を接合して設け、且つ、該固定板の四隅には係止穴を設け、且つ、該上下移動式傾斜板には、下端部のほぼ中央に野鳥等の小動物が通過可能な所定幅と所定高さを有する通過用切欠穴部と該通過用切欠穴部の横端に渦発生用部材を設け、且つ、上下移動式傾斜板のほぼ全表面に複数の滑り止めを設けて形成し、且つ、該救援具の上下移動式傾斜板が側溝の水嵩の増減に合わせて上下移動し、渦発生部材により上下移動式傾斜板の直下部に渦を発生させて水流方向を変える事で、小動物が流される事を阻止し、小動物自らが上下移動式傾斜板を使用して脱出可能にする事が可能と成り、昆虫や爬虫類、両生類等の虫や野鳥等の小動物を保護し、地球環境の変化による小動物の減少・消滅を食い止める事が出来る。
又、この考案は構造が簡単で容易に入手可能な材質を使用している為、低コストで製造が可能で、誰でも簡単に設置可能である等、極めて有益なる効果を奏するものである。
この考案の最良の形態として、側溝の幅や高さは場所によって多少異なる為、設置する時は、側溝の幅や高さに適合したものを使用する事が必要であり、その為にも側溝の大きさや種類に合わせた何種類かの大きさを予め準備しておく事が望ましい。
そこで、この考案の一実施例を図1〜図2に基づいて詳述すると、昆虫類、爬虫類、両生類、鳥類等の小動物が田畑の横を流れる側溝に落下して流されるのを阻止し救援する為の救援具であって、該救援具(RT)は所定幅(X)と所定長さ(Y)を有し、且つ、接合部にヒンジ部(3)を有する固定板(1)と上下移動式傾斜板(2)を接合して設け、且つ、該固定板(1)の四隅には係止穴(1a)を設け、且つ、該上下移動式傾斜板(2)には、下端部のほぼ中央に野鳥等の小動物(W)が通過可能な所定幅(Z)と所定高さ(H)を有する通過用切欠穴(2c)部と該通過用切欠穴(2c)部の横端に渦発生用部材(4)を設け、且つ、上下移動式傾斜板(2)のほぼ全表面に複数の滑り止め(2b)を設けて形成し、且つ、該救援具(RT)の上下移動式傾斜板(2)が側溝(S)の水嵩の増減に合わせて上下移動し、渦発生部材(4)により上下移動式傾斜板(2)の直下部に渦(WP)を発生させて水流方向を変える事で、小動物(W)が流される事を阻止し、小動物(W)自らが上下移動式傾斜板(2)を使用して脱出可能にした事を特徴とする小動物救援具から構成される。
次に、この考案の構造について説明すると、図1に示す様に、大きく分けて固定板(1)部と上下移動式傾斜板(2)部に分けられ、且つ、固定板(1)と上下移動式傾斜板(2)の接合部にはヒンジ部(3)が設けられ、図2に示す様に水平状態から下方向に移動出来る様に成っていて、固定板(1)の幅寸法(X)は上下移動式傾斜板(2)の幅寸法に比べて若干大きめに形成して、側溝(S)の両脇に懸架して、コンクリート釘等の係止部材(WR)で固着可能にし、又、上下移動式傾斜板(2)は発泡スチロール等の浮力部材を使用している為、水嵩の増減変化に対応して上下移動する様に成っていて、且つ、上下移動式傾斜板(2)の下端部には小動物(W)が通過出来る所定幅(Z)と所定高さ(H)を有する通過用切欠穴(2c)部と該通過用切欠穴(2c)部の横端に渦発生用部材(4)を設け、且つ、上下移動式傾斜板(2)のほぼ全表面に複数の滑り止め(2b)を設けて小動物(W)が傾斜板(2)を使用して昇る際に昇り易くしたものである。又、渦発生用部材(4)は先端部を鍵状に折り曲げた渦発生部(4a)を設けて渦(WP)が発生し易い様にしたものである。
又、この考案の寸法形状の一例について説明すると、固定板の大きさは幅寸法が約315mmで、長さ寸法が約50mmで、傾斜板本体(2a)の大きさは幅寸法(X’)が約250mmで、長さ寸法(Y’)が約330mmのほぼ矩形状を形成し、且つ、上下移動式傾斜板(2)のほぼ中央下端部には所定幅約70mmと所定高さ約150mmの通過用切欠穴(2c)を設け、更に通過用切欠穴(2c)部の横端に長さが約180mmで、先端部に鍵状の渦発生部(4a)を形成した渦発生用部材(4)を設けている。そして、更に傾斜板本体(2a)表面には約25mm間隔に複数の滑り止め(2b)を設けている。
図2は、この考案の左側面図を示し、側溝の水嵩の変化に伴って傾斜板がヒンジ部を中心にして上下移動する様子を示したものである。
図3は、この考案の使用例を示し、側溝に設置した小動物救援具の傾斜板を野鳥が昇っている様子を示した斜視図である。
この考案の小動物救援具は、小動物が側溝の水流に流される事を阻止し、小動物自らが上下移動式傾斜板を使用して脱出可能にする事が可能と成り、昆虫や爬虫類、両生類等の虫や野鳥等の小動物を保護し、地球環境の変化による小動物の減少・消滅を食い止める事が出来る事で、野鳥保護団体や動物保護団体や自然環境保護団体等の多くの市場に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。
1 固定板
1a 係止穴
2 上下移動式傾斜板
2a 傾斜板本体
2b 滑り止め
2c 切欠穴
3 ヒンジ部
4 渦発生用部材
4a 渦発生部
L 固定板の長さ寸法
H 通過用切欠穴の所定高さ
RT 小動物救援具
S 側溝
W 野鳥等の小動物
WP 渦
WR コンクリート釘等の固定部材
X 小動物救援具の所定幅(固定板の幅寸法)
X’ 傾斜板本体の幅寸法
Y 小動物救援具の所定長さ
Y’ 傾斜板本体の長さ寸法
Z 通過用切欠穴の所定幅
1a 係止穴
2 上下移動式傾斜板
2a 傾斜板本体
2b 滑り止め
2c 切欠穴
3 ヒンジ部
4 渦発生用部材
4a 渦発生部
L 固定板の長さ寸法
H 通過用切欠穴の所定高さ
RT 小動物救援具
S 側溝
W 野鳥等の小動物
WP 渦
WR コンクリート釘等の固定部材
X 小動物救援具の所定幅(固定板の幅寸法)
X’ 傾斜板本体の幅寸法
Y 小動物救援具の所定長さ
Y’ 傾斜板本体の長さ寸法
Z 通過用切欠穴の所定幅
Claims (1)
- 昆虫類、爬虫類、両生類、鳥類等の小動物が田畑の横を流れる側溝に落下して流されるのを阻止し救援する為の救援具であって、該救援具(RT)は所定幅(X)と所定長さ(Y)を有し、且つ、接合部にヒンジ部(3)を有する固定板(1)と上下移動式傾斜板(2)を接合して設け、且つ、該固定板(1)の四隅には係止穴(1a)を設け、且つ、該上下移動式傾斜板(2)には、下端部のほぼ中央に野鳥等の小動物(W)が通過可能な所定幅(Z)と所定高さ(H)を有する通過用切欠穴(2c)部と該通過用切欠穴(2c)部の横端に渦発生用部材(4)を設け、且つ、上下移動式傾斜板(2)のほぼ全表面に複数の滑り止め(2b)を設けて形成し、且つ、該救援具(RT)の上下移動式傾斜板(2)が側溝(S)の水嵩の増減に合わせて上下移動し、渦発生部材(4)により上下移動式傾斜板(2)の直下部に渦(WP)を発生させて水流方向を変える事で、小動物(W)が流される事を阻止し、小動物(W)自らが上下移動式傾斜板(2)を使用して脱出可能にした事を特徴とする小動物救援具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005001228U JP3111208U (ja) | 2005-03-10 | 2005-03-10 | 小動物救援具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005001228U JP3111208U (ja) | 2005-03-10 | 2005-03-10 | 小動物救援具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3111208U true JP3111208U (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=43273709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005001228U Expired - Fee Related JP3111208U (ja) | 2005-03-10 | 2005-03-10 | 小動物救援具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3111208U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115783188A (zh) * | 2022-12-09 | 2023-03-14 | 应急管理部上海消防研究所 | 一种适用于沟渠救援场景的无人化救助装置 |
-
2005
- 2005-03-10 JP JP2005001228U patent/JP3111208U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115783188A (zh) * | 2022-12-09 | 2023-03-14 | 应急管理部上海消防研究所 | 一种适用于沟渠救援场景的无人化救助装置 |
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