JP3109949B2 - 封筒に画像を形成する方法 - Google Patents

封筒に画像を形成する方法

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  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機,レーザ
プリンタ等の画像形成装置に使用されて一対のローラに
より搬送される封筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタ,複写機などの電
子写真,画像形成装置で使用される封筒を図11に示
す。101,102は封筒本体100の表面,裏面を構
成する一対の構成片であり、103は、封をするために
接着剤を塗るフラップ部である。
【0003】封筒には様々な大きさ、形状がある。図1
1、図13に代表的なものを示す。図11は欧米で一般
的に使用されるCOM10(米国)、DL(ヨーロッ
パ)で、フラップ部103(開口部)が長方形の長い辺
にある。一方、国内で多く使用される封筒は図13のタ
イプで、フラップ部103(開口部)が長方形の短い辺
にある。
【0004】画像形成装置で封筒をプリントする場合、
どちらの封筒も長方形の長い辺を縦方向に装置に挿入す
るのが一般的である。
【0005】また、従来の定着装置として、図12のよ
うにその信頼性の高さ等により、剛体の定着ローラ10
4と、表面が弾性体のゴムローラで成型された加圧ロー
ラ105とで構成される定着装置が広く使用されてきて
いる。そして、封筒本体100はローラ104,105
の回転により矢印方向へと挟持搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では定着器通過時に、特に図11で示したタイプの
封筒でシワが発生するという欠点があった。定着器は剛
体の定着ローラ(駆動)と、表面が弾性体のゴムローラ
で成形された加圧ローラ(従動)で構成されているの
で、封筒は表裏二枚の紙に搬送速度差が生じてシワが発
生する。シワ発生原理については後述する。
【0007】図14に、長方形の長い辺を縦方向に定着
器に挿入した場合を示す。表裏二枚の紙101、102
が、片側(フラップ部と反対側)しか固定されていない
ので、表裏二枚の搬送速度差がしだいに蓄積されて、封
筒後端にシワが発生している様子がわかる。
【0008】図12によりシワ発生の原理を説明する。
すなわち、定着ローラ102の角速度をω、構成片10
1の厚さをtとすると、構成片101の速度VP1は、 VP1=R1 ・ω=[R+(1/2)t]・ω 同様に構成片102の速度VP2は VP2=R2 ・ω=[R+(3/2)t]・ω となる。
【0009】したがって、裏面側の構成片102と表面
側の構成片101とが面方向に相対移動して、 t/[R+(2/2)t]×100(%)≒(t/R)
×100(%) だけ速く送られることとなり、封筒100の後端で送り
量の差が累積されて、構成片102がシワとなる。
【0010】例えば、封筒長200mmで紙厚0.1m
m、R=10mmの場合では、表裏の送り量の差は2m
mにも達することになる。これは、封筒の代わりに普通
紙2枚を定着ローラに挟んで搬送してその送り量の差を
調べることによっても確認することができる。
【0011】上記問題を解決するには、定着ローラ10
4の半径Rを大きくしていけばよいが、装置の大型化、
コストアップ等を招くし、無限に大きくすることもでき
ない。
【0012】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、封筒本体を一対のローラにより挟持搬送した際に、
一対の構成片の搬送量を一致させることのできる封筒を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、表裏を構成する一対の長方形のシート状構
成片を有し、少なくとも一方の長い辺が開放するように
前記一対のシート状構成片の辺同士が連結され、一方の
シート状構成片の開放された辺には折り返されて他方の
シート状構成片に重ね合わせられるフラップ部が設けら
れた封筒本体の、前記一対のシート状構成片が面方向に
相対移動することを、折り返されたフラップ部の内側に
おいて双方のシート状構成片に貼られた固定部材によっ
て防止する第1ステップと、前記封筒本体のシート状構
成片にトナー画像を形成する第2ステップと、剛性の異
なる一対のローラによりトナー画像の形成された前記封
筒本体を挟持し、加圧しながら縦方向に搬送して前記ト
ナー画像をシート状構成片に定着する第3ステップと、
よりなる封筒に画像を形成する方法である。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】一対のローラを回転して封筒本体を挟持搬送す
ると、剛性の低いほうのローラが弾性変形するため、封
筒本体は剛性の高い方のローラに密着して弧状となる。
【0019】内側に位置する構成片の角速度と外側に位
置する構成片の角速度とは異なるが、固定部材により一
対の構成片は面方向に固定されているため、一対の構成
片の搬送量は等しくなる。
【0020】また、固定部材は封筒本体から剥離するこ
とができる。
【0021】また、粘着テープの粘着力により一対の構
成片が面方向に固定される。
【0022】また、一対の摩擦部材の凹凸の係合力によ
り、一対の構成片が面方向に固定される。
【0023】また、接着剤の接着力により一対の構成片
が面方向に固定される。
【0024】
【実施例】
(実施例1)先ず、本発明の実施例1を図1,図2,図
3に基づいて説明する。図1は実施例1の封筒本体Aを
裏面から見たものである。1は剥離可能な固定部材とし
てのズレ防止テープであり、本実施例では所定の粘着面
Bを有する粘着テープを使用した。
【0025】ズレ防止テープ1は、フラップP3 の下側
(内側)に一対の構成片としての裏面P2 と表面P1
内面を固定するように貼られている。図1(B)はフラ
ップP3 を開いた状態で封筒本体Aを裏面から見たもの
で、ズレ防止テープ1の貼られ方がよくわかるように示
している。図1(C)は、封筒本体Aの展開図である。
図2は、封筒の断面図で、ズレ防止テープ1の黒く塗っ
てある面が接着面で裏面P2 と表面P1 を固定してい
る。
【0026】上記封筒本体Aを複写機の定着器で搬送し
たのが図3である。50は金属等の高剛性の定着ローラ
(駆動)、51はゴム状弾性体等の低剛性の加圧ローラ
(従動)である。
【0027】ローラ50,51の回転により、封筒本体
Aが挟持搬送される。
【0028】一対のローラ50,51を回転して封筒本
体Aを挟持搬送すると、剛性の低いほうのローラ51が
弾性変形するため、封筒本体Aは剛性の高い方のローラ
50に密着して弧状となる。
【0029】ここで、定着ローラ50の角速度をω、紙
の厚さをtとすると、表面P1 の搬送速度VP1は、 VP1=R1 ・ω=[R+(1/2)t]・ω 同様に裏面P2 の搬送速度VP2は VP2=R2 ・ω=[R+(3/2)t]・ω となる。
【0030】しかし、本発明ではズレ防止テープ1によ
り表面P1 と裏面P2 とが面方向にズレないように固定
されているため、実際の表裏面の搬送量は一致する。従
って、封筒本体Aにシワが発生することはない。この様
子を図4に示す。定着器は従来例と同様、剛体の定着ロ
ーラ(駆動)と、表面が弾性体のゴムローラで成形され
た加圧ローラ(従動)で構成されているが、本発明の効
果により封筒の表裏二枚の紙に搬送速度差が生じないの
でシワ発生が防止される。また、本発明により封筒本体
Aに形成された画像のズレや汚れもない。特に吸湿した
封筒において効果は顕著であった。
【0031】これは、従来例では問題となった表面P
1 ,裏面P2 の送り量の差をズレ防止テープでなくした
ことによるものである。プリント終了後は、ズレ防止テ
ープ1を剥がし、封筒に内容物を入れ封をすれば完了で
あり、本発明による封筒の操作性は従来品に全く劣るこ
とはない。
【0032】尚、本実施例でズレ防止テープ1である
が、これはメンティングテープ810に合成ゴム系接着
材(成分)アクリルゴム系の合成ゴムをノルマルヘキサ
ン等の有機溶剤に分散させたものを使用し、はったりは
がしたり可能にしたものである。ズレ防止テープには、
これに限るものでなく、同等品であれば使用可能なのは
もちろんである。
【0033】尚、以上の実施例では剥離可能な接着テー
プを使用したが、これに限るものでなく、表面P1 と裏
面P2 として剥離可能な接着剤、例えば3M社製スプレ
ーのり55(合成ゴム系接着剤)をぬることによっても
同様の効果を得ることができた。
【0034】(実施例2)次に、ダブルフラップタイプ
を使用した例を図5に示す。ダブルフラップタイプの特
徴は、フラップP3 だけでなく裏面P2 の上端部分の折
り返した所がもう1つのフラップP4 となっている点で
ある。
【0035】ダブルフラップの封筒本体Aは、構造が複
雑であり、前述した定着器通過時のシワ,画像のズレ,
汚れが大変発生しやすい。
【0036】しかし本発明による剥離可能なズレ防止テ
ープ1を貼り、フラップP4 を介して裏面P2 と表面P
1 を固定することにより、P2 とP1 の送り量の差をな
くしシワ,画像のズレ,汚れを完全に防止することがで
きた。
【0037】(実施例3)次に本発明の実施例3を図
6,図7を用いて説明する。なお、実施例1と共通箇所
には同一符号を付して説明を省略する。(A)は封筒の
裏面図、(B)はフラップP3 を開いた状態の裏面図で
ある。(C)はズレ防止テープ2を剥した状態の封筒の
裏面図である。
【0038】本実施例では、封筒本体AのフラップP3
部分に、封筒を最終的に封をするための粘着性の接着剤
をぬったシール部分3を設け、ズレ防止テープ2のフラ
ップ側の面2bをシール3をカバーするためのツルツル
状の離型面とし、一方反対面2aはズレ防止のための剥
離可能な接着剤面とし、2a面において封筒裏面P2
封筒表面P1 の内側を固定するようにして、この1枚の
ズレ防止テープで2つの機能をかねたことが特徴であ
る。
【0039】本実施例の効果であるが、プリント時に
は、(A)の様にフラップP3 を折り曲げてあると裏面
2 と表面P1 が固定されるため、裏面、表面の送り量
の差がなくシワ,画像のズレ,汚れの発生は防止され前
記実施例1と同様の効果がある。更にプリント終了後に
は封筒に内容物を入れズレ防止テープ2を剥すと、フラ
ップ部の粘着シール3によりワンタッチで簡単に封をす
ることができる。
【0040】また、実施例1の封筒では、高湿環境下に
おいて定着器通過時にフラップ部分の接着剤によりフラ
ップが裏面に接着されて、プリント後の封筒が開かなく
なることがあったが、本実施例の封筒では、ズレ防止テ
ープ2の効果によりそのような問題は決して発生しな
い。以上のように本実施例の封筒は実施例1の封筒より
使いやすくなっている。
【0041】(実施例4)次に、本発明の実施例4を図
8に基づいて説明する。(A)は封筒の裏面図、(B)
は展開図(内面側)、(C)は本実施例でのズレ防止部
材の断面図である。
【0042】本実施例では、封筒表面,裏面の内側にズ
レ防止部材として超薄型マジックテープ(登録商標)
4,5を設けたことが特徴である。このマジックテープ
4,5は、図14の拡大断面図に示したように長さ約5
0mm、幅約10mmで、太さ約0.1mm、高さ約
0.5mmのナイロン繊維突起による微少な凹凸を表面
に形成してあり、厚さはそれぞれ約1mmであるが、密
着したときは2枚あわせて約1.5mmでズレ力に対し
ては大きな摩擦力で反発するものである。
【0043】本実施例3でも、マジックテープの効果に
より、表面P1 と裏面P2 の送り量の差がなくなり良好
なプリントを得ることができた。これによりズレ防止部
材としては前記実施例1,2の粘着テープに限るもので
なく、ズレに対して封筒の表面,裏面を固定するもので
あれば良好な結果が得られることがわかった。
【0044】(実施例5)次に本発明の実施例5を図9
を用いて説明する。(A)は封筒の裏面図、(B)は展
開図(内面側)である。本実施例では、通常の紙接着用
の接着剤(接着剤自体は剥離不可能)を封筒内面の微少
部分6(約3mm平方角)に断片的に塗布し、表面P1
と裏面P2 を固定してあることが特徴であり、この状態
でプリントを行う。プリント終了後にこの接着剤をはが
し、内容物を封筒に入れ封をする。
【0045】本実施例では、プリント時にはP1 ,P2
が固定され送り量の差がないので、シワ,画像のズレ,
ムラの発生は防止される。更に、6の接着剤をはがす場
合においても、接着剤は微少部分にだけ塗布されている
ので封筒の損傷はほとんどなく良好な結果を得ることが
できた。
【0046】最後に本発明による封筒をプリントに使用
する画像形成装置を図10に示す。本例の画像形成装置
は電子写真プロセス利用のレーザ・プリンタである。
【0047】60はプリンタの総括符号、61はプリン
タの上フタ(プロセスカートリッジ取り出し口)、62
はプリンタ本体60に対して着脱自在のプロセスカート
リッジである。本例のプロセスカートリッジは、像担持
体としての感光ドラム63、一次帯電ローラ64、現像
器65、クリーナ66の4つのプロセス機器を包含させ
てなる。
【0048】感光体ドラム63は、例えばAl等の導電
性ドラム基体の外周面にOPC感光体層を形成したもの
であり、矢示の時計方向に本例では50mm/secの
プロセス・スピード(周速度)をもって回転駆動され
る。プリンタはA4サイブ紙で最大8枚のスループット
を有している。
【0049】一次帯電ローラ64は感光ドラム63に所
定の押圧力で押圧接触させてあり、感光ドラム63の回
転に従動して回転する。この一次帯電ローラ64に対し
て不図示の高圧電源から帯電バイアスが印加されて回転
感光ドラム63面が一様に負帯電処理される。
【0050】帯電ローラ64で一様に負帯電処理された
回転感光ドラム63面に対してレーザスキャナ67から
目的の画像情報に対応して画像変調されて出力されたレ
ーザ光による走査露光がなされて、走査露光部分の電位
が減衰して回転感光体ドラム63面に目的の画像情報に
対応して静電潜像が形成される。その静電潜像が反転現
像器のネガトナー68によりトナー像として現像され
る。69は現像スリーブである。
【0051】そしてそのトナー像が感光ドラム63と接
触転写手段としての転写ローラ70との間の転写部位に
給紙部から感光ドラム63の回転とタイミングを合せて
給送された封筒Pに対して順次に転写されていく。転写
ローラ70は感光ドラム63に対して所定の押圧力をも
って圧接されていく。転写ローラ70は感光ドラム63
に対して所定の押圧力を圧接させてあり、感光ドラム6
3とほぼ同一の周速度をもって感光ドラム63の回転に
順方向に回転しており、また不図示の高圧電源から転写
バイアスが印加される。
【0052】71は給紙部の封筒カセットであり、該カ
セット内から給紙ピックアップローラ72と分離爪との
協働で封筒Pが1枚宛給紙され、レジストローラ73に
よって同期取りされて転写部位へ給送されていく。
【0053】転写部位を通過した封筒Pは回転感光ドラ
ム63から順次に分離されて定着装置50へ搬送され、
転写トナー像の定着処理を受ける。50は定着ローラと
加圧ローラであり、封筒Pが該両ローラとのニップ部を
通過することでトナー像が封筒P面に加熱定着される。
【0054】本実施例で用いた定着装置50の定着ロー
ラ50は中空のアルミ芯金外面にフッ素樹脂層を設けた
構成で外径はφ20としている。またその中には不図示
のハロゲンヒータが配設されている。加圧ローラ51は
φ8のSUS芯金の上に肉厚6mmで低温加硫型シリコ
ーンゴム(LTV)の弾性層を形成したφ20のものを
用いた。
【0055】封筒Pに対するトナー像転写後の感光ドラ
ム63面はクリーナ66によって転写残りトナー等の付
着残留汚染物の除去を受けて清浄面化され、繰り返して
作像に供される。
【0056】以上のように封筒はプリントされるが、給
紙から定着完了まで封筒Pはいくつかのローラによって
搬送されるので封筒は所定の長さ(最大のローラ間距離
以上の長さ)が必要であり、縦方向にプリントする必要
がある。
【0057】
【発明の効果】一対のローラを回転して封筒本体を挟持
搬送すると、剛性の低いほうのローラが弾性変形するた
め、封筒本体は剛性の高い方のローラに密着して弧状と
なる。
【0058】内側に位置する構成片の角速度と外側に位
置する構成片の角速度とは異なるが、固定部材により一
対の構成片は面方向に固定されているため、一対の構成
片の搬送量は等しくなる。従ってシワが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は実施例1の封筒の平面図、
(C)は同封筒の展開図。
【図2】図1の封筒の断面図。
【図3】実施例1の封筒の搬送中の側面図。
【図4】実施例1の封筒の搬送中の斜視図。
【図5】(A),(B)は実施例2の封筒の平面図、
(C)は同封筒の断面図。
【図6】(A),(B),(C)は実施例3の封筒の平
面図、(D)は同実施例のズレ防止用テープの平面図。
【図7】図6の封筒の断面図。
【図8】(A)は実施例4の封筒の平面図、(B)は同
封筒の展開図、(C)は同実施例のズレ防止部材の側面
図。
【図9】(A)は実施例5の封筒の平面図、(B)は同
封筒の展開図。
【図10】本発明による封筒をプリントするための画像
形成装置の概略図。
【図11】(A)は従来の封筒の平面図、(B)は同封
筒の断面図。
【図12】図11の封筒の搬送中の図。
【図13】(A)は従来の封筒の平面図(国内)、
(B)は同封筒の断面図。
【図14】従来封筒の定着器通過の様子。
【符号の説明】
1 ズレ防止テープ A 封筒本体 P1 表面 P2 裏面
フロントページの続き (72)発明者 諏訪 貢一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−171651(JP,A) 特開 平5−246439(JP,A) 実開 平2−64974(JP,U) 実開 昭59−3841(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 B65D 27/00 - 27/38 B65H 37/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏を構成する一対の長方形のシート状
    構成片を有し、少なくとも一方の長い辺が開放するよう
    に前記一対のシート状構成片の辺同士が連結され、一方
    のシート状構成片の開放された辺には折り返されて他方
    のシート状構成片に重ね合わせられるフラップ部が設け
    られた封筒本体の、前記一対のシート状構成片が面方向
    に相対移動することを、折り返されたフラップ部の内側
    において双方のシート状構成片に貼られた固定部材によ
    って防止する第1ステップと、 前記封筒本体のシート状構成片にトナー画像を形成する
    第2ステップと、 剛性の異なる一対のローラによりトナー画像の形成され
    た前記封筒本体を挟持し、加圧しながら縦方向に搬送し
    て前記トナー画像をシート状構成片に定着する第3ステ
    ップと、 よりなる封筒に画像を形成する方法。
  2. 【請求項2】 前記一対のローラは封筒本体を挟持して
    加熱することを特徴とする請求項1記載の封筒に画像を
    形成する方法。
  3. 【請求項3】 前記固定部材は封筒本体から剥離可能で
    あることを特徴とする請求項1記載の封筒に画像を形成
    する方法。
  4. 【請求項4】 表裏を構成する一対の長方形のシート状
    構成片を有し、少なくとも一方の長い辺が開放するよう
    に前記一対のシート状構成片の辺同士が連結され、一方
    のシート状構成片の開放された辺には折り返されて他方
    のシート状構成片に重ね合わせられるフラップ部が設け
    られた封筒本体と、を有することを特徴とする請求項1
    記載の封筒に画像を形成する方法に用いる封筒。
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