JP3110003U - ネットフェンスの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な方法で以ってネットフェンスの疲労破壊を回避してネットフェンスの耐久性の向上が図れる、ネットフェンスの取付構造を提供すること。
【解決手段】 ネットフェンス30の縁部と平行に胴索40を緊張して配設し、ネットフェンス30の縁部と胴索40との間にヒンジ連結装置50を介在させてネットフェンス30の縁部を回動自在に連結した。
【選択図】 図2
【解決手段】 ネットフェンス30の縁部と平行に胴索40を緊張して配設し、ネットフェンス30の縁部と胴索40との間にヒンジ連結装置50を介在させてネットフェンス30の縁部を回動自在に連結した。
【選択図】 図2
Description
本考案は競技場、野球場、グラウンド等に設置されるバックネットや防球ネット等のネットフェンスを固定するネットフェンスの取付構造に関するものである。
野球場のネットフェンス施設は、所定の間隔を隔てて立設した支柱と、これらの支柱間に弛みのない状態で張設した金網製のネットフェンスとにより構成されている。
またネットフェンスの下縁の自由な変位を阻止するため、ネットフェンスの下縁の全長に亘って既設構造物に固定している。
またネットフェンスの下縁の自由な変位を阻止するため、ネットフェンスの下縁の全長に亘って既設構造物に固定している。
ネットフェンスの下縁部を強固に固定してあるため、ネットフェンスに球や強風が当たるとその都度ネット面が前後方向に揺れ動く。
ネット面の揺れは、固定したネットフェンスの下縁部に繰り返しの曲げ力として作用するため、ネットフェンスの固定部の近傍の金網素線が早期に疲労破壊を起こし易く、ネットフェンスの耐久性に問題がある。
ネット面の揺れは、固定したネットフェンスの下縁部に繰り返しの曲げ力として作用するため、ネットフェンスの固定部の近傍の金網素線が早期に疲労破壊を起こし易く、ネットフェンスの耐久性に問題がある。
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、簡易な方法で以ってネットフェンスの疲労破壊を回避してネットフェンスの耐久性の向上が図れる、ネットフェンスの取付構造を提供することにある。
本願の第1考案に係るネットフェンスの取付構造は、所定の間隔を隔てて立設した複数の支柱間に張り巡らしたネットフェンスの縁部を固定して取り付ける構造であって、ネットフェンスの縁部と平行に胴索を緊張して配設し、前記ネットフェンスの縁部を前記胴索に回動自在に連結したことを特徴とするものである。
本願の第2考案に係るネットフェンスの取付構造は、所定の間隔を隔てて立設した複数の支柱間に張り巡らしたネットフェンスの縁部を固定して取り付ける構造であって、ネットフェンスの縁部と平行に胴索を緊張して配設し、前記ネットフェンスの縁部と前記胴索との間にヒンジ連結装置を介在させてネットフェンスの縁部を回動自在に連結したことを特徴とするものである。
本願の第3考案に係るネットフェンスの取付構造は、前記第2考案において、ヒンジ連結装置がネットフェンスの縁部に一体に取り付けた縁材と、前記縁材と胴索との間を回動自在に接続する連結材とを一体に形成して構成することを特徴とするものである。
本願の第2考案に係るネットフェンスの取付構造は、所定の間隔を隔てて立設した複数の支柱間に張り巡らしたネットフェンスの縁部を固定して取り付ける構造であって、ネットフェンスの縁部と平行に胴索を緊張して配設し、前記ネットフェンスの縁部と前記胴索との間にヒンジ連結装置を介在させてネットフェンスの縁部を回動自在に連結したことを特徴とするものである。
本願の第3考案に係るネットフェンスの取付構造は、前記第2考案において、ヒンジ連結装置がネットフェンスの縁部に一体に取り付けた縁材と、前記縁材と胴索との間を回動自在に接続する連結材とを一体に形成して構成することを特徴とするものである。
本考案はネットフェンスの縁部を胴索に回動自在に連結したことにより、ネットフェンスの縁部が回動してネット面の揺れを許容することができる。
そのため、従来のようにネットフェンスの金網素線が疲労破壊を起こすことを未然に防止できて、ネットフェンスの耐久性が格段に向上する。
また簡単な構造のヒンジ連結装置を使用するだけであるから、低コストで取り付けできる。
そのため、従来のようにネットフェンスの金網素線が疲労破壊を起こすことを未然に防止できて、ネットフェンスの耐久性が格段に向上する。
また簡単な構造のヒンジ連結装置を使用するだけであるから、低コストで取り付けできる。
以下に図面を参照しながら本考案の最良の形態について説明する。
(1)ネットフェンス施設
図4に一部を省略したネットフェンス施設の下部の正面図を示す。
図示したネットフェンス施設は、従来と同様に所定の間隔を隔てて既設構造物10に立設した複数の支柱20と、支柱20間に張り巡らしたネットフェンス30とよりなる。
支柱20は鉄柱やコンクリート柱を含み、またネットフェンス30は溶接金網や菱形金網を含む。
(1)ネットフェンス施設
図4に一部を省略したネットフェンス施設の下部の正面図を示す。
図示したネットフェンス施設は、従来と同様に所定の間隔を隔てて既設構造物10に立設した複数の支柱20と、支柱20間に張り巡らしたネットフェンス30とよりなる。
支柱20は鉄柱やコンクリート柱を含み、またネットフェンス30は溶接金網や菱形金網を含む。
本考案はネットフェンス30の下縁と平行にロープ製の胴索40を緊張して配設すると共に、ネットフェンス30の下縁を前記胴索40に回動自在に連結したものである。
本例ではその連結手段としてヒンジ連結装置50を使用する場合について説明する。
本例ではその連結手段としてヒンジ連結装置50を使用する場合について説明する。
(2)ヒンジ連結装置
図1に一部を破断したヒンジ連結装置50の斜視図を示す。
ヒンジ連結装置50は、ネットフェンス30の下縁両側を覆う帯状の縁材51,51と、胴索40を既設構造物10に固定する手段と、縁材51,51及び胴索40の間を回動自在に連結する連結材52とにより構成される。
図1に一部を破断したヒンジ連結装置50の斜視図を示す。
ヒンジ連結装置50は、ネットフェンス30の下縁両側を覆う帯状の縁材51,51と、胴索40を既設構造物10に固定する手段と、縁材51,51及び胴索40の間を回動自在に連結する連結材52とにより構成される。
[縁材]
縁材51,51は一対の帯板、または断面がU字形を呈する帯板からなり、その内側にネットフェンス30の下縁を収容して、ボルト53とナット54を介して一体に取り付けられる。
縁材51,51は一対の帯板、または断面がU字形を呈する帯板からなり、その内側にネットフェンス30の下縁を収容して、ボルト53とナット54を介して一体に取り付けられる。
[胴索の固定手段]
胴索40を既設構造物10に固定する手段としては、例えば図3に示すようなUボルト55とナット54の組合体を使用できる。胴索40に外装したUボルト55を既設構造物10側に設けた固定片11に貫通させてナット54で締結することで胴索40を弛みのない緊張状態で既設構造物10に固定することが可能となる。
胴索40を既設構造物10に固定する手段としては、例えば図3に示すようなUボルト55とナット54の組合体を使用できる。胴索40に外装したUボルト55を既設構造物10側に設けた固定片11に貫通させてナット54で締結することで胴索40を弛みのない緊張状態で既設構造物10に固定することが可能となる。
[連結材]
連結材52は胴索40を収容可能な溝幅に鋼材をU字形に屈曲して形成したもので、その上部にボルト孔を有する。
連結材52はその上部を、ボルト53、ナット54を介して縁材51,51に固定する(図2参照)。
連結材52は胴索40を収容可能な溝幅に鋼材をU字形に屈曲して形成したもので、その上部にボルト孔を有する。
連結材52はその上部を、ボルト53、ナット54を介して縁材51,51に固定する(図2参照)。
(3)作用
図2に拡大して示すようにネットフェンス30の下縁は、縁材51,51と、縁材51,51及び胴索40間を接続した連結材52とにより構成するヒンジ連結装置50を介して、ネット面の貫通方向へ向けた自由な変位が拘束されている。
ここでネット面に球や強風が当たるとその都度ネット面が前後方向に揺れ動く。
ネット面の揺れは、固定したネットフェンス30の下縁部に繰り返し作用するが、ネットフェンス30はヒンジ連結装置50の連結材52が胴索40を中心に回動するだけで曲げ力として作用しない。
図2に拡大して示すようにネットフェンス30の下縁は、縁材51,51と、縁材51,51及び胴索40間を接続した連結材52とにより構成するヒンジ連結装置50を介して、ネット面の貫通方向へ向けた自由な変位が拘束されている。
ここでネット面に球や強風が当たるとその都度ネット面が前後方向に揺れ動く。
ネット面の揺れは、固定したネットフェンス30の下縁部に繰り返し作用するが、ネットフェンス30はヒンジ連結装置50の連結材52が胴索40を中心に回動するだけで曲げ力として作用しない。
すなわち、ネットフェンス30の下縁がネット面貫通方向へ向けた自由な変位を拘束した状態で、ネット面の揺れを効率よく逃がすことが可能となる。
そのため、従来のように、ネットフェンス30の固定部の近傍の金網素線が疲労破壊を起こすのを防止できる。
そのため、従来のように、ネットフェンス30の固定部の近傍の金網素線が疲労破壊を起こすのを防止できる。
尚、以上はネットフェンス30の下縁部にヒンジ連結装置50を配置した場合について説明したが、支柱10の上部間に張設した胴索40に対してヒンジ連結装置50を介してネットフェンス30の上縁部を回動自在に連結してもよい。
10・・・既設構造物
20・・・支柱
30・・・ネットフェンス
40・・・胴索
50・・・ヒンジ連結装置
51・・・縁材
52・・・連結材
53・・・ボルト
54・・・ナット
55・・・Uボルト
20・・・支柱
30・・・ネットフェンス
40・・・胴索
50・・・ヒンジ連結装置
51・・・縁材
52・・・連結材
53・・・ボルト
54・・・ナット
55・・・Uボルト
Claims (3)
- 所定の間隔を隔てて立設した複数の支柱間に張り巡らしたネットフェンスの縁部を固定して取り付ける構造であって、
ネットフェンスの縁部と平行に胴索を緊張して配設し、
前記ネットフェンスの縁部を前記胴索に回動自在に連結したことを特徴とする、
ネットフェンスの取付構造。 - 所定の間隔を隔てて立設した複数の支柱間に張り巡らしたネットフェンスの縁部を固定して取り付ける構造であって、
ネットフェンスの縁部と平行に胴索を緊張して配設し、
前記ネットフェンスの縁部と前記胴索との間にヒンジ連結装置を介在させてネットフェンスの縁部を回動自在に連結したことを特徴とする、
ネットフェンスの取付構造。 - 請求項2において、ヒンジ連結装置がネットフェンスの縁部に一体に取り付けた縁材と、前記縁材と胴索との間を回動自在に接続する連結材とを一体に形成して構成することを特徴とする、ネットフェンスの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000271U JP3110003U (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | ネットフェンスの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000271U JP3110003U (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | ネットフェンスの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3110003U true JP3110003U (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=43272564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005000271U Expired - Lifetime JP3110003U (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | ネットフェンスの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3110003U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016113862A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | 積水樹脂株式会社 | メッシュフェンス及びその組立方法 |
US11059390B2 (en) | 2019-01-25 | 2021-07-13 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Sliding device |
-
2005
- 2005-01-25 JP JP2005000271U patent/JP3110003U/ja not_active Expired - Lifetime
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