JP3109658B2 - 磁 心 - Google Patents

磁 心

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JP3109658B2
JP3109658B2 JP09111551A JP11155197A JP3109658B2 JP 3109658 B2 JP3109658 B2 JP 3109658B2 JP 09111551 A JP09111551 A JP 09111551A JP 11155197 A JP11155197 A JP 11155197A JP 3109658 B2 JP3109658 B2 JP 3109658B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば小型大容量のス
イッチング電源用トランス等のコイル装置を構成するの
に好適な磁心に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ及びその端末装置、
事務機器等の進歩に伴って、小型、軽量、薄型で大容量
のスイッチング電源が必要になっている。スイッチング
電源の小型軽量化に当っては、大きなスペース、重量を
占めるトランス、とりわけトランスを構成する磁心の軽
量、小型化が最も重要なポイントである。図9は実公昭
54ー41962号公報等で視られた従来の磁心の平面
図、図10は同じくその正面図であり、底板部1と、こ
の底板部1の中心部に立設された中脚部2と、この中脚
部2を包囲するようにして底板部の外周縁に沿って立設
された外脚部3とを、一体に連設した磁心となってい
る。外脚部3の両端は、底板部1の側端面11に連続す
る開放端部301、302となっている。外脚部3の開
放端部301ー302間に位置する底板部1の側端面1
1は平面状になっている。
【0003】上記磁心を使用してスイッチング電源用ト
ランス等を構成するには、例えば図11に示すように、
上記構造の2つの磁心A、Bを使用し、その中脚部2、
2を、コイル4を巻装したコイルボビン5に突き合わせ
嵌合して組立てる。磁心A、Bの一方を平板状のI形磁
心とした組立構造を取ることもある。51はコイル4を
巻装する巻枠部、52、53は端子台、54、55は鍔
部、56は端子台52、53の端面、6はコイルボビン
5に植設された端子である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の磁心
は、外脚部3の開放端部301、302の位置する底板
部1の側端面11が平面状になっているため、例えば磁
心またはコイルボビンが製造工程において変形した場
合、側端面11とコイルボビン5の端面56との間に僅
かの不整合が生じただけで、磁心A、Bとコイルボビン
5との間に引掛りを生じ、コイルボビン5の内部に磁心
A、Bをスムーズに挿入嵌合することができなくなるこ
とがあった。
【0005】そこで、本発明の課題は、上述する従来か
らの問題点を解決し、コイルボビンに対して確実に挿
入、嵌合し得る磁心を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、底板部と、前記底板部の一面上に立設さ
れた中脚部と、前記底板部の前記一面上において外周縁
に沿って立設された外脚部とを有する磁心であって、前
記外脚部は、前記中脚部の両側において前記底板部の側
端面上に位置する少なくとも一対の開放端部を有してお
り、前記開放端部は、前記底板部の前記側端面上に連な
る端面を有しており、 前記中脚部は、前記底板部の前記
側端面上に連なる平面状端面を有しており、前記底板部
の前記側端面及び前記開放端部の前記端面は、前記中脚
部の両側において、前記開放端部に向うにつれて後退す
る傾斜面となっていることを特徴とする。
【0007】
【作用】底板部の側端面及び開放端部の端面は、中脚部
の両側において、開放端部に向うにつれて後退する傾斜
面を有するから、中脚部の両側において、傾斜面による
逃げを確保し、磁心とコイルボビンとの間に引掛りを生
じるのを回避し、コイルボビンの内部に磁心をスムーズ
に挿入嵌合することができるようになる。また、中脚部
は、底板部の側端面上に連なる平面状端面を有している
から、中脚部2の高さを調整し、延いてはコイル装置と
しての高さを調整できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係る磁心の平面図、図2は同
じくその正面図である。図において、図9及び図10と
同一の参照符号は同一性ある構成部分を示している。間
隔を隔てて配置された2つの外脚部31、32を有して
いる。外脚部31、32は、中脚部2の両側において底
板部1の側端面11上に位置する開放端部311、32
1をそれぞれ有している。底板部1の側端面11には、
中脚部2の両側において、開放端部311、321に向
うにつれて後退する傾斜面111、112がが設けられ
ている。上述のように、底板部1の側端面11は、中脚
部2の両側において、開放端部311、321に向うに
つれて後退する傾斜面111、112を有するから、コ
イルボビンとの組合せにおいて、その端面56の位置X
に対して、角度θの逃げが生じる。このため、磁心とコ
イルボビンとの間に引掛りを生じるのを回避し、コイル
ボビンの内部に磁心をスムーズに挿入嵌合することがで
きるようになる。図示の傾斜面111、112は平面状
となっているが、弧状であってもよいし、折線状であっ
てもよい。
【0009】実施例に示す中脚部2は、円形状断面を基
本とし、その径方向の両側を、側端面11と平行する位
置で切欠いた断面形状となっている。即ち、中脚部2
は、底板部1の側端面11上に連なり、面一となる平面
状端面を有している。このような形状であると、切欠位
置の選定によって、中脚部2の高さを調整し、延いては
コイル装置としての高さを調整できる。
【0010】また、外脚部31、32は、開放端部31
1、321とは反対側の開放端部312、322が、底
板部1の他の側端面12から段差△dだけ突き出てい
る。このような構造であると、開放端部312、322
間の凹部を通してコイルを導出できるようになる。
【0011】底板部1、中脚部2及び外脚部3はその形
状、構造に関しては、種々の態様をとることができる。
その例を図3〜図8に示す。まず、図3及び図4の実施
例では、底板部1の側端面11、12の上端縁に面取部
a、b及びcを設けてある。このような面取部a〜cが
あると、フェライト材を用いて成型する場合、プレス金
型からの成型品の型離れが良好になると共に、稜角部に
おける欠けや破損の発生が防止される。また、面取部a
〜cがプレス成型圧力を面で受けるので、プレス成型圧
力が充分に行きわたるようになり、プレス圧力及び充填
密度が均一化される。このため、磁路として重要な位置
を示す底板部1の磁気特性のバラツキが防止され、性能
及び歩留りが向上する。更に、シャープ.エッジ部分が
消滅して鈍角エッジになるから、稜角部でコイル端末に
損傷を与えることがなくなり、製品の性能及び歩留りが
向上する。また、プレス金型の損傷が防止され、金型寿
命が長くなる。
【0012】次に図5及び図6の実施例では、中脚部2
の形状を、長軸方向と短軸方向とを有する形状とすると
共に、長軸方向を外脚部31、32の配置方向にとった
例を示している。長軸方向の両端縁は弧状となってい
る。このような構造であると、磁気飽和を生じさせない
断面形状を確保しつつ、中脚部2の高さを低し、小型、
薄型化を達成できる。中脚部2の両側には、傾斜面11
1、112が設けられている。
【0013】図7及び図8の実施例では、外脚部3の両
端は、底板部1の側端面11において開放された開放端
部301、302となっている。外脚部3の開放端部3
01ー302間に位置する底板部1の側端面11は傾斜
面111、112となっている。
【0014】図示は省略したが、中脚部2は断面円形状
であってもよいし、楕円形状であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、
心とコイルボビンとの間に引掛りを生じるのを回避し、
コイルボビンの内部に磁心をスムーズに挿入嵌合し得る
磁心を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁心の平面図である。
【図2】図1に示した本発明に係る磁心の正面図であ
る。
【図3】本発明に係る磁心の別の実施例における平面図
である。
【図4】図3に示した本発明に係る磁心の正面図であ
る。
【図5】本発明に係る磁心の更に別の実施例における平
面図である。
【図6】図5に示した本発明に係る磁心の更に別の実施
例における正面図である。
【図7】本発明に係る磁心の更に別の実施例における平
面図である。
【図8】図7に示した本発明に係る磁心の更に別の実施
例における正面図である。
【図9】従来の磁心の平面図である。
【図10】従来の磁心の正面図である。
【図11】図9及び図10に示した従来の磁心を用いた
コイル装置の断面図である。
【図12】図11のC1ーC1線上における断面図であ
る。
【符号の説明】
1 底板部 2 中脚部 3、31、32 外脚部 11 側端面 111、112 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/06 H01F 27/255 H01F 27/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板部と、前記底板部の一面上に立設さ
    れた中脚部と、前記底板部の前記一面上において外周縁
    に沿って立設された外脚部とを有する磁心であって、 前記外脚部は、前記中脚部の両側において前記底板部の
    側端面上に位置する少なくとも一対の開放端部を有して
    おり、前記開放端部は、前記底板部の前記側端面上に連なる端
    面を有しており、 前記中脚部は、前記底板部の前記側端面上に連なる平面
    状端面を有しており、 前記底板部の前記側端面及び前記開放端部の前記端面
    は、前記中脚部の両側において、前記開放端部に向うに
    つれて後退する傾斜面となっていることを特徴とする磁
    心。
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