JP3111143B2 - 結束装置 - Google Patents

結束装置

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JP3111143B2
JP3111143B2 JP06155603A JP15560394A JP3111143B2 JP 3111143 B2 JP3111143 B2 JP 3111143B2 JP 06155603 A JP06155603 A JP 06155603A JP 15560394 A JP15560394 A JP 15560394A JP 3111143 B2 JP3111143 B2 JP 3111143B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ワラ搬送装置から横
倒れ姿勢で供給されて来る排ワラの株元側端を、結束前
に叩き揃える株揃え機構と、結束放出した排ワラ束の株
元側端を叩いて、未刈地から離れる側に放出する株寄せ
機構とを設けてある結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の結束装置は、前記株揃え機
構と株寄せ機構とを兼用する一つの株叩き機構を設けて
構成してあり、詳しくは、基端部側に排ワラ叩き部を、
先端部側に排ワラ束叩き部を備える一本の叩き部材を、
駆動回転される一つのクランク軸を介して上下軸芯周り
に叩き揺動可能に構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】排ワラの株元側端を叩
き揃える場合、叩かれた排ワラがその叩かれた方向に位
置を容易にずらして株元側端がきれいに揃うように、排
ワラに拘束力が作用していないとき、つまり、一定量だ
け排ワラをかき寄せしたパッカーが、後続の排ワラをか
き寄せするために前記一定量の排ワラから離れたときに
叩き部材で排ワラの株元側端を叩くべきである。一方、
排ワラ束の株元側端を叩いて未刈地から離れる側に放出
する場合、叩かれた排ワラ束が未刈地から離れる側まで
確実に放出されるように、パッカーが排ワラのかき寄せ
に入った直後で、かつ、放出アームによる放出力が排ワ
ラ束に作用した直後に叩き部材で排ワラ束の株元側端を
叩くべきである。
【0004】ところが上記従来の結束装置は、基端部側
に排ワラ叩き部を、先端部側に排ワラ束叩き部を備える
一本の叩き部材を、駆動回転される一つのクランク軸を
介して上下軸芯周りに叩き揺動可能に構成してあり、排
ワラ叩き部と排ワラ束叩き部とが同一のタイミングで叩
き揺動していたために、排ワラあるいは排ワラ束に対す
る叩きのタイミングを、パッカーが前記一定量の排ワラ
から離れたときと、パッカーが排ワラのかき寄せに入っ
た直後とのいずれか一方にしか設定できなかった。
【0005】その結果、排ワラの株元側端を叩き揃える
場合と、排ワラ束の株元側端を叩いて、未刈地から離れ
る側に放出する場合とのいずれか一方で、排ワラあるい
は排ワラ束に対する叩きのタイミングが悪くなり、叩か
れた排ワラの株元側端をきれいに揃えることが困難とな
るか、又は叩かれた排ワラ束を未刈地から離れる側まで
確実に放出するのが困難となっていた。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、叩かれた排ワラの株元側端をきれいに
揃えることができ、しかも叩かれた排ワラ束を未刈地か
ら離れる側まで確実に放出することができる結束装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、排ワラ搬送装置から横倒
れ姿勢で供給されて来る排ワラの株元側端を、結束前に
叩き揃える株揃え機構と、結束放出した排ワラ束の株元
側端を叩いて、未刈地から離れる側に放出する株寄せ機
構とを設けてある結束装置において、株揃え機構におけ
る排ワラ叩き部材と、株寄せ機構における排ワラ束叩き
部材とを、排ワラ放出方向に離れて位置する別部材で構
成し、前記排ワラ叩き部材を、駆動回転される第1クラ
ンク軸を介して、前記排ワラ束叩き部材を、前記第1ク
ランク軸と同一の駆動源により駆動回転される第2クラ
ンク軸を介して、それぞれ上下軸芯周りに叩き揺動可能
に構成し、前記排ワラ叩き部材と排ワラ束叩き部材とが
別々のタイミングで叩き揺動するように、前記第1クラ
ンク軸と第2クランク軸の位相を設定してあることにあ
る。
【0008】
【作用】上記構成によれば、駆動回転される第1クラン
ク軸を介して排ワラ叩き部材が上下軸芯周りに叩き揺動
し、第1クランク軸と同一の駆動源により駆動回転され
る第2クランク軸を介して、排ワラ叩き部材が上下軸芯
周りに叩き揺動する。この場合、排ワラ叩き部材と排ワ
ラ束叩き部材とが別々のタイミングで叩き揺動するよう
に、前記第1クランク軸と第2クランク軸の位相を設定
してあるから、排ワラの株元側端を叩き揃える場合にお
ける排ワラ叩き部材による排ワラに対する叩きのタイミ
ングを、パッカーがかき寄せした一定量の排ワラから離
れたときに設定することができ、しかも、排ワラ束の株
元側端を叩いて、未刈地から離れる側に放出する場合に
おける排ワラ束叩き部材による排ワラ束に対する叩きの
タイミングを、パッカーが排ワラのかき寄せに入った直
後で、かつ、放出アームによる放出力が排ワラ束に作用
した直後に設定することができる。
【0009】その結果、排ワラの株元側端を叩き揃える
場合と、排ワラ束の株元側端を叩いて、未刈地から離れ
る側に放出する場合とのいずれにおいても、排ワラや排
ワラ束に対する叩きのタイミングを、最適のタイミング
に設定することができる。
【0010】
【発明の効果】従って、排ワラの株元側端を叩き揃える
場合と、排ワラ束の株元側端を叩いて、未刈地から離れ
る側に放出する場合とのいずれにおいても、排ワラや排
ワラ束に対する叩きのタイミングを、最適のタイミング
に設定することができるから、叩かれた排ワラの株元側
端をきれいに揃えることができ、しかも叩かれた排ワラ
束を未刈地から離れる側まで確実に放出することができ
る結束装置を提供できた。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図7にコンバインを示してあり、Eは刈取部、
Fは脱穀装置、Gは運転部、Hはホッパー、Iはクロー
ラ走行装置、Aは排ワラ処理部である。図1に示すよう
に、排ワラ処理部Aにおいて、1は脱穀装置Fからの排
ワラを横臥姿勢で斜め後方送りする排ワラ搬送装置、2
は排ワラを細断するカッター、3は排ワラを結束する結
束装置である。
【0012】前記排ワラ搬送装置1は、突起付きチェー
ン1Aと挟持レール1Bとで排ワラを挟持移送する構造
であり、下方の挟持レール1Bの終端位置を変更するこ
とで結束装置3での結束位置を調節設定可能である。つ
まり、出退レバー(図示せず)の人為操作によって後部
レール23を前後にスライド移動することにより、結束
位置を変更するべく排ワラ搬送装置1からの排出位置を
左右に調節できるのである。
【0013】図1,図2に示すように前記結束装置3
は、排ワラ搬送装置1から供給されてくる排ワラを横倒
れ姿勢で結束する結束部4と、結束部4の集束空間Sに
収集される排ワラの株元側端を叩き揃える株揃え機構5
と、結束放出した排ワラ束の株元側端を叩いて、未刈地
から離れる側に放出する株寄せ機構6とで構成してあ
る。
【0014】前記結束部4は、排ワラ集束空間Sの下方
に結節ビル及び紐ホルダー8が、かつ、上方に排ワラ集
束用の掻込みパッカー9及びニードル10が夫々配置さ
れる上パッカー構造に構成されている。11は、結束さ
れた排ワラ束を後方に送り出す放出アームである。
【0015】前記株揃え機構5は、第1支持パイプ14
と、この第1支持パイプ14の一端部側に取付けられた
排ワラ叩き板15とから成る排ワラ叩き部材12を、パ
ッカーの駆動軸18(駆動源の一例)により駆動回転さ
れる第1クランク軸26を介して上下軸芯周りに叩き揺
動可能に構成したもので、前記株寄せ機構6は、第2支
持パイプ24と、この第2支持パイプ24の一端部側に
取付けられた排ワラ束叩き板25とから成る排ワラ束叩
き部材22を、前記第1クランク軸26と同様にパッカ
ーの駆動軸18により駆動回転される第2クランク軸2
7を介して上下軸芯周りに叩き揺動可能に構成したもの
である。
【0016】前記株揃え機構5と株寄せ機構6とについ
て詳述すると、図4に示すように、パッカーの駆動軸1
8との間に設けたベベルギヤ36を介してそれぞれ駆動
回転する一対のベベルギヤ28,29を、パッカーの駆
動軸18を挟むように上下に同芯状に設け、第1、第2
クランク軸26,27の一端部を、前記一対のベベルギ
ヤ28,29の軸端部に各別にスプライン嵌合してあ
る。前記一対のベベルギヤ28,29とベベルギヤ36
とは、パッカーの駆動軸18に外嵌状態の一つのギヤボ
ックス30に内蔵してある。
【0017】前記ギヤボックス30からは一対の第1、
第2ブラケット31,32を前後方向に沿って延出させ
てあり、排ワラ叩き部材12と排ワラ束叩き部材22と
が前述のように上下軸芯周りに揺動自在になるように、
前記第1支持パイプ14の前記排ワラ束叩き板15とは
反対側の端部を第1ブラケット31に、前記第2支持パ
イプ24の中間部を第2ブラケット32に夫々枢支連結
し、図5,図6に示すように、排ワラ叩き部材12と排
ワラ束叩き部材22との夫々に長手方向に沿って形成し
た長孔に、第1、第2クランク軸26,27のベベルギ
ヤ28,29側とは反対側の端部をそれぞれ挿通させ
て、排ワラ叩き部材12と排ワラ束叩き部材22を前記
上下軸芯周りに叩き揺動駆動可能に構成してある。
【0018】また、前記排ワラ叩き部材12と排ワラ束
叩き部材22とが別々のタイミングで叩き揺動するよう
に、前記第1クランク軸26と第2クランク軸27の位
相を設定してある。詳しくは、一定量だけ排ワラをかき
寄せしたパッカー9が、後続の排ワラをかき寄せするた
めに前記一定量の排ワラから離れたときに排ワラ叩き部
材12で排ワラの株元側端を叩くことができ、しかも、
パッカー9が排ワラのかき寄せに入った直後で、かつ、
放出アーム11による放出力が排ワラ束に作用した直後
に排ワラ束叩き部材22で排ワラ束の株元側端を叩くこ
とができるように、前記第1クランク軸26と第2クラ
ンク軸27の位相を設定してある。従って、排ワラの株
元側端を叩き揃える場合と、排ワラ束の株元側端を叩い
て、未刈地から離れる側に放出する場合とのいずれにお
いても、排ワラあるいは排ワラ束に対する叩きのタイミ
ングを、最適のタイミングに設定することができて、叩
かれた排ワラの株元側端をきれいに揃えることができ、
しかも叩かれた排ワラ束を未刈地から離れる側まで確実
に放出することができる。
【0019】図3に示すように、株揃え機構5及び株寄
せ機構6を排ワラ稈身方向に位置調節可能な移動機構3
7を設けてある。すなわち、前記ギヤボックス30をパ
ッカーの駆動軸18に対して左右スライド自在に支承
し、かつ、電動モータMで駆動回転自在な左右向きのネ
ジ軸21に螺合するコマ部材38を第1ブラケット31
に取付けて移動機構37が構成されている。そして電動
モータMに対する正逆スイッチ(図示せず)を運転部G
に備えてあり、電動モータMを正逆に回転させることで
株揃え機構5及び株寄せ機構6を左右に移動できように
してある。
【0020】〔別実施例〕上記の実施例では、前記第
1、第2クランク軸26,27の一端部を、前記一対の
ベベルギヤ28,29の軸端部に各別にスプライン嵌合
して、前記第1クランク軸26と第2クランク軸27の
位相を設定したが、前記第1、第2クランク軸26,2
7の一端部とベベルギヤ28,29の軸端部との嵌合を
単なる丸棒と丸孔との嵌合にし、それらをセットボルト
により周方向所定の位置で位置決めして、前記第1クラ
ンク軸26と第2クランク軸27の位相を設定してもよ
い。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】排ワラ処理部の縦断側面図
【図2】排ワラ処理部の縦断側面図
【図3】排ワラ処理部の平面図
【図4】パッカーの駆動軸周りの構造を示す縦断後面図
【図5】株揃え機構の作動状態を示す平面図
【図6】株寄せ機構の作動状態を示す平面図
【図7】コンバインの全体側面図
【符号の説明】
1 排ワラ搬送装置 5 株揃え機構 6 株寄せ機構 12 排ワラ叩き部材 18 駆動源 22 排ワラ束叩き部材 26 第1クランク軸 27 第2クランク軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/00 310

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ワラ搬送装置(1)から横倒れ姿勢で
    供給されて来る排ワラの株元側端を、結束前に叩き揃え
    る株揃え機構(5)と、結束放出した排ワラ束の株元側
    端を叩いて、未刈地から離れる側に放出する株寄せ機構
    (6)とを設けてある結束装置であって、 前記株揃え機構(5)における排ワラ叩き部材(12)
    と、前記株寄せ機構(6)における排ワラ束叩き部材
    (22)とを、排ワラ放出方向に離れて位置する別部材
    で構成し、 前記排ワラ叩き部材(12)を、駆動回転される第1ク
    ランク軸(26)を介して、前記排ワラ束叩き部材(2
    2)を、前記第1クランク軸(26)と同一の駆動源
    (18)により駆動回転される第2クランク軸(27)
    を介して、それぞれ上下軸芯周りに叩き揺動可能に構成
    し、 前記排ワラ叩き部材(12)と排ワラ束叩き部材(2
    2)とが別々のタイミングで叩き揺動するように、前記
    第1クランク軸(26)と第2クランク軸(27)の位
    相を設定してある結束装置。
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JPH0819329A JPH0819329A (ja) 1996-01-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI731156B (zh) 2016-09-02 2021-06-21 日商日本貝爾林克股份有限公司 直動裝置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI731156B (zh) 2016-09-02 2021-06-21 日商日本貝爾林克股份有限公司 直動裝置

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