JP3418378B2 - フィルタ用の袋 - Google Patents

フィルタ用の袋

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JP3418378B2 JP2000387932A JP2000387932A JP3418378B2 JP 3418378 B2 JP3418378 B2 JP 3418378B2 JP 2000387932 A JP2000387932 A JP 2000387932A JP 2000387932 A JP2000387932 A JP 2000387932A JP 3418378 B2 JP3418378 B2 JP 3418378B2
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常雄 青木
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株式会社トキワ工業
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、削り節や煮干
し、茶葉、コーヒー粉末等を煮出すときに使用するのに
好適なフィルタ用の袋に関する。 【0002】 【従来の技術】実開平1−170658号公報にはこの
種の袋としてフィルターバッグなるものが開示されてい
る。このフィルターバッグでは、透水性合成繊維布から
なる矩形のバッグ本体に吊状体なる一条のひもが設けら
れている。吊状体は、その両端がバッグ本体の両側縁部
に固定されており、両端の中間部分でその吊状体を摘む
ことによって、例えば削り節を煮出す鍋の中に浸された
フィルターバッグを取り出すことができる。 【0003】実開平3−48056号公報には、この種
の袋としてバックなるものが開示されている。このバッ
クは、前記公知のフィルターバッグと同様に矩形の袋の
両側縁部分に両端部が固定された一条の取り出し用ひも
を有する。このひもは前記公知の吊状体と同じように作
用する。 【0004】実開平3−48057号公報にこの種の袋
として開示されたバックは、矩形の袋体と一条の取り出
し用ひもとからなるもので、ひもは両端部のうちの一方
が袋体の側縁部に固定され、もう一方が自由端部として
使用されている。鍋の中のバックは、その自由端部を持
つことによって取り出すことができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記実開平1−170
658号および実開平3−48056号公報に開示のフ
ィルタ用の袋では、取り出し用のひもの両端部が袋に固
定されているから、袋とひもとの間に箸等を差し入れて
その箸にひもを引掛けて袋を吊り上げるようにして鍋か
ら取り出すことができる。しかし、このときに箸から垂
れ下がる袋は、ひもが上方へ引張られた状態になること
によって、袋の口が開き、削り節等が袋の外へ出易くな
る。 【0006】前記実開平3−48057号の袋は、ひも
が上方へ引張られても口が開くことはないが、箸をひも
に引掛けて袋を取り出すということはできない。 【0007】この発明が課題とするのは、鍋からフィル
タ用の袋を取り出すときに、袋に設けた取り出し用のひ
もに箸等を引掛けることができ、袋を吊り上げてもその
袋の口が開くことのないフィルタ用の袋の提供である。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が対象とするのは、矩形を呈し少なくとも
一方が透液性を有する第1シートと第2シートとが重な
り合い、これら両シートの側縁部どうしおよび下端縁部
どうしが一体化することにより前記両シートの上端縁部
どうしで開口が形成され、前記第1シートの外側には前
記開口の縁から前記下端縁部に向かっての折り返し部分
が設けられ、前記折り返し部分の側縁部それぞれが前記
側縁部とともに一体化されているフィルタ用の袋であ
る。 【0009】かかるフィルタ用の袋において、この発明
が特徴とするところは、前記折り返し部分の側縁部それ
ぞれは、前記開口の縁の近傍に前記折り返し部分の内面
が前記第1シートの外面と一体化することなく前記外面
から離間した部位を有し、前記第1シートと前記折り返
し部分との間にあって前記袋の幅方向へ延びる一条のひ
もが前記部位に挿通されるとともに、前記ひもの両端部
が前記折り返し部分の外側で連結された状態にあるこ
と、にある。 【0010】 【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、この発明に
係るフィルタ用の袋の詳細を説明すると、以下のとおり
である。 【0011】図1に部分破断斜視図で示されたフィルタ
用の袋は、熱可塑性合成繊維からなる透液性の不織布や
熱可塑性合成樹脂からなる透液性の開孔プラスチックフ
ィルム等の透液性のシート1からなる袋2と取り出し用
のひも5とによって形成されている。図示例の袋2は1
枚のシート1が折り重ねられた矩形のもので、前面部3
と、後面部4と、底部10と、底部10のまち6とを有
し、前面部3と後面部4との側縁部どうしがまち6とと
もに接合線7で溶着一体化し、これらのうちの前面部3
と後面部4とで頂部開口8が形成されている。前面部3
では、シート1が開口8の縁9で袋2の外側へ底部10
に向かって折り重ねられることによってて折り返し部1
1が設けられ、後面部4ではシート1が縁9で袋2の内
側へ底部10に向かって折り重ねられて第2の折り返し
部18(図2参照)が形成されている。接合線7は、底部
10から延びて開口8の縁9の手前で終わり、接合線7
の上端12と縁9との間の部位13では、前面部3と後
面部4と折り返し部11,18とが非接合状態にある。
ひも5は、前面部3と折り返し部11との間にあって前
面部3の非接合状態にある両側縁部に向かって延び、部
位13において前面部3と折り返し部11との間から外
へ出た両端部14,16が結ばれて環を形成している。
ひも5は、前面部3や折り返し部11によって拘束され
ることがなく、双頭矢印17方向へ動かすことができ
る。 【0012】図2は、図1のII−II線断面図であ
る。袋2の後面部4は、前面部3と同様に、開口8の縁
9から袋2の内側へ底部10に向かって折り返された第
2の折り返し部18を有する。第2の折り返し部18
は、袋2の内側に位置することによって、袋2の中へ入
れたものが袋2の外へ漏れることを防ぐように作用す
る。袋2は、底部10にまち6を有するから、ものを入
れるときに図の左右方向へ大きく広がることが可能であ
る。 【0013】図3は、図1のIII−III線に沿う袋
2の断面図であって、接合線7の断面形状を示す。接合
線7ではシート1の重なり合う部分が溶融一体化してい
るが、図には溶融する以前のそれら部分の存在が鎖線に
よって明らかにされている。接合線7の上端12と開口
8の縁9との間には、前面部3と折り返し部11とが環
状部31を形成し、その断面の内側にはひも5が納まっ
ている。また、後面部4と第2の折り返し部18とがも
う一つの環状部32を形成している。 【0014】図4,5は、袋2に削り節等のもの(図示
せず)を入れた後、その袋2を閉じるときの手順を示す
図1と同様な袋2の斜視図であって、図4では一部分が
破断して示されている。ものを入れた袋2は、図1にお
いて、上方角部20が仮想線で示された折曲線21に沿
って矢印22方向へ、後面部4どうしが重なるように折
曲されて図4の状態となる。図1,2で上方へ延びてい
たひも5は、下方へ延びるようにその向きを変える。図
4の袋2では、折り返し部11が矢印23方向ヘ、即ち
折り返し部11が後面部4へ向かって裏返しにされて図
5の状態となる。この状態では、前面部3と折り返し部
11との間に隠れていたひも5の上方部分26が露出す
る。 【0015】図6は、図5の袋2を矢印IVの方向から
見たときの図面である。図において、袋2の頂部に露出
したひも5の上方部分26に指先や箸の先を引掛けて袋
2を矢印32で示す上方へ引張るように吊り上げると、
ひも5の下方部分27は図の左右方向の幅が次第に減少
し、やがて袋2の上方角部20と20とを矢印28,2
9方向へ動かして互いに接近させる。上方角部20どう
しのかような接近は、袋2の開口8が大きく口を開くこ
とを阻止し、むしろ口を閉じるように作用して、袋2に
入れた削り節等が袋2から漏れることを防止する。取り
出した袋2がこのようにして開口8を閉じるものであれ
ば、その取り出した袋2から煮汁を絞り出すときにも削
り節等は袋2から漏れることがない。 【0016】図7は、この発明の実施態様の一例を示す
図3と同様の図面である。この袋2では、前面部3と後
面部4と後面部4の折り返し部18とが袋2の底部10
から開口8の縁9にまで延びる接合線7で溶着し、前面
部3の折り返し部11は、図の上下方向のうちの下端縁
部33のみが接合線7で前面部3に溶着している。前面
部3と折り返し部11とは、縁9の近傍で非接合状態に
あり、ひも5を挿通するための環状部31を形成してい
る。かかる袋2からなるフィルタ用の袋は、図2の構造
のものに比べると袋2の側縁部から内容物が漏れ難いと
いう特徴を有する。一方、図2の構造の袋2からなるフ
ィルタ用の袋は、図6の構造のものに比べると、シート
1の重なり合う部分を底部10から接合線7の上端12
までの間で単純に溶着すれば袋2が得られるのでフィル
タ用の袋を製造し易いという特徴を有する。 【0017】この発明は、図示例の袋2の他に、例えば
前面部3と後面部4とが異質のシートからなる袋2やま
ち6のない袋2、袋2の内側への折り返し部18のない
袋2等を使用して実施することも可能である。また、こ
の発明のおいて、袋2は前面部3と後面部4とのうちの
いずれかが透液性であればよい。 【0018】 【発明の効果】この発明に係るフィルタ用の袋は、それ
を鍋等から取り出すときに、開口部に取り付けられた取
り出し用のひもを持てば袋が大きく口を開くことを防止
できるから、袋の内容物は漏れることがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】フィルタ用の袋の部分破断斜視図。 【図2】図1のII−II線断面図。 【図3】図1のIII−III線断面図。 【図4】袋の角部が折曲された状態の図1と同様の図
面。 【図5】折り返し部が後面部側へ裏返しにされた状態の
図4と同様の図面。 【図6】図5の袋の後面部側斜視図。 【図7】実施態様の一例を示す図3と同様な図面。 【符号の説明】 1 シート 2 袋 3 第1シート(前面部) 4 第2シート(後面部) 5 ひも 7 接合線 8 開口部 9 縁 10 下端縁部(底部) 11 折り返し部 14 端部 16 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 33/14 B65D 30/02 B65D 33/01

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 矩形を呈し少なくとも一方が透液性を有
    する第1シートと第2シートとが重なり合い、これら両
    シートの側縁部どうしおよび下端縁部どうしが一体化す
    ることにより前記両シートの上端縁部どうしで開口が形
    成され、前記第1シートの外側には前記開口の縁から前
    記下端縁部に向かっての折り返し部分が設けられ、前記
    折り返し部分の側縁部それぞれが前記第1、2シートの
    側縁部とともに一体化されているフィルタ用の袋におい
    て、 前記折り返し部分の側縁部それぞれは、前記開口の縁の
    近傍に前記折り返し部分の内面が前記第1シートの外面
    と一体化することなく前記外面から離間した部位を有
    し、前記第1シートと前記折り返し部分との間にあって
    前記袋の幅方向へ延びる一条のひもが前記部位に挿通さ
    れるとともに、前記ひもの両端部が前記折り返し部分の
    外側で連結された状態にあることを特徴とする前記フィ
    ルタ用の袋。
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