JP2684500B2 - 封 筒 - Google Patents

封 筒

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JP2684500B2
JP2684500B2 JP34104192A JP34104192A JP2684500B2 JP 2684500 B2 JP2684500 B2 JP 2684500B2 JP 34104192 A JP34104192 A JP 34104192A JP 34104192 A JP34104192 A JP 34104192A JP 2684500 B2 JP2684500 B2 JP 2684500B2
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上 高 広 井
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訪 貢 一 諏
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機,レーザ
プリンタ等の画像形成装置に使用されて一対のローラに
より搬送される封筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタ,複写機などの電
子写真,画像形成装置で使用される封筒を図9に示す。
101,102は封筒本体100の表面,裏面を構成す
る一対の構成片であり、103は、封をするために接着
剤を塗るフラップ部である。
【0003】封筒には様々な大きさ、形状があるが、代
表的なものとしては、アメリカではCOM10,ヨーロ
ッパではDLなどがある。
【0004】また、従来の定着装置として、図10のよ
うにその信頼性の高さ等により、剛体の定着ローラ10
4と、表面が弾性体のゴムローラで成型された加圧ロー
ラ105とで構成される定着装置が広く使用されてきて
いる。そして、封筒本体100はローラ104,105
の回転により矢印方向へと挟持搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例による封筒では定着器通過時にシワが発生するとい
う欠点があった。封筒は表裏二枚の紙が定着装置で送ら
れるときに、表裏の紙の搬送速度差によってシワが発生
する。
【0006】図10によりシワ発生の原理を説明する。
すなわち、定着ローラ102の角速度をω、構成片10
1の厚さをtとすると、構成片101の速度VP1は、 VP1=R1 ・ω=[R+(1/2)t]・ω 同様に構成片102の速度VP2は VP2=R2 ・ω=[R+(3/2)t]・ω となる。
【0007】したがって、裏面側の構成片102と表面
側の構成片101とが面方向に相対移動して、 t/[R+(2/2)t]×100(%)≒(t/R)
×100(%) だけ速く送られることとなり、封筒100の後端で送り
量の差が累積されて、構成片102がシワとなる。
【0008】例えば、封筒長200mmで紙厚0.1m
m、R=10mmの場合では、表裏の送り量の差は2m
mにも達することになる。これは、封筒の代わりに普通
紙2枚を定着ローラに挟んで搬送してその送り量の差を
調べることによっても確認することができる。
【0009】上記問題を解決するには、定着ローラ10
4の半径Rを大きくしていけばよいが、装置の大型化、
コストアップ等を招くし、無限に大きくすることもでき
ない。
【0010】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、封筒本体を一対のローラにより挟持搬送した際に、
一対の構成片の搬送量を一致させることのできる封筒を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、剛性の異なる一対のローラにより挟持搬送さ
れる封筒本体を設け、該封筒本体は封筒本体の表裏を構
成する一対の構成片を有する封筒において、前記封筒本
体に、一対の構成片が面方向に相対移動することを防止
する固定部材を設けた。
【0012】前記固定部材は、封筒本体から剥離可能で
ある。
【0013】前記固定部材は、一対の構成片に貼着した
粘着テープである。
【0014】前記固定部材は、一対の構成片にそれぞれ
設けた一対の摩擦部材であり、該一対の摩擦部材は互い
に係合する凹凸を有する。
【0015】前記固定部材は、接着剤である。
【0016】
【作用】一対のローラを回転して封筒本体を挟持搬送す
ると、剛性の低いほうのローラが弾性変形するため、封
筒本体は剛性の高い方のローラに密着して弧状となる。
【0017】内側に位置する構成片の角速度と外側に位
置する構成片の角速度とは異なるが、固定部材により一
対の構成片は面方向に固定されているため、一対の構成
片の搬送量は等しくなる。
【0018】また、固定部材は封筒本体から剥離するこ
とができる。
【0019】また、粘着テープの粘着力により一対の構
成片が面方向に固定される。
【0020】また、一対の摩擦部材の凹凸の係合力によ
り、一対の構成片が面方向に固定される。
【0021】また、接着剤の接着力により一対の構成片
が面方向に固定される。
【0022】
【実施例】
(実施例1)先ず、本発明の実施例1を図1,図2,図
3に基づいて説明する。図1は実施例1の封筒本体Aを
裏面から見たものである。1は剥離可能な固定部材とし
てのズレ防止テープであり、本実施例では所定の粘着面
Bを有する粘着テープを使用した。
【0023】ズレ防止テープ1は、フラップP3 の下側
(内側)に一対の構成片としての裏面P2 と表面P1
内面を固定するように貼られている。図1(B)はフラ
ップP3 を開いた状態で封筒本体Aを裏面から見たもの
で、ズレ防止テープ1の貼られ方がよくわかるように示
している。図1(C)は、封筒本体Aの展開図である。
図2は、封筒の断面図で、ズレ防止テープ1の黒く塗っ
てある面が接着面で裏面P2 と表面P1 を固定してい
る。
【0024】上記封筒本体Aを複写機の定着器で搬送し
たのが図3である。50は金属等の高剛性の定着ロー
ラ、51はゴム状弾性体等の低剛性の加圧ローラであ
る。
【0025】ローラ50,51の回転により、封筒本体
Aが挟持搬送される。
【0026】一対のローラ50,51を回転して封筒本
体Aを挟持搬送すると、剛性の低いほうのローラ51が
弾性変形するため、封筒本体Aは剛性の高い方のローラ
50に密着して弧状となる。
【0027】ここで、定着ローラ50の角速度をω、紙
の厚さをtとすると、表面P1 の搬送速度VP1は、 VP1=R1 ・ω=[R+(1/2)t]・ω 同様に裏面P2 の搬送速度VP2は VP2=R2 ・ω=[R+(3/2)t]・ω となる。
【0028】しかし、本発明ではズレ防止テープ1によ
り表面P1 と裏面P2 とが面方向にズレないように固定
されているため、実際の搬送量は一致する。従って、封
筒本体Aにシワが発生することはない。また、封筒本体
Aに形成された画像のズレや汚れもない。特に吸湿した
封筒において効果は顕著であった。
【0029】これは、従来例では問題となった表面P
1 ,裏面P2 の送り量の差をズレ防止テープでなくした
ことによるものである。プリント終了後は、ズレ防止テ
ープ1を剥がし、封筒に内容物を入れ封をすれば完了で
あり、本発明による封筒の操作性は従来品に全く劣るこ
とはない。
【0030】尚、本実施例でズレ防止テープ1である
が、これはメンティングテープ810に合成ゴム系接着
材(成分)アクリルゴム系の合成ゴムをノルマルヘキサ
ン等の有機溶剤に分散させたものを使用し、はったりは
がしたり可能にしたものである。ズレ防止テープには、
これに限るものでなく、同等品であれば使用可能なのは
もちろんである。
【0031】尚、以上の実施例では剥離可能な接着テー
プを使用したが、これに限るものでなく、表面P1 と裏
面P2 として剥離可能な接着剤、例えば3M社製スプレ
ーのり55(合成ゴム系接着剤)をぬることによっても
同様の効果を得ることができた。 (実施例2)次に、ダブルフラップタイプを使用した例
を図4に示す。ダブルフラップタイプの特徴は、フラッ
プP3 だけでなく裏面P2 の上端部分の折り返した所が
もう1つのフラップP4 となっている点である。
【0032】ダブルフラップの封筒本体Aは、構造が複
雑であり、前述した定着器通過時のシワ,画像のズレ,
汚れが大変発生しやすい。
【0033】しかし本発明による剥離可能なズレ防止テ
ープ1を貼り、フラップP4 を介して裏面P2 と表面P
1 を固定することにより、P2 とP1 の送り量の差をな
くしシワ,画像のズレ,汚れを完全に防止することがで
きた。 (実施例3)次に本発明の実施例3を図5,図6を用い
て説明する。なお、実施例1と共通箇所には同一符号を
付して説明を省略する。(A)は封筒の裏面図、(B)
はフラップP3 を開いた状態の裏面図である。(C)は
ズレ防止テープ2を剥した状態の封筒の裏面図である。
【0034】本実施例では、封筒本体AのフラップP3
部分に、封筒を最終的に封をするための粘着性の接着剤
をぬったシール部分3を設け、ズレ防止テープ2のフラ
ップ側の面2bをシール3をカバーするためのツルツル
状の離型面とし、一方反対面2aはズレ防止のための剥
離可能な接着剤面とし、2a面において封筒裏面P2
封筒表面P1 の内側を固定するようにして、この1枚の
ズレ防止テープで2つの機能をかねたことが特徴であ
る。
【0035】本実施例の効果であるが、プリント時に
は、(A)の様にフラップP3 を折り曲げてあると裏面
2 と表面P1 が固定されるため、裏面、表面の送り量
の差がなくシワ,画像のズレ,汚れの発生は防止され前
記実施例1と同様の効果がある。更にプリント終了後に
は封筒に内容物を入れズレ防止テープ2を剥すと、フラ
ップ部の粘着シール3によりワンタッチで簡単に封をす
ることができる。
【0036】また、実施例1の封筒では、高湿環境下に
おいて定着器通過時にフラップ部分の接着剤によりフラ
ップが裏面に接着されて、プリント後の封筒が開かなく
なることがあったが、本実施例の封筒では、ズレ防止テ
ープ2の効果によりそのような問題は決して発生しな
い。以上のように本実施例の封筒は実施例1の封筒より
使いやすくなっている。 (実施例4)次に、本発明の実施例4を図7に基づいて
説明する。(A)は封筒の裏面図、(B)は展開図(内
面側)、(C)は本実施例でのズレ防止部材の断面図で
ある。
【0037】本実施例では、封筒表面,裏面の内側にズ
レ防止部材として超薄型マジックテープ(登録商標)
4,5を設けたことが特徴である。このマジックテープ
4,5は、図14の拡大断面図に示したように長さ約5
0mm、幅約10mmで、太さ約0.1mm、高さ約
0.5mmのナイロン繊維突起による微少な凹凸を表面
に形成してあり、厚さはそれぞれ約1mmであるが、密
着したときは2枚あわせて約1.5mmでズレ力に対し
ては大きな摩擦力で反発するものである。
【0038】本実施例3でも、マジックテープの効果に
より、表面P1 と裏面P2 の送り量の差がなくなり良好
なプリントを得ることができた。これによりズレ防止部
材としては前記実施例1,2の粘着テープに限るもので
なく、ズレに対して封筒の表面,裏面を固定するもので
あれば良好な結果が得られることがわかった。 (実施例5)次に本発明の実施例5を図8を用いて説明
する。(A)は封筒の裏面図、(B)は展開図(内面
側)である。本実施例では、通常の紙接着用の接着剤
(接着剤自体は剥離不可能)を封筒内面の微少部分6
(約3mm平方角)に断片的に塗布し、表面P1 と裏面
2 を固定してあることが特徴であり、この状態でプリ
ントを行う。プリント終了後にこの接着剤をはがし、内
容物を封筒に入れ封をする。
【0039】本実施例では、プリント時にはP1 ,P2
が固定され送り量の差がないので、シワ,画像のズレ,
ムラの発生は防止される。更に、6の接着剤をはがす場
合においても、接着剤は微少部分にだけ塗布されている
ので封筒の損傷はほとんどなく良好な結果を得ることが
できた。
【0040】
【発明の効果】一対のローラを回転して封筒本体を挟持
搬送すると、剛性の低いほうのローラが弾性変形するた
め、封筒本体は剛性の高い方のローラに密着して弧状と
なる。
【0041】内側に位置する構成片の角速度と外側に位
置する構成片の角速度とは異なるが、固定部材により一
対の構成片は面方向に固定されているため、一対の構成
片の搬送量は等しくなる。従ってシワが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は実施例1の封筒の平面図、
(C)は同封筒の展開図。
【図2】図1の封筒の断面図。
【図3】実施例1の封筒の搬送中の側面図。
【図4】(A),(B)は実施例2の封筒の平面図、
(C)は同封筒の断面図。
【図5】(A),(B),(C)は実施例3の封筒の平
面図、(D)は同実施例のズレ防止用テープの平面図。
【図6】図5の封筒の断面図。
【図7】(A)は実施例4の封筒の平面図、(B)は同
封筒の展開図、(C)は同実施例のズレ防止部材の側面
図。
【図8】(A)は実施例5の封筒の平面図、(B)は同
封筒の展開図。
【図9】(A)は従来の封筒の平面図、(B)は同封筒
の断面図。
【図10】図9の封筒の搬送中の図。
【符号の説明】
1 ズレ防止テープ A 封筒本体 P1 表面 P2 裏面
フロントページの続き (72)発明者 諏 訪 貢 一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社 内 (56)参考文献 特開 平5−246439(JP,A) 実開 平2−64974(JP,U) 特公 昭62−7000(JP,B2) 特公 昭56−11598(JP,B2)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性の異なる一対のローラにより挟持搬
    送される封筒本体を設け、該封筒本体は封筒本体の表裏
    を構成する一対の構成片を有する封筒において、 前記封筒本体に、一対の構成片が面方向に相対移動する
    ことを防止する固定部材を設けたことを特徴とする封
    筒。
  2. 【請求項2】 前記固定部材は、封筒本体から剥離可能
    である請求項1記載の封筒。
  3. 【請求項3】 前記固定部材は、一対の構成片に貼着し
    た粘着テープである請求項1または2記載の封筒。
  4. 【請求項4】 前記固定部材は、一対の構成片にそれぞ
    れ設けた一対の摩擦部材であり、該一対の摩擦部材は互
    いに係合する凹凸を有する請求項1または2記載の封
    筒。
  5. 【請求項5】 前記固定部材は、接着剤であることを特
    徴とする請求項1または2記載の封筒。
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