JP3111003U - 箱 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP3111003U
JP3111003U JP2005001742U JP2005001742U JP3111003U JP 3111003 U JP3111003 U JP 3111003U JP 2005001742 U JP2005001742 U JP 2005001742U JP 2005001742 U JP2005001742 U JP 2005001742U JP 3111003 U JP3111003 U JP 3111003U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
plate
folded
broken line
folded plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005001742U
Other languages
English (en)
Inventor
弘樹 木野本
Original Assignee
株式会社クラウン・パッケージ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クラウン・パッケージ filed Critical 株式会社クラウン・パッケージ
Priority to JP2005001742U priority Critical patent/JP3111003U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3111003U publication Critical patent/JP3111003U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】 側壁部が外側板部と内側板部とを有し、内側板部から連設された折返し板部で底板部に積層した折返し板部が設けられた箱において、解体性を向上させることができる箱を提供する。
【解決手段】 折返し板部40cは、細長長方形状の本体部42cと、本体部42cの両側に設けられた突出部44−3等を有し、折返し板部40bは、突出部44−3等に重なった状態で本体部42cの端部に当接している。これにより、折返し板部40bと底板部10との間には隙間が形成されるので、折返し板部40bの下側に指等を入れやすく、折返し板部40bを持ち上げやすくなる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、箱に関するものであり、特に、側壁部が外側板部と内側板部とを有し、内側板部から連設された折返し板部で底板部に積層した折返し板部が設けられた箱に関するものである。
従来より、方形状の矩形状の底部と、底部の外周から立設した側壁部とを有する、いわゆるダブルウォールタイプの箱が存在する。このようなタイプの箱において、解体を容易とするために、両側に係止部を有する内側板の下部に手掛け穴等を設けるものが開示されている(特許文献1)。
また、従来より、図6に示すような箱Bが存在する。この箱Bは、C式(又は身蓋式)パッケージと言われているもので、底板部110と、該底板部110の外周から立設した側壁部120を有し、側壁部120は、外側板部122と、縁板部124と、内側板部126等から構成され、さらに、内側板部126の下端からは折返し板部140が設けられている。この折返し板部140は、細長の長方形状を呈し、隣接する折返し板部140同士は、その側端同士が接する状態で設けられている。そして、この折返し板部140は、底板部110の上面に積層した状態で設けられている。
実用新案登録第3046643号公報
しかし、上記特許文献1のように内側板に手掛け穴を設けると、この手掛け穴から外側板の裏側が見えてしまい、箱の内側の面の見栄えが悪いという問題があった。さらに、箱の内側の見栄えに支障を来すことなく解体性を向上させることが困難であった。
また、特に、図6に示すようなタイプの箱の場合には、箱を解体させようとする場合には、折返し板部140を持ち上げる必要があるが、折返し板部140が底板部110に積層した状態となっているので、折返し板部140を持ち上げるのが困難であるという問題があった。また、図6に示すようなタイプの箱の場合には、折返し板部140が設けられているために、手掛け穴を設けたとしても、該手掛け穴に指を入れることが困難であり、解体性を向上させることにはつながらない。
そこで、本考案が解決しようとする問題点は、側壁部が外側板部と内側板部とを有し、内側板部から連設された折返し板部で底板部に積層した折返し板部が設けられた箱において、解体性を向上させることができる箱を提供することである。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、箱であって、方形状を呈する底板部と、該底板部の相対する2辺から折れ線を介して連設された第1構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第1外側板部と、第1内側板部と、該第1内側板部から折れ線を介して連設された第1折返し板部とを有する第1構成部と、該底板部の他の相対する2辺から折れ線を介して連設された第2構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第2外側板部と、第2内側板部と、該第2内側板部の両側に折れ線を介して連設された連結フラップと、該第2内側板部から折れ線を介して連設された第2折返し板部で、該第2内側板部の長さよりも短く形成された本体部と、該本体部の両側に突出した突出部とを有する第2折返し板部とを有する第2構成部と、を有し、箱の組立て状態において、該第1構成部における第1外側板部と第1内側板部と、第2構成部における第2外側板部と第2内側板部と連結フラップとで底板部の辺部から立設した側壁部が構成され、該連結フラップは、第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となり、また、該第1折返し板部が、該第2折返し板部における突出部の上面に重なった状態で、該第2折返し板部における本体部の端部に当接した状態となっていることを特徴とする。
この第1の構成の箱においては、第1折返し板部が第2折返し板部における突出部の上面に重なった状態となっているので、この第1折返し板部と底板部との間には隙間が形成された状態となっており、この隙間に指や爪を入れることにより第1折返し板部を持ち上げやすくなっている。よって、第1折返し板部を持ち上げて、第1折返し板部の第2折返し板部の端部への当接状態を解除しやすく、解体性が向上される。また、内側板部には、指を掛止するための穴部を設ける必要がないので、外側板部の裏面が露出することがなく、見栄えを悪くすることがない。
また、第2には、上記第1の構成において、上記第1構成部が、上記第1外側板部と上記第1内側板部間に、帯状の縁板部を有し、また、上記第2構成部が、上記第2外側板部と上記第2内側板部間に、帯状の縁板部を有することを特徴とする。これにより、第1外側板部や第1内側板部や第2外側板部や第2内側板部の厚みがある程度ある場合であっても二重の側壁とすることができる。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記第2構成部は、上記第2外側板部の両側に折れ線を介して連設された第2連結フラップを有することを特徴とする。これにより、より箱体の形状を強固にすることができる。
また、第4には、箱であって、方形状を呈する底板部と、該底板部の相対する2辺から折れ線を介して連設された第1構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された方形状の第1外側板部と、該第1外側板部の底板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の縁板部と、該縁板部の第1外側板部側とは反対側の辺部から連設された第1内側板部で略方形状を呈し両側に突出部を有する第1内側板部と、該第1内側板部の縁板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の第1折返し板部とを有する第1構成部と、該底板部の他の相対する2辺から折れ線を介して連設された第2構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第2外側板部と、該第2外側板部の両側に折れ線を介して連設された第1連結フラップと、該第2外側板部の底板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の第2縁板部と、該第2縁板部の第2外側板部側とは反対側の辺部から連設された略方形状の第2内側板部と、該第2内側板部の両側に折れ線を介して連設された第2連結フラップと、該第2内側板部の第2縁板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された第2折返し板部で、該第2内側板部の長さよりも短く形成された本体部と、該本体部の両側に突出した突出部とを有し、該本体部の両側には、第2内側板部の端部と該本体部の端部との間に所定の幅が形成された第2折返し板部とを有する第2構成部と、を有し、箱の組立て状態において、該第1構成部における第1外側板部と第1内側板部と、第2構成部における第2外側板部と第2内側板部と第1連結フラップと第2連結フラップとで底板部の辺部から立設した側壁部が構成され、該第1連結フラップと第2連結フラップは、第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となり、また、該第1折返し板部が、該第2折返し板部における突出部の上面に重なった状態で、該第2折返し板部における本体部の端部に当接した状態となっていることを特徴とする。
この第4の構成の箱においては、第1折返し板部が第2折返し板部における突出部の上面に重なった状態となっているので、この第1折返し板部と底板部との間には隙間が形成された状態となっており、この隙間に指や爪を入れることにより第1折返し板部を持ち上げやすくなっている。よって、第1折返し板部を持ち上げて、第1折返し板部の第2折返し板部の端部への当接状態を解除しやすく、解体性が向上される。また、内側板部には、指を掛止するための穴部を設ける必要がないので、外側板部の裏面が露出することがなく、見栄えを悪くすることがない。また、第1縁板部や第2縁板部が設けられているので、第1外側板部や第1内側板部や第2外側板部や第2内側板部の厚みがある程度ある場合であっても二重の側壁とすることができる。また、第1連結フラップと第2連結フラップが設けられているので、より箱体の形状を強固にすることができる。
また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、上記突出部は、第2折返し板部における本体部の両側の端部で先端側の端部の位置に形成されていることを特徴とする。これにより、第1折返し板部の両側を第2折返し板部の本体部に当接させやすくすることができる。
また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、上記突出部は、本体部の両側の端部の幅に対する30〜50%の領域から突出していることを特徴とする。よって、第1折返し板部が当接できる範囲を十分に取ることができるので、第1折返し板部の両側を第2折返し板部の本体部に当接させやすくすることができる。
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、上記第1折返し板部は、先端にいくほど長さが小さくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする。よって、第1折返し板部を第2折返し板部の本体部に当接させて嵌合状態とするのを容易に行なうことができる。
また、第8には、上記第1から第7までのいずれかの構成において、箱の内側の面をなす折返し板部、第2折返し板部、第1内側板部、第2内側板部、底板部のいずれかに、第2折返し板部を持ち上げることにより解体できる旨の表示がされていることを特徴とする。これにより、解体操作の方法を容易に知らせることが可能となる。
本考案に基づく箱によれば、第1折返し板部を持ち上げて、第1折返し板部の第2折返し板部の端部への当接状態を解除しやすく、解体性が向上される。また、内側板部には、指を掛止するための穴部を設ける必要がないので、外側板部の裏面が露出することがなく、見栄えを悪くすることがない。
本考案においては、側壁部が外側板と内側板とを有し、内側板から連設された折返し板で底板部に積層した折返し板が設けられた箱において、解体性を向上させることができる箱を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案に基づく箱Aは、図1に示すように構成され、底板部10と、側壁部20aと、側壁部20bと、側壁部20cと、側壁部20dとを有している。このように、底板部10と、側壁部20a〜20dによって、箱Aは上部が開口した箱状に形成され、内部に収納空間を有した構成となっている。
この箱Aの詳細について、展開状態を示す図2を主として利用して説明する。箱Aは、図2に示す展開状態の板状部材(例えば、段ボール材等の紙材)を組み立てることにより形成されたものであり、段ボール材等の板状の部材を図2に示す形状に形成して組み立てることにより、箱Aが形成される。なお、図2において、一点鎖線は谷折りの折れ線を示し、二点鎖線は山折りの折れ線を示す。
まず、底板部10は、箱の底面を構成する部材であり、方形状の板状に形成されている。
また、底板部10の下側の辺部からは折れ線を介して外側板部(第2外側板部)22aが連設されている。この外側板部22aは、略長方形状を呈し、横方向(X1−X2方向)には底板部10と同じ幅を有している。この外側板部22aの両側には、連結フラップ(第1連結フラップ)28a、30aが折れ線を介して連設されている。すなわち、外側板部22aのX1側の辺部からは折れ線を介して連結フラップ28aが形成され、また、外側板部22aのX2側の辺部からは折れ線を介して連結フラップ30aが形成されている。この連結フラップ28a、30aはともに略台形形状を呈している。また、外側板部22aの底板部10側とは反対側の辺部からは縁板部(第2縁板部)24aが折れ線を介して連設されている。この縁板部24aは、幅狭の帯状を呈し、組立て状態では、側壁部20aの上端部分を構成する。この縁板部24aの横方向の幅は、外側板部22a側から内側板部26aに向けて若干小さく形成されている。
また、縁板部24aの外側板部22a側とは反対側の辺部からは内側板部(第2内側板部)26aが折れ線を介して連設されている。この内側板部26aは、略方形状を呈し、その幅(つまり、Y1−Y2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))は、外側板部22aの幅(つまり、Y1−Y2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))と同じか又は底板部10の厚みを考慮して、外側板部22aの幅よりも若干小さく形成されている。また、内側板部26aの長さ(つまりX1−X2方向の長さ)は、外側板部22aの長さよりも若干短く形成されている。
また、内側板部26aの両側には、連結フラップ(第2連結フラップ)32a、34aが折れ線を介して連設されている。すなわち、内側板部26aのX1側の辺部からは折れ線を介して連結フラップ32aが形成されている。また、内側板部26aのX2側の辺部からは折れ線を介して連結フラップ34aが形成されている。この連結フラップ32aは、長方形状の1つの角部(連結フラップ28a側の角部)にアールが設けられた形状を呈しており、また、この連結フラップ34aは、長方形状の1つの角部(連結フラップ30a側の角部)にアールが設けられた形状を呈している。
また、内側板部26aの縁板部24a側とは反対側の辺部からは折返し板部(第2折返し部)40aが形成されている。この折返し板部40aは、本体部42aと、該本体部42aの両側に形成された突出部44−1、44−2とを有している。
ここで、本体部42aは、略長方形状を呈し、具体的には、細長の長方形状を呈している。この本体部42aの長さ、つまり、X1−X2方向の長さは、内側板部26aのX1−X2方向の長さよりも短く形成されていて、本体部42aの端部と内側板部26aの端部間の距離αは、折返し板部40b、40dの幅と略同じ(同じとしてもよい)となっている。つまり、折返し板部40bが折返し板部40aと連結フラップ34a間に丁度嵌るように、また、折返し板部40dが折返し板部40aと連結フラップ32a間に丁度嵌るように、該距離αは折返し板部40b、40dの幅と略同じになっている。
また、突出部44−1は、折返し板部40aのX1側の端部から連設されている。つまり、突出部44−1は、X1側の端部でY1側の端部側の位置に設けられていて、4分の1円形形状(つまり、円形を円の中心を通る2つの直線で4分の1に切断したものの1つの形状)を呈している。このように突出部44−1が、4分の1円形形状となっていることによって円弧状の部分を有しているので、突出部の損傷を小さくすることでき(つまり、角があると損傷しやすい)、また、製造に当たってバリを除去しやすいという利点がある。この突出部44−1のY1側の辺部は、本体部42aのX1−X2方向の辺部の延長線上にある。同様に、突出部44−2は、折返し板部40aのX2側の端部から連設されている。つまり、突出部44−2は、X2側の端部でY1側の端部側の位置に設けられていて、4分の1円形形状を呈している。この突出部44−2のY1側の辺部は、本体部42aの辺部の延長線上にある。なお、この突出部44−1のY1−Y2方向の幅は、本体部42aのY1−Y2方向の幅に対して、半分以下の幅であることが好ましく、より好ましくは、本体部42aの幅の30〜50%の幅とすることが好ましい。これにより、他の折返し板部の先端を折返し板部の本体部の端部に当接させやすくすることができる。
次に、底板部10の右側の辺部からは折れ線を介して外側板部(第1外側板部)22bが連設されている。この外側板部22bは、略長方形状を呈し、縦方向(Y1−Y2方向)には底板部10と同じ幅を有している。また、外側板部22bの底板部10側とは反対側の辺部からは縁板部(第1縁板部)24bが折れ線を介して連設されている。この縁板部24bは、幅狭の帯状を呈し、組立て状態では、側壁部20bの上端部分を構成する。この縁板部24bの縦方向の幅は、外側板部22b側から内側板部26bに向けて若干小さく形成されている。
また、縁板部24bの外側板部22b側とは反対側の辺部からは内側板部(第1内側板部)26bが折れ線を介して連設されている。この内側板部26bは、略方形状を呈している。この内側板部26bの幅(つまり、X1−X2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))は、外側板部22bの幅(つまり、X1−X2方向の幅(組立て状態における高さ方向の幅))と同じか又は底板部10の厚みを考慮して、外側板部22bの幅よりも若干小さく形成されている。また、内側板部26bの長さ(つまりY1−Y2方向の長さ)は、外側板部22bの長さよりも若干短く形成されている。
また、内側板部26bの縁板部24bとは反対側の辺部からは折返し板部(第1折返し板部)40bが形成されている。この折返し板部40bは、細長の略長方形状を呈するが、厳密には、折返し板部40bの短辺がややテーパ状に形成されていて、折返し板部40bは、全体に台形状を呈し、折返し板部40bの長さ(すなわち、Y1−Y2方向の長さ)は、折返し板部40bの先端側にいくほど短くなっている。なお、折返し板部40bのX1側の端部における長さ(Y1−Y2方向の長さ)は、内側板部26bの長さと同じに形成されている。また、折返し板部40bの幅(X1−X2方向の幅)は、折返し板部40aにおける本体部42aの幅(Y1−Y2方向の幅)と同じに形成されている。
次に、底板部10の上側の辺部からは折れ線を介して外側板部(第2外側板部)22cが連設され、また、この外側板部22cの両側には、連結フラップ(第1連結フラップ)28c、30cが折れ線を介して連設され、また、外側板部22cの底板部10側とは反対側の辺部からは縁板部(第2縁板部)24cが折れ線を介して連設され、また、縁板部24cの外側板部22c側とは反対側の辺部からは内側板部(第2内側板部)26cが折れ線を介して連設され、また、内側板部26cの両側には、連結フラップ(第2連結フラップ)32c、34cが折れ線を介して連設され、さらには、内側板部26cの縁板部24cとは反対側の辺部からは折返し板部(第2折返し板部)40cが連設されているが、これらの構成は、外側板部22aと、連結フラップ28a、30aと、縁板部24aと、内側板部26aと、連結フラップ32a、34aと、折返し板部40aと同じ構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、底板部10の上側に設けられた各部材の構成は、底板部10の下側に設けられた各部材の構成と同じである。また、底板部10の上側の構成は、底板部10の下側の構成とX1−X2方向の中心線を介して対称に構成されているといえる。
なお、この折返し板部40cは、本体部42cと、該本体部42cの両側に形成された突出部44−3、44−4とを有している。
ここで、本体部42cは、略長方形状を呈し、具体的には、細長の長方形状を呈している。この本体部42aの長さ、つまり、X1−X2方向の長さは、内側板部26cのX1−X2方向の長さよりも短く形成されていて、本体部42cの端部と内側板部26cの端部間の距離αは、折返し板部40b、40dの幅と略同じ(同じとしてもよい)となっている。つまり、折返し板部40bが折返し板部40cと連結フラップ32c間に丁度嵌るように、また、折返し板部40dが折返し板部40cと連結フラップ34c間に丁度嵌るように、該距離αは折返し板部40b、40dの幅と略同じになっている。
また、突出部44−3は、折返し板部40cのX2側の端部から連設されている。つまり、突出部44−3は、X2側の端部でY2側の端部側の位置に設けられていて、4分の1円形形状を呈している。この突出部44−3のY2側の辺部は、本体部42cのX1−X2方向の辺部の延長線上にある。同様に、突出部44−4は、折返し板部40cのX1側の端部から連設されている。つまり、突出部44−4は、X1側の端部でY2側の端部側の位置に設けられていて、4分の1円形形状を呈している。この突出部44−4のY2側の辺部は、本体部42cのX1−X2方向の辺部の延長線上にある。また、折返し板部40cの幅(Y1−Y2方向の幅)は、折返し板部40aの幅と同じに形成されている。
次に、底板部10の左側の辺部からは折れ線を介して外側板部(第1外側板部)22dが連設され、また、外側板部22dの底板部10側とは反対側の辺部からは縁板部(第1縁板部)24dが折れ線を介して連設され、また、縁板部24dの外側板部22d側とは反対側の辺部からは内側板部(第1内側板部)26dが折れ線を介して連設され、さらには、内側板部26dの縁板部24dとは反対側の辺部からは折返し板部40dが形成されているが、これらの構成は、外側板部22bと、縁板部24bと、内側板部26bと、折返し板部40bと同じ構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、底板部10の左側に設けられた各部材の構成は、底板部10の右側に設けられた各部材の構成と同じである。また、底板部10の左側の構成は、底板部10の右側の構成とY1−Y2方向の中心線を介して対称に構成されているといえる。
なお、折返し板部40dは、細長の略長方形状を呈するが、厳密には、折返し板部40dの短辺がややテーパ状に形成されていて、折返し板部40dは、全体に台形状を呈し、折返し板部40dの長さ(すなわち、Y1−Y2方向の長さ)は、折返し板部40dの先端側にいくほど短くなっている。なお、折返し板部40dのX2側の端部における長さ(Y1−Y2方向の長さ)は、内側板部26dの長さと同じに形成されている。また、折返し板部40dの幅(X1−X2方向の幅)は、折返し板部40aにおける本体部42aの幅(Y1−Y2方向の幅)や、折返し板部40cにおける本体部42cの幅(Y1−Y2方向の幅)や、折返し板部40bの幅と同じに形成されている。
上記構成の箱Aの組立て方法について説明すると、内側板部26aを縁板部24aに対して折り曲げ、さらに、縁板部24aを外側板部22aに対して折り曲げて、内側板部26aを外側板部22aの上方に略平行になるようにする。これにより、連結フラップ32aが連結フラップ28aの上方に位置し、連結フラップ34aが連結フラップ30aの上方に位置する。また、同様に、内側板部26cを縁板部24cに対して折り曲げ、さらに、縁板部24cを外側板部22cに対して折り曲げて、内側板部26cを外側板部22cの上方に略平行になるようにする。これにより、連結フラップ32cが連結フラップ28cの上方に位置し、連結フラップ34cが連結フラップ30cの上方に位置する。
そして、外側板部22aを底板部10に対して起立させ、また、連結フラップ28a、30a、32a、34aを底板部10側に折り曲げておく。また、同様に、外側板部22cを底板部10に対して起立させ、また、連結フラップ28c、30c、32c、34cを底板部10側に折り曲げておく。
そして、外側板部22bを底板部10に対して折り曲げ、さらに、縁板部24bを外側板部22bに対して折り曲げるとともに、内側板部26bを縁板部24bに対して折り曲げるとともに、連結フラップ30a、34a、28c、32cに被せて(図4のW1参照)、連結フラップ30a、34a、28c、32cが外側板部22bと内側板部26b間に挟まれた状態とする。また、同様に、外側板部22dを底板部10に対して折り曲げ、さらに、縁板部24dを外側板部22dに対して折り曲げるとともに、内側板部26dを縁板部24dに対して折り曲げるとともに、連結フラップ28a、32a、30c、34cに被せて、連結フラップ28a、32a、30c、34cが外側板部22dと内側板部26d間に挟まれた状態とする。
そして、折返し板部40bを突出部44−2、44−3上に重なるようにして嵌合させる。つまり、折返し板部40bのY1側(図4では右側)を本体部42aと連結フラップ34a間に嵌合させ、また、折返し板部40bのY2側(図4では左側)を本体部42cと連結フラップ32c間に嵌合させる。すると、折返し板部40bの一方の端部における先端側T11は、本体部42aの端部T12に当接して係止し、また、折返し板部40bの他方の端部における先端側T21は、本体部42cの端部T22に当接して係止するので、折返し板部40a、40cの折返し板部40b側の部分と、折返し板部40bとが固定された状態となる。同じように、折返し板部40dを突出部44−1、44−4上に重なるようにして嵌合させる。つまり、折返し板部40dのY1側を本体部42aと連結フラップ32a間に嵌合させ、また、折返し板部40dのY2側を本体部42cと連結フラップ34c間に嵌合させる。すると、折返し板部40dの一方の端部における先端側は、本体部42aの端部に当接して係止し、また、折返し板部40dの他方の端部における先端側は、本体部42cの端部に当接して係止するので、折返し板部40a、40cの折返し板部40d側の部分と、折返し板部40dとが固定された状態となる。以上のようにして、箱Aの組立てを行なうことができる。
なお、折返し板部40b、40dがテーパ状になっているので、嵌合を容易に行なうことができる。つまり、折返し板部40bがテーパ状に形成されているので、折返し板部40bの端部を容易に本体部42a、42cに係止させることができ、また、折返し板部40cがテーパ状に形成されているので、折返し板部40cの端部を容易に本体部42a、42cに係止させることができる。
箱Aの組立て状態においては、折返し板部40bは、突出部44−2、44−3の上面に重なった状態となっており、また、折返し板部40dは、突出部44−1、44−4の上面に重なった状態となっている。また、折返し板部40a、40cは、底板部10の上面に積層した状態となっていて、底板部10の向きと同じ向きとなっている。また、折返し板部40b、40dも底板部10の向きと同じ向きになっているが、突出部の上面に重なっているので、底板部10に対してやや浮いた状態となっている。
次に、箱Aを解体する場合について説明する。箱Aを解体する際には、折返し板部40bを持ち上げて嵌合状態を解除し、また、折返し板部40dを持ち上げて嵌合状態を解除する。その際、折返し板部40bは、突出部44−2、44−3の上面に重なっているので、これにより、折返し板部40bが底板部10に対して浮いた状態となっており、折返し板部40bと底板部10間に隙間が形成されているので、この隙間に指や爪を入れることにより折返し板部40bを持ち上げやすくなっている。同様に、折返し板部40dは、突出部44−1、44−4の上面に重なっているので、これにより、折返し板部40dが底板部10に対して浮いた状態なってとおり、折返し板部40dと底板部10間に隙間が形成されているので、この隙間に指や爪を入れることにより折返し板部40dを持ち上げやすくなっている。
以上のように、折返し板部40b、40dを持ち上げて嵌合状態を解除したら、上記組立て方法と逆の要領で箱Aを展開状態にすることにより、解体を行う。
以上のように、本実施例の箱Aによれば、突出部44−1〜44−4が形成されているので、これにより、折返し板部40bや折返し板部40dが持ち上げやすくなり、よって、側壁部が外側板部と内側板部とを有し、内側板部から連設された折返し板部で底板部に積層した折返し板部が設けられたタイプの箱において、解体性を向上させることができる。
なお、本実施例においては、内側板部には、指を掛止するための穴部が設けられないので、外側板部の裏面が露出することがなく、見栄えを悪くすることがない。
なお、上記の構成において、箱Aの内側、例えば、折返し板部40b、40dに、箱を解体する際の操作の方法を印刷等により表示するようにしてもよい。例えば、折返し板部40b、40dの上面に「ここに指をひっかけると解体しやすくなっています。」と表示しておく。これにより、解体操作の方法を容易に知らせることが可能となる。
なお、上記の説明において、突出部44−1〜44−4は、4分の1円形形状であるとして説明したが、これには限られず他の形状でもよく、例えば、図5に示すように、四角形状としてもよい。
本実施例の箱を示す斜視図である。 本実施例の箱の展開状態を示す平面図である。 本実施例の箱の展開状態を示す要部平面図である。 本実施例の箱の使用状態を示す説明図である。 本実施例の他の例における箱の使用状態を示す説明図である。 従来における箱の例を示す斜視図である。
符号の説明
A 箱
10 底板部
22a、22b、22c、22d 外側板部
24a、24b、24c、24d 縁板部
26a、26b、26c、26d 内側板部
28a、30a、32a、34a、28c、30c、32c、34c 連結フラップ
40a、40b、40c、40d 折返し板部
42a、42b、42c、42d 本体部
44−1、44−2、44−3、44−4 突出部

Claims (8)

  1. 箱であって、
    方形状を呈する底板部と、
    該底板部の相対する2辺から折れ線を介して連設された第1構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第1外側板部と、第1内側板部と、該第1内側板部から折れ線を介して連設された第1折返し板部とを有する第1構成部と、
    該底板部の他の相対する2辺から折れ線を介して連設された第2構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第2外側板部と、第2内側板部と、該第2内側板部の両側に折れ線を介して連設された連結フラップと、該第2内側板部から折れ線を介して連設された第2折返し板部で、該第2内側板部の長さよりも短く形成された本体部と、該本体部の両側に突出した突出部とを有する第2折返し板部とを有する第2構成部と、
    を有し、
    箱の組立て状態において、該第1構成部における第1外側板部と第1内側板部と、第2構成部における第2外側板部と第2内側板部と連結フラップとで底板部の辺部から立設した側壁部が構成され、該連結フラップは、第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となり、また、該第1折返し板部が、該第2折返し板部における突出部の上面に重なった状態で、該第2折返し板部における本体部の端部に当接した状態となっていることを特徴とする箱。
  2. 上記第1構成部が、上記第1外側板部と上記第1内側板部間に、帯状の縁板部を有し、また、上記第2構成部が、上記第2外側板部と上記第2内側板部間に、帯状の縁板部を有することを特徴とする請求項1に記載の箱。
  3. 上記第2構成部は、上記第2外側板部の両側に折れ線を介して連設された第2連結フラップを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の箱。
  4. 箱であって、
    方形状を呈する底板部と、
    該底板部の相対する2辺から折れ線を介して連設された第1構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された方形状の第1外側板部と、該第1外側板部の底板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の縁板部と、該縁板部の第1外側板部側とは反対側の辺部から連設された第1内側板部で略方形状を呈し両側に突出部を有する第1内側板部と、該第1内側板部の縁板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の第1折返し板部とを有する第1構成部と、
    該底板部の他の相対する2辺から折れ線を介して連設された第2構成部であって、底板部から折れ線を介して連設された第2外側板部と、該第2外側板部の両側に折れ線を介して連設された第1連結フラップと、該第2外側板部の底板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状の第2縁板部と、該第2縁板部の第2外側板部側とは反対側の辺部から連設された略方形状の第2内側板部と、該第2内側板部の両側に折れ線を介して連設された第2連結フラップと、該第2内側板部の第2縁板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された第2折返し板部で、該第2内側板部の長さよりも短く形成された本体部と、該本体部の両側に突出した突出部とを有し、該本体部の両側には、第2内側板部の端部と該本体部の端部との間に所定の幅が形成された第2折返し板部とを有する第2構成部と、
    を有し、
    箱の組立て状態において、該第1構成部における第1外側板部と第1内側板部と、第2構成部における第2外側板部と第2内側板部と第1連結フラップと第2連結フラップとで底板部の辺部から立設した側壁部が構成され、該第1連結フラップと第2連結フラップは、第1外側板部と第1内側板部とで挟まれた状態となり、また、該第1折返し板部が、該第2折返し板部における突出部の上面に重なった状態で、該第2折返し板部における本体部の端部に当接した状態となっていることを特徴とする箱。
  5. 上記突出部は、第2折返し板部における本体部の両側の端部で先端側の端部の位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の箱。
  6. 上記突出部は、本体部の両側の端部の幅に対する30〜50%の領域から突出していることを特徴とする1又は2又は3又は4又は5に記載の箱。
  7. 上記第1折返し板部は、先端にいくほど長さが小さくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の箱。
  8. 箱の内側の面をなす折返し板部、第2折返し板部、第1内側板部、第2内側板部、底板部のいずれかに、第2折返し板部を持ち上げることにより解体できる旨の表示がされていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に記載の箱。
JP2005001742U 2005-04-01 2005-04-01 Expired - Lifetime JP3111003U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005001742U JP3111003U (ja) 2005-04-01 2005-04-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005001742U JP3111003U (ja) 2005-04-01 2005-04-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3111003U true JP3111003U (ja) 2005-07-07

Family

ID=43273516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005001742U Expired - Lifetime JP3111003U (ja) 2005-04-01 2005-04-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3111003U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021020754A1 (ko) * 2019-08-01 2021-02-04 김순임 포장용 종이상자

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021020754A1 (ko) * 2019-08-01 2021-02-04 김순임 포장용 종이상자

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018087032A (ja) 組立式包装箱
JP3111003U (ja)
JP2009298468A (ja) ケース
JP4621650B2 (ja) 紙製箱
JP3225319U (ja) 箱用シート
JP5435276B2 (ja) 段ボール製トレー
JP5504105B2 (ja) スライド式スリーブカートンブランク
JP3110774U (ja)
JP2013100125A (ja) 紙製の箱の蓋
JP3197492U (ja) 陳列具
JP2007331784A (ja) 組立箱
JP3144988U (ja) 収納箱
JP2012254815A (ja) 包装箱
JP4844802B2 (ja) 組立紙函
JP2006016030A (ja) 紙製パレット及びその桁部材
JP7087212B1 (ja) 支持部材
JP3174085U (ja) 仕切体
JP2017159951A (ja) 箱用シート
JP4490204B2 (ja) 包装箱構成部材
JP2010089827A (ja) 組立式紙器
JP2008155960A (ja) ピザ用包装箱
JP2006335364A (ja) 箱体
JP4688104B2 (ja) 箱体
JP5390955B2 (ja) シートパレット
JP2014118210A (ja) 梱包部材及びこれを組み立てた梱包具

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20050405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term