JP3110659B2 - バス型伝送方式におけるバス制御方法 - Google Patents
バス型伝送方式におけるバス制御方法Info
- Publication number
- JP3110659B2 JP3110659B2 JP07221627A JP22162795A JP3110659B2 JP 3110659 B2 JP3110659 B2 JP 3110659B2 JP 07221627 A JP07221627 A JP 07221627A JP 22162795 A JP22162795 A JP 22162795A JP 3110659 B2 JP3110659 B2 JP 3110659B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- station
- bus
- frame
- transmission
- transmitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Computer And Data Communications (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、N対Nの通信局が
バス接続されたシステムでのバス型伝送方式におけるバ
ス制御方法に関する。
バス接続されたシステムでのバス型伝送方式におけるバ
ス制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図4、図5を用いて説明す
る。図4は(a)CSMA/CD方式の送信手順の説明
図であり、図4(b)は同方式においてコンテンション
が発生した場合の説明図である。図5(a)はCSMA
/ACK方式の送信手順の説明図であり、図5(b)は
同方式においてコンテンションが発生した場合の説明図
である。
る。図4は(a)CSMA/CD方式の送信手順の説明
図であり、図4(b)は同方式においてコンテンション
が発生した場合の説明図である。図5(a)はCSMA
/ACK方式の送信手順の説明図であり、図5(b)は
同方式においてコンテンションが発生した場合の説明図
である。
【0003】従来よりあるバス型伝送方式におけるバス
制御方法には、CSMA/CD(Carrier Se
nce Multiple Access/Collo
sion Detect)方式、CSMA/ACK(C
arrier SenceMultiple Acce
ss/Acknowledge)方式などがあり、一般
のコンピュータ間の通信等に広く利用されている。コン
テンション(衝突)とは、ある送信局と受信局との2局
間でバスを介しての通信中に、該通信中ではない他の局
からフレーム(送信するデータを意味する)がバス上に
送出されて、バス上で送信局のフレームと他の局のフレ
ームとが競合して正しく送信できなくなることである。
制御方法には、CSMA/CD(Carrier Se
nce Multiple Access/Collo
sion Detect)方式、CSMA/ACK(C
arrier SenceMultiple Acce
ss/Acknowledge)方式などがあり、一般
のコンピュータ間の通信等に広く利用されている。コン
テンション(衝突)とは、ある送信局と受信局との2局
間でバスを介しての通信中に、該通信中ではない他の局
からフレーム(送信するデータを意味する)がバス上に
送出されて、バス上で送信局のフレームと他の局のフレ
ームとが競合して正しく送信できなくなることである。
【0004】以下に、CSMA/CD方式およびCSM
A/ACK方式について説明する。CSMA/CD方式
は、図4に示すように、送信局が送信中もバス上を監視
して、他の局から送出されたフレームと送信局の送出し
たフレームとがコンテンションを起こしていないかを逐
次検出して、送信局は衝突を検出すると直ちにフレーム
の送信を中止し、乱数によって定められた時間の経過後
に再送信を行う方式である。
A/ACK方式について説明する。CSMA/CD方式
は、図4に示すように、送信局が送信中もバス上を監視
して、他の局から送出されたフレームと送信局の送出し
たフレームとがコンテンションを起こしていないかを逐
次検出して、送信局は衝突を検出すると直ちにフレーム
の送信を中止し、乱数によって定められた時間の経過後
に再送信を行う方式である。
【0005】CSMA/CD方式は、以下のような特徴
がある。第一に送信局は衝突を逐次監視しているので、
衝突を起こした場合のフレームの再送信が素早く行われ
る。第二に、長いフレームの送信中に衝突を起こしても
全てを送信し終えてから再送信するのではなく、送信局
が衝突を検知すると一旦フレームの送出を中断して、再
度フレームを最初から送信するので、長いフレームの送
信においては無駄な送信が少なく有利である。
がある。第一に送信局は衝突を逐次監視しているので、
衝突を起こした場合のフレームの再送信が素早く行われ
る。第二に、長いフレームの送信中に衝突を起こしても
全てを送信し終えてから再送信するのではなく、送信局
が衝突を検知すると一旦フレームの送出を中断して、再
度フレームを最初から送信するので、長いフレームの送
信においては無駄な送信が少なく有利である。
【0006】CSMA/ACK方式は、送信局が衝突検
出を行うことはないが、図5に示すように、受信局がフ
レームを受信を終了すると「ACK」(Acknowl
dge)フレームを返送する方式である。送信局は、こ
の受信局からの「ACK」フレームを受信したことで送
信が成功したと判断する。送信局は、フレームの送信後
に所定時間(ACKタイマ時間)以内に受信局からの
「ACK」フレームの返送がないときは、送信に失敗し
たと判断しフレームの再送信を行う。
出を行うことはないが、図5に示すように、受信局がフ
レームを受信を終了すると「ACK」(Acknowl
dge)フレームを返送する方式である。送信局は、こ
の受信局からの「ACK」フレームを受信したことで送
信が成功したと判断する。送信局は、フレームの送信後
に所定時間(ACKタイマ時間)以内に受信局からの
「ACK」フレームの返送がないときは、送信に失敗し
たと判断しフレームの再送信を行う。
【0007】CSMA/ACK方式は、送受信が正しく
完了した場合には、受信局からACKフレームが送信局
に返信されるので確実な送受信が行えるという特徴があ
る。
完了した場合には、受信局からACKフレームが送信局
に返信されるので確実な送受信が行えるという特徴があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図4、図5に示すようなバス制御方法にあっては以下の
ような問題点があった。
図4、図5に示すようなバス制御方法にあっては以下の
ような問題点があった。
【0009】まず、CSMA/CD方式にあっては、受
信局からのフレームの受信が完了したという受信確認が
ないので、受信の確実性に欠けるという問題点があっ
た。
信局からのフレームの受信が完了したという受信確認が
ないので、受信の確実性に欠けるという問題点があっ
た。
【0010】また、CSMA/ACK方式にあっては、
フレームの全てを送信し終えてから一定時間(ACKタ
イマ時間)経過する迄に「ACK」フレームが返送され
ないときに初めて送信局は送信に失敗したことに気がつ
くので、長いフレームの送信を行う場合に、コンテンシ
ョンが発生すると無駄な送信が多くなり実行伝送速度が
低下するという問題がある。
フレームの全てを送信し終えてから一定時間(ACKタ
イマ時間)経過する迄に「ACK」フレームが返送され
ないときに初めて送信局は送信に失敗したことに気がつ
くので、長いフレームの送信を行う場合に、コンテンシ
ョンが発生すると無駄な送信が多くなり実行伝送速度が
低下するという問題がある。
【0011】本発明は上記の問題点を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、コンテン
ションの発生確率が低く、コンテンションが発生した場
合の実効伝送速度の低下を防ぐことのでき、受信に対す
る信頼性の高いバス型伝送方式におけるバス制御方法を
提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、コンテン
ションの発生確率が低く、コンテンションが発生した場
合の実効伝送速度の低下を防ぐことのでき、受信に対す
る信頼性の高いバス型伝送方式におけるバス制御方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、送信局
にも受信局にも成り得る複数の通常局がバス接続された
システムでのバス型伝送方式におけるバス制御方法であ
って、前記通常局の1局が送信開始通知フレームをバス
に送出して受信局を指定するとともに自分自身は送信局
となり、残りの通常局はフレームの送出が禁止されてモ
ニタ局となり、送信局と受信局とのみがバスを占有して
フレームの送受信を行い、送信局が送信終了通知フレー
ムをバスに送出すると、全ての局がフレームの送信可能
な通常局に戻るバス型伝送方式におけるバス制御方法に
おいて、前記送信局の送信開始通知フレームは、先頭の
制御コードと、送信局アドレスコードと、受信局アドレ
スコードとを含むものとし、前記送信局は、送信開始通
知フレームをバスに送出する際において、前記制御コー
ドを送出した期間のみバス上のコンテンションの発生を
検出することを特徴とするものである。
決するために、請求項1記載の発明にあっては、送信局
にも受信局にも成り得る複数の通常局がバス接続された
システムでのバス型伝送方式におけるバス制御方法であ
って、前記通常局の1局が送信開始通知フレームをバス
に送出して受信局を指定するとともに自分自身は送信局
となり、残りの通常局はフレームの送出が禁止されてモ
ニタ局となり、送信局と受信局とのみがバスを占有して
フレームの送受信を行い、送信局が送信終了通知フレー
ムをバスに送出すると、全ての局がフレームの送信可能
な通常局に戻るバス型伝送方式におけるバス制御方法に
おいて、前記送信局の送信開始通知フレームは、先頭の
制御コードと、送信局アドレスコードと、受信局アドレ
スコードとを含むものとし、前記送信局は、送信開始通
知フレームをバスに送出する際において、前記制御コー
ドを送出した期間のみバス上のコンテンションの発生を
検出することを特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の発明にあっては、前記送信
局と受信局とのバスを占有してのフレームの送受信にお
いて、送信局の送信したフレームに対して、受信局が受
信確認のフレームを返信することを特徴とするものであ
る。
局と受信局とのバスを占有してのフレームの送受信にお
いて、送信局の送信したフレームに対して、受信局が受
信確認のフレームを返信することを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図3
を用いて説明する。図1は送信局と受信局との2局間の
送信手順のフローチャートである。図2は送信局と受信
局との2局間の送信手順の説明図であり、図2(b)は
コンテンションが発生した場合の再送出の送信手順の説
明図である。。図3(a)は「ENQ」、図3(b)は
「ACK0」フレーム、「ACK1」フレーム、図3
(c)は「Message」フレーム、図3(d)は
「EOT」フレームのフォーマットの説明図である。
を用いて説明する。図1は送信局と受信局との2局間の
送信手順のフローチャートである。図2は送信局と受信
局との2局間の送信手順の説明図であり、図2(b)は
コンテンションが発生した場合の再送出の送信手順の説
明図である。。図3(a)は「ENQ」、図3(b)は
「ACK0」フレーム、「ACK1」フレーム、図3
(c)は「Message」フレーム、図3(d)は
「EOT」フレームのフォーマットの説明図である。
【0015】以下に、図1、図2に基づいて、送信手順
を説明する。まず、フレームの受信も送信も行われてい
ない通常局NXが複数台バス接続されているシステムに
おいて、ある通常局NXがデータを送信を要する場合、
該通常局NXが送信局TXとなる。通常局NXとは、デ
ータを送信する送信局TXとも、データを受信する受信
局RXともなりうる中立の局の状態であり、バス上に送
信開始通知フレームに相当する「ENQ」フレームを送
出した通常局NXが送信局TXとなる(ステップS10
0、S101)。
を説明する。まず、フレームの受信も送信も行われてい
ない通常局NXが複数台バス接続されているシステムに
おいて、ある通常局NXがデータを送信を要する場合、
該通常局NXが送信局TXとなる。通常局NXとは、デ
ータを送信する送信局TXとも、データを受信する受信
局RXともなりうる中立の局の状態であり、バス上に送
信開始通知フレームに相当する「ENQ」フレームを送
出した通常局NXが送信局TXとなる(ステップS10
0、S101)。
【0016】バス上に送出された「ENQ」フレーム
は、送信局TX以外の他の全て通常局NXに受信され
る。図3(a)に示すように、「ENQ」フレームには
送信局アドレス「SA(Sender Addres
s)」、受信局アドレス「DA(Destinatio
n Address)」、後に送信する「Messag
e」フレームの「DATA」部の長さ「BC(Byte
Counter)」、「ENQ」フレームのチェック
サム「CS(Check Sum)」が含まれている。
また、「ENQ」フレームは制御コードであるフレーム
開始コード「STX(Start of Tex
t)」、フレーム終了コード「ETX(End ofT
ext)」で挟まれている。なお、「SA」、「D
A」、「BC」、「CS」は、誤って制御コード「ST
X」、「ETX」と検知されないようにASCIIコー
ドで記述されている。各通常局NXは「ENQ」フレー
ムの「STX」を受信したときに、一旦フレームの送出
を行わないようになる。
は、送信局TX以外の他の全て通常局NXに受信され
る。図3(a)に示すように、「ENQ」フレームには
送信局アドレス「SA(Sender Addres
s)」、受信局アドレス「DA(Destinatio
n Address)」、後に送信する「Messag
e」フレームの「DATA」部の長さ「BC(Byte
Counter)」、「ENQ」フレームのチェック
サム「CS(Check Sum)」が含まれている。
また、「ENQ」フレームは制御コードであるフレーム
開始コード「STX(Start of Tex
t)」、フレーム終了コード「ETX(End ofT
ext)」で挟まれている。なお、「SA」、「D
A」、「BC」、「CS」は、誤って制御コード「ST
X」、「ETX」と検知されないようにASCIIコー
ドで記述されている。各通常局NXは「ENQ」フレー
ムの「STX」を受信したときに、一旦フレームの送出
を行わないようになる。
【0017】次に、「ENQ」フレームを受信した各通
常局NXは(ステップS102)、「ENQ」フレーム
中の受信局アドレス「DA」を読み取って自局アドレス
と比較して(ステップS103)、該アドレスと自局ア
ドレスとが同一ならば、即ち受信局として自局が指定さ
れているならば、受信局モードに移行して受信局RXと
なる(ステップS104)。受信局RXは、バスにフレ
ームを送出することができる。また、「ENQ」フレー
ム中の受信局アドレス「DA」と自局アドレスとが異な
るならば、即ち受信局として自局が指定されていなけれ
ば、モニタ局モードに移行してモニタ局MXとなる(ス
テップS105)。モニタ局MXは、以降はバス上にフ
レームを送出することなく、バス上に送出されているフ
レームをモニタするのみとなる。モニタとは受信のみを
行う動作をいう。
常局NXは(ステップS102)、「ENQ」フレーム
中の受信局アドレス「DA」を読み取って自局アドレス
と比較して(ステップS103)、該アドレスと自局ア
ドレスとが同一ならば、即ち受信局として自局が指定さ
れているならば、受信局モードに移行して受信局RXと
なる(ステップS104)。受信局RXは、バスにフレ
ームを送出することができる。また、「ENQ」フレー
ム中の受信局アドレス「DA」と自局アドレスとが異な
るならば、即ち受信局として自局が指定されていなけれ
ば、モニタ局モードに移行してモニタ局MXとなる(ス
テップS105)。モニタ局MXは、以降はバス上にフ
レームを送出することなく、バス上に送出されているフ
レームをモニタするのみとなる。モニタとは受信のみを
行う動作をいう。
【0018】受信局RXは「ENQ」フレームに対し
て、正しく受信できたことを知らせるために受信確認と
して「ACK0」フレームを送信局TXを宛先としてバ
ス上に送出する(ステップS106)。図3(b)に示
すように、「ACK0」フレームは、「SA」、「D
A」、「ACK0」フレームであるか「ACK1」フレ
ームであるかを表す「MOD(MODe)」、「CS」
が含まれており、フレーム開始コード「STX」、フレ
ーム終了コード「ETX」で挟まれている。
て、正しく受信できたことを知らせるために受信確認と
して「ACK0」フレームを送信局TXを宛先としてバ
ス上に送出する(ステップS106)。図3(b)に示
すように、「ACK0」フレームは、「SA」、「D
A」、「ACK0」フレームであるか「ACK1」フレ
ームであるかを表す「MOD(MODe)」、「CS」
が含まれており、フレーム開始コード「STX」、フレ
ーム終了コード「ETX」で挟まれている。
【0019】送信局TXは「ACK0」フレームを受信
して(ステップS107)、「ENQ」フレームが正し
く受信されたことを確認した後に、受信局RXに宛てて
「Message」フレームをバス上に送出する(ステ
ップS108)。図3(c)に示すように、「Mess
age」フレームは、「SA」、「DA」、「DAT
A」、「CS」が含まれており、フレーム開始コード
「STX」、フレーム終了コード「ETX」で挟まれて
いる。
して(ステップS107)、「ENQ」フレームが正し
く受信されたことを確認した後に、受信局RXに宛てて
「Message」フレームをバス上に送出する(ステ
ップS108)。図3(c)に示すように、「Mess
age」フレームは、「SA」、「DA」、「DAT
A」、「CS」が含まれており、フレーム開始コード
「STX」、フレーム終了コード「ETX」で挟まれて
いる。
【0020】受信局RXは「Message」フレーム
を受信して(ステップS109)、受信確認として「A
CK1」フレームを送信局TX宛てとしてバス上に送出
する(ステップS110)。「ACK1」フレームは、
「SA」、「DA」、「MOD」、「CS」が含まれて
おり、フレーム開始コード「STX」、フレーム終了コ
ード「ETX」で挟まれている。
を受信して(ステップS109)、受信確認として「A
CK1」フレームを送信局TX宛てとしてバス上に送出
する(ステップS110)。「ACK1」フレームは、
「SA」、「DA」、「MOD」、「CS」が含まれて
おり、フレーム開始コード「STX」、フレーム終了コ
ード「ETX」で挟まれている。
【0021】送信局TXは「ACK1」フレームを受信
して(ステップS111)、「Message」フレー
ムが正しく受信されたことを確認後、バスを解放するた
めに送信終了通知フレームに相当する「EOT(End
Of Transmission)」フレームを送信
局RX宛てにバス上に送出し(ステップS112)、通
常局NXとなる(ステップS113)。図3(d)に示
すように、「EOT」フレームは、「SA」、「D
A」、データ長を一定にするために無駄データを詰めて
おく「PAD(PADding)」、「CS」が含まれ
ており、フレーム開始コード「STX」、フレーム終了
コード「ETX」で挟まれている。
して(ステップS111)、「Message」フレー
ムが正しく受信されたことを確認後、バスを解放するた
めに送信終了通知フレームに相当する「EOT(End
Of Transmission)」フレームを送信
局RX宛てにバス上に送出し(ステップS112)、通
常局NXとなる(ステップS113)。図3(d)に示
すように、「EOT」フレームは、「SA」、「D
A」、データ長を一定にするために無駄データを詰めて
おく「PAD(PADding)」、「CS」が含まれ
ており、フレーム開始コード「STX」、フレーム終了
コード「ETX」で挟まれている。
【0022】モニタ局MXまたは受信局RXは、バス上
をモニタして「EOT」フレームを受信すると(ステッ
プS114)、モニタモードまたは受信モードを終了し
て通常局NXとなる(ステップS115)。そして、全
ての局が通常局NXとなって、各通常局NXは所定時間
を計測し、所定時間経過後に再び各通常局NXはデータ
の伝送が可能となる。
をモニタして「EOT」フレームを受信すると(ステッ
プS114)、モニタモードまたは受信モードを終了し
て通常局NXとなる(ステップS115)。そして、全
ての局が通常局NXとなって、各通常局NXは所定時間
を計測し、所定時間経過後に再び各通常局NXはデータ
の伝送が可能となる。
【0023】以上の手順によってフレームの送受信が行
われ、この送信手順によりフレームの送受信中は送信局
TXと受信局RXとの2局がバスを占有し、他のモニタ
局MXは通信を開始することはできず、よって各通常局
NXが「ENQ」フレームの「STX」を受信した以降
は、コンテンションの発生はない。
われ、この送信手順によりフレームの送受信中は送信局
TXと受信局RXとの2局がバスを占有し、他のモニタ
局MXは通信を開始することはできず、よって各通常局
NXが「ENQ」フレームの「STX」を受信した以降
は、コンテンションの発生はない。
【0024】従って、送信局TXは、[ENQ」フレー
ムの「STX」を送出したときのみバス上でのコンテン
ションの発生を検出しておれば足り、それ以降はバスを
監視する必要はない。
ムの「STX」を送出したときのみバス上でのコンテン
ションの発生を検出しておれば足り、それ以降はバスを
監視する必要はない。
【0025】一方、もし、2つ以上の通常局NXが「E
NQ」フレームの「STX」をバス上に送出してコンテ
ンションが発生した場合には、コンテンションの発生を
検出した通常局NXは、自局アドレスの番号と単位イン
ターバルとを掛けた時間の経過後、「ENQ」フレーム
を再送する。この単位インターバルを「STX」フレー
ムの伝送時間以上の値にしておけば、自局アドレスの番
号より小さいアドレス番号の局のフレームの送出が優先
されることになるが、再送時に前述と同じコンテンショ
ンは発生しない。
NQ」フレームの「STX」をバス上に送出してコンテ
ンションが発生した場合には、コンテンションの発生を
検出した通常局NXは、自局アドレスの番号と単位イン
ターバルとを掛けた時間の経過後、「ENQ」フレーム
を再送する。この単位インターバルを「STX」フレー
ムの伝送時間以上の値にしておけば、自局アドレスの番
号より小さいアドレス番号の局のフレームの送出が優先
されることになるが、再送時に前述と同じコンテンショ
ンは発生しない。
【0026】以上のように、送信手順中における送信局
からのフレーム即ち「ENQ」フレーム、「Messa
ge」フレームに対して、受信局は受信確認応答「AC
K0」フレーム、「ACK1」フレームを送出するた
め、受信に対する信頼性が高い。
からのフレーム即ち「ENQ」フレーム、「Messa
ge」フレームに対して、受信局は受信確認応答「AC
K0」フレーム、「ACK1」フレームを送出するた
め、受信に対する信頼性が高い。
【0027】また、コンテンションが発生する可能性が
あるのは、「ENQ」フレームの「STX」の送出中の
みであるから、コンテンションの発生する確率自体が非
常に小さくなるばかりでなく、万が一コンテンションが
発生した場合でも、再度同じ通常局NXからのフレーム
によるコンテンションは発生しない。
あるのは、「ENQ」フレームの「STX」の送出中の
みであるから、コンテンションの発生する確率自体が非
常に小さくなるばかりでなく、万が一コンテンションが
発生した場合でも、再度同じ通常局NXからのフレーム
によるコンテンションは発生しない。
【0028】また、「Message」フレーム、「E
OT」フレームをバス上に送出する前の時点、即ち「E
NQ」フレームの「STX」を送出するときにのみコン
テンションが発生しうるので、送信局TXと受信局RX
との間でフレームの送受信が進んで「Message」
フレーム等を送出したときにコンテンションが発生して
それまでの送出したフレームが無駄になって再度全てを
送出するということがなく、実効伝送速度の低下は少な
い。
OT」フレームをバス上に送出する前の時点、即ち「E
NQ」フレームの「STX」を送出するときにのみコン
テンションが発生しうるので、送信局TXと受信局RX
との間でフレームの送受信が進んで「Message」
フレーム等を送出したときにコンテンションが発生して
それまでの送出したフレームが無駄になって再度全てを
送出するということがなく、実効伝送速度の低下は少な
い。
【0029】
【発明の効果】本発明のバス型伝送方式におけるバス制
御方法によれば、請求項1記載の発明にあっては、通常
局の1局が送信開始通知フレームをバスに送出して受信
局を指定するとともに自分自身は送信局となり、残りの
通常局はフレームの送出が禁止されてモニタ局となり、
送信局と受信局とのみがバスを占有してフレームの送受
信を行い、送信局が送信終了通知フレームをバスに送出
すると、全ての局がフレームの送信可能な通常局に戻る
ので、コンテンションの発生確率が低く、コンテンショ
ンが発生した場合の実効伝送速度の低下を防ぐことので
きるバス型伝送方式におけるバス制御方法を提供するこ
とができるという効果を奏する。また、前記送信局の送
信開始通知フレームは、先頭の制御コードと、送信局ア
ドレスコードと、受信局アドレスコードとを含むものと
し、前記送信局は、送信開始通知フレームをバスに送出
する際において、前記制御コードを送出した期間のみバ
ス上のコンテンションの発生を検出するので、各通常局
が送信開始通知フレームの制御コードを受信した以降
は、コンテンションの発生はないという、コンテンショ
ン発生確率自体を非常に小さくしたバス型伝送方式にお
けるバス制御方法を提供することができるという効果を
奏する。
御方法によれば、請求項1記載の発明にあっては、通常
局の1局が送信開始通知フレームをバスに送出して受信
局を指定するとともに自分自身は送信局となり、残りの
通常局はフレームの送出が禁止されてモニタ局となり、
送信局と受信局とのみがバスを占有してフレームの送受
信を行い、送信局が送信終了通知フレームをバスに送出
すると、全ての局がフレームの送信可能な通常局に戻る
ので、コンテンションの発生確率が低く、コンテンショ
ンが発生した場合の実効伝送速度の低下を防ぐことので
きるバス型伝送方式におけるバス制御方法を提供するこ
とができるという効果を奏する。また、前記送信局の送
信開始通知フレームは、先頭の制御コードと、送信局ア
ドレスコードと、受信局アドレスコードとを含むものと
し、前記送信局は、送信開始通知フレームをバスに送出
する際において、前記制御コードを送出した期間のみバ
ス上のコンテンションの発生を検出するので、各通常局
が送信開始通知フレームの制御コードを受信した以降
は、コンテンションの発生はないという、コンテンショ
ン発生確率自体を非常に小さくしたバス型伝送方式にお
けるバス制御方法を提供することができるという効果を
奏する。
【0030】請求項2記載の発明にあっては、送信局と
受信局とのバスを占有してのフレームの送受信におい
て、送信局の送信したフレームに対して、受信局が受信
確認のフレームを返信するので、受信に対する信頼性の
高いバス型伝送方式におけるバス制御方法を提供するこ
とができるという効果を奏する。
受信局とのバスを占有してのフレームの送受信におい
て、送信局の送信したフレームに対して、受信局が受信
確認のフレームを返信するので、受信に対する信頼性の
高いバス型伝送方式におけるバス制御方法を提供するこ
とができるという効果を奏する。
【図1】本発明における送信局と受信局との2局間の送
信手順のフローチャートである。
信手順のフローチャートである。
【図2】送信局と受信局との2局間の送信手順の説明図
である。
である。
【図3】フレームのフォーマットの説明図である。
【図4】従来のCSMA/CD方式の送信手順の説明図
である。
である。
【図5】従来のCSMA/ACK方式の送信手順の説明
図である。
図である。
TX 送信局 RX 受信局 MX モニタ局
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28
Claims (2)
- 【請求項1】 送信局にも受信局にも成り得る複数の
通常局がバス接続されたシステムでのバス型伝送方式に
おけるバス制御方法であって、前記 通常局の1局が送信開始通知フレームをバスに送出
して受信局を指定するとともに自分自身は送信局とな
り、残りの通常局はフレームの送出が禁止されてモニタ
局となり、送信局と受信局とのみがバスを占有してフレ
ームの送受信を行い、送信局が送信終了通知フレームを
バスに送出すると、全ての局がフレームの送信可能な通
常局に戻るバス型伝送方式におけるバス制御方法におい
て、 前記送信局の送信開始通知フレームは、先頭の制御コー
ドと、送信局アドレスコードと、受信局アドレスコード
とを含むものとし、前記送信局は、送信開始通知フレー
ムをバスに送出する際において、前記制御コードを送出
した期間のみバス上のコンテンションの発生を検出する
ことを特徴とするバス型伝送方式におけるバス制御方
法。 - 【請求項2】 前記送信局と受信局とのバスを占有し
てのフレームの送受信において、送信局の送信したフレ
ームに対して、受信局が受信確認のフレームを返信する
ことを特徴とする請求項1記載のバス型伝送方式におけ
るバス制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07221627A JP3110659B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | バス型伝送方式におけるバス制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07221627A JP3110659B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | バス型伝送方式におけるバス制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0964898A JPH0964898A (ja) | 1997-03-07 |
JP3110659B2 true JP3110659B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=16769735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07221627A Expired - Fee Related JP3110659B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | バス型伝送方式におけるバス制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3110659B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP07221627A patent/JP3110659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0964898A (ja) | 1997-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU644800B2 (en) | Data communication method and system | |
US5163055A (en) | Communications system using a fault tolerant protocol | |
JP2723212B2 (ja) | 通信アクセス制御方法および通信制御装置 | |
US5572546A (en) | Data communications system with multilink protocol | |
EP0597640A1 (en) | Wireless local area network system | |
KR100670997B1 (ko) | 무선 통신 시스템의 리셋 과정을 제어하는 방법 및 장치 | |
JP3001435B2 (ja) | 確認形情報転送におけるデータ再送方法 | |
JP3968097B2 (ja) | 通信システムにおけるステータス報告欠落検出 | |
JPH04352533A (ja) | スロット・アロハ方式の衛星通信システムにおけるパケット再送方式 | |
JP2000115051A (ja) | 無線マルチキャストデータ転送方法及び該方法を用いた無線通信システム | |
JP3110659B2 (ja) | バス型伝送方式におけるバス制御方法 | |
JP2746220B2 (ja) | 無線通信システム | |
JPH11252134A (ja) | 同報通信システム | |
JP3217397B2 (ja) | 通信制御装置のデータ送信方法 | |
JPH06197100A (ja) | 通信システム | |
JP3280852B2 (ja) | ポーリング通信方法 | |
JP3769896B2 (ja) | データ伝送システム | |
JP2518468B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JPS63267039A (ja) | ネツトワ−クシステム | |
JPH0354909B2 (ja) | ||
JPH0622000A (ja) | メッセージ紛失防止機能を有するメッセージ通信システム | |
JPH0548578A (ja) | 無線データ伝送方法 | |
JP3077289B2 (ja) | バス衝突防止回路 | |
JP2000322638A (ja) | 自動販売機制御装置 | |
JP2602587B2 (ja) | Sdlc通信システムにおける2次局初期設定方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000829 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |