JP2000211670A - 嗜好飲料抽出バッグ及び嗜好飲料抽出バッグの製造方法 - Google Patents
嗜好飲料抽出バッグ及び嗜好飲料抽出バッグの製造方法Info
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- JP2000211670A JP2000211670A JP11272745A JP27274599A JP2000211670A JP 2000211670 A JP2000211670 A JP 2000211670A JP 11272745 A JP11272745 A JP 11272745A JP 27274599 A JP27274599 A JP 27274599A JP 2000211670 A JP2000211670 A JP 2000211670A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】その構成が簡単で確実に容器上に保持できると
ともに、サイズの異なる多様な容器に対しても柔軟に対
応することができる嗜好飲料抽出バッグを提供する。 【解決手段】嗜好飲料抽出バッグ10は、2つに重ねら
れたシートを開いた状態で容器の口に懸架して保持する
ための支持片5、5’を有する支持具1と、その2つの
シートの間に挟まれて両面が2つのシートの内面と固定
されたバッグ20を有している。その支持片5、5’
は、その2つのシートの一部が切り取られて形成されて
いるものであって、2つのシートの夫々において、シー
ト両側の途中から中央へと対で伸びながら、その先端領
域に向かって下方へ垂下している。
ともに、サイズの異なる多様な容器に対しても柔軟に対
応することができる嗜好飲料抽出バッグを提供する。 【解決手段】嗜好飲料抽出バッグ10は、2つに重ねら
れたシートを開いた状態で容器の口に懸架して保持する
ための支持片5、5’を有する支持具1と、その2つの
シートの間に挟まれて両面が2つのシートの内面と固定
されたバッグ20を有している。その支持片5、5’
は、その2つのシートの一部が切り取られて形成されて
いるものであって、2つのシートの夫々において、シー
ト両側の途中から中央へと対で伸びながら、その先端領
域に向かって下方へ垂下している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易にコーヒー又
は紅茶等の嗜好飲料粉末素材をドリップにより抽出する
簡易型の嗜好飲料抽出バックに関する。特に、本発明
は、容器上に載置して使用される簡易型の嗜好飲料抽出
バックに関する。
は紅茶等の嗜好飲料粉末素材をドリップにより抽出する
簡易型の嗜好飲料抽出バックに関する。特に、本発明
は、容器上に載置して使用される簡易型の嗜好飲料抽出
バックに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、その簡便性により、コーヒーや紅
茶等を抽出する簡易型のドリップ方式抽出バックが広く
使用されるようになっている。このドリップ方式抽出バ
ックは、一般に、3点以上で容器上に支持されるもの
と、2点で容器上の片側に支持されるものが知られてい
る。
茶等を抽出する簡易型のドリップ方式抽出バックが広く
使用されるようになっている。このドリップ方式抽出バ
ックは、一般に、3点以上で容器上に支持されるもの
と、2点で容器上の片側に支持されるものが知られてい
る。
【0003】ここで、2点で支持されるものは、片側支
持であるために、容器の大きさにとらわれないという利
点があるものの、支持するバッグが重く成りすぎると、
容器に保持できず、更にお湯を注入すると重さが増大し
て、安定してバッグを保持することができない。従っ
て、比較的多い嗜好飲料をバッグ内に封入して使用する
場合には、不向きであるという問題点を有していた。加
えて、2点で支持する際に、バッグ上部の口を押し広げ
るために、その口が十分広げることができず、お湯の注
入が難しくなるという問題点をも有していた。一方、3
点以上で支持されるものについては、2点で支持される
ものと比較して、容器上に安定して支持されるものの、
容器の大きさに自ずと制限されることとなり、多様な容
器に対応するには不向きであるといった問題点を有して
いた。また、数点の支持を設けるために、その支持構造
が複雑となり、簡易に製造することが比較的難しいとい
った問題点も有していた。
持であるために、容器の大きさにとらわれないという利
点があるものの、支持するバッグが重く成りすぎると、
容器に保持できず、更にお湯を注入すると重さが増大し
て、安定してバッグを保持することができない。従っ
て、比較的多い嗜好飲料をバッグ内に封入して使用する
場合には、不向きであるという問題点を有していた。加
えて、2点で支持する際に、バッグ上部の口を押し広げ
るために、その口が十分広げることができず、お湯の注
入が難しくなるという問題点をも有していた。一方、3
点以上で支持されるものについては、2点で支持される
ものと比較して、容器上に安定して支持されるものの、
容器の大きさに自ずと制限されることとなり、多様な容
器に対応するには不向きであるといった問題点を有して
いた。また、数点の支持を設けるために、その支持構造
が複雑となり、簡易に製造することが比較的難しいとい
った問題点も有していた。
【0004】本発明は、かかる問題点に着目してなされ
たものである。
たものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より安定に
容器上に支持されながら、一方、容器の大きさや形の異
なった多様な容器に対しても十分に対応できる簡易型の
嗜好飲料抽出バッグを提供するものである。また本発明
は、簡易な構造とすることで、従来に比しより製造がし
易く、コストも低減できる簡易型の嗜好飲料抽出バッグ
を提供するものである。
容器上に支持されながら、一方、容器の大きさや形の異
なった多様な容器に対しても十分に対応できる簡易型の
嗜好飲料抽出バッグを提供するものである。また本発明
は、簡易な構造とすることで、従来に比しより製造がし
易く、コストも低減できる簡易型の嗜好飲料抽出バッグ
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器上に嗜好
飲料素材を封入したバッグを支持し、簡易にコーヒー等
の嗜好飲料を容器内に抽出するための嗜好飲料抽出バッ
グであって、2つに重ねられたシートを開いた状態で容
器の口に懸架して保持するための支持片を有する支持具
と、その2つのシートの間に挟まれて両面が2つのシー
トの内面と固定されたバッグを有している。その支持片
は、その2つのシートの一部が切り取られて形成されて
いるものであって、2つのシートの夫々において、シー
ト両側の途中から中央へと対で伸びながら、その先端領
域に向かって下方へ垂下している。
飲料素材を封入したバッグを支持し、簡易にコーヒー等
の嗜好飲料を容器内に抽出するための嗜好飲料抽出バッ
グであって、2つに重ねられたシートを開いた状態で容
器の口に懸架して保持するための支持片を有する支持具
と、その2つのシートの間に挟まれて両面が2つのシー
トの内面と固定されたバッグを有している。その支持片
は、その2つのシートの一部が切り取られて形成されて
いるものであって、2つのシートの夫々において、シー
ト両側の途中から中央へと対で伸びながら、その先端領
域に向かって下方へ垂下している。
【0007】支持具の横幅よりも小さい口径を有する容
器に使用する場合には、支持片の下辺を容器の口に懸架
することができ、しかも、その懸架によって、2つの表
裏のシートの支持片は互いに外方向に開いた状態のまま
維持される。そして、その開いた支持片の応力につられ
て、2つのシートにはその両端を支点として互いを離す
開く力が働くため、シートに固持されたバッグの口も開
いた状態が維持される。 また、支持具の両側端は、容
器の口によって内方へと押されるため、2つのシートを
互いに開くように作用し、2つのシートが確実に開口す
る支持具を提供することができる。
器に使用する場合には、支持片の下辺を容器の口に懸架
することができ、しかも、その懸架によって、2つの表
裏のシートの支持片は互いに外方向に開いた状態のまま
維持される。そして、その開いた支持片の応力につられ
て、2つのシートにはその両端を支点として互いを離す
開く力が働くため、シートに固持されたバッグの口も開
いた状態が維持される。 また、支持具の両側端は、容
器の口によって内方へと押されるため、2つのシートを
互いに開くように作用し、2つのシートが確実に開口す
る支持具を提供することができる。
【0008】一方、支持具の横幅よりも大きい口径を有
する容器を使用する場合には、支持片をより外側へと拡
開して容器の口上に懸架する。そして、その大きく拡開
した支持片で生じたより大きな応力により、その支持具
両側端を支点として互いを離す開く力が2つのシートに
対してより強く働くため、シートに固持されたバッグの
口も開いた状態が維持される。
する容器を使用する場合には、支持片をより外側へと拡
開して容器の口上に懸架する。そして、その大きく拡開
した支持片で生じたより大きな応力により、その支持具
両側端を支点として互いを離す開く力が2つのシートに
対してより強く働くため、シートに固持されたバッグの
口も開いた状態が維持される。
【0009】また、上記した支持具の支持片の上方に位
置するシート下辺を容器の口への懸架領域として使用
し、一方、支持片を容器の外側に出して使用すること
で、重心が低くより安定して支持具を容器上に載置する
ことが可能となる。そして、容器の外周に接して開いた
支持片の応力によって、上記したと同様に、2つの相対
するシートを開くことができるため、バッグへのお湯の
注入が可能となる。
置するシート下辺を容器の口への懸架領域として使用
し、一方、支持片を容器の外側に出して使用すること
で、重心が低くより安定して支持具を容器上に載置する
ことが可能となる。そして、容器の外周に接して開いた
支持片の応力によって、上記したと同様に、2つの相対
するシートを開くことができるため、バッグへのお湯の
注入が可能となる。
【0010】ここで、支持片は矩形をなしていることが
好ましい。矩形状の一辺が容器の口上に載置され、他辺
が支持片の応力から生じる復帰力によって容器の外面と
接触することで、支持具は容器上に確実に懸架、保持さ
れることになる。また支持片の別な態様では、その支持
片の下辺が湾曲していてもよい。この湾曲形状によって
も、矩形形状と同様の効果を有することができる。
好ましい。矩形状の一辺が容器の口上に載置され、他辺
が支持片の応力から生じる復帰力によって容器の外面と
接触することで、支持具は容器上に確実に懸架、保持さ
れることになる。また支持片の別な態様では、その支持
片の下辺が湾曲していてもよい。この湾曲形状によって
も、矩形形状と同様の効果を有することができる。
【0011】また、好ましいのは、2つに表裏のシート
は、一枚の横長のシートが折り畳まれて、その両端が貼
着されるように形成されることで、製造工程を容易と
し、シートの取り扱いを簡略化することができる。
は、一枚の横長のシートが折り畳まれて、その両端が貼
着されるように形成されることで、製造工程を容易と
し、シートの取り扱いを簡略化することができる。
【0012】また、容器の口と接触する支持片の下辺の
一部に凹部を形成することで、より確実に容器上に懸架
することも可能である。
一部に凹部を形成することで、より確実に容器上に懸架
することも可能である。
【0013】一方、支持片の上部にあるシートの下辺を
容器の懸架領域として使用するために、その下辺を、支
持具の中央に向かって下降傾斜させることで、中心方向
へと力のベクトルが発生し、より安定して容器上に載置
することが可能となる。
容器の懸架領域として使用するために、その下辺を、支
持具の中央に向かって下降傾斜させることで、中心方向
へと力のベクトルが発生し、より安定して容器上に載置
することが可能となる。
【0014】また、支持片が切り取られて残ったシート
の中央部は、表裏ともに、中央領域で下方に垂下した帯
状の中央垂下部を有していることで、重心を安定させ、
あるいは、その中央垂下部が容器の内面又は口辺と接触
させることで、支持具が容易に倒れることを防止するこ
とができる。
の中央部は、表裏ともに、中央領域で下方に垂下した帯
状の中央垂下部を有していることで、重心を安定させ、
あるいは、その中央垂下部が容器の内面又は口辺と接触
させることで、支持具が容易に倒れることを防止するこ
とができる。
【0015】更にまた、支持具の両端下部では、容器3
0の口30aへと載置される支持片9c、9c’が内側
に切れ込まれて形成される。これによって、4点以上で
の載置を可能とし、容器30上での嗜好飲料抽出バッグ
の安定性を増すことができる。
0の口30aへと載置される支持片9c、9c’が内側
に切れ込まれて形成される。これによって、4点以上で
の載置を可能とし、容器30上での嗜好飲料抽出バッグ
の安定性を増すことができる。
【0016】本発明は、更に、簡易型の嗜好飲料抽出バ
ッグの製造方法が提供され、略長方形の1枚のシートを
2つに折り畳み、その端部で貼着するステップと、その
2つに折り畳んだシートの両側の途中から中央に向かっ
て垂下する支持片をシートを切断して形成するステップ
とを含んでいる。
ッグの製造方法が提供され、略長方形の1枚のシートを
2つに折り畳み、その端部で貼着するステップと、その
2つに折り畳んだシートの両側の途中から中央に向かっ
て垂下する支持片をシートを切断して形成するステップ
とを含んでいる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を示し、本発明を具体的に説明する。
実施の形態を示し、本発明を具体的に説明する。
【0018】図1乃至図7は、本発明による第1の例に
よる嗜好飲料抽出バッグ及びそのための支持具を示し、
図8乃至10には、本発明による第2の例による嗜好飲
料抽出バッグ及びそのための支持具を示している。
よる嗜好飲料抽出バッグ及びそのための支持具を示し、
図8乃至10には、本発明による第2の例による嗜好飲
料抽出バッグ及びそのための支持具を示している。
【0019】図1および図2を参照すると、第1の例に
よる嗜好飲料抽出バッグ10は、バッグ20(2点鎖線
で示す)と、そのバッグ20を容器の口に懸架して、容
器上に保持するための支持具1から構成される。バッグ
は、濾過性を有し、乾燥した嗜好飲料粉末が封入され
る。支持具1は、適度な弾力性を有する一枚の長方形状
のシートが2つに折り畳まれ、連続した帯状をなしてい
る。そして、その折り返された2つのシートの間にバッ
グ20を挟みこみ、2つのシートの両内面夫々とバッグ
20の両外面を貼り合わせることで、バッグ20が支持
具1に保持される。2つの表裏のシートは、使用前にお
いては通常互いにほぼ扁平をなした状態でバッグ20を
挟み込んでいるが、使用の際には、図2で示したよう
に、互いに外方向へと拡げられて開口する。そして閉じ
ていたバッグの上方口を開け、上方からのお湯注入によ
るドリップ抽出を可能とする。
よる嗜好飲料抽出バッグ10は、バッグ20(2点鎖線
で示す)と、そのバッグ20を容器の口に懸架して、容
器上に保持するための支持具1から構成される。バッグ
は、濾過性を有し、乾燥した嗜好飲料粉末が封入され
る。支持具1は、適度な弾力性を有する一枚の長方形状
のシートが2つに折り畳まれ、連続した帯状をなしてい
る。そして、その折り返された2つのシートの間にバッ
グ20を挟みこみ、2つのシートの両内面夫々とバッグ
20の両外面を貼り合わせることで、バッグ20が支持
具1に保持される。2つの表裏のシートは、使用前にお
いては通常互いにほぼ扁平をなした状態でバッグ20を
挟み込んでいるが、使用の際には、図2で示したよう
に、互いに外方向へと拡げられて開口する。そして閉じ
ていたバッグの上方口を開け、上方からのお湯注入によ
るドリップ抽出を可能とする。
【0020】抽出支持具1の下方には、支持具1の中心
をして、この例では左右対称の形をなした2対の支持片
5、5’が2つの折り返されたシート両面夫々に設けら
れている。図1から明らかなように、支持片5、5’
は、支持具1の両端方向の途中から中心へと延びた支持
片延在部5a、5a’と、更にそこから垂下した支持片
垂下部5b、5b’から構成された矩形をなしている。
支持片5、5’は、折り返された長方形のシートの一部
を切り取ることにより、形成することが可能である。従
って、支持片5、5’用に、その長方形のシート以外の
他の部分を必要としないため、コスト的にも安価となる
とともに、長方形のシートの一部を切り取って支持片
5、5’を形成することが可能であるために、製造的に
も簡単となる。
をして、この例では左右対称の形をなした2対の支持片
5、5’が2つの折り返されたシート両面夫々に設けら
れている。図1から明らかなように、支持片5、5’
は、支持具1の両端方向の途中から中心へと延びた支持
片延在部5a、5a’と、更にそこから垂下した支持片
垂下部5b、5b’から構成された矩形をなしている。
支持片5、5’は、折り返された長方形のシートの一部
を切り取ることにより、形成することが可能である。従
って、支持片5、5’用に、その長方形のシート以外の
他の部分を必要としないため、コスト的にも安価となる
とともに、長方形のシートの一部を切り取って支持片
5、5’を形成することが可能であるために、製造的に
も簡単となる。
【0021】支持片5、5’をより詳細に説明すると、
支持片5、5’の上辺は、両端から内側に下がって傾斜
する支持片上辺部7a、7a’を有し、その途中から下
方へ垂下した支持片外垂部7b、7b’を有している。
支持片5、5’の下辺は、両端から内側に水平に延びる
支持片下辺部8a、8a’と途中から下方へ垂下する支
持片内垂部8b、8b’を有している。また、支持片下
辺部8a、8a’と支持片内垂部8b、8b’の間に
は、内側に切れ込んで形成される支持片凹部8c、8
c’が形成されている。既に説明したように、図1の支
持片5、5’は互いに中心から対称な形で2枚のシート
が重ねられて形成されたものであり、図1の前面のシー
トで隠されて見えない後面のシートの支持片5、5’
も、前面のシートと同じ形をなしている。尚、上記例で
は、支持片5、5’の延在部5a、5a’と垂下部5
b、5b’の夫々の辺は、ほぼ直辺状となっているが、
一方が、あるいは互いに湾曲した形状となっていてもよ
い。
支持片5、5’の上辺は、両端から内側に下がって傾斜
する支持片上辺部7a、7a’を有し、その途中から下
方へ垂下した支持片外垂部7b、7b’を有している。
支持片5、5’の下辺は、両端から内側に水平に延びる
支持片下辺部8a、8a’と途中から下方へ垂下する支
持片内垂部8b、8b’を有している。また、支持片下
辺部8a、8a’と支持片内垂部8b、8b’の間に
は、内側に切れ込んで形成される支持片凹部8c、8
c’が形成されている。既に説明したように、図1の支
持片5、5’は互いに中心から対称な形で2枚のシート
が重ねられて形成されたものであり、図1の前面のシー
トで隠されて見えない後面のシートの支持片5、5’
も、前面のシートと同じ形をなしている。尚、上記例で
は、支持片5、5’の延在部5a、5a’と垂下部5
b、5b’の夫々の辺は、ほぼ直辺状となっているが、
一方が、あるいは互いに湾曲した形状となっていてもよ
い。
【0022】支持具1の両端の下方部分には、突出部
9、9’が左右対称に、前面及び後面の2つのシート夫
々に設けられている。その両突出部9、9’は、支持片
5、5’を形成するための切片である支持片内垂部8
b、8b’と支持片下辺部8a、8a’から連続して突
出部内辺部9a、9a’を切り取りことにより、容易に
形成することができる。
9、9’が左右対称に、前面及び後面の2つのシート夫
々に設けられている。その両突出部9、9’は、支持片
5、5’を形成するための切片である支持片内垂部8
b、8b’と支持片下辺部8a、8a’から連続して突
出部内辺部9a、9a’を切り取りことにより、容易に
形成することができる。
【0023】図2は、図1の支持具1を押し広げた状態
を前面上方から見た全体図である。支持具1の上部は2
枚のシート夫々が互いに開かれることで上下に続いた空
洞が形成される。それによって、バッグはその上方口を
開くことができ、その口からお湯を注ぐことが可能とな
る。
を前面上方から見た全体図である。支持具1の上部は2
枚のシート夫々が互いに開かれることで上下に続いた空
洞が形成される。それによって、バッグはその上方口を
開くことができ、その口からお湯を注ぐことが可能とな
る。
【0024】支持片5、5’は、両側へ(図2を参照す
ると、前面及び後面の方向から更に両側へ)押し広げる
ことができる。そして、その押し広げられた支持片5、
5’の応力によって、支持具1の両側端15、15’を
支点として、2つに重ねられたシートが互いに外方向へ
と開き、支持具1に空洞を形成する。従って、支持片
5、5’が押し広げられた状態を維持することにより、
バッグを開いた状態に維持することが可能となる。
ると、前面及び後面の方向から更に両側へ)押し広げる
ことができる。そして、その押し広げられた支持片5、
5’の応力によって、支持具1の両側端15、15’を
支点として、2つに重ねられたシートが互いに外方向へ
と開き、支持具1に空洞を形成する。従って、支持片
5、5’が押し広げられた状態を維持することにより、
バッグを開いた状態に維持することが可能となる。
【0025】図3は、支持具1の成型前の展開図を示し
ている。支持具1は一枚のシート状の部材からなってい
る。尚、そのシート状部材には、実線で示した種々の折
り目線11、11’、12、13、13’、14が与え
られる。中央折目14は、一枚のシートを2つに重ね合
わせるための折目である。端部折目12は、2つに折り
返されたシートを一端で貼り合わせるための折目であ
る。この折目12によって、端部折部4がシートの他端
に重ね合わされる。従って、端部折部4を糊代として使
用し、重ねられたシートの一部に貼着することで、連続
した帯状の支持具1が形成される。中央折目11、1
1’は、図2で示したように、支持具1の重ねられた2
つのシートが容易に開くことを助けるために設けられて
いる。また、上部折目13、13’は、開かれた支持具
1が、その状態を維持しやすくするために、内側折込部
6、6’を内方に折り込むための折目である。
ている。支持具1は一枚のシート状の部材からなってい
る。尚、そのシート状部材には、実線で示した種々の折
り目線11、11’、12、13、13’、14が与え
られる。中央折目14は、一枚のシートを2つに重ね合
わせるための折目である。端部折目12は、2つに折り
返されたシートを一端で貼り合わせるための折目であ
る。この折目12によって、端部折部4がシートの他端
に重ね合わされる。従って、端部折部4を糊代として使
用し、重ねられたシートの一部に貼着することで、連続
した帯状の支持具1が形成される。中央折目11、1
1’は、図2で示したように、支持具1の重ねられた2
つのシートが容易に開くことを助けるために設けられて
いる。また、上部折目13、13’は、開かれた支持具
1が、その状態を維持しやすくするために、内側折込部
6、6’を内方に折り込むための折目である。
【0026】支持片5、5’は、一枚のシートを点線7
a、7a’、7b、7b’、8a、8a’、9a、9
a’で切り取ることによって、形成することが可能であ
る。この切り取りは、中央折目14でシートを2つに折
り畳む前に行ってもよいが、折り畳んだ後に行うように
してもよい。シートを折り畳んだ後で行う場合には、表
裏2つのシートに対して一括して支持片5及び支持片
5’を形成することができるため、より製造の手間を除
くことができる。
a、7a’、7b、7b’、8a、8a’、9a、9
a’で切り取ることによって、形成することが可能であ
る。この切り取りは、中央折目14でシートを2つに折
り畳む前に行ってもよいが、折り畳んだ後に行うように
してもよい。シートを折り畳んだ後で行う場合には、表
裏2つのシートに対して一括して支持片5及び支持片
5’を形成することができるため、より製造の手間を除
くことができる。
【0027】図1、2で示したバッグ20は、一方が開
いた袋状となっている。そして、図3のシートを折り畳
む際に、バッグ20の口を上方に向けたまま、そのバッ
グ20をシート両面から挟み込み、シートの一部、好ま
しくは、図1、2のバッグ保持中央部3の上方と、バッ
グ20とを貼着する。その後嗜好飲料素材をバッグ20
内に入れ、その口を熱圧着して封入する。この熱圧着部
分の下方には、ミシン目(図示せず)が予め設けられて
おり、使用の際には、そのミシン目に沿ってバッグ20
を裂き、バッグの口を開けることができるようになって
いる。これによって、容器30上に載置された嗜好飲料
抽出バッグにお湯を注いで、嗜好飲料を抽出することが
できる。
いた袋状となっている。そして、図3のシートを折り畳
む際に、バッグ20の口を上方に向けたまま、そのバッ
グ20をシート両面から挟み込み、シートの一部、好ま
しくは、図1、2のバッグ保持中央部3の上方と、バッ
グ20とを貼着する。その後嗜好飲料素材をバッグ20
内に入れ、その口を熱圧着して封入する。この熱圧着部
分の下方には、ミシン目(図示せず)が予め設けられて
おり、使用の際には、そのミシン目に沿ってバッグ20
を裂き、バッグの口を開けることができるようになって
いる。これによって、容器30上に載置された嗜好飲料
抽出バッグにお湯を注いで、嗜好飲料を抽出することが
できる。
【0028】次ぎに、図4から図7にかけて、飲料抽出
バッグの種々の使用の形態を示す。図4は、通常の使用
状態を示している。使用する容器30(破線で示す)
は、その口の直径が支持具1の横幅よりも小さい場合で
ある。この場合には、支持片5、5’を比較的小さく開
くだけで、その支持部凹部8c、8c’の中に容器30
の口30aが入り込み、支持片5、5’が固定される。
従って、支持片5、5’は開いた状態で固持されるた
め、支持具1は、シートの口が開いた状態を安定して維
持することができる。更には、容器30の口30aの内
側が、支持具1の両側端15、15’を内方へと押し込
むため、シート両面は、互いに反対方向外側へと湾曲
し、支持具1の開口をより確実にすることができる。加
えて、支持具1のバッグ保持中央部3は、下方に長く垂
れた部分である中央垂下部3aを前面及び後面に夫々開
いた状態で有しているため、比較的重心が低くなり、そ
の結果バランスが取りやすくなり、容器30の直座した
支持具1は、容易に倒れることがない。しかも、支持具
1が何らかの理由により傾いたとしても、その中央垂下
部3aの外側が容器30の内側で支えられるため、倒れ
ることが防止できる。尚、図5〜図7も含めて、容器3
0内に隠れた支持具1の両突出部9、9’等は、点線で
示している。
バッグの種々の使用の形態を示す。図4は、通常の使用
状態を示している。使用する容器30(破線で示す)
は、その口の直径が支持具1の横幅よりも小さい場合で
ある。この場合には、支持片5、5’を比較的小さく開
くだけで、その支持部凹部8c、8c’の中に容器30
の口30aが入り込み、支持片5、5’が固定される。
従って、支持片5、5’は開いた状態で固持されるた
め、支持具1は、シートの口が開いた状態を安定して維
持することができる。更には、容器30の口30aの内
側が、支持具1の両側端15、15’を内方へと押し込
むため、シート両面は、互いに反対方向外側へと湾曲
し、支持具1の開口をより確実にすることができる。加
えて、支持具1のバッグ保持中央部3は、下方に長く垂
れた部分である中央垂下部3aを前面及び後面に夫々開
いた状態で有しているため、比較的重心が低くなり、そ
の結果バランスが取りやすくなり、容器30の直座した
支持具1は、容易に倒れることがない。しかも、支持具
1が何らかの理由により傾いたとしても、その中央垂下
部3aの外側が容器30の内側で支えられるため、倒れ
ることが防止できる。尚、図5〜図7も含めて、容器3
0内に隠れた支持具1の両突出部9、9’等は、点線で
示している。
【0029】図5は、容器の口が図4の容器よりも更に
広く、支持具1の横幅よりも容器の口の方が広い場合の
支持具1の支持状態を示している。支持片5、5’は図
4よりも更に両側へと折り返されて、支持片凹部8c、
8c’が支持具1の突出部外辺部9b、9b’(この例
では、支持具1両側端15、15’の下方領域)を越え
て外に位置するために、より口の広い容器上に載置する
ことができる。しかも、より後方へと折り返された支持
片5、5’が発生するより強い応力により、支持具1の
両側面部が両側端15、15’を支点として外方向へと
開かれ、その結果、支持具1の口が広く開く(すなわ
ち、2枚の重ねられたシートは互いに反対方向へと遠ざ
かる)こととなる。
広く、支持具1の横幅よりも容器の口の方が広い場合の
支持具1の支持状態を示している。支持片5、5’は図
4よりも更に両側へと折り返されて、支持片凹部8c、
8c’が支持具1の突出部外辺部9b、9b’(この例
では、支持具1両側端15、15’の下方領域)を越え
て外に位置するために、より口の広い容器上に載置する
ことができる。しかも、より後方へと折り返された支持
片5、5’が発生するより強い応力により、支持具1の
両側面部が両側端15、15’を支点として外方向へと
開かれ、その結果、支持具1の口が広く開く(すなわ
ち、2枚の重ねられたシートは互いに反対方向へと遠ざ
かる)こととなる。
【0030】図6は、図4で使用した容器30と同じ容
器を使用したものであり、支持具1の取り付け方も図4
とほぼ同じである。唯一異なる所は、表裏2枚の中央垂
下部3aが外側へと折り曲げられて使用されている点で
ある。ここでは、この中央垂下部3aは、容器30の口
30a上に接触するように折り曲げられているが、容器
30内で折り曲げられるようにしてもよい。容器30の
口30a上に接触するように折り曲げられた場合には、
その中央垂下部3aの応力により、支持具1の倒れが回
避される。一方、容器30内で折り曲げられる場合に
は、中央垂下部3aの先端が容器内の壁と接触すること
で、支持具1の倒れが回避できる。
器を使用したものであり、支持具1の取り付け方も図4
とほぼ同じである。唯一異なる所は、表裏2枚の中央垂
下部3aが外側へと折り曲げられて使用されている点で
ある。ここでは、この中央垂下部3aは、容器30の口
30a上に接触するように折り曲げられているが、容器
30内で折り曲げられるようにしてもよい。容器30の
口30a上に接触するように折り曲げられた場合には、
その中央垂下部3aの応力により、支持具1の倒れが回
避される。一方、容器30内で折り曲げられる場合に
は、中央垂下部3aの先端が容器内の壁と接触すること
で、支持具1の倒れが回避できる。
【0031】次ぎに、図7は、より深い容器30を使用
する場合、あるいはより安定して容器30上に載置する
ために、容器の重心を下げながら、容器30の口30a
上で安定して支持されるようにしたものである。図7か
ら明らかなように、容器上での支持は、支持片5、5’
によってされるのではなく、支持片5、5’を押し開い
たときに現れる傾斜したバッグ保持端部下辺2a、2
a’で行われる。これによって、支持具1の支持点に対
して重心はより下方へと移動するために、より安定して
容器30の口30a上で載置される。しかも、バッグ保
持端部下辺2a、2a’は、中央に向かって下降傾斜し
ているため、中心方向への力のベクトルが生じ、その支
持がより安定する。一方、支持片5、5’は、容器30
内ではなく、拡げられた状態で、容器30の外面と接触
している。従って、既に説明した作用によって、支持具
1の口が開き、その結果、バッグ20の口を開けた状態
に維持できるため、バッグ20上方からお湯を注ぎ易く
することができる。ここで、下方傾斜のバッグ保持端部
下辺2a、2a’は、支持片5、5’の上辺7a、7
a’を斜めに切断することで容易に得ることができる。
また、そのバッグ保持端部下辺2a、2a’には、支持
片凹部8c、8c’と同様に、容器30の口30aと係
合する凹部を設けるようにしてもよい。尚、容器30内
に深く垂れたバッグ中央垂下部3aは、上方へと曲げる
か、あるいはその一部を切り取って使用しても良い。
する場合、あるいはより安定して容器30上に載置する
ために、容器の重心を下げながら、容器30の口30a
上で安定して支持されるようにしたものである。図7か
ら明らかなように、容器上での支持は、支持片5、5’
によってされるのではなく、支持片5、5’を押し開い
たときに現れる傾斜したバッグ保持端部下辺2a、2
a’で行われる。これによって、支持具1の支持点に対
して重心はより下方へと移動するために、より安定して
容器30の口30a上で載置される。しかも、バッグ保
持端部下辺2a、2a’は、中央に向かって下降傾斜し
ているため、中心方向への力のベクトルが生じ、その支
持がより安定する。一方、支持片5、5’は、容器30
内ではなく、拡げられた状態で、容器30の外面と接触
している。従って、既に説明した作用によって、支持具
1の口が開き、その結果、バッグ20の口を開けた状態
に維持できるため、バッグ20上方からお湯を注ぎ易く
することができる。ここで、下方傾斜のバッグ保持端部
下辺2a、2a’は、支持片5、5’の上辺7a、7
a’を斜めに切断することで容易に得ることができる。
また、そのバッグ保持端部下辺2a、2a’には、支持
片凹部8c、8c’と同様に、容器30の口30aと係
合する凹部を設けるようにしてもよい。尚、容器30内
に深く垂れたバッグ中央垂下部3aは、上方へと曲げる
か、あるいはその一部を切り取って使用しても良い。
【0032】尚、図4〜図7にかけて、折目13に沿っ
て、3角形の折込部6、6’を内側に折り込んで使用す
ることで、2つの重ねされたシートをより確実に開かせ
その状態を保持することができる。
て、3角形の折込部6、6’を内側に折り込んで使用す
ることで、2つの重ねされたシートをより確実に開かせ
その状態を保持することができる。
【0033】次ぎに、図8乃至図10を参照して、本発
明の第2の例による嗜好飲料抽出バッグ10を説明す
る。その構造は基本的には同じであるために、同一の機
能を有する各構造部分は第1の例の嗜好飲料抽出バッグ
と同一の符号が付されている。第1の例の嗜好飲料抽出
バッグと大きく異なる点は、支持具側端15、15’の
下方において、図8から見て中央に切り込まれた両側支
持片9c、9c’が新たに設けられ、中央部3が上方に
向けて突出した形状をなし、中央垂下部3aが、「く」
の字状の突起が下方に向かった形状をなしていることで
ある。
明の第2の例による嗜好飲料抽出バッグ10を説明す
る。その構造は基本的には同じであるために、同一の機
能を有する各構造部分は第1の例の嗜好飲料抽出バッグ
と同一の符号が付されている。第1の例の嗜好飲料抽出
バッグと大きく異なる点は、支持具側端15、15’の
下方において、図8から見て中央に切り込まれた両側支
持片9c、9c’が新たに設けられ、中央部3が上方に
向けて突出した形状をなし、中央垂下部3aが、「く」
の字状の突起が下方に向かった形状をなしていることで
ある。
【0034】容器30の口30aへと載置される点は、
第1の例では、図4から明らかなように支持片下辺部8
a、8a’のみであったが、本第2の例では、新たに両
側支持片9c、9c’が加わることで、容器上での安定
性がより向上する。また、第1の例では支持具側端1
5、15’が上部から下部に直線上に垂下していたた
め、容器30の内径が底に向かって小さく狭くなってい
る場合には、容器30の内壁によって支持具側端15、
15’が変形を受け、上方へと嗜好飲料抽出バッグ10
を押し出す力が若干ではあるが作用する。従って、第2
の例では、容器30の内壁と支持具側端15、15’と
が容器内部で干渉し合わないように、内側へと切り込み
を行い、しかもその切り込みの位置を支持片下辺部8
a、8a’とほぼ同一水平面とすることで、切り込みと
して得られた両側支持片9c、9c’を新たな載置片と
しても利用できるようにした。突出部9、9’は、左右
対称に両側支持片9c、9c’から下方に延びて設けら
れる。尚、両側支持片9c、9c’によって安定性がよ
り増したために、図8で示した例では、支持片下辺部8
a、8a’に支持片凹部8c、8c’を設けていない
が、適宜設けるようにしてもよい。
第1の例では、図4から明らかなように支持片下辺部8
a、8a’のみであったが、本第2の例では、新たに両
側支持片9c、9c’が加わることで、容器上での安定
性がより向上する。また、第1の例では支持具側端1
5、15’が上部から下部に直線上に垂下していたた
め、容器30の内径が底に向かって小さく狭くなってい
る場合には、容器30の内壁によって支持具側端15、
15’が変形を受け、上方へと嗜好飲料抽出バッグ10
を押し出す力が若干ではあるが作用する。従って、第2
の例では、容器30の内壁と支持具側端15、15’と
が容器内部で干渉し合わないように、内側へと切り込み
を行い、しかもその切り込みの位置を支持片下辺部8
a、8a’とほぼ同一水平面とすることで、切り込みと
して得られた両側支持片9c、9c’を新たな載置片と
しても利用できるようにした。突出部9、9’は、左右
対称に両側支持片9c、9c’から下方に延びて設けら
れる。尚、両側支持片9c、9c’によって安定性がよ
り増したために、図8で示した例では、支持片下辺部8
a、8a’に支持片凹部8c、8c’を設けていない
が、適宜設けるようにしてもよい。
【0035】支持具中央部3の上方には突出した切り取
り片3bが設けられ、図8において2点破線で示したミ
シン目状の切取線に沿って切り取り片3bを切断するこ
とが可能である。そして、その切り取り片3bを切断し
たと同時に、バッグ20の上部も切り取られて上方が開
口し、お湯を注ぎ入れることが可能となる。そのために
バッグ20にも切り取り片3bに沿ってミシン目等の切
取線が設けられている。
り片3bが設けられ、図8において2点破線で示したミ
シン目状の切取線に沿って切り取り片3bを切断するこ
とが可能である。そして、その切り取り片3bを切断し
たと同時に、バッグ20の上部も切り取られて上方が開
口し、お湯を注ぎ入れることが可能となる。そのために
バッグ20にも切り取り片3bに沿ってミシン目等の切
取線が設けられている。
【0036】図8で示した嗜好飲料抽出バッグ10の平
面図から明らかなように、支持片外垂部7b、7b’
は、互いに中央において離間し、その間の中央垂下部3
aは、図1で示した第1の例による下方に垂れ幕状に延
びた形状ではなく、支持片上辺部7a、7a’から直線
上に延びて形成された「く」の字状の突起形状となって
いる。第1の例による垂れ幕状の中央垂下部3aにあっ
ては、支持具1を開くときに、支持片上辺部7a、7
a’がその垂れ幕状の中央垂下部3aの両辺と接触して
支持片5、5’が外方向へと開くことを妨げる可能性も
残されたが、第2の例による中央垂下部3aの形状によ
って、両側から支持具側端15、15’を押しても、支
持片上辺部7a、7a’と中央垂下部3aの辺が干渉す
ることなく、容易に支持片5、5’を開かせることがで
きる。更には支持片上辺部7a、7a’の途中から設け
られた中央折部11、11’によって、支持具1が、お
湯を注ぎやすい程度まで開いた状態になったときに、中
央部3がそれ以上湾曲することが無くなるため、支持片
5、5’のみを中央部3より外方向へとより開かせるこ
とが可能となる。尚、本例では支持片外垂部7b、7
b’が互いに干渉しないように離間した状態にあるが、
ほぼ隣接した状態にあってもよい。
面図から明らかなように、支持片外垂部7b、7b’
は、互いに中央において離間し、その間の中央垂下部3
aは、図1で示した第1の例による下方に垂れ幕状に延
びた形状ではなく、支持片上辺部7a、7a’から直線
上に延びて形成された「く」の字状の突起形状となって
いる。第1の例による垂れ幕状の中央垂下部3aにあっ
ては、支持具1を開くときに、支持片上辺部7a、7
a’がその垂れ幕状の中央垂下部3aの両辺と接触して
支持片5、5’が外方向へと開くことを妨げる可能性も
残されたが、第2の例による中央垂下部3aの形状によ
って、両側から支持具側端15、15’を押しても、支
持片上辺部7a、7a’と中央垂下部3aの辺が干渉す
ることなく、容易に支持片5、5’を開かせることがで
きる。更には支持片上辺部7a、7a’の途中から設け
られた中央折部11、11’によって、支持具1が、お
湯を注ぎやすい程度まで開いた状態になったときに、中
央部3がそれ以上湾曲することが無くなるため、支持片
5、5’のみを中央部3より外方向へとより開かせるこ
とが可能となる。尚、本例では支持片外垂部7b、7
b’が互いに干渉しないように離間した状態にあるが、
ほぼ隣接した状態にあってもよい。
【0037】図10は、図8及び図9で示した支持具1
の成型後の展開図を表している。支持具1は一枚のシー
ト状の部材からなっており、破線で示した種々の折り目
線6、6’、11、11’、12、13、13’、14
がシート上に与えられる。中央折目14は、一枚のシー
トを2つに重ね合わせるための折目である。端部折目1
2は、2つに折り返されたシートを一端で貼り合わせる
ための折目である。この折目12によって、端部折部4
がシートの他端に重ね合わされる。従って、端部折部4
を糊代として使用し、重ねられたシートの一部に貼着す
ることで、連続した帯状の支持具1が形成される。ここ
で、第1の例と異なるのは端部折部4がより一方へとよ
り拡大して延びていることである。そして、端部折部4
の一部が他方の接合部16に重ね合わされ糊付けされ
る。接合部16は、折込部6、6’を避けるようにして
上方の一部分が切片されており、この結果、第1の例と
比較して、より容易に折込部6、6’を折り込むことが
可能となる。
の成型後の展開図を表している。支持具1は一枚のシー
ト状の部材からなっており、破線で示した種々の折り目
線6、6’、11、11’、12、13、13’、14
がシート上に与えられる。中央折目14は、一枚のシー
トを2つに重ね合わせるための折目である。端部折目1
2は、2つに折り返されたシートを一端で貼り合わせる
ための折目である。この折目12によって、端部折部4
がシートの他端に重ね合わされる。従って、端部折部4
を糊代として使用し、重ねられたシートの一部に貼着す
ることで、連続した帯状の支持具1が形成される。ここ
で、第1の例と異なるのは端部折部4がより一方へとよ
り拡大して延びていることである。そして、端部折部4
の一部が他方の接合部16に重ね合わされ糊付けされ
る。接合部16は、折込部6、6’を避けるようにして
上方の一部分が切片されており、この結果、第1の例と
比較して、より容易に折込部6、6’を折り込むことが
可能となる。
【0038】中央折目11、11’は、図2で示したよ
うに、支持具1の重ねられた2つのシートが容易に開く
ことを助けるために設けられており、第1の例と異なり
支持部上辺部7a、7a’の途中から形成されている理
由は既に説明した通りである。
うに、支持具1の重ねられた2つのシートが容易に開く
ことを助けるために設けられており、第1の例と異なり
支持部上辺部7a、7a’の途中から形成されている理
由は既に説明した通りである。
【0039】第1の例と同様に、支持片5、5’及び突
出部9、9’は、一枚のシートを実線7a、7a’、7
b、7b’、8a、8a’、9a、9a’及び9b、9
b’、9c、9c’で切り取ることによって、形成する
ことが可能である。また、この切り取りは、中央折目1
4でシートを2つに折り畳む前に行ってもよいが、折り
畳んだ後に行うようにしてもよい。シートを折り畳んだ
後で行う場合には、表裏2つのシートに対して一括して
支持片5、5’及び突出部9、9’を形成することがで
きるため、より製造の手間を除くことができる。
出部9、9’は、一枚のシートを実線7a、7a’、7
b、7b’、8a、8a’、9a、9a’及び9b、9
b’、9c、9c’で切り取ることによって、形成する
ことが可能である。また、この切り取りは、中央折目1
4でシートを2つに折り畳む前に行ってもよいが、折り
畳んだ後に行うようにしてもよい。シートを折り畳んだ
後で行う場合には、表裏2つのシートに対して一括して
支持片5、5’及び突出部9、9’を形成することがで
きるため、より製造の手間を除くことができる。
【0040】その他、第1と第2の例の支持具とは、そ
の機能において同様であるため、これ以上の説明を要し
ないで容易に第2の例の支持具及び嗜好飲料抽出バッグ
を理解できるであろう。また、使用状態においても、図
8においては、図4で示したと同様の第1の使用状態の
みを示しているが、第1の例による嗜好飲料抽出バッグ
で説明した容器30の口30aがより広い場合の第2の
使用状態(図5参照)や、逆に容器30の口30aが狭
い場合の第4の使用状態(図7参照)についても同様で
あるため、これ以上の説明を行わない。
の機能において同様であるため、これ以上の説明を要し
ないで容易に第2の例の支持具及び嗜好飲料抽出バッグ
を理解できるであろう。また、使用状態においても、図
8においては、図4で示したと同様の第1の使用状態の
みを示しているが、第1の例による嗜好飲料抽出バッグ
で説明した容器30の口30aがより広い場合の第2の
使用状態(図5参照)や、逆に容器30の口30aが狭
い場合の第4の使用状態(図7参照)についても同様で
あるため、これ以上の説明を行わない。
【図1】本発明の第1の例による簡易型の嗜好飲料抽出
バッグ10の正面図を示す。
バッグ10の正面図を示す。
【図2】図1に示した簡易型の嗜好飲料抽出バッグ10
の全体図を示す。
の全体図を示す。
【図3】図1に示した支持具1の成形前の展開図を示
す。
す。
【図4】図1に示した簡易型の嗜好飲料抽出バッグ10
の第1の使用状態の全体図を示す。
の第1の使用状態の全体図を示す。
【図5】図1に示した簡易型の嗜好飲料抽出バッグ10
の第2の使用状態の全体図を示す。
の第2の使用状態の全体図を示す。
【図6】図1に示した簡易型の嗜好飲料抽出バッグ10
の第3の使用状態の全体図を示す。
の第3の使用状態の全体図を示す。
【図7】図1に示した簡易型の嗜好飲料抽出バッグ10
の第4の使用状態の全体図を示す。
の第4の使用状態の全体図を示す。
【図8】本発明の第2の例による簡易型の嗜好飲料抽出
バッグ10の正面図を示す。
バッグ10の正面図を示す。
【図9】図8に示した第2の例による簡易型の嗜好飲料
抽出バッグ10の第1の使用状態の全体図を示す。
抽出バッグ10の第1の使用状態の全体図を示す。
【図10】図8に示した支持具1の成形後の展開図を示
す。
す。
1...支持具 2、2’...バッグ保持端部 2a、2a’...バッグ保持端部下辺 3...バッグ保持中央部 3a...バッグ中央垂下部 4...端部折部 5、5’...支持片 5a、5a’...支持片延在部 5b、5b’...支持片垂下部 6、6’...折込部 7a、7a’...支持片上辺部 7b、7b’...支持片外垂部 8a、8a’...支持片下辺部 8b、8b’...支持片内垂部 8c、8c’...支持片凹部 9、9’. ..突出部 9a、9a’...突出部内辺部 9b、9b’...突出部外辺部 9c、9c’...両側支持片 10...嗜好飲料抽出バッグ 11、11’...中央折部 12、12’...端部折目 13、13’. ..上部折目 14. ..中央折り目 15、15’...支持具側端 16...接合部 20...バッグ 30...容器 30a...容器の口
Claims (13)
- 【請求項1】 2つに重ねられたシートを開いた状態で
容器の口に保持するための支持片5、5’を有する支持
具1と、前記2つのシートの間に挟固されたバッグ20
を有する簡易型の嗜好飲料抽出バッグ10であって、 前記支持片5、5’は、前記2つのシートの夫々におい
て、支持具両側端15、15’の途中から中央へと互い
に伸びながら先端領域で下方へ垂下するように当該2つ
のシートの一部が切り取られて形成されていることを特
徴とする嗜好飲料抽出バッグ。 - 【請求項2】 前記支持片5、5’は、矩形をなしてい
ることを特徴とする請求項1記載の嗜好飲料抽出バッ
グ。 - 【請求項3】 前記支持片5、5’は、その支持片の下
辺が湾曲していることを特徴とする請求項1記載の嗜好
飲料抽出バッグ。 - 【請求項4】 前記2つのシートは、一枚の横長のシー
トが折り畳まれて当該シートの両端が貼着されて形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の嗜好飲料抽出
バッグ。 - 【請求項5】 前記支持片5、5’の下辺の一部には、
容器の口30aの一部と係合する凹部が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の嗜好飲料抽出バッグ。 - 【請求項6】 前記支持片5、5’は、支持具1の中央
へと延びる延在部5a、5a’と、その延在部から垂れ
た垂下部5b、5b’を有し、前記延在部5a、5a’
と前記垂下部5b、5b’との間には、容器と係合する
凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
嗜好飲料抽出バッグ。 - 【請求項7】 前記支持片5、5’の上方のシートの下
辺2a、2a’が、支持具1の中央に向かって下降傾斜
していることを特徴とする請求項1記載の嗜好飲料抽出
バッグ。 - 【請求項8】 前記支持片5、5’が切り取られた前記
2つのシートは夫々、その中央領域に下方へ垂下した中
央垂下部3aを有していることを特徴とする請求項1記
載の嗜好飲料抽出バッグ。 - 【請求項9】 前記2つに重ねられたシートの夫々は、
当該シートの端部の一部6、6’を内方へと折り曲げる
ための折目13、13’を有していることを特徴とする
請求項1記載の嗜好飲料抽出バッグ。 - 【請求項10】 両端下部において内側に切れ込み容器
の口30aへと載置される支持片9c、9c’を有して
いることを特徴とする請求項1記載の嗜好飲料抽出バッ
グ。 - 【請求項11】 前記支持片5、5’が切り取られた前
記2つのシートは夫々、シートの下辺2a、2a’から
略直線的に延長して形成される中央垂下部3aを有して
いることを特徴とする請求項7記載の嗜好飲料抽出バッ
グ。 - 【請求項12】 前記支持片5、5’の垂下部5b、5
b’は互いに離間していることを特徴とする請求項11
記載の嗜好飲料抽出バッグ。 - 【請求項13】 略長方形の1枚のシートを2つに折り
畳み、その端部で貼着するステップと、 前記2つに折り畳んだシートの両側の途中から中央に向
かって垂下する支持片5をシートを切断して形成するス
テップと、を含んでいることを特徴とする、嗜好飲料抽
出バッグの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11272745A JP2000211670A (ja) | 1998-11-16 | 1999-09-27 | 嗜好飲料抽出バッグ及び嗜好飲料抽出バッグの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-325557 | 1998-11-16 | ||
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JP11272745A JP2000211670A (ja) | 1998-11-16 | 1999-09-27 | 嗜好飲料抽出バッグ及び嗜好飲料抽出バッグの製造方法 |
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Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
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US10246252B2 (en) * | 2012-12-11 | 2019-04-02 | Ohki Co., Ltd. | Drip bag |
JP2020130550A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 大日本印刷株式会社 | ドリッパー |
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-
1999
- 1999-09-27 JP JP11272745A patent/JP2000211670A/ja active Pending
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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