JP3110826B2 - 耐熱性光ファイバケーブル及びその製造方法 - Google Patents
耐熱性光ファイバケーブル及びその製造方法Info
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/02—Optical fibres with cladding with or without a coating
- G02B6/02042—Multicore optical fibres
Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Description
ームや、工場などの環境温度の高いところで使用される
信号伝送やセンサーやイルミネーション用に適する、耐
熱性が高く、高温状態下の寸法を一定に保ち得る、特に
信号伝送に適する新規な耐熱性多芯プラスチック光ファ
イバケーブル及びその製造方法に関する。
は汎用化してきた。これらのプラスチック光ファイバケ
ーブルは、通常一本の芯とその周りを薄く同心円状に鞘
を被覆した構造からなる、単芯の光ファイバ裸線を熱可
塑性樹脂で被覆したものが使用されるが一般的である。
このようなプラスチック光ファイバでは、芯の直径は通
常0.5〜1.5mmである。その他の光ファイバケー
ブルの構造としては0.1〜0.2mm程度の細いプラ
スチック光ファイバを数10本程度束にし、それを熱可
塑性樹脂で被覆したバンドルケーブルも使用されてい
る。
ァイバケーブルで100℃程度の耐熱性を付与するに
は、芯の樹脂をポリカーボネート樹脂にしたり、架橋P
MMA樹脂としたり、耐熱性のメタクリレート系の共重
合体で熱変形温度が100℃以上のものを使用したりす
る必要性があった。
付与したプラスチック光ファイバを得るには、前述の耐
熱樹脂を芯とすることが必要であったが、架橋PMMA
樹脂は生産性に劣ることと、ファイバの可僥性に劣るこ
とが問題であった。一方、ポリカーボネートや耐熱メタ
クリレート共重合体は乾燥状態ではあまり問題はない
が、高温下の高湿度状態に長期間放置すると、加水分解
による劣化が生じ、脆くなったり、伝送損失が大きくな
ったりする。自動車のエンジンルームで使用するよう
な、長期間にわたる信頼性が要求されるような用途に対
しては、さらに一層の信頼性と経済性に優れた、特に信
号伝送用プラスチック光ファイバケーブルが要求され
る。
を解決するために、種々検討した結果、プラスチック光
ファイバケーブルの構造として、(イ) PMMA系樹脂製
の細径芯島を特定の融点を持つビニリデンフロライド系
樹脂からなる耐熱性鞘樹脂マトリックス(海)中に保持
し、(ロ)多数の芯繊維を個別に仕切って鞘樹脂に取り囲
む一まとめにした海島構造の多芯プラスチック光ファイ
バとすると共に、 ( ハ )特定のD硬度のビニリデンフロラ
イド系樹脂で被覆してなる層を有することにより、10
0℃を越える環境下に耐える耐熱性光ファイバケーブル
を提供できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は: PMMA系の樹脂を芯とし、
個々の芯の直径が50〜300ミクロンであり、7個以
上の芯繊維が個別に仕切られるように、鞘樹脂として融
点が135℃以上のビニリデンフロライド系樹脂を充満
して一まとめにして鞘とした、断面がほぼ円状の多芯プ
ラスチック光ファイバを一旦紡糸し、冷却した後、23
℃におけるショアD硬度60以上であるビニリデンフロ
ライドを主体とした樹脂組成物で溶融被覆してなる層を
少なくとも1層持つ、耐熱性光ファイバケーブルを提供
する。また、 に記載の多芯光ファイバケーブルを
必要な長さに切断したケーブル全体を、115〜125
℃の温度で数時間熱処理し、100℃を超える環境下に
耐える、耐熱性光ファイバケーブルの製造方法を提供す
る。
ァイバケーブルの特徴 多芯プラスチック光ファイバはすでに公知ではあるが、
従来の多芯光ファイバの用途はイメージファイバとして
のもので、先端面に結像させた画像や光の強弱パターン
を保持させつつ、他端面に像を送る用途に使用するもの
であり、個々の芯は画素として利用されているものであ
る。これに対し、本発明の多芯光ファイバケーブルの利
用方法は、個々の芯の配置は利用しないで全体の芯を一
まとめにし、光信号や光パワーを伝送するのに、即ち信
号伝送用に使用される点が異なる。しかも、その使用さ
れる環境温度は100℃以上で、場合によっては120
℃にもなり、この温度に耐えうる必要がある。これを可
能にした方法は、芯の樹脂は精々100℃程度の熱変形
温度しかないものではあるが、それを小さな径の融点が
135℃以上のビニリデンフロライド系樹脂からなる耐
熱性の鞘樹脂からなるマトリックスの中に海島構造にな
るように保持する多芯光ファイバ構造とし、更に特定の
D硬度のビニリデンフロライド系樹脂で溶融被覆してな
る層を有することにより、100℃を越える環境下に耐
えて高温状態下の寸法を一定に保つようにしたことにあ
る。即ち、本発明の耐熱性光ファイバケーブルの構造
は、基本的に、PMMA系の樹脂を芯とし、個々の芯の
直径が50〜300ミクロンであり、7個以上の芯繊維
が個別に仕切られるように、鞘樹脂として融点が135
℃以上のビニリデンフロライド系樹脂を充満して一まと
めにして鞘とした、断面がほぼ円状の多芯光ファイバを
一旦紡糸し、冷却した後、23℃におけるショアD硬度
60以上であるビニリデンフロライドを主体とした樹脂
組成物で溶融被覆してなる層を少なくとも1層持つもの
である。
る。そのような樹脂は重量平均分子量8万〜20万程度
のMMAのホモポリマーまたはコポリマーである。該コ
ポリマーの例を挙げれば、MMAと5モル%以下のメチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリ
レート、プチルアクリレート、オクチルアクリレート等
とのコポリマなどを示すことができるが、これらに限定
されるものではない。 2)すでにPMMA系の芯ポリマーとして公知の樹脂の
中から、特に鞘樹脂であるビニリデンフロライド系の樹
脂によく相溶するものと組み合わせて選べばよい。これ
はMMAと鞘が完全に一体的に相溶接着することが本発
明の耐熱ファイバを形成する上で重要な条件だからであ
る。PMMAと鞘が相溶接着していることは、電子顕微
鏡で芯と鞘の界面を観察したとき、界面に均一な層がで
きるので分かる。
系の樹脂と一体的に相溶接着できる融点が135℃以上
のビニリデンフロライド系樹脂を使用することが望まし
い。より好ましくは、芯樹脂との相溶性の関係でビニリ
デンフロライド構成単位を85モル%以上含む樹脂が好
ましい。鞘ポリマーのメルトフローインデックスはAS
TM−1238、230℃で荷重3.8kgの値が10
g/10分以上のものが好ましい。このような要件を満
たすビニリデンフロライド系の鞘樹脂は、例えば、ビニ
リデンフロライドとテトラフロロエチレンの共重合体、
ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサ
フロロプロペン共重合体、ビニリデンフロライドとテト
ラフロロエチレンとヘキサフロロアセトン共重合体、ビ
ニリデンフロライドとヘキサフロロアセトン共重合体、
ビニリデンフロライドとトリフロロエチレン共重合体、
ビニリデンフロライドとトリフロロエチレンとヘキサフ
ロロアセトン共重合体等を挙げることができるが、これ
に限定されない。
る多芯プラスチック光ファイバの製造法 このような芯を島とし、鞘を海とする多芯のプラスチッ
ク光ファイバは一例を示せば、米国特許第3,556,
635号に記載されているような複合紡糸ダイで製造す
ることができる。即ち、芯樹脂と鞘樹脂を溶融状態で、
複合紡糸ダイに供給し、まず、芯樹脂をほぼ均等に7ヶ
以上の孔を開けたダイプレートに供給し、引き続き、細
管のガイドで芯樹脂を流下させる。芯の配置は細密充填
配置にするのが好ましいが、芯の数が比較的少ない場合
には、後で行う保護被覆を施す時のストレスが均一化す
るので、最外周に配置する芯は、同一円周上にするのが
好ましい。溶融した鞘樹脂を芯樹脂の流れている全ての
細管の周りに供給し、芯を島とし鞘を海とする構造に被
覆する。その後海島構造体を引きおとし0.5mm〜
1.5mm程度のファイバとする。
A系の芯樹脂からなり、個々の芯の直径が300ミクロ
ン以下であり、7個以上の芯繊維が個別に仕切られるよ
うに、鞘樹脂を充満して、一まとめにして海島構造とし
た断面がほぼ円状の多芯光ファイバである。 1)光ファイバの直径 多芯光ファイバの断面の直径は0.1mm〜3mm程度
であり、通常は0.5mm〜1.5mm程度である。
のPMMAが高温下で流動してしまう恐れがあり、高温
でPMMAの延伸配向が緩和されてファイバが破断し易
くなる。本発明による直径が300ミクロン以下の芯で
は、小さな鞘のマトリックスの中に芯ポリマーが取り囲
まれて、高温下においても芯を保持することができる。
しかし、芯の径が小さすぎると高温下での伝送損失が増
加しやすいので、芯樹脂の高温下での流動化や機械強度
の低下を抑えることのできる、出来るだけ大きな芯径に
する必要がある。この様なことで、100℃を超える温
度で使用するには、芯の直径は50ミクロン〜300ミ
クロンの範囲が必要である。
の配置が安定する7ケ以上にする。このような構造から
なる多芯光ファイバは多数の芯とそれを取り巻く鞘樹脂
はしっかりと一体化されているし、断面の直径が1mm
程度のこの多芯光ファイバを小さく折り曲げても光ロス
は極めて少ないという優れた特徴が見出される。
光パワー伝送の用途が主であるので、イメージファイバ
としての解像度などは問わないが、鞘が芯をしっかり保
持するためには多芯光ファイバ断面における、芯の面積
と鞘の面積の比率は芯/鞘=9/1〜4/6程度が好ま
しい。
ル 1)補強被覆 本発明の多芯プラスチック光ファイバは、PMMA系樹
脂の芯と硬くて融点の高いPVdFを主体とした鞘から
なる多芯ファイバ裸線では、そのままで120℃程度の
高温下に放置した場合、小さくカール化してスプリング
のようになる特徴がある。これでも機械的な強度は残っ
ており、スプリングを伸縮させてもファイバが断線する
ことはない。しかし、スプリング状で使用する場合は別
として、直線状で使用するのが一般的であるので、カー
ル化させないためには、多芯の裸線ファイバをさらに高
温下でのヤング率の高い樹脂で補強被覆する。そのよう
な樹脂の選択条件として、耐性等の点から23℃におけ
るショアD硬度の値か60以上である樹脂組成物で溶融
被覆して、かかる層を少なくとも一層持つように被覆す
る必要がある。
主体とした樹脂が、裸線の鞘樹脂と良く密着させるため
に必要である。ビニリデンフロライド系樹脂の場合は、
その樹脂の引張破断伸度(ASTMD1708 引張速
度100mm/分)が200%以上であることか好まし
い。この値が200%より小さいと引張り、曲げ、ねじ
れによって、ケーブルが折れ易くなってしまう。そのよ
うなビニリデンフロライド系樹脂としては、例えば、ビ
ニリデンフロライドとクロロトリフロロエチレン共重合
体、ビニリデンフロライドとクロロトリフロロエチレン
のランダム共重合体にビニリデンフロライドをグラフト
重合させた樹脂、およびこれらの樹脂とポリビニリデン
フロライドの混合物、ビニリデンフロライドとテトラフ
ロロエチレン共重合体、ビニリデンフロライドとヘキサ
フロロプロピレン共重合体、ビニリデンフロライドとト
リフロロエチレン共重合体、ビニリデンフロライドとエ
チレン共重合体、ビニリデンフロライドとプロピレン共
重合体、熱可塑性フッ素ゴム(例えばセントラル硝子社
製品セフラルソフト)、SB系熱可塑性エラストマー
(例えば旭化成工業製品タフテック)とポリビニリデン
フロライドとの混合体などか挙げられる。
糸し冷却したのち、その裸線に電線被覆を施すように、
熱溶融樹脂をあとで被覆、即ち溶融被覆するのがよい。
保護被覆は1mmの多芯裸線の場合であれば0.05m
m〜0.3mm程度被覆すれば十分であるが、必要に応
じて、さらに厚くしたり、あるいは別の樹脂をその上に
被覆してもよい。
する際には特別な処理を必要としない。100℃以下で
あれば湿熱条件下でも全く問題はない。しかし、100
℃を超えて使用する場合には、予めケーブルを必要な長
さに切断しておき、115〜125℃の温度で数時間程
度の熱処理を施すと、ケーブルの先端部がやや膨大化し
て、多芯ファイバが被覆層にきっちり固定されるので、
以降の使用に際しては十分小さなピストニングに抑える
ことができる。 5)本発明のケーブルは第1層目の保護被覆は剥がさな
いで多芯光ファイバと一体的に使用する。そのため、こ
のケーブルの外に第二の被覆を施し、それをかしめて固
定することはより好ましい。
に説明するが、これらの実施例に限定されるものではな
い。 (実施例1) 芯を重量平均分子量10万のPMMA樹脂、鞘をビニリ
デンフロライドとテトラフロロエチレンの90対10モ
ルの共重合体を用いた。この共重合体の融点は152℃
で、メルトフローインデックスはASTM−1238、
230℃で荷重3.8kgの値が30g/10分であっ
た。芯ポリマー押出機で溶融し19個の孔を開けたダイ
プレートに供給した。この孔の配置は図1に示すように
中心に1ケ、その周りに正6角形に6ヶ配置し、さらに
その周りに正12角形の位置の円周上に12ヶの孔を配
置した。ついで、幹ポリマーか芯ポリマーの周りに充満
されるように、19個の孔を開けたダイプレートに供給
して、全部のファイバが充満密着するように絞り込んだ
キャップをつけて、収束し、一本のほば円状断面をした
裸線を得た。この裸線の芯の平均的な直径は170μm
であり、裸線の断面の直径は1.0mmであった。この
裸線は一旦室温まで冷却した後、その外側を熱溶融した
ビニリデンフロライドとクロロトリフロロエチレンの重
合体で、23℃におけるSHORE D硬度が70でそ
の樹脂の引張破断伸度(ASTMD1708 引張速度
100mm/分)が300%のもので1.3mmの外径
に溶融被覆した。このケーブルの伝送損失は657nm
のLEDで5m−1mのカットバック法による測定で
0.45dB/mであった。
ものを2本準備し、一本は標準サンプルとし、もう一本
を以下の処理を行った。120℃のオーブン中で48時
間熱処理した。その時のケーブル長さは0.985mで
あり、多芯の裸線が外側の被覆層から0.5mm引っ込
んでいた。このケーブルの両端を、丁度、裸線の端面の
位置に合わせて、外被覆をカミソリで切断し657nm
のLEDの光パワーを、標準サンプルの光パワーに対す
る保持率で求めたところ、70%であった。このケーブ
ルを以降は115℃で200時間放置したのち寸法と光
パワー保持率を求めた。ケーブルの寸法は0.982m
であり、裸線は保護被覆層から0.1mm以下の引っ込
み状態にすぎなかった。光パワー保持率は標準ケーブル
に対して、68%であり、熱処理以降の変化は小さいこ
とがわかった。
径14μmの3500ケの島からなる、裸線の断面の直
径が1.0mmの裸線について、実施例と同様の保護被
覆層を1.3mmの外径になるように被覆した。このケ
ーブルの初期の伝送損失は657nmのLEDに対して
5m−1mのカットバック法で測定し、0.8dB/m
であった。このケーブルを1mにカミソリで切断したも
のを2本準備し、一本は標準サンプルとし、もう一本を
以下の処理を行った。100℃のオーブン中で48時間
熱処理した。その時のケーブル長さは0.995mであ
り、多芯の裸線が外側の被覆層から0.1mm引っ込ん
でいた。このケーブルの両端を、丁度、裸線の端面の位
置に合わせて、外被覆をカミソリで切断し657nmの
LEDの光パワーを、標準サンプルの光パワーに対する
保持率で求めたところ90%であった。以降85℃、湿
度95%の雰囲気に200時間放置したが、寸法、及び
光パワーの保持率は変化なかった。
2本準備し、一本は標準サンプルとし、もう一本につい
て以下の処理を行った。120℃のオーブン中で48時
間熱処理した。その時のケーブル長さは0.985mで
あり、多芯の裸線が外側の被覆層から0.5mm引っ込
んでいた。このケーブルの両端を、丁度、裸線の端面の
位置に合わせて、外被覆をカミソリで切断し657nm
のLEDの光パワーを、標準サンプルの光パワーに対す
る保持率で求めたところ、30%であった。特に、外側
の画素が導光しなくなっていた。(高温下、芯の直径が
好ましい範囲の下限、50μmより小さい場合)
の中に、適度の太さのPMMA樹脂からなる芯を仕切ら
れるように配置した海島構造の多芯プラスチック光ファ
イバとし、さらにその光ファイバを耐熱性の高い樹脂で
保護被覆した多芯プラスチック光ファイバケーブルであ
るので、耐熱性が高く、高温状態下の寸法を一定に保ち
得る効果があり、信号伝送用の多芯プラスチック光ファ
イバ及びそのケーブルとして特に有用である。また、上
記多芯プラスチック光ファイバケーブルに熱処理するこ
とにより、100℃を超える環境下に耐える耐熱性光フ
ァイバケーブルを提供できる。
の断面を示す模式図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 PMMA系の樹脂を芯とし、個々の芯の
直径が50〜300ミクロンであり、7個以上の芯繊維
が個別に仕切られるように、鞘樹脂として融点が135
℃以上のビニリデンフロライド系樹脂を充満して一まと
めにして鞘とした、断面がほぼ円状の多芯プラスチック
光ファイバを一旦紡糸し、冷却した後、23℃における
ショアD硬度60以上であるビニリデンフロライドを主
体とした樹脂組成物で溶融被覆してなる層を少なくとも
1層持つことを特徴とする、耐熱性光ファイバケーブ
ル。 - 【請求項2】 請求項1に記載の多芯光ファイバケーブ
ルを必要な長さに切断したケーブル全体を、115〜1
25℃の温度で数時間熱処理し、100℃を超える環境
下に耐えることを特徴とする、耐熱性光ファイバケーブ
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03294160A JP3110826B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 耐熱性光ファイバケーブル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03294160A JP3110826B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 耐熱性光ファイバケーブル及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05134120A JPH05134120A (ja) | 1993-05-28 |
JP3110826B2 true JP3110826B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=17804095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03294160A Expired - Lifetime JP3110826B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 耐熱性光ファイバケーブル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3110826B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100248137B1 (ko) * | 1994-05-24 | 2000-03-15 | 야마모토 카즈모토 | 광 신호 전송용 다심 플라스틱 광 파이버 |
JPH08101316A (ja) * | 1994-10-03 | 1996-04-16 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 広帯域多芯プラスチック光ファイバユニット |
JP2005070213A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | マルチコアプラスチック光ファイバおよびマルチコアプラスチック光ファイバケーブル |
JP2005164714A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | マルチコアプラスチック光ファイバ、及びマルチコアプラスチック光ファイバケーブル |
JP5184437B2 (ja) * | 2009-05-15 | 2013-04-17 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 多芯プラスチック光ファイバ裸線及びケーブル |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP03294160A patent/JP3110826B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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