JP3109656U - 真空保存缶 - Google Patents

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Abstract

【課題】 真空保存缶の提供。
【解決手段】 真空保存缶の上方に密封蓋が設けられ、蓋に収容孔と漏気孔が設けられ、収容孔内に上スリーブ、連結部品及び伸縮ゴムスリーブが挿入され、缶内の空気が抜き取られて真空状態を呈する時、該ゴムスリーブが真空作用により吸引されて圧縮状となりこれに協動されて上スリーブが上向きに収容孔外に突出し、真空状態が破壊される時、ゴムスリーブが伸縮してもとの位置に回復し、上スリーブが収容孔内に縮入し、これにより保存缶が真空状態かを判定でき、抽気管末端に多重に空気逆流を防止できる逆止め弁装置が設けられ、外部気体が抽気管を通り真空缶内に流入するのを防止し、漏気孔を被覆する部分に日付指示用のダイヤルリングが設けられ、且つダイヤルリングの中央の漏気弁が缶内物品の保存期限表示と缶内漏気機能が提供され、視覚認識と二重漏れ止め機能を具えている。
【選択図】 図2

Description

本考案は一種の真空保存缶に係り、視覚で真空状態か否かを識別でき、且つ密封蓋の抽気管内に一組の二重逆止め弁装置が設けられて空気の缶内への進入を有効に防止し、これにより視覚識別と多重逆止めの機能を具えた真空保存缶に関する。
一般家庭或いはレストランでは食品或いは物品の鮮度を保持し保存期限を延長するために真空保存缶に物品が収容され、収容物を真空状態に置いて、収容物が湿気を吸収して変質或いは腐敗するのを防止している。
図10、11に示されるように、一般に周知の真空保存缶は、缶体60、密封蓋61、及び上蓋70を具え、真空保存缶内層の密封蓋61に空気柱62が設けられ、空気柱62にバネ621、伸縮式ゴムスリーブ622、及び保護蓋623が嵌合されている。抽気装置64を利用して抽気管63を通し缶内の空気を抽出し、缶内を真空状態とした時、該ゴムスリーブ622は真空作用により圧縮状となり、反対に真空状態が破壊される時、ゴムスリーブ622に対する真空吸引作用が消失し、ゴムスリーブ622が原状に回復し並びに上蓋70の保留孔71より突出し、使用者が缶内が真空状態であるか否かを識別するのに供される。また外層の上蓋70に保留孔72が設けられ、密封蓋61の漏気孔65部分に設けられた漏気弁66を押圧して空気を缶内に進入させて缶内の真空状態を破壊して缶を開放可能とするのに供される。また上蓋70に日付が表示されたダイヤルリング73が設けられ、使用者が物品の保存期限を設定し、また明確に認識するのに供され、これにより、缶内物品の食用と保存の安全が確保される。
前述の周知の真空保存缶は、先に缶体に密封蓋を嵌合し、更に密封蓋の上方に上蓋を嵌合する必要があり、このような複数の蓋の設計は製造が面倒で製造コストをアップさせ、且つ漏気弁は簡単に漏気孔を塞ぐだけであり、漏気の心配があり、抽気装置と抽気管は簡単な逆止め弁設計が設けられているだけであり、確実に外部或いは管内空気の缶体中への進入を防止できず、缶内真空保存の機能に影響を与える。また上蓋表面のダイヤルリングと二つの保留孔の設置は、製造工程を複雑とし、複雑な表面を形成して外観を悪くする。このような数々の欠点は早急に改良される必要がある。
本考案は一種の真空保存缶を提供することを目的とし、それは、一体に抽気管を具えた密封蓋を具え、周知の二つの蓋の余分な設計を排除し、且つ密封蓋に収容孔と漏気孔が設けられ、収容孔内に連結部品を介して上スリーブ、ゴムスリーブ、底スリーブが嵌合され、ゴムスリーブに缶体の真空作用が組み合わされて上スリーブを駆動して上昇させて収容孔より突出させるか或いは収容孔内に下降させて収容し、使用者が上スリーブの位置により缶内が真空か非真空状態かを判別できる。本考案は並びに抽気管末端に一組の逆止め弁装置が設けられ、該逆止め弁装置が多重に気体の缶体内への進入を防止する機能を有して効果的に外部空気と内部残留空気の缶内への進入を遮断し、並びに日付表記用のダイヤルリングと漏気弁に同中心設置が採用されて、製造工程が簡易化され且つ視覚美観の効果を達成し、このような構造の組合せにより、缶内の真空状態を視覚識別でき且つ二重の逆止め機能を具えた真空保存缶とされる。
請求項1の考案は、缶体と密封蓋で構成され、密封蓋に抽気管と抽気装置が設けられて缶体内部の空気を抽出し、且つ密封蓋に漏気孔と収容孔が設けられて使用者が漏気孔内の漏気弁を押圧することで缶体の真空状態を解除できる真空保存缶において、
該収容孔内にスリーブと伸縮式のゴムスリーブが設けられ、該ゴムスリーブをその弾性作用を利用し缶体内部空気状態に伴い圧縮或いは伸張させてスリーブと収容孔間の相対位置関係を改変し、これにより使用者に缶体内が真空状態であるか否かを容易に判断させられ、且つ抽気管と缶体間に多重に気体進入を防止する逆止め弁装置が設けられ、空気を排出して缶体内への逆流不能とし、真空状態表示機能と真空状態確保の機能を具えたことを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の真空保存缶において、漏気弁に日付表記用のダイヤルリングが設けられ、ダイヤルリングと漏気弁が同一中心を以て設置され、製造工程を簡易化し一体性の美観を呈することを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項3の考案は、請求項1記載の真空保存缶において、密封蓋の収容孔内に連結部品により上スリーブ、ゴムスリーブ及び底スリーブが設けられ、且つ該ゴムスリーブが上スリーブ、連結部品と底スリーブの間に嵌合され、ゴムスリーブの弾性に缶体内の真空作用が組み合わされて、ゴムスリーブが圧縮或いは伸張状態を呈し、且つ上スリーブを駆動して上昇させて密封蓋の収容孔より突出させるか収容孔内に収容し、使用者に缶体内が真空状態であるか否かを容易に識別させられることを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項4の考案は、請求項3記載の真空保存缶において、連結部品が上下のネジ部と中央フランジを具え、中央フランジ部分に貫通する空気孔が設けられ、連結部品内部に一体に横向きに連結シートが設けられ、該連結シートの下方に空気柱が凸設され、該空気柱が空気孔と相互に連通することを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項5の考案は、請求項4記載の真空保存缶において、連結部品内部の連結シートと空気柱の間に嵌め溝が形成され、ゴムスリーブの嵌合位置決めに供されることを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項6の考案は、請求項3記載の真空保存缶において、上スリーブの上方に凸柱が凸設され、且つ上スリーブ底部に開口があり、上スリーブの筒縁部分に相互に対応する割り溝が設けられ、その開口底環縁部分に貫通溝が設けられ、上スリーブの二側の割り溝が連結部品内部の横向きの連結シートの位置に合わされ並びに連結部品内部に挿入されることで、上スリーブが連結部品と底スリーブの間に収容され、且つ上スリーブの底部の貫通溝がゴムスリーブ底部のリブと相互に嵌挿されて一体とされることを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項7の考案は、請求項3記載の真空保存缶において、上スリーブの上部に造形設計を有する表示部品が接続されて識別と美観の機能を達成することを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項8の考案は、請求項1記載の真空保存缶において、逆止め弁装置が出気スリーブ、逆止めゴムスリーブ、中央に凸柱を具えたスリーブシート、及び逆止め弁で構成され、スリーブシートが抽気管下方に組付けられ、スリーブシートの上方に出気スリーブが嵌合され、該出気スリーブの上方に金字塔状で開口を具えた出気ノズルが突出し、それは大気圧力下で閉合状を呈し、スリーブシートの下方開口部分に漏気弁が組付けられ、抽気装置の抽気管内で作用して缶体内部気体を抽出する時、缶内気体は逆止め弁からスリーブシートを通り、抽出される気体圧力により出気スリーブの出気ノズルが押し開かれて排出され、その後、出気ノズルが閉合状態に回復し、外部空気が進入不能とされ、且つ残余の空気が逆止めゴムスリーブと逆止め弁を通り缶体に進入不能とされて、多重に空気逆流防止の機能を達成することを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項9の考案は、請求項8記載の真空保存缶において、スリーブシートの中央に凸柱が設けられてゴムスリーブが嵌合され、凸柱外環に階層状のフランジが設けられ、且つ凸柱とフランジ底端の環座部分に複数の空気孔が設けられ、別にスリーブシートの外縁に複数のリブが設けられ、抽気管内への嵌合位置決めに供されることを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項10の考案は、請求項8記載の真空保存缶において、逆止めゴムスリーブがテーパ状を呈し、スリーブシートの凸柱に嵌合され、且つ外側環縁がスリーブシートのフランジ部分に支持され、空気抽出時に、逆止めゴムスリーブが変形し空隙を発生して空気の流通に供され、空気抽出完成後に、逆止めゴムスリーブが原状に回復し、外部空気が逆止めゴムスリーブを通過してスリーブシートの空気孔を通過不能となり、空気の逆流防止機能が達成されることを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項11の考案は、請求項8記載の真空保存缶において、スリーブシート底部の開口部分と逆止め弁の間に濾過綿が組付けられて空気濾過の機能が達成されることを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項12の考案は、請求項8記載の真空保存缶において、逆止め弁の表面に複数の上が太く下が細い空気口が配列され、逆止め弁装置が形成され、空気の缶体内への逆流を遮断することを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項13の考案は、請求項1記載の真空保存缶において、漏気弁に柱体が接続され、この柱体底部にテーパ部が設けられ、柱体のテーパ部と底縁間にパッキングが接続され、真空状態時に、該柱体が真空作用により押されて上昇し、これによりパッキングが漏気孔の底縁を被覆し、且つ柱体のテーパ部が緊密に漏気孔を封鎖し、漏気弁が下に押されると、柱体が連帯下降し、パッキングが漏気孔より離脱して空気が缶体内に進入して真空状態が解除されることを特徴とする、真空保存缶としている。
請求項14の考案は、請求項1記載の真空保存缶において、密封蓋の抽気管の管口部分に抽気ポンプが組付けられて急速抽気の機能を達成することを特徴とする、真空保存缶としている。
本考案は従来の技術と比較すると、以下のような効果を達成することができる。
1.多重逆止め効果:本考案の逆止め弁装置は、出気スリーブ、逆止めゴムスリーブ及び逆止め弁の設計により、多重の濾過隔離効果を形成し、有効に外部空気と残留空気の缶内への進入を防止し、多重逆止め機能を提供して缶内真空状態を確保できる。
2.明らかな識別効果を有する:本考案の収容孔内に嵌合された連結部品、上スリーブとゴムスリーブにより、該伸縮式ゴムスリーブが缶内の真空作用に組み合わされて上スリーブを駆動して収容孔より突出させるか或いは収容孔内に収容し、使用者が容易に缶内が真空状態か否かを識別できる。
3.製造を簡易化し製品が美観を有する:本考案によると、漏気弁と日記表記用のダイヤルリングが同中心に設置され、製造が簡易化され、且つ一体の視覚美観効果を達成する。
4.蓋の簡易化:本考案の密封蓋設計により、密封蓋と孔溝及び抽気管が一体成形され、蓋体を簡易化でき、従来の二つの蓋体を使用する欠点を排除し、製造工程を簡易化し製造コストを節約する効果を達成する。
図1から2、及び図3、4を参照されたい。本考案の真空保存缶Aは、缶体10、及び密封蓋20で構成される。該密封蓋20の内部に収容孔21と缶体10に通じる二つの抽気管23と抽気装置24が設けられ、該収容孔21内に連結部品30とゴムスリーブ37が設けられ、真空作用により缶体10内部が真空か或いは非真空状態かを表示でき、且つ該密封蓋20に漏気弁50及び日付表記用のダイヤルリング51が設けられ、食品或いは物品の保存に供される真空保存缶Aが構成される。本考案の主要な改良点は以下のとおりである。
密封蓋20の収容孔21内に上下にネジ部を具えた連結部品30が螺合され、且つその下方のネジ部33の孔径は上方のネジ部32より大きく、該連結部品30の中央フランジ31部分に貫通する空気孔311が設けられ、連結部品30の内部に一体に横向きに連結シート34が設けられ、該連結シート34の下方に空気柱35が凸設され、且つ連結シート34と空気柱35の間に嵌め溝341が形成され、該空気柱35と空気孔311は相互に貫通する。連結部品30は上方のネジ部32を以て密封蓋20の収容孔21内に螺合され、且つその下方のネジ部33が底スリーブ38に螺合され、伸縮式ゴムスリーブ37が連結部品30の下方のネジ部33内と底スリーブ38の間に嵌合され、且つ該ゴムスリーブ37が空気柱35の外部に嵌合され、並びにゴムスリーブ37の上方の凸端371が嵌め溝341内に嵌止され、強固な位置決めの機能が達成される。並びに連結部品30の上方のネジ部32内に上スリーブ36が挿入され、該上スリーブ36の上方に凸柱361が凸設され、且つ上スリーブ36の底部に開口362があり、上スリーブ36の筒縁部分に相互に対応する割り溝363が設けられ、開口362の底環縁部分に貫通溝364が設けられ、上スリーブ36がその二側の割り溝363が連結部品30内部の横向きの連結シート34の位置に合わされ並びに連結部品30内部に挿入されることで、上スリーブ36が連結部品30と底スリーブ38の間に収容され、且つ上スリーブ36の底部の貫通溝364がゴムスリーブ37底部のリブ372と相互に嵌挿されて一体とされる。
図6及び図7に示されるように、密封蓋20の二つの抽気管23の末端部分に一組の逆止め弁装置40が設けられ、該逆止め弁装置40は、出気スリーブ41、逆止めゴムスリーブ42、中央に凸柱431を具えたスリーブシート43、濾過綿44及び逆止め弁45で構成される。該出気スリーブ41の上方に金字塔状で開口412を具えた出気ノズル411が突出し、それは大気圧力下で閉合状を呈し、出気ノズル411が下から上に抽気管23底部に挿入され、出気スリーブ41の底端のフランジが抽気管23の嵌め縁231に嵌め置かれ、更にスリーブシート43が抽気管23内に挿入され、スリーブシート43側縁に設けられたリブ434が抽気管23の嵌め溝232内に嵌合され、且つ出気スリーブ41の緊迫位置決めの効果が達成される。また該スリーブシート43と凸柱431の間の環縁部分に階層状のフランジ432が形成され、該フランジ432の底部の環座部分に複数の空気孔433が設けられて気体流通に供され、並びにフランジ432部分にテーパ状の逆止めゴムスリーブ42が挿入され、逆止めゴムスリーブ42がスリーブシート43の凸柱431に嵌合され、且つ逆止めゴムスリーブ42の周囲環縁がフランジ432上に支持され、別に逆止めゴムスリーブ42の底部開口部分に濾過綿44と逆止め弁45が嵌合され、該逆止め弁45の表面に複数の上が広く下が狭い空気口451が配列され、逆止め弁設計が形成され、これにより有効に空気のその細部の通過が遮断され、空気流出後の再進入が防止される。
また、密封蓋20に漏気孔22が設けられ、漏気弁50が組付けられ、且つ漏気弁50に日付表記用のダイヤルリング51が組付けられ、該日付表記用のダイヤルリング51と漏気弁50が同じ中心軸を以て一体に設置され、これにより煩瑣な製造省略され、且つ良好な一体視覚効果を有する。そのうち、該漏気弁50は密封蓋20の内部に柱体53を具え、該柱体53の下方にテーパ部531と突出底縁532を具え、並びに柱体53のテーパ部531と突出底縁532の間にパッキング52が嵌合されている。
図3、4は本考案の異なる角度の断面図である。一般の通気状態にあって、該ゴムスリーブ37は弛んだ状態を呈し、上スリーブ36を押し広げ、上スリーブ36の凸柱361を収容孔21内部に収縮させている。また、図5及び図6に示されるように、本考案の真空状態の操作方式は、反復して抽気装置24を押し引きし、缶内の気体を抽気管23を通して缶体10より排出して缶内を真空状態とし、且つ該逆止め弁装置40の設置により、抽気時に、缶内空気は逆止め弁45、濾過綿44、スリーブシート43の空気孔433を通り、抽出される空気圧力が逆止めゴムスリーブ42を押し開いて変形させて周囲の環縁に発生した空隙より流出し、且つその空気の圧力が大気圧力を克服して出気スリーブ41の出気ノズル411を押し開き開口412を通過して抽気管23に進入し並びに排出され、缶内空気の抽出が完成した時、出気ノズル411は原状に回復し且つ大気圧力により圧縮されて閉じた状態となり、外部空気が再進入しにくくなる。また、内部の逆止めゴムスリーブ42の環縁も原状に回復してスリーブシート43のフランジ432に当接し、空気が通過不能となる。また、逆止め弁45の空気口451の逆止め弁設計により、残余の空気圧力が不足して缶内に進入不能で、多重逆止め効果を有して空気の缶内への進入を有効に防止する逆止め弁装置40設計が形成される。
且つ抽気と同時に、該ゴムスリーブ37が真空作用により吸着収縮状態を呈し、上スリーブ36を駆動して上昇させ、上スリーブ36の凸柱361が密封蓋20の収容孔21より突出し、使用者が明らかに缶体10が真空状態を呈することを識別できる。また、柱体53も真空作用を受けて上昇し、底部のテーパ部531とパッキング52が漏気孔22の底縁部分を密封し、空気を進入不能とする。漏気弁50が押圧されて柱体53が圧力を受けて下降し、テーパ部531とパッキング52が漏気孔22の底端より離脱すると、空気は柱体53のテーパ部531の上が細く下が太い設計により形成される空隙を通り缶体10内部に流入し、缶体10内の真空状態を破壊し、こうして密封蓋20が開放可能となる。ゴムスリーブ37は真空作用を受けない時はそれ自身の弾性により原状に回復し、上スリーブ36を下向きに収縮させ、且つ上スリーブ36の凸柱361を収容孔21内に縮入させ、これにより使用者は缶内が非真空状態であることを容易に判断できる。また、上スリーブ36の凸柱361に造形設計を有する表示部品39を接続することで明らかな識別と美観効果を達成できる。
また、本考案の抽気管23部分に抽気ポンプ装置が組付けられて急速抽気の効果を達成できる。
以上の装置構成により、全体構造が、真空作用を利用してゴムスリーブ37を吸着緊縮或いは弛緩させることで、上スリーブ36の凸柱361を密封蓋20の収容孔21より突出させるか収容孔21に内縮させて、使用者が容易に缶内が真空状態であるか否かを識別でき、且つ抽気管23と缶体10の接続部分に一組の逆止め弁装置40が設けられ、有効に空気を排出させて進入させず、缶体10内部の真空状態を確保でき、また漏気弁50と日付表記用のダイヤルリング51が一体設計とされて、製造が簡易化されて簡潔な視覚効果を達成するものとされる。本考案は真空状態か否かの識別機能と多重逆止め効果を提供し、また美観を有する真空保存缶Aを提供し、それは確実に実用性と新規性、進歩性を有している。
総合すると、本考案の真空保存缶は、缶内が真空状態であるか否かを容易に識別でき、且つ多重逆止め弁の逆止め弁装置により、缶内の真空状態を確保でき、また漏気弁と日付表記用のダイヤルリングが一体設計とされて、製造が簡易化されて簡潔な視覚効果を達成し、これにより真空状態か否かの容易な識別機能と美観を有する真空保存缶とされ、全体として産業上の利用性と進歩性を有し、その構造はその出願前に未公開、未使用であり、新規性を有している。なお、以上の実施例は本考案の範囲を限定するものではなく、以上の実施例の説明及び図面に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。
本考案の真空保存缶の外観図である。 本考案の真空保存缶の立体分解図である。 本考案の真空保存缶の断面図である。 本考案の真空保存缶の別角度から観た断面図である。 本考案の真空保存缶の真空状態にある時の断面図である。 本考案の抽気装置の断面図である。 本考案の逆止め弁装置の動作断面図である。 本考案の逆止め弁装置の動作断面図である。 周知の真空保存缶の立体分解図である。 周知の真空保存缶の抽気動作断面図である。 周知の真空保存缶の抽気動作断面図である。
符号の説明
A 真空保存缶
10 缶体
20 密封蓋
21 収容孔 22 漏気孔
23 抽気管 231 嵌め縁
232 嵌め溝 24 抽気装置
30 連結部品
31 フランジ 311 空気孔
32 ネジ部 33 ネジ部
34 連結シート 341 嵌め溝
35 空気柱 36 上スリーブ
361 凸柱 362 開口
363 割り溝 364 貫通溝
37 ゴムスリーブ 371 凸端
372 リブ 38 底スリーブ
39 表示部品
40 逆止め弁装置
41 出気スリーブ 411 出気ノズル
412 出気口
42 逆止めゴムスリーブ
43 スリーブシート 431 凸柱
432 フランジ 433 空気孔
434 リブ
44 濾過綿
45 逆止め弁 451 空気口
50 漏気弁
51 ダイヤルリング 52 パッキング
53 柱体 531 テーパ部
532 底縁
60 缶体
61 密封蓋 62 空気柱
621 バネ 622 ゴムスリーブ
623 保護蓋 63 抽気管
64 抽気装置 65 抽気孔
66 漏気弁
70 上蓋
71 保留孔 72 保留孔
73 ダイヤルリング

Claims (14)

  1. 缶体と密封蓋で構成され、密封蓋に抽気管と抽気装置が設けられて缶体内部の空気を抽出し、且つ密封蓋に漏気孔と収容孔が設けられて使用者が漏気孔内の漏気弁を押圧することで缶体の真空状態を解除できる真空保存缶において、
    該収容孔内にスリーブと伸縮式のゴムスリーブが設けられ、該ゴムスリーブをその弾性作用を利用し缶体内部空気状態に伴い圧縮或いは伸張させてスリーブと収容孔間の相対位置関係を改変し、これにより使用者に缶体内が真空状態であるか否かを容易に判断させられ、且つ抽気管と缶体間に多重に気体進入を防止する逆止め弁装置が設けられ、空気を排出して缶体内への逆流不能とし、真空状態表示機能と真空状態確保の機能を具えたことを特徴とする、真空保存缶。
  2. 請求項1記載の真空保存缶において、漏気弁に日付表記用のダイヤルリングが設けられ、ダイヤルリングと漏気弁が同一中心を以て設置され、製造工程を簡易化し一体性の美観を呈することを特徴とする、真空保存缶。
  3. 請求項1記載の真空保存缶において、密封蓋の収容孔内に連結部品により上スリーブ、ゴムスリーブ及び底スリーブが設けられ、且つ該ゴムスリーブが上スリーブ、連結部品と底スリーブの間に嵌合され、ゴムスリーブの弾性に缶体内の真空作用が組み合わされて、ゴムスリーブが圧縮或いは伸張状態を呈し、且つ上スリーブを駆動して上昇させて密封蓋の収容孔より突出させるか収容孔内に収容し、使用者に缶体内が真空状態であるか否かを容易に識別させられることを特徴とする、真空保存缶。
  4. 請求項3記載の真空保存缶において、連結部品が上下のネジ部と中央フランジを具え、中央フランジ部分に貫通する空気孔が設けられ、連結部品内部に一体に横向きに連結シートが設けられ、該連結シートの下方に空気柱が凸設され、該空気柱が空気孔と相互に連通することを特徴とする、真空保存缶。
  5. 請求項4記載の真空保存缶において、連結部品内部の連結シートと空気柱の間に嵌め溝が形成され、ゴムスリーブの嵌合位置決めに供されることを特徴とする、真空保存缶。
  6. 請求項3記載の真空保存缶において、上スリーブの上方に凸柱が凸設され、且つ上スリーブ底部に開口があり、上スリーブの筒縁部分に相互に対応する割り溝が設けられ、その開口底環縁部分に貫通溝が設けられ、上スリーブの二側の割り溝が連結部品内部の横向きの連結シートの位置に合わされ並びに連結部品内部に挿入されることで、上スリーブが連結部品と底スリーブの間に収容され、且つ上スリーブの底部の貫通溝がゴムスリーブ底部のリブと相互に嵌挿されて一体とされることを特徴とする、真空保存缶。
  7. 請求項3記載の真空保存缶において、上スリーブの上部に造形設計を有する表示部品が接続されて識別と美観の機能を達成することを特徴とする、真空保存缶。
  8. 請求項1記載の真空保存缶において、逆止め弁装置が出気スリーブ、逆止めゴムスリーブ、中央に凸柱を具えたスリーブシート、及び逆止め弁で構成され、スリーブシートが抽気管下方に組付けられ、スリーブシートの上方に出気スリーブが嵌合され、該出気スリーブの上方に金字塔状で開口を具えた出気ノズルが突出し、それは大気圧力下で閉合状を呈し、スリーブシートの下方開口部分に漏気弁が組付けられ、抽気装置の抽気管内で作用して缶体内部気体を抽出する時、缶内気体は逆止め弁からスリーブシートを通り、抽出される気体圧力により出気スリーブの出気ノズルが押し開かれて排出され、その後、出気ノズルが閉合状態に回復し、外部空気が進入不能とされ、且つ残余の空気が逆止めゴムスリーブと逆止め弁を通り缶体に進入不能とされて、多重に空気逆流防止の機能を達成することを特徴とする、真空保存缶。
  9. 請求項8記載の真空保存缶において、スリーブシートの中央に凸柱が設けられてゴムスリーブが嵌合され、凸柱外環に階層状のフランジが設けられ、且つ凸柱とフランジ底端の環座部分に複数の空気孔が設けられ、別にスリーブシートの外縁に複数のリブが設けられ、抽気管内への嵌合位置決めに供されることを特徴とする、真空保存缶。
  10. 請求項8記載の真空保存缶において、逆止めゴムスリーブがテーパ状を呈し、スリーブシートの凸柱に嵌合され、且つ外側環縁がスリーブシートのフランジ部分に支持され、空気抽出時に、逆止めゴムスリーブが変形し空隙を発生して空気の流通に供され、空気抽出完成後に、逆止めゴムスリーブが原状に回復し、外部空気が逆止めゴムスリーブを通過してスリーブシートの空気孔を通過不能となり、空気の逆流防止機能が達成されることを特徴とする、真空保存缶。
  11. 請求項8記載の真空保存缶において、スリーブシート底部の開口部分と逆止め弁の間に濾過綿が組付けられて空気濾過の機能が達成されることを特徴とする、真空保存缶。
  12. 請求項8記載の真空保存缶において、逆止め弁の表面に複数の上が太く下が細い空気口が配列され、逆止め弁装置が形成され、空気の缶体内への逆流を遮断することを特徴とする、真空保存缶。
  13. 請求項1記載の真空保存缶において、漏気弁に柱体が接続され、この柱体底部にテーパ部が設けられ、柱体のテーパ部と底縁間にパッキングが接続され、真空状態時に、該柱体が真空作用により押されて上昇し、これによりパッキングが漏気孔の底縁を被覆し、且つ柱体のテーパ部が緊密に漏気孔を封鎖し、漏気弁が下に押されると、柱体が連帯下降し、パッキングが漏気孔より離脱して空気が缶体内に進入して真空状態が解除されることを特徴とする、真空保存缶。
  14. 請求項1記載の真空保存缶において、密封蓋の抽気管の管口部分に抽気ポンプが組付けられて急速抽気の機能を達成することを特徴とする、真空保存缶。
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