JP3110705B2 - 使い捨ての喫茶用フィルター - Google Patents

使い捨ての喫茶用フィルター

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JP3110705B2 JP09219979A JP21997997A JP3110705B2 JP 3110705 B2 JP3110705 B2 JP 3110705B2 JP 09219979 A JP09219979 A JP 09219979A JP 21997997 A JP21997997 A JP 21997997A JP 3110705 B2 JP3110705 B2 JP 3110705B2
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和久 長井
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株式会社ナガイマーケティング研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、茶やコーヒーを
入れるために使用することができる使い捨ての喫茶用フ
ィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】実用新案登録第3000423号公報に
開示された使い捨ての喫茶用フィルターでは、平面形状
が逆台形を呈する環状の支持部材に、袋状のフィルター
部材が取り付けられている。支持部材の底辺には、コー
ヒーカップ等の容器の縁に係合可能なスリット等の切り
欠き部が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のフィル
ターは、それを使用するときに、支持部材のスリットを
容器の縁に嵌合させ、この支持部材を容器に固定する。
嵌合のためのかかる操作は、老人等にとって煩わしい場
合がある。
【0004】そこで、この発明は、簡単に容器に固定す
ることが可能な使い捨ての喫茶用フィルターの提供を課
題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が前提とするのは、透水性シートからなる
袋状のフィルター部材と、該フィルター部材をカップ等
の容器の上方に吊持することが可能なホルダー部材とか
らなる使い捨ての喫茶用フィルターである。
【0006】かかる前提において、この発明が特徴とす
るところは、前記ホルダー部材が、相対的に短い頂辺
と、該頂辺に並行している相対的に長い底辺と、これら
両辺間に延びる一対の斜辺とを有するほぼ台形で実質的
に同大のシートが重なり合い、重なり合った前記斜辺の
近傍どうしが一体化して環状を呈するように変形可能に
形成されており、前記袋状のフィルター部材が、袋の開
口部を前記ホルダー部材の頂辺側に、袋の底部を前記ホ
ルダー部材の底辺側に位置させて前記重なり合うシート
間に介在しているとともに、前記重なり合うシートが変
形して環状を呈したときに、その変形に伴って前記開口
部が拡開し得るように前記重なり合うシートのそれぞれ
に固定されていること、にある。
【0007】この発明には、次のような好ましい実施態
様がある。
【0008】前記袋状のフィルター部材が、前記重なり
合うシートに対して該シート頂辺の中央部近傍のみに固
定されている。
【0009】前記袋状のフィルター部材は、前記重なり
合うシートの斜辺近傍に、該シートの高さ方向へ延びる
側縁部を有していて、該側縁部にフィルター部材内方へ
の折り込み部位が形成されている。
【0010】前記重なり合うシートが、前記袋状のフィ
ルター部材の透水性シートよりも高剛性のものである。
【0011】前記重なり合うシートは、底辺の長さが1
0〜20cm、底辺から頂辺までの高さが2〜8cm、
底辺と各斜辺とのなす仰角が45〜85°の範囲にある
台形を呈している。
【0012】前記袋状のフィルター部材は、その中にコ
ーヒーの粉末および茶葉のいずれかが入った状態で気密
性の防湿袋に封入されているとともに、該フィルター部
材の外面が前記防湿袋の内面に固定されており、かつ、
前記防湿袋の外面が前記重なり合うシートそれぞれの内
面に固定されている。
【0013】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明
に係る使い捨ての喫茶用フィルターの詳細を説明する
と、以下のとおりである。
【0014】図1,2,3は、フィルター1の平面図、
そのII−II線矢視図およびIII−III線矢視図
である。フィルター1は、環状に変形可能なホルダー部
材2と袋状のフィルター部材3とで構成されている。ホ
ルダー部材2は、重なり合う2枚の台形を呈する同大の
シート4からなるもので、各シート4は、相対的に短い
頂辺6と、頂辺6に並行する相対的に長い底辺7と、頂
辺6と底辺7との間に延びる一対の斜辺8とを有してい
る。2枚のシート4は、斜辺8に沿って延びる部位9に
おいて互いに接合することで環状を呈するように変形可
能である。かかるシート4は、好ましくは、底辺7の長
さが10〜20cm,底辺7から頂辺6までの高さが2
〜8cm,底辺7と斜辺8とのなす仰角が45〜85
°、より好ましくは60〜85°の範囲にある。
【0015】フィルター部材3は、2枚のシート4の間
に介在しているもので、図1の平面形状でみたときに、
相対的に長い頂辺11と、頂辺11に並行する相対的に
短い底辺12と、これら頂辺11と底辺12との間に延
びる一対の斜辺13とからなる逆向きの台形を呈してい
る。フィルター部材3の頂辺11は、シート4の頂辺6
よりも上方に位置し、底辺12はシート4の底辺7近
傍、または底辺7よりも下方に位置している。フィルタ
ー部材3は、頂辺11に沿って外側へ折曲されており、
その折曲された部位14が、接着剤16を介して、シー
ト4に頂辺6の中央部近傍で接合している。フィルター
部材3には、その斜辺13に沿って部材3の内方への折
り込み部位24が形成されている(図3参照)。
【0016】図4,5は、フィルター1の使用時におけ
る変形の態様を示す平面図と部分破断斜視図であって、
図4には、図1のフィルター1の外形線が仮想線で示さ
れている。図1の状態にあるフィルター1は、2枚のシ
ート4がそれらの中央部位21で互いに離間するよう
に、接合部位9に沿って折曲しながら、向かい合う一対
の斜辺8を矢印P,Q方向へ移動させ、互いに接近させ
る。それら2枚のシート4は、環状を呈するように変形
し、フィルター部材3の開口部25(図2参照)が拡開
する。そのときのシート4は、底辺7の両端部22を結
ぶ仮想の直線17(図4では、仮想線で示されたシート
4の底辺7と一致している)を基準にしてみると、中央
部位21が底辺7から頂辺6へ向かう矢印Y方向へ上昇
するように変形する。フィルター部材3は、その底辺1
2がシート4と同様に上昇することに加え、シート4の
中央部位21が互いに離間することに追随して開口部2
5が拡開することでも上昇し、それらの合計の上昇距離
がXで示されている。フィルター部材3の斜辺13とそ
の近傍の上昇距離はZであって、上昇するときに折り込
み部位24が拡開する。
【0017】図6は、図4,5のフィルター1がコーヒ
ーカップ26に取り付けられている状態を示す部分破断
斜視図である。ホルダー部材2は、シート4における底
辺7の両端22とその近傍とをコーヒーカップ26の内
側に入れて、カップ26の周壁27に当接させる一方、
底辺7の中央部12Aをカップ26の縁28にのせる。
環状を呈しているホルダー部材2は、図1に示されてい
るような平坦な状態に戻ろうとするときの復元力によっ
て、カップ周壁27に圧接しており、カップ26から簡
単に外れることがない。開口部25が拡開しているフィ
ルター部材3には、コーヒーの粉末や茶葉29を入れ、
その後に湯を注ぐ。
【0018】図7は、この発明の実施態様の一例を示す
図1と同様の図面である。このフィルター1は、2枚の
台形のシート4からなるホルダー部材2と2枚のシート
4間に介在している気密性の防湿袋41と、防湿袋41
に封入されている茶葉29入りの袋状フィルター部材3
とで構成されている。防湿袋41は、その外面の一部が
シート4それぞれの内面に接着剤(図示せず)を介して
接合しているもので、第1,2シール線40A,40B
で密封されている上下の縁部42,43には、それらの
縁部42,43に沿って開封用案内線46,47が延在
している。フィルター部材3は、その外面が防湿袋41
の内面に接着剤(図示せず)を介して接合している。フ
ィルター部材3の頂辺11は、上縁部42の開封用案内
線46よりも上方に位置していて、第3シール線45に
よって少なくとも茶葉29がこぼれ出ることがない程度
の封を施されているか、または第1シール線40Aで防
湿袋41とともに密封されている。かかるフィルター部
材3は、防湿袋41とともに案内線46で開封される。
防湿袋41は案内線47でも開封されたのち、図1のフ
ィルター1と同様にカップ26に取り付けられる。
【0019】この発明に係るフィルター1において、ホ
ルダー部材2を形成するシート4は、実質的に台形を呈
していればよいもので、例えば図示の形状に代えて底辺
7を頂辺6に向かって湾曲させたり、斜辺8を外に向か
って湾曲させたりすることができる。フィルター部材3
を形成している透水性シートには、不織布や織布、開孔
プラスチックフィルム、濾紙等を使用することができ
る。ホルダー部材2のシート4には、フィルター部材3
に使用する透水性シートよりも高剛性のシート素材、例
えば相対的に厚手の紙やプラスチックシートを使用す
る。ホルダー部材2の剛性が高ければ、カップ26の上
方に吊持されるフィルター部材3の位置が安定し易い。
【0020】フィルター部材3をホルダー部材2に取り
付けるには、シート4の頂辺6中央部近傍の他に適宜の
部位を選ぶことができる。ただし、フィルター部材3の
側縁部である斜辺13とその近傍とは、ホルダー部材2
に接合することなく、折り込み部位24が自由に拡開で
きるようにしておくことが好ましい。また、フィルター
部材3は、頂辺11における外側への折り返し部位14
でホルダー部材2に接合する他に、フィルター部材3の
外面とホルダー部材2の内面との当接部位を接合するこ
ともできる。これら各部材は、接着剤によって接合する
他に、部材どうしを溶着したり、機械的にかみ合わせた
りすることによって接合することもできる。
【0021】
【発明の効果】この発明に係る使い捨ての喫茶用フィル
ターは、2枚の台形のシートからなるホルダー部材を環
状に変形させて、このシートの底辺両端部をカップの周
壁に内側から当接させるとともに、底辺の中央部をカッ
プの縁にのせることでフィルターをカップに取り付ける
ことができるから、その取り付け操作が簡単で従来技術
のような煩わしさがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルターの平面図。
【図2】図1のII−II線矢視図。
【図3】図1のIII−III線矢視図。
【図4】開口部が拡開したときのフィルターの平面図。
【図5】図4のフィルターの斜視図。
【図6】図4のフィルターがカップに取り付けられた状
態の部分破断斜視図。
【図7】図1と異なる態様のフィルターの平面図。
【符号の説明】
1 フィルター 2 ホルダー部材 3 フィルター部材 6 頂辺 7 底辺 8 側縁部(斜辺) 21 中央部位 24 折り込み部位 25 開口部 26 容器 41 防湿袋

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水性シートからなる袋状のフィルター
    部材と、該フィルター部材をカップ等の容器の上方に吊
    持することが可能なホルダー部材とからなる使い捨ての
    喫茶用フィルターであって、 前記ホルダー部材が、相対的に短い頂辺と、該頂辺に並
    行している相対的に長い底辺と、これら両辺間に延びる
    一対の斜辺とを有するほぼ台形で実質的に同大のシート
    が重なり合い、重なり合った前記斜辺の近傍どうしが一
    体化して環状を呈するように変形可能に形成されてお
    り、 前記袋状のフィルター部材が、袋の開口部を前記ホルダ
    ー部材の頂辺側に、袋の底部を前記ホルダー部材の底辺
    側に位置させて前記重なり合うシート間に介在している
    とともに、前記重なり合うシートが変形して環状を呈し
    たときに、その変形に伴って前記開口部が拡開し得るよ
    うに前記重なり合うシートのそれぞれに固定されている
    ことを特徴とする前記フィルター。
  2. 【請求項2】 前記袋状のフィルター部材が、前記重な
    り合うシートに対して該シート頂辺の中央部近傍のみに
    固定されている請求項1に記載のフィルター。
  3. 【請求項3】 前記袋状のフィルター部材は、前記重な
    り合うシートの斜辺近傍に、該シートの高さ方向へ延び
    る側縁部を有していて、該側縁部にフィルター部材内方
    への折り込み部位が形成されている請求項1または2に
    記載のフィルター。
  4. 【請求項4】 前記重なり合うシートが、前記袋状のフ
    ィルター部材の透水性シートよりも高剛性のものである
    請求項1〜3のいずれかに記載のフィルター。
  5. 【請求項5】 前記重なり合うシートは、底辺の長さが
    10〜20cm、底辺から頂辺までの高さが2〜8c
    m、底辺と各斜辺とのなす仰角が45〜85°の範囲に
    ある台形を呈している請求項1〜4のいずれかに記載の
    フィルター。
  6. 【請求項6】 前記袋状のフィルター部材は、その中に
    コーヒーの粉末および茶葉のいずれかが入った状態で気
    密性の防湿袋に封入されているとともに、該フィルター
    部材の外面が前記防湿袋の内面に固定されており、か
    つ、前記防湿袋の外面が前記重なり合うシートそれぞれ
    の内面に固定されている請求項1,3,4,5のいずれ
    かに記載のフィルター。
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