JP3110108B2 - 食器加熱処理庫 - Google Patents

食器加熱処理庫

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JP3110108B2
JP3110108B2 JP03283326A JP28332691A JP3110108B2 JP 3110108 B2 JP3110108 B2 JP 3110108B2 JP 03283326 A JP03283326 A JP 03283326A JP 28332691 A JP28332691 A JP 28332691A JP 3110108 B2 JP3110108 B2 JP 3110108B2
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義春 四十物
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株式会社明城製作所
株式会社デイ産業デザイン研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば厨房等において、
食器を加熱乾燥、加熱消毒、加熱保管等するために用い
食器加熱処理庫に関する。
【0002】
【従来の技術】食器は、各種食堂、レストラン、喫茶店
における業務厨房、学校、病院等における給食厨房等に
おいて使用されるとき、一般には、使用に先立って洗浄
され、乾燥され、或いはさらに引続き加熱消毒して用い
られる。場合によっては、予め温めた状態で用いられ
る。
【0003】従来、このような食器処理を行う食器加熱
処理庫は、庫内を加熱する加熱手段、何度に加熱するか
という一定の加熱温度を設定する手段、何時間加熱する
かという一定の加熱時間を設定する手段、設定された加
熱温度に向け庫内を温度を立ち上げ、前記設定時間が経
過するまでその温度を維持するように前記加熱手段を制
御する制御部を有する単純な構成のものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用さ
れる食器は種々の材質のものがあるので、加熱しすぎて
食器の変質、変形等の異常が発生しないように、また、
安全を図るあまり加熱温度が低すぎて処理に必要以上の
長時間を要したり、加熱が不十分になることがないよう
に、食器材質に応じた適切な加熱温度及び時間をマニュ
アル設定しなければならない。
【0005】これら設定値の選択は、操作者が、食器の
耐熱性、熱容量、前記制御部における制御の不安定さ、
例えばいわゆる設定温度に対するオーバシュート等を考
慮しつつ、その経験と熟練に頼って行っているのが実情
である。例えば、合成樹脂食器を加熱消毒する場合、通
常、80℃、100分が設定値としてよく知られている
が、温調時のオーバシュートが大きいと食器の変形等、
いたみがみられるので、操作者が、温度設定を少し低め
にして終了させる、或いは、最初低めで、その後設定温
度に調節する、という具合に不便な作業を行っている。
【0006】また、陶器類食器の加熱消毒は、通常、1
00℃、30分と言われているが、この食器は熱容量が
大きく、庫内温度と食器温度がうまく一致しにくいの
で、消毒不良が発生しないように工夫して温度及び時間
設定を行っている。金属食器では、90℃、90分のパ
ターンがよく知られているが、食器の温度上昇性が良い
ため、これを考慮して、温度−時間設定を行っている。
【0007】
【0008】そこで本発明は、操作者の深い経験や熟練
を要することなく、加熱されるべき食器の材質に応じた
適切な時間−温度関係を容易に選択して該食器の加熱処
理を行える食器加熱処理庫を提供することを目的とする
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従
い、庫内を加熱する加熱手段と、前記庫内に収容される
物品の材質に応じた加熱モードを選択するための加熱モ
ード選択手段と、前記モード選択手段にて選択されたモ
ードに応じて予め定めた時間−温度関係で前記庫内温度
を制御するように前記加熱手段を制御する制御部とを
えた食器加熱処理庫を提供するものである。
【0010】前記加熱手段は加熱ヒータを含むが、さら
に、必要に応じ、庫内空気を攪拌する手段を含んでいて
もよい。また、食器はその材質からして、略、合成樹脂
食器、アルミ等からなる金属食器、磁器、陶器、ガラス
等からなる食器、合成樹脂、金属等が混じった混合材食
器に大別できることから、前記加熱モード選択手段を、
合成樹脂食器に対応する樹脂モード、金属食器に対応す
る金属モード、磁器、陶器、ガラス等食器に対応する陶
器モード、及び混合材食器に対応する混合モードのいず
れかを選択できるように構成する
【0011】樹脂モードにおける庫内温度上昇について
の時間−温度関係としては、例えば設定温度より低い目
の第1温度への立ち上げ、第1温度の所定時間維持、第
1温度から設定温度である第2温度への立ち上げ、第2
温度の所定時間維持、第2温度からより若干高い消毒の
ための第3温度への立ち上げ、第3温度の所定時間維持
というパターンを示す関係を挙げることができる。 金属
モードにおける庫内温度上昇についての時間−温度関係
としては、例えば設定温度である第1温度への立ち上
げ、第1温度の所定時間維持、第1温度からより若干高
い消毒のための第2温度への立ち上げ、第2温度の所定
時間維持というパターンを示す関係を挙げることができ
る。 陶器モードにおける庫内温度上昇についての時間−
温度関係としては、例えば設定温度よりも低い第1温度
への立ち上げ、第1温度の所定時間維持、第1温度から
より高く設定温度よりも低い第2温度への立ち上げ、第
2温度の所定時間維持、第2温度から設定温度である第
3温度への立ち上げ、第3温度の所定時間維持というパ
ターンを示す関係を挙げることができる。 混合モードに
おける庫内温度上昇についての時間−温度関係として
は、例えば最低耐熱温度材料にあわせた設定温度より低
い目の第1温度への立ち上げ、第1温度の所定時間維
持、第1温度から設定温度である第2温度への立ち上
げ、第2温度の所定時間維持、第2温度からより若干高
い消毒のための第3温度への立ち上げ、第3温度の所定
時間維持というパターンを示す関係を挙げることができ
る。以上の食器加熱処理庫には、必要に応じ、時間−温
度関係をマニュアル設定するための時間設定手段及び温
度設定手段を含むマニュアル設定手段を設けておいても
よい。
【0012】
【作用】本発明食器加熱処理庫によると、当初、庫内に
収容される食器の材質に応じた加熱モードを、加熱モー
ド選択手段により複数の加熱モードの中から選択する。
加熱手段の制御部はこの選択されたモードに応じ、予め
定められた時間−温度関係で庫内温度を制御するように
該加熱手段動作を制御する。
【0013】さらに言えば、前記モードの選択にあた
り、モード選択手段にて、合成樹脂食器については樹脂
モードを、金属食器については金属モードを、陶器等に
ついては陶器モードを、混合材食器については混合モー
ドを選択する。
【0014】マニュアル設定手段が備わっているとき
は、必要に応じ、前記モード選択手段によることなく、
物品材質等に応じ、時間−温度関係をマニュアル設定で
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は一実施例である食器加熱処理庫の正面図、
図2はその断面図、図3は操作盤のスイングダウ機構を
示す斜視図、図4は右側の蓋を開いた状態の操作盤の拡
大正面図、図5は加熱ヒータ及び空気攪拌用ファンの制
御回路のブロック図である。
【0016】この加熱処理庫は、図1、図2に示すよう
に、処理庫本体1、これに連結した左右扉2を備え、さ
らに、本体1に設けた加熱電気ヒータ3、空気攪拌用フ
ァン4、操作盤5を備えている。本体1は四角形箱形に
形成してあり、その正面(前面)に食器出入開口11を
有し、左右の扉2はこの開口を開閉できるように、本体
1にヒンジ連結してある。
【0017】本体1は食器を収容する空間12を有し、
該空間には、ロッドを水平、横方向に数本平行に並べた
食器載置棚14が数段に設けてある。この棚14には、
例えば通気性十分なかご8に並べ入れた食器9が載置さ
れる。本体空間12は左右側壁15、天井壁16及び背
壁17により仕切られており、各側壁15の外側には空
気ダクト18が立ち上がり、このダクトは天井壁16上
方の空間19に連通している。
【0018】各側壁15には空気吹き出し口151が多
数設けてあり、天井壁16には空気吸い込み口161が
多数設けてある。これらダクト18、天井壁上方の空間
19及び背壁17の外側には断熱層10が形成してあ
る。なお、扉2にも断熱層を形成してある。天井壁16
の上方空間19には、空気吸い込み口161に臨ませて
前記空気攪拌用のファン4が設置してあり、該吸い込み
口の両外側には電気ヒータ3が設置してある。ファン4
はモータ41にて駆動される。
【0019】従って、ファン4をモータ41にて回すこ
とにより、食器収容空間12内空気を天井壁上方空間1
9へ吸い込む一方、天井壁上方空間19にてヒータ3に
より加熱した空気をダクト18へ送り、該ダクト壁15
の空気吹き出し口151から空間12へ吹き出させ、か
くして空気を攪拌しつつ、空間12内の食器9を加熱で
きる。
【0020】なお、左右のダクト18には温度検出用の
サーミスタ61〜64を設置してある。これらサーミス
タは、ダクト18の上部と下部に分けて配置され、庫内
温度をそれぞれ異なる位置で検出する。処理庫本体1に
は、さらに、排気ダクト70を設けてある。このダクト
70はファン4より前面側において、天井壁上方空間1
9から上方へ延びており、ダンパ7にて開閉される。ダ
ンパ7はリンク機構71を介してソレノイド72のオン
にて開かれ、オフにて閉じられる。
【0021】操作盤5は食器加熱条件を設定して運転操
作を行うためのもので、処理庫本体1の前面上部、扉2
より上位置に設けてある。この操作盤5は、図3、図4
に示すように、前面操作部51とその背後の裏部52を
含んでいる。この操作盤5は、左右側面の下端部に、横
方向突起部53を有し、この突起部を介して次に述べる
2位置をとれるように本体1に回動可能に連結してあ
る。
【0022】すなわち、前面操作部51を処理庫前面側
から目視、操作可能に露出させるとともに裏部52を本
体1内に埋没させた、デザイン上、保安上良好な位置
と、図3に示すように、点検、修理等を容易に行えるよ
うに、裏部52を処理庫前面側から取り扱えるように手
前へ引出し回動(スイングダウン)させた位置である。
普段は、裏部52が本体1に埋没する位置におかれ、前
面操作部51左右端部のネジ54にて本体1にネジ止め
される。
【0023】操作盤5の前面操作部51は、図4に示す
ように、樹脂モード選択スイッチSW1、金属モード選
択スイッチSW2、陶器モード選択スイッチSW3、混
合材モード選択スイッチSW4、3桁の7セグメント表
示部DS、表示部が時間を表示することを示す発光ダイ
オードLED1、表示部が温度を表示することを示す発
光ダイオードLED2、時間、温度の表示切り替えを行
うスイッチSW5、運転スタート又は停止を切り替える
スイッチSW6を備えている。各モード選択スイッチに
は、現在選択されている加熱モードを表示する発光ダイ
オードLED、LED、LED、LEDが付設
されている。
【0024】操作部51の右側には開閉扉511が設け
てあり、その内側にマニュアル設定部510がある。こ
の設定部には、時間設定、温度設定の切り替えスライド
スイッチSW7、時間設定を数段階で行うための回動ス
イッチSW8、温度設定を数段階で行う回動スイッチS
W9、時間又は温度を設定するアップダウンスイッチS
WU、SWD、リセットスイッチSWR、メインテナン
ススイッチSWMを設けてある。
【0025】なお、前記スイッチSW1〜SW6、スイ
ッチSWU、SWDはいずれもタクトスイッチである。
操作盤裏部52は加熱ヒータ3、ファン4の動作を制御
する制御部を含んでおり、この制御部は図5に示すマイ
クロコンピータMを中心とするものである。このコンピ
ュータMには、図5に示すように、前面操作部51(そ
のスイッチ、表示部、発光ダイオード)が接続され、さ
らに、負荷用リレーR1、R2、R3を介して加熱ヒー
タ3、ファンモータ41、ダンパ駆動ソレノイド72、
発振器内蔵ブザーBZが接続されている。また、処理庫
本体の空気ダクト18に設置した温度検出用サーミスタ
61、62、63、64から温度情報が入力される。
【0026】コンピュータMは、次の動作をするように
構成してある。すなわち、操作部51上のスイッチSW
6(図4参照)がオンされると、LED1、LED2、
表示部DSに予め定めた時間、点滅を繰り返させ、その
後、LED1オフ、LED2オン、LEDオンにする
とともに、表示部DSに現在の庫内温度を表示させる。
この温度は4つのサーミスタで検出される温度のうち、
最高値である。ここでLEDが点灯するということ
は、当初は自動的に樹脂モードが選択されることを意味
する。かくして初期化が終了し、初期待機状態になる
と、次はモード選択処理及びスイッチSW6の再度のオ
ンを待って、庫内温度制御に移る。モード選択は、樹脂
モードを選択するなら、LEDオンの状態のままでよ
く、他のモードを選択するなら、スイッチSW2、SW
3又はSW4を押す。押されたスイッチ部分のLED
、LED又はLEDが点灯する。このモードの選
択は択一的に行える。
【0027】モード選択後、スイッチSW6のオンにて
温度制御に移ると、選択された加熱モードについて、予
め定められた時間−温度関係に従って、且つ、サーミス
タ61〜64で検出される温度のうち、最高温度をみつ
つ加熱ヒータ3を制御する。制御中、ファン4を回転さ
せ続け、排気ダンパ7を開けたままとするように、ファ
ンモータ41、ソレノイド72を制御する。なお、ダン
パ7を開くことにより、水蒸気を放出できる。
【0028】この温度制御中、スイッチSW5が押され
ると、それまでLED2が点灯し、表示部DSが温度を
表示していたときは、LED2をオフ、LED1をオン
に切り替え、表示部DSに加熱処理の残時間を表示させ
る。再びスイッチSW5が押されると、温度表示に切り
替える。制御中、再びスイッチSW6が押されると、全
体動作をリセットし、初期待機状態に戻す。
【0029】温度制御プログラムが終了すると、予め定
めた時間ブザーBZを鳴らす。ここで操作者がスイッチ
SW6を押すと、初期待機状態に戻る。本例において予
め設定されている各モードに対応する時間−温度プログ
ラムは次のとおりである。 a.樹脂モード このモードは合成樹脂食器を加熱処理するモードであ
り、図6に示すように、設定温度(目標温度)を80℃
とし、当初は、設定温度80℃より5℃低めの75℃ま
で庫内温度を立ち上げ、次いでその温度を20分間維持
して食器温度の均一化を図り、次の60分間の間に設定
温度80℃まで上昇させてその温度を維持し、次いで1
0分間の間に5℃高めの85℃まで上昇させてその温度
を維持することで消毒効果を高め、そのあと5分間かけ
て60℃まで降下させ、その温度を20分間維持する。 b.金属モード このモードは金属食器を加熱処理するモードであり、図
7に示すように、設定温度を90℃とする。金属食器の
場合、食器の温度に対する応答性が良いので、当初から
直ちに設定温度90℃まで庫内温度を立ち上げ、その後
この温度を50分間維持し、続く30分間の間にさらに
5℃高めの95℃まで上昇させてその温度を維持し、こ
れによって消毒効果を高め、その後30分間の間に60
℃まで降下させてその温度を維持する。 c.陶器モード このモードは磁器、陶器、ガラス等の陶器類食器を加熱
処理するモードであり、図8に示すように、設定温度を
100℃とする。陶器類食器は熱容量が大きいので、当
初、まず90℃まで庫内温度を立ち上げ、その後30分
間この温度を維持し、さらに30分間の間に設定温度よ
り5℃低めの95℃まで上昇させてこの温度を維持し、
これによって食器温度及び庫内温度の均一化を図り、し
かるのち30分間をかけて設定温度まで上昇させてこれ
を維持し、その後の10分間に60℃まで降下させ、さ
らに10分間その温度を維持する。 d.混合材モード このモードは合成樹脂と金属、陶器類と金属といったよ
うに、食器が混合材からなるときの加熱処理モードであ
り、図9に示すように、食器を構成する材料のうち、最
低の耐熱温度の材料に合わせて、例えば設定温度を75
℃とし、当初、該設定温度より5℃低い70℃まで庫内
温度を立ち上げ、その後40分間この温度に維持し、次
の40分間の間に設定温度まで上昇させてその温度を維
持し、さらに20分間の間に10℃高い85℃まで上昇
させてこの温度を維持し、これによって消毒を完全に行
い、その後10分間をかけて60℃まで温度降下させ、
さらに20分間該温度を維持する。
【0030】前記コンピュータMは、さらに次の動作を
するように構成してある。すなわち、マニュアル設定部
510において、図4に示すように、スライドスイッチ
SW7をニュートラル位置にある状態から、例えば最初
に上方、時間側へ切り替え、上側の回動スイッチSW8
のメモリを「1」に合わせ、次いでアップダウンスイッ
チSWU、SWDの一方又は双方を押して、且つ、表示
部DSの表示を見ながら時間T1を設定し、次いでスイ
ッチSW8のメモリを「2」に合わせ、アップダウンス
イッチを操作して2番目の時間T2を設定し、このよう
に時間を次々と設定したのち、今度はスライドスイッチ
SW7を温度側に切り替え、下側の回動スイッチSW9
をメモリ「1」に合わせ、アップダウンスイッチにより
最初の設定時間T1に対応する温度t1を設定し、次い
でスイッチSW9をメモリ「2」に合わせ、アップダウ
ンスイッチの操作により2番目の時間T2に対応する温
度t2を設定し、このように先に設定した設定時間T
1、T2、T3・・・・のそれぞれに対応する設定温度
t1、t2、t3・・・・を設定すると、例えば図10
に示すような時間−温度プログラムを記憶する。その後
スイッチSW6を押すと、この時間−温度プログラムに
従って庫内温度を制御する。なお、先に温度t1、t2
・・・・を設定し、あとで時間T1、T2・・・・を設
定することもできる。
【0031】なお、自動モード、マニュアルモードのい
ずれにおいても、スイッチSW6を押す前に、マニュア
ル設定部において上側の回動スイッチSW8をメモリ
「0」に合わせ、アップダウンスイッチにて時間TPを
設定すると、このあとスイッチSW6を押してから時間
TPの経過後(例えば図10参照)、運転スタートす
る。すなわち、タイマー予約できる。
【0032】以上説明した食器加熱処理庫によると、食
器加熱処理にあたっては、まず図2に示すように、処理
庫本体内の食器収容空間12内に食器9を入れ、しかる
のち扉2を閉じ、スイッチSW6をオンする。そのあと
自動モードで処理する場合は、食器材質に応じ、前述の
ようにモード選択スイッチSW1〜SW4を必要に応じ
押してモードを選択し、しかるのち再びスイッチSW6
を押して運転を開始する。すると、選択されたモードに
応じて予め定めた時間温度関係(図6〜図9の何れか)
に従って自動的に食器の加熱処理が行われる。また、マ
ニュアルモードで処理しようとする場合は、前述のよう
に、マニュアル設定部510においてマニュアルで時間
−温度プログラムを設定し、しかるのちスイッチSW6
を押すことによって、例えば図10に示すようなプログ
ラムで処理することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明食器加熱処理
庫によると、操作者の深い経験や熟練を要することな
く、加熱されるべき物品の材質に応じた適切な時間−温
度関係を容易に選択して該食器の加熱処理を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である食器加熱処理庫の正面
図である。
【図2】図1の処理庫の断面図である。
【図3】操作盤のスイングダウ機構を示す斜視図であ
る。
【図4】操作盤の右側蓋を開いた状態の拡大正面図であ
る。
【図5】加熱ヒータ及び空気攪拌用ファンの制御回路の
ブロック図である。
【図6】樹脂モードにおける時間−温度プログラムを示
す図である。
【図7】金属モードにおける時間−温度プログラムを示
す図である。
【図8】陶器モードにおける時間−温度プログラムを示
す図である。
【図9】混合材モードにおける時間−温度プログラムを
示す図である。
【図10】マニュアル設定による時間−温度プログラム
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 処理庫本体 2 扉 3 加熱ヒータ 4 空気攪拌ファン 5 操作盤 51 前面操作部 52 裏部 SW1 樹脂モード選択スイッチ SW2 金属モード選択スイッチ SW3 陶器モード選択スイッチ SW4 混合材モード選択スイッチ DS 表示部 SW5 時間、温度の表示切り替えスイッチ SW6 運転スタート、停止切り替えスイッチ LES1、LED2、LES、LED、LED、
LED 発光ダイオード 510 マニュアル設定部 M マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−95057(JP,A) 特開 平3−228727(JP,A) 特開 平3−212256(JP,A) 実開 平3−13960(JP,U) 実開 昭56−98159(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 39/00 A47L 19/00 A61L 2/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を加熱する加熱手段と、前記庫内に
    収容される食器の材質に応じた加熱モードを選択するた
    めの加熱モード選択手段と、前記モード選択手段にて選
    択されたモードに応じて予め定めた時間−温度関係で前
    記庫内温度を制御するように前記加熱手段を制御する制
    御部とを備えており、 前記加熱モード選択手段は、合成樹脂食器に対応する樹
    脂モード、金属食器に対応する金属モード、磁器、陶
    器、ガラス等食器に対応する陶器モード、及び混合材食
    器に対応する混合モードのいずれかを選択できるように
    構成してあり、前記制御部はそれらモード群から選択さ
    れたモードに応じて予め定めた時間−温度関係で前記庫
    内を加熱するように前記加熱手段を制御でき、 前記樹脂モードにおける庫内温度上昇についての時間−
    温度関係は、設定温度より低い目の第1温度への立ち上
    げ、第1温度の所定時間維持、第1温度から設定温度で
    ある第2温度への立ち上げ、第2温度の所定時間維持、
    第2温度からより若干高い消毒のための第3温度への立
    ち上げ、第3温度の所定時間維持というパターンを示す
    関係であることを特徴とする食器加熱処理庫。
  2. 【請求項2】 庫内を加熱する加熱手段と、前記庫内に
    収容される食器の材質に応じた加熱モードを選択するた
    めの加熱モード選択手段と、前記モード選択手段にて選
    択されたモードに応じて予め定めた時間−温度関係で前
    記庫内温度を制御するように前記加熱手段を制御する制
    御部とを備えており、 前記加熱モード選択手段は、合成樹脂食器に対応する樹
    脂モード、金属食器に対応する金属モード、磁器、陶
    器、ガラス等食器に対応する陶器モード、及び混合材食
    器に対応する混合モードのいずれかを選択できるように
    構成してあり、前記制御部はそれらモード群から選択さ
    れたモードに応じて予め定めた時間−温度関係で前記庫
    内を加熱するように前記加熱手段を制御でき、 前記金属モードにおける庫内温度上昇についての時間−
    温度関係は、設定温度である第1温度への立ち上げ、第
    1温度の所定時間維持、第1温度からより若干高い消毒
    のための第2温度への立ち上げ、第2温度の所定時間維
    持というパターンを示す関係であることを特徴とする食
    器加熱処理庫。
  3. 【請求項3】 庫内を加熱する加熱手段と、前記庫内に
    収容される食器の材 質に応じた加熱モードを選択するた
    めの加熱モード選択手段と、前記モード選択手段にて選
    択されたモードに応じて予め定めた時間−温度関係で前
    記庫内温度を制御するように前記加熱手段を制御する制
    御部とを備えており、 前記加熱モード選択手段は、合成樹脂食器に対応する樹
    脂モード、金属食器に対応する金属モード、磁器、陶
    器、ガラス等食器に対応する陶器モード、及び混合材食
    器に対応する混合モードのいずれかを選択できるように
    構成してあり、前記制御部はそれらモード群から選択さ
    れたモードに応じて予め定めた時間−温度関係で前記庫
    内を加熱するように前記加熱手段を制御でき、 前記陶器モードにおける庫内温度上昇についての時間−
    温度関係は、設定温度よりも低い第1温度への立ち上
    げ、第1温度の所定時間維持、第1温度からより高く設
    定温度よりも低い第2温度への立ち上げ、第2温度の所
    定時間維持、第2温度から設定温度である第3温度への
    立ち上げ、第3温度の所定時間維持というパターンを示
    す関係であることを特徴とする食器加熱処理庫。
  4. 【請求項4】 庫内を加熱する加熱手段と、前記庫内に
    収容される食器の材質に応じた加熱モードを選択するた
    めの加熱モード選択手段と、前記モード選択手段にて選
    択されたモードに応じて予め定めた時間−温度関係で前
    記庫内温度を制御するように前記加熱手段を制御する制
    御部とを備えており、 前記加熱モード選択手段は、合成樹脂食器に対応する樹
    脂モード、金属食器に対応する金属モード、磁器、陶
    器、ガラス等食器に対応する陶器モード、及び混合材食
    器に対応する混合モードのいずれかを選択できるように
    構成してあり、前記制御部はそれらモード群から選択さ
    れたモードに応じて予め定めた時間−温度関係で前記庫
    内を加熱するように前記加熱手段を制御でき、 前記混合モードにおける庫内温度上昇についての時間−
    温度関係は、最低耐熱温度材料にあわせた設定温度より
    低い目の第1温度への立ち上げ、第1温度の所定時間維
    持、第1温度から設定温度である第2温度への立ち上
    げ、第2温度の所定時間維持、第2温度からより若干高
    い消毒のための第3温度への立ち上げ、第3温度の所定
    時間維持というパターンを示す関係であることを特徴と
    する食器加熱処理庫。
  5. 【請求項5】 庫内温度の時間−温度関係をマニュアル
    設定するための時間 設定手段及び温度設定手段を含むマ
    ニュアル設定手段を備えている請求項1から4いずれか
    に記載の食器加熱処理庫。
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